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インドな日々 (3)
流水 りんこ
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そう言えば出てたんだった、と……新古書店で気づきました↓ 今まで新刊で買ってたけど、状態いいし価格もいいし買ってしまった↓ 許してー(誰に請うているのか、というと著者。何故って好きだから。そんだけ↓)。

一編一編が短いのでまとまるまでに(コミックスになるまでに)時間がかかるのがちょっと淋しいけれど、今年でようやく3巻目♪
インド好きだったのは作品(インドと思しき所を舞台にした作品とか、ヒンドゥ思想を背景にした作品を描いていらしたのです)だとかコミックスのあとがきで知っていたけれど、「インド好きが高じてインド人と結婚し子供までもうけてその人口増加に協力」してしまった日本人はそうもおるまいて(いや、実は結構居るのかも知れないが)。

インド旅行歴20と数年、という筋金入りのインド好き(?)流水(ながみ、と読む。エッセイ系の作品では「りんこ」名義、その他では「凛子」名義で作品を描かれています。よもやはーれくいんのコミカライズもやってくれるとは思わなかったわー♪ でも、いくら彼女がソッチ系の国情だとか風土を多少知ってるからってシークものとか中東近辺舞台の作品ばっかり描かせないでくれよ、と思うのは私だけなのかっ)さんのインドでの思い出とインド人の御夫君サッシー氏との現在の生活を綴るエッセイ・コミック(お子さんは一男一女でどちらも元気いっぱいらしい)。まさに行った人間でなければ味わえないあれこれを楽しく綴ってくれていて、何度も何度も読み返してしまう。

繰り返し行ったインドの思い出や得たエピソオドは数限りないらしく、これでもかと尽きぬネタを繰り出し、でもコンパクトにまとめて楽しく読ませてくれます。ひとり旅の気楽さ、ちょっとした(そして時にとんでもねえ)ハプニングの数々も、過ぎてしまえば皆楽しい思い出とばかりに散りばめられていて、実際経験するのは遠慮したいあんなことやそんなことのどれもこれもが羨ましい経験に思えてしまうのだ(しかしいきなりバックパック用意していざ往かむ! と勇ましく立ち上がりはしないけどさ)。
コミックスを読む限りでは長年の友人だったサッシーと、ノリと勢いで結婚し、晴れて夫婦に。そこからは旅行者としての流水さんの視点だけでなく、定住者としての視点もよりクリアになって、濃ゆさ倍増(元々半定住状態のような旅程でいらっしゃるけれど)。インドに「里帰り」って、何かいいなあ。ちょっと(いや、その、かなり…)山深いところにある御夫君の故郷に子供を連れて「帰」り、義理のお母さんや甥や姪、その配偶者に子供、と行くたびにわらわらと増殖する「親族」と束の間とはいえ「家族」としてのびのび暮らす……ああ何だか羨ましい。でもごっきーがうっかり入っちゃった料理はちょっと、ツライかな…ははは……(って、それはもちろん里帰りの時、とかではなく、旅行中の安食堂でのハナシです。でも、とりあえずデカイのがばばんと入ってないのなら我慢できなくもないかな、と思っている自分が居る。←やべえ!)。

でもって、このコミックスで初めて知った。サッシー、いつの間にインド料理店を開店していたんだー! そうかー、日本に根を張って頑張ってんだー。すげえよ、さっしー(私は友人なのか↓ 呼び捨てかい)。
東京は練馬に行ける方はどうぞ♪ 価格りーずなぼーで美味しい本場インド料理が味わえるそうです。ネットなんかで見る限り、評判は上々。お店の名前は「ケララバワン」。HPもあるので、場所等の確認をなさりたい方はゼヒちぇっくして下さいまし♪(割引クーポンまである! プリンタで印刷して持参するとチャイを1杯サアヴィスして下さるそうです)

あー、インド料理かー。食いたいなー。友人と九州で行ったきりだよ……。銀のプレエトに盛られたナンやカリー、オプションでオーダーした甘酸っぱいラッシィの味が忘れられないーっ(私が行ったお店は日本人の方が経営していたお店だったけど。こぢんまりしていて、穏やかな空気が心地よかった。結構時間によっては混んでいて、あまりない席が女性客で埋まっていたなあ。ひとりでも行った数少ないお店だわ。寡黙なシェフ〈?〉と奥様なのかごきょうだいなのか、はたまた赤の他人なのかわからないけれど、やわらかい雰囲気の女性2人でやってらしたお店。まだあるのかなあ、と思って調べたらあった! よかったーVv)。

「インドな日々」を読んでいるとマサラ・ドーサとかダヒとか野菜オンリィのベジ・カリーとかわんさと出てきて無性に食いたくなって困る。素焼きのカップでチャイ、もいいなあ(素焼きのカップはそのまま土に還るので、列車の中で飲んで、そのまま窓からカップをポイしてもおっけー、だそうで。最近は神コップに取って変わられてるんだっけか)。って私は知りもしない食い物まで食いたがるのかそうなのか。……どの国でも基本的には困らなそうでいいな、アンタは(ちなみに、皆に「えっ、食の砂漠って言われてるじゃない!」と罵倒されたアメリカでも何でも美味しく食えました。とびっっきり! 美味しい! というものには巡り会ってはいないかもしれないけれど、だからって困るってほどのこともないし。食い物でがたがたヌカす輩は日本に居た方がいいと思う。オーストラリアで、かの有名な芋虫のスウプ出されたら、正体わかんない限りは食える気もする。石坂へーちゃん曰く「カニに似てる」そーだし)。

とハラが減ってきたのでこの辺で。3巻読んだら既刊の1~2巻読み返したくなってきました。ではでは。
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クレペリンにYG検査。就職活動やったことのある人間なら一度はお目にかかっちゃう可能性大の「性格」あるいは「適性」診断テスト。前者はひたすら無作為に並べられた数字を足してその一の位の数字を並べられた数字の間に書いてゆく、というお馴染み(?)のアレで、「…何となく知能検査受けさせられてる気分になるんだが」とイヤ~な気分になり、後者は「こんなもん、毎日やってみろ。絶対毎日違う結果出るぞ」と思うような設問が並び、それに「はい」「いいえ」「どちらでもない」で答えてゆくだけのモノ。へええええ、そんなもんで一個の人間を量れるもんですかそうですか。私はいつも小馬鹿にしていた。どんな理論の元にどんな結果が出ているのかも知らせられることなく、モルモットのよに受けることだけを強いられる、不愉快極まりないシロモノ。

過去の遺物だと思ってました。

ははは、まだバリバリ現役でやんの。というよりも、こんなもん、何を根拠に信じているのだろう、企業ってのは。自分たちの価値判断基準てものを持ってないのか? などと思っていたら、こういう本があったのね。
「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た
村上 宣寛
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挑戦的な、いいタイトルだなあ(笑)。

結論からいくと、「有害無益」だそうな。クレペリン検査にしろ、YG検査にしても。著者は心理学者らしく、これらのすべてを「事実無根」と言い切っている。はははははは、ますます読みたいわ。

今でもこんなものを基準に人材を登用しよう、という企業があるのかあ、と吃驚したけれど、……それが私の住むド田舎に留まらないらしきことを知ってさらに唖然とした、のだが(ネット上でこれらを受けた、という日記やブログを多数拝見出来ました)。そりゃ履歴書も見るんだろう、面接での様子や対応の仕方、受け答えも判断材料なんだろう。でも、結局は「こんなもの」に頼るのか、最終的には、と思ったらなんだかゲンナリした。ラクしていいもん掴もうと思ってんのか? こんなもんで人材確保したって、結局ダメなヤツはダメ、使えないヤツは使えない、辞めてくヤツは辞めてって…となってるんじゃないのか? それなのに懲りずにこんなもんに頼ってる人事担当者とその企業……。はははははははははは、そりゃ発展なんて無理だって。
Bait And Switch: The (Futile) Pursuit of the American Dream
Barbara Ehrenreich
0805076069

この本でも、やはり性格診断テストはアテにならないことを実感した旨が書かれていて、……そうですかい、欧米にあってもまだそんなもんに頼って人材を獲得してるんですかい(ちなみに、この本はホワイトカラアが失職した時に直面させられる「現実」について知ることができる良書、とのこと。興味のある方は御一読を)。

確かに、ひとがひとを見る、どういう人物であるか判断する、てのはムズカシイことだとは思う。読みが当たる時もあれば外れることだってあるだろう。でも、こんな旧態依然というか受けたことのある側にしてみれば「どこにどう信憑性があるのかわかっててやってんの?」なモノで判断されるのは何となく腑に落ちないというか納得出来ない、のだ。コレがもたらす結果如何で仕事が獲得出来たり失ったりする可能性もあるのだから、「そんなもの」を理由に失職させられたり職を得られなかったりする、というのは何とも理不尽な気分にさせられる。選ぶ側はラク出来ていいんだろうけれど。この試験用紙その他モロモロだって、購入する訳だから、その費用も馬鹿にならないと思うけど。おまけに信憑性についてどれだけこれを採用した人事担当者が知っているかもアヤシイし。

まあ、何も考えてない、てのが正解だろう。ははは。
欲しい本ずらり。
ねむり姫
澁澤 龍彦
4861930197

澁澤作品にオブジェを撮影した写真を添えて大人向けの絵本に仕立てたもの。表紙からして期待させてくれるんだけれど、……実際はどうだろう? 澁澤というと、高校時代図書委員をしていた頃のことを思い出す。図書委員になると、街の書店に全員で繰り出して、図書館に入れたい書籍を選ぶことが出来た。私は澁澤の「高丘親王航海記」を選んだのだが、却下されたことを後に知って悔しい思いをした。何で澁澤を入れないんだ! と怒りに燃えた。確か「ねむり姫」も選んでいた気がする。審美眼のねえ司書だぜ、と生意気に思った記憶がある。

死体まわりのビジネス-実録●犯罪現場清掃会社
アラン・エミンズ 藪中 久美子
4901784749

このテの「裏」を描いたモノ、は惹かれる。純粋に知らない世界だから、なのだけれど。

そう言えば、まんがで、しかも少女まんがというジャンルで、エンバーマー・エンバーミングを真っ向から取り上げて、しかもエンタテインメント作品として成立してるこの作品は稀有な存在だと思う。第1話は雑誌で見た時美しさと哀切さに陶然となった。
死化粧師 1 (1)
三原 ミツカズ
4396763050


死はいつも生と隣り合わせ……あるいは表裏一体で、切り離して考えることができない。凄惨な現場を清掃する仕事に携わろうとしたひとたちは何を思ってその作業をこなしているのだろう、と思う。

中世ヨーロッパ騎士事典
クリストファー グラヴェット リリーフシステムズ
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知ってどうなる・どうする、というものでもないのだけれど、この手の本は何故か好きだ。軍隊関係の本だとか、銃器・武器関係の本も好き。何がどう理解できるでもないのだけれど。小説読んだりする時、下地があると便利かな、というシタゴコロも無論アリ。でも多分どうせ憶えられない↓

魔法事典
山北 篤
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……ヲタクの必須知識には「おかると」が絶対! あると思う。何故かヲタクはおかるとが好きだ。そもそもは「秘匿」。それ故に求めるのであろーか。でも、それ、何でヲタクが好むのか、ってゆー理由になってねー。ちなみに、「悪魔の事典」なんて本も持ってる女は私だ(おまけに、ハード・カヴァで買っていたことを忘れ、文庫版まで買った馬鹿だ)。あ。待てよ。ヲタクは「ひとが知らない・どうでもいいと思ってるコト」を知り、それを披露するのが好きな人種だった。理由はソレだ(笑)。

図説 シャーロック・ホームズ[改訂新版]
小林 司 東山 あかね
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こういう「図説」モノ、ホントに好きだな…↓ これは増補改訂版で、改訂される前のヤツも欲しかったのだけれど、買えずにいるうちにコレが出ちゃいました…。ヴィクトリア王朝関係のアレコレも掲載されているのだろうか。見る前から何だかわくわく。

とりあえず、カートに入ったままになってる書籍の中から数点。
ジョニーのクリスマス
やまだ うたこ
477460688X

親切なのか無粋なのか。悩むところだ。最近の「あまぞん」は本当にワカラナイ。何故そんなことをする!? ということが度重なっていて首を傾げるばかり。
今回は「新刊だし、すぐ読みたいっちゃ読みたいけど、クリスマスの本だからクリスマスに届いてもいいなあ」と思って、ちょうどイヴ辺りに発行される本と一緒に注文したのだ。送料もそれで無料になるし。なのに。わざわざコッチだけ先に送ってくれちゃったあまぞん……。

ハロウィンもまだだって言っただろ!

もうじき来るけどさ。何だってそんなわざわざ急いで送ってくれたもんなんだか…。24h以内に発送可能書籍だったから? 綺麗な状態のうちに送ってやろうという心遣い? わからないけど、……ちょいとばかり無粋だよ、あまぞん。早く読めて嬉しかったと言えば嬉しかったけど、せっかく送料無料になるように価格も考えてオーダーしたのに、これでは無駄にならないか? というか、こういうことでコストが余計にかかって、何かに皺寄せが来て、最終的には客に…という流れにならないだろうか、と勝手に気を揉んでしまうではないか。ええい!(おまけに、別個にオーダーした分からも、何故か文庫一冊だけ先にへろん、と送られて、同じ日に到着……無駄過ぎるぅ…↓)

ちょっと前の山田さんのプロフィイルを拝見した時「現在、みつばちのバジー(彼女の経営する紅茶専門店「カレルチャペック紅茶店」のティ・シングスにも描かれるみつばちには「バジー」という名前が。彼女なりに物語を潜ませてあるのだろうとは思っていたけれど、どうやら本当に絵本になる、らしい)の絵本を制作中」、みたいなことを読んだ記憶があって、てっきり今度出る絵本の新作はソレなんだ! と思ってたらコレが刊行されました。
「ジョニーのクリスマス」。
まあみつばちだったら春頃刊行した方がいいかもしれないけれど。

さて。「ジョニーのクリスマス」。
家族・親類に毎年山ほどプレゼントをもらっているけれど、そのどれもが「自分が欲しいものじゃない!」と子供らしいと言えば子供らしい、失礼と言えばこれ以上ないくらい失礼…というかヒトのマゴコロにケチつけるんかおどれはちょ体育館裏に来いやしばいたるわ性根叩き直したる、なことをヌカした小生意気な小僧・ジョニーくん。怒ったママは「今年はクリスマスはありません!」宣言を。さあ、どうなる、ジョニーのクリスマス!

