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タイトルの投げやりさ加減に絶望した!

色んなコトに翻弄されている内に1年という時間が経過していた、というカンジでした。何だかあっという間だった。トシ食うと時間の経過は速くなるのか? 遅くなるんだっけ?

不愉快なことと嬉しいことの比率があまりに違い過ぎてツラかった。来年はもう少しマシな年になればいい、というか積極的にそうなるよーに努力せねばいかんなあ、としみじみ。日々ヒトを呪っていた気がする(笑)。些細なシアワセがとても愛しいように、些細なムカツキがひじょーに不快でどうしようもなくて苛々させられたり(箸の上げ下げにすら文句を垂れる小姑のように、友人知人の何気ないヒトコトや態度にすらブッちぎれていたりした)。自分の器の小ささがイタイ~♪

ここ数日の悔しいコトと言えばなかなかブログの更新が出来なくて、年明けまでに日付全部埋めることが出来なかったのが! くっそー!! ものめっさ悔しい。一日一記事を目指していたのに! でもって、出来るだけ更新はマメにやろう、と思っていたのに!(読み手は少ない…というか皆無に等しいが)自分に課していた決まり事すら実行出来ない、つーのはどうなのよ↓ でもやる。年が明けてからも記事で必ず埋めます、全部!
反面、自分にとってのみ嬉しかったのは、本来やろうやろうとしていたコト(これがまた自己満足の権化みたいなモノなんだが。というか、所詮何事も基本的には自己満足であろうと思う。それが他人にとっても面白いか否か、だけで。つまんない記述しかないブログでも読まれてる事実を見ているだけに、尚更「おお、自己満足でいいんだね♪」と勇気づけられるし・笑)がようやく出来そうになったこと。メドが立ってよかったわー。

マメに見に来てくれる友人知人の皆様方、ありがとうございました。「管理人にのみ閲覧可」のメッセばっかりくれる君(おまいさんだよ、読んでるだろ、コレも! 返信できねえのわかってて言いたい放題言いやがって・笑)や、メエルで感想等を寄せてくれるアナタ、来年もよろしかったらおいで下さいまし。


偶然見に来てメッセエジを残して下さる方々にも感謝を。なかなか勇気が要るので素直に有り難いです。ココのブログは検索そのものにあまり引っかからないらしいので、何らかのカタチでココに辿り着いて頂けるだけでも嬉しいくらいです。
一時期ココは閉鎖しちゃおうかなあ、と思っていたのですが(元来飽きっぽいのであった。ついでに、あまりレスポンスの頂けない糞ブログなので、一時期「コレって何かもうどうでもよくね?(いや、最初からどうでもいいんですよ、紫堂さん)」と思い始め、全部削除するか? とか思っていた)、もう少し続けていくつもりです。文章って、書いてないとホントにダメになりますな。書いてても実感するから余計に。リハビリは続くのであった。

そういう訳で。来年もまたこの庭で地味~~~にお待ちしています。
よい御年をお迎え下さいませ。

今年もまた例年通り母のつくった鮨を貪って暮れてゆく我が家。多分明日の夕食も鮨……。お節食べる習慣が無いと正月も結局働くのだな。この写真↓以外にもまだあるという恐ろしさ。家族3人なのに!
年越しの鮨。

ハラが重い……↓ 父! ビールはいらん! ハラが余計に膨れて鮨が満足に食えん! 断るとヤな顔するから我慢して飲んでるが500ml缶をフツウに寄越すな、ボケ!! ←そして文句は垂れても飲むだけは飲む私。鯨飲馬食の年末年始。ダイエットの神様(何だソレ)がお怒りです……(涙)。

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書店で見かけていたからタイトルは知っていたけれど内容や読者層はどういうものなのか良く知らなかったし、買うきっかけもなかった。今回偶然買うきっかけ、を得てしまったので購入。これが今年最後の書籍(雑誌だけれど保存決定しているものは私の中では書籍扱い)となる。
一個人200602

「一個人(いっこじん)」。今回は丸ごと「書く」をテエマにした特集(どちらかというと、間に余計なものをせこせこ挟まずに雑誌一冊丸ごとひとつの特集を組んでくれるのは男性にウケそうな雑誌に多い、んだけど、この雑誌の購買層のボリュウム・ゾーンはどの辺りだろう? 20代はちょっと少なそうな感じがした)で、ここ数年「書く」ということに興味がある私にはテエマそのものがツボだった。しかし、それだけでは出費の多い年末年始、あえて購入はしなかったと思う。
「クラフト・エヴィング商會」が絡んでいたから。決め手はコレ。某掲示板で彼らが絡んでいることを知って、早速公式サイトに行ってみた。

彼らのデザインした便箋と封筒が綴じ込み付録としてついているのだけれど、これがまた何とも洒落ていて、「未来の自分に宛てて書くと、一年後の忘れた頃に届く」というのだ(出版社宛てにこのレタア・セットを使った手紙を同封した専用封筒を送ると、出版社が管理保存し、一年後に投函して送り返して(?)くれるのだそうな。「つくば博」の時のタイム・カプセルみたいなカンジ(あれはもっと時間が経過してから届けられる企画だったけど)。
デザインそのものも無駄にゴテゴテしてなくて、すっきりしていて、それでいて彼らのいつもの持ち味がちゃんと出ている上品でシックなデザイン。紙質も何だか良さそう(まだ封入している透明な袋から取り出してない↓ これも貧乏性の為せるワザか↓)。書いて送っちゃおうかなあ、と思っている……のだけれど、確実に受け取る一年後、読んで死ぬ程赤面しそうな気がする(笑)。
ちなみに、この特集を組んだ2月号は12月26日に発売されて、すでに店頭にある筈です。「未来の自分宛の手紙」は、1月25日まで受け付けてくれるみたいなので、出してみたい方はゼヒ書店へどうぞ♪
企画そのものが何とも言えず「クラフト・エヴィング商會」していてたまらんですVv

特集そのものは、文章、手紙、書、と多岐に渡っていて、どれも興味深いのだけれど、少しだけつかみどころがナイカンジ。直接的過ぎない、かと言って間接的でもない、というちょっと模糊としたところがあって、それが味なのかな、と。
何度読んでも泣ける円谷幸吉氏の遺書、肉筆のものが掲載されてますが、……何とも言えず胸に迫るものがあってやはり泣けました(検索をかけるとネット上でも読める。肉筆のモノではないけど)。感謝を捧げることばに潜む、耐え難いまでの無言のプレッシャアへの微かな恨みと哀しみが何とも言えず。
「書く」がテエマであるので、「周辺」にも焦点を当てて、かの「伊東屋」と文具、書く環境としての図書館・自宅なども取り上げられていて、濃密だけれど不快感のない空気が終始流れてる。ふ、と取り出して何度も何度も眺めるようにして読んでしまう。

「書く」ことに興味のある方にオススメ。ほかの色んな記事も大人の小粋さが感じられて楽しめました。
アマゾる―オンラインショップAmazonをとことん限界まで使いこなすこと
津田 大介
4839917302

21日に、あ○ぞんに本の注文をする。点数12。その時点で、内10点が「24時間以内に発送」、1点が「予約受付中」、1点が「2~3日以内に発送」と表示されていた。「予約…」の1点は26日発行のもので、これさえ入荷すれば注文したものが揃い、発送になるんだろう、と思っていた。この「予約…」の入荷待ちをしている間に「2~3日以内」の書籍も揃うだろうし。

甘かった。砂糖に蜂蜜入れて黒糖まぶしてコンデンス・ミルク入れた後モラセスとメイプル・シロップ加えて攪拌しながらガム・シロップを混ぜてさらにスピードワゴンの声ががさがさしてる兄ちゃん入れたくらい私の見込みは甘かった。
29日本日現在発送予定日は早くて「1月1日」……。

注文した私が馬鹿だったよ。

26日現在の頃なんて発送予定日は何をどうすればそこまで遅くなれるのかわからんが1月中旬から2月初旬を予定されていた。はぁ!? 何でよ!? 26日入荷の本が「24時間以内」に切り替わるまでに、「2~3日以内に発送」の書籍だって揃えられるのではないの?? それとも何か、キャンセルあったら困るから揃えてはおかないのか?(その割に、あまりに待たされるからキャンセルしようかな、と思っていた矢先に「発送手続きに入ったからもうキャンセル出来ないよん♪」の表示が出て数日も待たされたりするんだが!)21日から26日に至るまでに4~5日あって、「2~3日以内に発送」の書籍が揃えられない理由って、何だ?(予測回答:「そこまでいちいちチェックできるほどヒマじゃないから♪」)

9割が「24時間以内発送可能」になっていて発送予定が1月中旬以降たあどういうことだ。でもって、「24時間以内に発送」の本11点に、いちばん遅くに入荷する書籍が発送可能になるまでに入荷できたであろう本があるにも関わらず未だに発送できねえのは何でなんだ? ……それを尋ねるべくメエルをしてみる(どうでもいいが、何だってあまぞんは問い合わせ用のメエル・アドレス等すぐにわかるように明示しておかないんだ? 導入もないし。ヘルプ・デスクにはアホみたいにFAQ掲載してるけど、そのペエジにも「解決しない場合はこのアドレスへ」とか明記しておいてくれよ)。すると、こんな返信が来た。
「配送予定日が最新の情報になってなかったから変えておいたよ。入荷した順に受け取りたかったら、『アカウントサービス』から分割発送に切り替えてね! ¥1,500以上なら送料無料になるからそういう風に調節して分割発送選ぶといいよ♪ 今回は迷惑かけちゃってごめんね!」(意訳)

いやいやいや。訊きたいのそういうことじゃないし。

私の日本語がそんなに拙かったのか……↓ 9割「24時間以内発送」可の書籍+未入荷本が入荷するまでに揃えられたと思われてもしょーがない本、を注文して、何故26日を過ぎた時点ですぐ発送に取りかかれないのか、と尋ねたつもりだったんだが。誰も配送予定日おかしいから本来の予定を教えろ、なんて訊いてないんだよ、カスタマー・デスクの中のひと。
オーダーした本を読んだ側からココでレビュウしちゃお♪ とか思っていたのがすべて計画丸つぶれ~~♪(更新が滞った理由のひとつがソレだった……)
執念深い私はメエルに付記される「解決しない場合」のアドレスをクリック、再度尋ねる。
「私の質問の仕方が悪かったのか、欲しい回答が得られないので再度メエルを送信する。私が訊きたかったのは、『9割方24時間以内に発送可能の書籍と、それまでに揃えることが出来たであろう書籍が未だに揃わず発送の予定時期が随分先に設定されているのは何故か』ということである。発送可能時期の表示を一応信頼しての注文だと言うのに、それほど時間がかかるのならば、余裕を持たせた時期に表示を変えてくれ。信用して注文した客がいけないのか?」(意訳)
それに対して来た回答。あれこれ色んな前置きは省略して私が愕然としたとこだけそのまんま抜粋。
「『○○』(唯一「2~3日以内に発送」になっていた本)の入荷状況について担当部署に確認したところ、こちらの商品は、本日から起算して3~4日程度で入荷する見込みでございますが、年末年始の配送事情から、この情報も多少前後する可能性がございますことをご容赦くださいますようお願い申し上げます」

それまで何してたんですか、アンタら。

「本日から起算して」!? ナニソレ。だからさ、それまで何してたのよ?

何十万点という商品扱ってたら、そりゃ目の届かない所、手の届かない所、及ばない所もあるでしょうよ。それはわかってる。わかってるんだけど、だからって今回のこと「あ、そうなんだー♪ あははー、しょーがないねー」なんてカル~~く流せる気分にはなれねえなあ。でもって、こういう思いしてるひとが私のほかにも確実に何人も居るんだよなあ(某掲示板で確認済↓)。ヨソのネット書店に出来てもあ○ぞんには出来ないのかー? ヨソはちゃんと届いてるよー……(涙)。

一日に何百件と注文受けて、何百件とこなしてて、大変だろうとは思うんだけどさあ。ヨソのサイトにオーダーしとけばよかった、としみじみ思った、今回は。21日から26日までの間に入荷させられなかったのなら、入荷予定日をもっと余裕持たせて表示しといてくれよ(もっとも、一点一点に目が届かないのは自明の理でもある、と思ってはいるのだが! ……でもヨソはもう少しテキパキしてる、というか、連絡・対応が迅速だな)。だったらその時点でその一冊だけキャンセル入れてたよ。今はほかにオーダーしたいもの(……は本当は山のようにあるんだけど、予算の都合上)ないから、キャンセル→ヨソに注文、とまではする気ないし。

b○1、サイトのリニュウアルしてから、サイトそのものはどーにもぴんしゃんしてなくて苛々させられることが多くなったけど、それでもカスタマー・デスクの方々の対応はしっかりしていて迅速丁寧。
以前到着した本の表紙がヨレてて返品・交換を希望し、受理された時のこと。配送業者のク○ネコちゃんがどうも荷物を紛失したらしく、到着しなかったことがあった。その時、何か本1冊にヘンにコダワっちゃってヨレてたぐらいでウダウダ言うなよ、と思ってるだろうなあ、と思いつつ、「今回、私のミスで到着しなかったって訳ではないけれど、色々お手数おかけして申し訳ない気分になってる」みたいなメエルを送ったら、「当方では、注文を受け、お客様のお手元に確実に届き、喜んでいだけるまでが業務で責任」とコピペではない文章(と思うことにしてる)で御返信頂いた。ココは何かトラブっても誠実に対応しようという姿勢が見られて、そこが好き(ちゃんと署名入りでメエルくれるし。あ○ぞんは利用者に「どうせコピペの文章だろ」と言われることが多いし、実際そう思わせられるような文章で届く……)。でも、今回たまたまコチラで扱ってない書籍も注文するつもりでいたものだからあ○ぞんにオーダーしちゃったんだけど。

失敗でした。

いや、あ○ぞんも、そんないつもいつもダメ、という訳でもないんだけど(そうだなあ、6割方満足してる。←微妙やんけ)。「もう発送準備に取りかかってるよ♪」と言われてから数日後に発送、てのも何度も経験したし、「待たせてごめん、でもアンタ欲しいって言ってた本、もう版元にもないんだってー」てのも数回あった(でもまあ、後者に関してはb○1も同様のこと何度かアリ)。

大規模だとこういうことはままあることなんだとは思うものの、よもやこんなに待たされるハメになると思っていなかったし、発送時期の変更=引落の期日の変更にもなるのでなおさら困る。地元に何でも揃ってるお素敵書店があったら地域活性も図ってそっちで買うよ、ちくそー。

別に急いでいた訳ではないけれど、読みたい時に届かないこのモドカシサ。自分の馬鹿さ加減が悔やまれる……。
12月中に発送終了予定、ということだったけれど、まだ届かない、もうじき「今年」でも「12月」でもなくなるなー、そう思って、いつも拝見しているHPに確認しにゆく。そこでは新作情報や発送に関する進捗状況等もわかるから。
え。1月までに発送終了、に延期になってたの? 一応公式サイトにも行ってみる。今は全プレの進捗状況だとか把握し易くなって有り難いといえば有り難いわねえ。
とかそんなことを思っていたら。母が昨日の寝しなにこう言った。
「あんた、郵便見た?」
「は? ゆうびん? いや。見てないよ。何か来てる?」
「玄関に置いておいたの。アンタ関心に気づくから大丈夫かな、と思って」
「いやいやいや。はよゆうてくれよ」
見れば上がりかまちにちょし、と箱が。荷姿見るなりそれがナニかわかった。
届いてたんじゃん、「フルバ透ピンキー」 !

