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チャーリーとチョコレート工場 オリジナル・サウンドトラック
ダニー・エルフマン サントラ ![]() ようやく観てきた。チョコレエト絡みの映画は甘くてビタアなのがお約束であろうか。でも不幸さはないんだよなあ。何でだろう?
ストーリィそのものは極端にヒネることなく、子供にも楽しめるし、大人やヲトナにもあれこれ深読みできてしまう楽しさ(キリスト教的文化背景を無視して観るか考慮して観るかで色んなものが違って?見える気がする)があった。音楽がとても素晴らしいわ!(おかげで現在はあまぞんでは在庫切れよ↓) 世界でいちばんでっっかい、そして美味♪なチョコレイトを世に送り出す「ウォンカ・チョコレート」工場(映画では何度もふんわりした食感がどうの、と言っていたのだが、子供たちがチョコレエト・バーを囓る時、ごっつい堅そうに見える……のは私のココロがケガれているせいね。いや、エア・イン・チョコだなんて言ってはいなかったから、口溶けが多分ふんわり、してるんだろうと思うけれど)。従業員は、かつてスパイによる裏切り行為が発覚してからは全員が解雇され、働く者はひとりも居ないハズ。なのにチョコレエトは大量に日々市場に出回り、人々に愛されている。それまでひととの接触を避けるようにしていたオーナー・ウォンカ氏がある声明を発表。 「金色のチケットを引き当てた5人の子供を一日だけ工場に御招待!」 こぞって購入する人々。チャーリー少年ももちろん行きたくてたまらないひとり。運良く引き当て、見事工場行きをのチケットを手に入れて、長く閉ざされてきた秘密の工場に入れることになったけど……というある意味お馴染みのストーリィ(子供の頃読んで以来大好き、というひとは少なくないハズ)。 チャーリィ。ハンパなく貧しい。家がピサの斜塔より絶妙な佇まいだ。そこにまさに身を寄せ合うようにして、祖父母×2組、両親、の合わせて7人で暮らしてる。貧しいけれど、……とても豊かさに溢れてる家庭なのだ。じーちゃんばーちゃんがいい味出しまくり。でもって、両親がまたいい。まさに相手を思いやりながら生きてる。さらにはそういう家族を大事に思って文句ひとつ言うでもなく素直にあるがままの日々を送るチャーリィ。 冒頭でアタマも何もかも平凡、と紹介されるのだけれど、同じく招待されたガキどもが突出してオカシイだけで(笑。ちなみに、皆芝居が達者だった。自分のやるべき役割をわきまえていて、イヤな子の役をちゃんとイヤな子に見えるように演じている。クソ生意気そうな表情とか可愛い・笑)、彼もまた本当は平凡とは言い難い子供だったと思う。 確かに、誰かより足が速かったり、頭が良かったりするわけでもないし、特別お金持ちでもない(それどころか赤貧)。 おんぼろな家にぎうぎうで生活して、お父さん頑張ってるけど収入少なくて、毎日赤貧に喘いでるけど笑顔と励ましと愛情とを持ち続けられるって、……できるか?(原作未読なのだが、チャーリィの友人、は登場するのだろうか? 映画では彼の友人は一切登場しない。行動する時はいつもひとり。ここでまず 誕生日のプレゼントはウォンカ社のめちゃウマチョコ(このネエミングも何だか好きだ)1枚きり。でも、それすらも彼は家族全員と分け合って食べる。子供なんだもの、1枚まるごとがっつり心ゆくまで食べたいものではないか。……可愛い。でもっていじらしい。しかもそれが「当たり前」なのだ、彼にとっては。ちょっと泣ける。 さらにはじーちゃん。ジョーじいちゃんはかつてウォンカ氏の工場で働いていたことがある。じーちゃん、カワイイ。ごっついカワイイ。チャーリィがチケットを当てたことを知ってベッドから跳ね起きて踊り出すんだもん(ふだんは寝たきりなのに…・笑)。きゅーと過ぎる、じーちゃん!! ひとりだけ付き添い可、となってるのだけれど、このじーちゃんが一緒に行くことになる。 いや、しかし、どのじーちゃん・ばーちゃんもきゅーとなのだ。皆が皆のスタンスで、チャーリィを愛している。チャーリィもまた皆を愛している。それがちゃんとわかる。素晴らしい家庭なのだ。 じーちゃんが「もう一度チョコ買っておいで。お前と私とでもう一度賭けをしよう」とか言ってへそくり差し出す所でうっかり泣いてしまった。