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TABI TOMO イヤーウィスパー(耳栓) イエロー 3233200 01
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病院の待合室、雑踏。ひとの話し声がかなり五月蠅い場所に居ると、無性に欲しくなる。かなり昔買ったウレタンっぽいのがあるけど、多分コレと似たよーなものだろう。

使うか……。

本を読んだりしていると、それなりに集中しているので雑音くらい何のそのなのだが、気になり出すと何故ああも気になってしまうのか。

もっとも、このテのものは、完全にシャット・アウトしてしまう訳ではなく、あくまでも「気にならない程度」にまで遮断・軽減してくれる、というものなので、何だかんだ言ってもヒトの声は聞こえるし、それなりの雑音もちゃんと耳に届く。状況に拠っては全く聞こえないのは危険でもあるから、それでいい、のかもしれない。

使おうか、と思う反面躊躇いがある。それはあくまでも個人的理由。コレをすると、自分の呼吸音というか、脈動というか、そういうもんがイヨーに響いて聞こえる気がする、のだ。こっちのが返って気になる↓(よって、不眠症の私には寝る時には使えないアイテムであった。フツーにしてても、こめかみが脈打つのが気になるくらいなので)

前に買ったのを発見したのでまた試しに使ってみるとするか。
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恐怖の報酬
赤川 次郎
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赤川さんの本を読むのは何年振りか。まともに読んだことがあるのは「白い雨」くらいで、もうかれこれ10年以上は前だ。
別に彼の著作を読まなかったのはやれ「読む価値は無い」とか言われがちだから、ではない。単に好みの問題だ。兄は好んで読んでいたらしく、10数冊は所有していた。

それにしても驚いたのは、するすると読めてしまうこと。平易な文章で書かれているのは元々でいらしたと思うけれど、昔と違っていつもなら文庫1冊に2~3時間かかってしまうのに、この本は1時間かかるかかからないかで読み終えてしまった。
病院で母を待つ間に、あっさりと。

4篇の短篇から成る。平凡なOL、訳もなく上司からの子供じみた執拗な嫌がらせを受け続ける会社員、かつて刑事だった男とその娘、突然強盗によって人質となってしまった女性銀行員。どれも小さな(が、些細とは言い切れない)切欠から、不可思議な世界へと足を踏み出してしまう物語。

あっさりした文章で、淡々と描かれる。それ故に、じわじわと何かが湧き起こってくるのが解る。
勿論、セケンとやらに倣って「何か、大したことないな」と言ってもいいのかもしれない。でも、淡々としているが故に、あれこれと反芻するとじんわりと、クるものが仄かにある。その「仄かさ」がなかなか悪くなかった。それに加えて、相反するあたたかなものも同時に描かれる。それ故にまた際立って見えるものがあるのだ。「仄か」に。

子供の持つ邪気、ひととして幼い男、自分には無いものを持つ人間への妬み、そんな人間の「弱さ」や目を背けていたい部分にこそ恐怖の種が潜んでいる、というのはホラー作品にはよくある傾向なのだが、これもそういう物語がほとんど。事象そのものに「恐怖」は宿らず、ひとから生まれるものにこそ宿っている。

ドロドロした怨念も、土地に纏わる因習も、どうしようもなく陰惨な事件も、この本の中には無い。何処にでも居そうな誰かに突然降りかかる厄災と、それを切欠に自分では望まぬ世界へといざなわれてゆく人々の行く末があるだけだ。

何処にでも陰があるように、笑顔や日常の何処かに潜むものがある。気づかないのではなく、気づきたくないが故に、静かに放置されたまま。
YAMAZEN キャスター付 収納ラック FSR-7520 NB
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購読している雑誌を久々に整理した。そのためにHQだの文庫まで見直すハメになった。

私は本を読むのが好きなんじゃなくて、買うのが好きなんじゃないのか?

と思ってしまって、辟易した。辟易しつつ、黙々と100均なぞで贖った、雑誌用の布製ケエスに放り込んでゆく。もっとも今日整理出来たのは一種だけで、あと二種未整理のままである。
未読のまま詰め込んだ冊数の方が多い、というのは如何なものなのだ、自分よ。「買うこと」が好きなのでは、と思ったのはそのせいだ。今では体力気力充実していないと本を読むことがなかなか出来なくなってきた(そのクセ読んだらずるずる読み続ける)。

映画のパンフもだいぶ溜まってきたから整理したいものの、あれも結構デザインに凝っているのでサイズがまちまち。どう片づけたらよいものか。

そんなこと言ってたらHQである。アホみたいに増えて浸食も甚だしい。段ボール箱に適当に詰めて縦に積んではみたものの、……何だこの量は↓ どれに何が入ってるのかもわからんので、時系列順に読みたい時などは一苦労である。発掘作業してからでないと読めぬ。意味ねー!!

入院となったら本でも読むか、と思ったのが片づける気になった切欠。どれかひと箱選べば保つかもしれない。あっはっはー(何だかヤケ)。

いやでもホントに部屋の書籍をどうにかしないと生活する空間が無くなってきてるよ。寝るのがやっとだよ。狭い狭い狭いー!!(まあ寝られればいいっちゃあいいか)

ここのところ寝不足なのにPCには向かう、ので、目が疲れやすい。本読むどころじゃないじゃないのさ。バカ……。
知っておきたい「食」の世界史
宮崎 正勝
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コンパクトにまとまっていて読みやすい。文章も平易で、内容も分かり易い。こういう言い方は失礼だけれども、時間潰しなんかにはもってこい。クド過ぎず「食」というテエマで広くあれこれつまみ食い出来てオトク感がある。勿論、腰据えてじっくり読んだっていいんですが。でも、色んな資料や御本人がこれまで調べたことなんかを掻い摘んで説明してくれている本、なので、本気であれこれ知りたい・調べたいのであれば、この本を書くに当たって参考にされた本等を読むのがよろしいのではないかと。

あくまでも廉価な文庫で気軽に楽しめる入門編。でも、決して薄っぺらではないと思う。

テエブルを劇場に喩えて、そこに登場したあれこれ、彩った数々の食材の歴史を端的に語ってくれている。日頃何となく口にしていたアレやソレの来歴を知ってほほうと頷いてみたり、あるいは「お、それは有名なエピソオドだなあ」と知ったかぶりをしてみたり、と楽しめる。

レモンが実はアジア発であったとは知りませなんだ~。柑橘類って言うと地中海だのアメリカ西海岸だのを連想する分かり易い私であった。

どうやら6月には「知っておきたい酒の世界史」なる続編的な本も出るらしいので期待。
rmピンキー1 なずな
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……結局、買っちゃった……。ドレス(わんぴーす、の意味で)は持ってないし、チャイナ系可愛いし、あってもいいか、とか屁理屈捏ねて。

加えて安かったからですが。

先日久々に、「Pinky」が認知されつつあった、というかようやく浸透し始めて、あれこれ新作ぴんきー付の書籍が発行された頃のその本に目を通したのだけれど。
この当時からこの「rmp」は掲載されていたんだなーと、時の流れにやや唖然としてしまった。確かに「(制作が)発表されてからもう○年も経っているのに未だに…」というコメントがあまぞんのレビュウで見られるのだけれど、……ホントに、こんな前から発表されてたんだなあ……。

価格がちょっと高めだったし、通常のぴんきーらしさがない(そこが今回はキモだったのだけれど)のでスルーで、と思っていたら、あまぞんで妙にお安くなっていたので結局買ってしまった。買う前に、地元の中古屋で¥2,000というオソロシイ価格を見てしまったのも決心に繋がってしまった↓(そこは元々「ちょっとレアじゃね?」なものはボッタクリ価格をつけたがる店ではあるんだが)

