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書斎曼荼羅 1 ―― 本と闘う人々
磯田 和一
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それは忍耐……多分。アンパンマンなんて愛と勇気だけが友達だぞ!(しょくぱんマンやカレーパンマンの立場を考えろと)……いえ、別に意味ナイです。

まずは現実の、自室の本棚と溢れ出した本をどうにかしろよ、と思いつつも、「鏡花堂書林:第一書架」をせっせとジャンル分けしたり並べ方を変えたり。……何してんだ、アンタ……↓↓↓(でもやはりリアル本棚も気になり始めて、少~~~~~~しだけ整理した。でもホントに少し、で何というか、配置換えしただけじゃないの? というカンジ。意味ない……)

それにしても日々ものすごい数の本が出版されて、あっという間に消えていくのねえ……(しみじみ)。ちょっと前に出て、「あ、これ欲しい!」とか言ってカートに放り込んでおいて、しばらくして見てみると「この本は現在お取り扱いができません」なんて言われてしまう。重版なんてあるんだかないんだか。ヒドイ時なんて出版社そのものが消えてしまってたりして、……。

愛と忍耐がどんどん摩滅していく気がする(笑)。どんだけ放り込んでんだよ! と。最初にちゃんと自分なりにジャンル分けとか設定とか、しとけばよかった……。
それでも、前よりはかなり軽くなったから、待ち時間だけは減ったけれど(前はかなり後のほうにある本を更新しようとすると、まずその本のデエタのあるペエジを開くまでに時間がかかり、今度は更新そのものに時間がかかる…)。

時間を見つけては自分の所有欲と自己満足のために奮闘しているのでありました。だいぶ片づいて(?)きて、また新たにこれまで入れていなかった本をぶち込んでいる最中です。

……何してんだ、ホントに↓
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ZOO
乙一
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ずっと読んでみたいと思いながらも読まずにきてしまい、ファースト…コンタクトは映像化されたもの、になってしまった。そういうわけで、画像はあくまでも原作単行本。
自分の住む地域では上映期間が短かったので、さっそく友人と映画館に行って来た。
全5話のオムニバス映画で、監督や演出が全作品異なる。……ので、味わいも微妙に異なるのだけれど、どこかにうっすらと共通したナニカが感じられるのが同じ作家の1冊の短篇集から生まれた映画だからか。

『ZOO』より、「カザリとヨーコ」、「SEVEN ROOMS」、「SO-far そ・ふぁー」、「陽だまりの詩」、「ZOO」を映像化。
■「カザリとヨーコ」■
双子のカザリとヨーコ、母はカザリばかりを可愛がり、ヨーコを虐待し続ける。それが日常。ヨーコはある日の出来事をきっかけに「変わる」ことを決意する。……オチも展開も見えるのだけれど、爽快な後味の悪さが残っていい(日本語っていいなあ…・笑)。何というか、あえて見通せる話であって、味わいどころはスジではない話、というカンジ。
主演の小林涼子ちゃんがとてもスバラシイ。一卵性の双子を演じているのだけれど、……同じ顔なのに同じカオにならないのだ。表情や仕草、ちゃんと演じ分けている。パッと見「ちゃんと成長した安○祐実」なのに…(「ちゃんと成長した」つーのは、ホラ、安○さんたら成長なさってもまだあどけなさが残ってるカンジがするじゃないですか。童顔のまま、というのか)。結果的に彼女はこの作品の中で「3人」を演じたことになるのだけれど、それがちゃんとすべて「違う」少女に見える。すげー。

■SEVEN ROOMS■
ある日突然殴られて拉致監禁された姉弟。部屋は扉と汚れた水の流れる排水溝があるだけ。食パン1枚と牛乳らしきものが一日に一食配られる。姉は幼く身体の小さい弟に、排水溝を辿るように命じる。それでわかったことは、自分たちの部屋も含め7つの部屋があること、その部屋それぞれに女性がひとりずつ監禁されていること。そして、6日後(原作では「7日目」らしいのだが)には殺害され排水溝に流されてしまうこと……。
もっともホラーらしいホラー、という話。胸糞悪いというか、後味はかなり悪い作品かもしれないけれど、私は好き。
表面的には大して仲良く無さそうな姉弟なんだけど、本当はそんなことはなくて、とても深い部分では互いを大切に思っていることがひしひしと伝わってくる、切なくて凄惨なラストが印象的。それまでの描写がまたうまい、のだな。
でもって、弟役の須賀健太くんが芝居巧すぎ(笑)。もう出だしの台詞・動き、何から何まで「芝居臭さ」がないのが凄すぎる。
でもって、姉役の市川由衣嬢が見せる弟に向けられた「微笑」は涙モノです。
殺人鬼役はラストのエンド・ロオル見て初めて誰なのかわかった。アンタ、色々な仕事やるんだねえ…、○ッ○○……。

■SO-far そ・ふぁー■
父は妻である母を、母は夫である父をそれぞれに死んだと思い、見ることができなくなってしまった中、息子である「ボク」が仲介することでようやく繋がることができる、という奇妙な世界。その「繋がり」すら断たれてゆくようになり……。
タイトルに何かあるだろ、と思ってたらやはりそうでした。巧いねえ。でもって、最後の最後にそういうどんでん返しが来るのかあ、と妙な気の抜け方をした(笑)。いい意味での小休止的作品。
神木隆之介くんが「ボク」を演じているのだけれど、彼もホントに達者な「役者」ですな。たたずまいもいい。少年独特のあやうさとかがあって、艶っぽいくらい(私は別に年下趣味ではない)。
物語そのものとしては、「時代」を描いた掌編、てヤツでしょーか。張りつめたような空気と淡々とした空気が同居してるフシギな空間だった。「子はかすがい」たあよく言ったもんだ(ばばあ発言)。

■陽だまりの詩■
つくられた、人工の少女が目覚める。自分をつくった男との静かな生活。彼女は少しずつ色々なことを学ぶ。珈琲の入れ方、陽射しのまぶしさ、世界の美しさ、命。そして、感情。それから、「死」、というもの。それは自分をつくった男が死んだ後、埋葬するために必要なことだった。
……「滅亡後の世界」を描いたものは数あれど、絶望的な世界をこれほど美しく切なく描いたものは少ないかと思う。
モオション・キャプチュアによるCG合成により、登場人物の動きがリアルでありながら(人工生命体故に)不自然さが残る、という効果が面白い。唯一アニメという手法での映画化。古屋兎丸氏の絵はやわらかで繊細で美しかった(このひと自身の作品も好き。特に、毒のあるタイプのが)。
「限りある命だからこそ尊い」という単純な事実を「人工の生命」によって語られるのは……なかなか皮肉ではある。

■ZOO■
廃墟と化した動物園で、発作的に恋人を殺害してしまった男。毎日彼の元には写真が届く。写真には恋人の姿があり、それは徐々に日を追うごとに腐乱してゆく……。あったはずの動物園は消え、次第に現実と夢との区別がつかなくなる男――。
……もしかして、コレ、原作をかなりヒネってるのか? 読んでないからその辺りわからないんだけど、コレがいちばん「??」だった。こう、自分の中に、すとん、と落ちてこない。その何とも言えない微妙な不快感がキモなんだろうか(笑)。
これは文章で(つまり原作を)読みたい、と思ったな。どう表現されたものがこの映像に昇華したのかを知りたい。あ、そういう意味では成功作だわ。

……というわけで私は楽しんで参りました。レイト・ショウなので安く済んだし、まずまずと言ったトコロ。
あ、参ったと言えば、今回ヤケにパンフレットが安いなあ(¥300!)と思ったら、これ、プレス集なんですね。表がポスタア状で、裏に簡単なキャスト紹介や内容紹介が描かれている、というものがバラバラで(綴じられていない状態で)6枚入ってる。まあ、小ポスタア集買ったと思えばいいのかな。個人的には所謂「パンフレット」を期待したのでありますが(観た作品のパンフは必ず買う)。掌編5作だから、大それたモンつくったらネタバレの嵐になるか(笑)。これはこれでアリだけど、……¥150くらいだともっと嬉しいです(し、しみったれ過ぎ……)。
でもって、やはり「原作(&彼の作品)を読もう!」と強く思ったのでした。文章の持つ趣と、映像のそれは違うから。文章だとどんなカンジだろう? 期待してお財布を開いたら、別な意味・次元で期待を打ち砕かれそうなのでやめておこ……。

DVD、リリィスされたのでついでにUP。
ZOO
小林涼子 乙一 金田龍
B0009OAVIS

もう少しお手頃価格だったら買ってたかも。

数年前、某通販会社のクリスマス・カタログに載っていたのを見て以来、ずっと欲しかったもの。それは。
ラップ・トレイ。
「やだわ奥さんたら。同じ分別よね、あれ。不燃物扱いでしょ? あ、トレイは発砲スチロオルだからリサイクルかしら。地域によっても括りが違うから厄介よねえ」
……いや、そうじゃねえんだ。
「Yo! メ~~~~~ン!」
……そのラップでもねえ。

――何のために誰のためにボケているのか天然なのか。って、かなり作為的だろ。

恥ずかしながら戻って参りました。ただいま。あ、大丈夫だよ、冒頭のはね、ツカミって言ってちょっとしたボケだからね。

もういいから。

ラップ・トレイ。その時カタログで見たのはイギリス製だかスコットランド製のものだった、かな。膝の上に置いて使えるトレイなんだけど、単なるトレイではなくて、膝上に直接当たる部分がクッション状になっているの。で、トレイのデザインというか模様や、そのクッション部分の布の模様なんかで色んなヴァリエがあって、私が見たものは確か赤が主になってるタータン・チェック柄のクッションにココア色の木製トレイ、というもの。それがもう可愛くて。でも、……お値段が可愛くなかったのだ。確か¥6,500くらいしてた。それで、購入は見送ってしまった。あのあとも、ずっと欲しくて欲しくて。

よーやく見つけましたよ。それも廉価なものを。期待したのとはちょこっとだけズレたけど、でも、膝上に触れる部分はクッション、トレイは木製。ちょっとレトロ・ポップな味わいの柄。でもまたしても画像不鮮明につきその可愛らしさがちゃんと伝わらないよ(涙)。
20050530181748.jpg

実は同じ通販会社のモノで、今度は自社開発製品として販売されたもの、で、……どっちかっていうと子供向けに作ったもので、大人の方もどうぞ、というカンジ。お値段は以前欲しかったものの3分の1くらいとりーずなぼー。
何が残念だった、って、本場モノ(?)は、クッション部分はむっちむちのぱんぱんに詰め物がされていて、しっかりしているのだけれど、こちらのは、やや内部に余裕アリ、というカンジ。むっちむちのぱんぱんじゃなくて、たとえば手前に高さがあるのはイヤだな、と思えば、枕を整えるみたいにして調節できる。ある意味調整可能なところがいいと言えばいいんだけど。うーん。むっちむちのほうが、安定感はある、と思うなあ……。でもそちらを使ってみたことないので何とも言えない↓
で、使ってみたけれど、とりあえず問題ナシ。大きさもほどよくて、ちょっとくらい大判の雑誌広げても大丈夫(少しはみ出そうだが!)。B5、A5くらいのノオト広げてあれこれ書き物したり、お茶するのも可能。最近は寝る前に日記つけるのに使ってみたりしてる。蒲団に少々高さ調節を手伝ってもらって。
いい、いい。うん、可愛い。
車の中とかでも活躍しそうだし(いや、運転中、ドライバーがどないせえと。そうじゃなくて、車中で食事、したりしません? そういう時とか。ちょっとどこかに車停めて地図見たりドライブ・スルーで買った何かを食べる、とかによさそう)。意外に用途のハバは広そう。もうひとつくらい買っておいてもいいかなあ、などと思ったりし始めている。どうしようかなー。
しかし、こやつ、そこそこ場所取るのだな。母に「……まるで穴蔵ね」と揶揄される部屋で寝起きする私には便利だが嵩張るモノなのだった。車に置いておいても、多分「邪魔だ」コールが両親から来るであろう↓ くそ!

実はこのラップ・トレイというシロモノ、私の中では乙女なアイテムのひとつであった。ベッドでくつろぎながらお茶、とか、そういうのが好きなんだい!(ぎゃー!! よくそんな恥ずかしいこと言えるな!!)単にものぐさでお蒲団の中でだらだらするのが好きなんちゃうんかい、と冷静に自分に突っ込んでおきます。

価格の割に可愛いし使えるし、なので、とても満足。あとは使い勝手、というものが本当によいのか今後の私の行動にかかっている。あ、夏は熱そうですな。こう、露出した足に綿入り布もっさり、てのは(それ以前にクッションに汗がつくじゃないか!)。

とりあえず手に入れたヨロコビなどを綴ってみました。……いつも以上に内容がないなあ……(いや、駄洒落じゃなくて)。
お飲みものはいかがですか?―うちカフェドリンクレシピ集
オンライン書店ビーケーワン:お飲みものはいかがですか?
これは楽しい♪ 気取りのないレシピが100種以上あって、しかも家にあるものでつくれそうなのが多い♪(それこそ、やれモラセスだのと少々「どこの家庭にも常備されています」なものじゃなくても大丈夫、なものがほとんどVv でも私のウチ、生クリィムは常備してないなあ…。あと、シナモン・スティックも…ま、いいか、すぐに買えるものだし。うん)
インスタント・コーヒーをフツーに使用しているところも、「庶民的」でいい。カッコつけたり褒められたいなあなんてシタゴコロのためにではなくて、自分が家でほっこりゆったりのんびりするための、自分が楽しむためにつくりたくなるメニュ。とは言っても、ちゃんと「おもてなし用」のメニュだって豊富。なかなかいいカンジにこぢゃれておる割に、簡単だったりするので試して招いた友人の反応を見るのも一興かと。
いずれにしても「美味しく楽しく簡単に」が基本、というカンジで、ものぐさな私でもつくれそうなのがそこここに♪(ミキサー使ったりするのもあるにはあって、ウチにはどこにしまったか誰も覚えてないのがどこかに秘蔵されているのよね……↓ シェイクのメニュもあるけれど、ミキサーないんじゃダメぢゃん……・涙)

写真(完成図)がほとんどについていて、使われている器も可愛かったり、写真も可愛らしく撮れていて、眺めていても気分がほこほこしてきます。「料理!? 駄目! 絶対駄目!」というひとでもトライできそうでいい(そう、私向き……↓ いや、絶対ダメ、とは思わないし、自分で食べるものくらいそりゃどーにか何かしらつくれるんだが、招いた友人に「作っている間は、決して覗かないで下さいましね……」の一言を残して台所に立つ女なのも事実だ……。大丈夫! ヘンな材料使ってないって!>友人s。近所の犬、最近見かけなくなったのは私とは無関係だからね♪)。
ヴィジュアル要素満点レシピ本=少女まんが論支持者には買いの一冊であるのことよVv

ホットからアイス、スパイスで楽しむものから氷でアレンヂ(グラニテとかもあるのだ)、色のヴァリエで楽しむものまであれこれイロイロ。「あ、これ実は試したことある!」というのが見つかるかもしれません(私がやろうとしていたブランディ・バタ+珈琲or紅茶、ちゃんと載ってました。もっとも、こちらの本ではフツウのバタを使用なさったものでしたが。さっそく試さなくては!)。
父はどうやら「食パン」はあまり好きではないらしい。学校給食で食べ飽きたらしいのだ。教員をウン十年とやっていると、考え抜かれ工夫された献立とは言え、少々食傷気味にもなろうというものだ(彼が現役で教員だった頃に比べれば、今の学校給食はより「進化」を遂げて、よりメニュ等も豊富だろうが、当時は、ねえ……)。加えて、パンに合わせたメニュの中にもあまりお目にかかりたくない料理が出現するらしい。ホワイト・シチュウなどはその最たるもので、まず自分から食べたいなどとは言わない。ベシャメル・ソオス大好きの母と私にしてみれば、グラタンだのドリアだのホワイト・シチュウだのは好物なのだけれど、彼が好まないのであまり食卓に上らない(多分ウチは世間的に言うところの「亭主関白」な家庭なのだろう。もっとあんなこととかこんなこととかあって、そういうコトバで収まらない家庭なのだが)。私が材料を刻むところからつくったという危険物渾身の作・クラム・チャウダアも、彼は美味いとも不味いとも言わずただ仕方なさそうに黙々と食べていた。おのれ! めっさ美味やったっちうねん!!(それは私の腕に寄るのではなく、ひたすらレシピと浅蜊から出るあの旨味と手間暇のおかげである)
また、ウチには朝食にパン、という習慣が元来なかった(ので、下宿生活をした時、週1でパン食の日があり、大丈夫だろうか、と思っていたのだが、……別に何てことなく美味しく食べていた。順応性の高さが私の長所か。アメリカじゃ朝からクソ甘いデニッシュをばくばく食ってたしなあ…)。多分、それも職場における給食でイヤでも食べねばならぬからでもあったのだろう。
トーストを食べる。それは父が居ない時にほぼ限定される(稀に、父に別なものを食べさせて私と母だけトースト、ということがあるけれど)。表面カさっくり中ふんわり、にバタかマアガリンをたっぷり塗って食べるのが、私も母も大好きだ。母はそこにジャムやチョコレイト・シロップを加えるという「荒技」を幼少の頃伝授してくれた。今も彼女はその食べ方を好む。私はシンプルにバタのみ、とか、マアガリンのみ、というのが多い。……いずれにせよアブラを摂取しとることに何らの違いもない、というのがカナシイ。でも母はそこにさらに糖分加えるからね! 最凶~~~~~。

で、本日のランチ。父には別なものを食わせ、私と母は久々にトーストを食べることになった。
「ねえ、マアガリン、ある?」と尋ねたら、「バタもあるわよ」との返事。
「ブランディ・バタっていうヤツなんだけど。冷蔵庫に入ってるから、出してみて」
「え。何ソレ? ブランディが入ってるバタ、ってことだよね?」
見れば角張った、見たことのない瓶がちょこん、と冷蔵庫の中に。
「えー、何、もらったとか?」
「試しに買ってみたの。生協から」
「ほほう。食べましょう。それは食べましょう。食べぬことにはわからないわ~」
……まあ、とにかく食いたいんですね、アナタ。わかったから落ち着け。
20050528014912.jpg開けてみる。色はバタ。まろやかな淡い黄色。香りが、ブランディだ!
「うわ、すげ! ホントにブランディの香りがする~~♪」
ふんわりと香るのはまさしくブランディ。
ポップ・アップのトースタアから元気よく飛び出たきつね色の食パンに、さっそく塗ってみることに。
「あれ。このバタ、何か、もっさりしてる」
通常、バタというものは、まあ冷蔵庫から出し立てであったりすると少々固くはあるが、じきに室温に慣れ、なめらかになってゆく。ところがこのバタ、一向になめらかになどならないのだ。
もさ。もさもさもさ。
フシギな塗り心地(ヘンな日本語だなあ)がする……。でも、じきにパンの熱にあたためられてとろけ始め、とろみを増しながらパンに染み込んでゆく。これこれ。これがバタだよん♪
さく。
一口食べてみる。
……………………甘い!!
「ねえ、これ、甘みあるんだ!?」
「ホントだ」
「香りいいねえ。んで甘みあって。美味しいじゃん。あ、甘みないと美味しくないか、コレは」

