しっくなきっちゅ。
2005'09'10(Sat)22:59
マルティーヌのテーブルコーディネート―食卓まわりに、遊び心いっぱいの小さな工夫
マルティーヌ カミリエリ Martine Camillieri 薛 善子

ようやく入手。確かこの本
マルティーヌのおもちゃインテリア―子供心を忘れないための、ノスタルジック日曜大工
マルティーヌ カミリエリ Martine Camillieri 薛 善子

と2冊同時に発行されていたはずなのだけれど、1冊当たりの価格が結構な額なので、つい先延ばしにしていたのだった(何せ毎月数万円分書籍を買う訳で、そうなるとすぐ買う本・あとで買う本・いつか買う本、とある程度序列をつけてリスト・アップすることになり、これは「あとで〜」と「いつか〜」の中間にあるような位置づけの本だった。欲しい、という気持ちはかなり強かったのだけれど、高い、しかしうかうかしてると絶版というオソロシイ結末が待っているので、ビクビクし続けていた↓)。やっと手に入れたよ! やっと読めたよ! やっぱり楽しかったよ!
これを即「実用書」と見なすようなひとには、向かない。これは一種の「作品集」だと思うから。アーティストによるアイディア集なのだけれど、何しろ住む国が違う――背負ってる背景や持ってる文化が異なるわけなので、各家庭あるいは個人が本書に掲載されているアイテムを持っているか、それが簡単に手に入るか、という事情に左右される。……だからこその楽しさもあるわけで、実践するぞ、と意気込んで買っちゃうような張り切りやさん向きではない。ということを念頭に置かれたし。
でも、「意外に何でもないような些細なアイディア」がほとんどだと思う。それを発想できるかできないか、やりたいと思うか思わないか、楽しいと思えるか思えないか、それ「だけ」だと思う。パイレクスのボウル(底が平らなもの)とプレエトを積み重ねて、その中に花を飾ったりする、なんて、やろうと思えば誰だって出来る。やろうとするかしないか、それを楽しいことだと思えるか否か、本当に「それだけのこと」なのだ。でも、とても新鮮。
まず、私にはフランスの人々がシックな、飽きの来ないものを好むのでは、という思い込みがある。それ故に、マルティーヌ女史のカラフルで鮮やかな色遣いは何だかとても新鮮に思えるのだ(実際は、多色使いも結構多くて、子供の部屋なんかはちょっとキッチュだったりすることだってある。もちろん、そのひとたちなりの個性だとか好みが反映されるから、一概には言えないけれど)。いや、日本人の方が色遣いに関しては保守的かな。違うな、中間色の多様性とシブめの色が多いからか。……とか、色んな発見にも繋がっていいな、コレ。
さらには、フランスは「オトナの国」、というイメエジがやはり個人的に根強くあって、故に彼女の「遊び心」は一種逸脱して見えるのだ(もちろん、フランス、という国をよく知っているひとにとっては多分新鮮でも逸脱したものでも何でもない、のだろう)。でもって、いや、オトナであるが故にこの vivid できっちゅで、でもどこかとてもおしゃれ、なノリが斬新だったりしちゃうのか、とも思うのだ。
特別大枚はたかないと出来ないようなアイディアは、ない(と言うよりも、カネかけるくらいラクで損なもんはないのだ、多分)。この本を目でたっぷりと楽しんだ後、自分なりに応用を利かせて楽しむのが多分粋というものだ。アイディアを「そのまま」実践するのは、別に悪いことなんかじゃないけれど、触発されて生まれてくるナニカを実在させてこそ、この本の存在意義とゆーものがあるような気がする。もちろん、ただただひたすらに眺めて、好きなだけ想像に耽るのも楽しい。
いい意味で日常から逸脱したカンジ。とても軽やかに。まずは自分が楽しいと思えること、それが誰かにとっても「楽しい」になり得ること、を想像しながらつくられた本。それでいて自分の作品を発表する場であり、アイディアを疲労する場でもある。私はそう思ってる。
マルティーヌ カミリエリ Martine Camillieri 薛 善子