今年の夏頃雑誌で全プレとして高屋奈月氏の「フルーツバスケット」のヒロイン・透のPinkyが登場する、と聞いて、買ったこともない雑誌(友人が購入していた時期に貸してもらったり、立ち読みはあるけど、思えば買ったことってなかったわ……)の読んだこともないまんが(あれほど人気作品なのにまたく食指が動かなんだ)のよく知りもしないキャラクタア(まあ絵的には知ってるのだけれど。まんが情報誌買ってたからどういう作品か、とかオボロゲには知っている)が「Pinkyになったから」、その一点の理由だけで買うことになるとは……ははははははは。
フルバぴんきー。

可愛くないとは言わないけど、可愛いとも思わないという微妙な出来なのは雑誌掲載時ですでに知ってはいたが、……金谷氏のイラストの状態のがいちばん可愛かったかな(しーん……)。原作の絵を活かしたのがアダになったっつーか……(それは禁句♪)。なんか瞳に覇気が感じられないんだよなあ。見慣れてくると「まあこれはこれで可愛いか」と思えてきたが。
透冬服ver.。

冬服と夏服、と制服のみというのも何だかサビシイ(すっかり忘れ去られそうな「ダ・カーポ」ピンキーも制服ver.で出るし。っていうかさ。本当に出るかね、アレは!)。制服モノはオリジナルのラインにも結構あるし、ちょっとおなかいっぱいな気分になってしまう。トレエド・マアクみたいなもんだから、透というキャラが明確になるとは思うんだけど……うー……。
オプションの小物……一応イキモノだから小物扱いはヒドイか、猫と鼠とおにぎり(笑)がついてきたのは可愛いと言えば可愛い。特に猫はツボ♪
ねこVv

……こういうちまちましたまったくのつくり下ろしがあった分、肝心の服……ボディのパアツがちょっとサビシイ。まあ工程の関係で制服のラインが2本→1本になるかも、と言ってたらしいのがちゃんと面倒な2本ラインを実現させてあって、そういう意味では細かい仕事してるんですが。パンチには欠けるよなー。やっぱあれですか、やっつけ仕事(以下自粛)。
あとはリボンのパアツが2種ついたので、互換性あってほかのピンキーともあれこれチェンジして楽しめそうなのはいい、かな。「着せ替えセット」と銘打ってはあるけど、「着せ替え」の醍醐味が味わえる程でもなく、ある意味ピンキーの新規ファン(? ユーザ?)獲得の一環みたいなものか、とやや邪推めいたものが湧かないでもない(笑)。「着せ替え」させたいならほかのぴんきー買わざるを得ないもんねー。女性ファンもそれなりに居るとは思うけど、やはり男性ファンの方が多そうだしなあ。この全プレのために雑誌を50冊買った、とか言うひとも居たらしいし。大きいオトコノコのオトモダチの経済力は流石だな。
ベエスが付いたのは少し嬉しい、かな。まあこの足だと自立がムズカシイから付けるのも当然か。

何はともあれ年内に到着して一安心。まだパッケエジから出してもいないぜ(林檎も出してない、そう言えば)。って、年末に必死こいて着せ替えに熱中してるヒマなんぞあるかい(駄文打つヒマはあるけどね↓)。
誰にとってもどうでもいいことなのだけれど、そもそもこの「拠火園雑録」というのは、以前登録していたブログ・サイトをおん出て、別な所で続けようか、となった時に、同じタイトルでやっていくのも何だか躊躇われたために、ストックしてあるモノの中から引っ張り出して、無理矢理つけたよーなもんでした(最初は「拠火園の真ん中で。」というタイトルにしよーかしら、と実際やってた時期があって、特定の記事乃至関連事項をネットで検索かけるとこの古い仮タイトルが出てきてやたらと恥ずかしい思いをする↓)。
そもそも「館」(殺人事件が起きたり、孤島にひっそり立ってたり、見ず知らず同士がいきなり招集されたり、密室状態の孤立状態にさせられたりするような場所、ではない)があって、その「中庭」としてあるのが「拠火園」なる名前を冠した庭、という設定があった、のであった。名前の通り、螢の光と、月明かりだけが光源の、昼ですら薄暗い庭、というイメエジ。
よーやくその「中庭」のある「本館」をオープンさせることにしました。何となく成り行きから(テキトーかよ!)。しかもやってることはほとんどおんなじ♪ いや、そもそもぶろぐでやりたかったことなんてその程度だったんだけどなあ。何で「拠火園」になっちゃったんだか(「拠火園」は一応他人サマにも読んで頂くのを大前提にして書いているので、出来るだけマトモな文章になるよう心懸けよう、とか、読み手が居ることを意識するようにしているので、時々「ああ、クドいわー」とか「長くなったなあ」とか「あんまり短いと伝わりにくいか?」とか、うだうだ悩むことが多かったりするので、……馬鹿だとは思うんだけど、時々ごっつい負担になる↓)。
ちまちまと日常のヨロコビのみを綴るショボ~~いブログです。だから、誰も気づかない内にリンクに加えるし、気づいてるひとも居ないし、とホントに、ひっそりとひとけない所にある謎の館状態です。
お暇な方、気づいてしまった方はお待ちしております。
水月館閑談室

内容、地味にカブることもありますが、本人の楽しみのためにのみ存在しておりますので御了承下さい。
シナモロール カフェシナモン
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デパート(というよりはスーパー・スーパーマーケット。食料品のみを扱うようなトコロがスーパーマーケット。それに対してそれ以外の商品も扱う、大規模なスーパーマーケットはこういう風に呼んだりする。でも百貨店・デパートとは言われない、のよね。出発点の違い? 「三越」は百貨店だけど「ダイエー」はSSMの括りだったと思うんだけど。って何の話よ↓)の玩具売場で見かけた時、あまりの箱のデカさに驚いた。デ、デカい……。自分が持ってた「こえだちゃんのパノラマハウス」の箱よりデカイー!(知らないよ、そんなこと……)
「シナモロール」にさほどの愛着はないんだけど、家モノの玩具であることが私を惹きつける。うがあ、何て可愛いのだ!
ちゃんと元来のイメエジ通り、パステル系のふんわりした色遣いでまとめられていてただ飾っておいてもなかなかに可愛らしい。シナモン・フレンズ(シナモロールのオトモダチはこのよーに呼ぶのですか…)も6体も付いてきて、まあゴーカ♪
カフェと言うだけあって厨房とカフェ(店内)とに分かれていて、ナマイキにも2階席まであるときてますよ(しかもその昇降にはどうやら階段でも梯子でもなくブランコ風のエレベエタアを使用する模様。フフフ…めるひぇん仕様は流石に違うわね!)。写真では、あんまり部屋の内部にパアツを置いてない遊び方の例を提示してあるので、妙にスッキリしまくっていて、ちょっとだけサビシイ気もする。多少ごちゃっとしてて「おお、こんなものまである!」と思えるのが好きなんだが(ええ歳こいたおんどれの意見はどうでもいいのですよ)。空間を多く確保するするため(色んな部品・付属品をコレに綺麗にしまいこまねばいかんので)に、あれやらこれやらがカキワリなのは昔から変わってないですな。その点ではやはり比べるのもどうかと思うものの「プレモ」に軍配上げてしまいますよ。

ああ、これの「こげぱん」ver.ならもう年齢も何もかも振り切って買ってしまいそうだわ↓ 赤い屋根の「パンや」にひしめき合うこげぱんたちとキレイパンたち……くらくらくら……(現在想像してトリップ中)。オーヴンがあって、こげぱんやキレイパンを並べられるの♪ できればちょっとギミック利かせて、「オーヴンの設定温度を変えると中に入れたパンの色合いが変わってキレイパンがこげぱんに!」とかやっちゃってくれると嬉しいわー(通常の室温下に置くことで徐々に元のキレイパンに戻るの。風呂で遊ぶ玩具でお湯に入れると色が変わる、とかそのテのがあるから実現可能だな♪)。
大好きなのに、デザイナアのたかはしさんが「サン・○ックス(こげぱんやリラックマ等人気キャラクタアの文具・雑貨で名を馳せる会社)」を退社なさってから扱いが悪くなったというか小さくなっちゃったからなー……いやそりゃ「リラックマ」可愛いけど。こげぱんだって可愛いんだい!(今は「ソニマガ」の方が余程「こげぱん」をフィーチュアしとる気がするぞ)

って話逸れまくりだし。
相変わらずこのテの家モノTOYは目を奪われます。ほどほどに凝ってあって付属小物が多いのが好み♪ 玩具売場や「トイザらス」は未だに大好きスポットだというのは如何なものか、自分↓

さらに蛇足。「サンリオ」モノなら最近は「シュガー・バニーズ」が好き。必ず双子のうざぎで、天才パティシエだったりジャム職人だったりバリスタだったりするの。最初「しろうさ」と「くろうさ」のひと組だけたったのに、今じゃ5~6組の双子うさがいて、それぞれが天才○○なの。めっさ可愛い♪ 用途がないので商品買うまでに至ってはおりませんが↓(あー、あのぬいぐるみの状態でキャラが登場するストップ・モオション・アニメのDVD出る、とかなら買っちゃうかも・涙)
LOVELESS (6) 限定版
高河 ゆん
4758051992

※ちなみに通常版だとコチラ↓
LOVELESS 6 (6)
高河 ゆん
4758051984

個人的には大抵通常版のカラリングの方が好み。5巻は珍しく(?)限定版の色味の方が好みでしたが。


この1冊で「誕生編」全部、でいいのかな?(何しろコミックス派で雑誌はお楽しみよろしく読まないようにしているのでわからない↓ 彼女の作品はある時突然ふつりと続かなくなるので、雑誌購読は欠かさないのが賢明ではあるのだが)
「誕生」。何が生まれたのかは作者によって明示されていない。立夏の決意なのか。草灯の弱さなのか。清明の暗躍なのか。
そもそも、誰も「ホントウノカレ」であるのかわからないままに物語は始まり、続いている。立夏はある時を境に「本当の立夏」ではなくなったと言うし、転校生である彼を、転校してくる前、「変わって」しまう前の彼を、今一緒の時間や空間を共にする彼等は知らないのだ。
誰も清明がどんな男なのかを知らない(いや、それぞれにそれぞれの持つ印象や人物像はあるのだが、それぞれが合致/一致しているかは甚だ謎なのだ)。
誰にでも優しく穏やかだとAが言えば、潔癖性でひとと触れ合うなんてあり得ないとBは言う。「穏やかで優しい兄」という「記憶」を持ちながらも、清明の中にある奈落のような暗闇を、立夏は何処かで憶えている。カレがナニモノなのか、周囲の人間も、読者も、誰も知らない。
草灯とて、何を思い何を考え何のために行動しているのか微妙である。ただ、草灯は「モノのように扱われたい」「命令して」と、その点だけは主張する。タマシイもカンジョウもないモノのように。それでいて、何処かで自分の中のナニカを持て余している。カンジョウがあることを知っているが故にそれを否定したがっているように見える。
「私は立夏くんが大好きなんです」とコトバで明瞭に語った唯子。
怖いしどうしていいかもわからないくせに立夏の母親と対峙することを決意する立夏のクラス担任・瞳。
女性たちは比較的自分たちの意志や感情を明確に表す。けれど、男たちはいつもナニカを秘めたまま。

誕生。ナニカが生まれる。……ナニが、生まれる? ナニが生まれたの?

立夏は清明を「殺した」(ということになっている。本当に清明は死んだのか。いや、どうやら生きているらしいけれど、それが「清明である」と誰ならば証明できるのか。そして、死んだことになっているのであるなら、本当に死んだ――殺されたのは、誰なのか)「ななつの月」に会うことを決める。それまでは避けていたことをやることにする。
前に進むために。真実を知るために。

でも、しんじつなんてどこにあるというの?

立夏の中の清明は優しくて穏やかなのに何処か陰惨さも持つ男だった。どちらも本当だと言うなら、何がどう正しくて間違ってるの?
正しいとして、間違っているとして、それが何だというの? そこから何が得られるというの? 得られたとして、それが何になるというの?
生まれたのは、新たな疑問、新たな謎。

……進んでいるようでいてまったく進んでいないこの「LOVELESS」も、とうとう6巻目となりましたよ。いやあ、長いな。フツウ月刊連載だったらもっとさくさく出ててもいい筈なんだがな。何しろ月産ペエジ数が少ないの何のって。
ユイコ(知らない方のために一応。立夏のクラスメイト。小六なのにきょにう……。ちょっとお馬鹿だけれど、まっすぐで可愛い)が可愛かった。恐がりでヘタレで根性ナシだけれど、立夏に励まされて頑張れること、立夏が居るだけで学校がそれまでよりずっと楽しいこと、そのためにちょっと頑張ろうとするところがケナゲで。
瞳先生も情けないようでいて真っ直ぐでひたむきでお馬鹿で、可愛い。立夏の母と対決するのか!?(立夏の母は、何が原因かよくわからないのだが、立夏を虐待しまくっている。今回のコミックス収録分での清明の言を借りて言えば、「愛情が深いが故に傷つける」ということらしいが)
草灯の元に居たチビゼロふたりは渚先生の元へ(ああいちいち説明するのも何なので、興味持たれた未読の方はコミックスであれこれ御覧下さい)。

清明の戦闘機を名乗る二世(ニセイ)の存在と名前が気になるなあ。所詮「二世」ってことなのか、と。草灯こそが清明の戦闘機であって、二代(台)目に過ぎないのか、とかあれこれ考えてみたり。草灯と真逆のキャラクタアだし。でもって小者感が拭えないとこが何とも言えず(笑)。

今のところ、明かされている部分と明かされていない部分のバランスのキモチワルサが個人的にはないので、今後の展開が楽しみ(某くら○ぷまんがだと、これでもかーっと秘しておいた部分が明かされてみるとショボ過ぎてゲンナリしたり、その設定どうなのよ、何の解説もナシかよ、何か落ち着かねえなあ、な部分が気になって苛々するんだけど、ゆんさんのまんがではあまりない。何しろ、伏線がすっぱり忘れ去られていたり回収どころじゃなくなってたりするので・笑)。
とりあえず今後の展開を楽しみにしておこう。つーか月産ペエジ数増やして下さい、ゆんさん……。イマドキ月刊連載で月20頁以下はナシでしょー。

以下は限定版にのみついてくる小冊子についてちょこっとだけ語っているので、未読故にネタバレ回避なさりたい方は読まないでおいて下さいな。

Coming Home for Christmas
Gooseberry Patch
1888052201

クリスマス用にケエキをオーダーしたはいいが、受け取って吃驚。何故ちゃんとサイズを数字で確認しておいても、いざ実物を見ると思い描いていたよりもデカかったり小さかったりするのであろーか。今回は前者。母とふたり、「こ、こんなに大きいの頼んでたっけ……?」と首をひねるハメになってしまった。ちゃんと号数と直径確認して頼んだ筈なんだけど。
クリスマス・ケエキ。家族3人で食べるにしては、……デカ過ぎる↓ まあ寒い時期だし2~3日もあれば消えはするのだが。直径25センチ以上はあった、ような気がする。

一昨年までは母の知人のケエキ屋さんでオーダーしていたのだが、廃業なさったので、今年も地元では老舗クラスになった昔からあるケエキ屋さんに注文する。駅前にあるお店なのだが、駅前がかなり寂れた感じになっているので、お客さん入ってんのかなあ、などと勝手に心配していたのだが、今年もどうやら杞憂に終わった(ちなみに、去年も同じことをぶろぐでほざいていた・笑)。今モールだろうがコンビニだろうがスーパーでさえケエキのオーダーを受け付けるというのに、店に入ったら引き取り待ちの箱がどっさり積んであったのだ。よかったわーVv
何かこう、くらしかるでしょー、ケエキのデザイン(?)が。昔ながら、というカンジ。
で。ウチはタダシイ一般的日本人の家庭なので、ケエキ、クリスマスのケエキをですよ、アレを、ちゃんと仏前に供えてから食う、んですね(ははは)。さらには、他界した祖父母の家の方の仏壇と、我が家の仏壇、両方にそれぞれひとつずつ供える、ってんで2つも! オーダーしてやがりました、母。

そんなに食わせてどーすんだ。もう死んで(以下略)。

そんな訳で、2~3日で消えるであろうけれども、何かっちゃ食うんだろうな、と、ずどーんと何かが重くなる訳ですよ。食う前から胃とか気分とか! 食うけどね! 食えるけどね! 太るんだよ!!

ケエキの処分(=胃に押し込む)が終わった頃には晦日に正月ですよ。太らない訳ねえだろ! という怒濤の食い倒れDaysに突入するのでありました。やばいーやばいよー(涙)。

TOPの本は、偶然ネットで見つけた、可愛いキッチン雑貨等を扱うショップで出してる本のひとつ。 Holiday 系は特に充実していて、表紙を見る限りでは手描きのあたたかみあるイラストがイイカンジで好み♪ 欲しいんだけど、あまぞんでは買えない状態のものが多いので、いずれお店に直接オーダーしたいな、と思ってる。……って、まだ買うのか、レシピ本……。
スプーンおばさんのお料理絵本 パーティー編
アルフ プリョイセン 株田 馨 田中 史子
4052016335

以前あまぞんのカートに入れておいたら、デエタがクラッシュしてしまい、その時どんな書籍等を入れていたか一部思い出せないものがあったのだが。偶然あれこれ検索していた時に再度巡り会って思い出した。
そうだ! これも入れてた! 良かった、思い出せてー!!

「スプーンおばさん」の料理絵本、の、パーティ篇。大昔、NHKでアニメ化されて放映されたことがあったんだけれど、一応その時の絵を使っている……んだけど、どういう関係があってのことなのかはいまひとつ判らない。純粋に、物語(原作)そのものに登場する料理に関連しているのか、原作者と同じ国の方が書いたものを訳したものなのか(どうも原作者の名前を出すことは必須事項として掲示しただけで、あくまでも日本人によって書かれたらしい、と思ってるんだけど、どうなんだろう…?)。
あまぞんの紹介文で行くとどうやら物語に登場する料理らしいけれど、原作のものなのかアニメのものなのか……(アニメ化されると必ずしも原作まんまに展開する訳ではなかったりするので)。多分、アニメのオリジナルだったり原作をアレンヂした話、なんだろう(と思うことにする)。

料理そのものは比較的易しいものが多いらしく、評価も概ね好評。「スプーンおばさん」の生まれた国の料理がどれくらい登場しているものかは判らないけれど、それでもやはり何だか惹かれてしまう。

時期的にパーティ篇をチョイスしてみたけれど、ほかにもあと2冊ある。どれも欲しい。……コンプリィトしちゃいそーだな↓
スプーンおばさんのお料理絵本 料理編
アルフ プリョイセン 株田 香 田中 史子
4052016327

スプーンおばさんのお料理絵本 お菓子編
アルフ プリョイセン 株田 馨 田中 史子
4052016319
百年前から愛してる
マギー・シェイン 宇野 千里
4596609489

そうか、そう言えば前作にちょこっと登場してたな、次作ヒロインは。前作「せつない誓い」ヒーロー・アダムの従姉妹に当たるジェーンが今作のヒロイン。えーと、第2作のヒーロー・カイルと4作目ヒーロー・マイケルときょうだい。ジェーンもマイケル同様、カネのことしか考えていない実母をあまり好いておらず、また従姉妹のロッキー同様一族の権力や財産には関わらず、自分の「好き」に忠実に、でも誰かに頼ることなく生きたいと願って独立を図る。
亡き祖母(実はバリバリ存命)が残してくれたメイン州にある築100年近く経過している古い家を改装し、アンティーク・ショップを経営することにしたのだ。幼いけれど同年代の子供よりずば抜けて頭のいい天才少年にして息子であるコディを伴って。ちなみにシングル・マザー。かつて恋した男が自分の成功とキャリアのために妊娠した彼女を捨てて去ってしまって以来、二度と同じ過ちを繰り返すモノか、と心に誓っている。

このジェーンとコディが引っ越してきた家には、ロックウェル調で描かれた絵があった。素晴らしくハンサムな男性と、彼の息子と思しき少年。その少年はどことなく自分の息子に似ている。発明家である彼とその息子の絵に惹かれるものを感じるジェーン。
まさにその100年前の1897年(日本では2003年以降刊行となったけれど、本国では1997年に刊行された)、その家の主であるザックは息子が死の淵に立たされ、絶望すると同時に希望を見出そうとしていた。何と彼はタイム・マシンの開発に成功していた、というのだ(……フィクションだけどね。フィクションだけどさあ。何だかなあ……)。息子・ベンジャミンのかかった伝染病から救える手だても薬もない。ザックはタイム・マシンを使ってベンジャミンが感染する前に、その伝染病が大発生した場所から連れ去れば、病気にそもそもかかることもなく、健康で元気なままの息子に戻ってくれると思い、時を遡ることを決意。
ところが。このすっとこどっこ……いや、愛情深い父親は、計算ミスをやらかし、100年後に辿り着いてしまったのだ。そこで遭遇するジェーンと、自分の息子の面影を宿すコディとの出逢い。美しく慎ましやかなジェーンと、聡明で可愛いコディに惹かれてゆく。ジェーンもまた絵で感じたあたたかな父親像を本人からも伝わり、また否応なしに惹かれていくのを感じる。コディは父親を欲しがっていた。

ザックは「現代」にすでに完治させられる薬が開発されていることを知り、それを持ち帰ることに計画を変更。それを知ったジェーンは残酷であると知りつつもある事実を彼に伝えねばならなくなる。
ザックの友人にして優秀な化学者ふたりが、彼が息子の死と同時に姿を消したことにより協力し合って新薬を開発することに成功、それが現代まで受け継がれており、……愛息・コディが2歳の時その薬によって救われているのである。
つまり、ザックが「安易に」今ある特効薬を持ち帰れば、その薬は開発されることなく終わるかもしれず、結果、現代の人間の何万人ものひとたちが、薬が亡いがために死ぬこととなり、歴史が大幅に狂ってしまうことになるのだ。
ジェーンはコディを失いたくない。ザックもまたベンを失いたくない。同じ愛情深い父親、母親として、気持ちはわかるものの自分の主張をも曲げることが出来ないのだ。
そうこうしている内に、コディが勝手にザックのタイム・マシンを使い、過去に遡行しベンジャミンを救おうとする。ふたりの息子のために、彼等もまた過去へ――あるいは現在へ――向かう。
ふたりは、そしてベンジャミンは助かるのか? 歴史が歪むようなことを起こさずにいられるのか? そしてザックとジェーンの恋は?

