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物語のおやつ
松本 侑子
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何に弱いってコレ(ら)に弱い。
1:食い物・料理関係
2:家モノ
3:ドール系
1は本・造形物を問わない。小さい頃買ってもらったグリコのおまけ、今でも大切に持ってる(…)けど、とりわけ好きなのがキッチン関係。ままごとモノには弱い。「ト○ザらス」行くと発狂しそうになる(笑)。欲しいモノありすぎ!!
2は1とも3ともくっつくのだが、要はお人形遊び的なモノ。リカちゃんハウスとかも好きだけど、より好きなのは「こえだちゃんと木のおうち」なんかの、小さい、コンパクトなシリーズ(代替わりしたけど、初期~中期が可愛かった。もっとも最近のシリーズの、まあ可愛くないことと言ったら↓)。
3はBarbie、Jenny の類。着せ替えモノ。最近ならピンキー! 紙でできた、昔ながらのチープなものも大好きでした。

で。今回のは、本です。題して「物語のおやつ」。
おはなしに登場する食べ物を再現したレシピと、それにまつわる軽めのエッセイ、という、よくあるタイプのものではありますが、小さい頃慣れ親しんだおはなしの、時代背景等にも言及してあり、なかなかに読ませます。でも重くないので、好きなところから、あるいは何となく開いたペエジからぱらぱら、というのもいいものです。ほどよい長さでもたれません。
定番中の定番「ぐりとぐら」のかすてらに始まり、「スプーンおばさん」のワッフル、「若草物語」のブランマンジェ、「赤毛のアン」の木いちご水。「ホッツェンプロッツ」(ドイツ)のプラム・ケーキとイギリスのプラム・ケーキの違い、「あしながおじさん」の軽やかにして爽快なる女子大生生活とレモン・ゼリィ。「ロッタちゃん」のパンケーキにはジャムを。「さむがりやのサンタ」の、日々の積み重ねこそが生活である、と物語る、仕事を終えたあとのゆったりとしたクリスマス。もちろん、登場するメニュは「クリスマス・プディング」!
その他あんなおはなしやこんな物語があれこれ取り上げられていて手元にない本を紹介されると読みたい気持ちにかられます。

子供が生まれた友人にプレゼントしました。「いつか、一緒に本を読んだり、お菓子をつくってあげて、一緒に楽しんでね」、とカードを添えて。

とりあえず、読む時は、お好きな飲み物と、軽いお菓子を用意なさるのが賢明です。読みたいやら食べたいやらで大変。ピーター・ラビットが嫌々飲んだカミツレのハーブ・ティでもいいかもしれません。気持ちが休まるらしいですから。

作家であり翻訳家でもある松本さんの楽しい一冊。
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プチシェフのためのフレンチレシピ―ホテル・リッツの子ども料理教室より
リッツエスコフィエ フランス料理学校 Jo¨elle Jolivet 貴田 奈津子
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レシピの本、ついつい買ってしまいます。I'm all thumbs! なので、活用できることはあまりないけど。
「ヴィジュアル系料理本は少女まんがだ」とはお菓子専門の料理研究家・福田里香さんのおことばですが、げに、げに! 可愛くて華やかで楽しくてシアワセなキモチにさせてくれる(とりあえず今は、読むとヘコむヘヴィな内容のまんがやダークな印象の作品のことはアタマの隅に隠して下さい…)。

食べ物にまつわる本は、たいてい何でも好きです。食卓や料理、というものが、私にとっては物質的というよりも精神的な豊かさに繋がるもの、なので。いえ、実際に美味しく楽しくたっぷり食べられるのであれば、それに越したこたありませんが。

これは、かのホテル・リッツの料理学校が制作した子供向けのフレンチ・レシピ集なのですが、素晴らしく可愛い! もう、何だってこう無駄に可愛いのかと責め立てたいほどに! なのに実用的。しかもお料理は簡単。ウマウマ♪ ぶらぼー。
子供向けではありますが、大人にも十二分に役立ちます。
すべてイラストで表現してあって、たとえば「やわらかくしたバター 大さじ10杯」必要なのであれば、バタの色をしたスプーンが10本、描かれています。オリーブ8粒ならオリーブ8個を。わかりやすい。うむ。
写真はナシ。上品でキッチュなイラストと、端的な説明文のみ。…………たまらん……(うっとり)。原書も欲しいくらい。フランス語読めないけど(をい)。

鬼のように可愛いです(すごい日本語だな…)。一時期絶版状態だったのか、「復刊ドットコム」に復刊希望が出されましたが、今は手に入ります。いや、今のうちかもしれない(脅迫)。

買うなら今のうちですぜ、ダンナ…いえ、マダム。
買い物にでかけた時、母についでに、と頼まれて、100円均一(最近この名がしっくりこないなあ!)ショップに立ち寄ることになった。ついでに何か自分で使いそうなものないかな、と物色していたら。おもちゃのコーナーで見つけた小さなままごとセットが目に止まる。

か…可愛い……。
20041216204728.jpgバッグの中にちまちまとままごとセットが入ってる、という昔から廃れないスタイル。うわー、小さい頃、こういうの、宵宮とかお祭りの出店でねだったことあるわー…。
プラスティックのバッグは透明で、内容を全部見ることができる。ものすごくいいかげんなチョイスで、ボウル乃至茶碗はあるけど皿はなし。ゴブレット風のグラスはあってもタンブラーはなし。フライパンやフライ返しはあってもカトラリー一切なし。調味料らしきボトルものが2つ入ってるけど、縮尺率が微妙に他のアイテムとかみ合わず、「これはナニか、徳用サイズか?」とさりげなく思考の海に放り投げてくれる。ジュースと思しき瓶は懐かしのファ○タを思わせる横溝が入ってる。透明なパープルの小ぶりなジャグもついている。まあ豪華♪ パスタ・ボトルにコーヒー・メーカーも加わり、果たしてどの国の家庭環境を想定しておるのかと尋ねたくなる揃いっぷり。

……素晴らしい。完璧です。

私が小さな頃にあったような、バッタモンくさいというかチープさが、未だに健在であることにある種の感動を覚える。スタイリッシュでソフィスティケイテド、じゃなくていいの! このやっす~~~~~いカンジがいいのだ!!
――はい。買ってしまいました……。
これ、絶対子供の頃なら、おでかけのたびに携帯したね! 確実! 何に使うでもないし、遊べる環境にないとしても、絶対、その「バッグ」を持ってでかけたと思う。

携帯できる状態になってる、というのがまたいい。
かなり前に、ディ○ニーもののおもちゃで、観音開きにすると物語の情景が再現できるものが売られていて、とても小さいけどちゃんと人形や小物が入ってて、すごく可愛らしかった(画像UPしたいけど、現在どこにしまったものか行方不明…)。で、それ、ケエスでもあるおもちゃ(大抵建物の形を模していたりその物語に合うようなモティフの形をしている)の上の部分に、ヒモを通せる部分があって、ペンダント風にして身につけることができるようになってた。……わかってるなあ、と思ったなあ。
子供って、持って歩きたがりませんか? おもちゃとか絵本とかぬいぐるみとか、とにかく自分のお気に入りを。持ってあるける状態、身につけられる状態にしてある、というところが何ともココロニクイ!(シンデレラ、白雪姫、ライオン・キング、アラディン、101、美女と野獣、…とにかく当時出てたヤツを片っ端から買って所有している私…↓)
冷静に考えると、ある意味おもちゃあるいは作品を子供が携行することでタダで宣伝してもらえる、という戦略が潜んでいるかも、と思わないでもないんだけど(笑。穿ち過ぎかしら~)。

出して、ミニチュア飾り用の棚にディスプレイするつもりだった。のに、未だにバッグに収まったまま部屋に置いてある。
¥100(+tax)で買えちゃうんだなあ…。昔なら、こんなので¥300~400はしてただろうに。

時々、手にとってしげしげと眺めてしまう。小さい頃を思い出しつつ。
箪笥
イム・スジョン キム・ジウン ムン・グニョン
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「開けちゃ駄目って言ったのに。」

それは記憶を封印した蓋。思い出してはならない過去。あるいは、――消せない罪。
開けてしまえば、向き合うことしか許されない。……何と? それは、多分、自分自身と。私がワタシである理由が揺らいだ時、失ったものは何なのか。

「箪笥」は療養を終えて帰宅する少女とその妹とが自宅に到着するところから始まる。長閑で美しい風景の中の、静謐さを湛えた家。
郊外にひっそり佇む一軒家。そこに住むひとつの家族。
父、そして継母。病的なまでに親密な姉妹。
妹は継母に対してつねに怯え、姉は敵対心をむき出しにする。父親だけは寡黙を貫き、争う母娘の対立にも口を挟まない。
次々に起こる奇妙な出来事。ひとならざるものの存在。
真夜中に家中を走る足音。夜ごと見る悪夢、日ごと募る不安。
扉があり窓があり、外に通じる場所がたくさんあるにも関わらずつねに閉塞感のある空間としての「家」。交わらぬ「家族」。

見終えたあと、残るものが、満足感か不満感か、それはまさにひとそれぞれになるだろう。私自身は楽しめたが。

とりあえず、これを純然たる「ホラー」作品だと思って観に行かれるのは、あまり勧めないでおいたほうがいいかと思う。ホラー要素のある、謎解きの物語、というほうが妥当な線だ。韓国の公式サイトのBBS等では異様なまでの盛り上がりを見せたらしいのだが、むべなるかな、といったところ。観るひとによって、おそらく色々な見解と解釈とが生まれる。

見終わって思うのは、いかなる場面も見逃してはならない、ということ。すべてに何らかの意味を含ませてある。しかも、伏線や物語の小物使い、演出、それらすべてがあらゆる意味を含んでいるかに思えて、どれかひとつの見解に絞り込むのがなかなかに困難なのだ。よって、各々の解釈や判断に委ねられているところも多々あり、ラストで何もかもがすっきりすっぱり明らかになることを望むひとには不向きな作品であると言えよう。わかりやすい、単純明快なカタルシス、というものが、一切ない。それ故に、何とも言えぬせつなさが残る。

韓国の古典怪談「薔花紅蓮伝(チャンファホンニョンジョン)」を下敷きにしており、映画の原題も「薔花、紅蓮(チャンファ、ホンニョン)」である。
原作は継母に虐げられ、非業の死を遂げた姉妹が亡霊となって甦り、その悪事を露見させ復讐を遂げる、という非常にわかりやすい勧善懲悪モノらしいのだが、この映画は継母と娘という図式を踏襲してはいるものの、より複雑かつ難解な物語になっている。

箪笥の中に何が入っていたのか。何故開けてはいけなかったのか。それを知りたいひとは、映画館に足を運んでみることを勧める。
私などは、一度開けてしまったにも拘わらず、もう一度開けてみたいと思っている。

「開けちゃ駄目って言ったのに。」

映像も音楽も美しい。美しい故に現れる禍々しさがある。
哀しみに彩られた禍々しさではあるが。

コミック版と文庫版も発行されているのだが、どれも映画の宣伝ポスター等に共通して用いられている。見終わると、色々深読みできて興味深い図であるとわかる。また、映画で明確にされていない点や、登場しないシーン等が小説版・コミックス版それぞれにあるらしい(小説版は映画を見終えたひと向き、かもしれない。補完版、といった感じ)。それらをさらにつなぎ合わせるとまた違う解釈が生まれてくるだろう。
こちら↓小説版。
姉妹―Two Sisters
吉村 達也
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余談だが、コミックス版は絵が稚拙過ぎて買ってまで読む気にはなれなかった。美麗かつ丁寧な絵の方に描いてもらえればもっと禍々しさとせつなさが出てよかったのに……。

手術室。

一部で「プレモ」あるいは「モビ」の愛称で親しまれているドイツ生まれのおもちゃ。日本では、大きいオトモダチ(笑)により好評かと思われます。コレクターさんも多いアイテム。

ごくフツウの、働く人々、生活するひとたちを題材に、テエマを細分化してたくさんのシリーズを世に送ってきました。
とにかくもう、可愛いの何の!!
ほどよくデフォルメされていながら、事実に忠実に再現。テエマも幅広く、歴史や Politically Correct に基づく配慮を忘れていないところも、保護者が子供たちに与えたい、と感じる要因かもしれません。1974年以来愛されているロング・セラー。

しかし。見ればみるほどイイカンジにシュールなラインナップ。実は私自身も欲しいと思っているひとつがコレ。

「手術室」

手術室、ですってよ、奥様。「病院」でも「病室」でもなく「手術室」。
オペですよ、クランケですよ、クランプにコッヘルですよ!