ようやく入手。確かこの本
マルティーヌのおもちゃインテリア―子供心を忘れないための、ノスタルジック日曜大工
マルティーヌ カミリエリ Martine Camillieri 薛 善子

と2冊同時に発行されていたはずなのだけれど、1冊当たりの価格が結構な額なので、つい先延ばしにしていたのだった(何せ毎月数万円分書籍を買う訳で、そうなるとすぐ買う本・あとで買う本・いつか買う本、とある程度序列をつけてリスト・アップすることになり、これは「あとで〜」と「いつか〜」の中間にあるような位置づけの本だった。欲しい、という気持ちはかなり強かったのだけれど、高い、しかしうかうかしてると絶版というオソロシイ結末が待っているので、ビクビクし続けていた↓)。やっと手に入れたよ! やっと読めたよ! やっぱり楽しかったよ!
これを即「実用書」と見なすようなひとには、向かない。これは一種の「作品集」だと思うから。アーティストによるアイディア集なのだけれど、何しろ住む国が違う――背負ってる背景や持ってる文化が異なるわけなので、各家庭あるいは個人が本書に掲載されているアイテムを持っているか、それが簡単に手に入るか、という事情に左右される。……だからこその楽しさもあるわけで、実践するぞ、と意気込んで買っちゃうような張り切りやさん向きではない。ということを念頭に置かれたし。
でも、「意外に何でもないような些細なアイディア」がほとんどだと思う。それを発想できるかできないか、やりたいと思うか思わないか、楽しいと思えるか思えないか、それ「だけ」だと思う。パイレクスのボウル(底が平らなもの)とプレエトを積み重ねて、その中に花を飾ったりする、なんて、やろうと思えば誰だって出来る。やろうとするかしないか、それを楽しいことだと思えるか否か、本当に「それだけのこと」なのだ。でも、とても新鮮。
まず、私にはフランスの人々がシックな、飽きの来ないものを好むのでは、という思い込みがある。それ故に、マルティーヌ女史のカラフルで鮮やかな色遣いは何だかとても新鮮に思えるのだ(実際は、多色使いも結構多くて、子供の部屋なんかはちょっとキッチュだったりすることだってある。もちろん、そのひとたちなりの個性だとか好みが反映されるから、一概には言えないけれど)。いや、日本人の方が色遣いに関しては保守的かな。違うな、中間色の多様性とシブめの色が多いからか。……とか、色んな発見にも繋がっていいな、コレ。
さらには、フランスは「オトナの国」、というイメエジがやはり個人的に根強くあって、故に彼女の「遊び心」は一種逸脱して見えるのだ(もちろん、フランス、という国をよく知っているひとにとっては多分新鮮でも逸脱したものでも何でもない、のだろう)。でもって、いや、オトナであるが故にこの vivid できっちゅで、でもどこかとてもおしゃれ、なノリが斬新だったりしちゃうのか、とも思うのだ。
特別大枚はたかないと出来ないようなアイディアは、ない(と言うよりも、カネかけるくらいラクで損なもんはないのだ、多分)。この本を目でたっぷりと楽しんだ後、自分なりに応用を利かせて楽しむのが多分粋というものだ。アイディアを「そのまま」実践するのは、別に悪いことなんかじゃないけれど、触発されて生まれてくるナニカを実在させてこそ、この本の存在意義とゆーものがあるような気がする。もちろん、ただただひたすらに眺めて、好きなだけ想像に耽るのも楽しい。
いい意味で日常から逸脱したカンジ。とても軽やかに。まずは自分が楽しいと思えること、それが誰かにとっても「楽しい」になり得ること、を想像しながらつくられた本。それでいて自分の作品を発表する場であり、アイディアを疲労する場でもある。私はそう思ってる。