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寒いなあ、と思いつつ、まだ部屋の窓を開けたままにしている。肌を刺すようなきりきりとした冷たい空気が嫌いではない。いや、ちょっと、違う、かなり好きだ。風邪、ひきやすい質なんだけど。
夏だ、暑いぞ、そんなことを喚いているうちに、気づいたら秋の気配。庭の緑はもう鮮やかな濃さを失っていて、どこかくすんで見える。まだ夏物の寝間着だし、家でだらだら過ごす時はタンク・トップにショート・パンツだったりするけれど。寒いなあ、あったかいミルク・ティ飲みたいなあ、とかほざいてる。 一雨ごとに寒さを増して、あれこれ忙殺されて、うっかり(?)してるうちに冬が来るのだ。もうじき9月だって終わってしまう。 何かしてるうちに、何もできないうちに、どんどん時間だけが過ぎてゆく。困ったなあ、と困ってるようには見えていないらしき顔で言ってるうちにも、時間が流れて、……置き去りにされてゆくような感じ。 紅茶好きのメニューブック 山田 詩子 ![]() 絵本みたいに可愛いけれど、実用性大。何となく手にとって何となく開いたペエジを蜂蜜を垂らすように楽しむ。とろとろと。ひたひたと。染み込むまで。静かな気分なのにちょっとだけわくわくする。もう何回も眺めて読んで楽しんでるけれど、飽きない。やわらかい線、美しい色合いのイラストがちょうどいい。 焦っても何がどうなるでもないのに外の景色が変わっていたり、風の冷たさが変わってるのに気づくと、妙な焦燥感にかられる。ホントに、焦っても何も産まれないんだけど。というよりも、そもそも何で焦っているのかもわからない。 (精神面の)成長が見られない、とか。このままの日々が何時まで続くのか、という漠然とした不安だとか。そういうものに押しつぶされそうになってるのだけはわかる。 あったかいお茶でも飲んで、落ち着け、自分。 |
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