で。結局、コレ↓と合わせて、あまぞんから直接買える2体のみ購入。
rmピンキー2 まゆら
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どれもモノトーンなのは好きだ。ミニ丈のドレスやニー・レングスなブーツ? ソックス? も可愛いし。
コレ↓だけは気づいたらマーケット・プレイスで購入、になっていたので未購入。ちっ。時既に遅し。
rmピンキー3 カイネ
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いずれよく利用しているネットのショップから買うであろう(買うのか……やっぱりな……)。

それにしても増えたなー。もう40体にはなっちゃったか。あーあ……。そしてまだまだ出続けるし、買い続けるんだろうなあ(遠い目)。
TV ANIMATION のだめカンタービレ OFFICIAL FANBOOK
二ノ宮 知子 OFFICIAL FAN BOOK制作ス

TV ANIMATION のだめカンタービレ OFFICIAL FANBOOK
のだめカンタービレ 特典 のだめの鍵盤ポーチ付き のだめカンタービレ DVD-BOX (6枚組) のだめカンタービレ VOL.1 (初回限定生産) 「のだめオーケストラ」STORY! のだめカンタービレ VOL.2 (初回限定生産)
「のだめ」。あれ程人気があって話題にもなっているのに未だにマトモに読んだことが無い。作品としては知ってるんだけど。

で。ドラマは観られなかった(放映された曜日や時間帯が合わない+録画出来るハードが一切無い↓)。ただ、上野樹里ちゃんの神懸かった(のだめとしての)変態っぷりが素晴らしかったとの評判は聞いている(笑)。

んで。アニメ。ちょくちょくちらちら観てみた(裏番組を優先させているので1話丸ごとちゃんと観たのは第1話くらい)。

いやあ、日本のアニメってリミテッド。でもなあ、リミテッドにもホドがあるだろ(呆)。

……という素晴らしい出来に唖然とした。ファンのひと、アレを喜んでみているのか? 歓迎してるのか? 私はファンでもないのに吃驚したぞ。

アニメってぇ、動いてナンボじゃないですかぁー。でもぉー、動きがほとんど無いんですぅ~~。

あれ程動きの無いアニメも久々だ。そりゃあね。日本のアニメは基本リミテッド(端的に言うと時間当たりのコマ数が少ない。……ので、静止画はキレイと言えばキレイなのだが、動きになめらかさが無い、鈍さがある、という難点がいつもついて回る。アメリカでも子供向けのTVアニメはリミテッドが多いのだが、日本のソレに比べてかなり「……」なのは「ミュータント・タートルズ」辺りを参考にしてくれ・笑。アメリカ人なんかは「セーラームーン」の絵の美しさに驚いたそーだ。作画監督にもよるけど、まあね、確かに絵はキレイだったやね)ですよ。でも、オケのそれぞれのパートがアップになっても手ひとつ動かないてえのは吃驚。オーケストラの持つ躍動感とか緊張感とかがあれでは判らないではないか。
まんがは完全な静止画。それを如何に動きがあるように魅せるか、それはその描き手の力量や表現力によるものだろう。まんがでは出来ないことを、アニメでやる、ちうのがアニメ化させてもらった側のやるべきこっちゃないんかい。
アニメでまで「まんがで出来ること」をやってどーする。

確かに、絵的にはヘタレることなく(絵そのものが原作に近い/似ている、ということと、その時の作画の安定度やクオリティはまたちょっと別だと私は思ってる)、ある意味安定した美しさを保ってはいると思う。もしや、その「美しさ」のために「動き」が犠牲になっとるのか?

のだめがピアノを演奏している手元くらいは流石に動いてたりしてたけど。下手すりゃ千秋が指揮棒振ってる時の動きすら無いって、……。

誰がTVで音の出る紙芝居やれって言ったんだよ……。

あと、のだめの声がやたらめったら可愛いのにも吃驚した。そういう印象じゃ無かったので。演技そのものは別に(何しろ原作真っ当に読んでないから)それはそれか、と思えるんだけど、声そのものが思った以上に甘くて違和感が。

でも、声優陣どうこうはまだいい。あの動きの無さ。あれが気になって気になってしゃーない。千秋のジャケット眺めながら例のCD聴いた方がよっぽど気分じゃね? と思ってしまう。
コレ↓ね。間違い探しが楽しいと評判の(笑)。
ブラームス:交響曲第1番~のだめカンタービレ
R☆Sオーケストラ 千秋真一 千秋真一 R☆Sオーケストラ
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売れてるもんのアニメなら売れるでしょ、というある種の安易さが見えちゃうんだけど。ちゃんと通してみたらそうでもないのか? とっても気になる。
Movie Masterpiece - 1/6 Scale Fully Poseable Figure: Prison Break - Inmate Michael Scofield
Movie Masterpiece - 1/6 Scale Fully Poseable Figure: Prison Break - Inmate Michael Scofield

……いいなあ、コレ。欲しい。「プリズン・ブレイク」のマイケル・スコフィールド。にーちゃんのリンカーンほどは似てない気もするけど、それでも佇まいなんかはイイカンジだ。やはりアレだな、顔立ちの整ったオトコマエはある意味つくりにくいのかもしれない(多少クセというか、当たり前だけれど特徴あった方がつくりやすいわな)。目が涼しげで凛々しい清潔感のあるあの顔、あれはちょっと再現しづらかろう。
Movie Masterpiece - 1/6 Scale Fully Poseable Figure: Prison Break - Inmate Lincoln Burrows
Movie Masterpiece - 1/6 Scale Fully Poseable Figure: Prison Break - Inmate Lincoln Burrows

で、にーちゃんのリンカーン・バロウズ。そーそーそー、こんなんだったー、と納得の出来だ。にーちゃんはややゴツめでね。マイケルは引き締まった体躯をしてはいるけれど、にーちゃんよりはやはり若々しい気がするんだけど、リンカーンはややおっちゃん入りつつあるよね、という。

ベンチに並べて座らせてやりたい。この作品における兄弟愛は並じゃないからな(ヘンな意味ではなく。勿論、ヘンな意味に取りたいお嬢さんたちは沢山居るのだろう)。何もかも終わって辛かったことも思い出にしてしまえるくらいに落ち着いてまったりしてる兄弟、とゆーのを演出して飾りたくなる、のだ。

それにしてもココのラインは出来がいいのう。
Movie Masterpiece - 1/6 Scale Fully Poseable Figure: Pirates Of The Caribbean / At World's End - Jack Sparrow
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立体でリアル、はいいものが多い、かな、アメリカのは(たとえ実際つくってるのがアジア諸国の工場だとしてもね)。2次元はビミョーなのが多かったりもするけれど、リアル路線は悪くない。いやあ、いい出来。
ku:nel (クウネル) 2007年 07月号 [雑誌]
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買うだけなら毎号購入しているものの、なかなか読めずにいる。ほとんどの本がそうなのだけれど。

久々に読んだけれど、「くうねる」はやっぱり「くうねる」だった。ゆったりした時間と、失われつつあるあれこれとが、過不足なく詰まってるカンジ。

「野原ですること。」――実は特集タイトルのように冠されているのにほんの数ペエジ。でもそれがいい。昔懐かしお外での遊びの数々。モデルの女の子ちゃんが超絶美少女、って訳じゃないのがいいな。

ぬか漬けのあれこれはある意味うっとり。今でもぬか床を大切にして美味しいお漬物食べてらっしゃる方がいるんだなー、と。いや、居るでしょう、と思いつつ、でも何処に、というモノ・コトはとてもとても多いものなので。

学生たちによってつくられて、今も利用されている山小屋の話も良かった。自主的に動かないといけないこと、助け合うこと、当たり前だけれど大切なことを再確認出来る。

アメリカでのスリフト・ショップ巡りは楽しそうの一言に尽きる! ああ、行きたいよー!! そして日本人らしく、そんなトコロにまでゼニを落とすのだ。はっはっは! 日本でももっと気軽にこのテのお店があるといいのに。「リサイクル・ショップ」! とどーんと構え過ぎずに、ちょこん、と思い出したみたいに。

ゆっくりゆっくり読んだ後に横になったら、するん、と寝入っていた。吃驚した。導入剤、飲んでなかったのに。

失くしそうなもの、失くしたかもしれないもの、手放したもの、まだ大切にしてるもの、そういうものが沢山詰まっていたのを見て、何だか安心したのかもしれない。
新選組血風録
司馬 遼太郎
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滅多に地元にある昔からの馴染みの書店に行かなくなってしまったのだが、外出する用が出来、迎えに来てくれる父との待ち合わせ場所が件の書店となった。
あれこれ見て回り、「あ、これは買っておかないと」なものも見つけて父を待っていたら、大学生くらいか、それよりはちょっと上かな、くらいの男性が入ってきた。
彼はしばらく色んなコオナアを見て回った後、近くで作業をしていた店員さんに徐に尋ねた。
「すみません、シマリョウタロウの本って、ありますか?」

えーと。……えーと(困惑)。

尋ねられた書店員さんはどちらかといえば若い女性であった。

「少々お待ち下さいね」

えええええええええええええええええええええええええと???

