冷めぬ熱、覚めぬ夢。

みんな、変わってゆく。

Harry Potter and the Goblet of Fire [Original Motion Picture Soundtrack]
Stuart Cassells Jarvis Cocker Jarvis / Buckle, Jason Cocker
B000BGH22W

4作目。これもまた原作未読のまま鑑賞に臨む。
見終わってふと思ったのだが、このハナシって、主要キャラの「成長」はあっても物語そのものの「進展」とゆーのはあまりない、んだな。少しずつ謎が解明されていったり、秘められているものが明かされていったりはするけど、筋だの展開そのものがものすごく速い流れや大きな展開を見せる訳ではない。今回は「例のあのひと」がだいふっかーつ! という点においては物語が大きく動いた、とは思うんだけど。その時その時の面白さと7部作という大きな流れを両立させてあるところは、相変わらずすごいなー、と単純に関心する。
何しろ、基本的には着地点の決まってるストーリィで、最終的にはハリー・ポッターと宿敵(?)ヴォルデモートとの対決・決着てえのが大きい意味での「物語の終わり」なんだろうし。
という訳で、今回は欧州三大魔法学校対抗試合開催とヴォルデモート復活の2点が大きなイヴェントで、見せ場はたっぷりだしサスペンスとアクション満載で、やはり退屈することなく最後まで楽しめた(尻が悲鳴を上げましたが↓ 2時間越えるとどんなに座り心地に気遣ってくれたであろう椅子でもツラくなるわ……↓)。

仲良し三人組の中のハリーとロンとが少しばかり仲違いをしたり、ロンとオーマイハニーならぬハーマイオニーの互いの想いの交錯があったり、と物語に違和感なく盛り込んであって内面の描写が今までよりも細やかなカンジ(2作目までは表層的に「オトモダチ」としての彼らの仲良しぶりが微笑ましく描かれていたカンジだけれど、前作の「アズカバン…」からこの「ゴブレット」にかけてはより掘り下げた「友人同士」の絆のようなものが感じられる。何かこう、イギリス人的交際の深まり方まんまってカンジなのが、やはりこれはつくられたのがアメリカの会社であっても原作者はイギリスのひとだなーと思ってしまった(よく人付き合いの分かり易い喩えとして「家」が挙げられて、アメリカ人は玄関の扉をあっさり開いて中に入れてくれるけれども、家族や親しいひとを招き入れる部屋に辿り着くまでには時間がかかる、と言われていて、イギリス人は逆に、玄関が開くまでには多少時間はかかっても、一度扉を開けると家族のように親しくしてくれる、と言われているので)。それまでハリーに対して「すげえや!」とスナオな賞賛を覚えていたロンが「嫉妬心」を除かせるところなんかは「ああ、思春期やん?(←どんな感想?)」(でもやはり友人として切り捨てることが出来ないところが可愛いヤツだ♪)という気分にさせてくれる。
ハリーの初恋云々は、……期待したほど掘り下げられて描かれたカンジはしなかったのだが、原作もああいうアッサリした描写だったのだろうか。遠目に見て、何となく惹かれて、それが本気の恋だったのかどーかもわからないままにフェイド・アウト、みたいなのは。しかし、側にあんだけ可愛いハーマイオニーが居ても「友人」でしかないのだな(映画での、映像としてのハーマイオニーは美少女なのだが、原作ではどう描写されてるんだろう。いつも「優等生でガリ勉」という決まり文句くらいしか出てこないんだが。簡単にはぐはぐ出来ちゃうくらい仲良しでやんの(ハーマイオニーとロンは逆に意識し合ってるからハグなんてとんでもねー! というカンジなのが初々しくて可愛い)。
ハグリットも可愛かったな、そう言えば(はっはっは)。ボーバトン校校長・マダム・マクシームとダンスに興じていた……真夜中の逢い引き(笑)も微笑ましいぞ。てゆーかそういうシュミか、はぐりっと……(いや、いいんだけどさ)。