「謎はとけてすべた!」 …違うわボケ。

ばくばく食いながら、ようやく瓶の原材料の項目などに目をやる。もさもさ、の正体は粉砂糖、だったのだ。なるほどねー。そりゃなめらか~~じゃなく、どこかしら脂混ぜてよく練り込んだ上質な粒子の細かい砂みたいになるハズだわ(食い物に対してその表現は不適切な気がするのですが紫堂さんそれはどうなんですかアリなんですか無視ですかそうですか)。

ブランディに粉砂糖、それとカラメル等も入っていて、まあ純なバタなどとは500マイル(@「星空のディスタンス」)ほどの隔たりがある。でも、美味でした。香りがいい。紅茶にも珈琲にも合いそう。ひょっとしたら本来とは違う意味での「バタア茶」が楽しめるのでは、と思えなくもない(まろやかに美味になるか、脂っぽくて妙な甘さ際だつゲテモノになるか二つに一つ! 真実はいつもひとつかふたつ!@オトナの意見from「かってに改蔵」)。

とりあえず、バタ本来の塩気も相まってか、結構甘みが強く、でもコクがあって美味しゅう御座いました。母はそこにさらに「ボンヌママン」のカシス・ジャムを投下して食しておりましたが(…私もやったけど。酸味があっても美味しい。塩気・甘み・酸味は合わさると美味というではないの。メロンに生ハムはその原理故のハズだ! そしてさらにそれを発展させたのが「あんこまパン」〈林望氏考案。あんことマヨを食パンでサンドして食べる、そうな。「徹子の部屋」にゲスト出演された折りに、黒柳女史が試食されたのだが、……微妙な顔をなさっていた……・笑。多分、それほど奇天烈な味でもないと思うんだけどなあ。試してないから何とも言えないけど。←無責任〉だ! ……でもまあ好みの問題です)。

今日の失策は紅茶も珈琲も用意しなかったこと。何となく暑くて、冷たいものなら飲みたいな、な気分だったもので。冷えるの待ってたら夕食時間になるっちうねん!(私はつくりおきのお茶を、母は水を飲んでいた)
今度食べる時は紅茶か珈琲と一緒にパクつきたいと思います。私は今回初めて目にしたのだけれど、フツウに売られているもの?? ちなみに、オーストラリア産でした。

バタを紅茶乃至珈琲にぶち込んだアカツキには、またここで御報告します。その前に試したことのある方の感想を募集(地味に誰かに先に試させようとしているこの腹の黒さ・笑)。
わたしだけの愛のバラ―誕生日のバラ365あなたの名前のバラ100
鈴木 せつ子
4086500876

タイトルで思わず「わーたーしーだけのじゅーじか~~♪」と歌ってしまった↓ でも結構すごいタイトルだと思うわ。わ、わたしだけの「愛」の! バラ、ですもん。
サブタイトルにある通り、「誕生日のバラ365 あなたの名前のバラ100」てので、かなり! ものすごく! 期待しまくってしまったのです。

かなり前に「336日誕生花の本」(と言ってもコレは改訂後のもので、私が所有しているのは改訂前のもの)というのを興味本位で買ったことがあるのですが、これが面白い。どこにどうどんな根拠があって誕生花とやらが決まったのかもよーわからんのですが、とにかく一日一花、その日に生まれたひとのための花とやらが必ず存在するらしい。神話だの説話だのその花にまつわる蘊蓄、同じ誕生日に生まれた著名人(作家から芸能人まで幅広い。林家ペー氏とタイ張れるんじゃないかくらい人物が取り上げられている)が掲載されているのも楽しい。深く考えないで読むと、ものすごく楽しい本。
で。今回の薔薇の本にも、ほのかに期待を寄せていたわけです。「366日…」みたいな蘊蓄だとか、そういうものを。私にしては珍しく期待し過ぎてしまった。そこが敗因(私は平生落胆せぬよう過度の期待を持たぬようにしている。つまんねえ人生だなあとお思いでしょーがそれが私の処世術~)。
ここ30年間で人気のあった女性の名前100をピック・アップして、薔薇の写真・名前・花型や香りに★マークで度合いを示して提示。……これ、自分の名前、親しいひとの名前があるひとには楽しいというかちょっと嬉しかったりすると思うんだけど、……あるわけないじゃん、私の名前……。ふだん自分と同じ名前のひとと、あんまり会ったこともないしなあ。まあある意味「ありふれてない」と思えばいいんだろうけど、こういう時はちょっとセツナイではないの。
でもって、誕生日の薔薇。これはもうペエジ数の関係もおありでしょうが、小さな写真と花言葉が添えられているだけ。もっとも、小さい写真とは言え、少なくとも366種もの薔薇(オールド・ローズ、ワイルド・ローズもあるし、品種改良されて生まれた薔薇も色々あって、楽しめるのは確か)が一同に介したようなもので、まあ圧巻と言えば圧巻なんだけど。
「ヨーク・アンド・ランカスター」という品種の薔薇を見てみたいのだけれど、……あまりの多さに見つけられん!(それ以前に載っているかどうかも不明だけど)。……巻末に薔薇の名前索引があったらよかったのに。こう、名前だけで「どんな薔薇なんだろう?」と想像をかき立てられたりしません? そういう楽しみも欲しかったなあ、なんて思ったり。

薔薇の育て方や楽しみ方といった初心者向けのちょっとした「講座」があったり、エッセイが散りばめられていて、薔薇好きな方には楽しめる本でしょう。いや、私も薔薇好きなんですけど。だから買ったんですが。ただ、誕生日の薔薇は何故それと定めたのかとかもっと知りたかったなあ、とか、欲張っちゃった分、自分の期待からは少しそれてしまって、そこが残念。

ちなみに私の誕生日の薔薇の花言葉は「しとやかな」。……あちゃー…(笑)。見事にそぐわねえ女に育ってますが何か?(ちなみに、「366日…」だと「奥ゆかしい心」だとよー。ますます合ってねえよ、と自分の良心が魂の叫びを上げておりますが何か!? ←来た、逆ギレ!)
そもそも高慢ちきだの女王気取りみたいに言われる獅子座の女にそれはないだろう……。

そうそう、某ライト・ノヴェルで有名になった「ロサ・キネンシス」の姿なども拝めます。そういう方々にも需要はありそうですわね、おねえさま。では、ごきげんよう(ラスト一部にしかわからない表記になっております。御了承下さい)。
すっかり書店から足が遠のいて久しく、また田舎故に入荷の遅延や未入荷といった状況がフツーのド田舎在住の私にとって、ネット書店は大変便利で有り難い存在なのだが。……どうもこうイライラさせられることが多くて困っている。

bk1。サイトリニュウアル以降絶不調…。

仕入れたばかりの新刊を掲載しています。
月曜~金曜の19時頃に最新の情報に更新します。24時間以内に出荷します!


とあるのだけれど、……リニュウアル後はその日のその時間帯にチェックできた試しがない。前は夜も8時くらいになればその日入荷した最新刊をチェックできて、より早く興味のある本だとか欲しい本なんかを見つけることができたのに。今できない理由って、何だ??
それでいて、まだまだ先に発行予定の本が検索できて、「1~3w」の印がついている。「1~3週間以内に発送」てことで、まあ予約は受け付けてますぜ、な状態、と言えなくもないんだけど、同じ日に出るハズのものが欠けていたりして、意味を成さない。一括で買ったほうがお互いラクでいいじゃないか! と思うのだが。その中途半端さが何だか疲れる。あと、大きい括り(出版社)で検索かけたりすると、ダブってたりもして、正確な件数じゃないのでは? と疑念が(疑念つーか、確実にそうだろう…)。
ほかの入荷情報も、夜にならないとUPされなくて、……ああ以前の利便性を返してくれよ、と本気で願っている自分が居る。
待てよ。「利便性に慣れ過ぎた自分」を顧みるいい機会でもあるな。以前ならわざわざ書店に足を運ぶ、新刊情報誌・新聞をチェックする、等々の物理的手間をごくフツウにかけて色々な情報を得ていたわけだし。ネットに依存し過ぎているのかもしれない……。
でも、だからと言って今の不便さを許容できるか、つーとできないんだな、これが(はっはっは)。

さらに Amazon.co.jp 。自分のこのブログに本の紹介用リンクを貼り付けているのだが。……いつの間にやら本等の画像が見られなくなっている。問い合わせたところ、いかにも雛型のある文例にちょこっと手を加えたような返信が。「全力上げて調べまーす。解決できるまで待っててねー」みたいな返事。結局、いまだに表示されることがない。……自分の好きなジャンルの本を紹介したい時、画像付きの方がぱっと見の印象とかも伝わるし、見た目ハナヤカになるから(笑)画像欲しいのに! ええ、きっと「鋭意努力中」とやらなのでしょう! そうでしょうとも!

……「今出ましたから!」。出前頼んだけど、来ないわねえ、電話でもしてみよーかしら、もしもし、○○頼んだ××ですけど…な時に必ず言われる台詞。その状況に近いな。
多分、本当に日々サイトの構築に関わっているひとたちはそのひとたちなりに「鋭意努力中」なんだろうけど。いつまで経っても解決されないのは何をどう努力した結果なんだか……。
「今やってますから!」だろうとは思うんだけど、一向にそのやっておられるであろう作業が反映されておらんのですが。どうしてくれようか。

などと言いつつもせっせとカートに欲しい本を次々にブチ込んでゆくあたり、学習機能がないなあと自嘲するよりすることもなく。はあ…。
Betty Crocker's Cookbook for Boys and Girls
Betty Crocker Betty Crocker
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買ったのは結構前のこと(ちなみに、去年の9月16日に彼女の本を持ってる、という記述があった。自分で自分のブログ検索しないと思い出せないこの記憶力)。どこかのヴィンテエジな絵本だのを扱うネット上の古本屋さんで見かけたのが、この本の存在を知るきっかけだった。……その時すでに sold out 。もっとも、在庫があっても、私には手が出せる価格ではなかった。
……検索、してみるもんですね、Amazon。偶然見つけただけの本だったけど、……復刊されてた。オリジナルは1957年発行、みたい。なるほど、そりゃヴィンテエジ、というか、あれか、雑貨とかでいう「ジャンク」の域にあるものか。

Betty Crocker は名前しか知らないけど、とにかくアメリカでは料理(のレシピ)で知られてるひと、くらいの知識はあって、確かアメリカのマーケットでも今でも彼女の名前を冠したケエキ・ミクスなんかが売られてた気がする。
この本はタイトル通り、子供向けに書かれたレシピ集。もういちいち可愛くてハラ立つ(笑)。表紙の雰囲気のレトロっぽさに心臓射抜かれて、中見たらもうそのまま棺桶行きにされた(すげえよ!)。
いい! 絵のタッチがまずいい。でもって、2色刷のペエジがあるのもツボ(これ、面倒なんですよ、描き手の側にしてみれば。同じ絵を2枚描くのに近いから。少しくらい黒の主線(おもせん)と色がズレてたりするのがまた味わいだったりで)。さらには、写真のペエジもあるんだけど、これがいいヤケっぷりで! オレンヂがかってて、いかにもその当時の、「総天然色(このコトバ知ってる自分はもしやヤバイのでは、と今更思ってみたり)」っぷりがたまらなくいい。 spiral biding なのもいいわーVv(私は本をわっきり開き切って読めない人間で、中綴じの本はいいのだけれど、平綴じの本は絶対、レシピ集のようにキッチンだのダイニングのテエブルに書見台にでもびろーんと広げて見ねばならないようなものであっても、それができない。本が傷むではないですか。それがイヤなの。書痴だからしょーがないのだ!)ちょっとペエジが金具にひっかかって捲りにくかったりするけれど、そんなの気にしない! ちゃんと開いて見られる、というのが用途に適っているという時点で「正しい」ので無問題!(ウチに「世界の料理全集」みたいなのがあって、1冊1国で色んな料理を紹介してるのがあるんだけど、これもスパイラル・バインディングで、しかもちゃんとペエジを取り外すことができた…と記憶してる。父が娘同様「食う」ということや「食文化」に絡むものが好きで、「母のために購入した」らしいが要は自分が食べてみたかったのであろう…。実際何度か母につくってもらって、家族で食べました。そのレシピ集の写真も、多分今見るとちょっとヤケたカンジの写真のハズ。……結構古いものだから。あー、懐かしいなー。昔は居間の本棚にあったから自由に見られたのに、現在父の書斎にあるので許可をもらわないと見られなくなってしまった。ちぇー!!)
でも例によって例の如く、まだ本文中登場するレシピを試したことは一度もありません。はははは。オーヴンないしー、冷凍庫と冷蔵庫は余裕ないしー、と理由ならナンボでもある。ついでに言うなら材料買ってくるためのカネが(以下カナシくなるので省略)。

眺めてるだけで満足。当時はコレがウケたのか、とか「おお! 当時にしてはイケてないか、このデザインは!(というより「今」の創造力が枯渇しとるのかもしれんが。まあ「太陽の下にすでにオリジナルは存在しない」と言うし)」とか、あれこれ楽しい。さりげなく、でも思いっきり自社から出てるケエキ・ミクスを宣伝してみたりするところも何だか好き(笑)。この頃にはもうこういうモノがあったのね、という発見にも繋がって、「読む」だけでも十分楽しい(それに、一応子供向け、だから英語も極端には難しくないし)。

子供向けの料理本は、可愛いだけでなく、やれ栄養がどうの、といった配慮もされたものが洋書には多い。日本のは逆に、特に最近は、遊び心が見られることが多くなってきたけど(というよりも、オトナが子供にも楽しめるように、なんつー方便を使って自分たちが思いっきり楽しんでいる・笑)。何かというと訴訟起こすようなお国柄だからかしらー?(以前雑誌か何かで読んだけど、道路歩いてた女性がヒールが壊れたタイルにひっかかったために転んで怪我をし、「ちゃんと整備されていればこんなことにはならなかった!」とその町だか州だかを相手に裁判起こして勝訴した、という例があったらしい…すげえな…。あと、「○ック」のドライヴ・スルーでホット・コーヒーを買った、運転中カップが倒れて珈琲ぶちまけて火傷した、珈琲が熱過ぎたせいだ、だから「マッ○」が悪い、と裁判起こして勝訴した、という判例もある。……私は熱々のが飲みたいぞ。ぬるい珈琲なんぞイヤだ。そういえば日本ではまだ健在だったと思うけど、先に小さいスプーンがついたマドラー、あれ、ヤクやるひとが便利だからって使用してたとかで、アメリカなんかでは廃止になったんだったよなあ…何でも責任転嫁できるってラクでいいねえ。粘膜吸収がもっとも効き目早いんだかキモチいいんだかで、鼻から啜り込むシーンが映画なんかでもあるじゃないですか。アレをやる時に、どうやらあの小さなサイズのスプーンが便利らしいのだな)

いかん。暴走した。
オリジナル(当時発行されたもの)にこだわるのでなければ、どうやらそのまんまの状態での復刊なので、50年代が好きで料理が好きで雑貨が好きなひとには多分たまらない本ではないかと。
子供向けではあるけれど、甘ったるくないちょっときりりとした雰囲気なのも好み。子供向けだからといって馬鹿にしていないとでも言うか。
レシピ本はそれなりに持ってるけど、これは自分の中で十指には入るなあ(せめて五指くらいにしない? フツウはさー)。
Make Me Happy
モモ(ポストペット) Momo Spastik
B00005G4TA

メーラーは「PostPet 2001」を使用。ペットはえろぴんショッキング・ピンクのぬいぐるみ・モモ。性別はオス、名前は某小説のキャラクタアから拝借したため、脳内設定にて右目が黒、左目が青、ということになっている。 Outlook は何となく使いづらいなあ、と思ってしまったのと、単純にカワイイからポスペを選んだのだけれど、HTMLメエルがそのまま読めないことを覗けば、ほとんど不便もなく、逆によくある「●icrosoft 社製品の脆弱性」云々に振り回されることもないため、ウイルス感染の可能性も比較的低い。しかも、慣れるととても使い勝手がいい。ユーザ・フレンドリィなつくりだなあ、と思う。

ふだんのいい加減さというかだらしなさが災いした。もう悔やんでも悔やみきれない(涙)。
ここ1~2週間の間、おかしいな、とは思っていた。とにかく、起動させると表示されるまでが長い。アホほど長い。30秒はたっぷり待たされる。
IEでどこぞのサイトをチェックしながら不要なメエルを削除する。…と、これもまたアホみたいに待たされる。ヘタをすると、削除中に何か作業をしようとしたら(たとえば壁紙をDLしようとする、とか)、そこでPCが固まる。
……受信簿、ヤバイヤバイとは思っていたのだ。何がどうしてなのかわからないけれど、同じメエルが2通ずつある時期があったり、大昔のもので削除していないものがかなりあったりで、「徐々に削除していかないとねえ」とは思っていた。思っていたけれども、何せ一通消すのにかなり時間がかかるものだから、思うようにはかどらない。他の作業にウツツを抜かしてつい先送りしてしまう。
これがよくなかった。
今日「さ、整理しなくては!」とあるメエルを削除したら、またびしり、と画面が固まってしまった。再起動もできない。しょうがないので強制終了。再び電源を入れてメーラーを立ち上げたら。
……ない。ないのだ。真っ白。受信簿の中に、今までもらっていたメエルが何一つない!! 中にはつい最近登録し自動的に贈られてくる確認メエルだとか、会員にのみ送られてくるメエルだとか、ごろごろあったのに! うっっそー!!!!