……すみません、取り乱しました(@上島竜兵)。

これ、……子供たちが遊ぶ時、どんな会話が交わされるのかものすごく興味があるのですが(笑)。
「汗! …だめだ、もう肺にも転移している!」
とか、やはりメディカルな会話が飛び交うのでしょうか。す、すごいな。

ライトに手術台、心電図、点滴バッグと点滴台、医師に看護士、もちろん手術を受ける患者さん、その他手術室になくてはならないものがぎっしりです(箱裏に必ず、写真による商品一覧があってちゃんと全部入ってるか、確認できるようになってる。配慮にぬかりなし! デザインとしても可愛いので、箱のまま飾るひともいるでしょう、きっと)。
小物やディテイルにこだわるのがプレモの真骨頂。細部まで手を抜かないその姿勢が素晴らしい。おまけに、昔は医療と言ったらドイツだったわけで。やはりこれは外せなかった、んでしょうか。

――しかしだな。これ、ホントに子供が使って遊んでるんだよね…?(ドイツとかアメリカとかで。日本でもいいけどさ)どんなドラマが生まれるか、和気藹々遊んでいるところを具に! 見学したい私でございます。

「白い巨塔」や「ER」のオリジナル脚本を脳内上演できるイタイヲトナな方にもオススメの逸品です。
ほかにも、「牢屋付警察署」とか「護送車」とか「金庫破り」とか、破格に面白い題材のものがわんさかあるのです。すげえ…。
いいなあ、たまらん…(うっとり)。

※でも、残念ながら大抵のお店では品切れ状態です。廃盤らしい…。稀に在庫をお持ちのお店もあるので、ねばり強く探すと見つかるかも。
ジャンク・スタイル―世界にひとつの心地よい部屋
大平 一枝
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誰に向けるでもなく、99.9%自己満足のために綴る「日報」(日記、ではない、一応)――"Daily Junks" なるBLOGのタイトルは、日々の些末なこと・モノについて語ろう、と思ってつけたもの。特別ではないし他人から見たらどうでもいい、そういう風に見えるとしても私には大切だったり愛しかったりするそういうことについて書こう、と思ってのことだった。なので、テエマは定まらず、その時の気分だけで書いている(実は別なところでホントの意味での日記をつけているので、こちらではできるだけ「私そのもの」ではなく、私から濾過されたナニカについて書く、というのが自分の中の約束事。でもって、ココは一応そのミラー・サイト〈※〉)。

※2006年2月23日現在、ブログ「Daily Junks」は「廃刊」となり存在しません。消えてから久しいというのに、今見たらまだ元のブログのアドレスにリンク貼ってあって自分でも吃驚。いかんいかん。ログはほぼこの「拠火園雑録」の中に収まっています。この記事を書いていたリアル・タイムではココはミラー・サイト扱いでした。今でも「でいりー・じゃんくす」というタイトルは気に入っていたので時々思い出して何とも言えない気分になる。ふー。以上余談。


"Junk"――通常いい意味では使われないけれど、私は好き。「特別じゃない」「高価じゃない」「洗練されてない」ことが特別だったり金額以上の価値があったりかっこよかったりする。
基準は「自分」。欲しいか、好きか、ただそれだけ。

「100年に満たない中古の家具や生活用品をジャンクという」
……帯にあるコトバ。
アンティークでもなく骨董でもない。敷居は低い。私たちサイズ。もっとずっと生活に密着した、地に足のついたモノ。慈しまれつつも、時に乱暴かつ粗雑に扱ってもなお丈夫で便利で手放せない、大切なモノ。ほんの少し手間をかけてやるだけで、歳月もなんのその。それどころか輝きを増してそこに在る。

この本の中のひとたちも、多分そうなんだろうと思う。
みんな、高価だから、レアだから、洗練されてるから、買ったり所有しているわけではない。
好きだから。気に入ったから。
ゴミ捨て場から、あるいは蚤の市で、時には譲ってもらったり。気に入るものを求めて探し回り、辿り着くまで妥協せずにやっと手に入ったものまで、手に入るまでの経過もひとそれぞれ。でも、みんな理由はどうあれ、大切にしている。

「ダメになったら捨てて、新しいのを買えばいいのよ」という、安易な考えには流されない。使い込めるだけ使い、そのモノが本当の最期を迎えるまで、何度でも繕い、修繕し、使い続ける。……ほんのちょっと前まで、みんなこうして大事に大事に、色んなモノを使い続けていたはずなのにね。

気取ったところのない、あたたかな雰囲気の写真がふんだんに掲載されていて、眺めているだけで不思議な至福感を味わえる。
そこに、モノや家、家具たちが、「自分たちのもの」になるまでのいきさつや、持ち主さんたちのエピソオドが綴られていて、あたたかさと同時に、清涼感もあります。陽射しの照りつける中の、風通しのよい昔ながらの平屋みたいに。

自らペンキを塗ったり、手直しを加えたり。本来の用途とは異なった使い方をしたって咎めるひともなく。
お金をかけるだけが豊かさを示せるわけではないのだと、しみじみと感じさせてくれる。
少しの手間や偶然や自分の「好き」に導かれて出会う、小さな、でもとても素敵な「奇跡」。

どこにでもありそうで、でも探すとなかなか見つからない。
まるで"Junk"そのもの。
けれどこの本の中は、豊かな生活で溢れかえっている。
愛されてそこに在るジャンクなものたちに満たされて。
プレイモービル 農場のお仕事ボックス 4179
プレイモービル 農場のお仕事ボックス 4179
海外研修では色んなところを訪れたのだけれど、その中に、取材を受けて全米でTV放映もされた、という大きな farm もあった。それはそれは広大で長閑なところ。

私がええかっこしいor偽善者なのかはたまた一緒に行った皆が正直なのか。あれからかなり経過しているけど、未だに悩む。

施設見学にゆく→経営者なりガイド役がいて案内してくれる→質問タイムが設けられる、というのはよくあるパターン。
見てる間、オンナノコたちは一様に喧しくそれはそれは元気にオシャベリに興じている。ガイドの話はそっちのけ。
各種プログラムは、色んな話題・色んなひと、の色んな英語、を耳にできるチャンスなわけで。自分は相手が何を言っているのか、理解出来ているだろうか。自分はどこまで今案内してもらっている施設のことがわかったか。私はそういうのが気になるし、それらをこそ見聞きしに来た、んだと思っていたのだが。オンナノコたちはどうやら違うらしい。彼女たちは、単に「観光」に来たのだ。多分。そのついでに英語を聞き、ごく稀に機会があれば話す。でもアメリカに来た理由は「英語が話せるように(略)」。

farm に居る間、彼女たちは終始文句を垂れていた。
曰く「臭い」――農場で、牧畜業も営んでおられたので当然。牛だの羊だの飼ってればある程度は仕方なかろう。
曰く「暑い」――夏だし日中だし。でも日本よりずっとマシ。気温高くても湿度がない分かなりラクな方だった。
「お前ら文句しか出ねえならけえれ!」と言ったら、多分帰ったのではないだろうか(笑)。やりかねん!
そういや、「道が舗装されてないから歩きにく~い」というのもあったなあ。そりゃあその厚底サンダル+ミニ丈ワンピじゃね。場所考えて服選ぶのもオサレの一部だと思ってたよ、私は。

一通り案内していただいたあと、小休止となる。ここで、オンナノコたちは一斉に木陰に入った。そこで楽しく談笑。……日本語と日本語と日本語が飛び交う。私は何となくそこに混じる気になれなくて、ぼんやり立ってた。

その時ぽつんと陽射しの中に居た私や木陰の皆を見つめる視線が。見ると、私たちと同年代の女の子がひとり立っていた。
ふわふわした、くすんだ肩までの黄金色の髪の両サイドを後ろでまとめ、残りの髪を風が撫でるままにしている。眼鏡がアクセントの、可愛いひとだった。
こういう時、話せなかったらどうしよう、とか、うまく話せるかわかんないわ、とか、あんまり考えない。衝動で動く。
「可愛い女の子とトモダチになろう!」……野郎か、私は↓ ……というより、何となくケモノっぽいような(…)。本能の赴くままに行動するのは控えよう、そうしよう、次は。

少しはにかんだ感じの笑顔。穏やかなひとだった。
お互いに挨拶と簡単な自己紹介を交わす。彼女はその farm に夏休みの間だけ stay しに来ているのだ、と言った。私は大学に短期間語学研修に来ていて、ここには見学に来たのだと告げる。それからは、天気のことやその farm のことについて他愛ない話、を少しばかりした。
「私ね、日本に pen pal がいてね。『ああ、日本から来たひとたちなんだなあ』って思って見てたの。私の文通相手の子も、こんな感じかな、って。色んな話を聞いてるから、私もいつか日本に行きたいなあって思ってる」
私の拙い英語を聞き取って、ちゃんと話をしてくれた。初対面だし、私の語彙では大した内容の話もできなかったけれど、彼女は終始穏やかに、かつ朗らかに話し相手になってくれた。

別れ際、写真を撮ってもらった。フィルムが切れていたとあとになってから知ったけれど(……ショックでしたとも)。
でも今でも何となく彼女のことを思い浮かべることができる。

私は誰ともつるなかったので、終始基本は個人行動。自由時間もひとりなら、食事の時もあまり無理に誰かと同じテーブルに座ろうとはしなかった(先方が同席する分には何ら問題ナシ。フツーに一緒に食事するし会話もする。でも、……やっぱイヤなタイプだなあ。鬱陶しいなあ・笑)。
そのかわり(?)、極力向こうで出会えたひとと、些細でも短くても挨拶程度でもいいからことばを交わそうとしていた。そのためにオヤを拝み倒して高額な費用出してもらったんだし。
お店に行って例えば可愛いモノを見つけても「ねえ、これさあ…」と話しかけることはできない(一緒に談笑してるハズの友人は日本で、それも病院のベッドで横たわってるときている)。
店員さんに「これ下さい」とか敢えて口に出す。
飛行機降りる時にキャビン・アテンダントに「快適なフライトでした」と言ってみる(「そうですか。ありがとうございます」との御返事が。何となく不機嫌そうに見えてたんだけど、この時はとても素晴らしい笑顔だった)。
ほぼ通い詰めになってしまった本屋の cashier のお姉さんに憶えられてしまい、本を持っていくと「また King !?」と笑われたり(毎日数冊ずつ既刊分の Stephen King の原書を買い集めていた。…読めないのになあ)。
ピッツァ買いに行ったお店ではイタリアのひとが働いていて、待ってる間ウインク攻撃に遭う(笑)。むろん日本人の得意技・「曖昧なビショー」で交わす。それにしても、本当にそれは「礼儀」なのか、イタリア男よ!(イタリア人男性が女性にあれこれもーしょんかけてくるのは「アナタは魅力的だ」という意味を込めて、「礼儀」としてやってるんだ、ときいたことがあるのですが。本当ならエライ礼儀だのう…)おまけにお互いダメ英語同士で意志の疎通ができねえよ!(笑)

頼れるひと・もたれ合えるひとが誰もいなかったから、何でも自力でやらなければいけなかった。
時々辛くもあったけど、すべていい経験になりました。

そうそう。帰りしな、farm 経営者の方がTV取材受け~の放映され~の記念につくったと思しき T-shirt を皆に一枚ずつプレゼントしてくれました。その時皆でハシャギまくったのは言うまでもありません。
現金だな、みんな…。
本の本
横山 犬男
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本当はどこにもないもの。想像上のもの。空想の産物。
架空の、モノ。誰も見たことがないもの、見ることのできぬもの。
もしそれが見られるとしたら? 触れることができるとしたら?
そのカケラを集めたものが、手に取れるとしたら?

この本は、どこにもない架空の本の表紙と、その冒頭だけが載っている、「本の本」です。懐かしさを感じさせるあたたかな色調と絵とがくどさのない甘みになって、ゆっくりゆっくり自分の中に視覚を通して染み込んでくるような気分になれる。

音楽に関係した「作品」が多くて、余計に想像力をかきたてられる。
それはどんな音楽なのか。どんな音なのか。

一部、それも冒頭しか読めない、というのもまたニクイ演出。その先はいくらでも想像/創造してゆけるわけです。
架空故に、「絶対」の終わりのないもの。
読んだひとの数だけ、続きの物語と結末が生まれる。あるいは、結末のないオハナシかもしれない。

クラフト・エヴィング商會さんの作品が好きな方にもおすすめ。
ZOJIRUSHI くまのプーさん 氷かき ハイアイス MHHA10D(EZ)
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暑いです。溶けそうです。いっそ溶けたいです。脳みそはイイカンジに溶けて機能してない気もしますが。

かき氷が食べたい。昔はよく画像のヤツみたいな、手動のかき氷製造器(?)でしゃりしゃりやって食べました。ハンドル回して氷かくの。シロップの毒々しいまでのヴィヴィッドな色まで思い出しちゃう。麦わら帽子より、アイツの行方が気になりますよ、母さん。
どこ逝っちゃったんでしょうねえ(家にあったはずなんだがなあ…)。

氷できるまでが楽しみで、氷削るのが楽しくて、シロップ選ぶのが楽しくて、完成してからがまた楽しい。練乳かけて小豆のっけるのも好き~~。

今は電動のもあるわけですが、私個人としてはイライラしつつもその手動タイプのもののほうがいいです。いや、絶対キラすんだけど(笑)。
「氷溶けるよ! 削れねえよ! 水になってくよ!」とかひとりやかましく暑さでブッチ切れながらやるだろう、とは簡単に予想つくんだけど。やはり手動でしょう!

