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2006年も終わりです。あっという間でした。

何の実りもない一年だったわ。

自分の努力も足りなかったし、周囲からも評価をされることもなかったし。自分なりに「うむ、これはこれでアリだ!」と思える点もなく、何をした訳でもなく。
気づいたら年越しを迎えてしまったのでした。どうでもいいけど母、二日続けて昼食蕎麦なのは何故?(まあ夜あれこれ食うから控えとけ、ということらしいのだが)

積み重なった本の山。……片づけましょう。分類して、収めるべき所に収めて、それでもはみ出すものはどうにか邪魔にならないようにしなくては。

未整理のミニ・トイズ。……ガシャにしろ食玩にしろ、まだ箱すら開けてないものがどどんとあるのは問題です。とりあえず整理してしまわなくては。あとはどう整理するか、だな。もう溢れちゃって何処にどう仕舞ったもんだか↓(それは本も一緒だろ♪)

部屋の中が雑然通り越して開かずの間として封印したいくらいの散らかりよう。ああ、誰も呼べないわ。いけないわ、そんなことじゃ。でも何処から手をつけていいかわからな~~いVv(殴るぞ)

――という1年で終わってく訳ですよ。おまけに、そんな私を阻む睡魔の攻勢。ああ、魅惑の響き「ふかふかお蒲団」には勝てないのよーっ。

とか莫迦なこと言ってる内に年が明けちゃう訳ですよ。

皆様、よいお年を。
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おしゃれ年賀状 2007 (2007)
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毎日毎日毎日毎日残業と残業と残業のせいか、すっかり忘れ去っていたぞえ。ええ、何だか高齢……いや、恒例になりつつあるぞ。

年賀状、まだ準備すらしてません。

今年までは、一家でどっかんと買い込んでいたのです。年賀状は。で、父と母の分(父が原稿を書き、母と必要枚数分け合って使用する。ひたすら家内制手工業で印刷するのは私)を刷って、自分の分のデザインを考えて印刷、だったのですが、来年以降父が年賀状を出すことを辞める、と宣言したために購入すらしていない状態(おそらく母も来た分に何らかの形で返信するくらいなのだろう。忙しいし、体調もそれ程芳しくないので机だのテエブルに向かって住所を書いたりコメントを付したり、が多分辛いものと思われる)。
なので。私もすっかり忘れてた~♪ もう郵便局は行けないし。アラヤダ! ……まあコンビニに余っていれば購入出来るだろうから、今日明日にでも出かけてみようかと。

もう仕事の疲れがどっときて眠る眠る眠る。惰眠を貪るとはこのことよ、と言わんばかりに寝てばかり。よくこんなに眠れるものだなあ、と。不眠症の女は思うのであった(不眠症吹き飛ばす程には働いていたとは思う。だって毎日10時間以上拘束されてたよーなもんだし)。

さて、どうしたものか。プリンタはしばらく使用してないのでかなりアヤシイ(印刷するものが無くても定期的にやれ、と言われたって忙しくて出来ねえんだよー)。初の「既製品」(既にあれこれプリントされてる官製はがき)を購入・使用するか(その方が早いかも)。

年賀状に対する気合いのよーなものが以前とは全く違ってることもあって、「つくるぞー!!」みたいな気分が盛り上がらないのも問題だわ。思えばプリンタのインク、切れてる色がいくつかあったなー(既にやる気が無いではないか)。

昔はあんなに手間暇かけて描いて(書いて)たのになあ。

さて、どうしようか。……てな訳で、今年は更に遅くお手元に届きますですよ。>友人・知人の皆々様。
コーヒータイムブック
川口 葉子 藤原 ゆきえ 狩野 知代
4899980744

仕事納めの今日が、実質退職日となった。本来「販売員」として売場に居る筈だった私が、あれこれ事情が重なって、じきに辞めさせられて退職するというのにいきなり全く違う部門のヘルプを言い渡され、憤慨すると共に困惑し、一時は酷く落ち込んだりもした。

それなのに。今日私が仕事を終えたのは、その解雇後突然ヘルプに入るよう言われた喫茶であった。とても忙しくて、とても――楽しかった。

喫茶担当者の2人はとても気さくで明るくて、私によくしてくれた。それに助けられてどうにかこうにか仕事を覚え、こなし、終えることが出来た。最終的には本来の部署に居ることよりも、喫茶に居ることを選んだくらいだ(実際多忙を極めたので、ヘルプに回って良かったと思う)。

あれ程今まで苛々し、怒り、負の感情をぶつけてきたというのに、今は不思議な程心が凪いでいる。お馬鹿過ぎる社長に関しての悪態は尽きることが無いけれど(ははは)。

これで、終了。何もかもオシマイ。

どうでもいいけど、イマドキは年越しも新年も家でのんびり、てのは主流じゃなくなってしまって、暇とカネにあかせて遊び歩くのがフツウなのね。正月くらいゆっくり休みたいものだけど、今は大抵元日から商売開始だし、大晦日だってお店はフツウに営業。年末年始くらい休めよ、としみじみ思う。パートや仕事のために拘束されて、一緒に過ごす時間を奪われている子供や親たちが気の毒に思える。
一緒に働いていた喫茶のひとたちと「……優雅なもんだよね。こうしてヒトが必死で働いてるってのに、こんな山奥まで来てあれこれ食べたり飲んだりしてんだから」と彼等の姿を眺めつつ仕事をする。

ヒトサマに食べさせることはしても、自分たちの昼食を食べることすらままならず、2時過ぎ3時近くに食事を摂ることもしばしば。休憩らしい休憩も無く、立ちっ放しで座ることもままらなないまま10時間近く(あるいはそれ以上)を過ごす。それでも私たちはいつも笑って笑って和やかに快活に過ごし、やりこなしてきた。
そういう部門に行くことが出来たのは、今思うと救いになっていたな、とも思う。いつしか本来の部門で働くよりも、喫茶で働くことを好むようになってもいた。

TさんIさんありがとうございました。お陰で笑って楽しく終えることが出来ました。一緒に飲んだインスタント珈琲と持ち寄ったおやつを隠れてがっついたこと(昼食がまともに食べられないことを見越しているため、それぞれおやつを持参し、皆で暇を見つけては食べていた)。愚痴をこぼし合っては励まし合ったこと。大勢のお客様をどう捌いていくかを考えては割り振りをしてノリきったこと。汗だくになって薪(ピザ用の窯があって、薪をくべて燃やし、適した温度を維持しなくてはならない)をみんなで運んだこと。材料を鬼のよーに刻んでストックをかけたこと。何だかどれも面倒なのに楽しかった。そう思わせてくれたのはやっぱり一緒に働いてたスタッフのお陰。
毎日毎日珈琲を淹れておりました(私が自分でも「これは許容だろう」と思えたのは珈琲くらい。軽食はとてもじゃないけどお客様に申し訳なくてパス! ピザは、……思ったより楽勝だった。ふー)。それであんなTOPの画像。

今でも社長の馬鹿さ加減には呆れていて、「コイツが全ての元凶だよなあ……」と勝手に会社の今後を憂えているが、不思議とあれ程腹を立てた常務にもそれ程厭な感情を持っていない(まあ、ハロワに書類提出しに行く時は、如何に問題のある職場であったかについてはとくとくと語るだろうけど・笑)。みんな元気でねー、と応援したい気持ちにすらなっている(でも社長だけはどうやっても別。アイツは一度シバいておきたい……)。

終わったんだなあ……。しばらくはゆっくり休みます。
明日が仕事納めである。でもって、私個人としても色んな意味で「しゅ~~りょ~~~~」である。その前日である。

今朝発送担当のSさんが「ヘルプお願いします~」とちまちました商品を計200以上も持参した時に、厭な予感はした(発送前にには検品だの何だのがある)。でも急ぎでは無いらしかったので、取りかかったものの喫茶に客がばんばん入って中止。ああ、今日でも客って来ちゃうのねえ、と諦めの境地に至りつつ、営業スマイル発動。忙しいわ。休む暇も無いわ。ランチだって食べてる暇無いのよ――てさ。そういう状況だった訳ですよ。
明日は3時終了の予定らしい。しかし、そうは問屋が卸すまい、と判っている。ならばその前日は、と思っていたら。

お約束かい?(←笑顔だが目は笑っていない)

本日喫茶担当。朝イチから店じまい+後片付けまで、フルで私がメインで働く(そもそもこれがスゴイ。ヘルプ担当になって1ヶ月もしないてえのにメインで喫茶やるって……。どんだけ喫茶の仕事と客をナメておるのかと)。本来の喫茶担当者Tさんは本日お休み。パートのIさんと頑張らねばならないのだ。Iさんは3時で帰宅してしまう。