しばし呆然。
ネットで調べてみたら、「2001」は送受信簿がよく壊れるのだそーです……。要領を越えてメエル保存してたりすると、よく駄目になっちゃうらしい。私のがまさにソレ。

……ああ、もう取り戻せないよう(大泣)。あのメエルもあのメエルも大事だったのに! 何より悔しいのは友人とのやり取りの分。送信簿には異常はなく、何ともないだけに、「このメエルの時の返事ってどんなんだったっけ…」とか「あの時のひみつメールはもう読めないんだ…」とか悲しいやら自分がイヤになるやら。

これからはこまめに不要なメエルは削除しよう、と心に決めました…。
うがああああっ、あのメエルにあのメエルがー!!(まだ言ってるよ)

超獣伝説ゲシュタルト 1 (1)
高河 ゆん
4758051313

「欲しいと思ったものはその場で買え」。これはもう鉄則だ、としみじみ思うことがある。でも以前はもう少しモノの売買とゆーものののサイクルは、こんなにあくせくしたものではなかった。それが油断に繋がるのね……。
この「超獣伝説ゲシュタルト」、8巻のみ「復刊ドットコム」に希望が出てました。……絶版になるのがアホみたいに早かったのです。それで、買い逃したひとが結構居たり、「最近ファンになって読んでみたいんです」というひとが居たりで、復刊希望の一冊に挙げられていて、投票もそこそこ集まってきていたのですが。

ええ、まあ、そうですねえ、一部の方には朗報でしょう。判型変更・表紙イラスト描き下ろし、他社から全巻復刊、というのは!(さらに付け加えるなら全巻購入者のみ応募可能な全サアリ、らしい)……あの票を寄せてきたひとたちのキモチは一体どこにぶつければよいのだ!!
……まあすでに元の版元との契約等切れてしまい、今出している出版社が全権握っていて、「最新作ぜっこーちょー♪ だし、復刊してほしいって声も聞こえてるから、出してあげるよ!」てなもんだったんでしょーが……判型まで変えるなよ!!(怒)それじゃあ結局全巻買わないと本棚の締まりがなくなるじゃないか!! ちきしょー!!

もし、ただの一冊も持ってなかったら、ホントのホントに嬉しかったと思う。どんどん一般書店から姿消して行っちゃって、新古書店でこつこつ買い集めるしかなくなっちゃって、しかも最終巻だけはどこにもなくてオークションでも馬鹿高値で出品・落札だった、んだから。ホントはもっと続くハナシだったんじゃないの? とか前置き長すぎだよ! とか「それより『源氏』だろ!」とか(いかん、番外の本音が!)色々思うところある作品ではあったけれども(何でも本誌掲載の時は下描きのままで、という時があったとか…お、オソロシイ……アレですか、やはり「飛翔(いつも思うのだが、某巨大掲示板でのこの愛称というか呼び名、「跳躍」のがまだ正確だと思うんだが。関係ないけど)」で御活躍中の御大サマがやらかしてからは新連載・巻頭カラー・連載第1回目から下描き掲載される御時世になっちゃってるわけなのね。イヤな歴史を育みやがってー!!)、それでもやはりちゃんと「最後」を読みたかった。結末を知りたかった。そんで復刊希望までしたのに、……そうですか、判型まで変えちゃって、ねえ……(涙目)。

今まで買い溜めたものをも所蔵したまま新たに買うのか。それとも今持っている分を破棄(売却処分)して新たに買い揃えるのか。そこが問題なわけですよ。……小さくなった今回の方が収納にもラクなんですけども! ええいくそ!!

というわけで、せっかく読めるようになったというのに、何故かまったくちっとも全然嬉しい気分になれないのであった。くそー!!
北欧のかわいいデザインたち―日用品をたくさん集めてみました
pieni kauppa
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テキスタイル・デザインなんかでやたらと持て囃されてすっかり今までとはちょっと違う「おしゃれ」で「可愛」くて「ハイセンス」の代名詞になりつつある北欧モノ。
ファブリックやテキスタイル、家具、といった少々値の張る、または仰々しいモノではなく、日常に溢れているものたちに焦点を絞ったらしき本がコレ。……またか、ピエ・ブックスめ! ここもこういう「今が旬のおしゃれなヴィジュアル要素満点のアート・デザイン系の本」を出させたらピカ一な出版社(?)のひとつだな。お値段が難点だけど、欲しくなる本を立て続けにわんさか出してくれる。

私が毎号講読している雑誌「spoon.」でも複数回取り上げられていて、スタッフの方がその取材中のことをブログに写真付きで記事としてUPしてらっしゃるんだけど、……もう、ホントに、何でこういうモノにここまでチカラ入れるんだ! くらい「可愛い」「おしゃれ」で溢れてる。スーパーマーケットなんて宝の山よ、ホントに。もっとも、北欧は物価が高そうだから、気軽にお土産にするにしてもなかなかキツそうだと思ってしまう貧乏人の私。でも、名の知れ渡ったデザイナアの店だのであれこれ買うよりもぐっと安く済むだろうし、しかも日本にはないテイストに色遣いにデザイン。ああ、いいなあ。

EUのせいで、ヨーロッパはかなり「均質化」されてきているらしい、です、件の「spoon.」最新号によると。
spoon. (スプーン) 06月号 [雑誌]
B0009EK4B2

せっかくドイツで買い物しようと思ったら「Made in ○○」の国名が……、なんてことが増えてきたみたい。国境がなくなってくのはいいことのよーな気がするんだけど、その国独自の味わいが薄れていくのは何だかサビシイような……。
北欧デザインはどうなってくんでしょう? 多分、異文化も取り入れつつも、あくまでも自分たちしか持ち得ないテイストを保ってくれる、と思うんだけど。
そういえば、これも「spoon.」で読んだ気がするんだけど、「最近日本からデザインを学びたいとか北欧のことをよく知りたい、ってやってくるけど、現地の人間になれる、みたいな感覚は捨てた方がいい」ととある北欧の国のひとは言ったそうな。「良さ」を知ってもらえるのは嬉しいし、いいことだけど、だからといって自分のアイデンティティみたいなものを簡単にどこかに放り出して無条件に北欧のデザインがいい、こういうものをつくろう、と目指すのは、やっても無理だし意味ないよ、みたいなことを。

閑話休題。
とりあえず、ふだんから使う身近なものに工夫を凝らしたり、デザインに凝ったり、というのはとても素晴らしい姿勢だなあ、と思う。送り出す側も、それを利用する側も。日常をオロソカにしてはいけないと思う私には特にそう思える。
いちばん大事なのは「平凡な毎日」です、はい。
弘前は吉井酒造煉瓦倉庫にて行われた通称「ナラヒロ」。ぶろぐでひつこくあれこれ書きましたが、瑣末なことだけど嬉しかったりしたことをつらつらと書いてみよーと思います。

20050522215945.jpg20050512183847.jpgこれも設営スタッフさんたちによるものと思いますが、トイレ、です(写真左)。トイレもてづくり!? しかも可愛いし。おまけに、何とちゃんと水洗洋式トイレだった! 吃驚!! 簡易トイレとは思えぬこの佇まい。会場全体(外も含む)雰囲気を壊さないための配慮だったんでしょうね。なんかカンドー。トイレの個室内、白い壁にブルーのトイレット、と爽やかな配色。おまけにとても清潔。……思わず写メ撮ろうかと思ったけど、次のひとが待ってたし、「カシャ!」って音が聴かれたらただのアヤシイ女になるのでやめました(笑)。
でもって、手を洗う場所にこの心遣い(写真右)。
会場内もあちらこちらにこうして花が活けてあって、それがとてもよかった。さりげなーく。花がしおれてくるたびに、誰かが新たに摘んできて活けてたのかなー。

煉瓦倉庫の至る外壁に、今回のテエマが。
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でも風が強い日でも続いたのか、かなり文字が落ちてました。でももうじき終わりだしなあ。これもまた時の流れのままでいいのかもしれない。
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休憩所のもうひとつの「特等席」は、いちばん高い場所にしつらえたところから、ちょうど見下ろした斜め下にある。
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大きめの窓から陽射しが降り注いで気持ちよさそう。

カフェで友人と2人で3つもクレエプをオーダーした時、ドリンクもそれぞれオーダーしたわけで、……持つ手が足りない。クレエプを入れてくれる紙の器、深さがあるから頑張れば重ねて持てなくもないんだけど、クレエプ自体が具沢山でけっこうなボリュウムのため、それも何となく無理。「どうする!?」とちょっと騒いでいたら、カフェのおねえさんが「もうひとつは、袋にお入れしまたしたから」と。
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何も言われずとも私たちのウルサイ会話故に気づいて用意して下さったらしく。ベエジュに紅、って可愛い♪ 捨てられず、持って帰りました。ちなみに、オソロシイことに、私は食べた時の紙食器一式、持ち帰ってます。ほうら見て御覧~~。
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ナプキンに深めの容器、ワクス・ペエパアに紙コップとその蓋、マドラア状の木のスティック(ワクス・ペエパアは油染み一切ナシです、ホントに。すげー)。

おまけ。会場の近くに、これまた少々年代モノとでも呼びたくなるような、昔からある教会が。しかし何度撮っても私が撮るとただの廃屋のよーになるのは何故……↓
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弘前在住の友人談によると、「ここで結婚式を挙げると¥5,000で済むらしいのだけれど、みんなあまりの安さに逆に恐縮して¥50,000払ってゆく」のだとか。それはそれでいいハナシだなあ。ふふふ。

またしばらく弘前には行けなくなるけれど、行くたびに発見があったり思い出が甦ったりで、やはり個人的には大事な町だなあと再認識する。

来年の「ナラヒロ2006」ももちろん行くのです。
私 :ねえ、「遠からん者は音にも聞け、近くば寄って目にも見よ」って言うでしょ。中間くらいに居るひとはどうしたらいいのかなあ?
友人:(しばし沈黙の後、爆笑)そんなこと考えるひと初めて見た!
……という過去を持つ者です。こんにちは。いえ、あまり意味ないんですが。

「何事も最初が肝心」「終わりよければ全てよし」と申しますが。その両方がグダグダだった場合はどうしたらよいのでしょう?

この日の朝までには晴れる、と気象庁の予報。しかしやはり予報は予報、予定は未定で決定ではない。朝はどんよりと曇るにとどまるどころか、雨風大サアヴィスであった。私が家を出る頃にはどうにか小降りくらいには収まったのだが。
私は友人と朝早い列車に乗るためにJRの駅で待ち合わせをした。その時、遅刻してはならじ、と早めに出たら、……存外早く着いてしまった。何と列車出発時刻の30分も前。……アホウである。友人は余裕を持って家を出たらしく、間もなく来てくれた。故に救われた。無為にひとりでため息をつきつつ待つよりも、お互いにしゃべりながら時間を過ごせる方がマシ、というものだ。ところがだ。
「本日強風のため、列車の出発時刻が遅れております。ええー、現在50分ほど遅れております」というアナウンスが聞こえてくるではないか。
ハァ!? 強風で!? ……まあそれでなくとも最近のJRは事故続きでピリピリしているであろう。留意するのもむべなるかな、なのだが、……30分も前に到着して、さらにはあと50分!? 私の睡眠時間を返してくれい……(号泣)。

結局、41分遅れとやらで発車。友人と冷え切った駅舎で過ごしていたため、車内の温かさが有り難い。行き先は弘前。目的は「ナラヒロ」 。そう、あの「ナラヒロ」なのだ。遠かろうが距離があろうがカネがかかろうが、「弘前で見る奈良くんの展示」に意味があるのだ。故に行くのー!! 2人とも楽しみにしていたので燃えに燃えている(多分)。

会場までは徒歩。その頃には天気もかなりマシになっていた。ほんの時々、ぽつり、ぽつり、と手や頬に雨粒が当たることはあるものの、ほぼ晴れていると言えなくもない。2人の手には傘。私は少々厚手のコットンのブルゾン、友人は薄手のコオトを着ている。……何かが悔しい。

20050522220329.jpgさて入口。
「こんにちはー!」
この展示に関わるスタッフのひとたちの挨拶は本当に気持ちいい。入口にはほぼ常時クラークのヒトも合わせれば4~5人いらっしゃるのだが、どの方もダレーっとしたところが一切無い。「挨拶は基本だ!」と思って止まぬ私には特に心地いい(……挨拶マトモに出来ないひとは好きになれない。公私問わず。あと、覇気の無さ過ぎる挨拶と仕方なくしてるのがアリアリとわかるのも嫌いだ)。

ひんやりした倉庫に入ってゆく。楽しみにしていた展示が目の前に現れるまで、少し距離がある。その間も私たちはあれこれ話しながら進む。平日故かあまりひとは居ない。ゆっくりと見られそうで嬉しい。
もうじき終わりのせいか、それでもぽろぽろと客の姿が見える。真っ暗な中の真っ黒な壁に飾られてライトを浴びている絵や、不思議な空間に閉じ込められたドローイングや立体作品を鑑賞する。いいなあ。
空間が静謐で、空気がとても澄んでるカンジがする。それでいてこう、何となく濃密な歴史とか時間も内包してるみたいで。

時間をかけて見終わった私たちは、……アートを楽しみにきたひとたち、というよりも、欠食児童と化していた。あまりの空腹に見舞われて、グッズを扱うショップを見るのは後回しにする。カフェで腹ごしらえと行きましょう♪ と意気揚々赤い車に向かう。
「今日のランチ・クレープ」、ありつくことができましたVv 嬉しい♪(その後、食べたり和んだり、ショップで買い物した後見てみたら、売り切れてました)ちなみにその日のメニュは「タラと野菜のマリネ風」クレエプ、とのこと。おおう、何だか美味そう♪
20050522220012.jpg2人ともそれをオーダーし、ドリンクも各自で確保。友人はシトラス・ティにしたんだけど、あとで見たら、単なるティ・バッグのフレイヴァアド・ティなのではなくて、ちょっと厚めにスライスしたオレンジか何かが二切れででん! と入っててカンドーした。私はヴェトナム・コーヒー(気に入っている)。しかも、ものすごくものすごく! おなかの空いていた私たちは「デザアト」という名目でショコラ・バナアヌをもオーダーし、シェアすることに。どんだけ食うのだ!
ランチ・クレエプの方は中身がすっかりくるまれていて、外からは何が入っているのか見えない状態。デザアトはバナナとチョコレイト、ホイップがたっぷりと。

20050522220218.jpg20050522220243.jpg誰も居ない休憩室。故に「特等席」へまっしぐら。眺めがいい。ちなみに、窓からの眺めも風情があってなかなか。
そんな中で、ゆっくり…いえ、その、ばくばくと「美味しい!」を連呼しながらクレエプを頬張る私たちでありました。マリネ・ソースと淡泊な鱈、野菜がマッチしていてとても美味♪ しかーし! ソースが洪水となってかぶりついた場所から、そしてシッポからどんどんだらだら流れ出てきてパニックに陥る私↓ 美味しいソースが川の流れのように~~(涙)。2人して周囲にひとが居ないのをいいことに啜りながら食べてました(をい!)。
で、デザアトも平らげまして。満腹♪ で、つらつらとあれこれ話しながら腹ごなしをして、ようやく腰を上げる。壁に写真が多数貼られていて、どうやらこの展示が完成するまでを記録したものらしく、熱心に働くひとたちや、何やら考え事をしているらしき奈良くんの姿が♪ こうやってできたんだなあ、と関係者でもないのに感慨に耽ってしまった。で、そろそろショップにでも、と思っていたら、何度か会場内で会い、挨拶も交わした男性がやってくる。
「こんにちは、このたびは来て下さってありがとうございました」
うわあ、何て丁寧なひとなんだ。私が店経営してたら即スカウトだ(しょうらいのゆめは、ほすとくらぶをけいえいすることです。←ちなみに鬼のように接客態度に関して煩く、厳しい。…まあ冗談はさておき、はきはきした口調がとても爽やかな「好青年」でした)。
私たちは何だかわかんないけどとにかく御挨拶頂いたから、とぎこちなく「こちらこそ、その、」なんて挨拶を返す。
「来て頂いた方に、アンケエトをお願いしているんです。HPに掲載させて頂くために。ちょっとよろしいでしょうか?」
断る理由もないし、とても丁寧な方だったので、尋ねられるままにだーっと思うトコロを述べた。「○○はいかがでしたか?」とか「××については?」と尋ねては熱心にメモ。
「ありがとうございました!」
「いえ、こちらこそ」
慇懃無礼さなんてカケラもない、本当に気持ちのいい接客態度で、「ああ、ホントに好きで、やりたくてこのプロジェクトに参加してるんだなあ」としみじみ思ってしまった。こういうひとたちに支えられて、「ナラヒロ」は成立している。いいなあ。

併設されたショップへ。ああ、グッズが……可愛いんだよ、どれもこれも可愛いんだ、どれも欲しいんだ、でも財布がそれを許さないんだー!! ……2人とも悩みに悩んで買ったものは各自1点ずつ……。来年「ナラヒロ2006」にりべんぢを誓う(ここでしか買えぬグッズは、残りさえすれば次回持ち越し販売されるはずなのだっ)。
20050528014824.jpgちなみに今回はコレを購入。……やはりこのぴんくの可愛さに勝てなかった…。
大きめのグッズ(ぬいぐるみとか大判の書籍とか)を買うと手提げバッグで、白一色にカフェのカップにも貼られているシールがあしらわれたのに入れてもらえる。こういう風に1点のみ、とかちょこちょこっとしたものは「ナラヒロ」特製判子の押された紙袋に入れてくれます。見えるかなー、小さいけど、グリーンの○がそれです。

名残惜しさを感じつつ、会場をあとに…しようとしたら、来た時には気づかなかったオブジェを入口に発見! 入口入ってすぐの真正面は硝子張りで、建物の壁に囲われた小さな中庭状になっているのだが、そこにでっけえわんこのドタマが!! 「え!? 気づかなかったー!!」と騒いでいたら、入口スタッフさんが「どうぞ」と入れてくれて、見ることが出来た(多謝!!)。うわーん、見逃すとこだったー!!

で。大満足で外に出た私たちを迎えたのは抜けるようなあおぞら! 
20050522215916.jpg

この2人の「重装備」をどうしてくれよーか……。

でもめげることなくこの後鬼のよーに歩き倒し、雑貨屋巡り。一応「友人への誕生日プレゼントを買おう」という目的があったのだけれど、気づけば「オレ好みセレクト」のセンサアが作動しまくる私たち。いかん! それではいかんのじゃあ! と言いつつもああまたセンサアが自分の「好き」に反応を↓ そしてまたしても空腹感に見舞われる。実はカフェで食べている最中からすでに、私たちは予測していた。
「ねえ、何か、まだ食べられそうなカンジだよね。○ック行って¥100のヤツ何品か頼んでまふまふ食いそう」。
いや、もう弘前行きの列車に乗った辺りから思っていたような気がする。どんだけ食う気満々なのだ……(もちろん、ヘーキで¥100マッ○から3品ほどチョイスして軽々と平らげましたが何か?)。

その後どうにか目的を果たし、心おきなく自分たちのモノを獲得すべくさらに買い物に精を出す…のだが、迫るJRからの発車時間。
急いで駅に向かい改札を通り、フォームで他の人々と待っていたら。
「えー、ただいま○○線××~△△区間内で事故が発生いたしまして、列車の到着が遅れております。繰り返します、……」
こ、このアナウンスは!? 行く時は強風、帰りは事故かい!! 何でー!? 何で今日に限って!?