前にちょっとした骨董屋さんで売ってた、昭和初期あたりの可愛らしい高坏風の器、まだあるかなあ。あれにこんもり氷盛って、シロップかけて、ざくざく崩しながら食べたいです。
スーパーマーケットマニア ヨーロッパ編
森井 ユカ
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森井ユカさんは粘土イラストレーター。最近ならアニメの「あたしンち」などでもその作品をお見かけすることができます(もちろん、コミックスでも。コミックスの方がより多く拝見できます。どれも可愛らしくて丁寧な仕上がり)。
でも私にとっては「可愛くてチープな雑貨を探させたらセンスを発揮しちゃう方」として最初はインプットされておりました。
それは『とっておきロンドン雑貨58』のせい。
結構前に出された本ですが、私は一目で気に入って購入(今は在庫切れらしいのが残念サイズもほぼ「スーパー…」と同じです)。スーパーやミュージアム・ショップで、さほど高価ではなくても可愛いもの・デザイン性に優れているものをめざとく見つけては購入されているようで、お土産にしても喜ばれそうな、でも決して徒に高くはないもの、を集めて写真満載で紹介された本です。
コンパクトで可愛らしいので、London へ旅行に行くという友人にプレゼントしたこともあります。「機内で観て楽しんでね」、と。

この本が出てから早数年。満を持しての登場となりました♪ 嬉しい~Vv またこういう本を出して欲しかったのよー!
題して「スーパーマーケットマニア ヨーロッパ編」。
「ヨーロッパ編」てことはこれが好評博したら「アジア編」とか「中近東編」とか「南半球編」とかあるのだろうか!?

友人とアメリカを旅した時、友人はブランドモノが大好きでそのテのお店に行きたがりましたが、私はと言えば安上がりで、スーパーやドラッグ・ストア、ミュージアム・ショップ、コンビニに行く方が燃えました。ホテル滞在ではなかったために自炊生活だったせいもあるかもしれませんが。
もう、楽しいんだもの! その土地の生活の一端が垣間見られて。でもって、お店で入れてくれるレジ袋も大事に持って帰国(笑)。ビンボーくさいなあ。でも可愛かったり味があったりでどうしても捨てられないのです。未だにある。もう何年前のものだよ↓ Barnes & Noble の作家の肖像画が入った紙袋なんかも大事にとってあったりするし(METで買った商品入れてくれた袋も…)。

チープでちょっとダサめなところが逆に可愛かったり、たかが○○なのに、というような商品が妙に洗練されたデザインだったり。売り場の隅々まで何時間もかけてじっくり見るだけで楽しい。
本屋とスーパー・コンビニの類はどれだけ居ても飽きません。
「日常」と「生活」に密着したものほど愛しい。そうでないどうでもいいものもあって、それもまた嬉しい。ジャンクなモノ大好きな私にとって、スーパーは宝の島です。

で、肝心のナカミですが、私の期待を裏切ることなく楽しませてくれました。うがあああ、欲しいもんだらけー!! どこの国のどのスーパーはこういうカンジ、デザインや品揃えにはこういう傾向があるよ、と彼女なりの評価を発表してくれてるので、それもまたどんな商品がほかにあるのかと期待させてくれる。写真も豊富、「可愛い」も豊富♪

多分、読んで困るのは旅行に行きたくなる点、でしょうねえ…。
紅茶図鑑―131ブランド800点
谷口 安弘
4537202424

自宅に友人を招く。いつもの通り、お茶と茶請けでおもてなし。
私も友人も飲むなら紅茶(というよりお茶全般)なので、私が苦労することはない。買い置きの茶葉は売るほどあるので(…)何杯おかわりを所望されようがすべて違う flavor で対応可。ミルクも用意してあるので、ストレートでもミルク・ティでも可。ハーブ・ティも中国茶もアリ。さあ、飲みなされ!

今回、Welcome Drink(というほど大したものかい!)はアイス・ティ。アール・グレイは香りがとばず華やかでよろし♪(そういえば、アール・グレイは銘柄・会社によって味がかなり違う、ということを実感させられたことがあって、私の中では爽やかで華やかなものだ、と思っていたのだけれど、一度もの凄くスモーキィな味のモノを飲んで愕然とした。その味をある紅茶好きなひとのための掲示板で「その時飲んだのは粗挽きウインナーのゆで汁のような味がした」とカキコ。そしたら「まるでソムリエのような見事な表現だ(笑)」とのレスがついた。いや、ホントに、粗挽きウインナー茹でた時の風味に似ていて、最初は茶葉が劣化しているのか!? と思った。さらにレスがついて「燻したような風味があるってことは、○○のヤツかな?」と銘柄を提示してきたんだけどそれが見事にBINGO! …ホントに、色んな会社から色んなのが出てるなあ)
私が購入しているのは「カレルチャペック紅茶店」さんのもの。こちらのアール・グレイはちょっと青臭さを感じる…かな。若々しい感じのアール・グレイ。その後もカレル茶葉のみで何杯飲んだことか……。

邪道だとは承知しているけれど、キッチンと隣り合ってるわけではないので、電気ポットのお湯を使う。そのために、2リットルは入る水差しにたっぷりと入れて部屋に置いておくのだけれど、その水差しが、最低2回は空になる。夏だし、気温が気温だから冬ほどのペエスではない(これでも)。秋~冬はよりピッチが早く4~5回汲みなおして、それを2人ですっかり飲んでしまう。……トイレ近くなりますが↓
それなりに味わって飲んではいるけれどとにかく2人とも飲む。酒だったらエライことになってるなあ…。

ちなみにお茶請けは私が用意したビスケットと、友人が持参したチーズ・ケーキでした。でもさほど大量というわけでもないのにお茶飲む速度は落ちないのよね……。ナンボほど飲むのか。
酒ならずとも「鯨飲」とはこういう時に使うべきかしら↓
Woman's Day Desserts: More Than 300 Recipes from Brownie Shortbread to Apple Sorbet to Lemon Meringue Pie
Kathy Farrell-Kingsley
0670874442

レモン・パイの「通常よくあるカタチ」はどんな状態のもの、なのでしょう? 私はうっかりアップル・パイ同様に果肉も入っているものを想像していたのですが。
某一切れがとっても大きいイタ○マにて食べてみたらば、……これはレモン・パイ? レモン・メレンゲ・パイ、とかレモン・クリィム・パイ、とかではなくて?

夏なので酸味の利いたすっきりしたパイを! と思って喜び勇んでオーダーして食べてみたら、まろやかでちょっとだけしょんぼり……。
不味くはない。不味くはないんだけど、
果肉とその果汁の酸味を味わえるのか! と期待しまくっていただけに、……ああ、残念。
酸味はオレンジなんかの比ではないだろうけど、加工次第でどうにかなるだろう、きっとレモンをスライスするかあるいはジャム状にして、それともカードかなあ、などとふくらむ妄想。
それが一気にあのまろやかさで消え去ってしまいました…。
不味くはないのよー。美味しいのよー。でも私の期待した酸味は何処へ~~~(涙)。

……レシピを検索してみるべきかしらね。
オレンジとレモンのお菓子―CITRUS BOOK
福田 里香
4579205022

オレンジとレモンのお菓子。

この本↑でも見直してみよう……。

ああ、幻のレモン・パイ……。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 エヴァジーンズ初号機モデル 32インチ
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アメリカでの「初体験」は数々あったけれど、楽しかったと言えば――乗馬と、それから、……ジーンズ、かもしれない。

ジーンズなんて誰でも穿いてるものなのだけれど、何と私は学生になるまで穿いたことがなかった(周囲にも驚かれた)。
タイトもフレアもティアードもフロント・オープン・タイプもペティコオトだって持ってたし着用していたのだが。そもそもパンツの類もほとんど所有してなかった。
動きやすい服装が望ましいこともある、と言われていたので、海外研修行きに合わせて数本購入したのだがその時ですらコットンのパンツやチノーズくらいで、ジーンズは買わなかった。
私の母が、私と同年の友人たちの御母堂よりも少々高年齢で、彼女にとってジーンズ=作業着、という図式があった。おまけに、できれば女の子には可愛いものを着てほしいなあ、と望むタイプだったこともあり、私もスカートの方をより好んだ。しかし。アメリカで1本、買うハメになってしまったのだった。

「自然公園があって、そこでは色んなスポーツを楽しめる。事前に申込が必要だから、今から希望とっておくよ」。
オーガナイザーのA氏が学生たちに挙手を願った。

スポーツ。おお、其は我が人生に馴染みのなきもの(唯一好きなのは卓球くらいかもしれない…。ラリー大好き。さーっ!!)。私に何がないといって運動能力ほど欠けているものはない。
テニス? 御冗談を。水泳? 水着ないわよ。乗馬? 馬が気の毒だわ。重いものを運ばせるなんて。

「――じゃあ、乗馬希望のひと」
ここで、谷に群れなすニョロニョロの如くに腕が空に踊った。げ。みんなじゃん!! 私は呆然とした。むろん、特に何もしない、という選択肢も残されてはいる。私はとりあえずそれを選択するのが賢明である、と答えを出した。
しかし。
「もったいないよー。みんな馬乗るんだしさ、一緒に行こうよ」
どういうわけか周囲が親切に勧めてくれる。な、何故!?
「どうする?」
気づけば視線がこちらに集中していた。
「…ハイ、デハ、ワタシモ乗馬デ…」
素晴らしいまでの自己主張の無さ。オウ、コレモ日本人ノ性!? ああ、まだ見ぬ馬よ。すまん。食うだけでも罪なのに、君たちにはさらなる過重…否、加重が!(←それは我と我が身よ、まさに)
私は決して華奢なタイプではない。……馬が、馬が~~↓(思えば、大の男を乗せてヘーキで走ってる馬もいるわけだから、何もそこまで懸念することもなかったのだが・笑)

そして、訊かれたのだ。
「ねえ、丈夫なパンツ、持ってる? ショート・パンツとかじゃダメよ。脚の内側とか擦れたり怪我したら大変でしょう?」
私はもうひとりのオーガナイザー・N女史につきそってもらい、初めてのジーンズ、を買うハメになったのであった。
黒のストレート。それが初めて足を通したジーンズだった。

さて、結果から言おう。乗馬選んで正解でした。
公園内の林の中をおよそ1時間半ほどかけて、ゆったりと馬の背で揺られながら散策するのだが、とてもいい経験だった。
濃すぎない緑の中を、ゆったりゆったり、案内人のあとに列を為して進んでゆく。時折悲鳴が響いたり笑い声が上がる。
私の馬はコーディ(Cody? Cordy? Corday? Codyかな?)。大きく逞しい牡馬。とても美しかった。
Western Style の鞍をつけられた彼の背にどうにか乗る。うわ! 高い! 短い足じゃ鐙に届かないわ! ちくそー!(ガイドさんが手助けしてくれてどうにか無理矢理。みんな各自手伝ってもらって乗ってました。コンパスにまで民族性が?)

見晴らしが最高! おまけにコーディがとても穏やかな気性で、何の不安もなくずっとのんびりした気分でいられた。
「私は、アナタを、信用してるわよー」
何度も何度も内心繰り返す。
「馬は犬と違うから、コトバで指示しても伝わらない。だから、前へ進め、の時は腹を軽く足で蹴る、それから――」
そう言われてはいたけどさ。ケモノだから感じてくれるかも、と。ムツゴロウさん気分で言い聞かせてみた。多分、届いてた、と思う。そう思うことが多分大事。ははは。

8月のカラリと晴れ上がった日に、林の中を馬に乗って散策。遠くに見える湖の水面の煌めくさまや、テニス・コートで駆け回るひとたちを眺めつつ、ゆるゆると進む。
「いやーっ、何かコワイー!!」
ああこれ、叫ぶんじゃない。馬が驚くぞ。ついでに私にとっては騒音だ(笑)。控えてくれい。鳥の囀りを、木の葉の幽かなざわめきを、消さないで頂戴。
まあ、小柄なのに気性が少々荒かったり、なかなか言うことを聞いてくれないコもいたりするわけで、私のように何ら不安を感じさせずにいてくれた馬ばかりではないからしょうがないか。
時折止まって、先頭のガイドが景観について解説してくれる。蹄の音が心地いい。時に草むらに吸い込まれて、時に石を蹴る音。

馬って綺麗だなあ、と改めて思いました。でもってタフ。眼がとても優しくて美しかった。撫でても嫌がらなかったのが嬉しかったなあ。ほかのコが乗った馬の中には、触られるのを嫌がったり、気分屋だったり、神経質なコもいたりしたんだけど。

ガイド付き、未経験者可、簡単な口頭レッスンの後、おもむろに騎乗、そのままいきなり山林の中に分け入って散策。当時これで20ドルしなかった。日本だともっと高額だろうなー。

たいへん、たいへん、有意義な時間でした。
帰国後も、黒のジーンズを穿き、数年間に渡って愛用したため今はチェストの中で休眠しています。捨てられないんだなあ。
当時の思い出もポケットにまだ少しばかり残っているかと。

ちなみに、「明日は筋肉痛間違いナシよ~~」と脅かされていたが私は一切なかった。はて? 運動不足の運動神経皆無が? ……どうやら、緊張度が高かった方が筋肉痛に悩まされた模様。それも、内腿の。「落ちたらマズイ!」「この馬コワイ!」などと思って、必要以上に脚に力が入ってしまってた、というひと。

…そんなわけで、コーディにさらなる感謝を。
さて後半戦。参ります。

51:コバルト文庫で読書感想文を書いた経験は?書きたいと思いますか?
書いたことはありません。読書感想文、かあ……。ニガテなんだよなあ。

52:それは誰のどんな作品ですか?
もう書いたことあるのが前提ですね。

53:コバルト作家さんのサイン持ってます?
いいえ、持ってません。

54:作家さんにしてみたい質問、あったらどうぞ。
氷室冴子さんに「少女小説」はもうお書きになるおつもりはないのですか、とお尋ねしたいです(涙)。

55:ときめきテレフォン、したことありますか?
大昔あった気がする。

56:どんなかんじでしたか?
作家さんが自作について色々語っていらして、ファンなら嬉しいだろうなあ、と。

57:くるりんFAXは?
あります。

58:どなたのですか?
イラストも入っていて観るのが楽しそうだから、という理由で「さいきなおこ」さん。

59:一番心に残った一文を教えてください。
……正確に憶えてないから書けないし↓

60:その本のタイトルと作家さんを教えてください。
氷室さんの「なんて素敵にジャパネスク2」か「シンデレラ迷宮」辺り。

61:自信をもって人に薦められる本のタイトルとその作家さんを教えてください。
原点だと思うし、時代年齢問わず楽しめるのでは、と思ってるのは氷室冴子さん。

62:オススメの作家さんは?その理由もお願いします。
上に同じ。あとは鳴海丈氏。今では大人向け官能時代小説家さんになってしまった観がありますが(涙)。

63:本を読むとき何か飲みますか?何を飲みますか?
季節にもよるけれど基本は紅茶。何でも飲みます。

64:この小説にはこの曲でしょう!!あったら教えてください。
友人によって「私、その曲記憶にないんだけど、何かイメージぴったりなんだって。歌ってみてくれない? 聴きたい!」とカラオケで歌わされたために記憶に残りまくっているのでそれを挙げることにします。
「炎の蜃気楼」、直江のテエマとして中森明菜「BLOND」。

65:一番好きな男性キャラは?
……あえて言うなら祭貴優(「聖痕者ユウ」シリィズより)、かも。

66:どんなところが好き?似合う曲は?
美しい少年、という所が(笑)。似合う曲? 考えたこともない……。

67:一番好きな女性キャラは?
紺野蒔子(「クララ白書」)。自称「鉈ふりのマッキー」だよ!?(笑)

68:どんなところが好き?似合う曲は?
奇天烈で豪快な所。似合う曲…何だろう、「ディエス・イレ(神の怒り)」(大笑)。

69:会ってみたいコバルト作家さんはいますか?
特には……。

70:はやく文庫に収録してほしい作品、あったら教えてください。
収録、というか、続編希望で「聖痕者ユウ」シリィズ。「暗黒のレインボー」はどうなったんだ!