経験の無いひとたちが卓球してるのを見てる気分。すげえ。ラリーどころじゃないよ。サーブの打ち方がお互いテニス風くらいすげえよ。でもって使ってる球がバスケットボールだっつーのにも気づかずにやろうとしてるくらいにすげえよ。ある意味ミラクル。

……せめて、書店員さんはサーブは卓球のソレであって欲しかったし、ボールも違うな、と気づいて欲しかった。

それは「しば・りょうたろう」のことかあああぁぁぁぁぁぁぁああああ!!

……いや、たまに居るけどさ。著名な作家の名前をパロったPNのひとって。同人誌とかで(お遊びで商業誌上で名乗ることはあっても単行本出したり、までするひとはあまり知らないなあ……)。

そのおにーちゃんは何からどうやって「司馬遼太郎」を知ったのであろう。とりあえず字面から知ったのであろうか。読み方が間違っていたものの、確かに、そうも読めなくはない。しかし、そうなると彼は「司馬遷」をもまた知らない、ということになる訳で。PNの由来なんて知らないひとは沢山居るし、知られてない作家だって居るだろう。そんな由来なんてどうだっていいってことも沢山ある。
しかし。しかしだねキミ。あの「司馬遷」には遼かに及ばない、で「司馬遼太郎」であり、愛称も「司馬遼」。それで何で「シマ・リョウタロウ」なんだよ(涙)。彼の著作を熟読玩味したことのない私だってそんくらいは知ってるぞ。
おまけに、司馬遼太郎の「何」を読みたいんだか。随筆か? あるいは対談集か? 小説なのか? 小説にしたってまあザッパに時代もの・歴史ものがメインとして、時代区分は何処のがいいんだ。てゆーか題材は何がいいのだ。それとも何だ、彼に関するムックや研究本的なものがいいのか?

翻って店員さん。吃驚したのはその場で「ひょっとしてそれはシバ・リョウタロウのことではないですか?」と該当作品乃至書籍のあるコオナアに案内せず、真っ先にカウンタアの先輩従業員の元に行ってしまったことであった。勿論、確認するに越したことは無いんだけどさ。なんつーの? 書店員の矜持ってゆうかさあ。自分が思っているものとは違うものを欲しているかもしれない、という気遣いはスバラシイんだけど、……さあ……(嗚咽)。

なんにもしらないひとどうし。すりこみもよびちしきもまったくなく。ただひたすらにまっさらな。それだけのことなんだろうけれど。

何? この胸にこみ上げるせつなさは。

どう見ても、その書店員さんは「司馬遼太郎」という作家を知らなそうであった。他の書店員に尋ねた後に初めて「シバ・リョウタロウではないか?」と客に尋ねたくらいなのだ。それ、アリ? 思わずそのお客が「シマ・リョウタロウ」と発音した時「シバ!!」とツッコミたかった一般客は、その時もっと居ればきっと私以外にも居た筈だ。

この1、2年に出たぽっと出の作家ならまだしも、知られて久しい司馬遼が「シマ・リョウタロウ」と呼び間違えられていることの衝撃、司馬遼の名すら知らぬらしき書店員が居るということの寂寥感に似た感情、何とも言えない気分になった。

この国のかたち? ……何かもうどうやらグダグダですよ司馬さん。色んな意味で。
この国のかたち〈1〉
司馬 遼太郎

この国のかたち〈1〉
この国のかたち〈2〉 この国のかたち〈3〉 この国のかたち〈5〉 この国のかたち〈4〉 この国のかたち〈6〉
35th Anniversary Limited Doll ベルサイユのばら オスカル
35th Anniversary Limited Doll ベルサイユのばら オスカル

……な、何というビミョ~な……。

そういえば、35周年にもなってしまうのか。思えばコミックスの表紙折り返しに「昭和47年から連載開始」とか書いてあったような気が。「えええええ! そんな前に描かれてたの!?」「未だに現役作品!?(コミックスがあった、という意味で。ああそうさ、オレはまだコミックスがあった時代に手に入れたさ!)」と驚いたのを記憶してる。

で。それを記念してのドールの発売らしいのだが。

悪くはないけど「おお、素晴らしい!」と諸手を上げて賞賛したくなる程の出来でもないのがちょっと。オスカルの軍服は細部まで細やかだな、と思わせるし、あの独特のヘア・スタイルもそれなりに再現されているし、顔立ちもやや幼く見えるのを除けば綺麗だなあとも思う。

手。小さすぎる。往年のフランス人形か! くらい小さい、というかバランス悪い。仮にも剣を握る手なのよ、女性とはいえ!

ヘア・スタイルのせいか、決して顔は大きくないのにアタマがデカく見えるせいなんだろうか。ちょっと寸足らずにも見えてしまう。股下92センチとかいう設定があるのにー!(そういえば安田成美嬢は股下87センチだった……って何そのとりびあ……↓)キモチ、ボディをもう少しだけ上下に大きく出来なんだか(やりすぎるとそれはそれでバランスが悪いものだが)。

加えてだな。お揃いで出さねばならんでしょう! とばかりに勿論と言うべきかアンドレも出るのだな。
35th Anniversary Limited Doll ベルサイユのばら アンドレ
私の中では美形というよりも逞しくて包容力のある精悍な男性、というイメエジが強かったのだが。見事にイケメンです。憂いを含んだ表情、イケてんのかイケてないのか。やや微妙。悪くはないんだ。男性としての美しさは感じる。でも、「アンドレ」か??
オスカルと違って衛兵隊兵士の軍服であるためにミョ~に地味な上に、地味だけにもっと細かくつくりこめばよいのに何だかザッパです(そりゃあオスカルが作中着用する軍服は当時の本来の仏軍のものでもないけどさ)。銃ってもう少し大きいもんじゃなかったか? あ、よく見たら、オスカルより若干手が大きい。
いや、いくら少女まんがとは言え、しなやかな中にも逞しさが欲しいんですが、「手」という部位には。こんな華奢過ぎる指で手で銃が持てるんかい! ぐらい何だか華奢だよ。それに、やはり足が短く見える……。

このまんがのお陰で、世界史のテストの時「テニス・コートの誓い」と書くところを「ジュウ・ド・ポウムの誓い」と書き、それがほかにも数名居たらしく「何でお前らそんな細かいんじゃ!」とツッコまれたものだ。懐かしい。「オレは犬飼うなら○ョビがいい!」とかヌカした教師がガタガタ騒ぐな。
オスカルとアンドレが愛を交わすシーン(というか巻。通常コミックスで8巻なんだが、ひたすら、何週に渡っておるのか、というくらいポエむりながら愛を確かめ合う)では気恥ずかしさを隠せぬウブだった小学2年生(遠い目。でも、当時にしてもアンドレの切羽詰まった感はコワかった・笑)。
久々に読みたくなってきたなー。そういえば完全版は読んだことないんだった。ちっ。