乗ろうと思っていた列車はある地点で乗り換えが必要だったのだが、ダイヤに乱れが発生したため、順調かついつものようにすんなり乗り換えできるか不安になった私たちは列車を1本見送ることにし、乗り換えナシの直行に切り替え。その間キオスク内のベンチに入り、寒さを凌ぐ(さすが東北は青森、夜間はまだ冷えるのね……)。空腹も迫ってくるし…(侘)。
「ねえ、今日中に家に着けるかしらあ?」
「はははは……」
この渇ききったやり取りが何度続いたことか……。

ようやく到着した列車は、外気と大差ない「涼しさ」で御座いました。寒い……。友人がキオスクで購入した珍味のカツ(魚のすり身でつくってるアレ)を恵んでくれたのを、がっつくがっつく。欠食児童化再び。

展示、大変充実した時間で御座いました。何を食べても美味しく、買い物をする身には傘は邪魔な無用のモノと化しましたが、ショッピングに雑貨屋巡り、これも大層楽しゅう御座いました。
「身」には文句ナシよ。大満足よ。しかーし! 最初と最後のこのグダグダっぷりは一体……。

まあ、滅多に経験できない一日ではありました。何度もあってたまるか! とは思いましたが(笑)。

月明かりの舞踏会―闇の使徒たち
マギー シェイン アン・マリー ウィンストン アイリーン ウィルクス
4596804060

最初は、「コレだけでいいかな」と思ってたのになあ……(それにしても何をどうしたらこんなにヘタに写真撮れちゃうんだろう。プロがやってる訳じゃないのか? いや待て、スキャナで取り込むとかは? 謎だ…)。

「本を買う時の悪いクセ」。
1:同じ著者の作品は全て揃えねば、と思ってしまう。
2:シリィズものはただの1冊でも欠けているのがイヤなので、読んだことがない作家だろうがジャンルだろうが買う。
3:状態にウルサイ。折れ・汚れ・ヨレ・擦れ等があるものは買いたくない(うわ、オレちっせー!! ←まったくです)。

こういう人間がもっとも手を出してはいけないもののひとつがはーれくいんだというのに。
はーれくいんは大変だ。「HQで大変なコト」は以下の通り。
1:在庫保有期間は4ヶ月。それを過ぎれば廃棄処分(らしい)。流通在庫か新古書店・オークションが頼みの綱。
2:やたらとスピン・オフが出る(そういえば、スピン・オフって言ったらHQだったけど、最近日本でもフツウに使ってるなあ。この間TVで「交渉人 真下正義」を「踊る…」の「スピン・オフ作品」と言って紹介してたし)。しかも忘れた頃に出されて、前の作品を読めない場合も多し。
3:連作モノを複数作家で書き継ぐ(これはひとによってはかなり苦痛。読んだことない作家・自分では好きじゃない作家が含まれる場合があるのに、物語のどこかが繋がっていたり、謎解き絡みだったりすると読まないと繋がっていかないこともある)。
4:別冊・スペシャル等と称して、シリィズものの番外編だの短篇集が出たりする。

今回ひっかかったのが「4」。別冊で、まあそもそものシリィズをさほど引きずっていなかったし、短篇集だし、コレ1冊だけでもいいかなあ、と、思っていたのだ。だが。ここに「悪いクセ」の「1」と「2」が荷担し始めた。

この「闇の使徒たち」という妙に仰々しいカンジのシリィズ・タイトルなのだが、これはアメリカ人作家(あるいは読者?)がより好む傾向にある「特殊機関・特務機関のエージェントたちが活躍するアクション・ロマンス」とでもいうべきジャンル(イギリス系の作家で傭兵や海兵隊員、特殊部隊に在籍していた男性・女性を主人公に据えるひとは極めて少ない。……何でなんだろうなあ?)。
で、これは少々パラ・ノーマルに分類されるジャンルで、読者にも好き嫌いが分かれる傾向がある(まあそれ言ったら「ボスと秘書モノが好き」、「やっぱ牧場だよ!」、「シークもの、つーたら何であれ買う!
」、「ラテン・ヒーローがいいわ♪」とそれぞれ皆様お好きなジャンルがおありなのだが)。
このテのはすでに手を出したのがあるし、これ以上読まんでもいっか、と思ってあえて買わないでおいた。しかも、まずは「序章」と銘打たれた3冊から始まるのよ!? どんだけ力入れてんだ!? おまけにあとになってわかったことなんだけど、本編は全12作ですと! マジで!? 毎月買って1年でようやく揃うの!? またソレに手を出すの!?

……はい。私は前科持ち。いきなり「何となく」で手を出した複数作家による連作シリィズ、12冊で完結、つーのを買いました。でもって、その後さらにその続編が出たんですが、コイツらが全16冊あるらしいんです。ええ、買ってますよ、毎月。
あと、作家そのものが好き、という理由だけで手を出したシリィズものもあったし、現在もある。
ここからが問題だが、私はその大半を読んでいない
それなのにまた買うのか、まだ買うのかと。自分を小突き回したい気分…。でも在庫保有期間4ヶ月を思うとあとになってから「ああ、欲しいのにナイよー!!」とか騒ぐハメになるのはもっとイヤなのだ(つい先日も「また出会えたら、今度こそ買う!」と思っていた雑貨が見事に売り切れて店から消えていて泣きそうになった)。
「闇の使徒たち」の本編の第1作目担当作家は、日本でデビュウした作品からずっと買っている作家さんときた。……ああ、もう、買うしかないのね……(と自分に呪縛をかけてしまい、逃れられなくしているわけですな。……馬鹿……)。

短篇集、あらすじで読んでみたくなったのをパラ見しまして。まあ、結構面白かったわけですよ。なおさら「あとになってから揃えたい、と思っても、もうないかもしれないのよ?」と自分に問いかけまして。
気づけばネット書店のカートに既刊3作が(合掌)。

最近のHQは「昔に比べるとちょっと…」と古参のファンからは思われていて、どうも質が低下している模様。そこ持ってきて、装訂のへなちょこっぷり(ホントにヒドイのがある。でもって、読者にモニターやってもらって、どのデザインがいいと思うかアンケエト取ってるらしいのだが、結局いちばん評判いいヤツは使われなかったりしているとか…それじゃモニター調査の意味ないと思うんだけど…)だとか、こういうやたらと長い複数作家による連作モノが乱発されていて、どうも評価もイマイチ。
私は比較的最近読み始めた人間なので、何とも言えないんだけど、実際昔のを読むと面白い。……と言っても、ロマンスとして面白い時と、物語としてそれはどーよ、というツッコミどころ満載過ぎて面白い時とがあるんだけど。「定型の美」故に類型的なハナシしかない、と言えばないし(それゆーたら究極はHQは「男女が出逢ってくっつくハナシ」という要約しか必要ない・笑)。

ああ、また買う本が増えるのかあ……(だからそこで「買う」んじゃなくやめれって)。
長めのいい部屋
フジモト マサル
412204524X

ずーっとずーっと前に、書店で見かけた。表紙だけ。手には取らなかった。多分、……欲しくなるのがわかってたからだ。
その当時は、ハアド・カヴァの絵本風だった。年月を経て、こんなに可愛いサイズになって、また姿を現してくれた。これが買わずにいらりょうか!

まずタイトルからしていい。くすっと笑っちゃう。もちろんかの有名な映画「眺めのいい部屋」のパロディなのだけれど、まったく・全然・ちっとも!!関係ない、というところがまたおしゃれです(笑)。ナンセンスなんだけど、でも、何かそそられるなあ。「長めの、いい部屋」ですよ? どう長いんだろう? こう、横に? それとも縦に奥行きが? そういうどうでもいい思索に耽らせてくれるのもオツなところ。もちろん、考える必要、なんてものもないんだけど。

本編は絵本とコミックの中間にあるようなカンジ。ぺんぎん大好きな白熊夫婦(と言っても、主に夫がぺんぎんマニア)とか、同居人募集してるライオンと応募したシャム猫とか、人間とか山羊とか羊とかが、ごくフツウに一緒の世界で仲良く暮らしてる世界。
真夜中不安にかられて電話した羊に、友人の羊が贈ってくれたプレゼントは何だと思う?(その友人の羊、すんげえいい趣味だけど、私なら笑顔で殴り込みに行く・笑。その上でアリガトウとココロから感謝する)
可愛いソファを見つけて欲しくなったんだけど、買えないなあと悩む猫が同じソファに目をつけた可愛い女の子に何て言ったと思う?
ライオンがルーム・メイトとして相手に望むことで譲れない条件は、何だと思う?(私はどうやら駄目みたい。獅子座なのにい。黒ヒョウなんだよ?←いや、関係ないよ、そこ)
ライオンの密かな趣味は何だと思う? 

というわけで、知りたいひとは読んでね、と。

時々、ゼツミョーに私の笑いのツボにはまって、大笑いさせられてしまった。むう、コレは「クスリ」と笑うのが粋なのに! ……いや、何もそんなカタにはめて読むこともないか。コドモにはちょっと「?」かもしれないけど、オトナなら思わず吹き出すような小さなお話が詰まってます。さすがに、本文にいい紙を使ってるから、文庫にしては薄いけれど高額、なんだけど。お買い得だと思う(そして、よもや私の好きな「クラフト・エヴィング商會」こと吉田夫妻が装訂を手がけていたとは…! 彼らが担当したのは大抵見破れるんだけど、今回はシンプルさに負けてわからなかった。でも、今こうして手元にある帯付きのを見てると、「……ああ、彼らが手がけたデザインだな」と思う)。
モノトーンの世界に、アクセントのように赤がするりと入ってるのもいい。

それにしても中公文庫のこの「てのひら絵本」シリィズは私にとっては嬉しくて有り難いレエベル。欲しかった本を手頃なサイズと価格で提供してくれる。実はすでに持っている本ですら、文庫化されたものを買ったりもしてるし。文庫、という体裁が好きな上に、絵本とかヴィジュアル要素の強いものまで好きだから、なおさら嬉しい。
本当は、著者なりにこだわりがあって最初のカタチ(体裁、装訂)もあったと思うのだけれど、収納場所だとか価格だとか、物理的かつ即物的な理由で疎遠になってしまったものが、「文庫」になっただけでこんなにも身近で入手しやすくなって、読者としては有り難い限り。それに、選んでくる著者のセンスもいい。おかげで買う本が減らないけど。

短篇映画とかショート・ショートが好きなひとへのプレゼントにもよさそうな気がする。ユウモアのセンスが近いかどうかが、これ1冊でわかるかもしれないなー。
ほのぼのとした和める本です。お好きな飲み物用意して寝ころんで読むのに最適。でもってそのまま寝入っちゃうのにも最適(笑。でも気持ちいいと思う)。

白熊夫婦とぺんぎん一家の交流があって、赤ずきんと狼がどこまでも平行線だけど付き合いがあって、暢気な羊とお馬鹿な獏とクールなシャム猫とのほほんとしたライオンが居る町に、住めるものなら住みたくてよ。リッパじゃなく、そこそこのでいいから、できれば、長めの、いい部屋を借りて。
VENUS JAPAN
オムニバス 宇多田ヒカル 河野圭 椎名林檎
B0007U9ALI

毎週月曜日は、生協に頼んでいる商品が家に届く日、である(本当なら担当さんの家に行ってもらってくるのが通常らしいのだけれど、ウチで勧誘された時に「わざわざ取りに伺うのも大変なので…」と渋ったら、「こちらで配達しますから!」と言われてしまい、以来共同購入とやらを続けている)。
ダイニングのテエブルに見慣れぬCD。見慣れぬも何も見たこともない新品がちょん、と載っている。
「どうしたの? これ」
当然私は母に尋ねた。
「どうも申込用紙に書き込んだ数字、間違っちゃったみたいで」
申込用紙は、カタログによっては単にその用紙の商品名の申し込み記入欄に数量を書けばいいだけになっているのだが、商品等によって商品番号を記入することになっているものもある。彼女は生活雑貨の何かを購入すべく数字を記入したのだが、その時うっかり末尾の「0」を「6」と書いてしまった、らしいのだ。
「あちら側のミスなら交換して、って軽く言えるけど、あたしのミスだし。もしアンタが聴く気になれるんだったら、ま、いいかな、と思って」
「え!? 引き取っちゃうの!? (おカネ)もったいないじゃん!」
「でも、面倒だし」
……そりゃあそうなのだが。本当に欲しくはないもの、それも、値引きはあるとは言え(それなりに安く購入できるのは確かだ)、CD1枚、馬鹿にならない。
てなわけで曲名等チェック。見れば、ハヤリのコンピレイション・アルバム…この場合は違うか? えーと、オムニバスで、色んなアーティストの曲を1枚に納めたものらしい。女性ヴォーカルのみで、「旅立ち」をテエマにしたというのだが。
1曲目、宇多田ヒカル嬢の「traveling」はまあタイトルからしてベタだとは言え、2曲目の椎名林檎嬢の「茎~STEM~」ですでに目が点、NHK「みんなのうた」で好評だったという「月のワルツ」等の曲名を見るにつけ、……どこがどう「旅立ち」やねん、とツッコみたい衝動にかられまくりな選曲なのだ。要は「東芝EMI」の女性Vo.売れ筋集めちゃった♪なだけちゃうんかと。

「ねえ、ホントにいいの? あたしは、まあ、好きな曲とか聴きたい曲入ってて、いいっちゃいいんだけど…」
「うん、いい、いい」
母は妙なところで短気で執着がないので、あっさりと言い切った。ううう、私にはできん思い切りだ↓
じゃあ、と開封。母~~、これでもう欠陥品じゃない限り返品不可だよ~~……(数日後、何故か曲が何度か飛ぶ、というハプニングが。どうやらプレイヤーの問題だったようだけど。ちっ!←あっ)。

聴いてみる。「茎~STEM~(大名遊ビ編)」は実は聴きたかったけど買うのを控えていたのでとても嬉しい♪ ああ、やっぱりいいわあVv
「月のワルツ」もちょっと中近東な雰囲気漂う幻想的な内容、かつオシャレなジャズ風味で悪くなかった(映像もまたとても美しかったそうで。……でも、こういうのも「みんなのうた」で流すんだねえ……。いや、別に悪いとかじゃなくて、邪気のない他愛ない歌とか、コミカルな歌とか、セイシュンを歌うとか、そういうカンジのが多かった中で、こういうちょっと大人びたセンシュアルな雰囲気もある曲をチョイスしたりするんだあ、と時の流れを少し感じただけのことです。でも待てよ、あの谷山浩子の曲だってあったんだし、……今更か。「月のワルツ」は谷山さん好きなら気に入るかもしれないなあ。そうそう、多くの子供たちにトラウマを植え付けたと評判の「メトロポロタン美術館(ミュージアム)」は人形アニメの出来もよくて、個人的には好きでした。皆あの最後の「絵の中に閉じ込められた」というのが嫌らしい…・笑。そうか、子供にしてみれば怖いか。私はそういうの好きなんだけど。それに、某外国児童文学が元ネタなところも好き。「星うらないキラキラ」とか「コンピューターおばあちゃん」とか「せんせ、ほんまにほんま」(小学校の先生が結婚し、寿退職とあいなったために残念でならない子供たちの嘆きを歌ったものなんだが、イヨーにシビアな歌詞がいい。「ウチのかあちゃん言うとたで 苦労ばかり なんもええことあらへん」とか言うの。・笑)とかも忘れられない。「星うらない…」によると「努力次第で乙女座は 頭良くなる子が多い」そうです。豆知識。←どこが…。シュールな「アップルパップルプリンセス」も好きだったなあ。てゆーかこのタイトルスゴ過ぎるだろ! ごっつシブイとこだと「水鳥」が大好きです。「赤いサラファン」とか「アスタ・ルエゴ」とか。……って、気がついたら「みんなのうた」ネタですね)。
ほかの曲も初めて聴いたり「あ、CMで聴いたかも」だったりで、それなりに楽しめました。
でもやっぱり「どこが『旅立ち』なのよ…」と思っちゃう。もっとヒネった方がいいよ、企画担当者さん……。なんかその時のノリを詰め込んだだけのモノに勢いでテエマつけない方がいいと思うなー……。
そうそう、よりこ嬢の歌からはおもむろに説教喰らいます。やっぱどうやっても旅立てねえよ!(笑)
「そうだ、手紙を書こう」。前に通販で毎月購入していたレタア・セットのひとつが思いがけぬ場所から顔を出したのを見たら、書きたくてしょうがなくなった。
思い立ったが吉日。やろうと思ったらすぐに始めずにはいられない。さあ、腐る程…じゃないや、売る程…でもないな、とにかく山程あるレタア・セットを取り出すとこから始めようぢゃないのさ。そう思って書いたはいいのだが。
……おかしい。おかしいぞ。私は千趣会は「HJC(ハートジョイクラブ、という。某「フェリ○モ」に似た頒布会方式で、どんなデザインが届くかわからないやや博打性の高い通販)」から、かつて「毎月」3種類、ランダムでテイストやイラスト、デザインの異なる便箋&封筒がセット(「Notelet」という名前で、3種類の便箋+封筒〈一種につき大凡2回分程度、が3種、ね〉、加えてポスト・カアドだのメッセエジ・カアド、シールといたおまけまでついて¥390という破格の安値であった。可愛いものからシックなものまで色んなテイストのデザインがあって楽しめたのに、PC及びケイタイ全盛期を迎え、 email の利便性が勝ったためか、販売終了になってしまった……。プランナーにしてみれば、毎月どういうイラストレエタアに依頼するか、いかにウケそうな人材を確保するか、おまけは何にするか等大変だったと思うけど。凝ったつくりのものとかイラストの綺麗なものが多くて大好きだったのに…)で届くという商品を購入していて、休んだ時期もあるにはあったけれど、……2年近くは購入していたハズだ。なのに、ない。
そう思っておもむろに自宅を家捜しする。あった! ほーらね。やっぱりあるじゃないのさ。最初はそう思って安堵していた。けれど。オカシイ。やっぱりおかしい。
足りない~~~~一枚足りない~~~お菊サマ、一緒にSAY! 「全然足りない~~~~!!」(壊れてきてるな…)。
1枚なんてもんじゃない。何ヶ月分ものレタア・セットがない、のだ。何でー!?(自分でもわからんのに他人にわかるかい、とココで一応冷静に己に突っ込んでおく)