71:あとがきのおもしろい作家さんを教えてください。
……? 思いつかない。だらだらだらだら長々とペエジどんだけもらえてるのよこのひと、と呆れた、今はこれまでの未完のシリィズすべて投げ出して一般向け小説を書いている作家のあとがきに辟易したことならある。

72:ここはオススメっていうファンサイトがあったら教えてください
マリみて系は何処もアツイですね、女性運営の所の方がより好みですが。

73:もっと続いてほしい完結しちゃった作品、あったら教えてください。
完結すらしてもらえない小説しか買ってなかったものですから!(怒)

74:小説の舞台になっている場所へ行ったことありますか?
一時期山形とか大変だったそうですねえ。いやはや。「コバルト作品の」、は特に無いです。

75:これは笑えるという作品を教えてください
氷室冴子「少女小説家は死なない!」。抱腹絶倒。面白すぎる。

76:じゃぁこれは泣ける、という作品は?
氷室冴子「シンデレラ迷宮」、「ジャパネスク2」。吉野君が……(涙)。

77:人に薦められたがイマイチだったという作品あったらこそっと教えてください。
特にありません。

78:このシーンがお気に入り!教えてください。
鳴海丈「薔薇のストレンジャー」における、優と愛弓(あゆみ)のキス・シーン。ものすごく美しくて今でも好き。時が止まって何も聞こえなくなるのよー!?(笑)

79:あなたがベスト・カップルだと思うのは誰と誰?(複数回答可)
祭貴優と早川愛弓。舞衣(優のパートナーで精霊〈ジン〉の姫君)には悪いけど。一度想い合ったふたりには永遠で居て欲しいのよー。

80:その二人に似合う曲を考えてください。
新居昭乃「地図をゆく雲」。愛弓が優と共には歩めないけれどずっと好きでいるだろうことを思って。

81:どれだけ貧乏になってもこの本だけは手放さないって本ありますか?
全部。コバルトだろうとそうでなかろうと。

82:好きなシリーズ(続いてても終っててもOK)教えてください。
鳴海丈「聖痕者ユウ」シリィズ。

83:こういう内容はちょっと・・・って内容ありますか?
BLは御遠慮申し上げます。

84:あなたが読む小説はどんな感じのが多いですか?(悲恋もの、アクションものなど)
ヒロインやその周辺が個性的かつ躍動感に満ちている学園もの、とか、ライト・ミステリ、ファンタシィ。

85:コバルト仲間、身近にいます?
中高生時代から買っていて未だに終わってないシリィズのために買っている友人は結構多いと見た。

86:キャラに感情移入しちゃって泣いちゃったことありますか?
感情移入、というのとはちょっと違う気がする。物語に入り込み過ぎて泣ける、という感じだと本人は思ってる。

87:これをこの人にいってほしいッて言葉あったら教えてください
思いつかない…。ああ、里見十九郎くん辺りが真顔で「……萌え~」と冗談でも呟いたら楽しそうです。

88:彼氏(彼女)にしたい人、ナンバー3教えてください。
そういう目で見られない↓

89:友達にしたい人、ナンバー5を教えてください。
福沢祐巳(「マリア様がみてる」)
佐藤聖(同上)
藤堂志摩子(同上)
桂木しのぶ(「クララ白書」)
とりあえず思い浮かんだのはこの4人。

90:家族(母親、父親、妹、弟、姉、兄)にしたい人、一人でもいいのであげてください。
妹に、小笠原祥子(「マリア様がみてる」)

91:自分に一番近いと思うキャラを教えてください。
いないいない。

92:コバルト文庫にはまってる自分をどう思いますか?
ハマってた頃の自分、になるか、私の場合。お小遣いを随分投資したものだなあ、と。

93:影響された小説、あったら教えてください。
氷室冴子さんの小説全般。

94:どんなところに影響されました?
色々なことに対する造詣の深さ、文章のテンポの良さ、キャラ設定の巧みさに憧れました。影響された点は「そういった要素が面白い作品をつくりだす要素になるのだ」と意識して創作しようという意思を持てた、という点かと。

95:いまほしいコバルト文庫、教えてください
かつて揃えそこねた、めるへんめーかーさんのイラストによる「丘の家のミッキー」の数巻(何冊かヌケてるのがある!!・涙)。

96:好きな作家さんにメッセージをどうぞ。
復活して下さい……。

97:では、好きなキャラに一言。
帰ってきて。

98:コバルト文庫、これからも読みつづけます?
終わらせてくれないあのひととかあのひとが(以下虚しいので略)。

99:心に残ってるセリフ教えてください
確か「ジャパネスク2」における瑠璃姫のモノロオグの部分。吉野の白銀の世界と相俟ってせつなかった。

100:では最後にもうひとつ。ここまで読んでくださった皆様に一言どうぞ。
お疲れ様で御座いました……。古い話ばかりなので、イマドキな皆様には「????」であったかと。申し訳ないです。
悠様提供の「コバルト好きに100の質問。」を拝借。「コバルト好き」と断言出来る程の読者でもなくなってしまったけど、過去を懐かしみつつ。

コバルト好きに100の質問。

1:お名前(ハンドルネーム)を教えてください。
紫堂水玻

2:性別を教えてください


3:いつごろインターネットに目覚めましたか?
目覚めはしないけど、利用し始めたのは~6年くらい前、か。

4:一日どのくらいネットに接続してますか?(毎日二時間、など)
時間に余裕のある時なら4~5時間。最低でも1~2時間くらいは。

5:あなたのサイトのジャンルは?
基本は書評メインですが好き放題です。

6:集英社のサイトに行ったことありますか?
あります。

7:作家さんのサイトには?
あります。

8:ファンサイトは?
あります。

9:最近読んだコバルト文庫を教えてください。
今野緒雪「マリア様がみてる」シリィズ。というより現在はこのシリィズしかまともに買ってない。何しろシリィズ乱発しては滞ってるあのひととかあのひととか(以下略)。

10:本を選ぶ基準を教えてください。
面白そうかどうか。正直コミック系の挿絵・イラストで引っ張ろうという戦術は、このトシになるともうおなかいっぱいです。昔はそれに頼らなくても面白いものがあったしね。

11:はじめて読んだ小説はコバルト文庫ですか?
いいえ。……確か学校の図書室なんかで借りた小説か、父の書斎から持ち出したものかのどちらかで、「コバルト」ではなかった気がします。

12:コバルト歴何年ですか?
答えにくい年齢にある、という事情を察してくれ。

13:本誌、買ってます?
買いません。

14:ていうか近くの図書館にあったり?
図書館にはなかったような……あまり行かないので判りません。

15:コバルト文庫のどこが好きですか?
手軽さと楽しさ、でしょうか。

16:はじめて買ったコバルト文庫は?
うわ。キッツイな(笑)。久美沙織『三時のおやつに毒薬を』だったと思う。確か。

17:その文庫、まだ手元にあります?
基本的に本を手放さないのであります。

18:本誌は何年の何号から持ってるか教えてください
一冊だけ所有してます。後藤星さんがイラスト大賞取ってデビュウなさったのを発表した号だけ。

19:月に何冊くらいコバルト文庫読みますか?
特定の作家さんの特定のシリィズが出た時に買って流し読みする程度なので、数ヶ月に1~2冊くらいです。

20:何冊家にありますか?
最低100冊はあるかもしれない。

21:同じのを買っちゃったことあります?
ありません。

22:その本どうしました?
ないので、はい。

23:一番好きなコバルト文庫はなんですか?
氷室冴子女史の作品は何だって好きだったけど、「クララ白書」「アグネス白書」のシリィズかも。

24:文庫は古本屋で買うほう?本屋で買うほう?
書店で購入します。

25:その理由を教えてください。
出た時に買わないと気が済まないタチなので。

26:はよ続きだしてくれと思う本は?
前田珠子さーん、御指名入りましたー。ナンボほど中断してるシリィズがあるのかと。若木さんも一緒のテエブルで~♪

27:電車の中でコバルト読めちゃう?
読めます。

28:ついてるしおり、どうしますか?
使ってます、フツウに。ただし、その本専用として。そのためにあるんだと思ってるし。

29:カバーはつけてもらう派?つけてもらわない派?
つけてもらいません。布製のカヴァを所有しているので。

30:何回読んでも飽きない本、教えてください。
「クララ白書」~としつこく。あと田中雅美さんの「アフタースクール王国」(高校生たちが自分たちだけでひっそりと王国を築き、それが大人たちによって崩壊させられるまでを描いていて、今でもどきどきしてしまう。佳品でした)。

31:BL(ボーイズラヴ)増えてますが、どう思いますか?
老舗のプライド捨てやがったな、と思いました。他社から人気作家引っ張ってきたり、「これで文章書きか!」みたいな作家にばんばん出させたり。せめて生え抜きを育ててからにして欲しかったし、別レエベルで出して欲しかった。

32:要らなくなった本をどうしてますか?
要らなくなる本、というものは基本的にはない、とりあえず。永遠に手元に置きます。

33:コバルト文庫がなくなったらどうしますか?
特に困ることはないです。ただ、歴史が途絶えるのは寂しい、かな。

34:アニメ、ドラマ、映画、どれでもいいから映像になってほしいと思う作品は?
別モノになっちゃヤダ、と思うほど思い入れがある作品は、して欲しくないです。

35:イラストに惹かれて買って内容に落胆したことあります?
イラストレエタアで確かに惹かれて買うこともあったけれど、よもやその作品が「コバルト」史上初、野郎同士のアレでナニなシーンで「×××」と伏せ字を使うような展開になっちまうとは思わなかったです。大笑いした。

36:買えなかった本誌、バックナンバーで手に入れたことありますか?
ありません。

37:カレンダー応募したことあります?当たりました?
応募したことがありません。

38:本誌のアンケートに答えたことは?
ありません。

39:作家さん、またはイラストレーターの方にファンレターを送ったことあります?
ありません。

40:コバルト・イラスト大賞に応募した経験は?応募したいと思います?
…………あります。一次予選通過して吃驚しました。よく通ったなあ……。いや、そりゃ頑張って描きはしたんですが、努力と結果は合致するとは限らないですから(しかも受験生の時に。友人に呆れられた)。

41:では、ノベル大賞は?
ありません。ネタはある、んですけども。

42:コバルト本誌の値段、高いと思います?
買わないから何とも言いようが……。

43:作家になろうって思ったことありますか?
血迷ってつい、ってことは。はい。

44:月に何円くらいコバルト関連にお金をかけるか教えてください。その内訳も。
半年で文庫を1~3冊くらい。自分的最盛期には毎月2~3冊は購入してました。

45:コバルト文庫、人に貸せますか?
貸してくれ、というひとがいませんので……。そもそも書籍の貸し借りはほとんどしないです。

46:人に貸して戻ってきてないものあります?
いえ、ありません。

47:じゃぁお風呂でコバルト文庫読めますか?
いかなる本であっても出来ません。ふやけるのは厭です。

48:本誌、すみからすみまで舐めるように読んだりします?
そうでもないかも。場合によります。

49:それとも読みたいものだけ読むほうですか?
時間を置いてからまたふと手に取ったりして、結局は全部読んでるかも。

50:いま本誌に連載中の小説で、終ってほしくないものがあったら教えてください。
どんな作品であれ、綺麗に終わってくれる方が嬉しいです。

さて。とりあえず半分まで到達。あと半分はまた別の日にトライ。興味のある方のみいずれ読んでやって下さい。
すべての女は痩せすぎである
姫野 カオルコ
408747710X

「本当に美しいひとは、どういうわけか強固にその『事実』を否定する」
と、何かで読んだのだが、…何で読んだんだろう? 思い出せない。美貌に恵まれ、多数のひとが美しい、と思うひとに限って、本人はそれを強固に否定する、らしいです。心理学的にもそういう説があるとかないとか…。でも何となくそうかもなあ、と。
美しい、という「事実」(暫定の、だけど)を持つ本人がそれを「あえて」「わざわざ」認める必要がない、と言えばないもの。自分に言い聞かせる必要もなく、他人にコトバで示す必要もなく。
「事実」として本人がそこに在るのだから、説明もひけらかしも必要ない。存在そのものが主張であるし、あえて言う必要も認める必要もない、のだろう、と推察する。
逆に、「私は美しい」と声高に叫ぶ、あるいは主張したがる、というのは、そうするとある種の劣等感の故なのだろうか?(ちなみに私は非常に傲慢な質の人間であるために、自分を「ありふれたブス」だと思っている。他人からすれば「驚くべき」「とんでもなく」「どうしようもなく」ブスであるかもしれぬ、というのにだ。でも気が小さいので、「ブス」という事実を曲げるつもりはない。何故なら曲げられもしないからだ・涙)

しかしだ。何を以てそれを「美しい」と言わしめるのか?