「おもてなし」、「ひとに喜んでもらうということ」、というのはどうあるのが望ましいものなのか。これはオトナになっても考える。大事なひとがその対象ならば余計に考える。ジョニーはこれまで「もらってばかり」だったことに初めて気づくのだ。そのクセもらうのがアタリマエに慣れていた彼はくれたあれこれにケチをつける。
……自分の子供の頃にもこういうことはあったから、実はよーくわかるんだけど。子供にとっての「嬉しい」とオトナが思う「嬉しい」がかみ合わないのはよくあること。
今でもいやあな思い出として残ってることがひとつ。小生意気にもピアノ教室に通っていた頃があるのだけれど、クリスマスはパーティを兼ねて発表会をやっていた。で、「プレゼント交換をしますから、○○円以内のプレゼントを用意してきて下さいねー」とお約束のひとことが。
こういう時、いい意味で無邪気に「自分が欲しいもの」「自分が好きなもの」を選べればよかったんだけど、誰に渡るかわからない、ということで随分と迷ってしまい、ぐずぐずしていたら母が買って私に持たせて送り出してくれちゃったのだ。「気を遣い過ぎたってどうしようもないの! 予算内だし、それでいいじゃないの!」。う、うん。そりゃそうなんだけどさ。
それがねえ。お菓子の入ったキャラものでもなんでもない人形でねえ。コドモゴコロにも「コレはビミョ~に何か違うんだよ。てゆーか、確実にウケない!」と思ってしまった。案の定、交換後「誰か欲しいひと居ない?」とかヘーキで言える無神経なアマに渡ってしまい(私ならそんなこと死んでも言わんわ! でもって、オトナにもこういう無神経な人間てのは居る、ということも後年知った)、母に対して申し訳なさとワケのわからない腹立たしさの両方を抱く、というハメになったことがあったのだった。ああ、今だったらあのガキはり倒してるなー(「紫堂が言うと本気にしか聞こえないので止めれ」、とどこからか声が聞こえますが無視です。何故なら本気だから! 子供にはどこまでも優しくない鬼畜の私)。

最後はとてもとてもハッピィに終わります。どうハッピィかは、やはり手に取って御覧下さい。幼稚園児くらいからなら楽しめる…理解できる、かな。
帯にも注目。折り返しにササヤカだけど可愛いおまけがついてます。帯付買うのがオススメよん♪(…なので、初版のうち、出回ってる今、がベストかと。あまぞんから届いた本にはちゃんとついてました)
家族で楽しく仲良くクリスマスを過ごすことがとても幸せなことなんだよ、というのがストレエトに伝わってくる絵本でした。色合いの美しさは相変わらずです。クリスマスな彩りと美味しそうなアレやコレも見所のひとつ。
今から買ってクリスマスまで待つもよし、今から読んで今年のクリスマスの計画を練るもよし。いずれにしてもわくわくします。
大富豪の困惑―続・ウエディング・オークション〈2〉
マーナ マッケンジー Myrna Mackenzie 山田 沙羅
4596410615

……邦題も直球というか、何の艶もないタイトルぢゃのう……。昨日に引き続き読んでしまった2作目。思えば「ウエディング・オークション」と銘打ってる時点で落札者と被落札者がくっつくのは自明の理ではないか。いや、それ以前にHQとゆーものは出逢った男女がひっついて終わるのがお約束やっちうねん。でも読むのね。すごいぞ。

前作のヒーローの友人・ディランもまたチャリティ・オークションでとある女性を落札。彼の目的は「ナニーあるいはベビィシッターとして適任な女性を落札すること」。だったのに、教師で華奢で子育ての経験のない女性・エイプリルを落札するハメに。彼女を落札しようとしていたのがストーカー紛いの男で、見るに見かねて、のことだったのだけれど、どーやら(お約束通り)その時にはすでに彼女に惹かれていた、らしい。
彼の義母が幼い子供を預かって欲しいと依頼し、引き受けたものの自分ではどうにもならない、と思ったからこそ子守りを望んだとゆーのにコレである。エイプリルはエイプリルで自分を救う為に大金を支払ってくれたのだし、と出来るだけのことはする、と努力するのだけれど、彼女は数学の教師。デエタだの知識でどうにか応戦しようとする。そういうものでどうにかなる領域は限られているのだが! おまけに、自分ぴったりの理想の男性なるものをはじき出せるプログラムをつくりあげ、それによって夫を捜そうというのだからふるっている。そんなふたりにどうロマンスが…って、言うだけ野暮ですな。

幼い異父弟の面倒を一緒になって見るうちに、エイプリルには子供らしい子供時代を過ごすことの出来なかったディランの過去が、ディランには子供、それもまだかなり年齢の低い幼児に対して一種忌避したがっているエイプリルの過去が気になって、互いにそれを癒してやりたいという気持ちにかられている。おまけに肉体的欲求が(笑。でもレエベルのおかげで、その辺りの描写はソフト。野郎が欲望と抑制の間で大奮闘しているところが可愛いかもしれない。頑張れ、ナケナシの理性!)。ディランは独身主義者であることを詳らかにしているし、エイプリルは「科学的に夫を見つけてみせる!」とかヌカしてるしで、うまくいくわけねえだろ、な組み合わせなのだがそこはそれはーれくいん。うまくまとまらぬ筈もなく。

ストーカー野郎の件も片づき、義母は無事戻って手のかかる筈の子供たちも消えて、……あとはただ何もかも終わって別れるだけ、なのだけれど、そうはならずに幸せになりましたとさ、と。

ヒーロー・ヒロインそれぞれがそれぞれに過去のトラウマを抱えている、という設定は多いけれども、これはあまり重くなり過ぎずにスパイスとして活かされているかな、というカンジ(その部分をクロオズ・アップし過ぎてもロマンスとして重いしハッピィな気分にはなれないし、軽々しく扱い過ぎても作者の姿勢が問われるのでほどほどにしておかないと大変)。
残る一作。今度は看護士の女性に富豪サマ、という組み合わせらしい(富豪だらけだな、アメリカは・笑)。大団円を期待してますともさ。

それにしても、何に困惑してやがったのだ、大富豪サマは。子供を預かってどうしよう! と恋に落ちるつもりのない女性が気になってしょーがないぞ! の2点だろーか。……アンタの人生気楽だよ……(僻)。
212 リシェル2
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……ごっつい悩み倒して出した結果はこれでした、と。あまぞんは手帳も買えるのかー、と少し驚いたけど、驚くには当たらなかったのだな。これ、「高橋書店」の手帳だったんだものねー……ははは↓ 書籍も発行してる会社のだから、ISBNコオド付いてる半ば書籍扱い、の手帳、ってとこなんだろうか。

条件つけると絞られていいけど、絞られ過ぎて選択の余地少なくなってた。うううう、諸刃の剣だったか。欲しい「モノ」だけがはっきりしていて、内容や詳細が漠然としていると結局ドレが欲しいんじゃ! な事態になってしまうので、細かい条件をつけて探そう、と思ったら、……そんなにあるもんじゃないのね……。

条件:文庫サイズ(A6)
  :見開きで2週間or1週間
  :ブロック・タイプのマンスリィのペエジがある
  :1月開始
……これで探したら今回購入したこの手帳がいちばんしっくりするらしい、ということになって注文。「4~6週間後発送」だったから11月末とか12月頃に届くかな、と思ってたのに、何故か今日到着。いや、早くてもいいんだけど。

いやあ、……簡素ですなあ……(あだち充の絵で、目はやや見開き加減、クチはユル~~く笑ってる程度の曲線、というツラを思い浮かべて下さい。今、そんな心境)。カヴァは合皮とは言え結構堅牢。ペン・ホルダアもちゃんとついていて安心した。中身は、月ごとにペエジがインデクス風にカットされているので自分が開きたい、と思う該当ペエジが開きやすそう。切り取りメモがイヨーに充実している。アドレス帳は別冊なので翌年持ち越し使用可能。ヒモの栞が色違いで2本付(これは有り難い)。

この「リシェル」というシリィズ、カヴァの色で中身(特に、スケジュウル管理で大いに活用するであろうウィークリィの部分の構成・デザイン)がやや異なっていて、それぞれ使い勝手で選ぶようになっているらしい。なるほどねー。とりあえず、2006年はこの手帳に決定、と。
今これにつけるブック・カヴァを注文している(長さ調節不可で開かないためのゴム・バンド付のもの。手先が器用だったら自分でつくるんだけど)。もうカヴァついてるやん! と思いつつも、あまりの簡素さにちょっとサビシくなったので。今まで年齢にそぐわぬふぁんしぃなものを使い、それで慣れてしまったせいかもしれない。気がつけば「ミ○ド」で手帳を獲得するよりも、手帳を買うよりも、高くついているのであった。でもって、可愛いカヴァを注文してしまったのだが、今度はソレが汚れる! と気になるのでは、という懸念がむくむくと泡のよに。

ほんっっっっっっっっっっっっっっとに! 馬鹿だな、お前……。
人間妙なコダワリを持つとロクなことにならない、というオハナシ(涙)。
買われたシンデレラ
マーナ・マッケンジー 山田 沙羅
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「とりあえず先に読んどけ」棚にあったもっとも手前、もっとも上にあったので読んだ一冊。好みの話が多い「シルエット」シリィズだったので、やはりと言うべきか楽しめた。

「続・ウエディング・オークション」と銘打ってある、所謂「ミニ・シリィズ」。HQでは設定・世界観が共通してメイン張るキャラクタアだけが替わってゆくのを全般的にこう呼ぶ(大抵はキャラクタアが知り合い同士やきょうだい。稀にモティフだけ共通で人物には相関関係皆無、というのもあるけれど)。16部作でどうすりゃ「ミニ」なんだよ、とか、すでに既刊30冊目なのにまだ「ミニ」呼ばわりするか! とかイロイロあるんだけど、まあとりあえずそのよーに呼ばれている。「続」とあるからには正編があったわけで、最初の3部作「ウエディグ・オークション」は2001年刊行で、この続編は2003年(つまり、私のHQ作品におけるリアル・タイムはよくて2003年なのだな…↓)。

物語の基本設定は、チャリティ・オークションで、モノではなく人間が競売にかけられる、というモノ。いや、もちろん「人身」売買ではなく、その被競売物としての人物の「能力」や「労働力」にもっとも高額で入札したひとが落札できる、というヤツで、HQで見る限りは結構あること、らしい(ほかにも、「人気女優との一日デエト権」とか見たなあ。懐かしの「ハンマー・プライス」みたいなのを想像して下され)。日本ではまず聞いたことがないんだけど。前3部作では親友同士の3人の女性がいずれも富豪の野郎どもにあれこれ理由をつけて落札され、彼らと恋に落ちてしまう…というオナハシだったのだけれど、今回は野郎ども3人が友人同士、という設定。でも、どっちの3部作も落札されるのは女性側なんだよなあ。「選ばれたい」願望なのかねえ。こういうのが「オンナが何の努力もせずに幸せになる」と揶揄される元になるんだろーか。
まあ、そりゃ今んとこどーでもいいか。

この物語のヒロイン・マギーは修理・修繕に関しては何でもござれで、男兄弟の中で育ったためもあって、自他共に「女性らしさに欠ける」という認識を持っている。けれど、彼女を落札するヒーロー・イーサンは、ある人物と談合の末彼女を落札するのだけれど、彼女自身に対して、抗い難い魅力を見出してしまう。ちなみに、ふだんは名うてのプレイ・ボーイ。
彼は祖父が興して父が駄目にしてしまった広告代理店を再興すべく、ある人物と賭けめいた取り引きをする。そのために彼女が必要になったのだけれど、正直何故彼女でなくてはいけないのかがわからない。これが後々の物語のキィ・ポイントになる。

イーサンの依頼は「マギーに3週間という限られた期間の内に本物のレディになってもらう」というもの。何かの修理を依頼されるとばかり思っていたマギーは当然当惑。……ベタに言うと「マイ・フェア・レディ」の系列のオハナシですな。
肉体労働者でおしゃれとは無縁だしオンナとしての魅力にも欠ける、と自覚してるマギーにとってはドえらい依頼で、最初は断ろうとするのだけれど、弟を大学に進学させたい、という夢を叶えてもらえると言われ決意。
互いに惹かれ合うけれど、イーサンは自分みたいな男に傷つけられてはいけない、とかヌカして理性を保とうとするし、彼女は自分のせいで彼が事業で損失を出してはいけない、と必死。どっちもものすごく惹かれ合ってるのに理性と忍耐を両脇に従えて我慢しまくり。でもふいに情熱に負ける(大笑)。まあ、カワイイと言えばカワイイではないか。

「シルエット・ロマンス」らしく、過剰にせくすぃな描写はない分、ふんわりした気分になれて読後感もよろしい。あと、学校の管理人やってて、修理修繕が得意なヒロイン、てのも何か好き。ふぁっそなぶるな世界とは無縁過ぎるくらい無縁で、やぼったかったり奇天烈なカッコしたりするんだけど御愛嬌♪(ヒロインは美人でせくちー♪じゃなくちゃヤダ! という好みの方には、よってオススメしない)あ、物語としてはちょっとのっぺりしてる、かも。ラスト辺りにだだーっと急展開っぽいところがあるけれど。

珍しく(…でもないんだろうけど)ちゃんと内容に則した表紙イラストだった。スニーカーなんかの靴以外履いたことないわ、というヒロインにヒーローがヒールを履かせてあげるシーンがあるんだけど(しかも、これが後々の大団円に活かされて微笑ましくもロマンティックな重要シーンがある)、そういう内容にちゃんとリンクしてる。HQは時々元々の表紙ではないものを転用したりするらしいので(濃ゆいファンになると原書にも手を出し始めて、その違いだとか「○○の表紙が××に流用されてる!」とか発見してくれたりする。すげえ…)。

以下続刊はヒーローの友人2人が誰とくっつか、とゆーワケで。また時間見つけて読むですよ。同じ展開・同じ結末が待っていても読める私~♪

あ。今気づいた。「買われたシンデレラ」って邦題、割と洒落てたんだわ。靴が絡むんだもんなあ(ちなみに、原題は "Bought by the Billionaire"、…えーと、「億万長者に買われて」、くらいか? とにかく向こうのロマンス本は直球過ぎ…↓ カケラもロマンティックじゃねえよ、なのがほとんどで逆に吃驚する。 "Summer Seduction" …「夏の誘惑」、なんておされな方だったなあ)。
誘惑という名の復讐
リン グレアム Lynne Graham 田村 たつ子
4596120692

ろまんすなんて久々に読んだ。濃ゆい珈琲飲んだのがよくなかったのか眠れなくなったので、手を出してみた次第。それも新刊で(いつも「いずれ読もう」と思って先送りにしているので、読んでない既刊が100冊以上溜まっている↓ 死ぬまでに自分の蔵書を読破できるのか、私……)。

この作家さんのお約束のみで成り立ってる話(笑)。
1:傲慢で尊大でりっちでせくしーなラテン野郎がヒーロー
2:純粋と愚鈍がいくぉーるになりかけることが多いヒロイン
コイツらの元サヤモノで復讐モノ(HQは定型の美なので、物語は大抵○○モノ、と分類出来る。元恋人同士あるいは夫婦が数年後に再会しヨリを戻す、というのが大筋のものを「元サヤもの」と呼ぶ。復讐モノはそのまんま。男女両者に、あるいは一方に愛していたが故に抱いてしまった憎悪をぶつけるために再会を果たし、目的を達成しようとする展開。でもまあ愛情が強かっただけに憎しみが…みたいなノリなので、丸く収まる)。

ヒーローの浮気が原因で離婚を決意し家を出たヒロイン。タブロイドにとあるモデルが「ルカ(ヒーローの名)と熱い一夜を過ごしたの♪」という告白をし、夫が否定したものの信じ切れずにヒロイン・ヴィヴィアンは離婚を決めてしまう。2年経過した後に驚くべきことが。何と再びタブロイドで「あれって売名行為だったのよーん♪」と語る離婚原因になったオンナの告白が! しかもそれを送りつけて寄越したのは元夫。謝罪しなくちゃ! と大慌てで彼の元に出向くけれど…。

珍しくさほどハラ立てずに読めた。初期作品数点を除けばほぼコンプしてる作家なんだけど、大抵は泣くほどハラが立つ展開だったりキャラクタアだったりして怒り狂うのだが(だったら読むなよな。……人気作家らしい、ということで手を出してみた作家のひとり。どう人気あるのか読んでみたくて買い始め、今に至るのだが、……何処がどうどのように受け容れられているのか未だに謎なHQ作家のひとりだ↓)。