実家に戻ってからあれこれ荷物整理をした時、私は馬鹿をやらかしていたことをぼんやりと思い出していた。
その商品は毎月紙製のケエスかプラスティックの袋(こうして改めて書くと不思議だなあ…。一般に日本で「びにーる袋」とか言えば通るモノが、欧米のヒトには「ぷらすてぃっく・ばっぐ」じゃないと通じないんだもん…)に入って届く。それからすべて取り出して、26穴のファイルにひとつひとつに分けて収納しよう、と考えて、実行したことがあったのだが。これがよろしくなかった。一般的な26穴バインダの許容量を遙かに超えた量だったのだ↓ 
……私には昔から「惜しむが故に無駄にする」悪いクセがある。シールでも雑誌の付録でも、使って消費すればいいものを、「もったいなくて使えない」、と使わずに大切に大切に保存してしまうのだ。後年、「これをどうしろと…?」と自問自答するハメになったのは言うまでもない(が、ここで捨てないのが私。友人に「モノを無駄にするのはイケナイコトだと思うの♪ だから、協力してVv」と、いいトシこいてるにも関わらず、手紙のやり取りをさせてもらう時、その小学生の頃だのに買って取っておいたレタア・セットを使用したのであった。一部に「わー、懐かしい! このまんが好きだったよー」とヤヤウケ)。
しかし私も多少は成長した。が、この「多少」がクセモノだ。……前述の通り、3種あるレタア・セットは大凡2回分の量(便箋6枚、封筒2枚、くらいが定番。たまにイレギュラアな数量もあったけど)。これの、一回分を友人への連絡に使用し、一回分は「保存」していたのだ……。だって、手元から消えちゃうのよー? サビシイじゃないのー(という理由で月にオーダーする数量を「2」にしていた時期もある、のだが、結局やはり1回分は手元に残すという。意味ねえよ!)。で、それをさーっと一覧で、カタログよろしく見られたら、楽しいかなあ、なんて思っちゃって。せっせとケエスから出してファイルに入れて綴じちゃって。……うああああああ、オレの馬鹿!! 大馬鹿!!
何が馬鹿、ってそんなしょーもない作業に時間と少々のカネを費やしたことと、……どこに仕舞ったかわからなくしたこと、だ。馬鹿過ぎる↓

脳裏の記憶の海に投網し、たぐり寄せてみる。……駄目だ。わかんねえ。そうこうしているうちに真夜中である。「ボーン・コレクター」(どうでもいいけど、カットしまくってるよね、TV放映分て)なぞ見ながら、ライムが謎解きをしている間、私も安楽椅子ならぬダイニングの椅子で思いを馳せていた。いかん。投網が余計なものを拾ってくる。くっそー!!

あ。もしかして。

ふ、と「あるかもしれない」と思いついた場所は隣の家。隣家は元は亡き祖父母の家で、今では私たち家族が臨時物置として使用しているのだが。そこに、持っていったような気がしないでもない。
すでに父によって施錠されていたのも外し、暗闇の中隣家へ。私のモノでぎうぎうの部屋に直行。

あるやん。ごっつあるやん。めっさあるやん(「ごっつ」と「めっさ」の使い方、微妙に間違ってます。減点5)。

めでたく残り全部も見つけてきました♪ でね、こんなに…って、アラヤダ! 奥様、アタクシったら写メ撮るの忘れちゃいましてよ!(別に無くても誰も困らないわけだが)
……てなわけで、いずれ気が向いたらでろーんとこれでもかとあるレタア・セットを写メに納めて御披露致します(多分こんなん言っても誰も憶えてないと思うな♪)。

それにしても夜になるまで落ち着いてコトに当たれないのは大昔からだったなあ。妙なこと思い出してそれに気取られて睡眠時間削っちゃったりとか。活動するのはいつも真夜中。昼気づけ、昼!!
最初にその存在知って叫んだコトバがソレだ。畜生。何だよ、この私のツボをつきまくる本は!!(怒らなくても…)
タイトルが雄弁に物語ってますね! その通りの本です!(怒りの余波が語尾にまで…)
e mook『絵本からうまれたおいしいレシピ ~絵本とお菓子の幸せな関係~』
4796646051


「ぐりとぐら」のかすてらとか「ハイジの白パン」(サイトによって紹介文や読者さんのレビュウの中で、「黒パン」と書くひとも居れば「白パン」と書く方も居て、……どっち?? 確か、日常的には黒パンがフツウで、白パンはちょっと特別、というか材料が高価、だったかな、なのでふだんはめったに食べられない、それ故にハイジがおじいさんに持って帰ってあげようとする、というエピソオドがあったように記憶しているんだけど。うーん、ふだん食べていたであろう「黒パン」の方が、今は逆にちょっと馴染みががくてよさそうといえばよさそうだし、お約束の十字の切れ込み入った「白パン」、これがハイジがお土産にしようとしたちょっと特別なパンなのねえ、と浸るのもまた楽しいと言えば楽しいし、うーん……。教えて頂戴、アーデルハイド! てゆーか。ああそう! つまり買えってことかよ! ←とうとう真性逆ギレ・笑)だとか、「ちびくろ・さんぼ」の虎のバタのパンケエキとか、…もう、もう…(くらくらくらくら)。

類似本がいくつ出ても買ってしまう。レシピ考案者によるアイディアや解釈の違いも楽しいし、どんな風に編集されてるのかも楽しみだし。きっとヴィジュアル要素満点で本の内容のオイシイとこ紹介なんてしちゃってそりゃあもう眺めてるだけでたまんねー! な気分になるにちげえねえ(断言)。
つい先日ネットの書店に注文したばかりだから買うの控えようとしていた私に、喧嘩売るよに出てきたわよ…(号泣)。

まあナンダカンダ言っても買うわけよね、結局は。
禁断の恋でいこう 10 (10)
大海 とむ
4091386342


ああ、終わっちゃうんだなあ……。違うか。終わっちゃったんだ。
久々に「好きで」「コミックスが刊行されるたびに」ちゃんと買うことにした作品(…いや、実は最初の「禁断の恋をしよう」2冊と6巻くらいまでは新古書店で買った……↓)。それが終わってしまって何だかちょっとぼーっとしてる。でも、だらだらだらだら続くより、こうして切りよく終わることができたのはよかった。
最近の少女まんがは(「も」、かな)無駄に長編化してつまらなくなったり、終わり所を逃したな、みたいな作品が多くなってるので、全部合わせて12冊。決して少ないわけではないけれど、多過ぎもせず、ちゃんと終わって、好きな作品だっただけに嬉しい。もう新作を読めることがないのは残念だけど。

不老不死にして、月の魔力で人間に変身できる化狼(狼が人間に変身できるようになった、のであって、所謂「狼男」ではない。ああ、内面は別な意味で見事な狼男かもしれんが・笑)夜斗(やと)と、そんな彼に魅了されて恋をした緋佐子の山あり谷ありだけど基本はらぶらぶよん♪ な読切連作シリィズ(終盤、一編一編にタイトルがあるものの、通常の続き物みたいになってましたが)。
ヒトとそうでないものとが互いを信頼しつつも、時にその生きる時間の違いや置かれてきた状況、背負ってきたものに揺さぶられつつも、愛情を深め合って生涯をともにすることを何度も何度も再確認しながら大切なものを育んでゆく……と、コトバにしまうと簡単なわけだけれど、本当はとても困難で難しい。
夜斗は300年を生きた狼。緋佐子はただの人間。時の流れが微妙に違う。緋佐子の知らない数百年がどれほど長くてつらいことが伴う時間であったか、そういうものを背負って生きてきた夜斗と生きてゆくというのがどんなことなのか、それを時に素直に、時に悩みながらも受け容れてゆく様が描かれてゆく。
……って書くとシリアス一辺倒みたいなんだけど、こめでぃなノリもあれば、とてもとてもえちーVvなオハナシもあったりで、色んな意味で楽しめました。セクシュアルな要素が結構強め(掲載誌のせい?)なんだけれど、絵と描写が綺麗なので官能美に満ちてて好き。

着地点がはっきりしてる作品と、はっきりしてない(させてない)作品、てのがあると思うんだけど、この作品に関してはどうするつもりなのかな、と思ってた。
たとえば、妙な例になるかもしれないけれど、高橋留美子さんの「うる星やつら」と、現在も連載中の「犬夜叉」。これ、色んな意味でその「着地点」をどうするかが対照的な作品。前者は、キャラクタア同士の絡みと話のノリで、続けようと思えばどこまでもいつまでも続けられる話なわけですね(しかし、御大は流石で、シリアスとコメディと織り交ぜつつも、見事に円環を為すラストを提示し、それはもう素晴らしい終焉を見せてくれて、最後の最後まで楽しませてくれたのでした)。
それに対して、「犬夜叉」は実は連載中の枝葉末節(伏線としてちゃんと描いているものと、インターバル的な無ければ無くてもいい、でも物語の要素としてはあっても悪くない、くらいのエピソオドの両方があるわけだけど)を取り払ってしまうと、……今の巻数は必要ない物語。あれは発端は「八犬伝」みたいなもんで、とある重要なモノが壊れて飛散し、それを集めて取り戻し、最終的に手にするであろう主人公たちにとって得たい何らかの「結果」を出して、残るは登場人物たちの心情(特に、色恋沙汰方面)にどう決着をつけるのか、それを提示すれば終わるハナシ(なので、冗長過ぎると思うひともいるだろうし、物語が今までの長期連載の作品と違って少々重い面が多いこともあって、これまでほどブレイクしていないような……)。
で。「禁断の…」は、どっちなんだろうか、とずっと思っていたのです。
このまま彼らの幸せな生活を描いて、「末永く幸せに暮らしましたとさ」で終わるのか、それとも生きる時間に限りのある人間である緋佐子と、不老不死の狼である夜斗との間に必ず訪れる「別れ」をもちゃんと描くのか、そこがずっと気になってた。そしたら、終盤からどんどん不穏な影が。おお、畳む時が来ましたか、と。

結果からいきますと。後者でした。緋佐子はちゃんと年老いて、それでもなお夜斗と暮らし続けて、……おしまいの時を迎える(はっきりとは描写されないけれど)。でも、ちゃんとハッピィ・エンドでした。ありきたりではない、じんわりと心が温かくなるようなラストだった。

ヒトであることを捨てなかった緋佐子(「狼になれたらよかったのに」とは思ったことはあるのだけれど。でもって、「オレは狼のままでもいいんだけどなー♪」と迫る夜斗をあくまでも拒絶して、互いに人間である時だけ肌を重ねる。その一線を絶対に越えず、あくまでも自分はヒトで夜斗は狼である、その事実を刻みつけた上で互いを、関係を大切にしたい、と彼女は思ったわけですね)。あくまでも狼である夜斗を、人間にもなれる夜斗を、そのまま受け容れて、生涯愛おしんで暮らして、ヒトとして逃れられぬさだめ――死を迎える。
いつか死んでしまう緋佐子の元を離れてしまった方がラクだったかもしれない夜斗。彼女の想いをちゃんと受け止めて、その最期まで一緒に過ごす。
限りある幸せであるが故に、きっと大切にその刹那を、一瞬を、かけがえのないものとして過ごしたに違いない。そう感じさせてくれる優しくてちょっとせつない描写が印象的だった。

互いだけを愛し続ける、というハナシが好きな私にとって見逃せぬまんがで御座いました(もっとも、夜斗は何せ300年、初期はヨーロッパを拠点に各地を点々としていて、気が向けば気が向いた女性と関係を持ったりもしてたんだけど。でもって、緋佐子にも色々な恋愛遍歴、つーのはあるんだけど。出逢ってからはもう相手おんりーなので無問題!)。
夜斗がとてもせくちー♪ でワイルド、でもどこかノーブルな男性として描かれていて、絵的にも楽しめました。女性キャラも美しいし可愛いし♪(少女まんがはどっちも重要だっ。……「いかにオンナを描かずにいるか」に奮闘する秋里センセイ〈かつてある雑誌のインタビュウで自らそう語っていた。……そりゃ「少女まんが」と一口に言っても色々あるわけだけど、……そんなに女性キャラ描きたくなかったんですかい……〉、いっそ完全BL作家にでも転向を・以下略)

今後は今連載中の新作に期待、ということで。ああ、でもやっぱりちょっとさびしいなー。
水に棲む花 3 (3) フラワーコミックス
篠原 千絵
4091383947

通称「闇パ(=「闇のパープル・アイ」。かの映画「キャット・ピープル」を彷彿とさせる設定なんだけど、少女まんがとしては画期的だった)の辺りからのファン。当初6回連載だったというこの作品をコミックスにして12巻分にまで膨らませ、最後の最後まで楽しませてくれたというツワモノ。それまで長期連載をされたことがなかったのに、……スゲエ。…と、当時コドモだった私は素直に彼女の作品に魅了されていきまして、今でも好き。……などと言いつつ、その後の連載モノはすべて古本屋でセット買い、というファンにあるまじき所業を続けていたのですが、「天河(=「天(そら)は赤い河のほとり」)」の28巻+αにはさすがに「……毎回ちゃんと買うか……」と反省し、この新しい連載からは毎巻発行される都度購入しています(「天河」は送料込み¥5,000以下で遙か遠く九州は大分のお店から状態のいいセットを購入した。…… Amazon のマーケット・プレイスは時々こういうとんでもねえ掘り出し物があるから有り難い♪ ……もっとも、ひどい出品者も居るらしいけど。その辺りはオークションと同じですな)。昔は好きな作品の次巻が待ち遠しくて、でもってそんな作品がありすぎて、お小遣い少なかったからひーひー言ってたものですが。
……最近は正価で買うほどの価値を感じる作品、というのが昔に比べると減ってしまい、さほどひーひー言わなくても済むようになりました(でも、ほぼネタ読みのためにちゃんと買ってるコミックスてのがある辺り、何か間違ってるよな……。ちなみに、それのレビュウ書こうと思ったら、所謂「信者(=熱狂的かつ盲目的なファン)」からコメント・スパム喰らいそうなので今のところ遠慮してますが・笑)。
……有り難いけどちょっとサビシイ。私の構成要素の大部分はまんが、それも少女まんがだったし。フランス革命は「ベルばら」で囓って、大正時代は「はいからさん」で知ったような気分になり、「キャンディ・キャンディ」ではアメリカの文化を垣間見たし(アシスタントをなさっていたことのある原ちえこさん曰く、時代考証等にはとても細かい方だったそうで。……それだけにあの事件がなー……って、これやっぱり禁句なのかね……・涙)、「マリーベル」も燃えたし、同じ作者の上原きみこさんのバレエものも大好きだったわー(私が読んだ頃にすでにちょっと古い作品ではあったけど、十分面白かった)。

さて、本題に戻る。そういうわけで「水に棲む花」も3巻目を迎え、怒濤の展開を見せております。所謂コミックス派で、雑誌を読まずに新刊が出るのを待っていたんですが、……すんげえことになってて吃驚した。でもって、デビュウ作がデビュウ作だけに、古代モノ、やっぱりお好きなんだなあ、としみじみ思うのでありました。
バスの転落事故に遭い、湖に放り出された時に誰とも知らぬ人物から不思議な種を飲まされた少女・六花(リッカ)。それ以来妙なことが周囲と自分に起こり始めて……という、「闇パ」や「海闇(=「海の闇、月の影」)」以来のヒロイン巻き込まれ型ストーリィ(しかし、巻き込まれてからのヒロインの行動力、つーのが篠原ヒロインである。翻弄されつつも自分の意志でガンガン動くんだよなあ)。
絵的な見映えを優先させてのことだろうと思うけれど、ヒロイン、水泳部で飛び込みの選手なのだが、……これまでになく長い長いロング・ヘアのヒロインで(足首に届きそうな勢い)、その長い髪のままプールに飛び込んじゃう、んだよなあ。多分、コレかなり突っ込まれたと思う。ただ、絵的な見映えだけではなく、キャラクタアの在りようとかと絡むものだから、許容しとかないとね、と私は思うことにしてる(実際、水の中で長い髪をたゆたわせているシーンなんかはとても綺麗)。

このひとの作品て、先が読めないところが楽しい。「そ、そういう展開で来るか!?」と驚かされることが多いんだけど、今回はまた予想もし得なかったすんげえコトになってて、……ちょっと呆然としてしまった(笑)。りゅ、龍て…白いのと黒いの……!?(ここに紅いのと蒼いのが混ざると「創竜〈以下略〉)ナニゴトなんだー!! って、「水」に龍はツキモノか。ううむ。いや、でも、何だな、どうなってくわけなのよ? とすっかり掴まれているのでありました。おもしれえなあ。

ついでに言うと、……まあ私感に過ぎない(と言ったら何だってそうなんだが)のだけれど、これ、著者御自身が自ら「失敗作」と言って憚らない「蒼の封印」のし切り直しだろうか、と。何となく、という程度でそう思っただけなんだけど。いや、まったく違う物語ではあるんだけど、ヒロインを中心に対立する勢力(?)があったり、互いにとってヒロインがとても重要な人物として存在していたりするところなんかは「蒼」を思い出させる。おまけに、和モノで古代絡みだし(もっとも、実際の歴史云々ではなく、ファンタシィ要素の強い架空の「古代」の一要素の部分で、という意味なんだけど)。
また、前作以来意識しておられるのか、ヒーローが主体的(「闇パ」にしろ「海闇」にしろ、著者本人も言う通り「ヒーローはいつもヒロインの後を追いかけてゆく」というのが基本パタアンで、ヒロインがいつも暴走なり行動するなりして自分の意志で動き回るのに対して、ヒーローはそれを止めに行ったり守りに行ったり、と後手後手に回ること多し・笑。「天河」ではヒーロー自身にもやるべきことや明確な意志、主体性をあえて持たせたところ、大変好評だったそうな)。てゆーか謎の要にヒーローが、って初めてじゃないか!? おおう、新機軸。ますます先が楽しみよ♪