後片付け、これが存外大変。食器洗いだピザ窯の掃除だ器機の清掃だ日計の〆の作業だ、とやることてんこ盛り。これを不慣れな私がひとりでやらねばならない。それでもソコソコ慣れては来たのでどーにかこーにかやりこなしてはいる。

何が怖い、って、コレが終わった後、だ。本来の業務――販売の方、つまり店の方で、仕事が残っていれば、当然のよーに私も手伝わなくてはならなくなる。
アホほど珈琲を淹れ、客の話し相手をし、洗い物をして店内の冷蔵庫に置いてある食材をバックに戻し、翌日に備えてちょっとした準備をし、テエブルを拭いて窯を掃除して……これらを済ませてすでにくったくただというのに、それでもまだやらねばならない、というのが、どうにも馬鹿馬鹿しい。自分のやるべき仕事をきっちり終わらせて、どうしてやるべき仕事を時間内に収められなかった連中の手伝いまでしてやらねばならんのか。おまけに、手伝うのが当然だと思ってるフシもある。

「私たちは残りますけど、紫堂さん、どうします?」

喫茶を後にして、店に入った私に、係長は言った。訊けば、私たち喫茶担当者の元に持参した発送用の商品は、明日送らねばならないのだという。故に、今日は9時まで残って、やれるだけはやって帰宅すると係長。

そんな話、聞いてねえぞコラ。

おのれ、発送担当Sめ! お前とゆーやつは、元々トロいちうかどんくさいちうか連絡事項をちゃんと伝えることが出来ぬおマヌケさんだとは知っていたが、何故そんな重要事項すらちゃんと伝えていかんのだ!!

「どうします?」って、係長、アンタねえ……。言っていいの? 「私、自分の仕事ちゃんとやって終わらせたんで、帰りたいし、帰ります!」って。やらないと終わらないんでしょ? でもって、やる気で残ってたんなら、とうにやってたでしょ。それをやりもしないで今の今まで何してたのよ? 寒い場所だからやりたくなかったんでしょうが(喫茶と隣合わせにある建物に、発送用の商品は運び込まれている。此処はストオヴを焚いても広いし、作業をすべき場所から遠いのでどうあっても寒いのだ)。おまけに、アンタたちと来たら、新人の私が2~3日で修得した技術を身につけてない=私より更に作業が遅い、ってことじゃないのさ。

「やらなくちゃいけないことがあるなら、残るしかないでしょう」
ムッとして言う私に「今日は絶対9時、ってなったら帰宅ですから!」と係長が応える。結局、やらせる気満々だった訳ねー……。

シバくわよ♪

やりましたよ。寒いの我慢して。ひとり黙々と。誰も手伝いに来んと。ホントは200くらい軽いんだけど、あえてゆっくりと。だってそれ終わらせたら更に押しつける仕事持ってるに決まってるんだもの! やりたくねー!!(←お前ホントに社会人か?)

明日が最後の日? ……前日でコレってことは、まあロクな終わり方しねえよな……。諦めの境地に至るのでありました。
365日雑貨暦
ナカムラ ユキ
4877586423

甘くない文化系女子本(何だそりゃ)。気づけばナカムラさんの本もこれで数冊目になる。欲しいと思いつつ買い逃したもの、買い逃したが最後既に入手困難になったものも数冊あるけれど。

まず装訂が好み。タイトル部分、画像だと小さくて見づらいし、実物を直接見ないと判らないとは思うのだけれど、エンボス仕様になっている。本物の消印風、なのだ。そして抑えた色味のコラアジュ。すっきりまとまっていて凛とした雰囲気があっていい。紙の手触りもなかなか。

「雑貨暦」、それも「365日」と来たら見たくなるのは必至(文化系女子ならば!)。毎日が雑貨と共にあるなんて! …って、思えば当たり前のこと。
私たちの暮らしには「雑貨」と何処から何処までを指すのか実はわからない、ナゾなモノが溢れかえっている。そして、何処から何処まで、なんて尺を必要としないもの、だともわかっている。それが「雑貨」の魅力なのだ。

という訳で、暮らしをちょっと振り返って、無ければ無くてもいいものから、あって欲しいもの、必需品、どうでもいいけどあると嬉しいもの、あれこれをピック・アップ。必ずしも直接的に「雑貨」とは呼び得ないものまでを取り上げている所からも「何処から何処まで」と定める必要なんてないわよ、ということが伝わってくる。何しろ、365日の初っ端、いちばん最初に登場するのは街角にある雪の積もったポスト、なのだ。

全編、一日ずつ、短い文章で綴られ、ポラロイドで撮影された、ちょっとけぶったような味わいのある写真が添えられるか、著者のカットが添えてあり、何処からでも好きなように読める。ナカムラさんだけの特別な「歳時記」としても読めるし、私たちひとりひとりにもそれぞれの「歳時記」があるのだとこっそり伝えてくれる。季節を問わないものもあれば、季節ならではなものもあって、自分が知っているもの・知らないものが365、紹介されているのだ。

そして、それだけ、の本。それだけ、なのがいい。写真を眺めているだけで、あれこれ想像を膨らませてもいいし、文章を読んでほっこり和むのもいい。
長い小説なんかを読んでちょっと疲れたな、という時の小休止にもいいかもしれない(文章読んで疲れた時にまだ読むのか、と言われそうですが、読みます、ええ)。
お茶のお供にも良さそう。のんびりと「ああ、何でもないけど何かいいよね」とほこほこ出来るので。

雑貨好きにはお馴染みのメエカア名や商品が沢山登場するのも楽しいトコロ。「ああ、それ知ってる!」とか「おお、やはりそれを御存じで」とか、親近感のようなものまで生まれてきてしまう。

ドラマティックな日常ではなく、日常がドラマティックに思える佳品。「だから、何?」と思うひとは思うのかもしれない。
私には宝石箱のような一冊。
ものづくりの英語表現(CD付)
松崎 久純
4384054289

以前、英会話教室に勤めていた頃に、是非! 欲しかった本だわ、と新刊案内で見た瞬間思った本。

当時、某大企業のエンジニアさんたちが、海外にある自社の工場に派遣されることになって、教室に半個人レッスンを受けに来られたことがある。英語に関しては全くのシロウトさんというか、特にこれまで関心があって自分で学習してきた、とかそういった経歴が一切ない方たちばかりで、いきなりぽーんと「ハイ、これから○○(国の名)行って頑張って来てね♪」と放り出されるカタチでの海外派遣だった。

現地では、英語でのコミュニケイトが望ましい。いちいち通訳を介在させていては資金も嵩むのもそうだけれど、距離が縮まらないし、手間がかかる。だから、少しでも英語を話せる状態・話すことに躊躇いを感じない心境で臨んで欲しかった、のだろう、会社としては。
「生徒」となった皆さんは、比較的前向きに、クラスを楽しんで下さったように見えたので、そういう意味では実りあるものだったと思うのだけれど、やはりもっと突っ込んだ内容まで行ければなあ、と思ってしまう。

企業側の着手(=教室への要請)も遅かったし、彼等のこれまでの「英語歴」も一律ではなかったし、それほど突っ込んだ内容、てのはまず無理だっただろう、とは思う。でもって、企業サイドとしては、ひょっとしたら工場で実際のやりとり云々はさほど期待しておらず、いきなり海外に行かされてしまう彼等が、日常最低限困らない程度の知識や対応を身につけてくれれば、と思っただけかもしれない。

でもでもでもー! こういう本があったら、より学習したくなった時だとか、より必要性を求められた時なんかに役立ててもらえたかもしれないのに、とやはり思っちゃうのであった。

今は、まず私個人が欲しい、んだけど。単純に、日本語ですらやりとりしたことないんだが(そういう企業に勤めたこともなければ、そういう業務に就いたこともない)、この「一連の流れ」とゆーものを知りたい(学生の頃の恩師が言うには、日本語で書かれたスペイン語の入門書と、英語で書かれたそれとでは、後者の方が断然分かり易かった、そうである。つまり、端的かつ論理的に話す言語としては英語の方が彼女には分かり易かったらしい。で。日本語だってちゃんと論理的に話せるぞ、とは思う反面、そういう文章が書けるひとが沢山居るか、ちうと話が別で、端的に書かせるなら、そういう方法を身につけているひとが多いらしき欧米のひとの文章の方が判りやすいのでは、ひいては英語の方が判りやすいのでは、と思ってしまうのだ)のと、英語で表現するにはどう話すのが的確なのか、を知りたいのだ。