……つーよーな話なんですがね。タイム・トラベルが絡むモノってのは、どうしても互いの「現時点」におけるしがらみに阻まれたり捕らえられたり、という点が「恋の障害」となるんですが。今回のも、設定そのものは悪くないし、それなりに巧く練られてるかなあと思わないでもないんだけど。何かこう、すんなりと楽しめないものが。
恋に落ちる理由なんて大したもんじゃないけれど、互いに何か惹かれ合っちゃってねー、くらいで、ロマンスそのものが少しテキトーな感じ。ハリウッド映画くらいにはよく出来てるとは思うんだ、登場人物たちの行動原理とか、ポイントポイントでうまーく処理されてる気がする。でも、それ「だけ」。
ロマンス小説としては、何となく物足りない。だいたい、こんだけ子供の命が、とか焦ったり不安になったり切迫してたりするのに、……カウンタに押し倒してお楽しみ~♪に浸ってる場合じゃないだろ、と。いや、切迫している状況だからこそしゃにむに、というのもないではないだろうけど、ろまんてぃっくでもなんでもねーんだもんなあ。ザックときたら、愛してると思ってた女性に袖にされて以来女性を近づけなくなったクセに、彼女が美しいから惹かれちゃった、欲しいよー抱きたいよーで求めた、くらいにしか思えないし。ジェーンは自分は分別がある慎み深い、そして用心深い女なの、と思っているしそうあろうと思い続けてきたクセに、「まあ、絵で見る彼はとても愛情深そうだわー」「実際彼はとっても息子を愛しているのね、きっと誠実なんだわー」くらいで肌許しちゃってるというか自分からも求めちゃってるし。
即物的っつーかなんつーか。

頭がいいのはオベンキョウに関してであって、先々のことを冷静に考えるという意味においてはまだまだ足りないがきんちょ・コディの「身勝手な正義感」、というヤツにも(子供故に許される範囲だと思わないでもないのだが)苛々させられる。小糞生意気で、「僕がベンジャミンを助けるんだ、オトナは二の足を踏んでるだけじゃないかー」とばかりにタイム・マシンで過去に行くはいいけど、装置を「現代」に落として自力では戻れないという失態をやらかす(それ故にザックとジェーンが助けに行くことが出来た、んだけど、追ってくるであろうことくらい想像できただろうし、結局オトナたちに縋るんかい、と思うと苛々が止まらない。「当時の」大人たちに「現代の」化学の力……薬の効能を信じてはもらえまいと思い、病気で弱ってるベンを連れ出してとある納屋に隠れるものの、落雷で火事になり、助けられると泣いて母親に抱きつく始末。ええい、鬱陶しい! ←子供嫌いは子供に優しくない・笑)。

感情や出来事の積み重ねで互いへの気持ちや愛情が深まって……というオハナシではなくて、プロットありきでパズルみたいに必要なピースをはめ込んでいっただけ、という風に感じてしまって、「ロマンスとして」楽しめなかった。タイム・トラベルもののロマンスのすべてが嫌いという訳ではないけど、これは「ロマンス読んだーVv」という感覚より「よくあるそこそこの出来のハリウッド映画観た~」くらいの感覚しか得られなかった。
この「フォーチュン家」モノにあっていわば第1シーズンにあたるシリィズでは、一族と彼等によって運営される大企業とを絡め取ろうとする「陰謀」というのが根底に常にあって、どの物語も比較的何らかのカタチでその基本の土台をまったく無視すること、というのがなかったんだけれど、今回は「……何もこの『フォーチュン家』の物語には入れなくてもよかったんじゃない?」くらいにしか思えなかった。フォーチュンの人間である必然性もないし。もちろん、大きな財力・権力を持った家から独立して自分の在り方を確立しようという女性の物語ではあるんだけど、このシリィズである必然性皆無だった。
土台の物語が絡み過ぎてもそれはそれでちょっと鬱陶しいけれど、ここまで関係ないと必要あるの? としか思えないし。
面白くない訳ではないけれど、もやもやした気持ちがイタズラに残るだけ、ということで、☆×2、くらいの出来でした。
マギー・シェインという作家の面目躍如ではあったと思うけど、でもあまりにも自分の得意分野で突っ走りすぎて、他の物語との調和は感じられなかったなあ……。
この物語、今後のシリィズの物語で何か関われる部分ってあるのかねえ。

現在再販中なので、コチラの方が入手しやすいです。
百年前から愛してる―富豪一族の肖像〈7〉
マギー シェイン Maggie Shayne 宇野 千里
4596821070

オンライン書店ビーケーワン:百年前から愛してる

エア・ギア 12 限定版 (12)
大暮 維人
4063582248

「Pinky:st」がつくなんて知らなかったー!! もっと早くから言え、講談社!(公式のHPでさえ詳細が掲載されねえたあどういうことだ)儲けたいのはお前らだろう、オークションの転売ヤーどもではなく!

……私が「ぴんきー付で限定版のコミックスが出る」、と知ったのは何処のネット書店でも予約すら受け付けていないか、締め切った後で、某書店でようやくまだ受け付けていた時(それも〆切数日前)で、ものごっつ大慌てで予約入れたのだった。おまけに初めて利用する、というかコレのためだけに新規で会員登録までしちゃうし↓↓↓ そこまでして欲しかったのかよ、と自問自答するんだが、……何とも言えない……。何しろこの作品自体、知ってはいても読んだことなかったんだもの↓
何に対する思い入れ、ってそれはぴんきー。大暮氏のファンでないことだけは確かだ↓

結果から言うと、今までもさんざっぱら登場しまくっていたアイテム・プリーツ・スカアトにスカジャン(つまり、これらに関してはつくり起こした金型ではなかろう、と)、という基本コーデにトップスもう一個(赤のフード付パーカ)に新規つくり起こしの眼鏡…んー、グラサン? か、それが2種に「エア・トレック」(私同様読んだことのない方のために注釈:作中登場する架空の近未来型インライン・スケエト)パーツ付ってことで、ボトムスがもうひとつ欲しかったよ、という我が儘を抜きにすればまずまず可愛くて嬉しいな、な出来ではありました。ツイン・テイルのヘアも今回新たにつくったモノらしく、取り外しても可愛いなあ、ほかのコにもつけちゃおうかなあ、と新たな楽しみが広がったのがぷち嬉しい。
えあぎあぴんきー。

顔立ち、目がでっかくてきゅーとVv 原作の彼女よりやや幼いカンジ(まあそれはいつものことか。って、後から判ったことだけれど、グレっちの絵は結構その時その時で微妙にタッチや雰囲気が違う…ので何とも言えない部分もあったり↓)。
林檎♪

コミックスと一緒で¥2,000、てのがイタかったけど(コミックス通常だいたいまあ¥410…¥400程度つーことにすると、おまけのぴんきーがせんろっぴゃくえん!? 限定とはいえ、おまけでその価格はすげえな、ヲイ……ちょっとボッタくられてる気分になるのは私が貧乏人だからさああそうさ)。パッケエジもちょっと凝ってて可愛い♪(こう、 NIKE とかの靴が入ってる箱みたいになってる。どうやら「エア・トレック」の箱、をイメエジしている、らしい)

ちなみにこんなの。上から撮ってみる。
えあぎあ箱。

こっちは裏側。ちゃんと林檎のチームのエムブレム入りで可愛い。
箱裏・エムブレム。


肝心の(?)まんがですが。
何しろいきなり途中から読んでるので何が何やら。とりあえずわかったことは、「マガジン伝統の、あるいは少年まんが伝統の、ヤ○キーものの流れを汲んだまんがだったんだね」ということだろうか。縄張り(と書いて「シマ」と読め・笑)争いにグルウプ同士の抗争(?)、競い合うと同時に互いを認め合い仲間になってゆく、という王道をいくハナシだったのねん。
で、王道だけに妙に世界観つくり込んだカンジ。《エア・トレック》っていうツールがあってね、それを極めるとこういう風になってね、人物相関図としてはこうなってるんだよ、みたいな込み入った(最初から読んでれば多分込み入っているというよりも「面白い」んだろうなあ)オハナシにしないと「今」は描けないのかもなあ、とかトシヨリなので思ってしまった。

今、世界観と設定がキモなのね。オハナシなんてのは大塚英志氏が指摘するまでもなく「オリジナル」なんてモノはなく、大昔からある話型のパアツとパアツを繋げればつくれちゃう。だから、その分その作品独自のナニカを出さないと、となったら世界観と設定、これしかないんだろう。いや、昔から世界観や設定はあれこれと練られてはきていたし、それぞれに魅力的なものではあったんだけど。
で、妙に込み入った物語世界を構築しつつもどれだけそんなものとは関係なく存在すると思いたい普遍的なモノを如何に「自分なりに」描くか、が問われるんだろうなあ、と。

自分にとって面白いかどうか、は何とも言えない(何しろ今回初めて読んだので)。ただ、今の「マガジン」読者のボリュウム・ゾーンの読者(って、そもそも何歳なんだろう?)にどう受け容れられているのか、とかに興味がある。CLAMPが「ツバサ」に関するインタビュウで「低年齢の読者を考慮に入れるとあまり込み入った話を作れない」と言っていたけれど、「エア・ギア」読む限り設定とか最初から読んでないとハテさっぱりな込み入り具合で、「何処が低年齢読者気にしてんだよ!?」なノリだったんだが。ぼんやりとしか世界観ちうか物語世界が掴めんかったぞ、「エア・ギア」は↓ 「ツバサ」はいつもいつもいつも同じハナシの繰り返しで「行き先」変わるくらいで何と困る所がないのは「低年齢層」を意識した結果ですかい。ああわからん(この記事書いてから数回読み返して、よーやく「あ、面白いかも」と思った↓)。

相変わらず、絵はお綺麗でした。ただ、加齢のせいかアクションを目で追えない(笑)。止め絵で、何がどーなってんのかいまひとつわかりづらい時がある(慣れたら彼の絵の「文法」がわかってきて「あ、今こういうポオジングね」とか理解できた)。トシ食うっていやあねえ、奥様。微えろな描写はまあ彼のお約束らしいので「あーはいはい」で流しておくことにして。
あと、男性の作家さんだけれど衣服の描写がとても綺麗(あ。つーか最近は男性の方が凝ったの描くか、ははははは……)。フリルやレエス、ドレス系のデザインも可愛かったり洗練されたカンジがしてそこんとこはうっとりです。

オークションでアホほど転売…いえ、出品されているようです。最初から出品予定でひとりで敢えて何個も買ってるんだろうなあ。
今回はあまぞんも役立たずで、予約取らない取らない。私も毎日チェックして諦めて別なとこに頼んだのに、気づいたら受け付けてやがった(怒)。発売数日前くらいになってようやくいきなり受け付けて、あっという間にそーるど・あうとで今「マーケット・プレイス」で高値で出品されてます。何だかなー。

とりあえず、欲しいな、と思ってたものをちゃんと予約して購入できたのでよかったことにしよう……。「エア・ギア」本編はいつかちゃんと読んでみたいようなどーでもいいよーな↓
箱に「01」のナンバリングがあったのが気になるトコロですよ。それと台紙にあった "NEXT" の文字とその文字から矢印が刺さってるとあるエムブレム(ア○トだった~。え。オトコノコ!? あのキャラってオンナノコ!? え? え? てゆーか初・公式で野郎ピンキー?!)またキャラのどれかをぴんきー化するのかー!?(そしてそのお陰で本来のラインの製造・販売が遅延する、と♪)「天天」で「前科」もあることだしな。刮目して待て、ということか?
生まれ故郷に昔からある百貨店が来年で閉店することが決まった、というニュウスを割と最近知った(発表自体は私が知る何ヶ月も前からされていたらしいけれど、私は気づいてなかったのだった)。
ポイント・カアド等の精算のために母が行くというので、随分久しぶりに其処に行くことになった。

私が子供の頃は、町の中心部で、人通りの多いところだったけれど、今は平日だろうと週末だろうと閑散としている。昔はあんなにひとでごった返していたのに、郊外にショッピング・モールが出来てからは寂れてゆく一方で、もう「中心部」の「再生」なんてあり得ないだろうな、とは思っていた。でも、その百貨店が消えるなんて考えは浮かんだことがない。それは在って当たり前の存在だったから。
「三越」同様、呉服商から始まり、後に百貨店として名を馳せるようになったいわば老舗であった。老舗だろうと何だろうと、「今」受け容れられるナニカがなければ、見捨てられるのだという単純な事実を考えないようにしていた、ように思う。

母とふたり、済ませるべき用事を済ませたら、存外時間が多く余ってしまい、最上階にあるレストラン(?)に入ることにした。母は珈琲を、私はチョコレエト・パフェを頼んだ。
このテナントに、そもそも入ったことはほとんどない。此処でなくとも、この百貨店がある通りには沢山の飲食店があったし、行きつけの喫茶店なんかもあったりした。それより何より、頻繁に買い物に行っていた頃は、時間帯によっては混んでいて入ることが出来なかったのだ。
私たちふたりのほかに、客は居ない。何とも寂しい光景であった。窓の向こうには灰色の景色が広がっており、かつての活気は何処にもなく、ただただ重苦しい冬の情景があるだけだった。
店員さんはてきぱきとしていて、感じのいいひとだった。客の少なさもあって、頼んだものはすぐに運ばれてきた。
昔ながらの、百合や水仙を思わせるフォルムの厚手のグラス。たっぷりのホイップ・クリィムとチョコレエト・アイスに、スライスされたバナナ。飾りにポッキィが突き刺さっているのが何とも言えない。ある意味とてもオーソドクスな出来映えだ。
……こんな時に限って携帯を家に忘れてきてしまった。「写メ撮ろう♪」なんて思いつつバッグを覗き込んで、自分の迂闊さに項垂れる(なので、以下の画像は参考まで)。

チョコレエト・パフェ。パフェは、美味しかった。抜きん出てどうどのように美味しいか、は私には語れない。美味しい、そう思っただけで。ただひたすら、多分もう二度と食べることはないのだろうな、と思いながら、一口ずつ、ゆっくりと食べた。2枚スライスするためだけにバナナ1本無駄になっちゃったのかなあ、とか、食材とかの在庫はどうなってるんだろう、とか、何だか訳のわからない心配をしながら食べた。
何だか泣きたくなった。美味しいもん食って何で泣きたくならねばならんのであろうか(笑)。
「失くなってしまう」という事実と一緒に噛み締めて食ってはいけない。純粋に、単純に、「ああ、美味しいなー」と食えばいいのに。

走馬燈のように甦る、とはあのことだ。

幼少の頃のことをあれこれ猛スピードで思い出してゆくのだ。
地下のジュウス・スタンドでいちごのジュウスを飲んだなあ、とか。ソフト・クリィムを買った側から落として思わず泣いてしまったら、店員さんが慌てて新しく盛りつけたのを手渡しながらなだめてくれたこととか。アメリカン・ドッグ(アメリカの犬、ではないです。フリッタア風の衣つけて揚げた、串刺しのソーセージですね)はいっつも衣から食べて母に笑われてたこととか。最上階のゲエム・センタアのエア・ホッケーで大勝利を収めたこととか。欲しい玩具の中のどれを買おうかと必死で吟味し、レヂに持って行ったこととか(ちなみに「ジェニー」の服と小物類)。駐車場で「満車」のサインを出されて、数分入口で待たされてたこと、1Fにはすでに入れる場所がなくて、エレベエタアに乗り込んで上の階に行ったこととか。

なくなってしまう。私の思い出まで消える訳じゃないけれど、それを生んだ場所はただのビルになってしまう(解体してしまい、新地にしてしまうのか、そのまま建物だけ残るのか、とか、まったく知らない)。
高校の制服はこの百貨店で仕立ててもらった。自宅から高校までは結構な距離があって、バス通学していたのだけれど、この百貨店前のバス停で乗り降りしていた。時間帯によっては高校生だらけで、鬱陶しいくらいだったけれど、今は高校生自体昔ほど多くは見かけない。

なくなってしまう。そうか。なくなるのか。
まだホントウノコトだと思えない――思いたくない自分が居る。今や自分ですら郊外のショッピング・モールに足を運ぶのがほとんどになっていたクセに。いざなくなるのだと思うと、……こんなにもサビシイと思うものなのか。

なくなるなんて、思っても見なかった。あれほど客足が遠のいていても尚そう思っていた。

ホイップ・クリィムは少し甘め。それに対してチョコレエトのアイスは少しほろ苦くて、甘さ控えめ。ややしゃりっとした食感がある。チョコレエトのシロップはアイスよりは濃厚で。