それにしても、これをたかだか20代で描いた池田さんてスゴイ……。
ハーレクイン 2007年 07月号 [雑誌]
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やっぱり現実にありそうなカラリング、っていいなー。見やすさも増した気がするし。ふぁんたぢっくなのも悪くは無いんだけど、髪の色をヘンにパステル系だのにすると周囲の色と上手く合わせられないというか寝惚けた色調にしてしまいがちなひとが担当するとポイントになるカラアが無くて全体的にぱっとしなかったりするので。

ハートの秘密
アイリーン・ウィルクス 麻生 りえ
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コミカライズ担当:小林博美(巻頭カラー/描き下ろし)

3部作「プロポーズのゆくえ」の第1作目。
男ばかり3人の全員が異母兄弟。母親のように面倒を見てくれた女性を救いたい一心で、信託財産を受け取るためにそれぞれが結婚を決意。と言う訳でまずは長男ジェイコブの物語。
ヒロインは彼のアシスタント代理として登場。
彼女はある事件以来醜聞がつきまとい、本人もそれをかなり気にしてはいるものの、とりあえず表面上は「噂なんてアテにならない」と彼女を受け容れるヒーロー。実際に付き合ってみるとやはり噂とは異なる人物であると知って彼女に惹かれてゆき、ヒロインもまた彼のひととなりに惹かれてゆく。
ヒロインにつきまとう危険が顕著になり、互いにより深く互いを想うようになって……と、サスペンス要素も含んだ物語。

またしてもタイトルが「???」。これはまんが家さんの責任ではない。HQ社のせい。ふぃーりんぐだけでつけてるよな、これは、というのが少なくないからな↓ 何処がどう「ハートの秘密」なんだか。つーか、「ハートの」にする意味がわからん。
そもそもの大筋とヒロインに纏わる秘密というか危険というかが全く! 関係無いので、ちょっとだけ微妙な気分になる。まあ互いに惹かれてゆく過程を描く上でのスパイスとして、と、「便宜結婚」モノとして単調にならないようにそういう話にしたのかもしれないけれど。
そつなく描かれている印象はいつもの通り。ヒーローの外見というかヘア・スタイルが好み(髪をサイドや後ろに撫で付けているんだけど、幾筋が前髪が零れてる、というヤツ。……インテリっぽいのが好きだな、相変わらず↓)。

甘美な企み
ジュリア ジェイムズ Julia James 原 淳子
4596120706


コミカライズ担当:森素子(カラー有/描き下ろし)

優しくて上品な雰囲気で探偵モノ(だったけか?)を描かれていた森さんがいつの間にかHQを……! どんなカンジなんだろう、と思っていたら、いやいや、思っていた以上に楽しめた。絵に華があっていいわーVv

ヒーローは姉に「不妊に悩む私を残して、遠く離れた自分の所有するホテルに若い女を置いている、その女と夫を引き離して欲しい」と懇願される。姉はすっかり参っていて、ヒーローはそのアバズレを誘惑し、虜にすることで解決しようと、遙々ギリシャまで旅立つ。
突然声をかけられて驚くヒロイン。聞けば自分を今ホテルに置いてくれている男の知人で、自分の世話をするよう仰せつかったという。危険な香りがすると思いつつも惹かれてゆく自分に気づく。
ヒーローは親子ほども歳の離れた男と不倫をするようには見えないと思いつつ、ヒロインに近づき誘惑を重ねる。何処かで自分も本気になりつつあると気づきつつも。

今月号ではいちばん楽しめた作品なんだけど、ラストにやや余裕が無いというか駆け足な印象だったのがやや瑕瑾。
正直、物語としては嫌いというかニガテなパタアンだったんだが↓
人柄でいけば愛するに足る人物と判っていながらも屁理屈捏ねてヒロインを信用もせずたらし込む、というのがどうにもこうにも。そりゃあ人間見えてる部分だけで判断出来ない所も多々あるけれどもだな!
それに、このヒーロー、ちゃんと裏付けとったり確認したり、ということを一切しないで、「姉がそう言うから」というだけでヒロインを下劣な女と決め込んでた訳で、……やはり莫迦じゃなかろうかと(笑)。
おまけに、誤解が解けた後、マトモに詫びてないやら結婚しようと申し込む理由がバカすぎるやらで呆れ返るぜ。何だこのバカ(はっはっは)。
おまけに、何でその程度でこのバカ許せるの? というヒロイン(これもまたお約束ではあるが)。
もっと凛としたヒロインと、謝罪の何たるかを知ってるヒーローを登場させてくれい……。

みんな誰かに恋してる―花嫁の季節
アリス シャープ Alice Sharpe 緒川 さら
4596411409


コミカライズ担当:稜敦水(カラー有/描き下ろし)

……正直言うと絵的にも物語としても目からすっこすっこヌケってっちゃって理解出来たような出来てないような。
自分の目標のためにあれこれ画策するヒロインと、そんな彼女に出会ってしまったヒーロー。彼女の真の目的が判らないが故にあれこれ勘ぐってしまうヒーローと、自分の行動を深読みされて困惑しつつも惹かれてしまうヒロイン。可愛らしいといえば可愛らしい雰囲気のオハナシ。

ヒーローのイケてなさがある種の現実味を引き出していて、……いいのかそれは(笑。欧米のね、「悪くはないんだけど、イケてるか、つーたら何か違うやね」なおにーちゃん的外見をしている・笑)。ヒロインはどうみても欧米人には見えず。微妙な組み合わせだなあ。
ただ、やたらめったらごーぢゃす&ハイソな世界を背景に持ってないので、そういう意味ではまんが家さんに合った作品ではあったかと。
前回登場された時、ヒーローもヒロインも医療に携わっていたけれど、今回はヒーローが獣医。2作連チャンで登場人物がメディカル系というのも珍しいなー。

トップシークレット
ルース・J.デイル 堺谷 ますみ
4596304556


コミカライズ担当:中村地里(カラー有/描き下ろし)

原作が「スーパーロマンス(現在は無いシリィズ。「ヒストリカル」や短髪の長篇を除けばもっともペエジ数の多い読み応えのあるラインだった)」というのを知って素直に驚いた。余程うまく取捨選択をなさったか、……長編だと言うのに枝葉末節があまり面白くなかったかのどっちか、でしょうか……↓ いずれにしても125pにまとめられたのは大したものだと。

有名女優の付き人として働くヒロインは、女優に似ており、彼女のものまねも得意ということで替え玉になることを命じられる。祖母の医療費のために、と渋々ながら承諾。そんな彼女にボディガードが付けられる。ボディガード=今作のヒーローにときめくものの、自分は今本来の自分ではない。相手も仕事相手とは深い付き合いをするつもりは無いと明言。でも一線を越えてしまい、おまけに命まで狙われてしまい……。

サスペンス・タッチで進む物語。でも本来長編であれこれ詰め込んであった可能性もあって、その「あれこれ」を出来るだけ必要最低限くらいに収めたためだろうけれど、ハラハラ感は少ない。全体的にやや薄味。コンパクトに、小綺麗にまとまってはいるのだけれど。

全体的にはまずまず、かなあ……。一冊にさすぺんすふるなのが2篇、とか、シークものが2篇、とかよくあるんだけど、どちらか、あるいは双方の印象が薄まっちゃったりするのでやめた方がいいのでは、と思ってしまう(まんが家さんの個性で関係なくなればそれで無問題ではあるが)。