最初、「ものづくり」ということばを見た時点である誤解をした、のだけれど(ホントに、ハンドメイドなアレとかソレを思い浮かべた↓)、企画から生産に至るまで、を英語で表現する、というのが単純に面白そう。CDもついてこの価格、というのはなかなかお買い得かもしれない。
LETTRE D’AMOUR スリール・ダンジュ4号
B000KMY3K6

……などと巫山戯た台詞を呟きながら帰宅した私の心中を察してくれ(それは無理)。

やっと「クリスマス営業」が終わった。クリスマス当日まで数日間、いつもの営業時間よりも2時間多く開店していたのであるが、それが今日でようやく終わった。……ああ、長かった。色んな意味で。客も来ないのに店に居なくてはならないあの苦痛、じきに終われるわね、と思っていた矢先に客に来られちゃうあのセツナさ、ナンボ働いてもゼニになる訳じゃねえんだよな、という諦め……ああ全てを内包していたものが今日でシャンパンの泡の如く弾けて消えるのよ(そんな素敵なものなのかい)。

正直、延長してまで店やってても、……あんまり意味は無かった。クリスマス、何が悲しゅーて山奥にまでわざわざ来るだろうか? そりゃあいらしてくれるお客様はいらしてくれるんだけど。実際いらしたし。でも数える程だし、売上も光熱費やら何やらかけてまでやる程のこともなく。

冬場は店のある場所が場所なので客数がどっと減少する。故に、少しでも売上を獲得すべくこうした措置を執ったのではあるのだが、……やはり無駄な足掻きであった。徒労、と言ってもいいわよ、社長。つーか何でクリスマス最終日に訳わかんねえ場所にイルミネイション付けてんだ? どうせやるなら初日だろ、営業時間延長開始の。でもって、本来の仕事してくれ。そんなもんにかまけて怠けるんじゃなく!!

でもまあ何とか終わったので少し安堵している。後は年末調整の書類書いて提出、てとこか。面倒だなー……。また書き方がわかんねえんだ、毎度のことながら。何でああも判りにくい説明がついてるんだろうか。日本語わかんねえヤツが書いたのか、と言いたくなるくらい判りづらい(お前の日本語が不自由なだけと思われますが)。つーかあれは控除させまいとする政府の陰謀としか(以下略)。

気づけば師走も残り僅か。マズい、年賀状書いてない…↓ デザインすら考えてないし。というよりも、出すこと自体どうしたものかと。一応出しておくべきかしらねえ。本当に親しいひとには出すつもりなんだけど。お世話になった方とか。お義理でやりとり、てのが疲れるなんてイイトシしたヲトナの言うこっちゃないと判ってはいるのだけれど。

昨日今日とケエキ食べました。今日はチキンもアリ。ケエキはホオル・サイズで買って、二日に分けて食べるのです。ああ、生クリィムがウマーだわ……。叔母からもらったチキンも美味でした。年末年始最大の恐怖は肥満だと今思い出したぜ。うう、折角今の仕事のお陰で失った○kgがもったいない!(2桁に迫る重さをどうやって失ったのかが判らない・笑)

ということでクリスマス終了。似非伴天連を自認するならばせめてミサにでも行けってのな(いや、仕事で無理だから!)。

あまぞんではケエキも買えるのか! いつの間に…! 「お○しっくす」とも提携していたのね。今年も昔から買ってるお店から購入して食べたのですが。コンビニやスーパーでも買える御時世ですが、子供の頃からある地元のケエキ屋さんにはまだまだ頑張って欲しいのでそこから買うのです。

刑事コロンボ 殺人処方箋
ウィリアム リンク リチャード レヴィンソン William Link
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DVD-BOXが再販されたそうで。でも、それもう三度目じゃないっけ? それが事実だとしたらそりゃすごい(曖昧な記憶で申し訳ない↓)。根強い人気あってこそでありましょう。決して安いとも言い切れないのだけれど、かといって高額でもない、実はとっても値頃感ある商品なのでかなりのお買い得なんですが(もう何度言ったことか。一枚ずつ購入した方の大半がショックを受けたであろう素敵価格なのは事実。おまけに予約して買ったり、あまぞんだと割引あったりでより安く購入出来ちゃったりしたので、こつこつ購入なさった方のことを思うとねえ……)。

はい、しつこく出しておきますよ。でももうあまぞんだとユーズドしか無いのね……。
刑事コロンボ コンプリートDVD-BOX
ピーター・フォーク
B0007LXPIQ

ホントに、買って損は無いです。あらすじだろうがディテイルだろうが知っていても何度でも楽しめるんだよー! 繰り返し観ると新たな発見があったりすもするし。


で。DVDでもう何度も何度もしつこく観たのにまだ観ていて、さらには文庫も購入しましたですよ。それも、かつて出版されたものの完全版、らしい。

この文庫、出る、と言われてからもうかなり経過していて、もしかしたらもう出ないんじゃないだろうかと不安になっていたんですが(確か、今年のアタマくらいに刊行するよ、と告知?されて、それ以来音沙汰無しだった)。どうやらどうにか今後も刊行する予定がある、ようです。良かった……。

で。ちまちまと寝る前に読んでいるのですが。

面白いではないか。

映像の方では詳細に語られることの無かった部分――主に犯人や彼等を取り巻く人々の感情や内面が具に描かれていて、より深みがあって楽しめる。いや、単純なノヴェライズ作品だろうかとちょっとたかをくくっていたのです、失礼ながら。そんなことは無かった。

映画(ととりあえず呼んでおく)だと特に描写されずとも伝わってくる犯人の人間性や内面が素晴らしいのだけれど、小説版ではより掘り下げることで伝わってくるものがあって、それが微妙に異なっているのもポイント(たとえば、映画だと犯人である精神科医フレミングは冷静かつ冷酷に、比較的淡々と計画を進め実行に移し、自らの行いを何ら省みることがないのだけれど、小説だとやや彼の弱さなんかも垣間見られて興味深い)。犯人の行為を幇助する女性キャラクタアの内面描写も相俟って思っていた以上に読み応えを感じる。ミステリにあらまほしき人間描写が、意外なまでにしっかりしていて(返す返すも失礼だな↓)、ちゃんと楽しめる作品に仕上がっているのだ。いやあ、買って良かった。

「完全版」、ということばが、何をどう意味するのかは実はよく判っていないのだけれど、たとえば台詞回しなんかで私たち日本人に定着してしまったコロンボ独特の口調に改めてある、とか、そういうことだろーか? ううむ、わからん。でもわからなくても面白いからいいや。

ちなみに、かれこれ5日以上ちまちまと読んでいる所ですが、ようやく我らがコロンボ氏が顔を出し始めました(ははは)。序盤は大抵何処までも犯人の動機と犯罪行為の描写に費やされるからねえ。真打ち登場まで時間かかるのは判りきってたことなのに、「出てくるまで長いねえ」と思ってしまいながら楽しみにして読んでいた。

今後の訳出にも期待♪ 難点はやや高額な点、かな……。厚みの無い文庫が1冊¥700もしてしまうとは↓ でも買っちゃうんだよ、どうせね。
ノヴェライズされた作品が単独でも面白い、というのはなかなかに稀有なことではないかと。大抵「……単に文章にしただけじゃん」な出来に終始することが多い中、個人的には大収穫です。文章も無駄が無くて読みやすいし。でもあと何年かかるんだ、DVD化されたこれまでの作品全てを、となると!(いや、そもそもそれ以前に全てがノヴェライズされるのか?)
ハーレクイン 2007年 02月号 [雑誌]
B000LC555W

年末だってのに「2月号」……いや雑誌なんてそんなもんだが。本来の12月にも2月にもHQでもお約束なイヴェントがある月だけに何かがもったいない気がする。今月は生え抜きデビュウの陽村さんが初めて表紙を飾った号なのだけれど、オーソドックスな色遣いとすっきりしたレイアウト等のせいか何だか新鮮。表紙担当する作家さんもこうしてちょくちょく変えて欲しいものだ(この雑誌は特にいつも同じ作家さんばかり起用するから尚更)。

王子様と家庭教師
ニコル バーナム Nicole Burnham 卯月 薫
4596410739


コミカライズ担当:陽村空葉(巻頭カラー/描き下ろし)