何処の店にだって、チョコレエト・パフェくらいある。何時だって食べられる。でも、このお店のそれはもう食べられない。

出来るだけ、窓の外を見ていた。グレイだった風景に暗幕が下りている。冬は暗くなるのが早い。

ぼんやりと夢想する。かつて憧れの対象だった建物が、ヒトという血液の通わない、外観だけは辛うじて保たれているただの「廃墟」になる。下ろされたシャッターが錆びついていく。開店を待って入口の前に立つ客も居ない。
その町の栄華と繁栄の象徴ですらあった場所が、風雨に晒された骸のように朽ちてゆくのを待つだけの存在になる。

ホイップ・クリィムの甘さを憶えておこう。小さい頃飲んだ冷たくて甘酸っぱいいちごのジュウスの味だってまだ憶えているんだから、きっと忘れないだろう。

ひどく寒い日だった。私は風邪をひいた。
食べ物だもの(み○を)。……パクるなよ。それにしても随分久しぶりの「S.S.S.」だなあ。

手間暇かけた料理は、そりゃあ美味しい。材料吟味して時間かけて、手間も惜しまずにつくって不味いなんてことがあるだろうか(しかし皆無だと言える勇気も無い私を許せ)。手間さえかければ美味いか、というと、それは違う、こともある、だろう。
とりあえず、美味しく食べられれば、個人的には何がどうあっても平気である。住んでる町に原発あって、そこから汚染物質が川に流れ込んでて魚に奇形が見られるのを釣ってくる(@The SIMPSONS)とか、昨日まで名前までつけて愛でていた豚をシメました、とか(食うつもりの家畜には名前はつけない方がいいと思います……)、明らかに化学合成物質が9割を占めてるのがわかる、とか、そういうのでなければ。レトルト食品でも平気だし、混ぜて焼くだけ、とかお手軽なのでも結構。
なので、手間暇がすべてだ、それを惜しむとは何事だ! とまでは思わない。かけられるに越したこたあないけれど、……そんなゆとりはなかなか無いのが「現実」というものだ。

海外研修でお世話になったホスト・マザーは仕事も持っていて、所謂専業主婦ではなかった。故に、家事で抜ける手は上手に抜いておられたと思う。栄養素に偏りがないか、ジャンク過ぎないか、そういうことには結構細かくていらしたけれども、毎日手間暇かけて調理して食事を饗してくれたことはない。彼等にとっての「いつも」をそのまま提供してくれた。
朝はシリアルかパン、それとフルーツ。ジュウスかミルク、お好みで。夜もキャセロオル料理やチキンのグリル等々、手軽につくれるものが多かった。それで困ったことはない。衣食住、何がおざなりになってもさほど苦痛を感じないかって、私の場合は「食」なのだ。好き嫌いはほとんど無いし、大抵のものを受け容れる。美味しければ「美味しいなあ」と思うし、それほどでなくても「うん、これはこれだね。アリです」でオシマイ。

ホスト・マザーがつくってくれたもので記憶に残っているのは、リクエストしてつくってもらったパイ(アップル・パイをお願いしたのだけれど、いいのが手に入らなかったわ、とピーチでつくってくれた。酸味と歯ごたえが適度にあって、美味しかった)と、スウプ。
このスウプ、ごっつい簡単につくったのに、妙に美味しかった。あまりの美味さに日本で再現しようしようと思って、未だにしていない(「キャンベル」の缶詰、お値段がちょいと張るので↓ ああ、貧乏って厭…!)。
用意したもの。
キャンベルのホール・トマト缶(確か↓) 1つ
ミルク 適量(ガロン入りのプラスティック・ボトル1本もあれば十分♪)
水 水道は近くにあるかい?
――以上。これ以外の何か、を見た記憶がない。これ以外にあるとすれば、固形のスウプ・ストックとかチキン・ブイヨンくらいだろうと思うんだが、……そんなもん見た記憶が無い。
おまけに、鍋ひとつあればおっけーなのだ。
鍋にトマト缶をぶちまける。そのトマト缶を水で満たし、鍋に投入(まあ、無駄が一切ないわね! 台所から排出される汚水の減量にもなってるし、空き缶をリサイクルに回すのもラクよ♪)。適量ミルクを加えて一煮立ち(ミルクも、缶一杯、だったかなあ。記憶が~~~~投網を投げても投げても引っかかってくれねえ↓)。
はい、しゅーりょー。どんどんどんぱふぱふ。

トマトの旨味、ミルクのコク。多分、それが旨さになってるんだろうと思う。嵩増しと濃度調節のためであろう水で適度なお味に。あ、待て、塩くらいは加えていた気がする。うん、それはあった気がする(何しろ古の昔の記憶なので定かではなくなりつつある↓)。
よーく混ぜて、あとはカップなりスウプ皿に入れるだけ。トマトはホール缶だったのか、それともトマト・スウプ缶だったのか、ちょっと自信がない。とりあえずつくってみればわかるんだろう(いい加減)。

時間だってかからなかった。15分もかかっただろうか? せいぜいが10分か? さほど大きくもない鍋で3~4人分程度だったか。あつあつでまろやかな酸味がとても美味しかった。「キャンベル」偉大ナリ! 缶のデザインが可愛くて洗練されてるだけじゃなく、中身も美味しいわVv(素の状態で味わってねえだろう、お前)
思い込みなのだけれど、「キャンベル」のじゃないとあの味にならないような気がしている。
「作り方教えて!」と思わず迫ってしまったが、「この通り、見たまんまよ。簡単でしょ?」。……そ、そうかも……↓

あの時は夏だったけれど、でもとても美味しかった。冬、寒い時期にほんの10分もコトコトいわせれば出来てしまう、でも私にはちょっと特別なスウプ。

キャンベルズ キッチン 缶スープで作るから簡単!便利!おいしいレシピ54
河出書房新社編集部
4309280420


この本を見かけたらふと思い出したのでした。「キャンベル」からは色々な種類のスウプやら何やらの缶詰が出てるから、さぞあれこれ楽しめることでしょう。

ブイヨンからつくったものとか、そういう手間暇には、そりゃあ負けるだろう、と思う。でも、時間を縫ってつくられた、手抜きならぬ工夫でつくられた料理だって、それはそれで美味しいのだ。

自分でもつくれるであろうに、それはまだ「幻の味」のままだ。味蕾にだって思い出は残るのだと思いたいのだろう。
REAL SIMPLE JAPAN (リアルシンプルジャパン) 2月号 [雑誌]
B000CR89GS

……私、コレそんなにキライじゃないんだけど、あまり評判芳しくないみたい、あ○ぞんのレビュウ読む限り(得てして自社でのアンケエト結果は芳しいものしか掲載しないものだし)。
曰く「広告が多過ぎる」。
曰く「ひとつひとつの記事の内容が薄い」。
曰く「US版どカブってる記事がるのがガッカリ」。

広告、多いか? 私気にならなかった。やはり鈍感なのか、私。どちらかというと海外ブランドの広告が多くて結構おしゃれだから、そのデザインも楽しんでたくらいだで、「広告」と意識して見てなかったからかも。正直に言うなら、メインの特集や記事が終わったよー、という頃にどがーっと形成外科・美容外科系の広告だのがわんさか入る某雑誌の方がイヤだ(笑。記事内容は楽しませてもらってるけど)。

記事とか特集の組み方も、そのアッサリ加減が私個人としては好みなんだけど、あれですかね、隅々までぎうぎうにあれこれこれでもかと「情報」で充ち満ちてる方がいい、んですかね。好みの問題なんだけど。
「ku:nel」とか「spoon.」とか、割と記事の内容の濃さと独自の空気や雰囲気の漂う雑誌も購読しているけれど、それはそれで好き。楽しい。楽しめるし楽しんでる。
最低限必要な情報を簡潔に書いたらああなるだけ、と受け取っているのだけれど、読者によっては「薄い」んだろうなあ。
「REAL SIMPLE」の身上は、多忙を極めつつも日常を大切にしたい、時間を大切にしたいひとのために発信する様々なコト・モノに関する tips にあるのだろうと思っていたので、どのテエマもあってもいいし、それがすべて100%全開フル・パワアな記事である必要も感じない。そういう「読み込んでこそ楽しい・タメになる」を目指しているのではなくて、「出来るだけ端的に簡潔に」を目指したが故に自然とああなるのだろうし、そういうものを目指しているが故にぎうぎうには書かないんだろうし。それと、生活を大切にしつつも所帯じみたカンジにならないトコロが、まあ、おされなんだろうと思うし。ヴィジュアルはとても洗練された雰囲気で綺麗だし、眺めるだけでも何だか楽しいですよ。
「実践第一!」主義のヒトは、「レタスクラブ」とか「おは奥」みたいな雑誌の方が楽しめるし、お得感も得られていいと思う。私は「レタス…」とか「オレンジページ」なんかも大好きだけど(「おは奥」系はあまりに日常かつ主婦密着型的雰囲気なので、シュフではない私はそそられない)。そう言えばマーサ・スチュワートのアイディア集の本とか雑誌にも「そんなの実践できるかい!」とかツッコミ入れるヒトが居るけど、無粋だと思う。あれは、カネにも時間にも何もかもに余裕あるヒトじゃなきゃそら無理っす、なアイディアがほとんどだもの。つーか、それを「そのまま」実践しよう、というのが無理。土台が違うんだから。アレは欧米の一般的中流家庭層のヒトだってフツーに「無理! 出来ん!」と言うってば。アイディアを自分なりにどう活かすか、を楽しむのが粋つーかあのひとのアイディアなり雑誌の楽しみ方だと思うんだけど。生(き)のままで受容しようというのは楽しみ方間違ってるのでは、と。もちろん、そのまんま楽しむのも楽しみ方なので、実践できるひとはそれはそれだと思う。

アメリカ版と記事が多少カブるのはしょうがないかな、と思う。アメリカ版読めるヒトはその方がいいんでない?(在日本だと高くつくけど)日本版が劇的に違うモノになる、としたら、それはそれで真似しましたね、と言われようとオリジナルのレエベルで出せばよかっただけのことで、個人的にはアメリカのひと(読者編集者問わず)が発信した情報「も」読めるのは楽しみ。

あの誌面の贅沢な使い方、がいいと思うんだけどなあ。記事もそれなりに活用度があるし。掲載されてる商品が高額、とか、そんなんゆうひとは読んだらイカン!(笑)「『家庭画報』で紹介される京都の宿は確かに良さそうだが高過ぎる!」だの「雑誌でうまそうな料理を出す高級割烹料亭が紹介されてるが、ぅおい! そんなん行けるかい!」とぶつくさ言うようなもんである。無粋ではないか。その、ちょっと味わいがたいトコロノモノを記事や取材を通して楽しませてもらうもんでしょうから。それにゼニ払ってるんでしょうに、と。違うかなあ。逆に掲載されている商品と類似しているがより安価なものを見つける、とかに精出すのが健康的だと思うなー。正しい小市民の在り方とでもいうのか(ははは)。

というわけで、何でもそうだけど、「自分なりの楽しみ方」に沿わないものは読まないに越したことはないのね、としみじみ思うのでありました。「私はもう今後買うことはないです」とレビュウで宣言してるひともいて笑ってしまった(最近何となくピントずれてるレビュウ多いなあ。中身確かめもせずに買って、確かめないことがもっともヨロシクナイのに「騙された!」みたいに書くひととかよく見かける。「目次等で期待させられた内容が、自分が思ったよりも不足していて、そこが少々不満でした」とかいうのはわかるんだけど。それ以前にレビュウにすらなってない、自分の快・不快を述べるだけ、みたいなのも山程あって、参考になるレビュウが少ない……)。
いや、確かに、特別目新しいテエマで攻めてくる訳でもないし、「それくらい、誰でもやってない?」なこととかあるけれど、それだってたまたまダレカにとって「当たり前」に思えることで、ほかのひとにとってはそうでもなかったりするし、「言われてみればソレもアリだわ」と気づかされたり、と発見もあるんだけど。
「情報は豊かならいいという訳ではない」、その側面を改めて実感させられただけでも私には「買い」です。何を書いて何を削るか、それによって何処まで自分たちの主張したいこと、届けたいことを伝えるか、そこに価値を見出せる場合だってある。何に価値を見出すか、を問われてるとも言える。

選ぶのは何時だって「自分」。
小さなジャムの家
クリスティーヌ・フェルベール
4898294987

bk1の紹介文によると「クリスティーヌ・フェルベールによる日本初のコンフィチュール・レシピ集」とのこと。「コンフィチュール」はフランス語でジャムのこと。私たち日本人が漠然とかつ咄嗟に思い描く「ジャム」よりもより素材等の種類が豊富で、似て非なるとまではいかないものの、まったく同等のもの、ともいかない、ような気がする。という意味合いで「日本初のコンフィチュール・レシピ集」、なんだろうか。「ジャムレシピ集」とも言ってないしなあ(でもタイトルには「ジャム」使ってるんだけど)。

確かに保存食、それも果実や他の農作物を砂糖や甘味によって保存する食べ方は日本よりは欧米の文化だろうし(日本は塩で加工して保存、か発酵させて、が多い、かなあ)、それ故に多種多様だとは思うんだけれど、日本でだって色んな方が色んなものを紹介しれくれてるじゃん、なんて思うとそれを軽視されているというか気づかれていないみたいでちょっとサビシイ。いや、確かに「コンフィチュール」あるいは「ジャム」「のみ」で「本格的な」モノってのはなかなかないのかもしれないけど(って、検索したら結構あるよな、やっぱり)。
比較的最近のものだと、いがらしろみさんの著作とか(ジャムの作り方も掲載されているけれど、ちょっと専門的なトコロに関する補足が足りないので初心者向けではない模様)。
ジャムのお菓子―作っておけば、いつでもおいしい
いがらし ろみ
4776201437

ああ、でも、パンなんかと一緒に旨味を味わうだけでなく、料理のアクセントや引き立て役としても活躍しているらしいから、やはり単純に私なんかが思う「ジャム」ではない、のだな。
そういえば、果物を楽しみ方をこれでもかと美しい写真とともに紹介してくれた福田里香さんの本なんて、今手に入らないときたよ。どーなのよ、それ。
果物を愉しむ100の方法―お菓子とリキュールと保存食
福田 里香 日置 武晴
4388057827

出版社の役立たずー!! いい本がどんどんこうやって消えてくのかー?(つーか、ホントのホントに絶版? 重版/再販予定ナシ??)

って何だかんだうだうだ言ってるけど、要は欲しいだけです↓ 今や日本で食えないもんはないな、くらいあらゆる国のあらゆる料理や素材が手に入るけど、とりあえずは本国のレシピが如何なるものであるか見てみたい。何かが出来上がるまでの材料と過程を知るのはとてもわくわくする。

コンフィチュール・ジャムの事典―コンフィチュール・ジャムのおいしいカタログ&楽しみ方
新星出版社編集部
4405091358

こんなのまで見つけた。事典! そそる! あとジャケ買いならぬ装訂買いしたくなるのはコレ。
ジャムのほん―食卓のうえに幸せひとつ
4777003752
せつない誓い
アーリーン・ジェイムズ 新号 友子
4596609446

シリィズの中でこの6話目がいちばん読みやすいというか素直に楽しめたような気がする。

子持ち寡夫アダム・フォーチュンはまたしてもナニーに逃げられ、食事のために出かけたカフェでウェイトレスをしていたローラに出逢いひと目で惹かれる。彼女は子供の扱いがうまく、何より美しい。カフェのマネージャーに彼女が男性客(つまりアダム)に色目を使ったとあらぬ言いがかりをつけ、それに激怒したアダムは自分の名を明かし、彼女を辞めさせ、連れ去るようにしてその場をあとにした。自分のせいで職を失ったことと子供たちもまたローラを気に入ったこと、あれやこれやとリクツを捏ねて彼女を懐柔し(笑)、住み込みのナニーとして雇うことになる。
子供とどう接していいかわかっていないアダムを導き、あたたかな家庭を取り戻させるローラ。彼女も次第にアダムに惹かれてゆく。けれど、彼女はいずれこの家を去り、何処かに身を隠す生活をしなくてはならないと思っている。
かつての恋人が麻薬の密売人だったとは知らなかった。そして彼を愛していると思っていたのは幻想で、その男は執拗に彼女を追いかけている。彼女は逃げると同時に、大好きになってしまったこの一家を危険に晒すことが出来ない。
でも、アダムを愛してしまって……。

犯罪その他に巻き込まれて逃亡生活を送るヒロイン乃至ヒーロー、もよく見られる設定。緊迫した状況と、それとは裏腹に満たされた至福の時を与えてくれる環境とのギャップがそれなりのサスペンス性をもたらして、話の流れもイイカンジ。
何よりも、この話はヒーローであるアダムがとても誠実かつ忍耐強くて、自分の欲求を彼女に押しつけようとせずに居たのが読んでいて楽しめた理由、だな。カラダにモノ言わす野郎キャラつーのがどーも受け付けないらしい、私は。

ロマンス読者も、私のよーに何だかんだ言ってどういう設定だろうとそれなりに楽しめる人間も居れば、「この設定はパス」とか好みが細かい方も居る。「ヒーローあるいはヒロインのいずれかが子持ちってのがキライ。何か萎える」という意見を目にしたことが何度かあるけど、私はヘーキ。イヤなガキのせいでふたりの仲がこじれる、というパタアンは苛々するが!
この物語でも子供たち(女の子1、男の子2)が可愛くて(特に長女でもっとも年長のウエンディ)が賢くておしゃまで素直でヨロシイ。ローラの人柄をすぐに見抜き、気に入り、自分のママになって欲しいと願っているのでパパの恋を応援しちゃったりもする。下の双子の弟はやんちゃ揃いなのであれこれやらかしてくれるがそこはまあ御愛嬌(現実で遭遇したら攻撃対象ね♪)。

ローラは若い内に両親を失くして施設育ち。恋した男がろくでなしだと気づいた時にはもう遅くて、浮気をしているのかも、と尾行したら町の中でも危険地帯にある廃屋に入ってゆく。そこで麻薬の密売をしていることを知り、愚かにも彼と対決してしまったがために脅され、追われるハメになってしまったのだ。家庭のあたたかさや愛情を求めていたが故に犯さなくてもいい過ちを犯してしまったらしい。それだけに、「家庭」や「家族」に対する思い入れの深さが描かれる。
アダムは妻を亡くして以来子供たちとどう接していいかもわからず、面倒をナニーに見させ、軍隊に籍を置いていたものの退役。新たに仕事を見つけなくては、と思うものの、子供たちがいつもナニーと一悶着起こすので落ち着いて職探しも出来ない。フォーチュン家の事業に参加するつもりはなく、父親ともぎくしゃくしている。彼は彼で「家庭」「家族」の問題を抱えながらも、それを見まいとして失敗している。
ローラのある種献身的かつ無償の思いやり故に、ようやく子供たちとどう接すればいいかを悟り、家族や家庭が如何にかけがえのないものか気づくことが出来、同時に彼女に対しても愛情を感じている自分に気づく。
この辺りの描写がなかなかに細やかで、ほのぼのしたりしんみりしたり。父・ジェイクとの「和解」シーンはうっかり泣きそうになってしまった↓

互いに互いを愛していると確信し、結婚まで考えていた所に、来るんだねえ、お約束のよーに(笑)。
子供たちとアダムを危険に晒すまいと消えることにしたローラ。ローラに迫る危険を察知しあらゆる手を使って彼女にまつわる「過去」を調べ出し、救出に向かうアダム。
さあ、どうなる!