次月ラインナップは星合操さん(またアシさん大奮闘・手抜きに見えまくりじゃなかろうな?)、よしだ斑鳩さん(ど、どなた?? うっすらお名前を何処ぞで拝見したような気がするのだが……。検索してみたら、御本人のサイトがあって、HQを描くことに対しての熱意を感じられたので期待しよう♪)、陽村空葉さん、伊勢崎とわさん、加えて佐々木みすずさん(……)。いやだからシークもの2篇1冊に入れないでってば(入る予定なのです)。面白味が減るじゃないか。それでなくともお約束と話型で成り立ってるんだからさー!!
修羅
DOES 氏原ワタル
B000O77V0Q

久々に新譜で購入(余程のことがない限り、書籍等にお金を回してしまうのでCDは中古で購入してしまう↓)。予約入れたんだけど既に初回版特典は入ってないものだった。アッハッハー(涙。まああったからといってどうというものでもないといえばないのだが)。
某アニメの新EDとして使用されているのだが、作品の今後の展開にマッチしていて「作品にとっては幸運だったなあ」と思っている。曲を制作したサイドとしてはどう見ているのかは不明だけれど。

冗長さは無い。チャラついたお飾りのよーな装飾はナシ。全体的に骨太でシンプルな楽曲で、かつ歌詞に無駄が無い。英語に頼ることもなく、全編日本語のみ。いい意味で、Vo.も曲調もややフラット気味なのだが、それがドライな雰囲気を湛えていて好み。
頽廃的な空気と、何処か艶やかさすらもあって、楽曲単独で聴いても良かった。それが今使用されてる作品とも合っている、というのはファンとしては嬉しいし有り難い(何しろ、全く合わない、と思われてしまったがために叩かれまくったアーティストを知ってるのでねえ……)。

でもって、TV用ver.はなかなかイイカンジでカット+編集されているのだな、としみじみ。より短いけれど、ある意味より格好いい気がする(瞬発力というか短距離の醍醐味というか、何か訳わかんないけどそーゆーカンジ。さして無駄の無い曲を更にカットして繋いで短くしてる訳だけれど、そのまとまり加減がとてもいい、のだ)。

2曲目、というか、一緒に収録されている曲は、うって変わって爽やかだった……ような気がする。何しろ気に入ると同じ曲を延々エンドレスで聴いてしまうので、そちらをマトモにまだ聴いていないのだ。でも、どうやらシンプルな楽曲なのは彼等の持ち味らしいのかな、ということは感じた。

と言う訳でしばらくコレが定番。
XXXHOLiC 11 (11)
CLAMP
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「ツバサ」に比べれば物語は進んでいる方、か。こちらの方が読みやすいのも相変わらず(頭身が怖いのはこっちだが。にょきにょき筍のよに伸びてて既に人外の域ですな)。

瀕死の怪我を負った四月一日はすっかり元気……になったようなのだが、終盤何らかの「変化」の兆しを見せており、どうやら彼の行く末は色んな意味で単純なる安泰とは言い難い模様。
彼の傷跡をすべて引き受けたひまわりは、四月一日にそれが露見せぬようにとヘア・スタイルを少しばかりチェンジすることで誤魔化している。
百目鬼は血を提供したことに対して四月一日から礼を言われる。四月一日が彼に対して示す初めての明らかな謝意。
一見、ナニゴトもないかのような彼等の日々。

そこにするすると侑子にだけは判るカタチで、「異変」が訪れている。

店に「人外」のモノが入り込めるようになり、「場」を維持するために生み出されたマルとモロとがただ眠りその行為に集中することしか出来なくなっている。飛王・リードの居る「世界」を掴み、彼の思惑をも明確に知る。

そして、侑子は呟くのだ。「最後の瞬間が近づいている」。

物語はよーやく佳境に入ってきたらしい。まあいい加減そうであって欲しいけれど。引っ張りまくっては腰砕けな結末、を何度も見せられているので慣れてはいるんだが、ダルさというか、引っ張られる割に得られるモノ(=結末)がいつも「はぁ?」なのだけは何とも言えぬ気分にさせられて参る。

それにしても、あからさまに「ツバサ」とリンクし合っている描写は、11冊目に入っても何となく苛立ちを感じる。結局両方読めってかい! と思ってしまうのだ。より楽しんでもらいたい、ということなのだろうけども。何だかな。鬱陶しいんだよなあ、微妙に。どっちもちゃんと買って読んではいるけれども。どっちかしか読まないひとにとってはやや(あるいはとても!)意味不明だろうし。かつて読んだ作品のキャラが全く違う作品で……は割合楽しめるんだけど(しかし、当初の作品での結末によっては「何であのままで終わらせなんだ。無粋!」という時もあるが。例:「東京BABYALON」→「X」)。

あとはとっとと面白く読める最後とやらに突入してくれい。
紳士の約束
デボラ・ヘイル 古沢 絵里
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ちゃんと読もうとすると「だりー」などと思うのに、何となく手を付けた時は妙に真剣に読んでしまうのは何故なのか。
深夜寝る前に「いかん、入れるとこないからって出しっぱなしにしとったんだった!」と片づけんがために手にとってふいに読み出したのがダメだった↓
気づいたら明け方であった。よよよ……(涙)。

これは「ピグマリオン」もの、と呼んでいいのか。もっと分かり易く言えば「マイフェアレディ」もの、とでも言うのか。要は洗練されてない女性乃至男性を一流と言われそうな人物に仕立て上げると同時にその相手に恋をしてしまうハナシ、なのだが。

こちらでは女性が男性を、というもの(これはヒストリカル作品だけれど、コンテンポラリィでズバリ「マイ・フェア・ジェントルマン」という作品がある。コミカライズもされているけれど、とても面白く読めた)。
教養ある貴族の女性(ヒロイン)が、粗野な兵士である男性(ヒーロー)に礼儀作法や教養を身につけさせ、誰から見ても「紳士」と思わせられる人間に仕立てることになるのだけれど、ヒロインが奥手だと見破るや、うまくたらし込んでこの「苦役」から逃れよう、などと思ってあれこれ画策する。けれど、近しくしている内に互いに惹かれ合うようになって……、というオハナシ。

ヒロインは自立(貧しいけれど向学心のある娘たちに教養を身につけさせるちょっとした学校を創設することを望んでいる)を目指していて、その援助を伯父から得たいがために彼からの提案を受け、ヒーローの教師役を務めることを承諾。ヒーローは彼女の従兄弟の元で兵士として闘い、彼の死を惜しんでいる。……が、身分だの薄っぺらいものには興味ナシ。
この一見相容れなさそうなふたりが、攻防を繰り広げつつも互いを理解したり思いやったりしてゆくようになる訳です(お約束)。
最初に予想していたことがラストで「やはりね」と判明。
粗野でぶっきらぼうだけど根はいい、女性慣れしたヒーロー

興味深い脇役たちの魅力も相俟って、ややとばし読みではあったものの面白く読むことが出来た。……これが出てた頃のHQはまだ良かったなあ……(もっとも、この作家さんの本を買うようになったのは随分後だけれど)。レエベルもヴァラエティに富んでたし。
文庫での再販も実は個人的には微妙。文庫の方が断然紙質も良ければ製本だって丈夫だろうし。でも、書棚に並べる時に違うサイズ、というのはちょっとなー。
ひとり暮らしをとことん楽しむ ! 2007年 06月号 [雑誌]
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「汚部屋」特集だったので購入、ってどうなんだよ……↓ もっとも、読んでみたらホントの意味での「汚部屋」云々について割かれたペエジはそれ程多い訳ではなく、「汚部屋にならないためにこういうことに気を付けましょうね」というアドヴァイスがメイン(そりゃそうか)。いや、実際にキレイに出来てない一般のひとの部屋をどうキレイにしてゆくのか、色んな例があるだろうからそれなりの例数見てみたかった、のだな。

実際見ることの出来る例は2件。どちらも女性。……ある意味勇者な方と、汚部屋というよりは整理や片づけ方が洗練されていない・何が部屋をよろしくなく見せているのか判っていないだけで別に「汚」部屋と言う程では……という方。