「登場人物の誰かが死ぬ」と発表(?)された時、一体誰が、と思っていたら、……そうですか、そのひとなんですか、でも誰なんですか、と原作知らない私は困惑(当時そのハナシが出回った時は「ハグリット説」が強かったんだよなー。マジでそんな展開になったら大泣きするよ……)。一時期騒然とさせたその「死んでしまう誰か」は今回の映画のあのひと、でいいのかしら?(おまけに、その登場人物と来たら前作から登場していて、しかも映画版では登場してなかったという……それはどないやねん!)それとも今回のそのひとではないのかしら。わかんねーよー↓ ただ、死んで欲しくないひと、だったのは確かだ。好人物だけに。

ダンス・パーティは華やかで楽しかった。ハーマイオニーが可愛くて美しいわ♪ ハリーも決まってたわ♪ ロンが笑わせるわ(彼にとっては色んな意味で不本意なコスチュウムであったにちげえねえ! フリルにレエスまでついたクラシカルなドレス・コオト! すげえ! 罰ゲエムだ!・笑)。
若手の、それも演技経験ゼロのコから様々な経験を積んだコまで一気にばばんと出てきてなかなかの眼福であったぞえ(そう言えば、今まではホグワーツとその関係者ばかりが「登場人物」で「舞台」だったからなあ)。

アクション・シーンは今回も素晴らしい出来で、スピード感もUP。3つの試練を乗り越えよ、という課題もなかなか楽しいではないの。陸・海・空の全てで力が試される訳ね(最初の課題、では他の挑戦者たちがどう対処したのかが描写されなかったから、「空中戦」になったのはハリーだけかもしれんが)。

ヴォルデモートがとうとう肉体を得て復活。今後どうなるのか、という大きな期待を抱かせる4作目。楽しゅう御座いました。

あとはちまちまと。
1:ハリーの入浴シーン。
……随分広い浴場だった。アレ、本来なら集団で入るのか?(寮生活だけに。でも、日本ならまだしも、欧米で一緒の浴槽に皆で浸かる、というのは一般的なのか? わからんなあ。あれがベタなパブリック・スクールだったらハッテン場になりそうな・以下略)シャボン玉舞う中で泡風呂。……だにえる! すんげえ美肌! どうすればそんなに色白になれるのだ!(……白人だからでしょう)「雪○精」でも使ってんのか! ぐらい真っ白な美肌ー!!(一部女子鑑賞者にはたまらんのだろうな↓)そしてその浴場にひょい、と顔を見せた「嘆きのマートル」(よう、久しぶりー)。アンタ、痴女と化してどーする。泡で身体を隠そうとして後ずさりするハリーにすり寄るすり寄る。おまけに覗き込むし(何処をだよ)。マートル役の彼女の実年齢を思うとコワイものがあるんだが気にしないことにしよう、うん。
2:ロンのロン毛。
いや、駄洒落でも何でもない。ちょっと吃驚した。随分印象変わって見えた。大人っぽくなっちゃって…(母の心境)。双子のバカ兄貴ジョージ&フレッドも相変わらず馬鹿でよろし。そして彼らもロン毛になっていた(あれ? 元々だっけ? すでに3作目の記憶が失われている)。でも彼らは何だか可愛いんだよなあ。何で??(お馬鹿だから、だと思う…)
3:ネヴィルが!
ぽちゃっとして可愛かった彼が、ちょっとスラリとスリムに、そしてオトナになっていた……。それに、逞しくもなっていた。育ってるー順調に育ってるよー(微生物か細胞のような扱い)。でもって、かつてマンドラゴラひっこぬく実習の時に耳当てしていたにも関わらず気絶した彼が、今では薬草学をもっとも好む(?)ようになっていた。エナメルの靴を手にダンスの練習してたところが彼らしさの名残だったわ。可愛いなあ。

いやあ、みんな成長してて、当たり前なのに驚いてしまうわ。今回ドラコ役のトム・フェルトン君は出番少なかったけれど、端正さはそのままにやはり大人びた顔になっていた。
今回は特に登場人物が多かった。その割りにはまとまってたと思う。次回作も楽しみに待っていることにしよう。

てな訳でDVD。廉価版が欲しいなー(ケチ…↓)。
ハリー・ポッターと炎のゴブレット 通常版
J.K.ローリング スティーヴ・クローヴス マイク・ニューウェル
B000EPFDMQ

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