……ってまあもちろんハッピィ・エンドですともさ。
常に子供たちの幸せとアダムの心の平安、家族の和を願うローラが健気で好ましい。その彼女に恋をしてしまい、大切に思うアダムもなかなかにぐー。

あ、そういえば。アダム、は、えーと、第1話ヒロイン・キャロライン、第3話ヒロイン・アリソン(キャロラインの妹)、第5話ヒロイン・レイチェル(アリソンとは双子)の一番上の兄。あー兄妹多いやら親族関係入り組んでるやらで名前と係累憶えるだけで頭パンクしそーです。
確か7話目はシリィズ中初のパラ・ノーマルもの(ファンタシィ系や超常的な要素を含む物語はこういうくくりで呼ばれている)らしいんだけど、どんなもんだろう? 担当作家はバリバリその路線で活躍中のマギー・シェインなんだが(彼女の、少なくとも邦訳されてる作品群の中で、パラ・ノーマルじゃないものの方が珍しいくらいだ。代表シリィズはヴァンパイヤものだし。アン・ライスが受けたから書けしそれなりにウケたのでは、と勝手に思っている)。でもって、今回は物語中で誰が次の主役張るかほのめかしてなかったなあ。
とすでに本を所有しているのに何も知らないのであった↓ さあ、まだまだどんどん読むわよー。

最近再販しているので、入手し易いのはこちら。
せつない誓い―富豪一族の肖像〈4〉
アーリーン ジェイムズ Arlene James 新号 友子
4596821062

オンライン書店ビーケーワン:せつない誓い

砂漠のばら
リズ・フィールディング 苅谷 京子
4596009570


実は読んだのは去年の9月末。他のサイトから引っ張り出してUPすることにしました。穴埋めなのがばればーれ↓

リズ・フィールディングは現在「イマージュ」というレエベルに移動。よかったよかった。彼女の作風はソフトでマイルドなので、やれ情熱がどうの、セクシィさがどうの、で押したがる「ハーレクイン(定番)」よりは、「イマージュ」(割とソフトなストーリィが多く、セクシュアルなシーンは控えめ)のほうがいい、と思ってたから嬉しい。

これは彼女の作品の中で、私が知ってる限り唯一のシークもの。アラブの王子さまに有能ジャーナリストであるヒロインが誘拐(やっぱり……・笑)される、というお話。
どうやら彼の国の王位継承問題に関わることで彼女が誘拐されねばならなかったらしい、んだけど。
王子であるハッサンにとっての政敵に、彼女の能力を悪用されることを回避し、彼に王位を簒奪されないためにかどわかすんだけど、当然のよーに恋が芽生えるんだよなあ。
でもさすがリズで、王子は強引ではあるけれど、理性的で彼女に対してとても誠意ある態度で接するところがほかの強引・傲慢な「だけ」のシーク・ヒーローとは一線を画するところ、だと思う。

ヒロインの名前は「ローズ」。原題も "His Desert Rose" で、珍しく邦題に反映されてる。ちゃんと「砂漠のばら」というモノ・コトバも、物語の中で機能していて、綺麗にまとまってました。
てなわけで、評価は
☆☆☆
……ごくフツー、くらい。ヒロインが理知的かつ冷静な女性、というところがよかったかなあ。

でも、後にコミカライズされた作品を読んで、本音がぼろぼろ出てくる自分に気づいた。
砂漠のばら
リズ・フィールディング 中村 地里
4776713519

中村地里さんによってコミカライズされて雑誌に掲載されたんだけど、「あれ、かなりハナシ変えてないか?」と思った記憶がある。で、冷静になって(?)原作を思い返してみると、割と山や谷の少ない、ちょっと平板なカンジのするストーリィだったなあ、ということに改めて気づかされてしまった。強引過ぎるくらい強引なのがシークもののある種の醍醐味なんだろうけれど、リズの描いたシークは比較的理性的かつヒロインの意見を尊重するタイプだったし、事件も淡々と描かれていたので、おそらく「このままコミカライズしても少々盛り上がらない!」と中村さんが思われて、かなり物語に手を入れられたのではないかと思う次第。

こうしてみると、やはり読み比べるのも一興よのう。最近まんが版の雑誌「ハーレクイン」で、時々だけれど、コミカライズされた作品の原作を、丸ごと1冊付録でつけてくれることがあって嬉しい。毎号やってくれんだろうかと思うくらいだ(採算取れないか…)。
ハッピーグリーティングカードブック
Pooka
4054029760

とりあえず大好きな杉浦さやかちゃんも参加している、という点だけで欲しい。季節柄カアドが行き交う時期。タイムリィな出版かも。
とは言うものの、最近は e-card 等の普及もあって、あまりカアドのやり取りをする、ということ自体少なくなってきているのでは、とも思ったり。いや、待てよ、年賀状だとかそういうモノはさておき、欧米でやり取りされているタイプのカアドのやり取りは日本にはあまり無いと言えば無いような。

未読なのでナカミがちゃんとわからないのだけれど、グリーティング・カアドと一口に言っても色々ある筈だし、様々なアーティストさんが参加し、色んなアイディアを提示してくれているらしいので、かなり楽しみです。カアドだけでなく手紙もアリらしくさらに興味が♪

サイズが20×21とコンパクトなのも何だか可愛い。でも大きさや頁数の割にお値段が結構張るのがちょっと……イタイ、かな……↓(だいたいどんな書籍用紙使ってるか、とかは予想がつくんだけど。で、そこからいくとまあ高くはなるだろうな、と思いもするんだけど。くううううううぅぅぅ・泣。って、これで予想以下の紙質だったらがっかり通り越して多分怒る・笑)。

アメリカの映画なんかを観ていると、クリスマス時期に暖炉やテエブルの上にアホほど送(贈)られたカアドを飾っているのをよく見る。あれが何とも微笑ましくて好き。日本人にとっての年賀状みたいに形骸化したものかどうかは不明だが!(年賀状、あんまり楽しんで書いてる、というハナシを聞いたことがないなあ。私は大昔は一枚一枚図柄も変えて、下絵→ペン入れ→着色、と手間のかかるマネをしていたのだけれど、あの情熱は今思うと何だったのか……。冷静な自分からのツッコミ:そりゃ暇だったんだろ↓)

確実にそうなりそうなんだけど、多分、買っても眺めてほくほくしちゃって実際にはつくるには至らない、ような気がする……でも欲しいのよー見たいのよー。
熱く危険な恋人
リンダ・ターナー 原 たまき
4596609403

第3話「危険な逃避行」のヒロイン・アリソンの双子の妹・ロッキーがヒロイン。何で「レイチェル」なのに「ロッキー」? と思っていたら、実兄・アダムに幼少の頃ぶん殴られて black-eyed になって以来、というすげえ理由からだった(笑)。

祖母譲りの屈強さ・頑固さと真摯さを持つロッキーは亡き祖母の飛行機を使ったフライト・サアヴィスの事業を始めようとする。準備が整い、残るは滑走路のある飛行場のみ。近所に住む医師ルーク・グレイウルフが使用していない滑走路を所有しているため交渉に臨む。
一方ルークは「へん、この甘やかされた金持ちのお嬢が! どーせ遊びでちゃらちゃらやるだけだろーが!」と一方的に決めつけ取り合わないつもりで彼女に面会。しかし、会ったその瞬間にその美しさにノック・アウトされる(そういう意味でも彼女は「ロッキー」だな)。おまけに、彼女が金持ちのお嬢の我が儘からお遊びで何ぞやろうとしている訳ではないことを知るとますます惹かれてゆく。
ロッキーもロッキーで自分をどう見ているかを即座に判断し、腹を立てるものの、彼に惹かれている自分に気づく。けれど、かつて男性に関しては厭な経験をしている故に、そんなことがあってはいけない、と自制しようと努力する。

ヒーロー・ルークは名前から何となく察することが出来る通りネイティヴ・アメリカンの血を受け継ぐ男性で、未だ困窮に喘ぐ居留地の人々を助けるべく収入や採算は度外視。けれど、貧困故に満足な治療を受けられないクライアントがまだまだ多いという現実を苦々しく思っている。ロッキーの「滑走路を借りたい」という申し出は実はとても有り難いモノ。なのに、頭から彼女を「金持ちの甘やかされたお嬢様」としてしか見ていないものだから彼女の申し出は無視しようとする。けれど、その契約をすることであるクライアントを救えるという考えに至り、ロッキーの申し出を飲むことに。
ある日近づくまいと思いつつも彼女のことが気になってしょーがないドクターはロッキーが毎夜作業に勤しんでいる格納庫へ出向いてしまう。そこでハプニング。彼女が怪我をしてしまい、自分の病院に連れてゆき、治療することになってロッキーは大慌て。このひとといきなりふたりきりで!? 
……もちろん思った通りの展開が待っていて(ははは)、ルークはとーとー理性がぶっちぎれて彼女にキスしてしまい、彼女もそれに応えてしまう。
惹かれ合っていることを認識してしまってからのふたりはさあどーなる!?

……まあどうなるもこうなるもなるようになるんですがね(ヲイ…)。
シリィズの中であまり「フォーチュン家に降りかかる厄災と困難」に関係のない話のせいか、これもまずまず楽しめるストーリィだった。もっともやはりと言うか、野郎にイライラしてしまったが。

ロッキーは山岳救助の仕事も請け負っているのだけれど、これに彼も医師として同行する。遭難した男性を救助したものの、大雪のためにフライトは無理と判断して山中でビバークすることに。
まあね。予想はつきましたがね。でもねえ。何というか、プロ意識あるんか、お前ら、というツッコミを入れてしまう私にはやはりろまんす好きを名乗る資格はないんだろうなと思うほかなかったかなあ。
遭難者の男性に適切な処置を施す、これはよい。ロッキーがテントを張る。これもいい。さあ、どうしましょ、って、本来ひとり用の小さいテントに、ルークとロッキーのふたりで一泊せねばならないことに(遭難者男性を寝かせてあるテントは野郎ふたりじゃ狭過ぎるとか何とかで)。おまけに雪の中作業をしていたから着ていた衣服はびしょ濡れ。
「僕が彼を診ている間に衣服を脱ぐんだ」
……来たよ……。でも事実濡れた衣服着たまま寝る訳にも行かず大急ぎで脱いで毛布の中に。その後ルークが戻り同様に。
はいはい。お約束ですね。男女ふたりきり+衣服皆無+真夜中で寒い=ヤッチマイナー!! ……って言うと身も蓋もないなあ↓ いや、確かにルークは医者として一定の時間を置いては遭難者の様子を確認しに行ってはいたけれど、戻るたびに彼女とあんなこととかそんなこととかしてしまうんだなあ。……それってどーなのよ? そりゃ遭難者の容態が安定してきてるとは言え、油断出来ない状況でもあるでしょーが。何を暢気に雪山のテントの中で「運動」してんだ、コイツ、とか思ったら何かこう、ねえ……。

とにかく互いに惹かれる気持ちには勝てず求め合ってしまうのでありました。でも、ロッキーは過去の男性との間違いから「ルークを好きになっても自分が駄目になるだけ」「彼は亡くなった妻(この妻、というのがどうもロッキー同様チャレンジ精神溢れる女性で、そのために命を危険に晒し、ルークはそれを救えなかったことを少々…いや、かなり引きずっている模様)を今でも愛してる」と思い込み、彼との一夜はなかったことにしようと決意。ルークもルークで彼女とは所詮住む世界が違うだの何だのと理由をつけて彼女を遠ざけようとする。
そこに降りかかるロッキーの妊娠という事実。

ロッキーはかつて交際していた男性の言うがままに振る舞うことしか出来ず、自分は自分、ちゃんと独立してひとりで何でもやっていける、ということを自分にも周囲にも信じさせたくてしょうがない。ルークはかつて愛していた妻を救えなかった罪悪感と彼女の無鉄砲さが怖くて仕方がなく、つい彼女がもっとも嫌う態度――過保護になってしまう。やたらと心配する余り、彼女の自由や自立心にまで侵害してしまうような言動を取るのだ。それ故に何処かすれ違ってゆく。おまけに「愛してるから結婚してくれ」とは言わず「君の子供は僕の子供でもある。だから、結婚しよう」としか言わない。「責任感」から結婚を申し込まれても嬉しくないのよ、と世話焼き好きの年長の看護士に言われてもまだ何となくそれをすんなり受け容れられない体たらく。

妊娠している彼女をやたらと庇おうとする彼にイライラしつつ、ロッキーは要請を受けてまた雪山へと救助に出向くことに。ルークは止めようとするものの「助けを求めているひとを見捨てることが出来るのか、もし自分たちの子供が助けを求め、それが出来る人間が拒んだとしたらどう思うか」と言われ、自分も同行することでようやく許容する。
救助に向かったものの遭難者は見つからない。その内、ヘリのプロペラが凍結して飛行出来なくなり落下、気づけばロッキーの脇腹には松の木の枝が突き刺さっており、意識がない。半狂乱になりつつも彼女と子供を守りたい一心で緊急の手術を施すことに決めたルーク。ようやく失いたくない、それは彼女を愛しているからだ、と、発見され病院に収容され感染症を引き起こした彼女の手術の成功を祈りながら実感するルーク。

最後はハッピィ・エンドでしたよ、ええ、もちろん。ロッキーも子供も無事、ルークは改めて自分の考えがあまりにも彼女を縛り付けるもの、と反省した上で再度求婚し、ロッキーはロッキーで自分があまりに無茶だったことを反省し、自分を大切にしないことが自分を愛してくれる人間を如何に傷つけるものであるかを再認識する。
ちょっと引っかかる所(救助に向かって緊迫した状況下で求め合う、てのがどーにも気になる。逆に不安故にそうなった、と考えられなくもないんだけど、何だかなー。おまけにちゃんと避妊してない気が。妊娠を考慮しろ、医者だろうアンタ、とか思ったら何かが冷めていくんだよー)を除けば概ね楽しめた。

それにしても。ちょっと親しくなったくらいで「ハニィ」呼ばわりってヤだなあ。めちゃめちゃ親しくなってから呼べよ、とかワケわかんねえトコでイライラするし。やはりろまんす読むのは向いてないのか、私……↓

アホほど続編も訳出・出版中のためか珍しく早々と再販しているので、比較的入手しやすいのはコチラ。装訂も変わりました。
熱く危険な恋人―富豪一族の肖像〈5〉
リンダ ターナー Linda Turner 原 たまき
4596821054

オンライン書店ビーケーワン:熱く危険な恋人

簡単移動シート
B000FQL8SC

毎日せっせと過去ログの移行を行っているけれど、……終わらない。
やってもやってもやってもやっても終わらない。1年分以上あるから仕方ないと言えば仕方ないんだけど、それにしたって終わらない。いちいち手直ししつつやってるから余計に手間がかかっているのも一因か。

今年4月下旬くらいまで日記をつけるのに使用していたサイトを本来の用途に回すべく、現在日記をつけているブログ・サイトにログを移行している。エクスポートやインポートがうまくいかないようなので(というか、失敗した時のことを思うと面倒なので試してもいない↓)、ひたすら一日分ずつちまちまとコピー&ペースト・コピー&ペースト、の繰り返し。で、 email よろしくある程度の文節の切れ目で分かち書きにしていたものをこの文章同様に修正してゆく。時間と日付の変更もせねばならない(まあこれは個人的にどう、というだけのことで気にせずばんばんやればいいと言えばいいのだが)。

できれば今年中に全部移行を済ませてしまいたいのだけれど、……如何せんあと1年分以上残っているときた。
一日に私が移行できる量ときたらおよそ1ヶ月分+α程度。……終わらないこともないだろうけど先が長過ぎてウンザリ……↓ 削除してもいい部分も沢山あるし(元々は読まれることを前提に書いたいたため、自分にとって自明の理であることまでいちいち説明していたりしてクドい)、伏せる必要のない部分を明記したり、と手を入れるからさくさく進まない(涙)。
おまけにこの寒い部屋と来たら~~。指が悴んでうまくタイピング出来ないわー(暖房? いや、あるけどつけてない。←ガッ!!←打撃音。だってアブラ食うからさー・涙)。

今年中に終われるのかしら。終われなくはないだろうけど疲れたわ……。
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「ここのところ白髪が急激に増えた! 秋篠宮様目指すか!? いや、玉置浩二だ!」と嘆いている時にふとある東洋医学に基づいて健康のあれこれを語る本を読んだら「良い眠りが得られていないため」ということだった。はい。大当たりで御座います。というより、私の場合心当たりがあり過ぎです。
ロクに眠れていない毎日。寝付きが悪く、途中で目覚めたが最後、ぐっすり熟睡なんてことはなく、気づけば朝日が部屋に差し込んでいて、……(涙)。