いずれにしても興味深く拝見しました。この雑誌、ターゲットとしては女性メインだろうけれど、いつも男性の部屋も結構な数紹介されていて、キレイ好きな男性のこぢゃれたナイスインテリア充実しまくり部屋を見るとイイカンジに落ち込める(笑)。お約束のようにデザイナーズ・チェアのミニチュア飾ってるのは何故なんだろう(やっぱり憧れてるってことか)。

基本は如何に収納するか、どうモノを買うか、そういう基礎の基礎なんだな、やっぱり、と改めて思う。隠して収納するポイント、見せる収納の良さとかそれぞれの利点とかも改めて意識させられたり。

部屋が綺麗である、というよりも、コーディネイトやトータル・バランスの良さで自分の生活が楽しいものになることのために何かを実践出来る、というのが日々を豊かにするんだなーと。

高額なものでなくても、自分なりに納得して安くても工夫であれこれやってるお部屋はやはり可愛かったり機能的だったりしてよいものでした。
あー、自分の部屋早くどーにかしないと↓(もう何から何まで全てどうにかしたいんだが何処から手を付けたものかと。それ以前の問題ありまくりだ)。
Museum: Behind the Scenes at the Metropolitan Museum of Art
Danny Danziger
067003861X

世界三大美術館のひとつに数えられることもある「メトロポリタン」。愛称「MET」。たった一度だけ訪れることが出来たけれど、勿論、その「たった一度」だけでは「全て」を堪能することなど叶わなかった。
その日は雨で、でも沢山のひとが訪れていた。雨なんて関係なく、行って、あの空間に浸りたくなるもの、なのかもしれない。見ておきたい・知っておきたいことが詰まってる。それは確かだ。

この本はMETに関わり、METのために働き支えるありとあらゆる人々の、ほんの一部ではあるけれど、その情熱や意気込みを知ることが出来るものであるらしい。見えない部分を支える人々、見える部分で活躍するひとたち、目に見えるカタチでは顕れないものの、居なくては困る大切な仕事をこなすひとたちのインタビュウを読むことが出来るのだそうだ。

大きな組織の中、どんな小さな存在に見える様でいても、皆それぞれに誇りを持って働く人々の姿が垣間見られるのだろう。

私たちが気軽に立ち寄り、時の流れと人間の歩みに思いを馳せている間も、私たちが快適に、かつ興味深く観察し鑑賞することを人知れず手助けしてくれている沢山のスタッフの存在をより身近に感じられるような気がする。
Le Sack ビニールベース M フロストオレンジ LS2540
B000CBNGP8

お湯でカタチを変えることの出来る花瓶、だそう。そんなのあったのかー!(ヴィニルそのもの、というのは何度か見てるんだけど)自分の好きなカタチにして花を楽しめるそうです。最近は色々あるんだなー。

さて。「母の日」が過ぎた。毎年死んだ兄から花が届く。何と、今日兄から母宛に花が届いた。おーい。そういうものは間に合うように手配するもんじゃねーのか。
もっとも、実際にそういう手間をかけてやってくれているのは彼の妻であって兄自身ではない。忙しさにかまけているのと、まあ、自分で選んだり、は照れるのであろう(何? 死んでるのに忙しいもへったくれもねえだろ? いや、オレの心の中では確実にコイツは鬼籍のヒトなの)。

その、私にとっては義理の姉に当たるひとから、母宛に手紙が昨日届いたそうである。
「ちょっと苦しいので今年は小さいお花しか贈れなくて申し訳ない」
みたいなことが綴ってあったそうだ。そしてそれを読んで母ひとこと。
「……○○(兄の名)のせいで××さん(嫁の名)に苦労させるねえ……」
今年大したものをあげるどころか、ものっそいやっすいものをゴチソウする、ということしか出来なかったバカ娘が目の前に居るんですが、母者。

それにしても、その嫁さんもまた花にこだわる理由は何なのであろう。金銭面に余裕が無いのであれば、菓子の箱詰めなんぞで茶を濁す、という手もあるではないか。気持が伝われば母は十二分に喜ぶし感謝もする。そんな無理しなくても、と気遣わせることを避けて欲しかった、義理の姉よ。それか、孫(私には姪)に手紙書かせるだけでも十分だ。母はそれで嬉しいと感じるだろう。

カネじゃないから。キモチだから。

昨日、母は「△△(孫の名)に何か送ってあげないと……」と呟き、買い物に出る支度を始めた。

赤いカーネイションもぶるーに染まりそうな今年の母の日↓
イラストでわかる外科手術基本テクニック
R.M.カーク 幕内 雅敏
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手術と入院が必要、かもしれない。……マジでか。しかも最低でも2週間くらいは見ないといけないらしい。マジでか。

色んな意味で、そんな余裕が何処にあるのだ。

金銭面でも時間的にも何らの余裕も無いんだが。おまけに「やっとかないとアトがコワイよ」という警告を山程ネットで見てしまった↓ そうですか。やらないとアトがコワイ。目前の出費や時間の浪費(というのも何というか不謹慎だが)もコワイんだが。

今はどーやらクスリで誤魔化している状態らしい。で、ひとによってはそれでどーにかなるのだが、……必ずしもそういう訳ではなく、悪化する場合もある、と。ほうほう。

……どうしろってんだ……(号泣)。

しかも「ちゃんとした医者(あくまでもその科の専門医、という意味)選ばないと大変なことになるよ♪」とも。はあ、そうですか……。

とりあえず、その2週間とやら、消えることになるかもしれない。ちくしょー。
メルマガにあれこれ登録しているからか、その発行元からもイロイロ届く。それは構わない。
問題なのは、一見懸賞サイトと見せかけて実は出会い系サイト、というのをヘーキで紹介してくることだ。
それも、そんじょそこらのバッタな会社ではなく、さいばーえーぢぇんとという「大手」から。

お前ら、カネもらったら何でもアリか。

楽天ブログのあるブロガーさんが、自ブログに紹介されている「おすすめリンク」に表示されているサイトにアクセス。懸賞サイトとばかり思っていたら、何と最終的には出会い系サイトに登録させられてしまった、のだそうな。

リンクにアクセス→懸賞に応募(メエルアドレス登録)→「当選!」のメエル到着→当選確認を装って再度メエルアドレスを記入させる(スポンサーへの登録兼用、とは表記されているものの、出会い系とは書かれていない)→仮登録完了→「当選確認用」PWが送られてくる→そのPWを入力すると、出会い系サイトに登録されてしまう

……という流れでまんまとはめられてしまった、らしい。
※顛末はブログ那覇TekTekの記事「おすすめリンクに潜む出会い系サイトの罠」に。

この方のブログは別なサイトで知って拝読し、「それはヒドイ。確かに信用した側の責任なんだろうが、『出会い系』と明示してないのは卑怯ではないか!!」と激怒しつつ読んでいた。おまけに、「アメブロ」ではウイルスバスターのブラックリストとしてひっかかるのだそうだが、運営サイドは「スキャンソフトのセキュリティのレベル、下げてね♪」とぬかしたのだそうである。

呆れ返ってモノが言えねえよ。

……と思っていた矢先、私の所にその会社を紹介するメエルが届いた、のであった(ブログを拝見して以来、会社の名を憶えてしまった)。あ。思えば発行してるのは、「アメブロ」と同じ「さいばーえーぢぇんと」ではないか。運営者が同じだったよ。

カネもらえば何でもアリか。お前らの紹介するとこなら安心かも、と思ってるユーザも沢山いるんじゃねえのか。

「出会い系」とちゃんと明示してあるのなら文句はない(あまり愉快でもないが)。詐欺紛いの行為を平気でしてるのが厭なのだ。どうどうと広告出せない会社です、と自ら名乗ってるよーなもんではないか。

ちなみに、「懸賞と偽って○○」というのはほかにも山程あるらしい。それに詳しいのが以下のサイトとのこと。
こぐまねこ帝国消費者センター

……次から次へと色々考えるもんなんだな、と何か吃驚するより呆れてしまっただよ……。そしてこういう情報を収集して公開してくれている方に感謝の念を抱いてしまった。以前あまりにも分かり易い振り込め詐欺的ハガキを貰った身としては尚更だ。
突然指先の皮が剥けてしまった。
小学生の頃、指先の皮が剥けて「何だこれ? 何で?」と理由が判らず気味が悪かったので皮膚科に行ったらアッサリ「ストレスから来るもんですね」と言われたのだが(多分転校云々で疲れてたんだろう、子供なりに)、まさか、またソレ?