今大好きな姫野カオルコ氏の本を読んでいる。相変わらずの姫野節炸裂よ。面白いわ。楽しいわ。
男女問わず聡明なひとっていいなあ。好き。彼女はどこまでもどこまでも「論理」で語る。いや、何も「情緒」が欠落しているわけではない。
ただ、「だって~なんだもん!」的ゴマカシがないだけである。彼女なりの思考・論理を以て言わんとするところを述べるのだ。そこがまず素晴らしい。しかも独創性に満ちている。

「美人とは?」と問い、「そんなものはこの世には居ない」と彼女は「ごく当たり前の」答えを出すが、回答に至るまでの思考の過程を明示してくれるのだ。それがわかりやすい。実に。
「美しさ」とは何か、世の男性の、あるいは女性の思い込みや「数字マジック」の霊験あらたかさについて軽妙に語る。

彼女は滋賀の御出身。関西の血がそうさせるのか、つねに読者を楽しませることを心がけておられることが文章の端々から見て取れる(私などは爆笑させていただいてます)。
娯楽性と華麗なる文章の競演。素晴らしいわ。楽しいわ。

今読んでいる『すべての女は痩せすぎである』。目からウロコが落ちるような珠玉のエッセイがぎっちり。
ダイエット本などではございませんのでそのおつもりで。

性別年齢問わず、あまねく方に読んで頂きとう存じます。

あっちこっちピンキーストリート
4894253402

「ピンキー」、何だかじわじわと人気が上昇しているよーで、あれこれ書籍(大抵おまけで「ピンキー」の新作付♪)もばかすか出ている。……の割に、これぞ! という「決定打」みたいな本、てのがまだ出てないのが残念なトコロ。

これはやはりおまけというか「ピンキー」目当てで購入。スカジャンと表情がイイカンジ♪ スカジャンというアイテム、こんなにも可愛く着こなせるのねー、とか、妙な関心までしちゃってるし(現実にこうも可愛く着こなせるものだろうか? なかなか微妙だと思うぞ)。

これはペエパア・クラフトで「ピンキー」のためのジオラマ背景をつくっちゃいましょう、という本。よって、自分で切り抜いて貼り付けて組み立てて、をやらなくちゃいけないand/orやれる、というもの。私はもう眺めてるだけで十分です。てゆーかですね、一度組み立てちゃったら何処にどう仕舞うのか、と考えちゃう訳ですよ。そうしたら、……組み立てらんねっつの。

「ピンキー」の服のヴァリエが増えてきて、ちょっと嬉しい。そっちのヨロコビのが大、だな。まずは。でも、本そのものも楽しいです。眺めてるだけで。ああ、こんな風にして楽しむのもいいなあ、とか想像が膨らんで。色んな食玩とかと組み合わせてもいいなあ、とか、こんな風に舞台つくって撮影したい、とか、夢が広がるし。

「1」と銘打たれていても続かないのがカナシイところ。無理にナンバリングなんてしなきゃ期待しないのにー!!(多分、原型つくるぴんきーぱぱの仕事が追いつかないから第2第3弾と出せないんだろう、という邪推というか正しい推測も抱いてはいるが)

とりあえずここのところラッシュで嬉しい…けど経済的に苦しくてまいっちんぐで御座います。ふー。
ふとTV観てたら思い出した。
高校時代のこと。英語の時間に先生が言った。
「隣のひととと2人で組んで、今から黒板に書くイディオム使って英作文つくってねー。それ、回収して見せてもらうからね」。
課題は "even if" だった。皆でそれぞれに考え始める。それなりにどこのペアもわいわいやってはいたんだけど、イヨーに盛り上がってる2人がいた。よくいるクラスのお調子者。
「じゃ、今度の授業の時に、みんながつくった英作文の、出来がよかったのとか面白いと思ったヤツを、いくつかまとめてプリントにして配るから楽しみにしててね」。

"even if" …「たとえ~でも」。

まあ、みんな大抵無難につくって終わりますね。そんな中。私が未だに忘れられない名文を作った馬鹿がいます。
例の男子2人が生み出した傑作。でも、先生はどうやら理解出来なかったらしい。
「ねえ、これ、どういう意味~?」
――私は見た瞬間大笑いしそうだったのに。

"Even if we saparated coldly,
you are my last woman for me."


当時にしたってかなり古かったぞ、典拠…。
つい心の中で歌っちゃった自分がかなりイヤ(笑)。

わかんなかった悪いコはコレ↓聴いて下さい(笑)。
みちのくひとり旅/夢街道/旅の
山本譲二 市場馨 斉藤恒夫
B00007AJSR

私はこのゲームを、至極単純であるが故に愛する。
このゲーム、とりあえず枝葉末節を除いて端的に言うならば、アイテムを獲得しつつ出現するクリーチャーを倒してステージをクリアしてゆく、という類のもので、大変分かり易い。小難しい操作も必要ない。テキト~に指先を動かし、いずれかのボタンをテキト~~に組み合わせて押せば、はい、コンボ完成♪ テキト~~~にやっただけのそれが、画面上では至極効果覿面な「技」となって敵をなぎ倒してしまうのだ。やってるうちに指が憶えてくるので、ひたすら画面を見ながら向かい来る敵に立ち向かってゆけばいいのである。いやあ、いいゲームだ♪

……ゲーマーでなくとも楽しめるゲーム。これぞ本来の姿、と自分の「無能さ」を棚に上げて褒めちぎっておこう(だって、私ときたら攻略本がなかったらゲームをクリアできないのだもの。できたのは今は亡き〈…〉SSの「月花霧幻譚」と「夢見館」、懐かしの「Dの食卓」くらいなものである……せつねえ…↓ 「月花…」も偏愛しているゲームのひとつ。「私でもできる!」というその一点が最大ポイントである。いや、内容も好きです)。

舞台背景も無駄に凝っている。発端は1666年ロンドン大火事件。かの有名なアレイスター・クロウリーをモデルにした謎の人物・アダム・クロウリーに立ち向かう神父と、彼に殺されたと思しき父の復讐のために立ち上がった娘・ナディアの追跡劇、である。
まったくもって無駄に作り込んである。そこが非常によろしい。
「そんなもんなくたって誰も困りゃしねえよ」という声も尻目にきっちりストーリィだの設定を作り込む、その姿勢が好きだ。

でもって、個人的に何が嬉しいって、London 観光ができる、これに尽きる!(観光、て。お前にとっての「観光」つーのはいつからワケのわからんモノの迎撃を指すことになったのだ)
Chelseaをスタートし、以下、Spitalfields、Thamse Tunnel、Higate Cemetery、Hampstead Heath、City、London Zoo …(ほか多数)とロンドンのあらゆるところをまわれるのだ。最終ステージはかの有名な大寺院。んまあ、豪華♪
ゲームの舞台は1834年。一応その頃の London を意識してつくられている、はず。う゛ぁーちゃるにモンスターを倒し、う゛ぁーちゃるに過去の London を満喫(??)する。
楽しいわ。

さらに付け加えるなら、攻略本もまたスバラシイ。マップやアイテムの在処はもちろんのこと、クリーチャー出現のポイント明示は言うに及ばず。何より私を歓喜させたのは、巻末の「魔黒の章」なる本筋に何ら関係ないペエジ。
「手間暇のかかった無駄」――私が愛するもの。
ここではゲームの舞台背景・設定に添ってアホほど資料を調べ19世紀という時代、当時のロンドン、思想的な流れ等が記され、ユーザにゃ小学生もいる? 知ったこっちゃねえな!的衒学的記述に充ち満ちている。堪らんのう(うっとり)。巻末には参考にした著書を列挙してあるほどの熱の入れよう(いや、フツーと言えばフツーなんだが、必ずしもコドモには楽しくなかったり込み入りすぎていたりする書籍がほとんど)。びば・「ファ○通」!! その意気や好し!!(まあ、大抵の攻略本というものは、本編には直接的に関係ない記事なども掲載してくれるものではあるのですがね)

本編では終始雨ないし雪が降っている。その陰鬱たる雰囲気に浸り、いつ襲われるかというスリルに浸る。クリーチャーを倒し生き延びた、という安堵を携え、さらに先へと進む(「心臓」というアイテムにより、たとえ死んでも生き返るが↓)。
何度も繰り返しプレイしているのだが、それでも楽しめる。単純なものほど奥が深い、というが、これもその習いであろうか(私が単純なるが故に楽しめる、がもっとも有力な説。ははは↓)。

懐かしの(?)PSソフトです。デュアル・ショック対応。「2」はPS2対応でしたっけ? ゲームなんて久しくやってなかったけれど、本棚整理していたら攻略本が出てきて、うっかりまたやってみたくなりました。

Nightmare Creatures
Video Game ソニー・コンピュータエンタテインメント
1998/02/26 ¥6,090
「挫折しない整理」の極意
松岡 英輔
4106100673

ある日忽然と姿を消し、二度と現れることはなく、よしんば再び会えることがあったとしてもそれは何日、何週間、時には数ヶ月後であるという恐ろしい場所――それが私の部屋(涙)。

実家に寄生させてもらうようになって早数年。しかし。私はまだ引っ越してきた時の荷物を片づけきっていない。飽和して入りきらないし、ひとり暮らしをしていた頃の荷物はそもそも持っていなかったものでもあるので、余計に余る。第一、洗濯機は自室には置かないだろう……。
というわけで、入りきらないモノどもは、かつて祖父母が建てた隣家にすべて置いてある(ほかに物置と車庫の2階にもあれとかこれとかそれとか数え切れないほどのものが・略)。

そもそも私は横着なクセに変なところで完璧主義を発揮するので片づけ・整理整頓も自然そういう傾向が出てしまう。片づける、となったら、数週間だろうが数ヶ月だろうがかけて、きっちりみっちりやってしまいたくなるのだ。
とりあえず別室で寝起きするのがベスト。ゆかにはあれやらこれやらありとあらゆる棚に納まっていたものや、一時寄せておきたいものが置かれることになるからだ。
家具その他自分が思うところに思う形で置くまでには相当の時間がかかるし、まず決断するまで長い。本棚の移動、なんてことを考えたが最後。基本的な入れ方を無視して使用しているので、従来収納できるキャパなんぞとっくの昔に超え切った量がある。それをすべて出して、もう一度どうしまうかを吟味しながら、となると、時間がどれだけあっても追いつかないのだ。壁2面はほぼ本棚しかないようなもので、とにかく本が多い。
……ために、本当なら棚の中に納めておきたいようなものは棚の上に陳列されたりしているため、見た目すっきりしていない。それらをどうこうする、となったらまさに年間計画でも立てろ、と思うほどになってしまう。
さらには日頃横着なるが故に、あちらこちらに入り切らなくなった書籍を積み上げている。未整理のあれやこれも散らばっている(袋に入ってどかどか置いてあるだけ、という状態↓)。
六畳間、という限られた空間にどんだけモノ置きたいんだお前、と自らにツッコむ始末。「テレフォン・パニック」かよ!(注:「テレフォン・パニック」とは、電話ボックス状のケエスにスポンジでできた人形をどれだけ多く詰められるかを競うことが可能なゲーム感覚のおもちゃのこと。「カー・パニック」という類似品もある。なお、あまりに詰め込み過ぎたり、ヘタな入れ方をするとスポンジだけに、互いにむにむにと押し合ってぶわっ! とあふれ出してくる…こ、怖い…)

しかし。明日はとりあえず救出作業ならびに発掘作業、に従事せねば。
被害者を救い出さねばならないのだ。行方不明者1名。名前を「CD/MDプレーヤーのリモコン」という……。
どこ行ったんだー!?
思えばはや数週間…ヤツを見かけておらなんだー(涙)。行方不明に気づいたのは昨日、という不憫極まりない状態。どこに埋もれたのだ!? どの地層だ!! つい先日アホほど音楽聴いた時には確かにあったぞ!(じゃあ、「数週間」でもないじゃん。←冷静に自分にツッコミ)
いつもはすぐわかるところに置いておくのに、今回はどこに置いたものかまったくもってわからず。ああああああ↓

明日ひとり捜索隊と化して、どうにか見つけ出さなくては。ホントは今からでも捜索開始したいくらいなんだけど、そんなことしたら一晩眠れませぬ(どれほどヒドイ部屋よ…)。

無事に見つかることを祈る。はあああああああ(ため息)。
Night Food
EGO-WRAPPIN’ 中納良恵
B0000677MF

タイトルで「持ってかれる」カンジ。
もしあるとするなら、それはどんな食べ物だろう。
「ナイト・フード」。少しだけ sensual な雰囲気を感じる。
甘く熟れた果実? それとも濃厚なショコラの香り? よく寝かせたキルシュの風味? マスカットのような香気?