ハラ立てずに済んだのは。ヒロインが自分が夫を信じていなかったことを素直に悔いて、意味の有無に拘わらず謝罪しなくては、と自分を振り返ることが出来たから、と、ヒーロー側の言い分もわからんでもないな、と思えたから、だろうな。本当にヒロインが信じていなかったのは夫そのものよりも自分自身の魅力と、夫が本当にその魅力とやらに惹かれているか否か、に対してのように思えるのだ。ヒロインは珍種の羊歯の研究者、というちょっと変わり種(研究者のヒロインは極端に珍しい訳ではないんだけれど)で、自分でも「私なんて何の魅力もないのよー」と思っちゃってる。HQ的にはヒロインに自覚がないだけで大抵は魅力的だったり美人だったりするんだが! おまけに、夫は何でも自分の流儀を押し通そうとしたり、妊娠したことを告げても喜んでももらえなかったりで、自分は必要とされてないのかも、と思い込んでしまう。それはそれで気の毒。
夫は何しろ自分の浮気が原因とされたために子供に面会する権利は認められ破したものの、そうしょっちゅう会える訳でもなく、「子供の成長を見続けることが出来なかった!」とハラを立てている。これもまあ同情の余地アリ。思わず馬鹿ショージキに謝罪に来たヒロインに悪態やら皮肉のひとつも言ってやりたくなる気持ちもわからんでもない。でもどうせお前未練あって妻の性格知ってて、絶対会いに来る! ってわかってて記事送りつけたんやろが、とミエミエなのがマヌケというか何というか(そこが可愛い、とは思えないミジュクなアタクシ)。
で。ルカは子供をダシに彼女を自分の元に縛り付けよーとする。カラダにも訴える(またコレだよ!・笑)。妊娠は作為的だったんじゃないのか、とか妻を責めまくったクセに餓鬼には甘い。何だそりゃ(この餓鬼がまた手のつけられん癇癪持ち)。まあ、ヨメはニクイが子供(あるいは孫)はカワイイ、は万国共通なのかもしれん。

もちろん、結果としては、双方共に互いのみを愛していたので、周囲の策略に陥れられた事実と自分たちがまだ愛し合っているのだ、という事実とを受け容れてまさに元の鞘に収まってメデタシメデタシなのでありました。

ヒロインが愚直なタイプなんだけど、そこがまあ今回は理解しやすく描かれていたし、ヒーローの怒りもごもっともで、ハイ、と思えなくもないトコロもあったのでリン・グレアム作品の中ではソフトで読みやすかったかな、と。

ただ。個人的にどうにも受け付けないことが。これが、リーマンのおっちゃんたち向けの小説だったら何とも思わなかったかもしれない(まあ、ゲンナリはするし、「来たよ…↓」とも思うんだけど)けど、はーれくいんで、ロマンス小説で、「蜜壷」という表記(訳、かなとりあえずは。一体原文では何て書いてあるんだよ!! はにーぽっとか!?←何故かキレてきてる。オレキレさしたら大したもんだよ、まったく!)を目にしたのは初めてで、正直ドン引きしてしまった。何なのよ、その単語ー!! ちょっと、キ、キモチワルイ…↓↓↓ もちろん、ベッド・シーンで、ですがな。HQはボカすのが基本なのに。大抵婉曲的に書いてある。でも、「蜜壷」て!!(丁寧にルビまで振ってあってなおゲンナリ)直じゃないけどエロ度が増す、ってヤツじゃないかー! こんなんならまだ解剖学用語の方がマシな気がするよう(涙)。それはそれで物語の地の文の雰囲気とかぶち壊す可能性大になって、大抵は使わないんだけど。おやぢ向けえろで見るような単語をよもやHQで目にすることになるとは(おぢちゃん向けのかんのうしょうせつ、ではそのテの造語がいっぱいあって、ああ、作家さんたちも色々工夫してんだねえ、とある意味感心したことはあるんだけど。同年代の男性の意見を聞いたことがあるのだけれど、えっち系のメディアは、最近は特にヴィデオとかヴィジュアル要素で押すものがほとんどだから、活字はある意味新鮮に感じられるらしい。なので、ああいった想像力を刺激するような造語をこれでもかと出して読者を楽しませよう、という工夫なんだろうなあ、と思えなくもないのだ、私には。それはそれでアリだな、と。でも、それを女性向けのロマンス小説で見ても平気か、と言うと私にはちょっと……。というか、ほかのロマンスのレエベルでならアリの時もあるけど、HQでは見たくなかったよ)。
確かにね。発想はね、洋の東西問わず近かったりするんですけどね。えろ系のコトバは。ふぁーばーがーとけまんじゅうとかね(下品ですみません↓ 何がどう下品かわからないひとはスルーして下さい、ええ)。

それにしてもリン作品のヒーローはラテン野郎に固定化されちゃったな。イギリス人男性はそんなに魅力ないのかー!(笑)いっつもギリシアかイタリアあたりの実業家だ。「マンマに敵う女性なんてこの世に居ないよー」とかヌカす野郎どもがそんなにいいのだろうか(それはそれですげえ偏見だ・笑)。
久々に読んだらほかの作家・作品も読みたくなってきた。よし、本棚を漁ろう(どれにしようかチョイスするだけで数時間は潰れるが)。
レゴ シティ アドベントカレンダー 7324
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可愛い。単純にそれだけ。ハロウィンもまだだってのにすでにクリスマスですかい。はえー。日本じゃサンクス・ギヴィングも祝わないしな(日本人で祝ってるとしたら逆にナニゴトかと思わないでもない)。
プレモ版のは何種類か見かけているけれど、そうか、レゴver.もあったんだね♪ 
ちなみに、プレモだとこんなの↓とか
プレイモービル クリスマスカレンダー7 3955
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こんなのとか↓
プレイモービル クリスマスカレンダー8 4150
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こーんなのとか。
プレイモービル クリスマスカレンダー9 4151
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プレモ・クリスマスカレンダー9 4151。


12月の初日からひとつひとつ取り出して、24個の玩具が揃ってクリスマスの情景に…(うっとり)。アドヴェント・カレンダアは何も玩具が入ってなくたってわくわくできて楽しいのに、レゴやプレモなら色んなパーツやキャラクタアが登場するのよー。可愛いよー可愛すぎる~~(涙)。

毎年コレをその時期がくると買ってもらえるガキ…いや、お子さまが世界中にわらわら居るのかと思うと何だか悔しい(笑)。特に一番最後に紹介した画像のヤツなんて、どういう訳かサンタさん動物たちに大奉仕中。ナニゴトだ!? コンセプトが微妙にわかりづらいのもまたええのう(褒めてんのか、それは?)。馬屋らしきところにサンタと天使と沢山の動物たち。動物たちにもよいクリスマスを、ということなのかしら(馬屋と言えばキリストが誕生した場所なんだけど。よく小さい頃読んだ絵本だと、その馬屋の中に居る動物たちにも見守られている聖母子像、てカンジの絵が描かれてたんだよなあ。でも、犬猫に家鴨とかまで居るか?? いや、居ちゃいかんとは言わんが)。サンタさんの家の家畜小屋なのか!? はたまた何処かの家のソレなのか。それともマリアとヨセフ、マジャイ(=MAGI、ね。英語の発音だとまじゃい、になると知ったのは随分最近のことだった…。ヲタクな私はもちろん「マギ」としか呼ばなかったさ。ばるたざーる・めるきおーる・かすぱー〈る〉! …さあ、何でヲタクだとマギがわかって、さらに三賢者の名前とされるそれらの名を知っているのでしょー♪ …アイタタタタタ↓)の去った後の馬屋なのか!?
わかんないけどとりあえず可愛いので許す(態度でけえ)。

あ。もしや、欧米の子供たちでそこそこ富裕な家だと、コレ+プレゼント!? …うわ…ますますハラ立ってきた(笑)。これだけでも十分プレゼントやっちうねん!

と、ハロウィンも来ぬ内から何故かクリスマスにキレるのであった。
フェイクエッグ
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誰も「本当」とか「事実」とか「真実」とかは求めてないものなのだな、と思わされることが多い。いや、求めているのかもしれないけれど、真偽の程はどうでもいいと思っているように、見える。

いや、違うか。確かめる術を誰も持たないだけか。

それがたとえ嘘であってもツクリゴトであっても、信じさせてさえしまえばそれでいい、らしい。セケン、というものは。
そもそも何を以て「事実」だの「真実」だの「本当」だのと見分け確定できるのか、不明瞭なのだ。だから「本当」はそれが「嘘」であっても相手が信じてしまえば「本当」になる。

ホントウノコト、を伝えようとするのだけれど、相手はそれを信じてくれない。信じる根拠がないからだ。ならば、ホントウノコトでなくても別に構わない、のだろう。そう思うようになった。
もちろん、相手を選ぶけれど。友人や近しい人間にまで偽ったり妙に取り繕ったりはしたくない気がするし、する気もない。……でも、友人だとか近しい間柄にあったって、私がホントウノコトを言っているのかウソを言っているのかはワカラナイのだ。私がどれほどマコトを尽くしたとしても、届かない時は届かない。どれほどウソイツワリを並べ立てても、信じさせてしまえば真偽など、ワカラナイ。

信頼しないことには始まらない、と思っていた間柄において、その信頼をあっさりと裏切られるようなことがあって、少し参っている。思えば、何を根拠に信頼とやらを寄せていたものか、今になってしまえばワカラナイ。ただ、するしかないだろうと思ったからしていた、それだけのこと。相手が私を信頼していなかったかもしれないし、……それ以前に対等だとも思っていなかった、とも考えられる。そもそも「信頼」と呼ぶに足るカンケイというものは無かったのだな、と気づかされて、自分の馬鹿さ加減に呆れるばかりだった。

自分ばかりが誠実であろうとしたって、相手もそう思ってくれていないのなら、嘘を吐こうがホントウノコトを言おうが、どっちだっていい、のだろう。関係ない、のだろう。そういうものなんだな、ということを噛み締めるハメになってしまった。相手もそう思ってくれているはずだ、という美しくて脆い幻想は早々に捨てるに限る。

騙すつもりはなかったんだよ。

そういう白々しいコトバは、私には言えない。

騙すつもりで騙しました。信じたのはソチラの意思であって、私の強制ではありません。

笑顔でそう言うだろう。だって。セイジツでなくっちゃね。ヒトとしてね。

とりあえず、最後くらいセイジツで居なくては。

「私ノ言ウコトヲ、信ジチャイケナイヨ。」

ウソもイツワリもツクリゴトもマガイモノも。時と場所と相手とによってホントウになったりシンジツになったりしてしまう。悪気も悪意も無く、故意でもなくたって、ひとを傷つけるのはとても簡単。

「ダカラネ。信ジタライイノヨ。簡単デショ? 疑ッタラ、キリガナイモノネ。」

いちばん簡単なのは、信じないこと、だけれど。
新世紀エヴァンゲリオン 綾波 レイ (1/5スケール PVC製塗装済み完成品)
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個人的に好きな出来。顔の表情と髪の流れ具合がいい。貞本版綾波、の仕上がりなのがもうツボでツボで。

レイは表情豊かなものや、フツウの少女然としたものよりも、「モノ」のような存在感を湛えている方が好き。こういう、硬い表情をしている方が好み。なので、コレなんて最高の部類に入る。……可愛いのだって好きなんだけど。
無表情なのではなくて、表情をどうつくっていいか分からない、というカンジが出るような気がするんだけど。

で、対となるアスカがまたツボ。
新世紀エヴァンゲリオン 惣流・アスカ・ラングレー ( 1/5 PVC製塗装済み完成品 )
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勝ち気で溌剌とした少女、というのを全面に押し出したものはよく見かけてるので、逆にこういうちょっと憂いを含んだ表情なのがいいなあ、と。何てことないポオジングも奇を衒い過ぎてなくていいし。ちんまりまとまっちゃったなー、と言えばそれまでなんだけど。
この画像では判らないのだけれど、後ろから見た髪の毛の美しさがまたよいのだ(あまぞんでほかの画像見てねん♪)。貞本ちっくで。

無理にぱんつが見えるようなポオジング、とか、「狙いすぎ」のも工夫の結果故嫌いではないけれど、静謐さと凛とした雰囲気が漂ってるもの、てのは意外に無いんだな、という点から言ってもかなり好き。いいなあ、この2体。

ガレキじゃなく塗装済完成品でこのクオリティのが買える時代になったんだなーとしみじみ。
ミスター・トラブル
シャーロット・ラム 曜名
4776717093

個人的に応援したいまんが家さん其之壱。はーれくいん読んでなかったら出逢ってなかったかもしれない。

とても丁寧に描かれる方で、線が綺麗。これだけでも好感度大だ。コマ内の充実度も高いし、絵そのものも魅力的で、これからもっと人気が出て伸びていってくれたら嬉しいなーと思っている。女性キャラがとにかくとても可愛らしくて美しい。多分、女の子描くのお好きなんだろうなあ、といつも見るたび思う(男性キャラの絵は、悪くはないのだけれど、もう少しぱっと見で「おお! カッコイイ!」という訳ではない感じで、ちょっとだけ残念。何しろ、はーれくいんだと野郎はごーぢゃす! に描かれなくてはいかんので・笑。女子校モノなんかだと華のある絵で華のある画面をこれでもかと展開して下さりそーですが)。
はーれくいんの原作付の作品しかまだ拝読したことがないのだけれど、オリジナルも読んでみたいなあ、と思わせる。原作付はムズカシイ。元々の物語全部を限られたペエジ数に収めるのはセンス問われるし大変だと思うのだけれど、彼女はうまくまとめて面白く読ませてくれる工夫をしてくれているように感じる(これは原作も読んでみないと何とも言えないところがあるけれど)。
より日本人読者にウケるように自分なりのスパイスを加味して作品化される方も多いけれど、彼女はお笑いというかギャグもちょこちょこと織り込んできて、重苦しい印象を与えない所がまた何ともいい。現在店頭に並んでいる月刊誌「ハーレクイン」でも新作が読めるのだけれど、いい意味でものすごい暴走していて(笑)楽しめた。シリアスな物語のハズなのに笑える…。でも、ヒロインの内面描写なんかが細やかなので、笑いながらも心情や台詞にホロリとさせられて「巧いなー」と感心することしきり。
コミックスはまだ2冊目だけれど、多分これからもがんがん描かれてゆくのではないかと期待Vv(今回新たに描いた分で、またコミックス出ることも確定したよーなものだし♪)
はーれくいんをコミカライズしてくれている作家さんの中に、狩野真央さんという方がいらっしゃるんだけれど、少し彼女を彷彿とさせる(と言っても絵の傾向とかではなく、シリアスな物語にもちょっとした笑いや和めるシーン・エピソオドを盛り込む巧さ、に共通したものを感じる。やり過ぎると鬱陶しいんだけど、御両名共にほどよく挿入するのがお上手。あ、ハート・ウォーミングな仕上がりにするのも巧い、というのも似てる気がする。ああ、でも、曜名さんはイイカンジで大暴走しちゃうんだよなあ・笑)。

傷ついた翼 1 (1)
狩野 真央 リーガン・フォレスト
4776714299

狩野さんは一説では清水玲子さんの元でアシスタントをしていたとのことで、確かに絵にその片鱗が見て取れる。キャラクタアの顔立ちは流石に異なるのだけれど、手足の描き方、身体つき、洋服の皺なんかは影響を受けられたのかな、と思わせられるところが多々。背景にしろ人物にしろ丁寧に描かれるし、話のまとめ方も巧くていらっしゃるので大好き。友人まで彼女を気に入ってくれてとても嬉しかったわ♪ 最近本誌で見かけず淋しい限り(涙)。ちょっと前に描き下ろしコミックスは出ていたけれども。長編や3部作もこなして大変だと思うんだけれど、丁寧さが失われない。プロの仕事だわー。それにしてもあまぞんだと画像表示してくれるコミックスが少ないな↓