夜が怖い。蒲団に入るのも怖い。早く眠れる日ですらわざわざ夜更かしをしてしまう。また眠れないのではないか、と入眠恐怖症(ってあるのか?)に陥るほど過敏になっている。日中眠くて集中力が無く、夜になると目が冴え冴え。もううんざり。これが不眠症とゆーヤツだ。くそう! あれほど時間があれば眠ってばかりいた私が睡眠障害に陥るとは……。

自分がそこまでストレスに曝されているとは思っていなかった。前、今よりもひどい状態にあった時すら、具体的な原因はわからないままだった。とにかく、ココロに抱えていた鬱積が自分のキャパを越えていたことだけは、今はわかる。そして、多分今もそうなんだろう。今回は具体的な理由が自分にはわかっているのだけれど。だからと言って改善出来るわけでもないのが少々厄介。

風邪も多分、そのストレスの蓄積だとか、そういうもんかなあ、とふと思った。なる必要があってなってるのではないかとぼんやり思う。あるいは単になるべくしてなったのかな、と。身体にとって必要とでもいうのか。とりあえず、自己治癒力が低下してるよ、休んだ方がいいよ、でも今までの在り方じゃ休めないのはわかるよな? と己の身体に問われているような気分。
……とか思ってたらこんな本見つけたよ。読んでみたい。
風邪の効用
野口 晴哉
4480038078


今回は鼻にきた。いつもは咳に悩まされるんだけど、今回は鼻のみ。咳はほとんどナシ。あまりにひどくて、思わず急性副鼻腔炎を疑ったほどだ。もっとも、副鼻腔炎(所謂蓄膿症、でしたか)よりも急性の鼻炎程度かもしれない、と症状から思うようになった。いずれにしてもあまり無理せずでろーんとひたすら取れる休養をたっぷり取ることにしましたが(ついつい遊びに出かけたのも悪化の原因だわ……子供じゃないんだからさあ、自分ー↓)。

自分の状況を受け容れたら、少し眠れるようになってきました。よかった。鼻詰まって寝苦しかったのに、ラクに、とまではいかないけれど、だいぶマシにもなってきたし。食べ物の匂いがほとんどわからないので何食べても感動が薄い……のが、匂いが少しわかるよーになってきた。よかったー。
でも風邪のみの症状なのか、それとも鼻炎とか鼻そのものの異状なのかは今も疑ってる。……もらった薬飲み終わったらまた病院行くのかー面倒だなー↓

とゆーわけで、少々更新がまた妙なペエスで行われます。マメにチェックして下さってる方々はそこんとこ要注意で御座います。
さよなら絶望先生 1 (1)
久米田 康治
4063635821

「サンデー」からいきなり「マガジン」行って連載始めるから何事かと思っちゃってたらコミックスもしっかり出てて読みたいなあと思っていたら友人がちゃっかり購入していてくれたおかげで読むことが出来ましたってなげえ文章だなあ息継ぎ出来ねえよ。

最近はまんが家のエンクロージャーはしない、んですかねえ。それともFA制? 契約切れたのか切ったのか単に仕事するプラットフォオム(だからそれじゃゲエムだって)変わっただけなのかよくわかんないけど「マガジン」読者を楽しませているのだろうかとぼんやり思ってみたり。小学館→講談社、ってちょっと珍しい気がするなあ、とかワケわかんないポイントでオドロいていた。もっとも講談社と集英社両方で人気連載抱えている(そのほかの出版社からもコミックス出てるか)大暮維人氏みたいなひとも居ることだし、制覇してない出版社何処よ、なCLAMPも居たか。しまった忘れてた。
「マガジン」にこの妙なノリはマッチしているのだろうか。そしてトシちゃんは。野村くんはざ・ぐっばい。まさにぐっばい(駄目だ壊れてきたよ……)。

「絶望先生」ですよ。いきなり。連載開始から「さよなら」ですよ。それだけで何かもう(笑)。イマドキ書生さんふぁっしょんですよ。それで教壇立つ。それどころか連載第1回の冒頭ではありえねー登場の仕方で笑わせてくれたですよ(いや、あれは笑っちゃいかんのか)。
ところでこのまんが、前の作品「かってに改蔵」と別な路線に行きたいんでしょーか、それとも同じテイストで行きたいんでしょーか。そのヘンもよくわからないです。ただ言えるのは「ああ久米田さんのまんがだね」つーことくらいで(それが必要十分かもしれない)。妙なノリとテンションは健在でした。

糸色望。いや、暴挙大慶寺版敵……巫山戯んなよATOK、某巨大掲示板的表記ではない。イトシキ・ノゾミ(友人に指摘されるまで「イトイロ」とうっかり表記していたことに絶望した! 「イトシキ」なのがミソなのに! 心中予定地第25番札所・故難橋から飛び降りだ!←コミックスで何のことやら確認するよろし)。それが彼の名前。しかしこのとーり横書きにしてはイケナイ禁断の名前を持つ男。そしてしっかりそのまんま「ゼツボウセンセイ」と呼ばれてしまっちゃっている気の毒なヤツ。彼が不妊した(……頼むよATOK)赴任した高校の、担当するクラスはこれでもか、と個性的な生徒揃いで毎度毎度事件と呼ぶのもおこがましいけどとんでもねえことは起きている素敵なまんがだ。一話につきひとり、というカンジで、今のところはその時のメインを張るキャラとしては女子生徒ばっかり出てくるのだが、2巻目以降どうなるのだろう。まあきっと同じ雑誌内の某まんがのように無駄にわんさか女の子キャラを出してくれるんだろう(と勝手に期待。そして、その状態を揶揄する、と♪ いや、すでにしてるのか。あはははははは)。

相変わらず時事ネタというか「その時代のその時話題になった事物」を拾ってきて茶化すのが巧い。柘榴柄のぱんてーを穿いている帰国子女・木村カエレ(大笑)のぱんてーを「上から覗き込む」ショットで描写、という濃ゆいペエジで「イチゴよりもカリウムが豊富」という註をつける辺り茶を飲んでなくてよかった、と思った(ちなみに、木村カエレが屋上から落下しそうになるのを絶望先生が足首掴んでどうにか防ぐ、というシーンなのでそんな状態でぱんてー丸見えなのだ。おまけに穿いてるスカアト、ほかのコは皆ベタ塗りショートのプリーツなのにコイツだけチェック柄……ああ、ほんのりはっきり素敵な悪意が見え隠れ~~♪)。借りた本がびしょびしょになるぢゃないのよ。
さあ、早く同じ雑誌内のアレとかソレとかにツッコミというカタチを取らぬツッコミを入れるのだ~~~(って、だからそれをやり出すと「改蔵」と同じラインになるってば)。

どういう風になってくのかしら、とか思ってたらもう出るのですね、第2巻。早いなあ(私が1巻読んだのがたまたま遅かったんだって)。
さよなら絶望先生 2 (2)
久米田 康治
4063636194

通常ツルツルのPP加工されたカヴァなんだけど、このコミックス、紙の質感そのまんまで、和紙っぽいの(だから、借り物なのでカヴァつけて読むようにしてます。汚したらどーする!)。装訂も和風。内容にほとんど関係ないけど(笑)。でもちょっとれとろちっくなサブタイペエジがあったり、で統一感があるのは確か。第1巻、表紙開くとカヴァの折込部分にいきなり前巻までのあらすじ載ってたり、紙ブログとか言って、1話ごとに関連ありそなネタでやわらか~く毒づいたりしていて小さい仕事を褒めたくなる塩梅に仕上がってます(これ、よくある雑誌の最後に掲載される作家さんたちのコメントみたいなヤツ??)。

絵が安定している状態で描いてるので線も綺麗、絵も可愛い。でもハナシが妙だ。だがそこがいい。
なんかよくわからんのだが楽しい、というまんがでした。先がどう展開してくのかも楽しみだ。貸してくれた友人、ありがとう!! 日々汚さないように気をつけつつも大笑いしています。
SMPBE マウスパット 牛丼
B00080D1DU

最近やたら食べているもの。それは。

紅生姜。

元々そんなに食べる方ではなかったんだけれど。そもそもそんなに生姜に対して思い入れだとか好きだとかいうのがないので。せいぜい臭みを消すための薬味というカンジで口にしていた程度。
九州は久留米で豚骨らあめんを食べる時は必ず入れた。入れないと物足りないの(ひとによっては入れるのは邪道なんだろうけど。でも、どのお店でも大抵セルフで好きなだけ取って食べられるようになってるもので、フツーに、当然のように入れて食っていた。ああ、辛子高菜もセルフでがんがん食えたなあ…〈うっとり〉)。豚骨のまろやかな白いスウプがうっすらピンクになるくらいには入れた。
牛丼にもわっさり盛るようになった。何かないとサビシイ。焼きそばもそれはキャベツですか、と言いたくなるくらい盛る。おまけに食べてる間に足す。そして貪る。ウマー。
先日、チャーハンを食べる時、母が徐に紅生姜の入った容器を冷蔵庫から出してくるではないか。
「ちゃーはんにべにしょーが?」
「うん。何か漬物っぽいものあったほうがいいかな、と思って」
その日のチャーハンは卵ベエスのまろやかな味付けだったのだが。戯れに紅い生姜を添えて食べ始める。ウマー。足りない。もっと。寄越せ!!
気づくと、容器の大半が紅い汁だけになっていた。結構たっぷり入ってたのに。その「たっぷり」のほとんどが私の胃の腑に移動しました。ははは。

それ以来、何かと言うと紅生姜もっさり。いや、オムライスにもビーフ・ストロガノフにも、とか、そこまで無節操ではないです。焼きそばとか牛丼とか、「ああ、つき物だよねー。無ければ無くても食べられるんだけど、無いとちょっとサビシイかなー、ってカンジの」な食べ物には必ずもっさりどっさり載せて一緒に食べる。ウマー。

唐突だが、私は冷え症だ。足が冷たいままだとまず眠れない。末端が特に弱いので、指先や爪先がとにかく冷える。足は「死人の足」を自称するほど冷える。足湯なり腰湯でもして身体をあたためて血行を良くせんか、と自分でもツッコミまくりだ。アタマの血行も良くなって欲しいものだが。
で。この生姜、という食い物。東洋医学では食べ物を陰・陽で分けて考えるのだそうで、身体を冷やすもの・あたためるもの、という違いがあり、体調に合わせて、あるいは時節に合わせて食べるものなのだそうな。故に、季節のものを季節に食うのがやはり正しいことになるし、南国のフルーツは身体を冷やし、冬の果物は身体をあたためるものらしい(だからこそその土地でなり、食べられている、ということにもなるとか)。で。生姜とゆーのは陽の食べ物で、身体をあたためる、ということになる。

で、豚肉も陽の食べ物だから、一緒には食べない、故に中国には豚の生姜焼き、みたいな料理はない、と本で読んだのだけれど、本当なんだろうか。陽×陽、陰×陰では食べない、という例として挙げていたと記憶してる。中国じゃ豚と生姜は一緒には食べないのかなー? 中華料理に詳しい訳じゃないからわからん↓(臭みを取るのに使う、のもナシ??)でもって、茄子は陰の食べ物だから、茄子と合わせて食べるのは理に適ってる、とかいうのも読んだぞ。教えてちゃ○ぐむ!


人間、自然と欲するものなのだろうか。この所真冬本番で雪が根雪になり日々積もるのを見てウンザリ、という毎日に突入しているので、冷え症の私には堪える季節である。おまけに風邪ひき。
それが紅生姜をもっさり盛りつけて食う女に変身(?)させたのか。ああ、チャーハンに紅生姜って美味しい……(そばめしにも合いますなあ、まがりなりにもソオス・ベエスの食べ物なので。もちろんアホほど載せて・以下略)。
母が買い物に出るたびにカゴに紅生姜を忍ばせねばならぬようになったのは娘がアホほど食うからだ。鮨食う時のガリはさほど食わないクセに。紅生姜だけは別格か!?

そういう訳で当分紅生姜食いは続く。どうでもいいけどTOPのマウス・パッド可愛くないかー!? 欲しい~~(ガーリィなアイテムとソレを共存させるつもりなのかお前は)。
個人的には鼠ー王国のキャラクタアはあまり興味がない。いや、可愛いなあと思うのもあるし、好きなのだってあるんだけど。姫モノはどのドールも欲しくなるし(ただし、マテル社製のヤツのみ。日本のって妙に媚びたものを感じるのは私だけか。ヘンに甘ったるいというかガキっぽいというか)。かといって姫モノのグッヅを見かけたからと言って飛びつくか、というとそれはない。
プロダクツのデザインが好きになれないものが多過ぎるのだ。甘すぎたりクド過ぎたり媚び媚びなカンジのがとにかく駄目。「それを許可するのか!?」なものをいっぱい見かける。やれ日本人好みの色だのリサアチしてまで商品開発してるクセにそのデザインを何故許容し市場に出回らせる!? なものも少なからず見かけているぞ。ライセンシィに煩いクセにセンスはな(以下非常に怖いので自粛。←やーい根性ナシ)。……私の好みがウルサイだけなんだろう、結局のところは。故に、その反動で(?)デザインさえイケてればキャラクタアの好き嫌いに関係なく「欲しい!」と思う。

つけチョコポット
B0002ZFX14

……ハナヂが出そう(いや、何も画像から見受けられる、五体に染み渡りそうな、思わず震えが来そうな、コトバを失いそうな、そのハアドな甘さを想像したからではない)。たまらん! プーさんは鼠ーモノのキャラの中でも特に関心がないコのひとつだというのにこれはごっつい好きだ!(フツウに可愛いなーとは思うが、関心はない)可愛いじゃないか! おまけに(多分)実用的! ちょこ・ふぉんぢゅが手軽に楽しめてしまうモノらしいのだが、プーさんのハニィ・ポットをまんま、ここがたまらん。これがフツーの鍋にプーさんのイラスト、だったら見向きもしない(世の中には「絵がついてるだけでも欲しい! 可愛い!」という、販売元にしてみれば有り難いことこの上ない客層というものがあるが)。芸がナイと言えばこれほど芸のナイものもないのであろーが、作中登場するアイテムを実際使える感覚が持てるところが嬉しいし(ファンじゃないけど)、「絵が付いてるだけ」よりずっとずっと可愛いではないか(ファンでもないクセに、だけど)。

キャラもののキモつーのは本来そのキャラがひっついててナンボなのであろうが、私は必ずしもそうではない。逆にそのキャラクタアが出張り過ぎるモノがニガテなのだ。主張し過ぎないのにそのキャラのものだとわかる、のがものすごく好きなのである(それ、……キャラものの意味、ある?)。これは、なので、私の好みとしては「ド真ん中」なのである。可愛い~~♪ 

玩具だけど玩具ってだけじゃないんだぜ、というところもツボかもしれない。昔懐かし「ママレンジ」を思い出せる私の年齢を問わないように(「ママレンジ」でふと「探偵ナイトスクープ」思い出した。以前依頼で実際どこまで料理することが可能か、とかいうのがあって、「一応」一流シェフ――確か西川きよし師匠の娘御と結婚した気がする――がそのママレンジを遣って実際調理して確かめる、というのがあったような気がする。ママレンジそのものが貴重品なんだよなあ。綺麗な、使える状態で保存してるひと、ってのも探してなかったっけ?)。

しかし、最大の懸念は、この容器の見えない部分に実はででんとぷーさんの絵が微笑んではいないか、ということである。それあったらオレ的にはダイナシっす(笑)。
すでにチョコレエト・フォンデュを楽しめるキットは持っているというのに欲しいぞ。黄色と茶色のかすてらカラア(私はこの組み合わせを勝手にそう呼んでいる)がたまらんです。子供にあげるなんてもったいねー(ヲトナゲナイ)。
御曹子のフィアンセ
バーバラ・ボズウェル 横田 緑
4596609365

このシリィズでは久々にロマンスらしいロマンスだった。楽しめたわ♪ 今まででは第1話とこの4話目がフツーに面白かった。大筋(フォーチュン家そのものに降りかかろうとしている厄災云々)から多少離れている、極端に関連しない方が面白い気がする(もっともどれも関係あるようでいてないようでいてある、というハナシばっかりなんだけど)。
ボス秘書モノ(何だかエライ話型名だがよくこう呼ばれているというかHQ社もそう呼んでいる。その名の通り上司と部下、あるいは端的にまさにボスと秘書の恋愛モノ。……社内恋愛は御法度とまではいかんだろうがあまり褒められたもんでもねえだろ、と思わずにいられない。会議室でいきなりお前らは何をしているのかと。恋愛どころかそれはセッ・以下略)にして契約結婚モノ(これもまあよくあるパタアンぢゃのう)。第1話とちょっとカブってるやないかい、とかそれは言ってはいけない。そんなこと言ったらほとんどの作家のほとんどの物語が何かとカブって(以下自粛)。

今回のヒーローは第1話目のヒロイン・キャロラインの従兄弟、カイル(2作目のヒーロー)の実兄。カイルがいい加減でちゃらんぽらんに見えるタイプだとすると、こちらの今作のマイケルは実直通り越して女性不信(でもテキトーに遊んではいる。……オンナはテメエの便利な性欲処理機か? まあ所詮カネ目当てに自分と付き合っている、と思い込んでいるので自然と「テキトーに付き合い、テキトーな時期に分かれる」、となるのだろう)。実母がカネに五月蠅いタイプでそれに辟易させられていたこと、またかつて婚約したオンナもまたカネの亡者だとわかった経験から、女というものはすべからくカネに執心するもの、と決めつけてかかってる(この時点で馬鹿と言えば馬鹿だが、置かれてきた状況を思うとキモチはわからないでもない。何しろ実母が守銭奴の無駄金遣いのクソアマ〈失礼〉ときている)。ヒロインは彼の実直にして勤勉――であることで彼の側に居ることが出来るのだと自分に言い聞かせながら日々を過ごすジュリア。