多分、どれも違って、どれも当たっている。そうだと感じた味が正解なのだろう。

夏の夜に聴くのが好きなアルバム。昼に聴いてもいいのだけれど、よりいいのは夜。冬に聴いたっていいけれど、よりいいのが夏。まあ、それはお好みで。

3曲目の「あしながのサルヴァドール」と続く4曲目の「5月のクローバー」が特に好きで、一本のボトルを惜しみながらグラスにあけて啜るように、何度も何度も繰り返して聴く。そのうちに眠りに堕ちるのが最高。

ジャズにブルース、ラウンジ・ミュージック風あり、とスウィング感とともにメロウな雰囲気が混在している…のだけれどどこかしら不思議な統一感がある。懐古風味もまたよし。

彼らの曲を最初に聴いたのは「Midnight Dejavu」。友人にいいよ、と言って「どんなカンジの曲?」と問われ、「昭和30年代、場末のクラブ、って雰囲気」と答えて、……困惑されてしまった(笑)。でもそんな雰囲気だった。

聴いていると、曲にはまったく関係ない記憶がするすると甦る。
紅茶の色に染まった、戻れない場所と時間と。
とろりと流れ込んで、心の中を満たしてしまう。

気持ちがいい。蒸し暑い夜だというのに。
それは、Night Food を食べたせい。
Gift Tags: 30 Assorted Tags With Black & Red Ribbons
Wendy Addison
0811842975

紙、によるメディア/モノ、をことのほか偏愛している、気がする。電子ブックはそりゃあ便利だろうけど、何となく食指が動かない。利便性に慣れれば夢中になるのかもしれないけれど、今のところは関心すらない、と言ってもいいほどである(価格の壁のせい?)。
「本」、という体裁が好きなのだ。さまざまなサイズに材質。意匠を凝らしたデザイン。何もかもが好ましい。

「紙」とひとことで言っても、何種類と存在し、またさらに新たな紙が作られてゆく。厚さ、色、インクの乗り、加工のしやすさ、それぞれにそれぞれの利点があってそれだけでもう魅力的。よって、本だけに留まらない。ポスト・カード、フライヤーの類もついつい集めてしまう。フリー・ペーパーなんかもいいなあ(ポスカはあるイラストレーターさんのだけで120枚はある…)。映画のチラシなんかも大好き。無料配布されてるレシピとかも。メゾンからのDMハガキなんかも大好きで捨てられない。
学生時代のレポートすらもすべて揃っている。当時使用していたワープロのフロッピィにちゃんとデータとして残っているのに、そのまま取ってある(私の恩師は、一頃までは「内容さえちゃんとしていれば何をしてもO.K.」という規定しか設けなかったため、私などは中綴じ用ステイプラーを使い、本のような装訂に仕上げて提出した。友人同士悪のりし、互いに序文だの解説をつけて提出しようか、などと目論みもしたがそれは断念。友人は和綴じで提出。書道の嗜みがあったため、題字は筆で認めた。凝りまくる馬鹿2人。かつてはレポートの表紙の裏に「著者近影」と本人の写真がばばんと貼られたモノもあったとか・笑。現在はそれなりのフォーマットを指定し、提出させておられるらしい。私たちの悪のりのせい…?)。

しかし。どうしてもかさばる。私の狭い部屋にあるモノの9割はその原材料が「木材」であり、うち8割が書籍・書類である。……火事になったら一巻の終わり。父の書斎にも3~4,000冊くらいは最低でもあるので、まあよく燃える家であろう(…)。
母屋とは別に物置もあって、そちらにも父・母・私、それぞれがふだんは読まぬ蔵書を置いているので、言うなれば、有益なる燃えるゴミ屋敷、である(……さらにさらに、私が学生時代、レポートのために揃えた資料コピィだの何だのまであって、…)。

捨てればよいだけなのに、それができない。おまけに集める。旅行などに行けば行ったで、ありとあらゆる紙モノを持ち帰る。
パンフレット、チケット半券、情報誌、機内食のメニュに、買い物の時もらったレシート、なんてのも全部持ち帰る。
加えて、うっかりN.Y.になぞ行った日には、毎日かかさず"New York Times"を購入していたため、機内持ち込み荷物には入れられず、アメリカからわざわざ船便で家に送ったのであった。……日曜版がね! アホみたいにね!!(日曜版にとても憧れていたのです…。それはそれは色々とテーマごとに細分化した小冊子状であれこれ挟み込まれてる、と言うので。…そして、ホントに重かった。畳んである状態で、
軽く8~10センチくらいの厚みはあった気がする…)
思えば、アメリカに行った時はいつも書店でアホほど本を買って、船便で日本に送っていた。とにかく重くてデカイ箱を、少々離れた郵便局に持っていっては戻り、を数回繰り返していたら、見るに見かねたか、コンドミニアムの管理人さんがカートを貸してくれた(空港でバイトしてみようかな、と思うような立派なのを・笑)。送料も馬鹿にならない。「紙」だけで3箱も……。

でもって、それを分類してファイリングしておこうかな、などと思いつつ、はや数年が経過している。量が多すぎるー(涙)。でもいまだに映画のチラシはもらってくるし、ポスカも購入する。
本は月最低10冊は買うし、……誰かマッチ持ってこーい↓

でも捨てられないのです。それがただの紙「くず」、であっても。
青娃:今年は如何でしたか? 誕生日プレゼント。
水玻:青娃ちゃんは毎年ゴーカなのでもうアタマが上がらないというか感謝感激というか。ありがとうございました。
青娃:しまった。いや、私のじゃなくて、今年みんなから頂いたものは如何でした? と聞きたかったのよ。
水玻:だから、青娃ちゃんから頂いて、とても嬉しかったです、と。手紙でも書いた通りです。ありがとうVv
青娃:……ほかのひとは!?
水玻:なかなか会えないからねえ。でも、気持ちから来るもんだし、頂ければ嬉しいし、頂けないとしてもそれはそれですよ。オヤすらも忘れ去っているのでもうどうでもいいんじゃないかと(笑)。
青娃:毎年あげるために準備してるって言ってなかった?
水玻:うん、頂いてるしね。
青娃:今年はまだ私だけ、だったんだー……。
水玻:いやあ、私もヒドくて、ある友人に数ヶ月も遅れて差し上げちゃったですよ。青娃ちゃんにもよく遅れちゃったよね↓ 申し訳ない。
青娃:いや、アナタの場合、大変な時でもマメに、しかもこれでもか! みたいにくれるからびっくりなんだってば!
水玻:差し上げ甲斐、というものがありますので♪ 趣味近いから、私が選んだものを喜んでもらえる率が高いでしょ。で、嬉しかったよー、という気持ちをわざわざ手紙に認めてくれて、あげて良かったなあ、喜んでもらえたみたいー、と嬉しくなるし。
青娃:だって本当に嬉しいからです。でも経済的にキツい時まであんなにたっぷり、はどうかと思うのよ。
水玻:でも、折角なら自分が納得出来て、好きで、相手にも喜んでもらえそうなものを、を考えるとねえ。その代わりというか、ホラ、ラッピングとかがショボショボになって(笑)。
青娃:中身が充実だからいいのだ、それは! ……そういえば、例のひとも、そうすると、今年はまだ、なんだね。
水玻:例のヒト?
青娃:ほら、とんでもないプレゼントくれた、とかいう……。
水玻:ああ!(笑)ええ、まだですね。
青娃:正直、他人の私はドン引きでしたが。
水玻:正直、もらった当人もヒきました(笑)。もうね、そういうモノをもらって嬉しいトシでもないんですよー、と。
青娃:それ以前にさ、水玻ちゃん、ペーパーで色々自分の「好き」とか「好みのポイント」ってのを語ってたじゃない? 私は結構アレ、参考になったんだ。「そうか、こういうのでも喜んでもらえるんだ」とか「コレもありだな」とか、雑貨屋とか行って何か見る度にあれこれ考えるポイントになる。
水玻:そういえば、垂れ流しみたいなもんだもんね、ペーパーでは。「○○が好きだー!」「××は可愛いー!」とかそんなんばっか。
青娃:そのひとにも、ペーパー、あげてたんでしょ?
水玻:まあ。「欲しい」と言って下さってたので。……でもね、読んでないの知ってるから。
青娃:ほんとに!?
水玻:うん。私、ペーパーは手紙の代わりとしても機能させてたつもりだった訳でしょう。近況報告だったり、まあ、愚痴だったり↓ それを読んでもらうことで「今の私は~です」って伝えるつもりだったのね。で、青娃ちゃんみたいに隅から隅まで読んでるひと、なんてまず居なかった。判るもの、反応で。会話したりとか、端々からわかる。お義理で「欲しい」「楽しみにしてる」って言ってるだけ、てのは、だから、知ってたの。でもしょうがない面もあったと思うよ? どんどん枚数は増える、でも汚い手書きで読みづらい(笑)、まあ読む気失せるよね。
青娃:……でも、前聞いた時、そのひと自分から「新しいの出さないの?」って聞いてきたとか言ってたでしょ。それでも読まないの?
水玻:だから、義理なんだって。そう言ってあげたら喜ぶだろうな、と気遣ってくれてるのだよ。
青娃:……イヤな気遣いだなー。
水玻:ヲトナの世界ってそういうものなのよ(ははは)。

青娃:で。あのプレゼント、どうした?
水玻:無論、……どうしたもんかと困ってる。あってもどう、ってもんじゃないし、正直嬉しい嬉しくないで言ったら、「お気持ちだけ頂戴します」と言いたいくらい「嬉しくない」寄りだったもん。受け取った時思わず笑ったのって、実は失笑だったんだけど、相手は「良かったー、水玻ちゃんなら喜んでくれると思ったんだー」とマジモードで仰ったのでねえ。「ああ、私ってそういうキャラとして見られてんだー」とちょっとしょんぼり。このトシになると、オブジェ系でもオサレだったり可愛かったりするのがいいし、使えるものが嬉しかったりするし。で、友人たちは結構そういうのを見抜いてくれていて、色々吟味してくれたであろうそういうものを下さって、本当に、本気で嬉しい。でもなあ。ちょっと、「アレ」だけはねえ……。
青娃:水玻ちゃんて、玩具とかそういうものも好きだし受け入れるし、でも乙女系っていうかガーリィなもの好きだよね。ペーパーとかから伝わってくるし、持ってるものとかからもわかる。でも、そのひとに見えてるのは違う水玻ちゃんなんだ。私が知ってる水玻ちゃんとは別なのかなあ。
水玻:というかね、アレもらった時、「ああ、贈り物ってセンスを問われるんだ!」としみじみ思った。でもって、「悩む必要のあるひとと無いひとが居る!」とも思った(笑)。私は、「使えるか、役に立つか、デザインが相手にとってツボか」とか、もう、アホみたいに悩む訳ですよ。だって折角もらってもらうんなら気に入って欲しいじゃないですか。でも、……そのひとにはもう何あげんのもアリだな、って(笑)。
青娃:思うんだけどさ。ふだんからおしゃれしないひととか、こだわりが無いひととか、そういうひとって、選ぶポイント、知らないんじゃないの? 水玻ちゃんは良くも悪くも(笑)モノに執着があるじゃない? だから、デザインだとか用途だとか悩んで選ぶ訳でしょう? でも、そのひと、多分、そういうこと考えてるようで考えてないんじゃないかな。ウケ狙いって私もそりゃやるんだけど、やっぱり使えるか、とかそういう所は考えるもの。
水玻:あー……ある意味頓着の無い方かも、そういえば。服もおしゃれ♪ていうよりはみっともなくない程度にちゃんと着てればいいの、ってカンジで、何て言うんだろう、……「ユ○クロ」の定番があればいい、というカンジと言えばいいのか。しゃれっ気が無いの、昔から。可愛い服、じゃなく、機能的な服、てのしか見たことないなあ。それと、いちばんの親友にはいつも同じものをあげてた時期があった。その親友が私が結婚祝いか何か差し上げた時「○○からもらうと同じもんばっかりなんだよ。ああ、久々に違うテイストのマトモなものが!」とか言われた(笑)。
青娃:「まとも」かよ!(笑)それまでまともじゃなかったんだ(大笑)。……やっぱり、あれだね、贈る時考えてるのは、買う自分の好みに沿うか、それだけなのかもね。
水玻:どうなんだろうね。「私」という人間が彼女からはあのプレゼントに象徴されてる「像」として見えてるし、捉えてるってだけじゃないかねえ。
青娃:そういえば、それまでのプレゼントもゲーセンの戦利品とかなんでしょ?
水玻:うん、私が好きなキャラのぬいぐるみとかね。ごっそりあるよー。
青娃:嬉しいと言えば嬉しいけど、要は要らないものよこしてるだけにも見えるんだよなあ、話聞いてると。「取る」ことが目的で、ものには執着ないんでしょ?
水玻:だから、あっさり手放せるんだと思うよ。でも、多分私が好きなキャラのものだからトライしてくれたんだと思う。ついでに自分の「取りたい」って気持ちも満たせるしね。
青娃:どうしてそういい方に取れるかねー……。
水玻:そう思わないとやりきれないではないか! それに、すごく嬉しいと思ったプレゼントだって頂いてるんだよ、ちゃんと。
青娃:でも、そういう時の喜び方とかを何にも参考にしてないから次から次へと「??」なものが贈られちゃうんだよ、きっと。
水玻:どんなものですかねえ。でも「厚意」で「好意」だからね。気持ちは嬉しいじゃないですか。わざわざ身銭切って贈ってくれるんだし。それだけでもありがたいですよ。ただ、……去年のは絶句した、ってだけで(えへ)。
青娃:そうなんだけどさあ。とりあえずそのひとに言えることは、水玻ちゃんの一面とかごく限られた一部だけ見てる、ってことだよ。それも、自分にとって都合いいように、って感じに。
水玻:だとしても、私ががーりぃなもん好きだ、ってのを判ってくれてるから、って、必ずしも私のツボかどうかは判らないじゃないですか。私だってそうだし。どういう傾向のものが好きか何となく判る、判ったことにしておかせてもらってる、ってだけで、本当の意味では判らない。だからこそ悩むんだけどさ。私のプレゼントだって「うえー」って思われてる時沢山あったと思うよ↓
青娃:そりゃ私だって自信ないけどさ。でも、やっぱり去年の「アレ」はヒドイと思うなあ。20代前半くらいまでじゃない? それも、イマドキの。ウケ狙いで。お互いいいトシして贈るものに選ぶものじゃないよー!!
水玻:ま、気持ちがありがたい訳ですから。
青娃:どうせなら別な意味で気持ちくだけよ、と私は思うぞ。というかね、贈る時、その中身で自分のセンス問われるんだって思わないんだ、と思うとちょっとなー。
水玻:ひいいいいいいいいい! 何てことをー!!
青娃:喜んで欲しい、っていうより、あげたワタシ、もらったアナタ、嬉しそうな様子、メデタシメデタシ、ってひとりで喜んでるだけにしか見えないんだもの。喜ぶしかないじゃないねえ、もらった側って。
水玻:いや、ホントに、気持ちは嬉しかったの!
青娃:でも、そのひと、言っちゃ悪いけどセンス無いよ、やっぱり。日常に出まくってる図が目に浮かびそうだよ。飾り気のないトレーナー、ジーンズに、あれこれ入るけど模様とか可愛さとかなんにもない大きいトートにスニーカーって感じ? そうでなければ会社の制服、とかで過ごせる時は誤魔化し倒す!
水玻:(……ちょっと……どっかで会ったことでもあるのか!? いくら同じ国内にいるって言ってもめっさ離れてて偶然もへったくれもないっちうねん! ……いや、その、そういうふぁっそんの時、見かけるぞ↓)そういうんじゃなくて、何て言うか、ベタな女の子同士のプレゼント、みたいなノリが無いだけだと思う。でもって、私にそういう「ベタさ」が無いと思ってるんだと思う。
青娃:私、……そのひとと友達じゃなくて良かった……。
水玻:をい!!!!! 付き合いが「古い」「長い」だけで、「お互いを良く知ってる」ってのとは違うからさ。そこがあなたとの付き合いと違うとこなのよ。だから、しょーがないの。
青娃:そうかー。でもなー。
水玻:これ以上話してるとさらに爆弾落とされそうだからココで終わり!! 空襲警報空襲警報!!
青娃:えー!!