絵が丁寧かつまとめ方も巧いということで、評判がよかったのか、本誌で比較的頻繁に読むことができるようになってきた描き手のひとり(中には「この絵のレヴェルで何故本誌に何度も掲載される!?」という方も居るのだが↓)。
プロとしての経歴は浅い方のようだけれど、安定感があって頼もしい限り。これからも新作が読めることを期待しております。新作読むのが楽しみなまんが家さんが減ってきた昨今、個人的には期待の新星ナリ♪
帰宅したら封筒がでん! と玄関にあって(郵便物・宅配便での荷物等は、母が通販嫌いの父の目から遠ざけた方が無難、と機転を働かせてくれて見えないトコロに移動させてくれていない場合は、留守中届いたものは玄関上がりかまちのどこぞに放置される。ちなみに彼はカアドを使用しての買い物も嫌いなので、明細が届くと大抵母が隠しておいてくれる)、「うわ! 早!」とかごっつい驚いてしまったのだが。……何のことない、今日が創刊号発売日じゃないか↓ いや、でも、田舎だから書店に並ぶのはもう少しアトだとは思うんだけれど。
REAL SIMPLE JAPAN (リアルシンプルジャパン) 創刊号 [雑誌]
B000BKUA7M

デカくて吃驚した。いや、洋雑誌(これは日本版だけど、元々はアメリカの雑誌)ってこれくらいフツウなのだが。いやいや、日本の雑誌だとしてもフツウなんだけど。どういう訳か私はこの雑誌をもっと小さいサイズだと思い込んでいたのだ。しかも、…… "Readers Digest" くらいの大きさだと(小さすぎるだろ)。何でそんな思い込みを↓(ちなみに、創刊前にとあるメルマガで日本版が出されることを知って、元々の雑誌が欲しかったけれど入手するにはちと手間と経費がかかり過ぎるため我慢していたので、勢いで年間講読予約を入れてしまった。で、その公式サイトにアクセスしてアンケエトに答えるとかするとブックレットがもらえる、ということで応募して実際入手したんだけれど、このブックレット、まさに「レット」言うだけあってミニ・サイズ。でもって、私の想像していたサイズよりちょっと小さいかドンピシャくらいだったものだから尚更小さいサイズだと信じ込んでいた)
写真の雰囲気がとても好みだったのと、元々読んでみたい雑誌だったのでほいほい買ってしまったのであるが。……楽しめました。ほどよい無駄のある誌面(余白がたっぷりある。いい意味で心地よい)に、無駄を省くためのあれこれが綴られていて、キモチに余裕ない時でも拾い読みできて、その内容のほとんどが実生活で活用できそうなもの。実際やってみるかどうかは別だけれど、「あ、なるほどね」と思わせられるものもあれば「いや、そんなん言われんでも…」なものまでいい意味で玉石混淆(ひとによってはその「そんなコト」でも自分の中にはない発想・着想だったりするんだし)。過大な期待を寄せて購入すると、ちょっとだけ肩透かし喰らいそうではあった、かな。記事になりそうでならない、知ってるようで知らない、そういうことを掬い上げてる分、個性を感じる。「今更あえて訊くほどのことでもないか…」ぐらいの情報や知識というのは、意外に大抵のひとが「訊いてみたいかも」なんて思っていたりするものだ(ガッコも同じ。教員が「質問あるひとー?」とせっかくチャンスくれてんのに訊かずに終わらせてしまう。「こんなこと訊いたら馬鹿って思われるわ!」というプライド?の故なんだけど、実は誰か訊いてくれたら有り難いんだけどな、なことだったりする…と私の世話になった教員は言ってたぞ)。
――という具合に役立つ雑誌(どんなレビュウなんだよ)。「些細だけれど知っておくとちょっとおトク」な情報が簡潔に書かれ、キレイなヴィジュアルが添えられている。確かに「りある・しんぷる」ではある、かな。

20~30代女性に支持されているであろう雑誌のほとんどをちゃんと読んだことがないのだが、「ね、情報タップリで取材にもチカラ入ってるでしょ?」なものすごい勢いに圧倒されてしまう。さらには、今ハヤリの○○、とやらにまったく興味がないのでさらに読み所ナシ。表紙の煩さとかゴテっと感もニガテ。ファッション・ネタにも興味ないし(でも「装苑(ん? 「SO-EN」だっけ?)」は別。あれは何か好き。って、ファッションをテエマにしても扱い方が違うから、だけれど)。自分にとっての「生活」とか「暮らし」の中に、あのテの雑誌が提供してくれる情報がマッチしないから読みようがないんだけれど、「REAL…」は読めるし実際活用できそうな身近さが好ましい(ケエキ・ミクスでつくれるアレコレはかなり試してみたいものがあった。あと、正しい洗顔方法、も簡潔にまとめてあって分かり易い)。オサレ海外ブランド広告はそこそこてんこ盛りなんだけど、目に煩くないので気にならず。某誌みたいに巻末に行く程美容整形の広告入ったりはしないし(笑)。

「ku:nel」も毎号講読してるけど、同じ「生活」「身近なコト」をテエマにしていてもこうも違うものが出来るのか、とその違いが楽しい。「ku:nel」は日常の瑣末なことそのものに焦点を当てて、その愛しさを綴って「読ませる」雑誌だけれど、「REAL…」は日常の些事に追われることで失われる大切なモノ(まあ大抵は「時間」、だろうか)をいかにうまく自分で調整して獲得するか、それによってより豊かになる生活、というものを追ってるカンジがする。どっちも私には興味深い。楽しめる。

今回はおまけがついて創刊特別価格¥350。ダイアリィと綴じ込み別冊付録がソレなんだけど、前者はちょっとだけ私の期待したものからはハズれてしまった…。そうだよ、本誌サイズを小さいもの、と思い込んでいた私はもっと小さい文庫本くらいのサイズの手帳を期待しまくってしまったのだよ、勝手に! うがあ↓ デザイン自体はアッサリ・スッキリで悪くないのですが。でもって、「おお! 布張りでハアド・カヴァ!?」と思ったら、表紙はやわらかめでした…(涙)。ばりっとカタめのがよかったなあ(デザインはあまぞんにて御確認下さいませ。あ、あまぞんで見られるダイアリィの色より、実際のものは色が淡いです。あそこまでは濃くない)。ま、まあおまけだし。本誌+コレ、で¥350はお買い得と言えなくもないやね、すごいよデアゴ○ティーニ(唐突だな。いや、デ○ゴスティーニのあの創刊号特別価格のあり得ねえおトク感って今更ながらにスゴイかな、と。薄利多売方式で、それでもそれなりに益は出るんだろうなあ。って何の話?)。今年は付録とかの手帳がうなりまくりそうな予感…ナンボほど使えと↓(使わない、という選択肢を用意しないのか?)

次号以降も楽しみにしてよっと。……多分やるかも、と思っては居たけれど、本当にやったか……あまぞんでの販売。何も年間予約張り切って入れるまでしなくてもお手軽に購入できたなあ…ははは……(涙)。いや、年間予約購読だと1冊辺りの料金安くなったり、とお得ではあるんだけど。
XXXHOLiC 7 (7)
CLAMP
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イタイケな少年の股間をヒールで踏みつけているドSオンナにしか見えない表紙の侑子が素敵かもしれない(褒めてねえなあ)。

CLAMP作品の中では比較的楽しく読めている作品。ネエムで押すリクツっぽさは昔のままだし、説教口調というか独特の大川節健在ではあるけれども。どうあっても何かしら登場人物に謎(明かされぬ過去etc.)を付加せずにはいられないのだな。いや、あってもいいのだけれど。大抵、「こんなにスゴイことが!」とアオっておきつつその「スゴさ」を表し切れぬままに終えてしまうので何ともスッキリしないままになってしまうことが多いのだが。

「次元の魔女」とも言われる壱原侑子(イチハラ・ユウコ)と、彼女と「必然的に」であった4月一日君尋(ワタヌキ・キミヒロ)を軸に、彼女の「相応の対価を払えばどんな願いも叶える店」に来る人々の物語を綴るオカルト系なオハナシ。これまでのCLAMP作品のどの作品とも繋がっているらしいため、予備知識があるとより楽しめる(と思う)つくりになっており、さらには同時進行で同出版社別雑誌に連載される「ツバサ」ともリンクし合っている。ココロミとしてはまあ新鮮ではないかと。リンクする必要性は「ツバサ」にはあっても「XXXHOLiC」にはさほど感じられないので、後者にとってはお遊びというかサアヴィスみたいなもの、かもしれない。

しかし。今回の巻でますます「……男性読者にウケてんのか?」という疑問が。まあ青年誌掲載だからと言って男性読者に読まれねばならん訳でもないんだけれど、メイン読者層を思うと…いや、待てよ、新規読者獲得のためなのか?
……いえね。何となく、所謂「腐女子ウケ」的な要素が強まって見えちゃったのが何とも言えず。
以前「Yahoo!」のチャリティ・オークションに色紙を出品していらしたのだが、その時2枚提供したものの、内1枚は「ツバサ」でヒロインも描かれていた(つまり、男性読者・ファンも飛びついてくれそうな要素がある)のに対して、「XXXHOLiC」は野郎キャラ2人が登場していてちょっと目がテンに。え。侑子と四月一日じゃないのか? 何でそこで野郎2人? と思ってしまった。正直、絵的に華もないし(笑)。

四月一日は「アヤカシを見てしまう」という厄介な能力(?)があるのだけれど、同級生百目鬼(ドウメキ)は「アヤカシを寄せ付けない・退散させる」ことが出来るらしい…のだけれど、前者は後者に素直な好感を抱けず、後者は前者に何ともそっけない態度を取る…のだが、設定上2人揃うことである種の補完がなされていることは明白。四月一日が想いを寄せるひまわりという少女がすでに登場しているし、彼女を巡って反目し合う(というよりも、百目鬼はひまわりに対してこれという感情を持っているようには見えないし、四月一日が自分とひまわりとの間に割って入って来る存在として「気にいらん!」と思っているだけ、という描写のされ方をしている)要素を取り入れることを思うと百目鬼は男キャラである方が自然…なのだが、何ともこう、友情というよりも、ちょっとシュミの傾いた(笑)お嬢さんたちの横にラインの引いてある瞳(ひとそれをヨコシマな瞳、と言ふ)で見ればチガウ感情が仄見えなくもない雰囲気なのだ。男性が描く同性同士に芽生える絆や友情には感じられないのたけは確かだと思う。その辺りがいかにも女性作家的と言えなくもないカンジがしてしまって、……うーん……。
いや、まあ、いかなる感情の行き来であれ、性別問わず成立したっていいんだけど。何となくアリガチなドウジンシ的フンイキが漂って見える、んだよなあ。私の目にも横にラインが引かれてる、のかもしれない。

こちらも基本的には遅々として物語が進んでいない。主軸の登場人物たちの物語そのものと、彼らに絡んで登場する(あるいは侑子の生業に絡む、と言うべきか)人物たちそれぞれの物語を並行して描くため、仕方がないと言えば仕方がないのだが。各物語、それぞれに楽しめるものではあるのだけれど。

あと、「拝み屋」とか「憑き物落とし」という単語、「今更」出されると如何にも某小説を彷彿とさせてしまって「何だかな」な気分になってしまう。オカルト系のオナカシだからしょーがない、のであろうが。
さらには、「前より一層ひょろ長くなりました♪」とキャッチ・コピィのひとつもつけたくなるほどの頭身。す、すげえ。何頭身あるんだ? 昔ちょっとだけ流行った死にかけ人形みたいだし(わかるひと居るのか…?)。何でこんなひょろひょろにょろにょろ伸びているのであろう↓ そして、そんな絵を描いていて、「X」の画集の表紙の描き下ろしとやらはうまくいくのか? 作品ごとにタッチや絵を変えてきたけれど、今回はどんな時も今の作品の絵のノリがまんま出てることがほとんどで、「この絵でほかの作品は描かねえでくれよ」と言いたくなる(「こばと(仮)」見る限りではダイジョウブな気がしないでもない、のだが、……どうだろうなあ……)。

だらだらヘンに微妙な謎で引っ張らずに、スッキリきっちり終わらせてくれたらより好きになれそうな作品。
Silver 1 (1)
末次 由紀
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漫画の表現盗用、2chの指摘で絶版・回収に
この作家さんについては名前くらいしか知らなかった。ただ、最近ずっと盗作・トレエス疑惑で件の巨大掲示板で話題になっていた。「スラムダンクの絵のパクリが…」とか、「いや、もうそれ以前からパクリ疑惑は指摘されてたんだよ」とか「デビュウ作から言われてたよ、パクリに関しては」とか、スレッドの中で意見や見解が交わされ、報告がなされていた。ついでに、画像の検証等も行われ、限りなく黒であることまで判明してしまった。御本人も自サイトでお詫びの文章を掲載したのだが、どうもその後がよろしくなかった。御自身が別名義を語って自分を擁護するような発言をしてしまったために、より嫌悪感を増大させてしまったのだ(IPから所謂「自作自演」が露呈したとされる)。
で。講談社側から正式にコメントが発表されたかと思ったら何とこれまで発行してきたコミックスすべて絶版、現在連載中の作品も中止とのことで。
英断と言えば英断、素早い対応ではあったのだけれど、何ともモヤモヤした気分であった。

プロのまんが家が、同じくプロのまんが家の絵をトレエス。あってはならないこと。雑誌や写真集からのトレエスですら、著作権を保有している側に承諾を得てそれを明示しない限りは「盗作・盗用・剽窃」と叩かれる対象であるのに、よりによって同業者の絵を、……。まんが好きとして、何だかとてもとても残念な気分になった。
何より残念なのは、彼女の作品を、彼女の作品であるが故に好きだと思っていたファンを裏切ってしまった、ということだ。私はファンですらないし、盗用されたまんが家でもないけれど、やはりトレエスだの盗用には嫌悪感を感じる。してはいけないことだと分かり切ってることだし。ファンならばなおさら悲しい「事実」ではないか。彼女の絵だと、彼女のアイディアだと思って愛読してきたひとたちにとって、これほどショックなこともあるまい。

講談社の対応の早さはおそらくドル箱作家(懐かしい言い回しだな、ヲイ)である井上氏に配慮してのことであろう、と囁かれている。現在氏は同じ講談社の発行する青年誌で連載中、しかも著作権にとても厳しい方なのだそうだ。
確かに、作家自身も悪い(というか、作家自身がもっとも悪い)のだけれど、編集側には何らの問題もなかったのだろうか? 一説には同じ雑誌内で活躍するまんが家・上田美和氏の作品からの盗用もあるとのことだが、それについても随分前から言われていたのにこれまで同じ雑誌に両者の作品が掲載され続けてきたのだ。上田氏の泣き寝入りだとも言われていた。それが対象が井上氏になった「だけ」(と言うのは失礼だとは思うけれど、まんが家としての知名度だとか売上だとかに関係なく、トレエスだの盗用はやはり許されるべきではないと思う)で出版社サイド・編集部サイドの対応が違う、というのも何ともすっきりしない展開である。
少々畑は違うが、かの庵野秀明氏はN○Kから「○ピュタみたいな作品にして」と言われて「ふしぎの海のナディア」を造り上げたと言うではないか(不思議な力を秘めた青い石のペンダントを持つ少女、失われた謎の文明、少女と少女を取り巻く人々をつけ狙う女性メインの悪党?の存在、と記号が一致しまくっていることからも明瞭だし、ヲタクなら周知の事実でもある)。それと同様に、最近の編集子は単行本をぽんと渡して「こういうの、描いて」と言うこともある、とも聞いたことがある。本当かどうかは定かではないけれど、売れている作品があれば2匹目の鰌を狙った安易な作品が罷り通っているのもまた事実で、……あり得なくもないな、と思ってしまう。

以前他の出版社の他の作家に対しても疑惑が持ち上がり、やはり読者たちによって検証され「黒」判定が出たことがあったのだが、その時出版社サイドも当人も詫びることもなく今もアタリマエにまんがを描き続けている。こういう事態が持ち上がると必ず「ほかにもやってるヤツがいっぱい居るだろ」という意見にもならない意見を述べる輩が出てくるのだが、ほかにもやってるヒトが居たらやってもいい、というものでも当然ないわけで、やはり糾弾されてしかるべきかな、と思う。
しかし、絶版に連載中止である。まんが家としての生命は断たれたも同然。厳しい措置だと思う反面、これまで10年近く(以上?)にわたって行われてきたらしい盗用の事実を思うと自業自得につきしょうがないとも思う。
今アマゾンでもすべて取り扱いは中止となり、ハイエナの如くマーケット・プレイスに出品するひとたちがおり、Yahoo!オークションでも雨後の筍のよに出品者があとを断たぬ状態。
愛読してきたひとたちの気持ちはいかばかりであろうか。

確かにまんがは絵も重要。巧いに越したことはない。綺麗であるに越したこともない。デッサン力があって個性があるのがいいに決まっている。しかし、多少それらに欠けている部分があったとしても――多少「下手」であっても、本人が懸命に描き、それで読者の心を掴むことだって可能ではないか(事実、「絵はあまりうまくはないんだけど、話は好き」と言われ、愛読されている作家も多数居る)。何故、彼女はそれをしなかったのだろう? 描いている内に技術が向上するかもしれないし(本人が切磋琢磨すればその可能性はもっと高まるだろうし)、あるいはもっとベンキョウしなくちゃ、と頑張れたではないか。あまりに安易な方法を採り過ぎてしまった。その代償が今回の講談社側の採った措置だ。しかしその出版社にも何となく焦臭さを感じてどうにも気分が晴れない。本当に、まったく・全然! 気づかなかったんだろうか。同じ雑誌内のまんが家の作品でも? 

