食べられないのよ。
2005'09'20(Tue)23:54
さすがは「ひまわり」世代と言ったところか。母は今でも可愛いモノ、愛らしいモノ、美しいモノ、が大好きらしい。ガーリィなモノも好き。
ムスメ、というものを授かり、彼女にしてみればあんな可愛い服、こんな素敵な服、を着せたかったらしいのだが、如何せん生まれたムスメは父方の血を濃く引くため、可愛くない造作であり、彼女の望んだモノは似合わないのであった。すまん、母。多分私が可愛いムスメとやらに生まれていれば、「PINKHOUSE」だのあのテの服を嬉々として着させたがったに違いない。すまん、母。私はあのデコラティヴな服が大好きなのだが似合わないのだ。
彼女の趣味故に、私は学生になるまでジーンズというものと無縁であった。彼女にとって、アレは「作業着」なのだそうである。まあ、間違ってもいないか。元を質せば確かに丈夫さと安全性を兼ね備えた労働着(えーと、幌馬車の帆布に、ガラガラヘビ除けのインディゴで染めた、んだっけ?)。故に、「オンナノコには穿いて欲しくないのよねえ」と堂々とおヌカし遊ばされたのである。私は私で「ウエストで選べば良くて尻、最悪腿で阻まれる悲しき衣服」という概念が捨て切れず、穿きたい、とも思えなかった。そもそもボトムスにパンツ、というのも稀だったくらいだし。パンツ姿の私を見た時の友人のオドロキっぷりを今でも憶えている。
「どーした、紫堂!?」
いや、その、まあ気分転換みたいなもんです……。そんな私が今じゃふだんはジーンズがほとんど。母もすでに観念して久しい。
しかし。だからと言って彼女の中の「乙女魂」あるいは「乙女回路」とでも呼ぶべきものは失われてなどいなかったのであった。

これがテエブルの上にちょこん、と置かれていた。私はすぐさま
「父がまた早生の、かハウス栽培の蜜柑でも買ってきやがったな」
と思った。買ってきて、ほい、と私や母に寄越すのだ。で、何となく食べたい気分でない時は近くに放置しておくことがままある。
翌日だか翌々日だったか。
「これ、本物みたいでしょ?」
嬉しそうに尋ねてくる。え。本物じゃねえの?
「これねえ、リップなの♪」
私にひょい、とそれを手渡す。あ。確かにカタイ。プラスティックだ。よく見たら周囲ぐるりに線が見える。蓋、なのだろう。くるん、と回してみる。開いた。

ほ…ホントにリップだよ……。ちょっと吃驚。こんなの売ってたのかー。ちなみに、私たちは仲がいいのか悪いのかわからん姉妹や友人同士のようなノリがあって、いらんところで自分の可愛いと思ったものをくれてやろうとしたり、逆にウケそうなものは自分だけで保持する、というヤラシイ根性の持ち主同士である。自分の分だけ買いやがってー!! 私にも寄こせ!(笑)そういう私も自分でたまたま気に入って購入したモノを譲って、と言われても首を立てには振らないのだが。はっはっは。
という訳で、今母を呻らせる(?)あるいは羨ましがらせられるようなナニカはないかと物色中。むきーっ!(ヒス)
ムスメ、というものを授かり、彼女にしてみればあんな可愛い服、こんな素敵な服、を着せたかったらしいのだが、如何せん生まれたムスメは父方の血を濃く引くため、可愛くない造作であり、彼女の望んだモノは似合わないのであった。すまん、母。多分私が可愛いムスメとやらに生まれていれば、「PINKHOUSE」だのあのテの服を嬉々として着させたがったに違いない。すまん、母。私はあのデコラティヴな服が大好きなのだが似合わないのだ。
彼女の趣味故に、私は学生になるまでジーンズというものと無縁であった。彼女にとって、アレは「作業着」なのだそうである。まあ、間違ってもいないか。元を質せば確かに丈夫さと安全性を兼ね備えた労働着(えーと、幌馬車の帆布に、ガラガラヘビ除けのインディゴで染めた、んだっけ?)。故に、「オンナノコには穿いて欲しくないのよねえ」と堂々とおヌカし遊ばされたのである。私は私で「ウエストで選べば良くて尻、最悪腿で阻まれる悲しき衣服」という概念が捨て切れず、穿きたい、とも思えなかった。そもそもボトムスにパンツ、というのも稀だったくらいだし。パンツ姿の私を見た時の友人のオドロキっぷりを今でも憶えている。
「どーした、紫堂!?」
いや、その、まあ気分転換みたいなもんです……。そんな私が今じゃふだんはジーンズがほとんど。母もすでに観念して久しい。
しかし。だからと言って彼女の中の「乙女魂」あるいは「乙女回路」とでも呼ぶべきものは失われてなどいなかったのであった。

これがテエブルの上にちょこん、と置かれていた。私はすぐさま
「父がまた早生の、かハウス栽培の蜜柑でも買ってきやがったな」
と思った。買ってきて、ほい、と私や母に寄越すのだ。で、何となく食べたい気分でない時は近くに放置しておくことがままある。
翌日だか翌々日だったか。
「これ、本物みたいでしょ?」
嬉しそうに尋ねてくる。え。本物じゃねえの?
「これねえ、リップなの♪」
私にひょい、とそれを手渡す。あ。確かにカタイ。プラスティックだ。よく見たら周囲ぐるりに線が見える。蓋、なのだろう。くるん、と回してみる。開いた。

ほ…ホントにリップだよ……。ちょっと吃驚。こんなの売ってたのかー。ちなみに、私たちは仲がいいのか悪いのかわからん姉妹や友人同士のようなノリがあって、いらんところで自分の可愛いと思ったものをくれてやろうとしたり、逆にウケそうなものは自分だけで保持する、というヤラシイ根性の持ち主同士である。自分の分だけ買いやがってー!! 私にも寄こせ!(笑)そういう私も自分でたまたま気に入って購入したモノを譲って、と言われても首を立てには振らないのだが。はっはっは。
という訳で、今母を呻らせる(?)あるいは羨ましがらせられるようなナニカはないかと物色中。むきーっ!(ヒス)