篠原さんの作品は、絵的にはちょっと硬質なカンジ。逃げのない線で、動的な絵もかっちり描く。結構男性ファンも多いらしい(「海闇」では双子のヒロインが主人公で、あるトラブルのために一方が自分の欲望の赴くままに行動し、そのためには殺人も厭わぬ人格に変貌してしまう、というスジなのだが、ヒロインがやはりいいというひとも居れば、「いいや、イイ子ぶっててヤダ!」と言われ、ヒロインとは双子であるものの対立することになった双子の片割れに肩入れするひとが居たり、と反応も様々であった)。あまり甘い印象のない絵なので、男性にも受け容れやすいのかもしれない(いや、野郎だって花は背負うし、ベッド・シーンでは花が乱れ飛ぶしでフツウにちゃんと少女まんがしてるわけなのだが・笑)。
あと、登場人物に対して、いい意味でドライな姿勢を保っているところも好感が持てる。作家さんによってはやたらと自分の生み出したキャラクタアに肩入れしている時があって、ハタから見ていると少々気色悪い(失礼)方もいらっしゃるのだが、彼女にはそれがない。
安定してるのに、作品のスジはなかなか読めない、今の若い作家さんにはまだまだ期待できない要素が確立されているので、いつも安心して楽しめる。センシュアルな要素も昔からあったけれど、このひとのは極端でもえろえろでもないし(あとは掲載誌の問題、てえのも絡む。「闇パ」辺りからはゲエムで言うところのプラットフォームを「少女コミック」に置いていたものの、読者層及びその指向と合わなくなったのか、今は「Betsucomi」に活動拠点を移している。まあその方がよかったけど。もっとも、「少コミ」最後の良心でもあった気もするが。元々「少コミ」は「少しえっちV」なテイストの作品を割合積極的に掲載してきた雑誌だけれども、今は劣化の一途を辿っているとしか思えない。子供が居ない私でも「こんなん小学生のガキが読むのかよ!」と嫌気がさすようなのばかりが載っている……。レイプやレイプ紛いの行為を、何かと言えば「歪んだ愛情の発露」、みたいに誤魔化すのが多過ぎ…。そういう物語だとしても、それなりの心理描写があるならまだしも、そんなものマトモに描かれることないし)。

しかし。映画化は余計だったなあ……。コミックスの帯にちょっと写真載ってたけど、……ヒロインの印象があまりに違い過ぎていて、……。いや、まんがはまんが、映画は映画、なんだけど。ショボ~~い特撮で妙なB級映画に成り下がるのであろうか……(「でび○まん」はとてもとても評判悪かったようですが、……それならそれで観ておくんだったなあと今更ながらに・笑)。
「闇パ」のドラマ化もヒドかった。アレで評価できたのって、演技力はさておき、若き日の雛形あきこのボディ・ラインが美しい、という一点くらいじゃないか?(EDなんかに一応本物の黒豹がのしのし歩いてる映像があるんだけど、おそらく動物タレントの豹故か、おなかのあたりがイイカンジに「ええもん食ってまっせ」なぽってり加減で、しかも何処を歩かせたものかやや滑り気味だったのでもう笑うしかなかった。そもそもヒーローに幼さの残る加藤晴彦を起用した時点で間違ってるわ!・涙。テレ朝はまんが原作ドラマつくらせると天下一の駄作を生み出す希有な才能がある↓ たまにいいのもあるんだけど)まだ佳境にも入ってないこの作品をどう料理する気なんだろうか、映画化スタッフは。

とりあえず、4巻以降も楽しみなので御座います。映画が「黒歴史」にならないことを祈るばかり~~↓
マイケルの花のプレゼントブック
マイケル スウィートマン Michael Sweetman
4897372917

以前九州に住んでいた頃に言われた。もっとも、最初にして最後だけど。
「紫堂さんて、プレゼントするの、好きなんですね」。

……違います。嫌いです。
嫌い、というとちょっと語弊があるかもしれない。正確には「ニガテ」。ふだんあれこれお世話になってるひとに、ちょっとした贈り物をして感謝のキモチを表したことにしよう、という一種のイヤラシさがいけないのかもしれない。

その九州に住んでた頃にそう言われたのは、ある友人に自分の好きな会社の紅茶のセットをあげた時。いつも何くれとなく土地勘と車のない私を色々なところに連れていってくれたり、送迎を買って出てくれたり、と日常これでもかとお世話になってたので「いつもお世話になってるから。それに、こういうの好きそうだし」くらいのノリであげたのだ。たまたま彼女の好みにぴったり合致したので、喜んでもらえて、それはそれは嬉しかったものだ。それと、それこそちまちまとあれこれお世話になってたので、ちまちまとした負担にならない程度のプレゼントめいたものをあげていたりもしたせいだろうか。いずれにせよ、自分なりに悩んで選んでそれが喜んでもらえた時、というのはそりゃ嬉しい。
しかし。いつもいつもそう「うまく」行くとは限らないのもまた事実で、しかもこちらの方が断然多い。

「ゴタイソウなモノ」じゃないと喜ばない女(ヴァレンタインに、同僚男性社員全員に「義理チョコ」配るのが面倒だ、やっっっっすい適当なもんやって茶を濁すぜ! と豪語しながらもほわいと・でいにそこそこごうぢゃすな「お返し」をもらったら「トクしちゃった♪」とほざいたアマ。さもそれが当然と言わんばかりでヒいた…)には、「ササヤカさ」がウリのものをあげてはいけない。平板な口調で「アリガトー」と言われ、顔は一切喜んでいないのがアリアリとわかる(そして、コイツの誕生日プレゼントをあげたことはあるが、もらったことはない。いや、この際モノはどうでもいいのだ。フツウ、テメエの誕生日憶えてくれてた人間には誕生日当日「オメデトー」くらい言ってくれてもよかねえか? という自分勝手な怒りが沸々と滾るのだ)。

自分の趣味以外のモノはどうでもいい、というひとに、それ以外をあげるのはできるだけ避けたほうが無難。また、「自分の趣味」の中にも欲しいもの・そうじゃないものがあり、それが何か、が判別できない時も、そのひとの「好きなもの」であろうモノであっても、あげない方が無難(一度何気なく友人に、好きなのだろうと思って、自分の予算内であげられるものをプレゼントしたことがあるのだが、後年同じアイテムの柄違いを見ながら「こういうのは要らないしなあ…」とつぶやいたのを耳にしてエラくヘコんだことがある)。

物欲が一点集中なひとには、もう何もあげられない。わかりやすく言うとブランド大好きさん。怖かったのは「彼氏の誕生日に、私は『ちょっと無理してまで』××のブランドの財布をあげた。なのに、ヤツが私の誕生日にくれたのは○○のバッグ! ○○って、オバサン向けってカンジじゃん! フツー△△くらい寄こせっての!」とヌカした20代前半の女。……アナタは彼氏とやらに何を求めているのよ、と頭がくらくらした。モノを貢いでくれるのがカレシなのか? 正直、アンタ、貢がせられる程の器じゃないよと思(以下自粛)高いモノやったんだ、だからアンタも高いモノ寄こせ、ということか? ……というかだな、そんなにも欲しいものなら自力で手に入れろよ、と思った。本当に欲しいものに対してカネを出し惜しみするのって格好悪いなあ、とまで思ってしまった。ちなみに、彼女にはほかのモノはどうでもいいらしく、あまりモノへのこだわりがないらしい。だが、ひと目につくモノ、身につけるモノ、には執着があるらしく、そういうものへの関心は強いがほかは本当にどうでも良さそうで、一度雑貨屋巡りに付き合ってもらったことがあったのだが、終始他の友人と携帯で電話・メエルしっぱなしで私と店には寄りつかなかった。余程つまらなかったんだろうなあ、と反省(でも、彼女もかなりシツレイな態度ではないかと思うのだが、それは私がオカシイのだろう、多分。私は誰かと一緒に居る時にヘーゼンとメエルだケイタイだ、とウツツを抜かされるのが好きではない、ので、自分ではなるべくしないようにしている。メエル相手が急ぎの用件で、とかそういう時は一緒に居る友人に断って返信させてもらってる)。そして、彼女には何かお礼をしたくとも、何せ特定のブランド以外は却下、何をあげるにしても万単位となり、「平生色々ありがとう♪」なノリでは何をあげることも適わない。

リアクションもかなりクる。
1:薄い。
こちらなりに喜んで欲しくてセレクトしたものをあげるものの、サラリと流される。反応ほぼ皆無。そっか、そんなに気に入らなかったのかもなあ、と落ち込む。究極、あげない方がよかったか、くらい思い詰める(笑)。
2:さらりと本音が出る。
「あ、これはホントに使えそう」というコメントはかなりキた。そうか、これまであげたものは実用性がなかったり(その「実用性の低さ」に満ちたものをいかに工夫して使ってくれるか、が私には楽しみだったのだが…やはりこれも自己満足だのう……)使ってなかったり気に入ってはいなかったのね、と如実にわかる反応だった。もうこうなると次の年の誕生日に何をあげていいやらわからん。もうアレだな、「気に入って欲しい」とか頭から一掃してウケ狙いで行くか?(ヤケ)
中には本当に丁寧にひとつひとつの品物のどこがどう気に入ったか、を縷々書き連ねたお礼のお手紙をくれるコが居たりするため、これは存外クる。
3:受け取る「だけ」。
「嬉しい、ありがとう」という台詞は当日拝聴するが、その後使用しているのをまず見た試しがない。そうか、気に入らなかったのだな、というのがあまりにわかりやすく示されていっそ爽快(嘘)。そのあげた相手によっては多分ほかの誰かに回してるな、こりゃ、と予想がつくひともいる。捨てるよりはリサイクル。いいことよね、ええ(涙)。ある時その「もらいはしたが使いはしなかった」ひとの友人にもプレゼントをあげる機会があったのだが、この時は「ねえ、すっっごく! 素敵ね、コレ! 彼女が使う前に、まず私が借りちゃったー♪」とあくまでも彼女の友人にあげたマフラアを首に巻いて颯爽と現れた時はぶん殴ってやりたかった(笑)。遠回しに「何で私にもこういうのをくれなかったよ!」と抗議された気分。だってアンタにはそういうのをあげたい心境じゃなかったんだもん(←正直)。

そういうわけで、プレゼント、選ぶのも悩むのも楽しいと言えば楽しいのだが、同じだけ苦痛が伴う。予算との兼ね合いだの、「これいいわー♪」だけでは贈れない自分の都合とゆーものがあるために、必ずしも友人が望むであろうもの、喜ぶであろうものを贈れるわけでもなく。
故に、毎年毎年、友人たちの誕生日が近づくにつれ、うきうきした気分と鬱々とした気分がマアブル模様を描いて心中にて渦巻くのであった。

口ではね、一応「嬉しい」とかね、「ありがとう」とかね、言ってはくれるんですけどね。それが「本当」かどうかはわからないし、まあ「礼儀」つーものもあるわけですよ。「本当」かちゃんと伝わってくる時もあれば、ああ一応「親しき仲にも礼儀アリ」ってとこ? と察することができる時も往々にしてあり。でも、自分の誕生日なんかに色々戴いて嬉しかったりすると、自分も何かあげたくなっちゃうし(私は大抵何でも喜ぶ。ゴミとイヤガラセめいたものでない限り、だが。もちろん、そんなことされたらぐーぱんちです♪ できれば口の中に将棋の駒を詰め込んでガムテで封じた上で、頬をぐーでね♪ ←悪辣)。

モノで誤魔化してるつもりは、ないんだけど。喜んでもらえたらいいなあ、と本気で思ってはいるんだけど。伝わるかそうじゃないかはやはり別。気に入ってもらえるかそうじゃないかもやはり別。所詮は互いに他人同士。何がどう好きかなんて本当にはわかり得ない時の方が多い。
いっそ儀礼的でしかない(ことの方が多い)日本の「中元」「歳暮」の方が「割り切った感」があって清々しいかもしれない。「こういう時、こういう相手にはこういうものがブナン」という、漠然とした基準みたいなものがあるし。相手の趣味がどうとかそういうことをあまり深く考えず、「これなら家族全員で食べられるでしょー!」とか「これは消耗品だからあって損はないだろ!」とか、贈る側も割り切って贈れる(昔やヨソ様の事情ははいざ知らず)。

何で今こんな話題、って? そろそろまた誕生日を迎える友人が居るからです。ちょっとピリピリしてるぞ、今の私は! ええい、一体何をあげたら「本当に」喜んでもらえるのだ!!(ちなみに、その友人も物欲は薄め……。それでいて他人の物欲に対する理解は深く、私にも何度となく「はい、この間ライヴで○○行った時のお土産~♪」とか言って、私好みのものだの集めてるものだのを入手してきてくれるのだ)

「友人」に金券関係てのも何かちょっとセツナイし↓(額面がハッキリしてるしねえ。……彼女は本好きでもあるので、図書カアドなぞ喜んでもらえそうではあるのだが、……)

いや、来月なんだけど。まだ先なんだけど。もの凄く悩んでる。ああ、今年は何をあげたらいいんだろう?
tea spoon. Picnic style in Tokyo Jane Marple 20
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昔、「ガーリィな服装で各自料理を持ち寄り、ピクニックにでかける」というのに憧れた(は、恥ずかしいヤツめ…)。実は今でもやりたい(もっと恥ずかしいってばよ!)。つまりは女子限定。
できることならばピクニック・バスケット(理想を言うなら中身の食器類は陶製のものがいい。駄目ならテイストの上品なメラミン、プラスティックでも可)を各々が持ち、安っぽいブルウ・シートなどではなくチェックのコットンをやわらかな草の上に敷き、そこに座り込みあとは料理を広げ、各自食べ、飲み、語り、笑い、ごみひとつ残さず撤収、という「ただそれだけ」をやってみたい、のだった。
場所もそれほどこだわらないが、緑のない場所よりはある場所が好ましい。ひとけの少ない閑静な場所を所望したいが、何、子供連れの親子たちが私たちとはまた別に、麗らかなるを堪能していたって構いやしない。料理も何でもいい。スコーンを焼いてくれるコが居れば、おにぎりをたんまり持参してくるコが居て、ポテト・サラダをもっさりつくってくるコが居ても楽しい。パイだとか甘いものも欲しいところで。葛切りだってアリだぞ!(ちゃんと食器とマッチしてればなおよし!)……統一感があり過ぎるのも楽しみが減るではないか。ポットにはミルク・ティがベストなんだけど、何だったら行き先へ歩きつつ見つけたお店でサイダアなぞ購入したっていい(硝子のグラスの内側にあの気泡、外側に水滴がまとわりついて、涼しげなことこの上ない)。サーヴァーに移し替えたオレンヂ・ジュウスというのもいい。あと個人的に激らう゛のピンク・レモネエド。ぎゃー、考えただけで眩暈が!!(……馬鹿……)

……とまあ妄想は尽きなかったものであった。「ガーリィ」というのが自分の中でツボだったのだな。私は実はガクセイになるまでジーンズを一度も履いたことがなかったのだが、周囲は(もちろん)まったく逆で、スカアト姿の方が稀、という知人が多かった(「え! ジーンズのがラクじゃん!」と何度言われたことか…。スカアトだってひと蹴り上げるには困らないわよ! ←?)。故に「あえて」ふだんあまり着ないテイストの服、に感じられるのだな、自分ではそこそこフェミニン路線の服を身につけていても。今でもそうだけど、やれゴスロリだ「PINK HOUSE」だとデコラティヴさが過剰な服を着ただけで奇異な目で見られるものだが、そこまで行かずともちょいと毛色が違って見える服装だと言うだけで視線を投げかける輩を無きが如く無視し、街を闊歩し公園に行き、心ゆくまで「ピクニック」を堪能してみたかった、のだ。まあ女子大だったし、男性を誘うにも面倒が多かった、というのが「女子限定」の理由のひとつでもある(笑)。

そんな私にこの本(ムック、かなあ。雑誌「spoon.」の増刊号的存在なんだけど)ですよ。ええいくそ! 何だよこの可愛いヴィジュアルはよ! とブチ切れまして、そっこー購入で御座いますよ(キレなくたっていいじゃないのさ…)。

Jane Marple の20周年を記念しての annex の模様。そもそも別段私個人にとっては何ら馴染みのないブランド(着ない。買えない。よく知らない。でも何か好き。「ヴィヴィアン」とかもそうだわ……)。でも買ってしまった。「ピクニック」、このひとことのために。
写真絵本、みたいな風情で、眺めているだけでも楽しめる。スタイリング担当はあの大森佑子氏、というだけでも一部文化系乙女にはたまらんもんがあるではないですか。
プリントonプリントのコーディネイト、そのクド甘可愛い何とも言えぬテイストがまたいい(でも必ずしもクド甘可愛いわけでもなく、シックにまとまってるのもあれば、クールなのもある)。シンプルだけどどこか豪奢に見える服もあって、……いいなあ。可愛い。
フツウの、東京の街並みに、「心地いい違和感」がぽん、と存在してるところが楽しい。周囲に絶対かき消されることのない個性が、とてもさりげなく、でも強烈な存在感で「在る」という「強さ」。可愛いんだけど骨太なところも垣間見えて、……いいなあ。ここのブランド、主軸の中に British テイストてえのがあるんですね(今回改めて知った…というくらい私はここのブランド乃至メゾンのことを知らない。こういうヤツが買っていいのかよ! …いいのよ、そのひとなりに楽しめれば。←自己完結)。そのせいかも(……ので、今回は甘いテイストの服がほとんどで、この私言うところの「骨太」路線はあまり見られません。そちらが好きな方には物足りないのかもしれない)。
デザイナアさんの、御自身の好きなテイストやこだわりを、これまで発表してきたアクセサリィや靴といったアイテムから紹介してるペエジもまたよろし。靴もアクセも殺人的に可愛い(というか個人的に好み)。

今回はほんの数ペエジだと言うのに、ピクニックに関する蘊蓄はなかなかのモノで、凝縮された、ほどよい濃さの内容で楽しめた。ああ、ますます行きたい「ピクニック」。「ガーリィさ」にはこだわらないわ(ちょっと嘘)、とにかく外にでかけてだれーんと景色を、食事を、会話を、自分のしたいナニカを、ただただ楽しみ味わい、堪能し尽くしたいのよう!(魂の叫び)

日常にはまだまだササヤカな「贅沢」が存在してる。それを知らずに過ごしてくなんてもったいないじゃないの。
行きましょう、ピクニック。
タイトルの出典がわかる方はともに食い改め…悔い改めましょう。ええ。心の底から。ヲタクの人生は哀しみに彩られているね……そうは思わないかい(以下略。これの出典もわかったひとは反省文提出。200字以内にまとめること。句読点もひとマスにカウントします)。

先日……って、いつだったっけ、先月かな、もう。ああ、そうだった、この記事だった。
「私らしい」買い物部門で「今度もっと安くなってたら買おう♪」と言ってたおばか路線なマスコット、結局買いました……。

またしてもワゴンが消えて、すわこれは返品か!? とひとり意気消沈していたらまたまた場所を変えて出現。……やはりな。まだあったか。そしてまだ粘るのだな、「¥300の半額」で。
いいよ。わかったよ。買ってやるよ(態度デカイ)。
20050510033409.jpgほおうら、熊本名物「からしれんこん」に横浜名物「シウマイ」だよ。……だから何よ、と言われても困りますが。ええ、こんなんが欲しかったんどす。こんなんのために悩んでましてん。へえ、そうどす、あてがアホウやったんどす!(ありがちな「TVでまかり通っていたがために浸透してしまったどこかオカシイ京都弁」なのは何故だ)。
……か、可愛いじゃん……(声、心なしか fade out )。このふもっふも感が好きなの。母にまたしても大笑いされたけど(そりゃそうだろう)。
先日見なかった「紀州梅」も見つけた。こう、丸くてよう漬かってやわらこうおまっせ、な皺が寄ってて(だから何なんだよ、その口調…)、真っ赤で。可愛いの。でも、何故だ、何故なんだ、どうして目ん玉をつけるのだ!! 邪魔だー!! そんなんつけるから可愛くなくなるんぢゃ!!(いや、目があるからこそ可愛い、と思う方も居るのであろうが)くっそー、可愛かったのに。あの目さえなければ可愛かったのに!(何せすべて同スケールなので、シウマイだろうが柿の葉鮨だろうが天むすだろうが紀州梅だろうがすべて同じ大きさなのだ。このスケール感の統一というか無視というかがまたいい。紀州梅が天むすほどのデカさなのよ!? って、打ち込んでたら口の中が唾液でいっぱいに…↓ パブロフの犬……だっておにぎり大の紀州梅なのよ!?)ついでに言うと、これもまた先日は見なかった北海道の「いかめし」があったんだけど、……これもよく煮染めた色の烏賊に目ん玉がついてやがって却下。だから! 余計なものをつけるなとあれほどオレが言っただろう!!