もしかして巻頭飾るのは初めて? どちらかと言うと庶民なテイストの残るHQ作品に向いていると思っている陽村さんが何とロイヤル・ロマンスものを描かれる、ということで勝手に心配(?)していたのだけれど、思っていた以上にイイカンジ。しかも、HQにはやや珍しい金髪のヒーロー(HQではダーク・ヘア、ダーク・アイズのヒーローが好まれる傾向がある)だったけれど、これも難なくクリア。そつなくなかなかにイケてるヒーローだった。ヒロイン(というか女性キャラ)もだいぶ描きこなれてきたなあ、と安心して読める(……男性キャラの描き方でBL系作品を描いていたことがあると見抜けるのは私だけではあるまい)。
奔放かつやや放蕩気味の王子を「教育」してやってほしいと彼の父王に頼まれて「家庭教師」を務めることになってしまったヒロインの物語。
コミカルではーと・うぉみんぐな話だったせいか、彼女の作風ともマッチしていて素直に楽しめた。今後今までより期待して読めそう(ヒーローが素直な性格というか、真っ直ぐさの見える人物の方が読みやすい気がする。シークものや傲慢ヒーローだとちょっと、なあ…)。

ジブラルタルの風
エマ・リッチモンド 柊 羊子
459611837X


コミカライズ担当:篠崎佳久子(カラー有/描き下ろし)

篠崎さんがコミカライズした作品にしては珍しくややコミカルでキュートなタイプのヒロイン。
亡くなった父親の蔵書を調べたいと尋ねてきた謎の男性。何故やって来たのか、何を調べに来たのか。過去と今の彼女たちとの関係が錯綜する。
……うーむ。ヒロインは背伸びして自分をクールに見せようと必死な、ある意味痛々しい女性(でも本当は素直で直情的な所が可愛いなあとも思う)で、それ程抵抗なく読めるのだけれど、ヒーローがかなり自己中心的かつ自意識過剰な言動を見せるのが鬱陶しい(笑)。読み手によってはヒロインも鬱陶しいタイプか?
そういえば前回のコミカライズ作品も秘められた過去が絡む物語だったような。毛色の違う話だったらもっと面白く読めたんだろうか? 個人的にはあまり響くものが無かったなー……残念。野郎が鬱陶しいタイプ(傲慢で自己中で尊大)だと素直に楽しめない私は「シルエット・ロマンス」がお似合いだな↓

初恋と呼ばないで
ヘレン・シェルトン 吉本 ミキ
459621588X


コミカライズ担当:稜敦水(カラー有/描き下ろし)

HQ初登場。……てゆーかふだんどんな場で活躍してるんだ↓(調べたら浅見光彦ミステリーなんかで執筆しておられた。ついでに同人情報も見てしまい、どのよーなジャンルで御活躍なのかを知った。ちょっとだけビミョ~な気分だ)一応ロマンス系な作品を執筆してもいらっしゃるようで。今回は93pにて。
ペエジ数の制限の割にはまとまっていたのではないかと。
日本ではあまり人気がない(らしい。現日本支部編集長ベリンダ・ホブス氏が以前インタビュウで言っていた。私は嫌いじゃないけどなー。職業より性格のが気になるし。日本でもステイタスとしてはベタなのに何故不人気?)ヒーローが医者、の作品。ヒロインは実習医で医者の卵。なかなか優秀なのだが実習先の病院に数年前色々あって以来会うことのなかった初恋の相手が担当医として存在していてあたふた。甦ってしまう恋心と実習医としての苦悩…みたいなカンジか。
絵としては男性キャラがもっと魅力的だったらなー、と思ってしまった。決して悪くはないけれど。女性キャラは個人的にはアリでした。テンポよく読めたし、重くなり過ぎずにまとめてあって楽しめた。

ベネチアの幻
ニーナ ボウモント Nina Beaumont 石川 園枝
4596003742


コミカライズ担当:宮本果林(カラー有/描き下ろし)

おお、ちょっと久しぶり。そして相変わらず何だかキラキラしくて読むのがちょっとだけ大変(笑)。しかも増ペエジ155pにて登場。
自分が初めて読んだヒストリカル作品のコミカライズだったので、やや期待しつつ読んだ(ちなみに、ロマンス好きにはあまり評価は高くなかった模様。私はこの作品を最初に読んだお陰で、当初HQのヒストリカル作品は色んな国が舞台になるもの、と思い込んでしまい、その後「悉くイギリスかその周辺(アイルランドとかスコットランドとかね)が舞台、稀にアメリカ開拓期」という事実に肩を落としたのだった。フランスだのイタリアだのが舞台になるヒストリカルなんて殆どねえよ!・涙。日本は色んな国を舞台にした歴史物・時代物が豊富なんだと改めて実感したぞ)。
う、うん。まあ、こんなカンジ、かな(どんな感想だ)。
超能力を有するジプシー(原作のまま記載します)のヒロイン。妹を陵辱した男を見つけ出し復讐することを誓っていた。偶然出くわした貴族の美しい男こそがその憎むべき相手ではないか! 奴隷同然に買われそうになった所をその男に助けられ、気に入られてしまい軟禁される。自分の「力」で感じ取れる彼は、復讐すべき相手にも、そうでない人物にも見えて戸惑うヒロイン。一体何が真実なのか判らなくなると同時に彼に惹かれてゆく。
ややパラ・ノーマル的要素(ヒロインに超常能力がある)を含むものの、ベネツィアを舞台に華やかさとアクション性を兼ね備えていて個人的には好きな話。かなり前に宮本さん御本人がオススメ作品として紹介したことがあって、その時のヒロインの絵が自分のイメエジと近かったのに、改めて描いた今回変わっていてちょっとガッカリ(まあヘア・スタイルくらいなんだが)。
割とそのままコミカライズしてあったのでまずまず。正直言うと可も不可も無く。

陽村さんの作品が楽しめたのと、新しい作家さん登場でそれなりに楽しめたのでよしとする(偉そう)。ああ、狩野さんや美里さんといった以前よく登場していた作家さんの作品が本誌で読めなくなって久しい(涙)。かむばーっく!
来月号は何と5本掲載とのこと。ラインナップは小林博美さん、伊勢崎とわさん、橋本多佳子さん、岡本慶子さん、進藤ここあさん(おお、また御新規さんですか…)。橋本さんの作品に多大に期待を寄せる。以上!(いや、小林さんの作品も楽しみだけど)岡本さん、今回のカット絵だけは可愛らしく(デッサンの異常なまでの狂いが無く)見えたけれど、……またあの虚ろな瞳で物語を展開されるのであろーか。こわいよー。
WON’T BE LONG(DVD付)
バブルガム・ブラザーズ Bro.KORN B.G.B.
B000K4X7F6

ああ、ジャケットが懐かしい。カヴァされて正直吃驚した。オリジナルを上回れる自信が無いと出来ないだろ、と思ってたから。いや、あってやったんだろうけど。というかそうじゃねえとオリジナルに失礼だろ、と思うのでそうであって欲しいのだが!

で。カヴァはやはりというか、個人的には「……あーあ」でした。

「EXILE」嫌いじゃないし、彼等のオリジナル楽曲は好き。あー……こーださんは興味の対象外だわ。そのせいかより見る目・聴く耳がキビシイのかもしれないけれど、オリジナルの良さには遠く及ばない、という気がしてしまう。なんかこう、やっすいの、今回のカヴァは。

オリジナル、既に○年前の曲、と改めて確認してちょっと愕然。でも今聴いても十二分に格好いいしイケてる。硬派、というのとは違うけれど、何処か骨太感があって、ヘンなカルさはない。でも軽妙。
とにかく groove に満ちていて全く古びてない(断言)。いい意味でのある種の泥臭さがあるのに何処かクールで洗練されてるし。あれで完成形と言えば完成形なので、これを上回るだけの何かが無い限り、少なくとも私のココロに響くものは何一つ無い、んだよなー……。

何でもかんでもカヴァすりゃいいってもんじゃないよー、アーティストも売れてるのを使えばいいってもんじゃないよー、の典型に見える。あのカヴァは。遠目には格好いいんだろーし、イマドキな仕上がりなんだけど(全くべくとるが違うけれど一応カヴァ、という共通項で言うなら、「ピンクスパイダー」のカヴァは聴ける。 hide のファンにはあまり評判よろしくないのかもしれないけど。あのシャウト感とか、オリジナルとはまた違う魅力があっていいなあと。hide はややソフトでセクシィさのあるシャープさ、「RIZE」はパンクなノリ。異なる魅力を持ったアーティスト同士なのに、カヴァ、結構いいなあと思ってる。どちらにもコダワリが無いからか?)。

私が所有しているのは今や懐かしの8センチシングルだよ……↓ よくカラオケで歌う曲のひとつだなー。最近ちょっとゴブサタだったのでまた友人と行く機会があれば歌いたいナリ♪ 