すべてが「パクリ」だった訳でもないだろうに。彼女なりの、彼女にしか描けないナニカもあっただろうに。努力することよりも簡単な方法に逃げてしまったのが何だかとてもカナシイ。

吃驚したのは、私が住む地域の地方紙にすら記事が掲載されたことだ。彼女は本名で作品を世に送って来ただけに、……何とも、ねえ……。
お菓子の歴史
マグロンヌ・トゥーサン=サマ 吉田 春美
4309224377

お菓子の歴史。国や地域はどれくらいカヴァしてるんだろう? フランス人著者らしいんだけれど。古代エジプトだの聖書がどうとか言ってるから、それないに広く調べてあるんだろうなあ、と勝手に期待。結構なお値段なのだけれど、図版は多いんだろうか? 気になる。

以前、この本(というかシリィズ)
どんな国?どんな味?世界のお菓子〈4〉ヨーロッパのお菓子1
服部 幸応 服部 津貴子
4265036244

が発行された時も気になっていたのだけれど、やはり価格に負けて未入手のまま。こちらはどちらかというと子供向けにわかりやすく書かれたもの、らしいのだけれど、表紙からして何だか楽しそうで読んでみたかった。……図書館に行った方が早いかも↓

後者の本は明確に地域を分けて(歴史的なものをどこまで掘り下げてくれているかは不明だけれど)書かれているから「一応世界全域?」とわかるんだけれど、前者の本、日本やアジアのお菓子にもちゃんと触れてくれているものなのかどうか。まあ西洋菓子メインでもそれはそれで楽しめて好きなんだけど。
やはり図書館に行くべきかもしれない↓
ペティコオト、を買った。丈の長い、見せるタイプのもの。裾の幾重にも重ねられたレエスがたまらん可愛らしさ。コドモの頃の刷り込みだと思うけれど、やはりあの「PINKHOUSE」のレイヤアド・スタイルは強烈で可愛いスタイルに思えてしまい、しかもペティコオト大好きにさせられてしまったのだ(実際にばりばりのぴんくはうすは着ないけど。着てもかなり崩す…意味無いよなあ……↓)。もう何枚持ってんだよ、自分↓(確か黒いのも合わせると6着くらいは…)

20051022221621.jpgコットンだから比較的廉価だったし(むろん「PINKHOUSE」はコットンといえどもお針子泣かせのオソロシイほど手間のかかるものだったりするので値が張るのだが。私の友人の母君が内職でぴんくはうすのお洋服を縫い縫いしていらしたそうだけれど「工賃はいいけど、……疲れる! 手間かかる!」と嘆いていらしたそうな……そりゃそうだよな)。裾の部分が凝っていて、可愛い♪ 着る本人が可愛かったらもう文句ナシに(以下自粛)。

で。ペティコオト買ったらブーツが欲しくなった。ついでにすとん、としたワンピースも。いかん。欲望の連鎖が!

前をボタンで開閉できるタイプのスカアトに合わせて見せて身につけるのも好きだけれど、誰にも見えなくてもそれはそれで自己満足の世界。嬉しいし楽しいのだ。階段上る時裾を擦らないように、スカアトをちょっと持ち上げる、という手間も好き(ははは)。

それにしても。買った某社では「パニエ」とあえて銘打っていた。ぱ、ぱにえ……? 何か「パニエ」と言われると膨らませるイメエジがあるんだが。あ、それはバッスルか?(いえ、まあ、どちらもスカアトにボリュウムをつけるためのものですが、バッスルだとヒップの辺りをより持ち上げるタイプだろう。パニエはスカアト部分全体にボリュウムとふくらみを出す為、という思い込みがあるのだが、どうだったっけ?)ペティコオトも膨らませるため、のもんだったけ?(タイプによっては確かにボリュウムは出せるか?)

いや、そんなことはどうだっていいんだった↓ 新しい服買うとついはしゃいでしまうのだが、ペティコオトの類はまた別格。どのスカアトに合わせようか、とか見えなくても考えてしまう自分の馬鹿さ加減に乾杯♪
韓国ドラマ・ガイド 宮廷女官 チャングムの誓い 前編
NHK出版
4144071340

地上波で放映されることになったのでようやく観ることが出来ている♪ 今日は第2話。思わせぶりなサブ・タイトルと予告で何となく流れは読めちゃってるが、そんなこたあ気にしない!
観る。観る。観る――見終えた。

雉も鳴かずば打たれまいに、の典型かい!!

面白いと評判だったし、衛星放送も観ることが可能なTVのある居間に陣取れる父は放映開始から数回目から見始めていたのだが(父は歴史モノ・時代モノが好きなので観るだろうとは思っていた)、私にはチャンネル権もなければ、父の陣取る居間に居るのも何となく躊躇われ(彼はひじょーに場所を取る人間で、私もなのだ↓)。やっと観られたわー、と思ったら。

ちゃ、ちゃんぐむ。お前という子は。どんだけお馬鹿なのだ!! ええい、いちばん苛々するパタアンではないかー!!(いや、もう、セツナくなる前にイライラしちゃって↓)いや、チャングムばかりがお馬鹿でもないか。両親も両親だ。というか脚本家よ、この導入部、巧いんだか何なんだか(笑)。

親が無邪気な子供の口から真実が漏れてはいけない、と身分や過去をひた隠しにしたのもアダになっているので、チャングムばかりを責められまい。隠さねば、と思いつつもちょっとクチの軽いとーちゃんがナイショで教えちゃったりして、コドモゴコロにも身分制のある社会の厳しさを痛感していたであろうために「本当はウチは卑しくなんかないんだもん」と思いたくなる気持ちだとか(しかしこれも結局は差別意識に繋がるのだが)芽生えても仕方ないと言えば仕方ない。
父親は元武官、故に強い、だから相撲に参加して勝ってみせてーVv というのも子供らしい無邪気な願いである。まあ可愛いと言えば可愛い。……もんだからとーちゃん大奮闘。しかし勝ったら勝ったで「身分低いクセに生意気だぞ!」というジャイアン理論で責められるときた。ここで黙ってられないチャングムちゃん……。アレか、儒教の教えか。父母は敬えと。敬意を払えと。というか、単純にとーちゃん大好きだからか。いや、そりゃどうでもいいか。とにかく、大事な父親を侮辱されるのに耐えられなくなって「違うもん! パパはホントは身分低い訳じゃないもん!」と叫びたくなる気持ちもわからんでもない。そりゃ大好きな父親は庇いたかろう。でもさ。でもなんだよ。

うがああああ! 何て何てイライラする展開なのだー!!(いや、展開というか、まあ、発端乃至導入部だけどさ)
しかし本来の「雉も鳴かずば」ではイライラはせんかったぞ。虚無感と寂寥感に囚われはしたが。

チャングムが利発で好奇心旺盛だっつーのがわかっていたなら逆にちゃんと教えておきゃあいいものをひた隠しに隠して、寺子屋にこっそり行っていたのを知ったかーちゃんが折檻するのも何とも理不尽。かーちゃん、足びっしびしはたく前に事実を伝えておこうよ(そう言えば、私の母の母、つまり私にとっての祖母もキビシイひとで、それこそ母は幼少の頃、何ぞ注意を受ける時、物差しで腫れ上がるほどぶたれたことがあるらしい。躾か? 躾なのか?!)。賢い子なんだから理解するだろうよ。とーちゃんはかーちゃんがキビシいからかちょっと甘々だし。ある意味バランス取れとるんだが。それが間違いの元でもあるし。
子供が庇いたい一心で叫んだひとことのために役人に連れていかれるとーちゃん……あああああああダメだああああ「どーんどーんどーん♪ どどーんどどーん♪ ベタベッタ♪」by安田大サーカスだよ(涙)。かーちゃんはお約束で死ぬハメになり(物語冒頭でそもそもそのよーに「予言」されてもいたけれども)、チャングムは天涯孤独の身~~。どーんどーんどーん♪
今後のストーリィ展開で、色んな意味で巻き返していく(観ている側、チャングムに肩入れしたくなる側にとって胸のすくよな展開になってゆく)であろうことも予想できちゃう訳だが、どうにもこうにもこの導入部分が個人的にはイライラの極致で御座りました。

さらには自分の(悪意も悪気もなく故意でもないとはいえ起こしてしまった)舌禍故に父が囚われた、という事実にあまり頓着してるよーに見えぬチャングムもなかなかに謎である。賢い子なのに。ああいう時「自分のせいで…!」ともっと悶々と悩んだり自分責めたりしないか!? ……とりあえず、もう少し反省してくれ、ちゃんぐむ。結構ケロリンとしてて「こ、こどもだから!? いや、それにしたって落ち込んでもいないよに見えるんだが!」と首を傾げる私。その辺りの内面描写はカットか?(韓国ドラマは日本での放映時にはカットされたりしていることも多いようだが、今回のもソレなんだろうか。それとも元々さほどその辺り掘り下げてないんだろうか)まあ逃亡の道中にあっては、それよりもまず先を急ぐこと、追っ手に見つからぬこと・囚われぬことが大事でそれどころではない、んだろーか。
かーちゃん死んじゃったけど、「こうならんよーに出来たハズのあれやこれや」が気になって泣くどころではなかった私はただの鬼畜なのであろうか↓(いや、単純に志半ばで、とか、咎無くて死す、というのは辛く無念であろうと思いもするのだが)

といきなり導入部でモヤットを40~50個くらい投げつけたい気分になってしまったのであるが、今後も見続けるのでありました。他国の歴史とか文化とかも純粋に興味深いです。当時からチヂミってあったのかあ…(チャングムのかーちゃんが鍋にたっぷり油引いて焼いてたのはチヂミかと思ったんだけど、違うのかしら。つーかそんなとこばっか観てるのか、お前は)。どうせこの先チャングムに対するイジメだとか山程あるんだろうなあ、と思いつつ。観るんだよ。観ちゃうんだよ。ああもう(なんなんだ)。

DVD-BOX、話数が多いからBOXの体裁なのに何巻(?)も出てて吃驚。
宮廷女官チャングムの誓い DVD-BOX I
キム・ヨンヒョン イ・ヨンエ チ・ジニ
B00030FKBG

私の好きな季節
高田 理香
4938339633

長らく絶版で、手に入れたいと思った時には(このひとの存在を知った時)すでに遅かった。第2作品集は偶然確実に手に入れることが出来る機会があって購入できたのだけれど。で、再販はしないのかなあ、と思っていたら、版元の「ブルース・インターアクションズ」が今年8月頃に再販予定、とサイトで公示していて、ずっと購入できるようになるのを待っていた、のだけれど。なかなかネット書店での取り扱いが開始されなくてイライラ。先日ようやく手に入れることが出来てほっとしている(何とbk1では未だ「現在お取り扱いが出来ません」になっていた…偶々あまぞんで購入を考えていたからいいのだけれど、ちょっと残念)。

ちなみに第2作品集はこちら↓
陽のあたるところ
高田 理香 Thomas Deliens トマ ドゥリアン
4860200349


CDサイズをもう少し大きくしたくらいなのだけれど、こぢんまりしたこのサイズがちょうどいい。私の手はあまり大きい方ではないけれど、それでも掌でほとんど表紙が隠れてしまうくらい。表紙は色の数を絞ってある分シックにまとまっているのだけれど、中は色彩豊かで美しい。色数が多くなっても煩くなく、ポップさの中に上品さが感じられる。そこがとても好きだ。
タイトル通り「季節」ごとにイラストがまとめられ、掲載されている。どれもそれぞれの季節の空気や雰囲気を漂わせていて心地いい。真冬にあたたかい部屋で夏の光景を見るのもいいし、真夏に秋を迎えるべく押さえた色味のそれらを眺めるのもオツだなあ、と思う。

レトロなタッチのイラストは切り絵のようにも見えてどこか懐かしさを覚える。古びない絵柄だけれど、旬の良さもあって、個人的にはとても好きなイラストレエタアのひとり。オトナっぽさと遊び心の両方あって、程良い甘さがある。

第3作品集は何時になるのだろう。今からとても楽しみ。
「リプトン」、やはり購買層のボリュウム・ゾーンてのを把握してるんだな、とまたしても感心してしまった。今度は「ハロー・キティ」とイタリア生まれのキャラ「ロディ」のコラボマスコットがおまけでついてくる、というのを先日発見し、……「キティ」のファンでも「ロディ」らう゛でもないのに、全種手に入れてきてしまった(あ、子供の頃は「キティ」はごくフツウに好きだった。横座りの頃のヤツ。原色使いで vivid なのに下品じゃなくて可愛かった。今のCGバリバリ路線とかパステルなぴんく使用、とかはちょっとニガテ…。「ジミィ&パティ」も昔の方が可愛かったな。「キキララ」も昔のあのマットな色遣いがよかった)。

見た瞬間「おお、女性ウケしそう。というより狙ってるとしか思えん!! コンビニとか頻繁に立ち寄る女子高生とか喜んで買っていっちゃいそう。ドリンクそのものはレモン・ティときてるし。前回のも可愛かったけど(これに関してはブログ内サーチで「リプトン」とでも入れて検索してみて下さいな)」と眺めていたのだが。何、全8種? キティがロディのかぶり物してる? 何かソコでそそられてしまった。キティ×ロディ、という組み合わせと色のヴァリエがある、それだけの理由で財布が「やめてくれ!」と懇願するのも聞かずに全種ついてる「リモーネ」を8本も購入……。
20051018235424.jpg