とりあえず欲しかったものを買えたのでよしとする。嬉しいわよ。ええ、そりゃあもう。何か文句あるの!?(号泣)

……馬鹿げたものに散財するのがわたくしの常で御座います……。だから駄目なんだね♪(人生とか過去とか未来とか。←さらっと終わってることを言うなよ)
いや、何も泣かなくたっていいのだが。Amazon(私があまぞん、と言ったら日本のだと思って下さい)で輸入文具の取り扱い開始ですってー!

……前々から、ちょこちょこっとは扱ってはいたんだけど。ジャーナルとかアドレス・ブックとかの類。そこに今度はやれレタア・セット(あ、レタア・セットも一部扱ってはいたんだった)だのこれまで扱ってなかったミニ・サイズの手帳だとかあれこれ色々と。ロッタ・ヤンドスドッターちゃん(「ちゃん」…)のテキスタイル・デザインのポスカ集だとか、なかなかツボを押さえた(そしてベタな・笑)ラインナップもなかなかで御座います。
個人的に気になってるのはコレ↓
52 Amazing Science Kit With Stickers (Activity Kits)
Lynn Gordon Karen Johnson
0811831930

どこが「文具」ですのん、と突っ込みたいキモチはとりあえず置いといて、可愛い。でもって欲しい。黒を背景にキッチュでカラフルなイラストが。飾っておくだけでも十分可愛いんだけど、レビュウ(エディタ・サイドからの、ね)の紹介でわかる通り、スポイトだのステッカー、磁石に虫眼鏡がついてて、あれこれそれこそ実験(?)が楽しめそうな携帯(!)科学キット。……うわー……ものごっつ好み。でもやはりこれは文具では(以下略)。
あと、こういうのも好き。
Movies To Check Out
Imagineering Company
081184479X

姉妹品(?)とセットで欲しい。
Books to Check Out Journal: A Journal
Imagineering Company
0811829863

誰に見せるでもないものを「記録」する、というある種の非生産性がヨロシイ。自分にとってのみ楽しい、意味がある、という辺りが。これのレストランver.なんかもあって面白い。食べ歩き好きなひとにはいいかも。「どこそこにある○○というイタリアン・レストランは××が美味」とか書いておけるわけね。
見るからに可愛いコレらも欲しいなあ。って、そんなに記録してどうするのだ、私……(それ以前に、「記録する」ことに主眼が置かれてそれが面倒になり、やめたくなる、というパタアンに陥りそうな予感)。
What I Read Journal
Potter Style
1400049989
What I Bought Journal
Potter Style
1400049970


ああ、駄目だ。日々欲しいものだけが徒に増えてゆく! そして減りゆく収入。貯蓄というものを知らぬ欲望。
でもって、趣味が近い友人への誕生日プレゼントなんかにも良さそうだなあ、とか色々考えちゃって。

いずれにせよ「欲しい」わけね、とまたしても自分の物欲の強さを再認識したのであった。くそう!
刑事コロンボ 完全版 Vol.1
ピーター・フォーク
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昨日に引き続き(?)「コロンボ」を観た。1巻の2作目(このシリィズ、1枚に2話収録されてます)。
「死者の身代金」……これ、パイロット版だったのか。知らなかった。シリィズ化された第1作は「完全版」2枚目に収録されている「構想の死角」(監督がスピルバーグで驚いた…)だそうで。つーと、正式に(?)制作される前の試作品、というわけですね。その割に「殺人処方箋」は出来が良かったけれど(だからこその後にシリィズ化されるのでしょうが)。
「死者の身代金」は、……ちょっと、ヨワイ、かな。野心家で冷徹で自分の欲望に正直に生きるためには殺人も厭わない女性弁護士が犯人なのだけれど、彼女のその欲深さとかがあまり具体性を以て描かれていない感じがして、終始義理の娘による「解説」で語られただけに見えたのが残念。こう、もっと彼女自身の行動や感情面から浮き彫りにして欲しかったなあ、などと思ってしまった。いや、随所から彼女がやり手でしたたか、というのは伝わってくるのだけれど。それに、あまりにも正直過ぎて「アンタ、そりゃフツウに嫌疑かけられるよ…」という態度を平然と貫くのがまた(笑)。

でもって、「キター!」と思ったのは、義理の娘のエピソオド。よくアチラの映画や小説で、行儀見習いや教養を身につけさせるのを口実に(実情は事情や真実はどうあれ、させられる側の主観に立ってみるとたいていは厄介払い)海外に留学させてしまう時、その行き先が「スイス」なのは何故なのかと(笑)。お約束のように「スイスの寄宿学校」なんだけど。スイスにはそんなに名門の子女を受け容れる私学でもあるのか?(いやまああるんだろうけど。でも、そういう名門校って何もスイスに限ったことではないのでは~とか思っちゃって。アレですか、言語的なモノですかね? ゲルマン系の言語にもラテン系の言語にも触れられる、とか。……そんなん「名門」だったらどっからでも集まってきてそうだからあんまり関係ないか。永世中立国だから? でもあそこ各国に兵器を〈以下自粛〉。…えええい! とにかく、いつもいつもいつも! スイスなのよー。はーれくいんでも何度その文言を見かけたことか・笑。邪魔にされた娘、何らかの理由で親元から離された娘は大抵スイスにぶっ飛ばされている…。まあカネかけて教養だの身につけさせてくれるだけマシっちゃあマシなんだろうか? その辺り、よくわからないなー……。特に「義理の娘」「親とうまくいってない娘」は確実にスイス行きだ。って、監獄みたいだよ↓)

それと、クルマ好きなひとにはたまらないんでしょうなあ。60年代後半のあのアメ車ちうもんは。いやあ、ステイタスはデカければデカいほどいい! といわんばかりのあのフォルム。車の前と言わず後ろと言わず、ボンネットの上だのに蒲団敷いて寝られる! と思うくらい長いやら広いやら(笑)。キング(←これはS・キングの方ね。エルヴィスではなく)なんかも車にはこだわりあったしなあ。しかしこだわりが高じて「クリスティーン」か…? もとい。機械いじり好きな男のひとって多いし。自分で古いのをこつこつレストアして乗るのがいいんだ! というエピソオドは成田美名子の名作「CIPHER」にもありましたな)
富裕層の家のつくり、内装も観ていて飽きない。カーヴを描く階段だとかホール(玄関から部屋に至るまでのあのスペエス。っていうのを昔学生時代「不思議の国のアリス」テキストにした時知ったんだったっけなあ、とふとまた要らぬ脱線)から見上げると階段から続くテラス上の廊下、とか、ちょっとうっとり見入っちゃう。

てなわけで、作品そのものとしては「ちょっとなー…」だったのだけれど、映像そのものでは楽しませてもらいました。ラスト、犯人を罠にかけるくだりは単純にニヤリとさせられたものの、ちょっと逮捕には無理ないかー? と思ったり。コロンボは相変わらず相手をイライラさせつつ、じわりじわりと確信に迫っていく…んだけど、うーん。今回は相手にボロを出させることに成功しさえすれば解決、という感じでもあったので何となくアッサリした後味が残るんだよなあ。

というわけでシリィズ第1作目も楽しみ。当分「コロンボ」マラソンは続くのでありました。
AVOX ADS-200S スモールサイズ プログレッシブ映像 DVDプレーヤー
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Amazon でのレビュウで評判もなかなかによく、さらには低価格、ということで思い切って買ってみました。

……お買い得でした。

「え、わざわざ買うの? PCは?」と友人には尋ねられたけれど、このブログを「古巣」の頃から御存じの方には既知のことですが、ええ、HDDがまったく反応してくれない(するのはPCを起動させた時にがしゃこーん! 飛び出す時くらいかな♪ ←ここら辺りにひたひたと殺意が漲っている)ので観られないのよ。でもって、PCで観るとなるとデスクトップだから当然椅子に腰掛けて1時間半なら1時間半観るわけでして。……た、耐えられん……。TVって、だれ~~っとして観たいよー!!(椅子に座って授業受けてるみたいな雰囲気で観たい気分にはなれないなー……)
というわけで。最初はお店で出物はないかと探していたのです。で、たまたま「広告の品」に安いのがあって、さてどうしようかと検討するもお流れに。……¥7,000近い価格だったんだけど、十分に安いハズのソレですら、ちょっとフトコロに痛かった。さらには、たまたまポータブル・タイプも一緒に広告に掲載されていて、こちらもそこそこなんだけど、……ホントに、ぽーたぶる、なのね。正直だわ。画面小さ過ぎて観た気になれなさそうというか細部がわからなくてイライラしそうというか……うううう。やはりこれも蹴る(それを買うくらいなら、もう少し大きめの画面でも見られることだし、ノート・パソコンを買え、と思ってしまった)。

で、「どうせ安価なものなどなかろうて」とたかをくくっていたあまぞん様の「エレクトロニクス」部門をちょいと覗いてみたらば。

や、安!! ¥5,000以下て!

とりあえずは録画できなくてもいい、と思っていたので、再生専用で無問題。最初に「とりあえず」で買う分にはお手頃かなあとも思った。リージョン2のみに対応だけど、今のところ国産DVDしか所有していないのでこれも無問題。コンパクトだそうだし、カスタマーズ・レビュウでの評価も総じて良いものが多く。これは買いか!? ともうひとつ欲しかったムックと併せて、注文ボタンを、あ、ぽちっとな。

24時間以内に発送だったのであっという間に到着。わ。ホントにコンパクトやん。リモコンは、男性の手にはかなり小さいかと。私の手にすらすっぽり収まっちゃいそうなくらい(なので、手の大きい方には操作しづらいのかもしれない。押したいボタンが上手く押せない、とか)。
接続も簡単(ただ、自宅の居間のTVに最初繋いでみたんだけれど、自宅のだというのにTVについてはほとんど使い方を知らないので〈何故なら本来居間は父のなわばりだから! 久々に居間に一時間以上滞在したわよ…〉、ちょっとばかり四苦八苦した……↓)。ついてきたコオドの端子を色の通り差し込むだけ。

細かいことにこだわらないのであれば、画質も十分(ウチのTVだと、ちょっと横にむにょりとつぶれたカンジになって見えて、どの女優さんもむっちり美女になっていた↓ どのTVでもそうなるのか、とかは不明)。操作性もそれほど複雑ではないし、……いい買い物だったかも。
これで最初に観るのはやはり「コロンボ」でしょー! と思っていたので、ここで初めて購入したBOXの袋を開封。
刑事コロンボ 完全版 Vol.1
ピーター・フォーク
B00006JSKZ

第1作目「殺人処方箋」なぞを。ちなみに、小池朝雄氏の声の演技をも堪能したかったし、母も一緒なので吹替版にて(デフォルトだと英語の字幕付。英会話学習にももってこいですな)。あのお馴染みのテエマ・ソングはいつ頃から聴けたものなんだろう。第一作目のコレでは聴けませんでした。今後楽しみ♪
P・フォークが若いよー(当たり前だが。何しろ私が生まれる前の作品だもんなあ…)。髪の毛黒々。お目目ぱっちり(でもないか・笑。いや、母が「若い頃って目が結構おっきかったのね」とか言うんだもの)。
妻を殺して愛人とよろしくやってこうと決めた精神科医が今回の犯人。あまりに完璧過ぎるアリバイ故に疑われて、コロンボが執拗に…というお約束がわかっていても楽しい。
この「殺人処方箋」、タイトル知ってるのに観た記憶がない。地上波でやったことないのかな? それともアリ?(じゃあ何故私はタイトル記憶してるのだ? 文庫で出てたっけ? ……もしかして、「コナン」のコミックスから知った、んじゃないだろうなあ・笑)
もとい。若いだけあって、しょぼくれたあの格好にあのつかみ所のない飄々とした雰囲気、同じと言えば同じなんだけど、どこかしらちょっと溌剌としたカンジ。共犯の女性をどやしつけたりと恫喝めいた態度も何だか新鮮だった(犯人を問い詰めたり追いつめたりする時、理路整然と事実をだかだか突きつけるってのはよく観た気がするんだけど、ああいうのはあんまり観た記憶がないので妙に新鮮だった)。飄々とした腹の読め無さ、は健在なんだけど、もっとこう、鋭い印象が。若さ故か?
実に、実に楽しゅう御座いました。ラストのどんでん返しがよかった。ただのミステリ・推理モノに終始しないところがいいよなあ。
おまけに、当時のハヤリとかも垣間見られるのが楽しい。女性のヘア・スタイルとかファッションもそうだし(ホルタア・ネックでミニのドレス、とかが可愛い。この頃は、えーと、ミニ全盛期の頃だっけ?)、吃驚したのは、アメリカでは60年代後半にはすでにお祝いのケエキに花火を立てちゃったりしてた、ということだ!(あんなのもっと最近になってからだと思ってたー! だって私が生まれる前なんだよー!?)もうばっちばちにハデに。もっとも、一般的だったのはか謎なのだけれど(犯人は精神科医でステイタスも収入も高そうだったし、住まいであるマンションも広々としたつくり。←ホーム・パーティだって開いてたし。どっからどこまでどう居間だ!? というほど広い…)。あと、愛人役の女性が住んでた…あれは何だ、ペントハウス、か? 何度か映画やドラマで観てるような気がする。大きめのプールがあってその周辺ぐるり吐き出し窓(というか硝子の壁及びドア?)、という。よく使われる建物・施設ってありますね、こうして観てみると(まあ場所・モノに寄っちゃ撮影所だの製作所所有の物件なんだろうけど)。

2作目は明日にでも観てしまいそう。しかし、一日一作観ても一ヶ月以上楽しめる……すごいわ♪ でもって、格安だけれど使えるプレイヤーにも大喜びなのでした(何というか、……ヨロコビも、というか、ありとあらゆる意味で「安い」女よのう……)。
プロポーズは禁止
ヴィッキー・L.トンプソン
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これ、HQで言うところの「ミニ・シリーズ」ってヤツなんだけど。これが出る2年前に2冊連続で「恋人はメールオーダーで」というミニ・シリィズがありまして(この2年、というブランクがまたオソロシイ。もしこの2年後の1冊を読んだひとが、先行して発行された既刊2冊を読んでみたいと思ったとしても、オークションや古本屋等で探して手に入れるしかないのだ)。
交際相手を募る男性が自分の写真や広告を掲載できる「テキサス・メン」という雑誌があって、それを見た女性がコンタクトを取ると、文通なりメエル交換なり交際なりが始められる…というのが基本設定。で、ヒロインが何らかの理由でその雑誌からある男性を選んで出逢いがあって…まあなんやかやあるわけですね(笑)。
で、もうすでにかなり前にその既刊2作を読んで、その当時確か「結構面白いかも」と思った記憶があった。しかもシリィズものはコンプがお約束なので当然購入。そんで、もうさらに数年経過してるわけだけど、ようやく手にとって。それなりに期待しつつ読んでみたんだけど。

……何だかものすごく疲れた……。

ヒロインは美しい、とか綺麗、とか形容されるより、可愛い、とか妹みたいだ、とか男性から言われるタイプで、アウトドア大好き健康的な女性。でも、いい加減男性からいいオトモダチ扱いされるのにウンザリ。せくちーVな女として意識してほしい、私だってオンナなのよー!! とブッチ切れ。で、「テキサス・メン」で男性を捜すことにする。いきなり会って、とか誰かからの紹介で、とかだと結局最初の印象で「いいオトモダチ止まり」になってしまう、でも文通でなら直接会う前に手紙で色々相手の好みだとかを知ることができて、……しかも、大胆な自分になれる、そう思うわけですな。はっきり言うと、「オトモダチで居るんじゃなく、ベッドに行ってあんなこととかそんなこととかしたいのよ、私だって!!」と(うなだれる私)。
ここでまず軽く度肝を抜かれる。……何もそこまでセックスにこだわらなくても……(いや、大事なことだけども。まあそもそも「テンプテーション」というレエベルではあるのだが)。
翻ってこの物語のヒーロー。コイツがまたどうしようもない。すでに結婚式当日に花嫁に破談を申し入れること5回、という鉄板の大馬鹿。とにかく寝たら「この女性だ! 彼女こそがぼくの妻になるひとだー!!」と思い込み、ベッドをともにしたあと速攻でプロポオズ。……しておきながら、いざ結婚、となると、それまでに相手のアラだのイヤなとことが見えてきて、突然結婚することがイヤになってしまう、という「馬鹿」としか言いようのない男。……セックス=結婚、て、そりゃまあちょいと古風な考え方で「関係を持ってしまったのだから責任取って結婚しましょー」てえのもあるわけだし、別段極端にオカシイわけではないんだが、……あまりに短絡的過ぎて「うわあ、コイツ馬鹿じゃん…!」としか思えない。どんなヒーローだよ!!
ドラマで、「結婚を決めたものの、相手の些細な欠点がとんでもなくイヤに思えて破談を申し出る」女性、てのは何度か観た。「アナタ、食事のあと、必ず爪楊枝で歯を掃除するでしょ。アレ、すっごくイヤなの!」とかそれまでもそうであったであろう相手のクセなんかがとてもとてもイヤなものに思えて、それに毎日「耐えて」生活するのか、と思ったら結婚なんてとんでもないものに思えて…というヤツ。それはよく観たけど、……野郎でそのパタアンかよ……鬱陶しいなあ……。

この時点ですでに半ばこの物語を読む読者としてはアウト(笑)。

3ヶ月間文通を続ける2人。ヒロインはやたらと相手を刺激するようなことを書いて挑発し、いかに自分がせくちー♪なオンナであるかをあっぴーる。男は「今度こそは!」と慎重になってはいるものの、基本的には「そっこー寝て、プロポオズするんだーVv だって彼女はこれまでの女性たちとは違って、手紙のやり取りでお互いを十分理解したし、ぼくも真剣なんだもーん」とノリノリ(死語)。……鉄板の馬鹿同士に見えるのは私の気のせいだ、うんそうだ。

で。ヒーローはこれまで結婚式で必ず付き添いを務めてきてくれた親友に、ヒロインは妹があまりに「セクシィな自分」を演出したがり(読者の私から見ても「アンタ娼婦じゃないんだからさあ」とウンザリしちゃうようなドレスを選ぶ)、先走りまくってるのを制しようとする姉に付き添われてのダブル・デエトから始まる。
「今日は相手と寝るなよ!」と釘を刺すヒーローの親友。まったくだ。しかし。このバカップルは心配する姉や親友をまいてホテルに飛び込み、その場であんなこととかそんなこととかしてしまうのであった。

何だこのさかりのついたヤツらは!!