リアル・タイムで聴いてた頃ってまだおこちゃまだったねえ(しみじみ)。
永遠の少女マンガぬりえ はいからさんが通る
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思えば子供の頃、どうしてあんなにぬりえが好きだったのか。子供なりにもあれこれ色の組み合わせだのを考えたりして必死に塗っていたものだったが(とにかく全ペエジ早く塗り終えてそれを眺めたい、と思ってしまう)。

キャラものだと基本的にはオリジナルのままの髪の色にしないと気が済まない、というコダワリがあって、今思うと自由さが無いというか、勝手に縛りを設けてあがいていたよーにも思うのだが。

最近オトナ向けのぬりえ、をよく見かけるようになったなあ、と思っていたら、今オトナ、かつて幼かりし頃、あるいは若かりし頃に夢中になっていたと思われる少女まんが作品のぬりえが目白押し、なのね。「ベルばら」ぬりえの存在は知っていたけど、そうか、「はいからさん」もあったのか!(私が初めて買ったコミックスの一冊なので妙に感慨深い)

子供の頃から自縄自縛状態だった私なので、多分今塗って楽しむとしても、結局それほど「冒険」出来ずに塗り終えてしまうのであろうけれども。ええ、紅緒さんなら茶色で、少尉なら黄色で髪の毛塗っちゃうのよ!(涙。いや、でも、少尉は黄色じゃないとねえ……つーか伊集院忍を「少尉」とばかり呼んでしまうこの刷り込みの悲しさよ・笑。紅緒さんてば大抵彼を階級でばかり呼んでたんだものねえ)

ぬりえ、いいなあ。何であんなに楽しかったかねえ。着せ替え(ええ、紙製の! そういえば、今でも売ってるのかしら……)とぬりえはわんさと持ってました。チープだしシンプルだけど、でもそれで十分に楽しかった。

綺麗に塗れる自信も無いけど、成田美名子さんとか、絵が達者なまんが家さんのぬりえ、欲しいなー(そして彼女のように美麗な仕上がりにはならず落ち込む、と。←お約束)。清水玲子さんのもいいわー♪ あとは個人的に好きな高河ゆんちゃん辺り(え、下描掲載された時の雑誌を買えば塗れるって?)。

永遠の少女マンガぬりえ ヨコハマ物語
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より衣服等のディテイルが繊細かつ詳細に描き込まれるようになったこの作品も塗り応えのありそうな(着物やドレスの柄がー!!)。「あさきゆめみし」まで言ったら塗るのに真剣になり過ぎて、息抜きだとか楽しみの領域から逸脱しそうだ(笑)。

ぬりえ。いいなー「これ!」というのが出たら買っちゃおうかしら♪(松苗あけみさんのぬりえもかなり惹かれるものが! 描き下ろしもあるみたいだし)
うちごはんにおいでよ。
たかはし みき
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好調に描き下ろしの単行本が発行されてるなあ、と「ファン」としては嬉しい限り。

元々は「こげぱん」の生みの親、として好きだった。キャラクタア商品が好評得てから忙しくなっただろうに、御自身でも何でこんな面倒な塗りにしちゃったんだろうと後悔しちゃうような手間のかかる塗り方を貫いて、絵のクオリティは上がっていくし。4コマまんがまで描き始めた時は「イラストレエタアさんなのに大丈夫?」とか失礼な心配をしたものだけれど、今でも単行本が出るくらいに続いて、ちゃんと楽しめる内容になってるし。

幼少向けの絵本でキャラありきとは言え「おはなし」付で丁寧に描かれた絵本も可愛らしくて良かった(いい意味でのほほんとしていて子供向けであった)。

「こげぱん」、というキャラが発端(?)で出来た企画モノの紀行モノのイラスト・エッセイ本で「ああ、プロなんだなあ」としみじみ実感。時々さくっとキツめな発言が垣間見られて「ほほう…」と思ったりと新たな発見も。

さらにはパンをキャラにした縁からパンにまつわる本まで2冊も出された。これがまたイイカンジの色合いに程良い簡略化(ベッタベタにリアルではなく、かといって如何にもな省略っぷりもなく、彼女らしいタッチで描かれた「イラスト」)。

で。今度はパンでもこげぱんでもなく、まったくのオリジナルで、料理のレシピ本。レシピそのものは考案・監修する別な方が担当し、彼女はあくまでもイラストの部分や御自身をモデルにした登場人物のちょっとしたまんがや料理に対するコメント等を担当。

この「うちごはんにおいでよ。」では家に招いて食事する機会が増えたけれど、もてなすにもどうもてなしたものか、対象によっても時間帯によっても食材によっても迷っちゃうし、これぞ、というのが浮かばない! という「もてなしたい気持ちはあるけれど実践となると…」なひとにうってつけの、難しすぎないレシピが満載。これを可愛いまんが+イラストで紹介してくれている。

料理の絵が、とにかくちゃんとイラストとして成立している(単体として見ても十分楽しめる)のと同時に、美味しそう(完成図として見ることが出来るし、「料理の本」としてもぐーVv)なのが素敵♪ ちょこちょこ挟まれるまんがも可愛い。

この本で、改めて、「ああ、『こげぱん』だって大好きだけど、ひとりのイラストレエタアである彼女と、その作品が好きなんだ」と思ったのでありました。

レシピは「お酒の好きな友だちが来る日」、「鍋パーティの夜」、「特別な日のレシピ」、「目上の方をもてなしたい」、「お茶の時間のお楽しみ」と大きく5つに分けて紹介。そのほか、お持たせのアイディア、ウチで楽しめるカクテル等コラムも充実。「ああ、あるよね、そういう時って」な5つのシチュエイションでも、そうでない日でも楽しめる程良さもナイスです。オススメVv

最近は一イラストレエタアとして色んな仕事をなさっていて本当に嬉しい。Web上での連載とか、「おお、こんな仕事も!」と見つけるたびに勝手に喜んでる。単行本化が待ち遠しいナリ。

ポストオフィスマニア
森井 ユカ
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森井ユカさんの新刊。……どこまでもどこまでも趣味がカブってどうしていいかわからないわ。ツボな本ばかり出るのよ。ちなみに次回出る本のテエマは既に決まっていて、「ミュウジアム・ショップ」よ。ぐっっはぁぁぁぁぁああああ! どこまでもどこまでもカブってるよ!!

というよりもですね。雑貨好きなら多分みんなカブってると思う。本当は、みんなこういうモノをこそ見たいし知りたいし集めたいんじゃないか、とすら思ってる。海外行ってブランド・ショップ見るよりも、スーパー行ったりカフェやティ・ルームに入ってみたりホテルのアメニティ・グッズや飛行機でもらえるあれこれが気になったり、その土地だからこそある・要るというものが見えたり、そういう発見に繋がるようなあれこれが好きでしょうがないんじゃないかと。
雑貨の醍醐味は「日常」に「何となく」存在していること。あまりに「何となく」過ぎてちょっと見過ごされている時もあるモノ。それ故にそれが愛しくてしょーがない、というもの。「何気ない」もの・ことでもあって、だからこそ生まれた経緯や存在意義(実用性、でもいい)が楽しかったりするもの(存在意義なんて無いよ、なものは無いことにアイデンティティがあるので、それはそれでいいの・笑)。

そんな訳で、雑貨乙女必携の書、第6弾発売。私は「ロンドン雑貨」から彼女の著書を買い続けているのでコンプリィトだ(ふふふ)。

ああ、今すぐ旅に出たい。

「雑貨狩り」に出かけたくなることウケアイであった。いかん。危険だ。でも発禁処分は止めて。

生活に根ざしているものだからこそ、その国が見えてくるよ、というスタンスで、楽しみつつ自分がいいと思うものを実際に手に入れ使ってみて、「こんなのがあるんだよ、こんなのもあるんだよ」と具に紹介してくれているのが彼女の本なのだけれど、これもやはりハズレ無しです。郵便グッズ大好きの私としてはたまらんものがある(アメリカもいい。集配もやってるようなデカめの局行ってあれこれ見るのは楽しいぞう!)。
ドイツやフランスといった馴染みの国から、近年やたらと注目されまくりの北欧、さらにはアジアまで網羅している。メインはやはりというべきか、ヨオロッパ各国のポスト・オフィス。
思えば、何故手紙を扱うのに、日本の郵便局てえのは便箋や封筒は置いてないんでしょうねえ。はがきは官製だから、まあがっつり置いてる訳だけれども。その点、海外だとフツウに販売されていたりする。それも、デザイン性の高いオリジナル製品。コーポレイト・カラアを使ったものや、切手のデザインを配したもの等、とにかく可愛いし実用的なのだ。荷物を送るための箱ですら可愛らしい。そのまま贈り物を郵送するのに使う、ということを配慮しているのと、無駄な包装は避けるお国柄であれば、尚更デザイン性が高くなるだろうし。どの国のデザインもそれぞれに味わいがあってどれもこれも欲しくなる。実用性がありつつも、遊び心と洗練されたセンスを伺わせる数々の品々には釘付けになるぞ。どれもこれも欲しくなって困るし。それでいて、やたらと高額なもの、は無い訳で。尚更そそられてしまうのだ。