2006年8月某日のチャットより。……やっぱり文章繋いだり、って面倒だわー↓
VOYAGE!―ヴォヤージュ:旅
Mrs.f
4894323192

仕事で世界中を旅する。羨ましいような過酷そうに思えるやら…。でも、やはり経験がないと「羨ましい」に軍配があがってしまう(もっとも、某大手企業に勤める友人のエンジニアは、しょっちゅうブラジルだなんだと工場のある国にばんばん派遣されまくり、パスポートも数冊目を数えるようになった、と聞くと、…やはり遊びに行くわけではない分、大変だなあ、と。…当然か…)。

この本の著者は女性にユーザの多い通販会社(かつて「イメージの良い通販会社は?」というアンケートではダントツ1位を誇っていた過去がある…のだが、今はどうだろう?)、現在は神戸を拠点にしている「フェリシモ」の雑貨バイヤー。帯の「掲載写真1,000以上! 世界135カ国」はダテじゃありません。彼女はまさにその135カ国もの国々を巡り、自分のセンスとタフネスさで買い付け、日本ではなかなかお目にかかれぬ可愛らしくもその土地ならでは、という雑貨をこれでもかと長年に渡り提供してくれています。現在も続いている人気企画なので、「フェリシモ」を利用していると頻繁に彼女の案内による雑貨や衣料、玩具等が手書き文字とちょっとしたイラスト入りで紹介されてます。
私も彼女が企画したコースの商品を年間通して購入していたことがあるのですが、どれも個性的で可愛らしく、実用性に富んだものばかりでした。食器に文具、おもちゃ、ファブリックもの、ワイン、と種類も多岐に渡っていて、「これをひとりで!?」と驚くばかり。これはその集大成的な本、であります。
価格交渉の段階で決裂したものの、素敵だった商品、その土地の美味しい料理、出会ったひととのエピソオドなどもふんだんに描かれ、ただただその鮮やかさとパワフルさに圧倒されてしまう。

彼女は現在 London 在住。おまけに子供も産み、育児をしながらもなおパワフルな仕事っぷりです。すごい!(そのため、イギリスでの生活ぶりやお子さんの成長ぶりを通してわずかながらイギリスの教育・育児事情も垣間見ることができる)

何がいいって、彼女がすべてを楽しんでいる所。この本でもそうですが、「苦労しました」アピールはまずない。もちろん、その場で交渉し、「この素材にこの柄で!」と発注かけた商品が結局納品されることなく終わったり、と大変な思いもしてらっしゃるんだけれど、基本的にはいい意味ですべてに貪欲に、前向きに取り組んでいるらしきことが伺える。

「世界のかわいいモノ、たのしいコト探して、いつでも旅の途中」。表紙にそう明言してある。名刺に「Traveling」って書いてあるとイキだなあ(笑)。Hollyみたいに。

ヴィザもパスポートも、とりあえず必要ナシ。お手軽に気分でめくったペエジの国に、いつでも旅立てます。
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 特別版
ダニエル・ラドクリフ J.K.ローリング アルフォンソ・キュアロン
B00008MSTU

七夕ですね。友人と「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」を観て来た。平日の午後であまりひとも多くなく、ゆつたりした気分で観て来たのですが、少しばかり(いや、かなり)不快なことも。

1:チケットを買わずに観た客がゐた(若い女であつた)。
2:とある女の客がサンダルを脱いだ素足を前の座席の背もたれにどつかと投げ出した。一緒にいた恋人と思しき男は止めるどころか一緒になつて足をかけて映画を観てゐた。
……呆れるばかりである。そんなものは当人たちの汚いであろう家で存分にやるが宜しい。仮にも公共の場ではないか。考えが至らぬにも程というものがある。盗人に至つては言語道断。

映画自体は大層面白かつた。友人は原作を既に読んでゐるので、「嗚呼、あの伏線やあの伏線はどうなつたのであらう」と、少しばかり不満げではあつたものの、やはり概ね楽しんだ模様。
映画はやはり大画面であの迫力を味わうのが好いですね。

……などと某氏のような調子で書いてゐたら調子が狂つた(笑)。

映画の出来そのものは、私個人としてはやたらと大いなる期待を抱くことも、また観る前から何やかにやと貶めることもなく、純粋に楽しんだ。前2作よりもダークで重い印象がある。だが、物語の筋と合っていてよい。幼さあどけなさが少々消え、何となくだが洗練された雰囲気みたいなものを感じた。
「子供たち」が皆成長したせいかもしれない。むろん、監督の変更、スタッフ・他の俳優たちの尽力もあると思う(それでいてちょっとした笑いの要素を盛り込んである)。原作を知らないともやもやしたものが少なくていいかもしれない(もちろん、原作を知っていても、映画は映画、と割り切って楽しめるとは思いますが。あの長さをあの尺に全部収めるのは簡単ではないでしょうし。少なくとも、あれはあれで楽しめるかと)
でも。実はとてもとても気になっていたことが。それがパンフレット。

1作目はごくフツウだった。問題は2作目。
私は観た映画のパンフレットは必ず買う質なのだが、愕然とした。映画の内容に触れるような文章やコラムなどほとんどなく、ひたすら visual で押してくる、単なる半端な……何だろう、写真集みたいだった。ひたすら写真・スチール・写真。ついでに言うと、変形判のために、大変収納に困るのである(友人も「あれだけ飛び出る。本棚のどこ入れるか迷うよ」と…)。
編集子に「本気でつくる気あるのか!?」と詰め寄りたくなるような出来だった……。がっかりだったよー(涙)。

個人的に、映画のパンフレットは、買ったひとが「見て・読んで」楽しめるものであってほしい、と思う。無料配布のブックレットのほうが何倍もマシに見えたパンフはあれが私には初めてだった…(いや、ホントに)。場面場面のキャラクターたちのベスト・ショットなんてものはもう大抵の雑誌で取り上げられているし、大差ない。俳優たちのコメントや監督の意気込み、スタッフたちの息吹が少しでも伝わってくるような記事や、識者なりツウなおひとのコラムなどあると大変嬉しくなる(こういうのも大抵の映画雑誌や新聞のインタビュウ記事だのにイヤというほど掲載されて、さほど飛び抜けて新鮮味があるわけでもない、ということはあるけれど)。

2作目「秘密の部屋」のパンフレットほど私を失望させたものはかつてなかったよ……(涙)。でも買っちゃうし↓(もっとも、買ったから内容がわかったんだよな…)

今回は監督も替わり、雰囲気も変わり、そのせいか、あらまほしき「いつもの」パンフレットになっていた。よかった。「中身」あってこその visual なので、スチールの多さも今度は嬉しいくらいだし(現金だなあ…)。スリザリン側、マルフォイとともに写っている少女は誰!? 気になる……。小生意気で孤独なニンフェットを演じていた頃の、今より幼いナタリー・ポートマンを彷彿とさせる。可愛いなー。
ダニエルは精悍さが加わったなー。でも可愛いなー(←歳下だし)。ルパート…大きくなって…(母の心境か?)。
でもってエマ。じゅうさんさい!? 愛らしいというよりも美しいじゅうさんさい!? ……そんな遺伝子欲しかった……。

――と、たいへん楽しめるものになっていて、ようございました。
今回はグッズも遊び心に満ちていてイイカンジ。

さあ、次回は韓国映画「箪笥」だ!
あなたの身近な「困った人たち」の精神分析―パーソナリティそのミクロな狂い (新潮OH!文庫)
小此木 啓吾
4102900527

前にとある掲示板で「オレ、男なんだけど紅茶好きで、茶葉とかいっぱい集めてる、って言ったら、ある女性に『キモイ』って言われた」という書き込みを見た。

はあ!? それのどこが「キモイ」のだ!?

「男性のクセに」という点が、なのだろうか? それとも「集める」という行為が「キモイ」のだろうか?
いずれにせよ、その男性に対して失礼だと思う。でも、男性の書き込みの「男なんだけど」に紅茶=女性がより好む、という大前提があって、それもまたちょっとカナシかったり。
別にいいじゃないか。男性が紅茶飲もうが集めようが。イギリス行ったらみんな飲んでるぞ(嫌いなひと以外は!)。それに、その馬鹿女(←あっ)に茶葉コレクションしてるからって迷惑かけたわけじゃなし。

それよりも、そうやって自分の感覚とズレている程度でキモイだの何だのと平然と言う無神経さのほうがよほどイヤだ。思うのもそりゃあそのひとの自由かもしれないけれど、自分の発したコトバが、他者にどれだけの影響を及ぼすか、ということに対してあまりにも無神経過ぎる。相手も自分と同じように無神経だと思ってるから言えるんだろうか? どこまで足りないのだっ。
そりゃあひとによっては、耐え難いほどの生理的嫌悪を催させる、のかもしれないけれど。コトバにする無神経さがイヤだ。相手に面と向かって言う、というその心根が。相手を傷つけるかもしれない、という懸念が一切ないその厚顔さが。

私の友人は「今付き合ってるひとがいないんです」と言ったら、「えー!? いい歳して、彼氏居ないのって、異常だよー!」と言われ、困惑するやら腹立たしいやら悲しいやらで、とにかく唖然とした、そうな。そりゃそうだ。そんなのひとの自由だろうに。自分の感覚だけでずけずけそんなこと言えるって、……(絶句)。
自分にとって当たり前だったら、他人にもそれを押しつけるようなことを言って、不愉快にさせていいんだろうか? そのひとなりの理由もあろうし、ただ単に今恋人が居ない、というだけでまるで異常者扱いって、……どんだけ無神経なんだ?
アナタみたいに誰でもいいわけではないんです、って、言ってやればよかったのに」とは別な友人の弁。それもスゴイよ↓
例えば、件の友人が男性恐怖症とかで恋人が居ないのだとしたら? あるいはかつて付き合っていた男性が忘れられずに、新しい恋人をつくる気になれないでいたとしたら? 色々可能性はあるはず。そういうことを微塵も想像できないとは。
「馬鹿とは想像力のない人間のことだ」と立川談志が言ってたなあ。そうなんだよな、色々な可能性に思いを巡らせることができれば、なおさらそんなコト、言えないと思うけどなあ…。巡らせた結果言ってるなら、性根が腐ってるわけだけど。
友人には、そんな馬鹿(←あっ)の言ったことなど、無視してよいわよ、と言ったけど、……。

一度口から出たコトバを戻すことはできない。
なかったことにはならない。

友人の心から、早くあんなコトバが消えてしまうことを祈って。
ハローキティ 和風はうすはろうきてぃの甘味処
B000ALJUM8

もういい加減夏だというのに汁粉が食べたい。扇風機を回しながら、クーラーの恩恵に与りながら、言っていい台詞ではないのはわかっているのだが! だが!!