袋もいちいち凝ってるなあ。流石だ。こんなところにも手を抜かない姿勢はスバラシイと思う(笑)。何か袋から出すのも思わず躊躇っちゃうし(それはヲタクな私だからだが↓)。などと言いつつ、開けてみるのであった。鋏でしゃきん、と切り取りましたともさ。
20051018235644.jpgあははははははははははは。ロディにキティががっふぁー食われてるみたいに見えて可愛いや。口からまさにキティは「はろー♪」ってカンジで。あはははははははは。何かきゅーとだ。気に入ってしまったではないの。でも今は食玩・おまけモノを小分けにするジッパー付の小袋に8個まとめて入れて箱に入れてある(ホントに気に入ったのかお前は)。ストラップとして使用してもいいんだけど、実際使用してみるとわかるのだが、……薄汚れてゆくのよね、素材にもよるけれど。以前、全種を携帯につけてるオンナ見てドン引きしたなあ。ベッキィほどのスゴさではないけれども。あんなにじゃらじゃらつけてどーすんだ……(まあ他人のシュミだしどうこう言うことでもないか。ただ、その、女子高生だとか若い方ではなく、そこそこ若いとは言えいかにも主婦~なヒトだったのでヒいてしまった、のであった)。

色使いがいかにも「ロディ」というカンジで、キッチュさがヨロシイ。座りポオズと立ちポオズがあって、ひとつだけロディにキティが乗ってる、というのがある。たまたま売場に出てたのが6種で、ほか2種欲しさにわざわざ知り合いの店員さん呼んで、下にまだある未開封の在庫の箱を開けてもらってまで買ったよ……モノに対する凄まじいまでの執念だ(ははは~…)。

今後「リプトン」がどんな手で私を懐柔(笑)しにかかってくるのかが楽しみである。ちなみに、「リモーネ」そのものは飲みやすい紅茶系飲料でした。レモンがキツ過ぎないのがいい、のかな。飽きない味で美味しく飲めた。というより、喉乾いてるとごきゅごきゅ飲んじゃってねえ。「リプトン」は元々紅茶系飲料として美味しいので(実は好きだ)、おまけもつくとなると何となくトクした気分になれて嬉しいわ(それでも、なるべく外で飲み物とかは買わないようにしているけれど)。
パンやのくまさん
まさき るりこ
4834002128

オンライン書店ビーケーワン:パンやのくまさん
くまさんはパンやさんだ。朝早く起きてまずすることは竈に火を入れること。それからは黙々と仕込みと焼く作業に没頭し、出来上がると車に積み込んで行商、それを終えて初めて店での営業となる。夜寝る前に必ずその日の売上をちょきんばこに入れて就寝。
パン屋さん。漠然と憧れる職業だ。香ばしい香り、お客さんの笑顔……。大変なのはわかっているのだ。チカラを込めて生地を練ったり、それこそ早く起きてやることもわんさとある。くまさんは文句ひとつ言わないでそれをこなす。だって、それが「パンや」の仕事だから。

淡々と「職人」の一日を綴った「だけ」のイギリスの絵本。可愛いです。でも、イギリスらしく、甘ったるさのない、けれど可愛い絵で描かれていて、何とも言えない穏やかな心地よさに浸れる。
くまさんは、……見ての通り(?)ぬいぐるみ、だったりする(みんな本気で気づいてないのか、ネット書店のレビュウで「くま(のぬいぐるみ?)」なんて書いているけど、原題が "Teddy Bear Baker" だからやはりホントの、森で生活するがおーなくまさんじゃない、と思ってるんだけど(いや、それ以前に絵だってば。手足がどうみてもジョイント状態だろ! 頭と四肢がジョイント接合で可動、ってカンジだろ!!)。
ぬいぐるみのくまさんが毎朝毎日実直に働いて、人間社会に存在してる、ってとこが二重のファンタシィになってる(よくある動物と人間の共存共生社会、でもリッパにファンタシィだけど)。近所にこんなパン屋さんがあったら通ってしまうじゃないか。
おまけにこのくまさんたら、職人気質なだけでなく、客商売、というものをちゃんと心得ている。そこがまたニクイ。礼儀正しく挨拶はするし(あなたの街の数ある店にも居ませんか。挨拶ひとつまともにできんよーな店員が! 私は客が入店しても「いらっしゃいませ」も言わず私語に興じてるような店員を見るとぶっ飛ばしたくなる。客がレヂにカネ払いに来てるのにまだ私語に興じていたりすると踵落とし喰らわせたくなる。物騒な客だな…フフフフフ……)、子供連れのお客がくると、カウンタに潜ませてある缶からキャンディを取り出してサアヴィスしちゃったりする。この心遣いのあたたかさ! びば・くまさん! くまさんは、だから、みんなから愛されている。お誕生日のパーティにケエキのお届けに上がると、ジェリィをお土産にもらっちゃったりするくらいだもの。
お客さんもくまさんが好きで、くまさんもお客さんとの交流が好き。美味しいパンを届けたくて、くまさんは毎日毎日せっせと働く。

……なんて素敵な生活なの! とヤクザな日々を送る私には泣ける話であった。
くまさんのパンやケエキはきっととても美味しいのだ。美味しくなければお客さんは来ない。おまけにくまさんは気だてがいい。職人気質を間違った方向に持って、挨拶ひとつできない、客をどやしつけたりしない、そういう天狗なトコロが一切ない。自信を持って美味しく食べてもらえるものを供して、喜んでもらえることが喜び。
お店は小綺麗で清潔感があるし、ふだんの生活を送るお部屋のインテリアも簡素だけれど整頓されていて、しみじみと「ああ、いい暮らしだなあ」と思える。技術を身につけて、それを活かして地道に生活。多くを求め過ぎず、それでも豊かな暮らしぶりに見える。いいなあ。くまさんのヨメになりたい(笑)。外見的に近いものもあるし、どーよ、くまさん。特にウエストのくびれにメリハリのない辺りなんて(以下カナシくなってきたので自粛)。

ふっこふこのお手手でこねこねして焼いたパンはどんな味がするんだろう? きっと優しい素朴な美味しさに溢れているような気がする。

赤木かん子さん曰く「子供は何がどうなって、という流れを見るのが好き」とのこと、うん、確かに成り立ちや過程を淡々と追っていくのって、実はわくわくするし楽しい。
この「くまさん」はシリィズで、ほかにもいろんな生業を持つくまさんがいる。全部集めるぞう、と張り切っているのであった。
太田莉菜写真集「hotikiss2」
4048940562

ほちきす、のに。いち、は太田莉菜嬢が編集長を務めた「雑誌」あるいは「ムック」、であった。16歳の彼女の視点から何が生まれるのだろうか、とそれなりに期待して購入し、いい意味での他愛なさと、彼女なりの洗練されたナニカに楽しませてもらった。「2」が出る、というのでさらに期待していたら。
え。写真集?

ここでいつも思うこと。「○○写真集」って言い方は紛らわしい。本来なら撮影者の名前が「○○」に入るのが妥当と思いつつも、その「○○」には被写体となった人物の名前が当たり前のように入る。ううむ。それなりに写真家の名前なのか被写体の名前なのかはわかるんだけど、誰の作品集なのよ、と思うと被写体の名にしてしまうのが何だかシツレイな気がすることがある。沢渡朔の写真集、と聞いて誰が彼が被写体になってる、なんて思うだろう? それなのに「安倍な○み写真集」と聞いたら、絶対! 何があっても彼女がカメラマンとしてナニカを、誰かを撮った、なんて思わないんだよな。


ちょっとだけ落胆。「被写体としての彼女」、にはさほど興味がなかったのだ。元々モデルさんだから。モデルをやっている、でも通常は彼女だって「タダノジュウロクサイ」してるワケで、その彼女の視点や内面てのを、「誌面」に表した時どんなものになるのか、が楽しみだったから。
でも、そんな勝手な意に反して、この写真集、それはそれでなかなかに楽しめる出来になっておりました。
被写体としての彼女の魅力、はそりゃ当然なんだけれど、「写真」そのものとして美しいなあ、いいなあ、と見入ってしまった。人気ブランドの秋冬ものを彼女らしく身に纏って、ということなのだけれど、彼女の美しさ、愛らしさに合っていることと、撮影した周囲と合っていること、そしてその時の空気のような目に見えないナニカにとても合っている、ような気がした。そこがとても美しくて、心地いいのだ。
でもって。着衣なのに、何だかとてもエロティックで、よく言うところのオトナとコドモのアワイを漂ってる、何とも言えぬあやうさが感じられて、同性が見てもどきどきするカンジ(と言うよりも、同性の方が多分この写真集は楽しめるんじゃないだろうか)。ああ、確かに上半身はブラだけ、って姿もあるんだけど、それは別にエロティックではないの。直接的には。ただ見てるよりも、勝手にコトバに変換してくとエロさが生まれないこともないけど(ははは。「薄い胸、かすかにわかる程度のまるみ。影のできぬ谷間、なめらかな肌」、とかね)。起き抜け、を演出したカンジのキッチンでのシーンは白眉かもしれない。ちょっと気怠げででも何だか清々しくて、何処かとろとろしてるようなカンジ(どんなんだよ…)。針抜きかネルっぽいやわらかなトップスにヒップ・ハングなショーツ、ちょっとルーズ気味の部屋履き兼用なガーリィなソックス姿なんだけど。何ともいえずセンシュアル。

表紙みたいに、射抜くような瞳と引き結ばれた大きな唇、も凛々しさがあっていいけれど、中にはそれ以外の表情をした彼女もたくさん居ます。景色も彼女を邪魔しないし、彼女も景色を疎外しない。引き立て合って、でもそれぞれに主張し合って。そこにお洋服がまた個性を発揮していて。
静かだけれど雄弁。

何とこの本B4なの! デカいよ! こんなデカイ本初めてかもしれない。でも、そのデカさがまたいい。このくらいじゃないとちまちましたショボい本になってたかもしれない。何かが溢れ出しそうな勢いを感じるのに、どこか静謐さのある風情。

被写体がどうの、お洋服がどうの、というのが本来大事なのでしょうが、「写真集」として私は気に入りました。美しくて、凛としていて、風通しがいいのに何かがそこにひっそりと身を潜めて漂っている感じがとてもいいです。
KNOCKING FROG ピンク
B0002U3GE0

可愛いなあVv 世にカエル好きは多けれど、カエルが特別好きじゃなくてもコレは好きだ、というひとは多いのではないかと。
フロッグ・スタイル。カプセル・トイの一種。カエルが時に様々なモノに擬態(?)し時に珍妙なコスプレ(??)に身を包み、これでもかと仲間を増殖させまくっている。1回¥100という手軽さもあって、つい見かけるとがしょん、とコインを投入してしまうですよ。今私が住んでる辺りでカエルのは…待て。その変換素直過ぎ。買えるのは、vol.13、第13弾目です(多分、何処もそうだと思うけど、……田舎なものでついヨソより遅れてるのでは!? と疑心暗鬼に)。ラインナップの中で、ピンクがベエスになってる「アーガイル・フロッグ」が欲しい、とトライしていたら、3回目で手に入ってしまった♪ きゅーとです。
カプセルには、様々なフロッグのどれかが一体、プロフィールを記載した葉っぱ一枚、それがボオル・チェインに一緒になってぶら下がってる。プロフィールがまたいちいち凝っていて、何だか楽しい。名前とコメント(?)、生息地、性質、そしてめっせえじのよーなもの、が記載されている。
たとえば件の「ARGYLE FROG」。
 ”なんだか落ち着くの”
 生息地:洋服の柄にまぎれてる
 性質 :正統派
 ~流行に飽きてる人へ~
……だそうで。なるほど、アーガイル柄は定番で正統派だしねえ(でも思い出したのは「PINKHOUSE」のソックス…ははは)。
結構この葉っぱに書かれてる文言にどきりとさせられたりしている。
「LOCK FROG」はショッキング・ピンクのふろっぐで、真っ赤な鍵を持ってる。で、「”心の鍵を開けてごらん”」なんて書かれてる上に「~素直になれないひとへ~」まで書かれてる。頑固で強情な自分を振り返り、何となく反省(するなよ)。
シャレが利いてたり可愛かったりで、ついつい集めるでもなく集めてしまったのだが。
フロッグスタイルオフィシャルガイド
ぽにーてーる
4901782460

こんなのまで出てたんだな。しかしどんどん新作出ちゃって、網羅は出来ておるまいて。でもこれまでのラインナップは押さえられるスグレモノでもあったりして。ちょっと欲しい……。

この「FROG STYLE」の楽しさは、いかに決められたフォーマットの中であらゆるモノを表現するか、というところにある、と思う。キューブリックなんかに通じるものがあるな。いかに定型の中に納めつつも、逸脱し過ぎることなく、かといって遊び心を忘れずに楽しいモノに仕上げるか。彩色の塩梅だけでもあれこれ出来るけれど、時々、デザインによってちょっとした小物が添えられる。でもこのまあるいフォルムは崩さない程度に。ある意味「限界に挑戦」。そこがいいのだと思う。

毎度新作が楽しみ。今度はどんなので来るんだろう、と。コレは安価なのと、コレクションするだけでなく実際バッグやお財布なんかにちょこん、とつけたりしても可愛いのでカブってもあまり気にならないところもいい(そうやって散財していくのだが!)。ちまちまとカネが飛んでます。カエって来い…↓(何を今更)
即訳!ふくおか方言集
中村 万里
481670650X

私が実力も能力も才能も努力も足りないながらも「学究の徒」のハシクレとして奔走(主に脳内での焦燥感が空回り、てのと、実生活に於いては研究室棟と図書館、教員の皆様方との間を、てヤツ)していた頃、これでもかとお世話になった先輩であり研究者である方が、これまでの研究と調査の実績とを元に本を上梓され、何と私なんぞにまでその御著書を送って下さった、のであった。

私信。御本を頂戴しておきながら、未だ御礼の手紙ひとつ差し上げることを怠っている私を許して下さい。突然の超個人的厄災に遭遇し、落ち着いて文ひとつ書けぬ状態です(こんな阿呆なブログは書けてる訳ですが)。いずれ改めて、落ち着いてから連絡させて頂きますのでどうかお待ち下さいませ。


御本人からのメッセエジによると、「やや不本意な内容(出来)」とのことで、拝読させて頂いて、その理由が少しわかったような気がした。

当初「いずれ本を上梓します」という御連絡を頂いた時は、私はてっきり「論文集」を出されるもの、と思っていたのだ。しかし、この本は、そういった論文として発表されたりした調査・研究・考察の結果を踏まえ、学問的見地を取ってはいるものの、一般読者に向けて分かり易く、かつ楽しめる内容になるよう心懸けて編集されたもの、なのであった。故に、本当の意味での生(き)の研究者の調査結果やそれを受けての考察というものの詳細がわからない。一般読者にはそれはそれでいいのだ。また、そのように編集することをも心懸けたことと思う。しかし、研究者ならば生の状態で、学問的に、内容や結果をどう受け取ってもらえるか、を問いたいし知りたいものであろう。そういう意味ではやはり「不本意」と思うのも宜なるかな、と思ったのであった(そういう意味じゃなかったらごめんなさい、ねーさん↓ ←また私信)。