彼女の本の素晴らしさは、単にモノの紹介に留まらないところ。その土地での暮らしぶりが伺えるだけでなく、かいつまんでわかりやすく歴史や文化、その国の「過去」と「現在」までを伝えてくれるのだ。実際に働いているひとたちの姿、ポスト・オフィスに訪れた人々の姿までも活写(実際に写真が載ってることも。みんないい顔をしている)してくれていて、その国に行かなくては! と思わせる力がある。

切手を選んでレタア・セットを選んで筆記用具を選んで…と、 email では出来ないあれこれを、久々にやってみたくなる筈。いやもうその国々に行ってポスト・オフィスに行って、わざわざ手紙を書いて投函したくなる! そういう魅力と魔力がぎうぎうに詰まっている。
それにしたって何だって海外のものはああも可愛いのか! 民営だろうが国営だろうが日本よりも断然力入ってる。つくる側の工夫とセンスの良さにうっとりだ。

「いつもと同じく」コンパクト(既刊はすべてまったく同じではないにしても、どれもA5以下で小振り)。なので、是非いつもバッグにしのばせておいて下さい。出来れば、パスポオトも。何時でも旅に出られるように。
出来ないならば、じっくり眺める、ぱらぱらと流し読む、それだけでも旅行気分が味わえます。もっとも、行きたくてしょーがなくなるけども。

ああ、何処にでも行ける切手に(以下略)。
VALUESTAR S PC-VS500GG
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ウチのぱそ子がようやく修理を終えて帰宅した。お帰りぱそ子!!

原因は何だったんだろう、と思って添付されてきた書類を見たら「インバータボードの交換をし、…」云々とある。い、いんばーた・ぼおど? 何でしょうかそれは(どうやらコンピュータ関係の言語云々の方よりも、蛍光灯のインバータとも関係のあるらしきコトバで、液晶部分に関係したナニカ、らしいのだが。要は液晶画面の明度とか表示に関わると考えればいいのか?)。
とりあえず、ディスプレイが真っ暗でほぼ何も見えなかったあの症状は解消されて、きっちり直って戻ってきたらしく安心♪(そりゃ修理に出したらきっちり直るやろ、と思われるだろーが、安心出来ないではないか、実際見てみなくては。搬送中の事故皆無とも言い切れないしー)

これでよーやくネット生活に復帰。もっとも、ネットで何が重要、って、私の場合は「本の購入」。これに尽きる。田舎に居ると書籍購入にごっつい苦労するのだ。都市部と違ってクルマが命なので、自分専用のクルマを所有していない私には本1冊買うのも結構な手間。ネットなら新刊チェック出来るやら即座に欲しいものを購入出来るやらで便利なことこの上無いのだけれど、……ネットに頼り切っていたために新刊をすぐに買えなくてイライラ。
更には友人のブログだとか見たいサイトが見られない。これも痛手。そりゃあ消えたりはしないけれど、リアル・タイムの更新てのが楽しみなのに。

テメエのブログ更新も気にならないではなかったけれど、すでにぐだぐだ状態なのでもう諦めもつく。でもこれからちまちま埋めていくのか、と思うと何だか今から疲れる(ははは)。

メエルもアホ程溜まってました。今回はトータル700通くらいだろうか。そんなに溜まらなくても(涙)。サーバ上で削除出来るものはしたり、日付が古すぎるものはさっくり消したり、の繰り返し。ああ、まだまだある……。

何はともあれPC復活。これで当分大丈夫……だと思いたい。機械はアタリモノだから何とも言えないしのう(友人と同時期に同じ会社の同系列のPCを買っているのだが、お互い「何でそんなことが起きる?」が日常茶飯事だ。私らはハズレを掴まされたのか。はたまた単純にダメな会社なのか。……そんなことは無いと言ってくれ日本○気。頼むからそうじゃないと言ってくれ日本電○)。

購入からすでに5年。「保ってる方だよ」と言われそーだがまだまだ使うのだ。購入資金なんて無いんだーっ!

TOPの画像は無論最近の機種であって私のPCとはまったく! 違う。同じ系統だけど。ここのメエカアは比較的サポオトがよろしいということで購入に踏み切ったのだが、やはり深夜の対応はなく、そこが残念。夜遅くじゃないと帰宅出来ない労働者は沢山居るのよ~~(涙)。←いや、お前の職場はかなり異常だ。

プチプチたまごっちはうす お見合い相談所
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何処の世界に自分の兄に私のよーなもんを紹介するヤツがいる!

――以上。

今の仕事に就いてから、どういう訳かやたらと「結婚相手」の斡旋(?)に合う。「今ね、○歳で、仕事は××、社長だよ、社長!! どうよ!?」とか言われても、……どうしろと? 客からも言われ、同僚からも言われ、正直どうしていいかわからないんだが。何故よりによって私なんぞを紹介しようとするのか? もっと世の中にはちゃんとしたヒトが居るだろうが。

そう思っていたら。いちばんのツワモノが。
「ウチの兄なんてどーおー?」
……同僚から言われてきたのはこれまで他人サマの斡旋でしたが。何と実の兄を勧める、というか、兄に勧める、というか、……それでいいのか!?

一緒に働いているひとだけに、無碍にも出来ずにいたら、いつの間にかセッティングされていた。今日会え、というのだ。

ええええええ!? いきなりかよ! しかも今日貴重な休みなのに!!(←ここがいちばんの本音か)

会いましたよ。会ってきたですよ。んで、感想。

特に何にも感じませんでした(異性として)。

お互いいきなりだから話題もないし↓ でもって、その同僚の兄上、ちうのが、これまで仕事一筋で来ちゃったひと、らしいのだな。もう話題は自分の仕事にまつわるものばかりで、私にはちんぷんかんぷん。話題が豊富なひとだと、もう少し楽しかったかなあ、と必死で話題に合わせる私。ああ、辛い。とってもとっても辛い↓ ヲタク女と仕事一筋真面目男ではそもそも合う筈もないのだが、同僚は私がヲタクだということをあまり知らない(だって、職場でそんな話題全開で接するか? しないぞ。いや、互いに通じるものがあるひととはそういう話もするけれど)。

とても誠実そうなひとだなあ、とは思ったけれど、とにかくカタイというか何というか。初対面だから尚更お互いカタイんだが。あれ程苦痛だとは思わなんだ……。

でも、個人的にダメ出ししたい所が。同僚の兄上サマ、今後女性と食事に行かれる機会がおありでしたら、ドアを女性に開けさせる、てのはなさらない方がよろしいのではないかと。男友達ですらドア開けさせたりはしないですよ、私みたいなのでも(そりゃあ手が塞がってて、とか、理由ある時は別)。
ああ、確かに女性慣れしてない方なんだなあ、それだけ忙しかったんだなあ、ということは判ったけれど。

「良かったらまた会ってみてね~♪」と同僚から言われたものの、正直会ってどうしろと言うのですか、としか思えなかったのでありました。そのメエル見てから「……これってある意味見合い?」と思った私のどんくささも問題だな↓

とりあえず、もっといいひと探しましょうよ、と返信したのは言うまでもない。
コーヒー&エスプレッソの技術教本―抽出・バリエーション・焙煎
旭屋出版「喫茶&スナック」編集部
4751102141

彼女はずっとひとりで切り盛りしてきた。確かにヘルプが入ることもあるし、でもそれは基本的には彼女が休みの日に入れるひとが居ないと困る、という単純な理由が発端の筈だ。まだこぢんまりしていて、客数も座れるテエブル数も限られていた頃は、ひとりでどうにでも出来た。どうしても忙しくて手が回りそうにない時だけ、助っ人の要請をした。何だってひとりでやってきたのだ。
仕入れ。接客。調理。珈琲がウリのひとつでもあるから、焙煎も彼女の仕事である。ソフトクリィムなども饗しているので、そのマシンの洗浄作業だってやってきた。開店前の掃除、閉店後の経理会計、後片付け。

自分だから出来たんだ、という自負がある。休みだって必要なら返上してきた。お陰で繰り越し分が何日もある。焙煎のためだけに出勤し、帰宅したことだってザラだ。客が混めば帰宅時間も押してしまい、遅くなる。
それでも、私が責任者なんだから、と頑張ってきた。