……時々無性に食べたくなるもの。

1:あんこ
2:じゃがいも

……何かでんぷん質多い気がする……↓ 発作的に「食いたい!」という気分が頭をもたげるのである。

でも今は夏。インスタント汁粉すらなく、世は(あっても)あんみつが花盛り。うううう。あんみつも悪くないけど何故か汁粉! 汁粉なのよー!! 近場に甘味処などという洒落た(?)ものもなく。これは自分でつくりなさい、ということでありましょうか。
餅ナシでもこの際かまわない。あんこ。というか汁粉。食べたい……。

          ――ふいに回想――

そういえば前の同僚(カナダ人)Aはあんこ大好き、Bは大嫌い、だったなあ。何から何まで対照的な親友同士、だった…。
そして、日本の菓子と欧米の菓子、どっちがより甘いか対決が繰り広げられるのよ…。どっちも甘いもんは甘いんだが、日本人は「アメリカとかのお菓子のが甘い!」と言い、北米人たちは一様に「日本の菓子のが甘い!」と譲らないのであった。
言ってしまえば、日本の菓子、とりあえず純粋に和菓子としよう、それが甘いのは、砂糖の甘味故である。上質の和三盆を用い、材料と相まって何とも言えぬ至福をもたらすのであるが、あれはある種純粋なる砂糖の甘味、であるので、欧米人には「甘い」となる。
翻って、我々日本人が欧米の菓子を甘い、と感じるのはひとえに砂糖+油脂、この最強タッグ故であろう。純粋に甘いのに加えて、油脂分があるために「クドさ」が生まれる。日本人がより甘く感じるのはこの「クドさ」のせい。
「純粋なる甘さ」と「甘さを助長させるクドさ」との対立故に、実は本来論じるべき点が互いに少々ズレているのであった。
……って、いきなり何故日米甘味談義を始めておるのか。あまりの汁粉食いたさに少々壊れたきたのやも知れぬ。

閑話休題。
それにしても汁粉だ。季節も気温もかなぐり捨てて、食べたい…。風情がない? 結構! 今我が胃の腑が求めるは熱き汁粉! 水ようかんを食え? あれは冷やしてこその夏の美味! と思っていたら、何の巡り合わせか、母まで「お汁粉食べたいなー」などと言い始めた。どうした!? DNAの仕業か!? それとも以心伝心・不義密通かッ!(…しっかりしろ、私)

そして、母子の汁粉を求める旅が始まる(……大袈裟)。
でもきっと、とりあえず水ようかんなんて仕入れちゃって、2人でほくほく食べちゃうのよねん(惰弱)。
オフィス・スパ―楽しくできるプチ・リラックス・メニュー53
ダーリン・ジーア
4887593112

原書の装訂のままで出してほしかったなあ、と思うことしきり。コンパクトで可愛くてハード・カヴァー。少しクセのあるイラストも味があって個人的には好き。上品な仕上がりでイイカンジなのに。
ちなみに、原書はこんな↓カンジ。
Office Spa: Stress Relief for the Working Week
Darrin Zeer
0811833453

日本語版では、並装でちょっと縦長、乙女系自己啓発本(って言って伝わるでしょうか? 「~するための50の方法」とかのタイトルがついた、可愛らしい、軽く読めるタイプのもの)によくあるサイズで薄め。バッグにもぽんと入れておけるけど。英語は極めて難しい、というわけでもないので、原書をよりオススメします。…紹介しておきながら邦訳版買ってない私↓(書店で今日見て知ってびっくりしたものでつい。そうかー、編集子でこれに目を留めるひとがいたのかー…。おかげで、この方の著作、日本でも手に入る既刊4冊のうち3冊訳されてることを知ったわ)

邦訳版の帯にあるように「いつでもどこでも手軽にできるアロマ&エステ&リラクゼーション」の本。そう、例えばオフィスでも。weekday の1日ごとに、"Mellow Monday" 、"Thoughtful Thursday" と alliterative なタイトルが冠されています。このせっかくの頭韻、日本語版だとどんなふうに訳したんだろう?)などと銘打って、仕事中や日常でちょっとしたリラックスやリフレッシュを図りたい時によさそうなアイディアをいくつも紹介してくれてます。でも、……実践できるか、は少々謎(笑)。

憂鬱になりがちな月曜の朝、さあ君よ、時間あらば試みよ。ヨーグルトとオートミール、蜂蜜でつくった朝のパックを! ……いやあ、朝弱い私には無理です。せいぜい日曜の朝かなー。でも無添加のものだけでつくったら、肌には良さそうです。いえ、美味しそうだなどと露ほども思ってません。もちろんです。
「深く息を吸って、雪山をハイキングしてる自分を想像してみよう」という、観念的なものも結構あります。そもそも著者はお見受けするに、東洋思想等に親しんだ方のようでヨガや風水などを生活に取り入れることで疲れや不安や緊張を解きほぐしていこう、と提唱しているセラピスト、らしい。ストレスを抱えているのはやはり日本もアメリカも変わらない模様。
で、でも、会社に自分チからブレンダア持ってって、おもむろにスムージィつくって飲む勇気が湧かないわ、Zeerさん!
まあ、朝起きて仕事に行く前に、ベッドの上でぽぢちう゛な瞑想をしたり、お風呂にセッセンシャル・オイルをたらしてゆったりお湯に浸かる、というのは実践できそうなアイディア。……誰に提唱されずとも実践してらっしゃる方は多いでしょうけど。

オフィスでちょっと疲れを感じた時、少しリフレッシュしたい時、ちょこちょこっと試してみてもいいかもしれません。
バス・グッズと合わせてプレゼントするのもいいかも。
プロ・ナチュラリスト佐々木洋の野遊びハンドブック―「野性復活ゲーム」77
佐々木 洋
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仮に彼の名をA氏としよう。A氏は生粋のナチュラリストだ、と私の恩師は言っていた。A氏は私の在籍していた大学に、教員として何年か籍を置かれていたのだそうだが、本来はアメリカ東部のちょいと片田舎にある大学で教員をしている。
その大学、御多分に漏れず、というか、少々中心地からは外れた、やや僻地めいたところに在った。まあその方が土地もたっぷりと! 確保できるし(まずキャンパスにはあらゆる建物のため、もだが、駐車場、それもかなりゆとりある面積を確保できねば大変である)、のびのびと学問に勤しめる、というものである(多分)。
なので。そこでも程良く都会的(?)な雰囲気、というものは失われ、自然に囲まれたゆったりとした空間なのである。キャンパスの前庭だの中庭だのでのほほんと寝そべっていると、フツーに木々をリスが渡り歩き、たまにビーバーらしき動物も見かけることができるほどである。可愛いなあ!(ヤケ…?)
だが。「生粋のナチュラリスト」とまで称されるA氏にしてみればこんなもん、まだまだ「都会」なのであった。

彼は毎朝、4時起床5時出勤開始、だそうだ。大学の開始時間がそんなに早いだろうか? むろん、そんなワケはない。彼の家が大学からほど遠い場所にあるが故、なのだった。
A氏は、まさに、山の中に住んでいたのである。家の周囲は緑しかない、とでも思ってほしい。まさに山。林の中。彼はそこに日本人の奥方と数人の子供たちと一緒に暮らしている。確か4時間かけて大学まで通っている、という話であった。
よ、4時間て!! ありえねえ…↓

私たち学生は2~3人に分けられ、ホームステイ先に数日間宿泊させてもらい、生活をともにしたのだが、このA氏も数人の学生を引き取ってくれた。彼女たちの話を後に聞いて、ああ何故私はA氏の家がステイ先ではなかったのか、と心底羨ましいと感じたのであった。

基本的な生活は、むろんさほど「一般人」とは変わらない。が。食材がなくなったら買い物にでかけるものだが、A氏宅は違う。
「あのー、どこに行くんですか?」
学生其之壱は問うた。そりゃあ訊きたくもなろう。何せ、奥方は財布の代わりに猟銃を持っているのだ。
「ちょっとそこまで」。
ああ、フツウの会話だなあ。うんうん。フツウの会話だ。
学生たちは皆どーしてよいかわからず、とりあえず笑顔で立ち去る奥方の背中を黙って見つめるばかりだったらしい。
数十分は経過していただろうか。
ターン!
山奥から響く音は、紛れもなく銃声。
「え。何、コレ。まさか!」
学生たちは何ができるでもなく、とりあえずその後の展開を待った。
「ただいま~」。奥方の声である。
「何かさっき、銃の音がして、それで、あの、――」
「はい。これ、今夜の夕食♪
差し出された手にはウズラがぶら下がっていた。そう。それは奥方自らが銃で撃ち取った本日の戦果、なのだった。
「ゴーカでしょーVv 今夜は美味しいのつくるわねー」

マジっすか!? 

「うずらなんて初めて食った!」――そうだろうともよ! とにかく彼女たちは猟銃を持って山に行き、ごく当たり前に「獲物」を仕留めていらした奥方と、それが「ごくフツーの生活」である、という事実に圧倒されまくってしまったらしい。それが初日。
林にベリィを摘みに行ったり、薪割りに挑戦したり、小川に行って魚釣りをしたり、大自然満喫し放題だったそうである。
本人たちは「フツーの生活が懐かしいよ!」と dorm に戻るなり笑いながら言った。同時に「でも楽しかったー!」とも。私もそんな生活、近くで眺めーの体験しーの、したかったぜ!

私なんて、「家の庭にプールがあるお友達が居るの。子供たちが行くって言ってるのよ。アナタもどう?」と言われ、「水着ないのでいいです」と遠慮したら「Tシャツと短パンでおっけーですって」とソッコー返されたので、ええ、満喫してきましたとも! こぢんまりしてるくせに、足のつかないほど深~~いプールをね! ちくしょー、ぷちぶるめー! と思いつつ、何年かぶりに泳いだわ。
ふふん、どうせアタシなんてアーバンでちょっとゆとりあるアメリカ中流家庭しか味わえなかったわよーだ!(どんな負け惜しみだ)
<プラチナ・ファンタジイ> 未来少女アリス
ジェフ・ヌーン 風間 賢二
4150203660

アリスが私を追いかけて、私がアリスを追いかける。
何故なら地球(ほし)は丸いから。

「アリス」という名前には私はどうにも勝てないらしい。タイトルと概要だけで買う気満々になってしまったではないか。どうやらコトバ遊びや独特なロジックが展開されているらしく、早くも興味津々なのでありました。
「未来少女アリス」ってタイトル、もう少しどうにかならなかったんだろうか、と思わないでもないけど。
ミステリとSFとファンタシィの入り交じったカンジらしいので読むヒトを選ぶかも、と思いつつ、…読みたい…。

「アリス」という少女に魅入られたのは、かつて名門大学で数学者してたおいちゃんだけじゃなかったんだねえ…。辻真先氏の「アリスの殺人」も沢渡朔の「少女アリス」(初版ではないけど、最近の復刊でもない、かつての復刊?モノを古書店で購入した。らっきー)も、フレデリック・クレマン氏の「アリスの不思議なお店」(美麗にして良書!)も買った私が、これに惹かれぬはずもなかった。というより、「アリス」という名にすでに何かしらのチカラがある気がする。

「私をお読みなさい。」
本にはそう書かれたラベルがつけてありました。水玻はそれを掴むと、まっすぐに「御感情場」に向かいました。性格がねじ曲がっていても、道がねじ曲がっていなければ、まっすぐにしか進めませんからね!
「ねえ、あなたは内容もよく知らない本を買うって、どう思う?」
水玻はエプロンをしたショテンインに尋ねてみることにしました。
「御感情場」のショテンイン(彼らは何故か仲間同士で仕事中にぺちゃくちゃとおしゃべりするのが大好きなので、水玻はいつもイライラしてしまいます)はぱきぱきした口調で答えました。
「読まなかったらどうせわからないし、読んだって内容がわからないかもしれないでしょう? だったら、読んだ方が得だと思うけど。どうせわからないならね! とにかくまず読むこと! さあさ、さっさとお代を頂戴!」
「まあ、せっかちね! それに何だかとっても失礼だわ!」
水玻は心の中で叫びました。水玻がコインを叩きつけるとショテンインは急に笑顔を浮かべてお礼を言いました。
チェシャ猫よりも質が悪いわ! だって、チェシャ猫はコインなんて出さなくても笑ってくれるもの! 
水玻は本を手に本屋を出てゆきました。しばらく行くと、新しい扉が目の前に現れました。
「なあに? えーと、『未来少女アリス』? へんてこな名前!」
水玻はゆっくりと扉を開けました。中に入ると、とたんに何も聞こえなくなりました。


てなわけで(?)、私も扉を開くべく、ネット書店へ旅立ちまする。
  
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