結論から言えば、この本そのものは、とても楽しめる内容になっている。しかし、ある程度読者を選ぶかもしれない。

九州は福岡県をおおよそ3つの地域に分け、今も使われる方言を調査し、どういった文脈・場面で使われているかを分析、頻度の高いものを抽出し、共通語に「翻訳」するとどうなるか、を提示した元来の文(被調査対象となった、地元のひとびとが実際に話してくれたセンテンス、あるいは、多少分かり易くするためにアレンヂしたものも含まれるか?)に添えてある。
上段に「原文」、下段にその「訳文」。まさに「即訳」なのであるが、これが実に楽しい。と言っても、やはりある程度でもその地域のコトバというものに親しんでいないとこの「楽しさ」は味わえないかもしれない。少しばかり福岡の方言に親しんだ(と言っても、私が直接「親しんだ」のは飯塚、久留米、大牟田、とやや飛び地的だし、佐賀も居れば大分、北九州のひとも居て、と、正直、本当の意味では理解も把握もできていない、のだ。なので、私が話す九州方面の方言というのは、まさに大雑把に言う「九州弁」にほかならない。あらゆる地域のチャンポンになっていて、強いて言うならベエスが福岡県内とその隣接地域の方言である)私などは、実際にその音読すると「ん? コレってこのイントネイションで合ってるのかなあ?」と首を傾げつつも「あ、何となくわかる気がするわ、ニュアンスが」とか生意気にも思い、自然と笑い出してしまう。「こげん発音でよかろうか」と思いつつ音読(「ややこしや~」じゃないけど、ホントに、音読するとワケもなく楽しい。アレは何でなんだろうなあ。音読しては笑い出す、という気味の悪い女になってる)。しかし確かめる術はない。まさに生活に根ざしているものなので、地元の生え抜きの会話に耳を傾ける以外確認のしようがないのであった。
誰かがネットで感想を書いていらしたけれど、やはり同じことを思っていた模様。「CDつけて!」。会話例がこれでもかと掲載されている訳だけれど、それをいちいち「音」で確かめたい・聴いてみたい、と思ってしまうのだ。ホントに、地元のひとしか楽しめんとやもん!(つーか他地域の、まったく「ナマの」福岡なり九州方面の方言を聴いたことのないひとがコレに目を通すだけで、どんだけ楽しめるんだろうか、と思ってしまう。だからこそというべきか、地元「西日本新聞社」からの発行なのだが。私はたまたま聞きかじっていたから面白くて仕方ないんだけど。もちろん、言うまでもなくTVドラマ等で耳にするまさに「九州弁」はアテになんぞなりません。地元出身の役者の言うソレならわからないけれど。でも、早くから他地域に移住したりしたひともまた「生え抜き」ではないため、インフォーマントたる資格はないので参考にならんかもしれん……。ちなみに、即座に方言と共通語の切替ができるため、私は学生時代お世話になった日本語学の中でも音声学をメインに研究していらした教員に「インフォーマントとしては不向き」というちょっとカナシイお墨付きを頂いている↓ 思えば、地元の方言を話していながら突然九州方面の方言に切り替わり、挙げ句共通語になったりするんだから、……確かに不向きだ)

まったく未知の他地域に行くと、改めて、方言の持つ豊饒さのよーなものがわかる。たとえば、久留米にある大学構内に居るとしよう。久留米市内にあるといっても、九州全域から学生は集まっているし、他地域からだってひとは流入している(雪国出身の私だって居たわけだし)。とりあえずまったく異なる地方から来た私からすれば十把一絡げのように「九州方面」としか言いようのない種々の方言が飛び交う中、「あ。このひときっと生粋の久留米人だ!」とわかる時がある。同じ福岡県内出身でも、博多方面のひとと久留米のひとは違う。本当に私が「このヒトはくるめじん!」と思ったひとが実際そうだったのか、当たってるか当たってないかは定かじゃないんだけれど(笑)、「あ、何か似てるけどチガウ」ということが如実にわかる時があるのだ。イントネイションで。アクセント・レヴェルでは流石にわからないけれど(何を基準にするかにもよるし、私にはその基準を持ち得ないし)、文章で聴くとわかる時がある(だからこそ、語彙レヴェルでの調査とセンテンス・レヴェルでの調査とが必要になってもくるのね、と今また再認識)。

九州の方言(私の場合、こうとしか言いようがない。大雑把で失礼だとはわかっているのだけれど、何しろチャンポンだから。強いて言うなら福岡メインか?)、私は個人的に大好き。なので、とても楽しめた。今後こういう本を出される時はゼヒCDもつけて欲しい。気取らない、おじちゃん、おばちゃんや彼らが話すことばを聞いて育った子供たちのアリノママの声とコトバのもので。

はえ‐ぬき【生え抜き】
その土地に生まれ、そこでずっと育つこと。また、その人。生っ粋。

インフォーマント【informant】

言語学で、資料提供者。ある特定の言語をありのままに発音・発話して、その言語の分析に必要な資料を提供する人。(いずれもYahoo!辞書より)

文庫本程度のサイズがよいわ、ブロックでマンスリィ、見開き2週間のウィークリィ、バインダ・タイプじゃなく綴じてあるものでペン・ホルダア付表紙乃至カヴァがあれば言うことナシよ、きっとまた「ミ○ド」でそんなのが出るわね♪
……という一方的な期待をアッサリとうち砕かれたのであった。公式HPで次回キャンペエンはきっと「ス○ジュールン」が来るわ! と思ってチェックしてみたら。今年(というか来年分)のソレは、スリム・タイプかバインダ・タイプしかないらしい、ということが判明。
がちょーん……↓↓↓

毎年変えているひと、いつも同じだとつまらないわ、と思っているひとにとっては今年の「ミ○ド」の手帳はちょっと嬉しいのかもしれない。カラア・ヴァリエが16色ですと! ……そんなあってどーする。いちばん人気ある色をリサーチして今後に活かす気なのかい、「ミ○ド」。余ったのは福袋に投げ入れて誤魔化すのかい、「ミ○ド」(いや、廃棄処分になるよりはいいことだと思うが)。
そっかー……今年はスリム・タイプかあ……せっかく2年連続でサイズ揃ってたから、今後も同じサイズで、と思ってたけど、今年はダメかそうか。ううむ。
というわけで、市販のものから探すハメになってしまった。しかし、なかなか自分の欲しいモノの条件を満たしてくれるもの、というのが見つからない。まだまだこれからどんどん出てくるんだし、今から悲観モードになることにないのだけれど。
前々から「いいかも、でも何となくなあ」と使ってみたいものの踏みとどまってしまっている「文庫手帳」に手を出そうかどうしようか迷っている。
サイズとしても内容としても(詳しくは知らないけれど)なかなかの充実ぶりで、罫線も入っているということだし、ちょっとした日記帳替わりぐらいには活用できそうなのだ。価格も手頃(他社の「文庫と同サイズの日付だけ入った本」のほうが、より安いけれど。罫線入ってないからなあ。その分自由度も高いけれど、罫線はあっても無視できるから。無いものに存在させようとするのは出来なくはないけれど面倒だし)。
文庫手帳 2006
安野 光雅
4480421394

オンライン書店ビーケーワン:文庫手帳 2006
ただ、コレは「本当に」文庫本、でもあるので、その辺りがちょっと私に躊躇させる。……私は本をがっばあ! と開き切って読む、ということが出来ぬ性分である。京極氏の分厚い、枕になりそうな、ひとを撲殺できそうな、あの厚みのある本でさえ、背に、そして表紙に、開いたが故の折り目や割れをつくらぬように読む。薄い本であってもそれは同じ。
使用後、保存するのだが、それは手帳であって文庫でもある…ために、折り目だの開きグセだのがついた状態、というのに些か抵抗を感じてしまう(私は折り目がついたり汚れたりしただけで新たに本を買い直した経験が何度かある。何と雑誌でさえそれをやらかしたのだ)。手帳、と割り切って使えば済むことなのだが……ああ、どうしたものか(こんな次元で悩んでいられるとは相当阿呆というか暢気だな……↓)。
価格と表紙の可愛らしさにコレ↓もかなり惹かれたのだけれど。
memo2006 マイメモリー文庫
4043677049

如何せん日付が縦書き・中身真っ白(ちょっと女性には嬉しい一口メモ、みたいなのが一日一文掲載されている、という小技が効いてはいる)、ということで、新潮社の
マイブック―2005年の記録
大貫 卓也
4101208573

とほぼ同じ(価格も近いし、どちらも省けるだけ無駄を省きまくっているのでペエジ数の割にりーずなぼー)。あれ? そう言えば今年まだ出てない? 角川のはもう見かけたのに(と思って調べてみたら、今年は10月に発行の模様。毎年極端にカヴァのデザインが変わらないところなんかは好きで、初めて出た年に購入してみたけど、……やはり折り目ついたりするのが気になったり、結構な厚みで書き込みにくかったり、で挫折してしまった……勿体ないことしちゃったなあ、と思って、それ以来購入できない)。

それともこれを機にいっそ今までとまったく違う判型、あるいは洋書の糧後リィにあるような海外の商品に手を出してみるべきか。でも文庫程度のサイズがいちばん嵩張らなくて便利なんだけど。
――と、いつまでたっても堂々巡りをしつつ、書店や文具店を覗きにゆくのであった。

ついでに、久々に買おう、と思ったのが吉川弘文館の「歴史手帳」。これは一冊あると便利(って言っても、日本文学とか歴史に興味あるひととか限定かもしれないけど)。簡潔な歴史年表、歴代の天皇らの名前、文化に関する便覧的内容ほか、日本各地の祭りは網羅されてるわ、古来からの年号は西暦と併記されているのですぐに調べられるわ、そりゃもう便利。純粋に手帳としても使用できるんだけど、私には読み物として楽しい(歴史モノ読む時なんかも一緒に持ってると楽しい。というかついあれこれ調べてしまって先に進まん)。これも価格がお財布に優しいので、毎年使っている方もおられるかと。装訂はある意味素っ気ないけれど、逆にそこが使いやすさにも繋がっていてよいし(男性ユーザにとっては特に。チャラい装飾等一切ないので)。手帳としてではなく購入するなら、一度買うだけでずーっと使えるくらい。かつて購入したんだけど、引越のために行方不明に。今年こそ買っておかねば。
歴史手帳 2006 (2006)
吉川弘文館編集部
4642098321

休みの合わない友人と久々にゆっくりでえとを堪能♪ 好きなモノがある程度カブると極端に気兼ねせずあちこち回ることが出来ていいわねVv

我々的お約束のひとつ、「サーティワン・アイスクリィム」にて季節のフレイヴァア乃至マンスリィなアイスを味わうべく、まずは其処へ向かう。
「パンプキン・プリン」と「ロリポップ・キャンディ」がメインの季節モノだったのだけれど、私は前者と「チョコレエト・クッキィ・クラックル」をオーダー。「サーティワン」なら重く甘いのが好みだ。「パンプキン…」はキャラメリゼの苦みがちょうどよく絡んで美味でした。「チョコレイト…」も予想と期待を裏切らぬヘヴィな甘さ(でも好き)。
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……つい食うことに気を取られてしまい、うっかり食べ始めて後携帯にて撮影……食い気先行ですかそうですか↓ カタチがガッタガタなのはそのせいです。さーてーわんのおねーさんは綺麗にまん丸に盛りつけてくれますので!
で、ハロウィンのある月なので、カップでオーダーするとハロウィン仕様でくれるのね♪ 可愛い。スプーンもちゃんとオレンヂで。
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でもって現在キャンペーン実施中で、¥250ごとだかに1回籤を引かせてくれる。景品はジャック・オ・ランタンなかぼちゃランプ、ペン3種にバッヂ、だっただろうか。……当たってしまった。かぼちゃランプ。


いや、ぱっと見可愛いなあ、とは思ってたけど、……当たっちゃったか。今月の運をこれで使い果たしたような気がする……(涙)。もう何もイイコトは起きない気がするぞ。

帰宅後点灯して見ました。う。やはり可愛いかもしれない。
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ハロウィンのグッズなんだけれど、オレンヂの持つあたたかさが可愛らしさになる、んだろうなあ。




しかし、いきなり荷物増えたなあ、嬉しいけどこれから歩き回るの本番だってのになあ、と思いながらも輸入食材の店に寄り、うっかり見つけてしまう。
20051007233052.jpgオーストラリアはキャドバリィ社のチョコレイト入りポーチ・バッグ。くまのマスコット付。か、可愛い……ゼニがねえとかヌカしながらも買ってしまう。うがああああああ、どうすんだよ、どうすんだよう!! もう先がないわー!! って、ウダウダヌカしつつも結局は買うわけよ。はははー、また荷物増えたし。ちなみに、仕事先での休憩時間に使うマグ・カップ等を入れて使う予定。ああもう、可愛いわー(わかったわかった)。

その後予定通りカラオケに行く。谷山浩子を心おきなく歌えるのは友人同士ならではだな(はっはっは。それも暗いセツナイ系を! 「リカちゃんのポケット」とか「マギー」とかアレコレ。「SORAMIMI」とか懐かしかった…この曲カラオケに入ってるの初めて見たわ)。つーか、「UGA」! マニアな曲がっつりあり過ぎで嬉しいぞ! ふたりでこれでもかとマイナアな曲を歌い倒す(時折メジャア路線も混じるけど)。でもそれでいてこれでもか、と有名になった某韓流ドラマのテエマ・ソングなんかは見つからなかった。もしやハングルのタイトルで入ってんのか?(しかしアーティスト名で検索かけたら見つかりそうなもんだが…。イ・ジョンヒョンの「HEAVEN」なんてちゃんとハングルver.で入ってて、歌えたというのに。SHINHWAはごっつい有名かつ自分にとって好きな曲がなくてちょっとガッカリ↓)
アホみたいに歌い倒すと、今度は最寄りのショッピング・モールへ。新しく雑貨屋が出来たんだよ、と友人。偵察(?)に行き、店の傾向を知る。キャラものメインの可愛らしいお店でした。でもキャラもの以外も充実しててくれるともっと嬉しかったなー……。
これまたお約束の「ヴィレヴァン」にも行き、出物はないかと探索。ああ、ヨソの市にあるより大きいテナントに行きたい~。

あちらこちらを見倒して、友人とはやや夜も更けてから別れる。流石にこの時期ともなると、暗くなるのが早く、風が冷たい。でも楽しかったVv そして散財の嵐……↓
うっかり見つけたカプセル・トイにトライしちゃったりもしたし。お互い「何やってんだ、私…」と思いつつもコインを投入する手を止められない~♪

休みの日はだらだらして過ごすことが多いけれど、久々に自転車に乗ってちょっと遠くまで出かけたり、と珍しくあくでぃう゛に過ごして終わりました。今度友人と遊べるのは何時だろう?
また遊びましょうね(私信)。
テイブルと―女の子のための暮らしとスタイリング (2005秋冬)
編集部
4056041490

今秋出るということを綺麗サッパリ忘れ去っていた! 慌てて買ったじゃないか。くそう、昔の私ならこんな遅れを取ったりはしなかったというのに!!(学校帰り本屋に通うのが日課のようなヤツだったから、欲しいものだろうが何だろうが逐一チェックできていた…と言っても限られた財源では見送るだけで終わるんだけど)何しろこの本の編集子たちによるブログがあるのだが、更新がアホほど遅くて(滅多にされないだけ、とも)、どうせチェックしたって無駄よねえ、なんて思っていたら、…同じ会社の別な本を紹介するサイトですでに発行されていることが告知されていた…うおおおおおう! 悔しい!

とりあえず中身に行け、私!
肝心の中身ですが。創刊号(?)の「テイブルと」は、正直、漠然とした印象の、強いて言うならヴィジュアル要素が素敵ね、くらいの本だった。おまけというか付録というか、そういうものが妙に充実してはいたし(とても可愛い。アナログ加減も良かった)、内容も私の好みに沿ったものがほとんどだったけれど、如何せん纏まりが足りなかった。コレ、という核になるほどのものが見当たらないために、悪くはないけれど良くもない、という中途半端さが感じられる出来だった、のだ。
2号目。いいです。成長が見て取れるのが何だか嬉しい。今回は「ロマンチック・グランマ・スタイル」なるテエマをどん! と提示し、それにほぼ沿ってレトロにして新鮮な「可愛い」のあれこれを提示してくれている。

少女の究極進化型、それは「おばあちゃん」!