そういう人間から、いきなり仕事を取り上げて、異動をかける会社の、上層部の考え方が、信じられない。
どうしてそうも簡単に、ひとのプライドを踏みにじれるものなのだろうか。

――私が勤める店の喫茶部で働くTさんに、いきなり異動の指示が下った。本人も驚いたが、小耳に挟んでしまった私も驚愕した。

理由は、実は、聞くまでもなく判っていた。

彼女はいわば即戦力、なのだ。喫茶が担当ではある。だが、先輩たちの働きぶりを見てきたために、仕事の進め方や段取りの付け方を理解しているし、手伝ってもきたので作業を手伝える。おまけに指示を的確に出せるし、仕事も速い。……だから、そういう意味では驚くに値しない。ただ、彼女はあくまでも「喫茶担当である」ということに自負を抱いていたのだし、好きだから休みすらも返上して頑張ってきたのだ。

結局の所、自分たちがやらずに済むから、ということなのだろう。常務も部長も自分たちがいちいち何でも教えてやらねばならないという現実から逃げたいだけにしか、私には思えなかった。事実それは面倒である。けれど、やるのは義務だ。上役だから、というだけでなく、先に歩く人間が後から来る人間に既知のことを教えてやるのは、どういった場であろうと「義務」だと私は思う。
学校で、上級生が下級生に教えるのも。教員が生徒に教えるのも。会社で、先輩が後輩に教えるのも。上司が部下に教えるのも。
確かに、何でもかんでもやるハメになって、辛いのは判る。だからと言って、いきなりそれを自分以外の誰かに押しつけて、逃亡を謀るというのは、「正しい」ことなのか?

「あたしは、喫茶だから、頑張ってきたのに」。

Tさんは繰り返す。自分がこれまで如何に尽力してきたかが、おそらく脳裏に駆けめぐっているのだろう。当然だ。それを捨てて、別な仕事をしろ、と一方的に、それも決定事項として突きつけられたのだ。

教えてくれたマスタアからのレシピだって、自分なりに改良してきた。彼女の鍋振りは見事なもので、確かにほかの人間がつくったものより美味である(鍋振りによって、空気をより含み強火で調理された料理は、ちんたら家庭用のコンロで調理するものよりも断然美味しい。当然だろうが)。コトバ云々よりも身体で憶えている。だから、正直に言えば、教えるのはあまり上手くない。見て憶えてね、とも言う。「そういうもんよ」と笑って。

この話をすると、私の知人友人、家族に至るまで口を揃えて同じことを言った。
「どうして其処まで従業員を粗末に出来るの?」

「オレが居ないとこの会社は全く駄目なんだよな。頑張ってるのはオレだけだよ」
そういう台詞をタダ飯喰らいながら得意げに株主に話す莫迦が社長だからだと思うよ、と吐き捨てるように言うと、皆黙って納得する。

Tさんは「これから、喫茶、どうなるんだろう」ということばと、「もう担当じゃないからどうでもいいけどね」ということばを交互に口にする。
それが彼女の心境をもっとも顕著に物語っていると思う。

「もう限界かな。あたしも辞めること、考えるわ」。

5年も努力を惜しまなかった彼女に、そんな台詞を言わせるのは、誰なんだろう。彼女の側で、彼女から教わったやり方で、珈琲を立てながら考えてしまう。
喫茶部に回されて2日目。「3日間で大凡全てのことを覚えろ」、と言われたその3日間の2日目、である。

恥ずかしいことに、私は勤務中、いきなり泣き出してしまった。

その日は2種類の軽食のつくり方を学ぶことになっていたのだが、私は「ああ、覚えられもしないのに教える側は熱心だ。仕事だもの。教えられる側の私は、今日一日で覚えられる筈もないし、覚えたとしてもそれは材料だとか手順の一部で、味やスムウズなつくり方ではないんだ」とそればかり考える。
そこに客が来てオーダーが入り、私も少し手伝うことになったのだが、正直勝手がわからない。

これが一番厭だったのだ。

カネをもらって食べてもらうというのに、私はプロでも何でもない。でもプロとしてつくらなくてはいけないのだ。こんないい加減な話ってあるか。そう思いつつ、懸命に、出来る限りやる。が。結果はあまり芳しくなかった。
客は会社の株主とその連れだったのだが、そのお連れというのがまた多弁かつ博識で、――また少々ひけらかしがお好きな方であった。私もつくることに手を貸した料理はお気に召さなかったらしく、どういった点がよろしくなかったかを滔々と述べられた。
それは、致し方のないことだ。客には批評批判する権利がある。しかし、私にはかなり辛いことだった。そんな批評しかもらえない程度でカネを取って食べさせる、というやってはいけないことをやってしまったのは事実だからだ。

好き好んでこの部署に来た訳じゃないのに。辞めさせられる上に新しい仕事を3日で覚えろと言われて途方に暮れているのに、客の前ではまるで何もかも心得ているかのように振る舞わなくてはいけない。嘘で塗り固めている。しかも簡単に剥がれ落ちてしまう程度の薄っぺらな。

私、何でこんな「仕打ち」を受けなくちゃいけないんだろう?

もうじき辞める、というか辞めさせられる、というのに、どうして新たな仕事を与えられて、しかもそれをこなせるようになれ、なんて言われなくちゃならないんだろう? 私はそんなことをしろと言われなくてはいけない程の、一体何をやらかした、というんだろうか? 風邪をひいたのは確かに健康管理がなってないからだろう。でも、残業がなくコンスタントに休養が摂れれば、多少なりとも治りは早かった筈なのに。

頭の中をぐるぐる駆けめぐる止め処ない思考と疑問。答えなんて無い。そんなさなかにも、喫茶責任者は淡々とかつさくさくと軽食のつくり方を私に伝授すべく支度をし、調理を始める。

「ちょっと、すみません」

私は別室に駆け込んだ。耐えられなかった。涙がいきなり溢れ出して、止まらないのだ。客の居る前でまさか泣く訳にもいかない。嗚咽を堪える間、ちょうど件の客が店を出て、責任者のTさんとパートのIさんが見送っている声が聞こえてくる。私はひたすら声を押し殺して泣いた。まるで子供だ。
戻ってこない私に気づいたIさんがやってきて「どうしたの!?」と叫ぶ。そしてどうして泣いているのかを察して言うのだ。「泣かないで。ね? 解るよ。気持ち、解るから」。ハンカチを差し出しつつ私の肩を叩くでもなくさするでもなくあやすように手をかけるIさんの声は涙声になっていた。彼女も突然喫茶部に回されて苦悩しているひとりだったのだ。Tさんも異変に気づいてやってきて、慌てて私を慰め、励ますことばをかけてくれた。でも涙が止まらない。

フツウに、辞めたかった。とりあえずやるべき仕事を淡々とこなし、その日が来るのを待ちたかった。今更新しい仕事を即座に覚えろなんて言われても出来ない。そんなに器用でも前向きでも楽天的でもない。

「元々の部署に居たって所詮役立たずだと思われていただけだった。ココに居ても同じ。何の役にも立たない。私はただ、フツウに辞めたかっただけなのに。今更あれこれ新しいことを覚えろと言われたって無理なのに」

やはり子供のように時々しゃくり上げながらつぶやいていた。馬鹿みたいに。気持ちは落ち着いてはくるものの、涙だけはぼろぼろ零れてくる。それでもTさんは敢えて軽食のつくり方を実践して見せてくれた。それも彼女の仕事で、私の仕事でもあった。

「私も辛い。折角教えたって紫堂さんは居なくなる。虚しいとも思う。でもやれと言われたらやるしかない。教えられる紫堂さんの気持ちも解るから、辛い」

Tさんとて「被害者」だ。突然ド素人に料理を教えろ、3日であらかたマスタアさせろ、と言われてどうしていいか判らないだろう。そして覚えたとてその覚えた人間は今月中に消えてしまうのだ。

その後涙もどうにか止まり、ようやく落ち着いて、少しは笑えるようにもなった。心が完全に晴れた訳ではないけれど、泣いても何も変わらないし、何かがどうなるでもない。

会社側の理不尽さについていけない「だけ」の私が、社会人としては失格なのだろう。やれと言われたことをやるのがあるべき姿なのだろう。私にはそれが出来なかった。

とりあえず明日以降も喫茶部に在籍し、仕事の流れやら何やらを教わることになっている。やれるだけのことをやるしかないのだ、結局は。

フツウに、辞めたかった。やるべき仕事を淡々とこなして、周囲に謝意を述べて、去りたかった。そう望むのがそれほど大それたことだなんて、思いもしなかった。

フツウに、辞めたかった。最後に望んだのはそれだけだったのに。
北欧のカップ&ソーサー―やすらぎのカフェ時間
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これはもうただ無条件にペエジをひたすら繰っては眺めため息をつく、それだけのためにある、と言ってもいい。おまけに、ひたすらにカップ&ソオサアが登場する「のみ」なのだ。