……勘弁してくれ。

もっとも、以前と違ってずっと続いた訳ではなかったのでとりあえず胸をなで下ろしてはいるが。突然、というのがコワイ。

確かに、気づくと手に汗をかいてる時はあるんだが(それも理由不明)。緊張してる時になら、判る。よくテストの時は用紙がへにょへにょになってた。でも、たとえばネットしてるだけで、何で? 理由がわからん。

確かに病んでると言えば病んでるんだが。

今は何ともないけど、やはり気味が悪い。というか、以前友人に言われてから「あ、そうかも」と思うようになったんだけど、……皮膚に生じる病気や異変は他の病気等と違う恐怖が湧いてしまう。見えない異変も怖いんだけど、見えるだけに、異変や異状が目に付きやすい上に自他共に気味悪がってしまう、というのが何とも……。

しょーもないことで凹んだ(涙)。
さよなら絶望先生 第6集 (6)
久米田 康治

さよなら絶望先生 第6集 (6)
さよなら絶望先生 第7集 (7) さよなら絶望先生 第5集 (5) さよなら絶望先生 第8集 (8) さよなら絶望先生 第4集 (4) さよなら絶望先生 第3集 (3)
以前「エア・ギア」で大暮維人氏が受賞した時も祝ったので、一応(一応って何ですか一応って)。
第31回講談社漫画賞:少年漫画部門受賞おめでとうございます。

でもまたしてもこのアニメ化決定直後の受賞ってどうなのよ。

「エア・ギア」の時もそうだったじゃん……↓↓↓ 宣伝も狙ってのことですか。キャンペーンしやすいからですか(勿論アレだろ「ネガティヴ・キャンペーン(※)」とか言っちゃうんだろ?)

※念のため、本来の negative campaign とは。
相手候補を非難する選挙運動、他社製品を非難する宣伝活動、の意。アメリカ大統領選でよく見られるアレです。CMなんかで如何に相手候補のココが至らない、ああいう所が問題だ、と叩くヤツ。



面白い作品だ、と評価されてのことなんだよな、ホントに。出来レエスとまでは言わないものの、手前味噌的企画だからしょーがないっちゃしょーがないんだが。

「私、白黒はっきりしないの、厭なんです。」と千里ちゃん風に言っておくか(ちゃんと、句読点打ったからね。)。
えー、タイトルの出典は「Kinki」の堂本剛くんです。以前TVで、筋トレに凝っている、みたいなことを話しておりました(アブ系とか、びよんびよん縦に持って揺らすことで鍛える、というなんちゃらブレード?が流行ってた頃。なので、結構昔)。で、そのテのものを通販で買った時に、指南ヴィデオも付属していたそうで(よくあるでしょ)。で、如何にもなまっちょガイジンさんが吹替の台詞であれこれ解説してくれる訳ですよ。そん時に言ったらしいんです。

「どうだ? そろそろ腹筋が火を噴いてきただろう!!」

すごくないですか、この台詞。腹筋が火を噴いちゃうんですよ。あまりのインパクトにつよぽんも大ウケしたらしく。当時、私と友人との間で、「そっちの調子はどうだい、スティーヴ?」(やはり実演販売モノの海外産通販番組で言われた台詞。収録中のスタジオとは別な場所で頑張ってるヒトに様子に、この台詞と共にスウィッチ)と抱き合わせで流行りました。
大笑いさせた友人に使うと効果的よ。「そろそろ腹筋が…」は。電話でのやり取りに「そっちの…」はオススメ。

ってさあ。どんだけ長い前フリ!? 「くりぃむ」の有田だってもう少し控えめだろ。
そういう訳で、どうも僕です(何かもうヤケクソ)。

本題行きます。とりあえず本好きなら憑いて…いえ、ついてきて。
本、溜まりますよね? もう「脂肪と本ならお前溜め込むのウマイよな!」とか言われそうな勢いで溜めちゃうひと、居るでしょ。溜めちゃう、っていうか、気づいたら在る、っていうの?
オレだよオレ。オレオレ。
で、適当な箱に詰めて、とりあえずの一時しのぎなのに「おお、少し片づいた!」とか喜んじゃうんだけど、「探せねえよ!」と逆ギレね。で、どうでもいい時・忙しい時に限って見つかってつい読み込んじゃって本来の目的不達成。あるいは夜が明けてる。テスト勉強ブッチ。よくやるでしょ。やるって言え(強制)。
そんなアナタに朗報、なサイトってのが、あったのですね。最近知りました。もっと早くに知っていれば!!

本読むひとのパラダイス 快読ショップ YOMUPARA

文庫・新書・B6・四六判がぴったり収まる本専用の収納BOX等を販売してくれているナイスなお店。販売なさっているのは全て本に纏わるえとせとら。素敵よ。まさにぱらだいすよ。あんなものもそんなものをあれこれ揃ってるわよ。夢のようよ。

蔵書で困っているひと、比較的本が多く、また「書斎? んなものあるワケねえだろ、ああ!?」と逆ギレしたくなるひとには有り難い収納BOXがもう、燦然と輝く勢いでサイトの中にあるんですよ。買わなくちゃ。でも今財布にゆとりなっすぃん↓ 送料がややお高いので、いずれ友人にハナシを持ちかけて折半で買わないか、と誘おうとしています(でも、サイト見ていただければ判るのですが、とてもとても良心的価格で販売されています。送料にしても商品価格にしても)。

本棚がひーひーゆって火を噴いてきちゃったアナタにオススメです。本が好きだ、読書が大好きだ、というひとなら、見るだけでも楽しめるハズ。バーコード・リーダ、ごっさ欲しい!!

私の部屋の本棚は、火ィ噴いてるっていうより、全焼ですが。燃えたよ。燃え尽きたよ。
10ぱんだ
岩合 日出子 岩合 光昭
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ペエジを繰るごとにぱんだが増えて最後には10頭のぱんだたちがずらり、という可愛い写真絵本。もっふもっふした白と黒のケモノの仔がこれでもかと出てくる訳ですよ。

どっちか単色だったらここまでウケまいに。神様の造型センスの為せる技ですか。

でも絶滅危惧種。

この本↓の舞台でもある「中国パンダ保護センター」で撮影された仔ぱんだたちがひたすら可愛いです。可愛いけどちゃんと「あ、可愛いだけじゃないや、やっぱりケモノなんだなあ」と思わせられたりもしてよいです。
パンダ育児日記
中国パンダ保護研究センター 日本パンダ保護協会 斉 鳴
4576070010

※こちらの本↑はまさに「育児日記」で、まだ白黒ついてない(笑)頃のちっちゃな赤ん坊の頃から表紙に登場するようなころんころんの仔ぱんだになるまでを追っている内容。あんなにおっきな身体から何故にあんなにちっさな仔が生まれるのでありましょう……。

対象としては2歳くらいのお子さんから。でもオトナも十分楽しめるですよ。ぱんだ好きなら。可愛いってコレ。もっふもふ×10だよ。
ピンキーストリート #010A PK-010A
B0009HBI1Y

