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ちぎれたハート
ダイアナ・パーマー 竹原 麗 ![]() 私がマトモにHQを読み始める前に刊行されたためにその存在すら知らなかった作品。ただ、読者の投票によって選出される賞を受賞(確かベスト作品賞とベストヒロイン賞)していたために、タイトルだけなら知っていた。何しろHQの中でも人気のある3大作家(個人的にはリンダ・ハワード、ノーラ・ロバーツ、そしてこのダイアナ・パーマーがHQに於ける三巨頭だと思っている)のひとりで、出す作品軒並み売れまくりらしいし。 で、しつこくしつこく言うけれども、在庫保有期間4ヶ月のHQ、フツウの手段ではすでに手に入るハズなどなく、たまたまコミカライズされたそのまんがで内容を知ったのだけれど、今回 "Ver Best" と銘打って復刊されて現在入手可能に(それまではオークションン等で高騰に継ぐ高騰で大枚はたかないと手に入らなかった。むろん、それを知っている転売ヤーによって転がされたりもしている)。 すでに既知の内容となりはしたけれど、本文読むのは初めて。コミカライズ作品はあくまでも「原作」を元にまんが家さんによってアレンヂされるのでオリジナルではない。多忙につき熟読玩味とまではいかないけれど、だーっと長し読みをば致しました。 改めて、ひでえハナシだな、と(笑)。 心臓に病を持つヒロイン・ノリーンと、彼女のせいで妻(ヒロインの従姉妹)が死んだと思い込んでるヒーロー・ラモンが結ばれるまでの物語なのだけれど。 このヒーローがとんでもなく自分勝手でワガママで餓鬼っぽくて、シバいてもシバき足りない。ヒロインはコイツの何処がどう良かったのかと取調室にぶち込んで不眠不休の挙げ句ライト浴びせまくって吐かせたくなる程に疑問(いや、まあ、この作家さんのお約束というかお得意のパタアンで、鬼畜ヒーローモノなどと呼ばれる一種ジャンル化すらしてる設定なんだけど)。妻とは不仲で、そもそもそれなりにのぼせ上がりはしたものの本当の意味での愛情を抱くことが出来なかったクセにヒロインには出会った時から惹かれまくり。それをヒロインの(魅力?の)せいにして、意地の悪いあてこすりだの悪口だのを言って小馬鹿にしたりとやりたい放題。挙げ句、妻をほったらかしにして家を出て、その馬鹿従姉妹の面倒を見るハメになるヒロイン。馬鹿従姉妹は喘息(だっけか。←何せ流し読み)の持病があるんだけどわざと雨の中居続けて発作を起こす。ところが助けようとしたヒロインもまた倒れてしまって病院に搬送され、結局その間に馬鹿従姉妹は死亡。ヒーローはそのことでヒロインを責め立てて遠ざけてしまう。「人殺し」呼ばわりまでする。馬鹿妻を放置したのはお前だろうに! ……どこまでもどこまでも巫山戯た野郎め。コイツ腕のいい心臓外科医なんだが、偶然にも倒れて搬送されてきたヒロインの手術を請け負ったものの、ヒロインの身元がわかると「彼女だとわかっていたら助けたりしなかった!」とかヌカす。お前、今すぐ医者辞めろ! てゆーか人間やめろ!!(そりゃ「妻は彼女のせいで死んだ」と信じ込んじゃってはいるけども、本気で愛してもいなかった妻の死を悼む自分に酔ってるというか、責任転嫁して逃げてるだけのクセしやがって、と思うとムカついてくる) 真実がわかってからの馬鹿ヒーローは掌返したよに優しく親身になってヒロインに接する。ヤリたいだけだろ、お前(下品で申し訳ない。でも、心臓の手術してほどなく、体調が整ってきたとは言え、この馬鹿野郎はヒロインを抱くのだ。それも未経験のヒロイン相手に初手から何度も。……あのなあ……)。「ホントは最初からキミに惹かれてたんだー!!」とかヌカすのも気に入らん。無理にでも遠ざけておかないと自分が彼女にナニをしてしまうかわかんないからイジワルして遠ざけちゃったんだ、ごみん、みたいなことを言い訳がましく言う言う。ああ、何て鬱陶しいんだ! 自分の非を認めることはいいっちゃいいけど、潔いというよりもやはり掌返し。こんな馬鹿を愛せるヒロインは聖女サマだな(それ言ったらダイアナ作品の大半はそんなヒロインだが)。 ひたすら耐えに耐える健気なヒロイン(これも、イライラするひとはするよなあ)だけが救いか。リンダ・ハワードの「流れ星に祈って」のヒーローとタイ張る駄目人間野郎だ。しかし人気がある。おおおおおおう↓(いえね。汲み取れなくもないですよ、ヒーローの心情とやらも。で、作品として楽しめもします。ただ、我に返っちゃいかん、というのが鉄則かなあと思わないでもない・笑。冷静なまま読むと突っ込む以外することなくなる〜♪) HQの王道と言えば王道。興味のある方はドゾ(イライラしても腹が立っても私には責任取れませんが)。 |
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