しかし、ヒーローが新たな「餌食」を見つけたことを知った元カノたちが結成したグループにより、事実を告げられて当惑するヒロイン。そんなことはまったく知らず、ひたすら彼女との結婚を夢見、いつ彼女にこれまでのことを話すべきかを逡巡するヒーロー。
ヒロインはヒーローをこれまでの女性たちが振られた経緯を元にある試練を架して、どういう態度に出るのか、本当に自分も捨てられてしまうのかを試すことに。……そこでも結局、……やっちゃうのね……。しかも、避妊ナシで(はぁ!?)。
「ぼくたちは結婚するんだから。君は子供が欲しいって言ってたよね」とかなんとかヌカして。この野郎、誰かぶっ飛ばしてくれ↓
自分がしかけた数々の「罠」や「試練」に黙々と耐えてくれたために、情に絆されたかおっけーしてしまうヒロイン。こいつもついでにぶっ飛ばしてくれーっ。

最後すったもんだの挙げ句、めでたく結婚(まあ、HQですし)。それにしてもまあなんというか、……呆れ返る話だった……。コメディとして楽しめなくもないんだけど、どうにも主人公たちが短絡的で、ヤリたいだけ(下品で失礼)のオシアワセなひとたちにしか見えず、……。

「テンプテーション」って、HQの中では、女性のセクシュアルなファンタシィを物語に仕立ててある印象が強いレエベルで、同じくセクシィ路線の「ディザイア」とはまたテイストが違う。「ディザイア」は何て言うんだろう、どうしようもない「衝動」に抗えずにセンシュアルな方向に行くんだけど、テンプは「衝動」を自らカタチにすべく奮闘(笑)する、というカンジ。だから、無駄にエロかったりしてたまにウンザリするんだけど、いい作家もそれなりに多い…んだが近年質が落ちてきた、ともっぱらの評判。うん、確かにそうかもしれない……(涙)。
私はあまりテンプ作品を持ってない(故に読んでない)から、誤解してるというか、「良さ」がわからないのかもしれないんだけど。

今回のは2番目に「読まなくてもよかったよ…」と思ってしまった。前に「これじゃタダのぽるのじゃん!」と怒り狂うほど「してる」シーンしかない、てのがあったけど(もうね、豊田○二かよ! と思うほどに! いや、北沢○也でもいいんだが! ←何で知ってるんだよ)、この話が2番手に鎮座ましましてよ。
やじきた学園道中記 26 (26)
市東 亮子
4253091970

順調に巻を重ねてる、という事実が未だに自分の中に着床(スゴイ表現だな)しない(笑)。それくらいブランクあったんだよなあ。今更ながらにしみじみと。
連載が再開してもう4冊目。もう一体どこがどう山場なんだかわからなくなるほどキャラ総出演てんこ盛り状態で来たわけだけれど、ようやくここにきてハナシがちょいと見えてきた…けど、でもやはり雪也が誘拐された理由が今783くらいわからない(目分量。←?)。何も誘拐せんでも……いや、そもそもの発端は馬鹿2人か、その馬鹿2人から救うとともに自分たちが秘めておきたいものを守るために一役買ってくれ、と、まあこういうことなわけよね(自己完結というよりもはや自分に解説しつつ混乱を収めようとしている↓)。

古代モノが好きなひとには面白い展開かもしれない。忍びの源流がかの有名な歴史上の人物にある、という説、これはそのテの話が好きなひとには一般的な説なのかしら。歴史モノに疎い私には「?」なのだけれど。今回は「ネーム」解説が多いのでちょいと苦痛。いや、歴史のロマンてえのは面白いんだけど。これが今回の話のいちばんのキィだし。

人物が錯綜すると同時に、それぞれの思惑と出来事とがまた錯綜するため、正直誰が何のためにどこに向かおうとしているのかが掴みづらい。故に、やじきたコンビもまた中心に在るというよりも外延から眺めざるを得ないかのようで、所謂ベタな活躍シーン(=アクション・シーン)が少ないのがサビシイ。やはり瑠璃玉馬鹿いとこコンビが出張りすぎで鬱陶しい。
おまけに、一応最重要人物であったハズの葵上総介がアッサリ(?)素顔まで晒して(しかも背後からとは言えほぼフル・ヌウドまで御披露なさるとは・笑)登場するし。でもツラはインテリくさったちょいフケた小鉄…? あるいはエレガントな中村…?(←「必殺編」に登場した数学教師。実は裏で晴らせぬ恨みを代わって晴らすという「仕事人」。故にこの話は「必殺編」だったんだけど。でもって名前も「中村」さんなわけだ。というわけで興味ある方はコミックスの既刊読んでね♪)いや、個人的には好みのタイプなんだが、……あんまり意外性がなかったかなー……。意外性あり過ぎる外見、てのもどーよ、だが。しかもあの妖怪女・奥日光の姫御前こと不動明院妖女(娘にこの字で名をつける親の感覚がわからない、とファンの間でもっぱらの評判。まあ名詮自性的命名法によるんだろうなあ……)。

もうねえ、ホントに。コイツらがどう絡み合って最終的に行き着くのはドコなのよ!? な展開が最初っからずーっとフルスロットルで続いているよーな状態。しかもあと何回もなく終わる予定らしいし。次への伏線・布石もアリであのてんこ盛り状態なのか? それとも今回の物語だけですべて解決してしまうものなのか!?(……あー……それはないかもしれないなあ、流石に。雨宮とか妙な馬鹿が頑張ってるし大門とは出会っちゃってちょいと因縁対決めいたものが芽生えそうだったし)

そういう意味でも今後にさらに期待して、待て次巻!!
【改訂版】奈良美智作品集『Nobody knows』
奈良 美智 山本 誠
4902943069

前の「I don't mind…」の時よりも、何となく強いメッセエジ性のようなものを感じた、気がする。
今の時期に、かなり前の作品とは言え「中国の赤い犬」って作品はキョーレツだった。
「考えさせられるな。この時期、ってのが」
「そうだね」
友人と立ち止まって見入ってしまう。

それにあのスナップ集にスライド。戦地での風景のひとつひとつが鮮やかだったり鮮明だったりくすんでいたりぼやけていたり。すべてが何とも言えない切り取られた「日常」の断片で、それをのほほんと眺めていられる自分たちの「今」にふと思いを巡らせる。
学校と思しきところで撮ったスナップはせつなかった。本を熱心に読んでいる子の多いこと。そういうえば、戦地になったところや今戦地に居る子供たちって、「何がしたい?」って尋ねると「学校に行きたい、勉強したい」って答えるんだよなあ。イヤイヤ行ってるコもわんさか居る国にあって、イヤだろうがイヤじゃなかろうが、少なくとも自分の意志で行く・行かないを決められる国と、自分は心から希求しているのに、それが容易には叶えられない国とが、こうして歴然とあるという事実が、……重い。

広い部屋にうつぶせになった3人の(多分)女の子。フローリングのゆかの部屋中に花が咲いている(正確には、造花が刺してある、か)。ところどころに動物の玩具。絵本がちらばり、数冊は開かれているけれど、……3人の女の子たちはそれを見てはいない。壁にはいくつかの顔・顔・顔。穿たれた窓から私たちはそれを見つめる。私たちもまたその壁に突き出た立体のうさぎ少女や犬や目を閉じた子と同じ存在になってその部屋の中を見つめている。
「しあわせな墓場のようだ」、と言うと友人が困ったように笑う。

花をのこぎりで切り取って殺した女の子。百合の花に見えるそれは切られて横たわっているけれど、血を流しているのはこちらを睨みつけている女の子自身だ。誰が痛いんだろう?

朝日に照らされた靄の中、その色に染まる水に口元まで浸っている少女の目の持つ強い何か。

真っ暗な会場で私たちは思い思いに作品を眺め、何かを感じ、思い、移動し、また別な作品に出逢うことを繰り返す。
彼の抽斗の中を覗き込むというよりも、直接彼の――奈良くんの頭の中を覗き込んでいるような気分になる。

ああ、そうか。彼のこころの、あるいはあたまの中の、抽斗の中を、垣間見たのかもしれない。

これまでと今と。それからまだ見ないこれからと。

また来年、この地上のカタコンベで逢いましょう。当たり前のようにそこにある「過去」と「異世界」と「歴史」を内包した、赤い煉瓦の倉庫の中で。
20050512183736.jpg20050514030016.jpgさて、作品を十分堪能したことだし、次はショップよね、と勇む私たち。満腹感も求めてはいるが、まずは欲しいモンをがっつり買って(がっつり買うほどのカネはあるのかと己に向かって問い詰めたいところであるが!)、それからゆっくりのんびり美味しいモノを頂きませう、とハナシは決まり、グッズを扱うエリアに向かう。一度展示会場入口を出て、ちょっとぐるり歩くとほーら見えてきた。 
ここがカフェ(というよりも休憩所)とショップ入口。ふと目をやると、この建物の入口から壁に添って右に目をやるとまだ雪が!! 写真隅に見える白いカタマリは雪なのよー! さすが雪国ね……。

ショップもぼちぼち賑わっておりました。グッズがー!! 「可愛い」が所狭しと並んでいる! 畜生! あれもこれもそれもどれも全部欲しいわ! ……しかし、そんな余裕は財布にはない私であった……↓
買ったもの。
20050521173916.jpg1:ぱっぷ・きんぐ。
ぱぴー・きんぐ、のことだろう。わんわんが王冠かぶってるからぱっぷ・きーんぐ! どういうわけか私の買ったヤツも友人が買ったヤツも「いよう!」と片手を突き出した状態で袋に…何故??(私と友人との間の裏設定では5分おきに「うにょーん」と動き、餌はチョコボールを与えねばならないことになっている。←何よそれ…)
2:会場限定カタログ。
何と来年また「ナラヒロ」はやってくる! その予告ポスタア付A5版カタログ。会場設営に携わるひとたちや奈良くんの姿、出来上がってゆく会場の臨場感たっぷりの写真で構成されている。赤煉瓦の表紙がカッコイイ♪
3:ナラヒロ限定ポスト・カアド・セット。
バラで1枚¥100(税込)で買えるんだけど、これを8枚1セットで買うと¥700に。これから再び「作品」としてのカタチを成そうとする「一部」が梱包材から顔を覗かせている写真等、単なる作品の写真、に終わらないところが味かと。
……と、3点で我慢。ホントはもっと欲しかったものがざくざくあったんだけど……(号泣)。あまりココで張り切って買い過ぎると、のちの生活に響くので我慢。

この展示自体のカタログ(一般書店でも買えるモノ)はいずれネット書店で購入することにして。
奈良美智From the Depth of My Drawer
奈良 美智
4902943034


友人はさくさくと買うものを決めてレヂ直行なのに、うだうだと悩む私。さんざん待たせてようやく腹ごしらえに。
20050514025918.jpg前は建物の中にカフェがあったのだけれど、今回は移動式カフェ登場♪ 入口に止まっている赤い車が可愛いぞVv ここで買って、外にあるベンチで食べるもよし、中の休憩所でパクつくもよし。お天気はまあまあだったけれど、ちょっと肌寒かったので、中の休憩室にする。
ここのカフェはクレエプのお店で、クレエプとドリンクのオーダーのみ受け付けている。ああ、名前と簡単な説明書きだけでも美味しそう。生地はもっちりしている、とのこと。ますます楽しみVv
メニュに「本日のランチ・クレープ」というのがあったけれど、この日はすでに sold out 。ちぇー!!(どんなのかすらもわからなかった…その日によってメニュが違うみたいだし、うぬう!!)
友人は「ヴェリィ・ベリィ」という名前通りベリィとクリィムのコンビネイションが爽やかなクレエプとマメ・ラ・テ(豆乳使用のカフェ・ラ・テとのこと)。私はヴェトナム・コーヒーにマロン・シャンティをオーダー。このクレエプも名前の通り、生クリィムと栗のハーモニィが楽しめるらしきモノ。スタッフのお姉さんは2人ともテキパキしていてやはり気持ちがいい。
「よくかき混ぜて下さいね(確かヴェトナム・コーヒーって、珈琲+練乳、だったよね? 違う?)」と言われて受け取ったヴェトナム・コーヒーは熱々だった…スリィヴをくれ!(マジで)
あまりに私が「熱! 熱いよー!!」と騒ぐので友人が「離れておこう」とボソリ。いや、ホントに熱いって!!(嬉しいんだけど。私は熱いものはがんがんに熱くないとイヤな猫舌、という厄介な人間だ)

20050512183908.jpg
紙の深さのある容器に美味しそうなクレエプ。ワクス・ペエパアらしきものが敷かれている。ドリンクの容器には今回のために用意したであろう特製シールが貼られていた(このシール、ショップで買い物して、大きいものを買ったり多めに買った客に入れてくれる紙袋にも貼ってある。ロゴだけなんだけどシンプルでおしゃれ♪)。
こちら友人オーダーの「ヴェリィ・ベリィ」。美味しそう。私のも画像あるんだけど、デカいのでいずれ↓
20050530181242.jpg(5月30日、ようやく画像UPしました。やはりデカイ方が画像綺麗なのか、auは。ドコモちゃんは小さくても綺麗なのに!)

20050512183826.jpgで。どこに座りましょうか、と会場を眺めると。ふふふふふ、特等席が空いているではないの! 客が何組か居るそのちょっと奥に、白くて高くなってるとこあるの、見えます? そこがひときわ高い場所にしつらえてある席で、地上を見下しながら…じゃなくて、見下ろしながらゆったり楽しめる場所、なので御座います。
「やっぱりあそこでしょう!」
あっさり意見一致、階段を上る。

20050514025854.jpg私が座った位置からの「下界」。って、ボヤけててわかんねー!! ……せっかく撮ったのに↓ ここの席には窓もあって、外の景色もよく見えて。空いててよかったVv

さて食べよう、となったら。……カトラリィ、というものが一切、ない。つけ忘れ、は考えられない。2人分も忘れるとは考えにくいし、一応私のヴェトナム・コーヒーにはマドラアとして使用すべきであろう木の薄っぺらで細長いスティックがついている。同じ休憩室に居たひとたちでクレエプを手にしているひとたちを観察しても、やはりそれらしきものを持っている方は居らず。
「これは、手で食べてね、ってことだよね?」
確認し合い、2人それぞれにどうにかクレエプを持ち上げてかぶりつく。
美味しい。クリィムがたっぷりなのにクドくない。ふんわり、サラリとした甘さ。マロンがまた特に甘いわけではないらしく、フランスの焼き栗みたいなカンジ(食ったことないものにたとえるな!)で、もう少し重い味を予想していたけど、まったくそんなこともなく。ヴェトナム・コーヒーもちょうどいいくらいの甘さで、まろやかで、……ああ、美味しい。倉庫の中でちょっと冷えていたから尚更。クレエプは確かにもっちりした歯ごたえで、仄かな甘みがある。美味しい~~♪
で、驚嘆したのはワクス・ペエパア! これが一切まったくちっとも! 水・アブラを吸わない、のよ! 大抵、ちょっとくらい染みてきそうなものだけど、まったく! なの、まったく! すげえ! クリィムもクレエプを焼いた時に使ったであろうアブラも、一切染み混まない。さらっさら! スグレモノではないの!
……そういうわけで、カトラリィなしでも、気をつけて食べれば無問題。2人揃って美味しく完食。
「……い、意外にハラにキたね!」
「うん。おなかいっぱい」
クレエプ如きで満ちる胃袋であったか、私よ! ものすごい満腹感。物欲も食欲も満たされて、外は麗らか、中も麗らか、ああ、何て気持ちいいの! と御満悦。

その後友人と雑貨屋巡りをし(「こういうのって、好きなひと同士じゃないとできないんだよね!」とお互い繰り返した。げに、げに! 駄目なのよ、物欲あってもベクトル違えばそれまでだし、趣味が違えばどちらかにとって苦痛だし、そこそこ互いの「好き」が合致してないと。でもこの日は堪能しまくりでした)、あれこれ喋り倒して、弘前の駅で急な別れ(私が帰りの列車の時刻をちゃんとチェックしてなかったので、把握していた友人に伴われて駅までダッシュした。ごめん、友人↓)。列車には無事飛び乗れたけど、これでまた当分会えないってのに、こんな慌ただしい別れかよ、とひとりヘコんだ(涙)。

その後、友人からこんな画像がメエルとともに。
20050521183139.jpg

……ちゃんと餌あげてました。流石ね! ヌカリないわ!

充実の一日。でも久々の遠出で、しかもヨロコビで程良くテンパりまくりだったので疲れました。……心地よい疲労感ではあるけれど。

と、いうわけで。来年もとてもとても楽しみ、なのでした。
  
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