C&Sというアイテムに限定して、これだけのボリュウムの本がつくれてしまうそのデザイン性の高さに圧倒される。どれもこれも手元に置いておきたい、生活の中で活用したい、と思わせられる。

華美さは無い。静謐さがあるな、と思っているとポップなモティフが登場する。実直だしある意味簡素で簡潔ですらあるのに、上質さを感じさせるなんてすごい。それに品がある。がちゃがちゃした模様付なんて遠慮したい、というひとはきっと気に入るのでは(やたらと込み入ったイラストのものも、それはそれで可愛いのもあって好きだけど。私は)。

そして、これである。
北欧のカップ&ソーサーとなかまたち
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C&Sのみならず、その周辺のあれこれをも紹介した本。これがまたいい。ペエジをどんなにめくっても楽しさが減らない。減るどころか増す一方だ。購買意欲をそそられて困る。でも見たい。

こういう商品が日常に存在している、ちょっとお店に行けばフツウに買える、というその何でもない「現実」がひどく羨ましくなること請け合い。

それに、美麗な写真たっぷりなのに価格もお手頃、サイズも控えめ。お買い得な上に何度も何度も楽しめる良書。
スノーキャリー 大
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……ホントに、あまぞんで検索かけると色んなものが出てきて吃驚よ。こんなものまで扱ってたのか! いつの間に~! そして「スノウ・キャリィ」という名前。まあ正式名称・一般名称という訳ではなかろうが。というか、これ、モノとして何と呼ぶのが正式なの??(私が住む所では違う呼称で呼ばれているのよ)

さて。雪が積もってしまったのである。大変だ。

ペエパア・ドライバーにとってこれほど怖ろしいことがあろうか。いや、無い(反語)。

とうとう雪道を運転することになったのだが……ホントに、うっすら積もってるだけ・ちょっと凍結してるだけ、でハンドル持ってかれるわタイヤ取られるわ。ものっそい緊張したじゃないかー!!(いや、助手席に座る父はもっとずっと怖い思いをしたのだが・笑。←笑うのかよ!)ギア、ファーストのまま20キロキープし続けて走行。おまけに、年末だけに道路工事が多くて道幅がごっつい狭くなってる所が多々あって尚怖い。
運転慣れてきたので、どうにかなったけど。いや、ならないと困るんだが! トップは出せません。ナンボ直線でも。無理。いや、誰も無理しろとは言わないけど。
とりあえず冬期間の運転はこれまで以上に気を付けねば。助手席の父のためにも。公共の平和のためにも(まったくだ)。

という訳で明日も明後日も雪道に怯えつつ頑張るです。
可愛いモノ
可愛いモノ

表紙のキッチュさが何とも言えない。ちょっと派手めのピンクをアクセントに、細々とした雑貨がこれでもかと並べられている。

フラワー、ハート、水玉、アニマル、リボン、パリ、トラベル…テーマに沿って選ばれた、65の愛らしい雑貨たち。そして素敵な時間を彩る可愛いお菓子や素敵なお散歩ルートの紹介など、ロマンチックでラブリーな生活を過ごすヒントを散りばめました。(あまぞんの紹介文より)

……とのことで、とにかく「可愛い」アレコレをテエマ別に紹介している本らしい。雑貨屋を巡るだけでも楽しくてしょーがない、というタイプ(私だ)にはたまらない内容ではないか。

花、ハート、水玉、リボン……と、そのテエマを見るだけでもうわくわくしてしまう。それこそ雑貨屋の売場で同じ商品でも異なるディテイルを持つあれやこれを眺めている時と同じ感覚だ。

ろまんちっくもらぶりーも似合わないけど好きなんだ↓ いいなあ、これ。欲しい。
勤めてそれなりに経った頃だったと思う。仕事を終えるとどういう訳か毎日毎日勤務時間を既にかなりの時間超過しているというのに、マメに終礼のようなものをやる(正直、朝礼をやっているので、あまり必要性を感じないのだけれど。コレだけで30分~1時間くらい時間をとられることもあるくらいだし)。

その時に、「今日、こんな客が来て、こんなことがあった」という話が部長から出た(ま、それは別にフシギでも何でもないけど)。

お客様はそこそこお得意さまであるらしいのだが、少々クセのある方であるらしく、まだ不慣れな若い連中や、経験値が更に低い私などは困惑してしまうような言動をお見せになる。……要は、こちらにしてみればちょっと腹立たしいようなことを平然と言ってのけて、どう返してくるのかを楽しむようなことをなさるらしい、のだ。
一緒に働いているAくんが戸惑っていたのを見ていたらしい。
そのお客様はある商品を指してこうのたもうた。
「あら! これ、随分重いわねえ! これは、プロの仕事じゃないわね」

商品はすべて陶器である。作家のものもある。中には若い作家のものもある。その若い作家のある作品を取り上げてそう仰ったという。
これはつまり「プロの仕事とは思えないものを売るのか。こんな価格をつけるのか」と仰りたい訳である。
部長はそれを引き合いに出して、我々にこう問うた。
「こういう時、どう答えればいいと思う?」
皆最初考え込んでいたのだが、Bさんが言った。
「『では、お客様はどういうものがいいとお考えになりますか?』って訊くのはどうですかね」
部長はそれが妥当であり正解だと言った。

そこまでは、良かったのだ。

「その客に、実際オレが訊いてみたんだ。そうしたら、何て答えたと思う?」

何でも、そのお客様はとある製品をを手に取って、「これよ!」と誇らしげに仰ったらしい。
それを明かすと、ミーティングの場にどっと笑いが起きた。私だけが笑ってなかった。

「紫堂。紫堂にはわからんだろ。要はな、大量生産出来るものを『プロの仕事だ』って言ったんだよ」

そんな説明は必要無かった。流石にどれが作家のもので、どれが大量生産品かくらい解る。解った上で笑わなかったのだ。
部長はニヤニヤと笑いながら「まあ、そういうイヤな客もいっぱいいるからな。注意しないと」と言った。

店には色んな客が来る。それこそヒトとしてアンタどうなんだ、と言いたくなるようなひとも多い。子供を平気で走り回らせる親、通路を塞ぐようにして立ち話に興じるおばちゃんたち。訳のわからない嫌味をいきなり言ってくるひともいる。件の客のようなひとも、決して少なくない。
勿論私もその手のひとが嫌いだ。でも、我慢するしかないだろう、と思う。それこそ、うまく回避するしかないだろう。

何が厭だったって、その客が居ないのをいいことに、こうして後になってから、さもその客がモノを知らぬ阿呆であるとして嘲笑の的にしたことだった。
厭な客は厭だ。厭なものは厭なのだ。それは私も同じ。でも、「知らない」「わからない」ひとを、自分たちが「上」みたいに、知ってるからといってあざ笑う、というのがどうにも我慢出来なかった。

偽善だとは思う。でも、私が客の立場なら厭だ(……まあ、それこそ自分の無知を笑われなくないので私なら黙ってると思う。そして、部長はそういう己の無知であるという事実に対して愚鈍でしかないことを笑っているだけなのだともわかっている)。こうして一個人としてある程度面識があるひとたちが、笑顔で接してくれているというのに、裏でこんな風に嘲笑っているのかと思ったらぞっとする。

自分は何を知ってるだろう、と私の場合はまだまだ日が浅い分、他人サマを嘲笑ったりなど出来る立場に無い。その点部長は「オレは何だって知ってるんだ!」と豪語する程で、実際勉強も欠かさなかったという。そのこと自体は素晴らしいことだと思うのだけれど、……裏では誰かの無知を平気で嘲笑うのか、と思ったら、……酷く不快になった。

どんなものであれ、客が喜んで買ってくれているなら、それはそれでいいと思う。価格も適正であるなら、ちゃんと売買が成立してる訳だし。何を選ぼうが、どれにどんな価値を見出そうが、客の自由じゃないか。
それを、売る側の人間が、嘲笑うのか? 確かにその客の態度は意地悪いものに思うし、好きにはなれない。でも、……だからって仮にも客を嘲るような真似をしてもいいものなのか。見えてなければいいの?

「下」に見るような客に、自分たちがいいと思っているものを買ってもらいたいものなのか? 

私はどうもこの職場には馴染めそうにないな、と思った。
  
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