マイケルがある雑誌の「結婚したいアメリカ人男性トップテン」なんつーしょーもねえ記事に掲載されてさあ大変。ただでさえ女性というものと親密になりたくないというのに掲載されて以来女性たちから追い回されイライラは募るばかり。どうやらその記事の掲載には実母・シーラが絡んでいるかもしれないというから尚更腹立たしい。
その記事の掲載以降、会社のシステムがダウンするほどの email やヴォイス・メエルが送られてしまい、上層部――彼の実父や伯父までがオフィスにやってくる始末(しかもその父と伯父というのが犬猿の仲で、寄ると触ると言い合いになる。……鬱陶しい一族だな・笑)。
そこで一計を案じて出た結果が「偽装結婚」(お約束)。とりあえず「独身男性」ではなくなるから、追いかけ回しても無駄、と思わせればいい、という結論に達したのだ。すんげえカンタンだなあ。
ジュリアはボスが結婚に対して否定的なだけでなく侮蔑する気持ちや(彼女にしてみれば)根本的に歪んだ視点を持っていることを熟知している。従姉妹の結婚ですらやれ妊娠は打算によるものだの何だのと失礼極まりないことをヌカすのだ(本人たちの前で言ったら夫にして義理の従兄弟にぶん殴られるぞ)。故に、固辞するのだ。どうあっても結婚というものに対して否定的な男性とあまあま~~でらう゛らう゛~~~な役を演じるなんて出来そうにない。それより何より、「夢」を見てしまうのが怖いのだ。もとより彼が好きだったから。しかし、拒まれたら拒まれたで馬鹿マイケルは何だか悔しい(笑)。しかし、それは自分の個人的感情などではなーい! と自分に言い聞かせている。……ホントに馬鹿だな。野郎はおしなべて馬鹿揃いのフォーチュン家。こえー。

さらにマイケルのサイテーな所は、「特別手当の支給」を提案し、彼女が承諾すると侮蔑し、あからさまに嘲笑するかのような態度を取ったところ。コイツの目は節穴だな。ウロか? ウロだろ。馬鹿。どの女もみんな同じ、って、「どんな男も全部馬鹿で、アタマの中はえろと妄想でいっぱいよー!!(まあそれはあながち間違いでもないが・笑)」と決めつけてかかるのと同じで、そんなことされたらムカつくだろうに。ああ馬鹿はイヤだ。

ジュリアが承諾したのにはワケがある。彼女自身にはふだんもらっている報酬以上を望む気はない。だが、あれば有り難いのも事実。というのも交通事故で怪我をしてリハビリ・センタアで過ごす妹のために、莫大なカネが必要なのだ。けれどそれはマイケルには明かしていない。肉親を楯にするようなカタチで自分にとって有利をコトを運ぼうと思われたくないのだ。それ故にその条件を諾々と呑み、侮蔑されることも我慢して妹のため、と自分に言い聞かせる。さらに馬鹿は(マイケル、という固有名詞は何処へ?)アホみたいにくっっっっだらねえ(そしてジュリアを侮蔑するような屈辱的な内容の)契約書をアホほどつくり、少しでも彼女がそれに抵触するようなことがあれば訴えてやる、とまでヌカすのだ。過去カネ目当ての女に騙された、実母が守銭奴だった、それだけの理由でそれまで信頼して仕事を共にしてきた秘書である彼女にそこまでさせる……ウザイ。コイツウザイぞ。そりゃ人間不信強いからしょーがないと言えばしょーがないんだけど。

それからは「婚約者らしく」振る舞うことになるふたり。五月蠅い雑誌記者の追撃を逃れるために、婚約発表し独占取材をさせることにする。懸命に「幸せいっぱいのフィアンセ」を演じるジュリアの魅力に馬鹿は翻弄され始める。
もっとも、ある夜互いに憂さを晴らすためにランニングをしていた時偶然出会ってから、馬鹿…えーと、マイケルの中でのジュリアの印象はやや違うものに変わっていたのだ。乱れたところのないひっつめ髪に地味なスーツ、質実剛健を絵に描いたような太いヒールのパンプス。与えられた仕事を黙々とこなし、自分に媚びを売るようなマネもしない。ところがランニング中の彼女は髪を少しばかりほつれさせ、頬を蒸気させ、何より肌を随分と露出させていたために、「いつもの彼女」以外の側面を見たのだ(それも、過分に性的なモノを意識しつつ。これだから男はよー・笑)。それに、どこか快活さもって、ユウモアのセンスも持っていることに「この時ようやく」気づく(この惹かれてゆく様子はそれなりに納得がいく描写)。

その後はお決まりのよーに情熱(というより欲望、か)に押し流され、本当の結婚も婚約も望んでもいないクセに馬鹿はジュリアを求め、ジュリアもそれに応じてしまう。「愛してる」と言いたいのに、それを言っても信じてもらえないだろうと堪えるジュリア。

一線を越えてしまったものの、互いにそれは今だけのこと、「契約」とは関係ないこと、と割り切ろうとしている……けれど、どちらも自分の心を偽っていた。ジュリアは土日必ず妹の元を訪れることをやめておらず、それが馬鹿…マイケルの心に引っかかっている。尋ねればいいものを、それも出来ず、勝手に邪推する。自分以外の恋人が居るのでは? やはり母やかつての婚約者のようにカネ目当てだったのでは?

……訊けよ、この馬鹿。

ジュリアの肉体に溺れきってるこの馬鹿は、毎夜彼女と過ごしているのに、土日も独占できないことでイラついている。ジュリアは毎晩時間が来ると妹に電話をかけている(定時に毎晩電話をかける習慣があるのだ)ものの、別に隠しても隠れてもいない。それに気づかない、あるいは知ろうともしないのだから、マイケルが自分に関心を持っていない=本気などではない、と思っている。
そんな矢先、ジュリアは妊娠に気づいてしまう。

告白するでもなくしてしまった後、マイケルはジュリアを一方的に罵る。やはり君はカネ目当ての汚い女だったんだ、妊娠という手段で「本当の結婚」を勝ち取ろうとしたんだ、とか、どうせ土日別な男に会ってたんだろう、その見ず知らずの男の子供を自分に押しつけるつもりんだんだろう、とか……最低だな、この馬鹿は。
当然ジュリアは哀しみと絶望のあまり去り、そうなって初めてこのどうしようもない馬鹿は彼女を追いかける(おせーんだよ、鉄板の大馬鹿!!)。

まあお約束通りちゃんとハッピィ・エンドですがね。いつもいつも思うのは、どうしてこう簡単に馬鹿男を許すのか、ヒロインたちは! という点だな(まあ、余韻の足り無さとか会話のやり取りとかが作家によって巧いかどうか、ってのもあるんだけど。私が今までにそこそこ許容できた「ごめんねハッピィ・エンド(それまで傲慢不遜でヒロインを侮辱するようなマネした馬鹿ヒーローが平謝りで謝罪して許されてハッピィ・エンドになるパタアン)」はノーラ・ロバーツの「不機嫌な隣人」〈※〉くらいだったかなあ…)まあそれが「あいしてる」とゆーことなんでしょーが。自分にすべてを与えた女を「淫売」だの「娼婦」扱いしたよーな野郎をですよ。何でああも簡単に許すかなー。ひとことでもそんなこと言ったらぐーで殴るぞ、私なら。鼻の骨砕いてやるくらいの勢いで(笑)。第一、その時点で愛も冷めそうなんだが。

とりあえず、ロマンスとしては面白かったかなあ。シリィズものは出来不出来の落差がデカイというか、ノれるのとノれないのとがどうしても出てきてしまうのでちょっと大変。次回作はアリシア(第1話・ヒロインの双子の妹)の片割れ、ロッキーことレイチェルがヒロインとのこと。さて、どんな話になることやら。

今回の物語では、ジュリアのルームメイトのキアが好き。金持ちが大っっっ嫌いで、尊大なマイケルにもばんばんイヤミや皮肉を言うし、ジュリアを大切に思ってるのも伝わってくる(ジュリアに対してもそこそこ手厳しいことを言うのだけれど、それもちゃんとした関係が築けているからこそ、というカンジなのがいい)。こういう「得難い親友キャラ」に弱いわ。

現在再販中なのでコチラ↓の方が入手しやすい状態。
御曹子のフィアンセ―富豪一族の肖像〈4〉
バーバラ ボズウェル Barbara Boswell 横田 緑
4596821046


※人気の「マクレガー」シリィズの一篇。これが初版。自分の住むアパートの向かいの部屋に引っ越してきた謎めいた男性に惹かれたシビルの物語。
不機嫌な隣人
ノーラ・ロバーツ 平江 まゆみ
4596005419

現在は文庫にて入手可能。
不機嫌な隣人
ノーラ ロバーツ Nora Roberts 平江 まゆみ
4596911223

オンライン書店ビーケーワン:不機嫌な隣人

Harry Potter and the Goblet of Fire [Original Motion Picture Soundtrack]
Stuart Cassells Jarvis Cocker Jarvis / Buckle, Jason Cocker
B000BGH22W

4作目。これもまた原作未読のまま鑑賞に臨む。
見終わってふと思ったのだが、このハナシって、主要キャラの「成長」はあっても物語そのものの「進展」とゆーのはあまりない、んだな。少しずつ謎が解明されていったり、秘められているものが明かされていったりはするけど、筋だの展開そのものがものすごく速い流れや大きな展開を見せる訳ではない。今回は「例のあのひと」がだいふっかーつ! という点においては物語が大きく動いた、とは思うんだけど。その時その時の面白さと7部作という大きな流れを両立させてあるところは、相変わらずすごいなー、と単純に関心する。
何しろ、基本的には着地点の決まってるストーリィで、最終的にはハリー・ポッターと宿敵(?)ヴォルデモートとの対決・決着てえのが大きい意味での「物語の終わり」なんだろうし。
という訳で、今回は欧州三大魔法学校対抗試合開催とヴォルデモート復活の2点が大きなイヴェントで、見せ場はたっぷりだしサスペンスとアクション満載で、やはり退屈することなく最後まで楽しめた(尻が悲鳴を上げましたが↓ 2時間越えるとどんなに座り心地に気遣ってくれたであろう椅子でもツラくなるわ……↓)。

仲良し三人組の中のハリーとロンとが少しばかり仲違いをしたり、ロンとオーマイハニーならぬハーマイオニーの互いの想いの交錯があったり、と物語に違和感なく盛り込んであって内面の描写が今までよりも細やかなカンジ(2作目までは表層的に「オトモダチ」としての彼らの仲良しぶりが微笑ましく描かれていたカンジだけれど、前作の「アズカバン…」からこの「ゴブレット」にかけてはより掘り下げた「友人同士」の絆のようなものが感じられる。何かこう、イギリス人的交際の深まり方まんまってカンジなのが、やはりこれはつくられたのがアメリカの会社であっても原作者はイギリスのひとだなーと思ってしまった(よく人付き合いの分かり易い喩えとして「家」が挙げられて、アメリカ人は玄関の扉をあっさり開いて中に入れてくれるけれども、家族や親しいひとを招き入れる部屋に辿り着くまでには時間がかかる、と言われていて、イギリス人は逆に、玄関が開くまでには多少時間はかかっても、一度扉を開けると家族のように親しくしてくれる、と言われているので)。それまでハリーに対して「すげえや!」とスナオな賞賛を覚えていたロンが「嫉妬心」を除かせるところなんかは「ああ、思春期やん?(←どんな感想?)」(でもやはり友人として切り捨てることが出来ないところが可愛いヤツだ♪)という気分にさせてくれる。
ハリーの初恋云々は、……期待したほど掘り下げられて描かれたカンジはしなかったのだが、原作もああいうアッサリした描写だったのだろうか。遠目に見て、何となく惹かれて、それが本気の恋だったのかどーかもわからないままにフェイド・アウト、みたいなのは。しかし、側にあんだけ可愛いハーマイオニーが居ても「友人」でしかないのだな(映画での、映像としてのハーマイオニーは美少女なのだが、原作ではどう描写されてるんだろう。いつも「優等生でガリ勉」という決まり文句くらいしか出てこないんだが。簡単にはぐはぐ出来ちゃうくらい仲良しでやんの(ハーマイオニーとロンは逆に意識し合ってるからハグなんてとんでもねー! というカンジなのが初々しくて可愛い)。
ハグリットも可愛かったな、そう言えば(はっはっは)。ボーバトン校校長・マダム・マクシームとダンスに興じていた……真夜中の逢い引き(笑)も微笑ましいぞ。てゆーかそういうシュミか、はぐりっと……(いや、いいんだけどさ)。

「登場人物の誰かが死ぬ」と発表(?)された時、一体誰が、と思っていたら、……そうですか、そのひとなんですか、でも誰なんですか、と原作知らない私は困惑(当時そのハナシが出回った時は「ハグリット説」が強かったんだよなー。マジでそんな展開になったら大泣きするよ……)。一時期騒然とさせたその「死んでしまう誰か」は今回の映画のあのひと、でいいのかしら?(おまけに、その登場人物と来たら前作から登場していて、しかも映画版では登場してなかったという……それはどないやねん!)それとも今回のそのひとではないのかしら。わかんねーよー↓ ただ、死んで欲しくないひと、だったのは確かだ。好人物だけに。

ダンス・パーティは華やかで楽しかった。ハーマイオニーが可愛くて美しいわ♪ ハリーも決まってたわ♪ ロンが笑わせるわ(彼にとっては色んな意味で不本意なコスチュウムであったにちげえねえ! フリルにレエスまでついたクラシカルなドレス・コオト! すげえ! 罰ゲエムだ!・笑)。
若手の、それも演技経験ゼロのコから様々な経験を積んだコまで一気にばばんと出てきてなかなかの眼福であったぞえ(そう言えば、今まではホグワーツとその関係者ばかりが「登場人物」で「舞台」だったからなあ)。

アクション・シーンは今回も素晴らしい出来で、スピード感もUP。3つの試練を乗り越えよ、という課題もなかなか楽しいではないの。陸・海・空の全てで力が試される訳ね(最初の課題、では他の挑戦者たちがどう対処したのかが描写されなかったから、「空中戦」になったのはハリーだけかもしれんが)。

ヴォルデモートがとうとう肉体を得て復活。今後どうなるのか、という大きな期待を抱かせる4作目。楽しゅう御座いました。

あとはちまちまと。
1:ハリーの入浴シーン。
……随分広い浴場だった。アレ、本来なら集団で入るのか?(寮生活だけに。でも、日本ならまだしも、欧米で一緒の浴槽に皆で浸かる、というのは一般的なのか? わからんなあ。あれがベタなパブリック・スクールだったらハッテン場になりそうな・以下略)シャボン玉舞う中で泡風呂。……だにえる! すんげえ美肌! どうすればそんなに色白になれるのだ!(……白人だからでしょう)「雪○精」でも使ってんのか! ぐらい真っ白な美肌ー!!(一部女子鑑賞者にはたまらんのだろうな↓)そしてその浴場にひょい、と顔を見せた「嘆きのマートル」(よう、久しぶりー)。アンタ、痴女と化してどーする。泡で身体を隠そうとして後ずさりするハリーにすり寄るすり寄る。おまけに覗き込むし(何処をだよ)。マートル役の彼女の実年齢を思うとコワイものがあるんだが気にしないことにしよう、うん。
2:ロンのロン毛。
いや、駄洒落でも何でもない。ちょっと吃驚した。随分印象変わって見えた。大人っぽくなっちゃって…(母の心境)。双子のバカ兄貴ジョージ&フレッドも相変わらず馬鹿でよろし。そして彼らもロン毛になっていた(あれ? 元々だっけ? すでに3作目の記憶が失われている)。でも彼らは何だか可愛いんだよなあ。何で??(お馬鹿だから、だと思う…)
3:ネヴィルが!
ぽちゃっとして可愛かった彼が、ちょっとスラリとスリムに、そしてオトナになっていた……。それに、逞しくもなっていた。育ってるー順調に育ってるよー(微生物か細胞のような扱い)。でもって、かつてマンドラゴラひっこぬく実習の時に耳当てしていたにも関わらず気絶した彼が、今では薬草学をもっとも好む(?)ようになっていた。エナメルの靴を手にダンスの練習してたところが彼らしさの名残だったわ。可愛いなあ。

いやあ、みんな成長してて、当たり前なのに驚いてしまうわ。今回ドラコ役のトム・フェルトン君は出番少なかったけれど、端正さはそのままにやはり大人びた顔になっていた。
今回は特に登場人物が多かった。その割りにはまとまってたと思う。次回作も楽しみに待っていることにしよう。

てな訳でDVD。廉価版が欲しいなー(ケチ…↓)。
ハリー・ポッターと炎のゴブレット 通常版
J.K.ローリング スティーヴ・クローヴス マイク・ニューウェル
B000EPFDMQ

母の、庭での猫との遭遇率は高い。翻って私は低い。何故だ! 母の方が頻繁に外に出るからか!?(ええ、その通りですね)
家に置いておけなくなったごみ袋を、収集日までの間、置いておくのが車庫。そこに持っていくのは大抵夕方以降(あんまりごみ袋をその日でもその時間帯でもないのに持って歩いてると何思われるか言われるかわからないからねー……)。そういう時に、猫に会うらしいのだ。だいたいウチの庭をテリトリィにしているらしいのが3匹。私が見かけたことがあるのはアメショっぽい可愛いコであったが、母が言うには「すんごいきったないグレイ」のコも居るらしく、去りつつも立ち止まり母を見つめ、去りつつも振り返り、と繰り返して徐々に消えてゆくのだそうだ。猫よ、母はあまり猫好きではないが取って食いはしないぞ。むしろアブナイのはその娘なのだ。……って、だからわしの前には姿見せんのかい!(ひとり逆ギレ)

犬も好きだが猫も大好きだ。「何かあの、ぐにゃぐにゃしたところがキモチワルイじゃない」と母。「何言ってんのー、あの、腋んとこに両手差し入れてにょーって持ち上げ抱っこすると餅かお前! くらい伸びる、あれが可愛いんじゃん!」と私。ああ、猫、可愛いよ猫(……キモチワルイのアンタです、確実に)。

しかし父が動物嫌いなので飼えない。うおおおおう、飼いてー。猫飼いてー!! 真っ黒なの! でも別に茶トラでもブチでもいい! 長毛種はお手入れと掃除が大変そうなので、ちょっとパス(愛でる分にはいいのだ)。
と、飼いたいけど飼えない気の毒な貧乏人はこんな本買いましたよ。猫満載ですよ。たまんねーVv
猫って、何考えてるの!?
グウェン・ベイリ― 近藤 修
4569635024