いいねえ。何かこう、年齢を重ねることに前向きになれそう(笑)。とは言うものの、やや残念なのは、ここで登場し取り上げられる「可愛いを身につけ纏い体現し得る」おばあちゃん、はほとんど欧米の彼女たち、なのだ。レイヤアド・スタイルにエプロン、結い上げた髪。妙に老け込んだ服なんて着ず、愛用してきたものを大切に、かつての自分と今の自分とに似合うように着こなして、あるがままを受け容れると同時に表現もしている、可愛らしさの中にもどこか凛とした何かをも潜ませた存在。蓄えられた豊かな知恵と過剰ならざる教養。……日本の可愛いおばあちゃん、て、乙女魂みたいなもんが少しばかり足りない。というよりも、それを保持し続けて「少女」をも内包し得る成熟した女性としての「おばあちゃん」をあまり見ない気がする。まあ文化とか歴史だとかの背景もあるんだけれど。いや、ちんまりした、存在そのものが可愛らしいおばあちゃんてのは居るのだ。でも、乙女魂、少女魂、みたいなものが足りない、かなあ。もっとも、どこの国もそういうおばあちゃんてのは居るだろうけれど(そういう意味では自分の母が程良くイイカンジで乙女魂を潜めたばばあになってくれそうで嬉しい。彼女は何歳になろうと美しいもの、可愛いものが大好きだ。私にとって永遠かつ至上の「イイオンナ」だ。親馬鹿ならぬ子馬鹿と呼んでくれ)。

……なんかリクツっぽく(というよりワケわかんねえ)なってしまった。とにかく、「おばあちゃん的少女系可愛い」がヴィジュアルや文章であれこれと綴られていて、何だかほんわか和みます。モデルのhanae*ちゃんがあんなに若いコなのにリッパなまでに「ばばあ」していて微笑ましいの(笑)。ああ、何だか敢えて「ばばあ」呼ばわりしたい。瑞々しいばあちゃんなの。でも適度に老けてる(笑)。彼女の老成っぷりがよくわかる。というか、そういう部分を写真にできる、印画紙に焼き付けられるカメラマンの腕も素晴らしい。スタイリストはかの有名な大森さんでした。流石だ。童話に出てくる愛らしいおばあちゃん、という雰囲気を持った「(広義の意味での)少女」のためのスタイル。うむ、確かに究極かもしれぬ!

ガーリィさ満点で、乙女魂保持者にはたまらん出来でした。流れる空気や漂う雰囲気のようなものも、何とも穏やかで心地いい。時間をかけてポタアジュ・スウプをつくる時の気分になれる(多分ね。つくったことないから知らないんだけど、本当は)。

甘すぎないすうぃーとさが大変美味な一冊。
ぷちサンプルBOOK
ぷちサンプルBOOK編集部
486191065X

今までに「海洋堂」が原型を担当した食玩の総合カタログめいたものは、何冊が発行されてきて、出るたびに購入していた。カタログ、というカタチを取った書籍も好きなので、ラインナップがタブっていてもつい買ってしまう。購入できなかった作品も見られるし、場合によってはシークレット・アイテムも見ることが出来る。

満を持して、という気分。ようやく出てくれたなあ、と。出そうで出ない冬の幽霊のよな本(どんなたとえですか)がようやく。
リーメント社の食玩「ぷちサンプル」シリィズ、「Myスタイルコレクション」シリィズの、これまで発売されたラインナップ、現在最新の商品までを網羅したカタログ本。しかも完全新作金型つくり起こしのおまけ付で税込¥1,300。お買い得♪
ちなみにおまけは「鮨桶(本編での表記は「寿司桶」)。上ネタ揃いで立派な蓋付の桶に鮨がぎうぎうに。ガリも醤油(あの魚のカタチしたアレ)もついてます。バランまで。芸細かいな、相変わらず。ギョクは別に添えてあるてえのはちょいと通なカンジで(笑)。

内容もなかなかの充実ぶりで、価格といいサイズといいちょうどいいかな、と思える。入門編としては十分、とでも言うか。これまでコレクションしてきたひとにも振り返ったりこんなのもあったっけ、と再認識したりと楽しさがある。すべてのシリィズひとつひとつが見られるのだけれど、色違いver.が見られないのと、商品によってはシークレットが未掲載なのがちょっとだけ残念。ネットに接続できる環境にあると、どれほど「シークレット」と言われていても「公然の秘密」もいいところで、わかっちゃってるんですが、そういう環境にないひとにとっては「お楽しみ」の要素が薄れてしまうかもしれないから、という配慮から、なんでしょうね。でも色違いver.くらいは入れて欲しかったぞ。あと、箱(パッケイジ)の写真も。結構重要なんだがなあ。箱そのものが目印になって、売場で見つけやすい、というのもあると思うので(もっとも、人気があるので、大抵の店では「一等地」に置かれていることがほとんどで、探す手間もないといえばないのだけれども)。デザインそのものもなかなか洒落てて好きなのになー。中身全部(それも通常版のみ)とブックだけ(これもどれかのひとつ、だけ。一品一品にレシピやちょとしたエピソオド等が記載されていて、それなりに楽しい添え物なのに)、かあ。そこんとこ、瑕瑾と言えなくもない。

記事もそこそこ充実していて、開発担当者へのインタビュウ記事だとか、ファンの座談会(ある意味微妙だが↓)、ディスプレイのアイディア集に、通常とは違った楽しみ方の提案なぞも。この本の制作に当たったひとたちも好きでつくったんだろうなあ、という「気分」が伝わってくるところも好感度高し。
未購入の商品のラインナップも改めて全品見られて、ちょっとした、ササヤカ~な眼福で御座いました。
巻末には「コレクション・チェック・リスト」があり、自分の所有しているアイテムとその個数が記録できる仕様。ははは、いいねえ。実用度アリで。でも私みたいな人間じゃ2冊買わないと、だよ(とほほ~ん↓)。

購入者の大半が女性なら、開発者も全員女性、と、初めて本格的に「経済的に余裕のある女性」をターゲットにした食玩を手がけた、と言えるのではないかな、と(現在の食玩ブウムの嚆矢的存在「チョコエッグ」も、男性がメインで、そもそも「海洋堂」専務なんて「女子供はこういうもんを買わない」とまで言っていたくらい。違うよ、専務。その「オンナコドモ」と一括りにされるような層が欲しい! と思えるようなアイテムを生み出せなかっただけ、だよ。この発言目にした時は「ヒトのせいにしてんな!」とちょっとムッとしたものだ。むろん、海洋堂が提示して見事に人気を博した、アリモノ=キャラクタア/版権モノではないモノ、でもそのクオリティで購買層を増やせる、ということを証明して見せてくれた訳で、「チョコエッグ」のコレクタアには女性も居るけれど。だから、「アリス」なんかを出してくれた時は、テニエル卿の独特かつ細密なイラストを立体化して見せる、という試みでもあったけれど、女性も購買層として視野に入れた結果かな、と期待したんだよな。でも今でもやっぱりメインは男性として見てる気がしないでもない)。それこそ、やれキティだペコちゃんだと既存の人気キャラを使うことなく、クオリティで勝負したらウケた、慢心することなくさらなる向上に努めた、それが今の「人気」を支えているのではないかな、と。再認識したのでありました。
アリモノも個性が感じられるものなんかは好きだし、面白いなあと思うけれども、そうではないもので勝負かけてくるのはもっと好きだ。もうその出来とコンセプトやマーケティング、ぶっちゃけ「勘」を信じて突き進むという博打精神で前へ、それはとても粋ではないか。採算取れないと困るし、売れないともっと困る、それもわかった上であえて打って出る、そこがいいなあ、と。開発者側に一種の妥協がないことも成功した鍵かな、と生意気にも思ったですよ(新たなラインナップが紹介されるたびに正直呆れている・笑。だってアホみたいに凝りまくりなんだもの)。

まだまだ新作ラッシュは続くそうで。楽しみなようなコワイような。この本の第2弾がつくられちゃうかもしれないくらいの勢いなのだけは確かですな。
水に棲む花 4 (4)
篠原 千絵
4091383955

ようやく手元に届いた。「まとめて発送」にするとほかの発送予定に引きずられて到着が遅くなるとこが少しだけ惜しいなー。

もとい。読みました。最新刊。確か本誌ではクライマックスに向けてあれこれ展開してる、ハズ。コミックス派なので雑誌は読んでいない(本当は雑誌も買って読むことで作家の人気・認知度を編集側にも伝えたいところなんだけど)。とりあえずはお約束の展開、というヤツがやってきました。それでも途中の展開がなかなか読めないところが篠原作品の面白さ、というヤツでして(着地点も結構スゴイ時があるのでさらに侮れん・笑)。

前にも述べているけれど、私個人の中では、これは「蒼の封印」の焼き直し的作品として位置づけられていて、故に「ハナシが『蒼~』に似ていてつまらない、想起させる作品であるが故に少々物足りない」という感想は当たらない、と考えている。篠原氏御本人はずっと今に至るまで「蒼」を失敗作、と明言して憚らず、故にそのりべんぢを今ようやく果たしているのかな、などと思っている。でも、「そのまんま」では無論なく、この物語はこの物語としてちゃんと独立している、と思う。まあ似ている、と感じるひとが居るのは無理ないし、それ故に「期待していたよりもつまらない」「似たようなものは描かないで欲しい」という感想も宜なるかな、と思う。でも、「習作」と位置づけるのが妥当となった作品をある程度解体して後新たな形に昇華させて発表、というのもそれはそれで興味深いので気にならない(逆に比較する、という楽しみが生じるので)。……ブンガク畑だからか?(小説家は同じようなモティフや構造のものを何本も発表していたりするし、それ故にその意味づけや意義を考えるのが面白かったりもする)

前作「天(そら)は赤い河のほとり」同様、篠原作品にしては男性が活躍している。基本的に「ヒロインの後を追う」のが篠原ヒーローなのだが(笑)、今回もヒロイン・六花(りっか)を愛するが故に奔走するヒーローが描かれている…のだけれど、結局自分の意志を決然と表明したのがヒロインである辺りがやはり彼女の作品だなあと思わせられたり(笑。もっとも、ヒーローはヒーローで秘密というか謎を背負ったまま、この第4巻目まででもあれやらこれやら完全には明らかにされていない部分が多いまま「暗躍」しているので、ヒーローはヒーローなりに自分の意志を表明し、行動はしている)。

「肉体的に結ばれること」がファクタアになることの多い篠原作品、今回もキてますキてます。オンナノコにとって大切なこと、でもある、から自然と絡むのでしょうが。しかし今回は命懸け。ヒーロー・楪(ゆずる)は白龍の化身で、一族の「リッカ」という娘の命を喰らうことでのみ白龍――本来の姿に戻ることが出来る、甦るという設定。お互い明かしていなかっただけで相思相愛だったふたり。楪は何かを胸に秘めたまま六花を抱く(=喰う)ことを告げ、六花もまたそれを受け容れて結ばれるが……という辺りでこの巻はオシマイ。先の展開、ある程度の流れは読めるけれどどう来るのか、が楽しみ(ナンボなんでもヒロイン××のまま終わらないでしょー)。

ヘンにダレることなくスキッと終わりそうだなあ。それはそれで楽しみ、かな。最近の少女まんがも無駄にダラダラ長くなる傾向にあるから。待て次巻、ということで。
そう言えば、今回の物語はヒーローもヒロインもどちらも能動的、だな。巻き込まれ型ではあるのだけれど。ヒール側は何時でも行動的・能動的なんだけど(ははは)。どう落ち着くんだろう。やはり楽しみ♪

表紙も裏表紙も、カラア・イラストは野郎オンリィ。女の子キャラ好きの私としてはちょっとサビシイ…。
P:キャラ THE KING OF FIGHTERS 不知火舞 & 麻宮アテナ
B0009HBI2S

「ぴんきーだから」という理由で迷わずオーダーしてしまったのだけれど。いざ手元に届いてみると、何となく戸惑いが生じている自分に気づいた。
……キャラクタアまんまをぴんきーに、って、……ある意味つまんない、か? ひょっとして。
とか何とか。
キャラクタアのコスチュウムはそのキャラの個性そのものなので、これを崩すこと、新たな組み合わせを試みること、に意味はあるんだろうか、とか、根本的なこと(つまり、今更なコト)を問う自分にまず首を傾げざるを得ないのだけれど。
首から下をどう組み合わせようとそれはそれでその特定のキャラクタアに新たな物語を付与させられるけれど、そもそものコスチュウムを他のぴんきーに合わせたり、他のボトムスやトップスと組み合わせたり、はなかなかビミョ~~なものを感じる。
ピンキーストリート エヴァピンキー PC-001
B0007U92OS

これはど真ん中、だったんだけど。そもそものキャラクタアのコスチュウムそのもの、ではなく、ちょっとストリート・ファッション的なアレンヂを加えてあって、遊び心も感じられて、純粋に「おお、いい出来だ!」と嬉しくなった、んだけど。今回のはまんまのコスチュウム、だからなー。
Pinky というフォーマットに則ったそれぞれのキャラであって、ぴんきーそのものとは一線を画するモノ、になった気がする。買っちゃったが。
天上天下×Pinky:st. THE GREATEST TAG BOX Round 03:五十鈴
大暮 維人
4089080371

コレ↑だってキャラそのもの、ではあるんだけど、コスチュウムに関して言えば、制服ver.以外は「そのキャラクタアにはいかにもな衣服」というカンジで、必ずしも「お約束のコスチュウム」という訳でもない分、「お、これはまた新たな挑戦ではないですか」と思えた。初の「袴」というアイテムもちょっと新鮮通り過ぎて「こりゃ異種格闘技ばりにとんでもねえ組み合わせでコーディネイトするしかねーよ!」と苦笑したものの、楽しみだったりもした。
んがっ。……どうしようかね、このアレでナニなコスチュウムは↓ いや、そりゃコーディネイト楽しめない訳でもないんだけど。高い位置で結い上げたポニィ・テイル、はなかなか嬉しいパーツだけど、コスチュウムがのう。ううむ。
とまあウダウダヌカしている割には、某少女まんが誌の人気作品のキャラクタアのぴんきー全プレ申し込んじゃってる馬鹿なのであった(しかもこれがまた作中で着ている制服の夏服・冬服ver.という、奇抜さのカケラもないが故に、嬉しいようなサビシイような、という微妙さ。「天天(「天上天下」ね)」のぴんきーが今のところ成功例、かなあ。ぴんきーというフォーマットに則りながらもキャラクタアの個性を活かした、と思えるのは。「EVA」はコスプレ感覚だからまたちょっと別物)。鉄板の馬鹿じゃん……↓

オリジナルの第5期が鬼のような可愛らしさで、やはり「誰ということのないカノジョ」というオリジナルがいちばんかなあ、と魅力を再認識したのでありました。元々「アリモノ」ではない所から出発して今の知名度や人気を誇ってるだけあって、オリジナルがいちばんいいな、と。
ピンキーストリート シリーズ 5 ピンキー # 14
B000BHEJ18

コレ↑なんてごっついツボだ! 可愛い! 少しクールな顔立ちなのもイカスVv ええ、もう一体と一緒にすでに予約済でしてよ。
何だかんだ言っても、結局新作出ちゃうと購入してしまうカナシイ性。ええ、今後も購入予定詰まってます(涙)。
  
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