じ、じーちゃん……(ちょっと自分のじーさまを思い出している)。 でもって、チケットを手に入れたのに、カネ出して買い取ろうとする輩が居る現実を見たチャーリィは工場に行かず家族のため、家庭のためにこれを売ろうとまで思う。それを止めるのがもうひとりのじーちゃん・ジョージ。このじーさん、結構シビアなことをヌカす、少々イヤミな所がないでもないのだが、やはり孫を愛しているのだろう。「カネは毎日つくられて世の中に出とるが、そのチケットはたった5枚。それを捨てるほどお前はトンマか?」みたいなこと言って送りだそうとするのだ。イキだな、じーちゃん! しかし、……ほんっっっっとに! いい家族だなあ。 チョコレイト工場の内部は子供とかつて子供だった誰もが夢見るような、極彩色のスウィートな空間(まさにスウィートで、チョコレイトの川、ツイステッド・キャンディの樹、マシュマロやクリィムでできたあれやそれ、……お菓子の家どころかお菓子の森!! ちょっとどぎつい色彩なのがまた何とも言えずいい。やっぱり甘くて綺麗で美味しいものには「毒」がないとね(いやなくてもいいし)。 圧巻というか笑い所は工場でせっせと働くウンパ・ルンパたちの存在であろう。皆同じ顔の身長75センチの小さな人々。彼らは黙々と仕事をこなす反面、歌を歌い、踊り回る(シンクロナイズド・スイミングもイケるらしい・笑)。 子供が工場内を案内されるうち、「自業自得」で次から次へと姿を消すハメになるたびに、ウンパ・ルンパたちは集い、歌い、踊る。楽しくてやみつきになる悪夢だ。子供たちをそれぞれ的確に小馬鹿にする歌詞を70年代のロック・テイストな曲に載せて歌い踊ったかと思えばビートルズ風に歌い上げもする。館内では彼らが登場するたびに笑いが起きた。 意地汚い者、奢る者、自己を過大評価する者や強欲な者は容赦なく工場の何処かへと運び去られるハメになる(地味〜〜に seven deadly sins に通じるものを感じないでもない……日曜学校に通わされた子供ならぼんやりそういうのを嗅ぎ取りそうなんだよなあ)。素直でおよそ欲というものが欠如しているようなチャーリィ(とそのじーちゃん)だけが最後に残る。この辺り、わかりやすい。ある意味スカッともするし。 原作にはない父と子の愛憎(?)の過去も付加された物語、原作ファンにとってはどんな味わいを持つのだろう? 私はこの映画そのものは楽しめたけれど。ティム・バートンならではのあの映像美とジョニー・デップ(人工的かつ病的な美を体現していて素敵。でも、時々森○一と○ュリア・ロバーツに見えてしまったのもきっと私のココロがケガれて・以下略)という最強コンビの濃厚な味もまた好み。でも「ショコラ」の時と違って、何故かチョコレイトを食いたくはなりませんでした。何故かしら〜?(それよりもあのパッケイジのチョコレイトそのもの、が欲しい……。チャーリィが包み紙を綺麗に開いて部屋のベッド・サイドの壁にコレクションのようにして貼ってるんだけど、誕生日に一枚買ってもらえる記念にして思い出な訳だけれど、デザインそのものも洒落てるんだよな。貼りたくなるぞ、私も。あれそのままのデザインのクッション、もとてもとても欲しい〜〜・涙) お金よりも何よりも家族がいちばん大事。愛情がもっとも大切、と、ベタと言えばベタなテエマではあるけれど、見終わったあとふんわりしあわせな気分にはなれます(そして、「報い」を受けた子供たちはどうなったか、っていうと、……映画館でお楽しみ下さい。その辺りは毒気がまだまだ効いてます)。 チョコレート工場の秘密 ロアルド・ダール ![]() 買おうと思ったら劇場公開のせいか在庫切れですよ↓ はよ増刷してくれ講談社。最初はペーパーバックで、と思っていたけれど、文庫だとよりコンパクトに収納できるのでコッチにしよう、と思ってたのにー(泣)。 でもって、かつて制作された昔の映画の方も俄然観たくなってた。 夢のチョコレート工場 ジーン・ワイルダー ジャック・アルバートソン ピーター・オストラム ![]() 今から30年近く前につくられたらしいけれど、これはこれで楽しめそう。当時どんな工夫を凝らして楽しませてくれたものかゼヒ鑑賞したいところ。 ……出費が嵩む映画だよ……↓(それが感想ですか!!)
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