タイトル通り、猫とよりよい関係を築き、仲良く楽しく暮らすために、猫が一体「何を考えているか」を人間視点ではなく、出来るだけ動物行動学的見地からわかりやすく教えてくれている本。小難しいことは書いて無くて、コドモでもすんなり読めそうな雰囲気。
ちゃんと飼ったことがないから知識皆無の状態で読んだ訳ですが、分かり易いようなそうでもないような(笑)。いや、分かり易いと言えば分かり易いのだ。ただ、実際自分で猫飼ってて、自分の猫を観察した時、どれだけこの本にある「実例」と照らし合わせられるか、とか、読み取れるか、に自信が持てないな、という辺りが微妙だった、のだな。飼ってると、それこそ「ああ、そっか、そういうことだったのか」とか見えてくるんだろうなあ、とは思う。故に、より一層猫飼いたくなる本でしたよ……くそう。
あと、猫が思っていた以上に繁殖力が強いのだと改めて知って、やはりブリーディング目的とか、責任持って飼ってくれると言っているひとが周囲に居て、生まれたら譲る、とか、そういう理由がない限りは、互いの「幸せ」のためにきっちり避妊手術はすべきだな、と思いました。仔猫の写真はくらくらするほど可愛かったけど。可愛いからこそちゃんと責任持って飼わねばいかん、と強く思わせられた。

タイミング良く(?)友人が先日貸してくれたコミックス。
名探偵コナン (Volume51)
青山 剛昌
4091273610

見えるかなあ、猫が表紙に。コレ、つい先日入籍なさった青山氏と高山さん御夫婦に、アシスタントさんたちや御友人たちが結婚祝いにとプレゼントしてくれたロシアン・ブルーだそうです。あー、お目目伏せがちでせっかくのグリーンの瞳が見えないねー。
写真撮ったのは奥方・高山みなみ嬢だそうで。はあ。名前は「カイト」くんとのことで(御存じない方のために。青山氏の他の人気作品「まじっく快斗」の主人公「快斗」から取ったのではないかと)。ほう。「何で『コナン』じゃないかって? 嫁さん曰く『コナンは私!』とのことで」とかいうノロケコメントがしょっぱなからぶちかましです。とうとう御自身の作品のカップルを地で行くナイスおバカっぽーになられ(以下自粛)。
さらには作中2週に渡ってこの仔猫をモデルにしたと思しきロシアン・ブルーの仔猫・ゴロが活躍(??)するまんがも掲載されておりましたが、これを見るにつけ、どうやらロシアン・ブルーにしてはよく鳴くコを戴いたよーなカンジです。ロシアン・ブルーは別名「サイレント・キャット」あるいは「ボイスレス・キャット」(確か↓)。そんくらいあまり鳴かないことで有名なんだけど、やはり猫にも個性があるので、鳴くコは鳴くらしいんだなあ。たった2週の内に20回くらい「ミャー」鳴いてましたがな。作中登場させたのは、青山氏なりの御友人たちへの感謝のキモチなんでしょうね。あとは単純に嬉しい、と(笑)。可愛いから嬉しいのか、コドモのような存在がぽぽんと現れたのが嬉しいかは独り身のアタクシにはわかりませんでしたわ(笑)。しかし、お忙しい身のお二方でお世話大変じゃないのか……?

ロシアン・ブルーもなあ、いいよなあ、可愛いよなー(うっとり)。いやもう猫は何だって可愛いわー。
さあ、おいで猫たん~食べないよ~取って食べたりしないからこっちへおいで~~……と、このオーラが遠ざけているのだな↓ 何しろ猫は無関心を装って居た方が安心してくれるらしい、ので(それもまあ個性に寄るだろうけど)。

いつか飼えたらいいなあ……(遠い目)。
通販で雑貨を買うことが多い。自分が行ける範囲にある雑貨屋が、あまりにも「たかが知れてる」店ばかりで、いいなあと思えるモノがなかなか見つからない。ふらりと入ってつい買ってしまう、ということを楽しめない環境。それが通販に走らせる(もっとも、可愛い雑貨屋わんさとある町に住んでいても、買ってたけど)。
今回は、実は半ば期待せずに買った。見た目買い。というか通販会社もちゃんと表記してくれ、明示してくれ、とツッコミたくなったのだが。
頼んだものはブック・カヴァ。文庫用ならすでに5枚は持っているのだが、つけっぱにしたまま持ち歩いたりしているので、いちいち外す手間等を考えると何枚あってもいいや、という状態。なので、カタログでブック・カヴァを見つけるたびに逐一チェックする。
何が気になるって、「厚さに対して調節可能か否か」、これ。はめ込み式(と私は呼んでいる。カヴァの両サイドが綴じられていて、一定のペエジ数の本までしか対応できない――そりゃ調節可能なタイプでも限界はあるけど――のと、本の表紙を思いっきり開かないと収納できないため、折れ目がついてしまうため。市販のスケジュール手帳についている合皮のカヴァみたいなヤツ)のものは買いたくない。厚さに合わせて片方が折り込めるようになってるのでないとイヤ、なのだ。しかし。今回はデザインに負けた。

……がーりぃで可愛いでざいんだったのです。

3種類あって、どれかひとつが届く。麻系の色で3色、柄はクロス・ステッチ風とでもいうか、ちょっとカントリィなカンジ。ゴムバンド付だから、バックの中で本が開いたりしないように出来るのもいいなあ、と思った(もっとも、あまりに厚い本に付け続けていたらびろ~~んと伸びるんだろうか、と思ったら哀しくなった・笑)。柄(とゴムバンド)もまた青・赤・茶、と3色で、その色のみで模様が入る。どれ届いても可愛いなー、出来れば赤がいいなーと思ってたら、とりあえず青いのが届いて。袋から取り出して、広げてみて驚いた。

ちゃんと調節可能なタイプじゃん! 言ってくれよ!

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調節可能なものならそうだと明記してあるので、書いていない=調節不可だと思い込み、「あーでもそれならそれで、メモ帳のカヴァにしよっと♪ 可愛くていーやん」とオーダーしたのに。のにのにのに。小さい画像なので見づらいけれど、何故か柄は「わに」……。何故カントリィ調で「わに」!?(茶だと家、とか如何にもなモティフなのに……)いや、まあ、わに好きだからいいんだけどさ(かつていきなりわにと何かのぬいぐるみを差し出され、どちらがいい? と尋ねられて前者をもらったくらいだ。デフォルメされてて可愛かったので。そして、帰宅して「名前何にしよーかなー♪」とニヤけていたら、傍らにいた母がボソリと「ワーニャ」。……それ以来紫堂家のわにぬいは「ワーニャ・ナリザレンコフ・紫堂」という名になりましたよ。何だよ直球かよ母。てゆーかワーニャて。イッパツで答えるなよ母)。

布地は予想以上に厚みがあってしっかりしてる(しかし縫製があまり丁寧に見えないのが残念……)。内側はコオティングされているので本へのダメエジは防げそう。あー……布地はもう少し薄くてもよかったかなー。バッグに入れてほかのものと一緒にぎうぎうに詰め込むハメになった時に本に跡が残りそうなのが気になる。
ちなみに、御丁寧にも紐栞付。これは有り難い+予想外(カタログでは内側をちゃんと広げて見せている写真が皆無だった。……のに買う私)。
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でも、紐短いから、微妙に役に立たななそうな気もする(笑)。ちょっと厚めの本だと本の下から見えなかったりしそう。でも、まあ、いいか。無いよりはあればあるなりに役立つであろう♪

えーと。じゃあメモ帳用のカヴァ、どうすりゃいいんだ?(今月の宿題)
教養ヴァラエティ系のTV番組とゆーものにはあまり期待するもんじゃないな、と改めて思って終わってしまった↓ なまじ自分が僅かなりとも知っていることとなると尚更いかん↓ 私の学生時代の卒論は「八犬伝」で書いたのだ。
何年かぶりに「世界ふしぎ発見」を観た。「八犬伝」が取り上げられるから。何で今「八犬伝」? と思ったら、何のことはない、放映TV局の新春特別企画時代劇が「八犬伝」なんじゃん↓ 番宣代わりの企画ものですかい。んもう、出だしでまずがっかり。いや、そのドラマそのものは楽しみにさせてもらいますともさ。ええ。見せてもらおやないの(何故喧嘩腰??)。でも、ホントに、何で今「八犬伝」?? いや、嬉しいけど。

もう途中から何を「典拠」にしたのかわかりまくりだったので、いっそ冒頭からきっちり紹介して、それを元に構成・解説・展開してます、と明瞭に視聴者に断れ! と思ったじゃないか。
完本 八犬伝の世界
高田 衛
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一応番組のEDでこの著書の名がチラリとテロップに登場はしたものの、やれ「八犬士が8人なのはどうしてか」「8人の内2人が女装の犬士だったのは何故か」「何故牡丹の痣なのか」等々、そんなものはかの高田氏の御著書を拝読していれば自明の理でしかないのだ。ええい、殊更にあれこれ調べたかのよに披瀝しおってからに! 一冊の本ちょっと熟読してオイシそーなとこ持ってきただけやないかーい! 何か、あれこれ調べ、自分なりに論を組み立て、それを自説として発表し反論も受けて立つ「研究者」に対して失礼な気がしたぞ(せめて、新たな説をひっさげた論者・研究者くらい居れば面白かったかもしれないけど。まあ、それは無理と言えば無理。近世専攻者がそもそも少ないし、大家とお呼びできるほど突出した方もまた少ないのだ)
ちなみに、初心者にはこの文庫よりも新書版の方が読み易いと思う。そもそも新書とゆーもんが、そういうモノなので(知られていない分野も分かり易く簡潔に面白く、が新書の信条だと勝手に思っております)。文庫版は増補どころか新たにまとめ直された部分も多くて、ある意味入り込みづらいところがないでもない。

高田氏のこの著書はそもそも随分昔に中公新書から出版され、当時の学会では話題の書であった。おまけに、高田氏の論述に対して堂々と反論が学術誌に掲載され、それに対する反論まで掲載、とある種のセンセーショナルなデキゴトですらあったのだ。事実、「八犬伝の世界」は目から鱗がボロボロスロットのコインくらいの勢いでこぼれてきそーな面白さに充ち満ちていた。それ故に、その説をよしとしない学者も居たし、異説・異論も当然のようにあった。それでも、今では「八犬伝」研究者にとっては「古典」になっていて、これを読まずして「八犬伝」を語るなかれ、てなもんである。故に、それを元に番組つくるのは、まあ、いいんだが。
あんだけ依拠しておいて最後テロップの一文で終わりですかそうですか。がっかりだな。とりあえず、番組観たくらいで知識も教養も身に付かない、ということだけははっきりわかったよ……↓ あれは、「プロの仕事」の、それも孫引き程度でしかないから。簡潔にまとめるのはお上手ね、と言ったところか。でもって、諸説言われてる(研究されて、その成果が発表されている)ワケだから、「これこそがただひとつの定説!」という印象も与えるようなあの言い切りもどんなもんかと。いや、確かにインパクトのある論説だったのだ。でもって、定着もしてるし(私も論文書く時は参考にした。しないで済む訳もない)だからこそ学会騒然(というとやや大袈裟だけど)な論戦まで起きたんだし。

何とももやもやするわー。ついでにまんがまで思い出すし。
X illustrated collection 1 X0〔ZERO〕〈new version〉
CLAMP
4048538942

脚本担当の大川氏はかつて「八犬伝で卒論書く」と某まんが情報誌「ぱふ」のインタビュウでまで公言していたくらいだし、確か高田氏の御著書も拝読していらした筈で、……故にこのひとの書くハナシは極端に言えば「大川版八犬伝」ばっかりである。その代表作が「X」。「北斗七星にはひとつの添え星が…」云々まで思いっきり出てくるしなあ。地球の存亡をかけて対峙する(してるのか、あれ。よくわからんな)7人ずつ居て二派に分かれ存在するグルウプ(? 「7つの封印」「7人の御使い」と称して二派居るのだが、色々あって入れ替え・脱落可能・笑)に、コアになる存在だのとまあ一致する符号は山盛り。デビュウ作の「聖伝」も「6人」ではあるけれども散り散りになっていた者たちが予言の元に集結する、というのも「八犬伝」ちっくだ。「高田版解釈」が如何に影響を持つものか、と思ったなあ、同時から。

とゆーわけで、間違ってもあの番組観たくらいで「八犬伝の面白さが、すべてがわかった!」とか言うような純真無垢なべいびぃちゃんは居ないだろうが、知ってるひとにはがっかりだったよ、な内容であったことだけは言っておきたい(ああ、でも、アレをきっかけに「八犬伝」に新たに興味を持つひとが出てくるのは嬉しいかも。つか、その程度でいいのか、そもそも、てれび、とゆーのは)。うっかり期待しちゃった私が馬鹿だったよ、くそう!

思えば1時間枠(つまり、正味の時間はもっと少ない)で語り尽くせるモノなどそうそうあるわけではないんだから、エッセンスを如何に巧く取り出して楽しませるか、がキモなんだろうから、あの番組、あれはあれでいいのか。そうだよなあ。はははははは。
危険な逃避行
マリーン・ラブレース 井野上 悦子
4596609322

可も不可もないかなあ、というところ。女優としてのキャリアも積み始めたばかりのスーパー・モデルと、ストーカーの影。そんな彼女を守るべく雇われたボディ・ガードとの恋模様。
正直に言うと、さほどヒネリはなかったなー、と。著者は元々サスペンス系のロマンスをよく書いている方なんだけれど、まあそのうちの一編ですね、くらいの。
離婚歴のあるヒーロー・レイフはその道では右に出る者が居ないくらいのプロフェッショナル。夜毎卑猥な電話をかけ、時に脅し、時になだめ、一方的なストーキング電話を受けていたアリソンの両親から依頼されて仕事を引き受ける。出逢ったその日からふたりは互いに惹かれ合ってしまう(またですかい……じわじわと魅力を理解するようになる、つーのはあんまりないんだねえ……)。
アリソンは美しく、自分にもその自覚がある。とは言っても「そういう授かり物がある、というだけで、ナカミと外見とではワタシという人間は違うの。勝手に外見で判断しないで」と常に思っている。また、常にそういう「不満」を抱かせてくれるような男ばかりを見てきた。言い寄ってくるのは「外見」につられただけ、あるいは自分の属するフォーチュン家の財産目当て。誰も本当の私、素顔の私を知ろうとはしない、そういう考えを持っている。かつて結婚まで考えた男もまたロクデナシで、決して恋愛沙汰には陥るつもりはない。
一方レイフもまたかつて職務中に爆発に巻き込まれ、クライアントを守るために大怪我をし、それを哀れみの目で見られたり、同情を寄せられることにうんざりしているらしい。結婚生活も何度形成外科で皮膚移植をしても回復出来なかったために破綻した、とのこと(仕事のせいで家を空けがちだったとはいえ、こういう辛い時に去る妻、ちうのもよくわからん…)。それ故、女性に対して甘い夢は見ないことにしている。
……でも、はい、あっさり化学反応が起こりましてね。一目見たその日から~を地でゆくふたり。でも、互いに仕事と過去とが邪魔をして、なかなか素直になれない。でも相手の魅力にも勝てない。

撮影ロケのためにニューメキシコへ。滞在先のキャビンの、誰にも教えていない筈の電話にまで例の電話がかかり、彼女の身近に居る誰かが犯人かもしれない、という疑惑が浮上(まあ、当然だよなあ)。彼女に想いを寄せていることが明瞭にわかるカメラマン・ドミニク、それ以外に働く大勢のスタッフも怪しい。誰も彼もが怪しく見えて疑心暗鬼に陥っていた矢先に撮影現場で事故発生。レイフは怪我をしながらもアリソンを危険から遠ざけるために用意していたロッジへ逃げ込む……。

ってさあ。逃げ込むも何もふたりきりになる状況を張り切って作り出してんじゃん。ああもう野暮なツッコミしかできねー。

犯人は捕まってみれば「あ、やっぱり?」くらいで、本格ミステリではないのでその辺りは御愛嬌。ちょっと頑固だけれど命懸けでアリソンを守ろうとするレイフと、彼に全幅の信頼を寄せ、自分に生まれた情熱と愛とをぶつけるアリソン。前作の若気の至りバカップルに比べれば素直に楽しめるカップルだった、かなと。

大きい流れとしては一族の長・ケイトに、頻発して起きるフォーチュン家のあれこれはすべて同じ誰かによる策略に寄るものなのではないか、という疑念が湧き、それを調査すべきと確信するに至る。

うーん、大筋部分の各パアツがそれぞれの物語でもあるんだろうけど、もう少し、一話一話身の詰まったハナシだといいんだけどなあ。第1話は割とロマンスとして楽しめたんだけど、2作目は「このバカップルは…」でがっくりきたし、3作目もサスペンス色強めてみたわよ、なんだけど、ロマンスの部分で何となくしっくり来ない部分があるし(両者とも過去色々あったとはあるけれど、過不足無く過去如何に辛い思いをし、それが現在の彼らに如何に深い影を落としているのか、が何となく不明瞭なのでいまひとつのめり込めないんだよなあ)。おまけに、それくらい彼の自制心だとかを失わせる魅力ってのがあるんだろうけど、クライアントを「スウィートハート」呼ばわりて。アンタのプロ意識は何処行ったんだレイフ。

話型としてはボディ・ガードもの(まんまやん)でした。互いに割合すんなり自分の気持ち認めるのが速いから、葛藤とか少なくて私には面白みに欠けたのかも。どうしても大筋があってそれに沿って、となると瑣末な事情が絡んできて、ロマンスのみに出来なくなるから、なんだろうと思う。これから先どうなるんだか↓

危険な逃避行―富豪一族の肖像〈3〉
マリーン ラブレース Merline Lovelace 井野上 悦子
4596821038

……上は現在復刊されて出ている方の装訂。小綺麗にまとまってるのう。同じ色調でデザインされてるから、そりゃ並べれば綺麗だろうさ。私が持ってる初版の時なんて、背表紙むちゃくちゃで並びがいやんなカンジ…(涙)。

  
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