懲りずにまた購入。これで39人目(上半身・下半身のもうひとつの着せ替え用組み合わせはカウントしてない)ということか↓ 中古ショップにて¥800だったのでまずまずお買い得価格。ヘア・スタイルとピンクのパンツが可愛いな、と思っていたので買ってしまった。

どんだけ増やす気だ、と思わないでもないのだが実はまだまだ購入予定があったりするのでもう何が何だか自分でも。

それも、新作も勿論(…)あるのだが、旧作分で購入出来るものの中で気になっていたヤツ、というのを。現実レヴェルで、どんだけ服を所有していてもまた買ってしまうよーに、ぴんきーにも「あ、このパアツはまだ持ってないな」とか「この色合いのは無い」とか思っちゃうと欲しくなってしまう。改造出来ないし(不器用過ぎて↓)。ヘア・スタイルも同様。これ、可愛いなー。

って。これ以上増やしてどうするんだ、ホントに。

そうそう、以前パアツごとに全て分けた訳ですが、あれ、組み替える時大変です。全てのパアツをそれぞれどっっう゛ぁあ~~っと広げて、その中からちまちま選ばなくちゃいけなくて。ものっそい手間↓ コレ、というアイテムを選んでからコオディネイトするので尚更(最初から決めてかかることはまずない)。
狭い部屋でちまちましたものをぶわー広げて格闘するイイトシのオトナ。終わってる。今更だが。
終わってるってゆーか違う次元が始まってんのかもしれない(涙)。
クロニクル 1 (1)
高河 ゆん
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クロニクル・1。友人に連れて行ってもらった新古書店にて¥105で売られているのを発見。未購入だったので買ってみる。……もうぜっっっっっったいに! 完結することはないだろう、とは思ってはいるけれど。

畜生。折角面白いのに!

どうしてこのヒトは「完結させる」ということが出来ないのだ(涙)。体調不良が云々、移籍がどうの、というのも関係なくはないだろうが、ちゃんと終わらせた作品があまりに少なくて泣けてくる。
これも続きが気になりまくり。相変わらずネタ振りは巧いし、設定も面白い。期待させまくってコレだ。

おそらく時は近未来。獣王院タクヤ(♀)の誕生日の朝、それは届いた。
「人類滅亡まであと30日 阻止せよ」
気味の悪いメエルを、タクヤは無視し、いつものように登校する。謎の美少年不二家ツグミに突然「一緒に来てほしい」と言われるものの、断る。その日の朝礼で、ある教員が血を吐いて倒れ、タクヤは全身にその血を浴びる。
「ネオン熱」。発症から10日余りでほぼ100%死に至る病であり、完治させられる見込みや手立ては見つかっていない。
タクヤは自分がそのネオン熱の抗体――「聖痕(ステイグマ)」を保有する人間であり「不死身」だと告げられる。
ネット上で名前が公開され、追跡対象となってしまった彼女と、彼女と同様に「聖痕」を有する少年たちとがツグミの言う「人類救命センター」に向かうことになる。

……オイシイことこの上ない設定である。展開もなかなかテンポがよろしい。それをそれをそれを!!!!!! 何で途中でうっちゃっちゃうかなあ!
「聖痕」を持つ5人(しか居ないそうな)は何故か同じ日が誕生日であり、名前に男女差が無い(それにも理由がありそうなことを仄めかしてある)。5人とも男であると言われているのに「タクヤ」は女性、しかし染色体上では「XY」、つまり男性。
あえてネオン・ウイルスを蔓延させようとする人間の存在と、ネオン熱に関して秘密を握っているらしき研究所の存在。

ゆんちゃんは「世界の終末」ネタ、「人類滅亡」ネタが好きだと思うのだが(「アーシアン」は人類の存亡がかかっている物語、「妖精事件」は「世界の週末(誤字ではない)」が迫っていることが明示されていたし、短篇の「約束の夏」はまさに滅びた後の唯一の地球人の生き残りの少女の物語だった)、これもどうやらその系統らしく、どう切り抜けてゆくのか、と大層期待させる物語、なのだ。ああそれなのにそれなのに。

状態、良くも悪くも無く、¥105ならお買い得だ、と思って買ったけれど、うん、ある意味いい買い物だった。面白かったよ。

続き読めないだけでな。

とりあえず今連載中の「LOVELESS」はちゃんと完結させてくれ。「天使庁」のコミックスも出してくれ。「キルミー」もどうにかしてくれ。そんで、「源氏」もタイトルばっか出してねえで再開させてくれえええ!!(魂の慟哭)
この未完の帝王めが!!
マイチャーム10号 キッチン雑貨の旅
磯谷 佳江
4434073257

オンライン書店ビーケーワン:マイチャーム 10
「取り寄せになる訳だけど、5月の12日頃になると思うよ」というような内容のメエルを受け取っていたのに、存外アッサリ届いてしまった。いや、悪いとかいけない、とかでは勿論ないのだけれど。クリスマスが何時来るか判っていても、前倒しされたらちょっとガッカリしませんか? そんな気分(判るような判らないような↓)。

でも、結局は届いたその日にわーっと読んでしまったのであった。今回のテエマは「キッチン雑貨」。ひとくちにそう言ってもやはりそれぞれに着目しているもの、気に入っているもの、こだわっているものが違う訳で、どの記事もそれぞれに楽しめた。

表紙にも登場するある硝子アーティストの作品と彼女自身へのインタビュウ。「食べること」「暮らすこと」を楽しみたいひとに使って欲しいとのこと。佇まいがひっそりしていて、ストイックさがあって興味深いデザイン。あっさりしているんだけれど、御本人なりに意匠を凝らしてあるのが解る。

鍋談義もなかなか。自立・自炊するようになったら自分の鍋を持つことが第一歩、というのはふむふむと。鍋か。……ひとり暮らしの時なんて予算内に収めることにばっかり考えていたよ@ガクセイの頃。学生時代なんて「ひとり暮らし」であって「自立」「自活」ではなかった訳だけれど。「ル・クルーゼ」等有名なお鍋も話題に上がってる。

ミルクガラスやフェヴの話題も個人的に嬉しい(ただし、沢山のペエジを割いている訳ではないので、さらりとした読み物程度と思って頂ければ)。

また、色んなひとに尋ねたキッチンでの「とっておき」の紹介も楽しかった。決して高額ではないけれど気に入っているもの、偶然出会って以来愛用しているもの、えとせとら。「なんでもないもの」がある「なんでもない日常」を大切にするだけで「暮らし」はもっとずっと楽しくて豊かになるよなー、と知った風なことを思うのであった。

その他のペエジもぽんぽんとテンポよく、でもゆるやかな心地よい文章で綴られていてゆったりした気分になれる。

今回はコオスタアがおまけ。1枚だけなのが残念だけれど、セピア色の地に白でカトラリィなんかが抜かれてるシックなデザインが素敵。

気づくと繰り返し繰り返し読んでる。毎日が「なんでもないこと」の繰り返しなのとちょっとおんなじで。
文庫版 百器徒然袋―雨
京極 夏彦
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3本の中編から成る。「私」という語り手を通して3つの事件が語られるのだが、中禅寺(京極堂)も引っ張り出されはするものの、もっぱら榎木津の営む(と言っていいのかアレは……)「薔薇十字探偵社」に持ち込まれた依頼を「解決」するというハナシで、主に破壊大帝・榎木津礼二郎が快刀乱麻・八面六臂・傍若無人に荒らし回って……いや、大活躍する物語ばかり、なのである。猿君(関君、とも。関口はロクな呼び名が無いな。それを言ったら、榎木津にかかれば皆まともな名で呼ばれることの方が少ないのだが)なんて刺身のツマ以下の扱いだ。わははははははは!

重い事件から物語は始まる。「私」の姪が輪姦され身籠もってしまい、それについて悩んでいた所に「薔薇十字探偵社」の存在を教えられてそのドアを「迂闊にも」叩いてしまうのだ(京極堂などの視点からすれば「迂闊」だろう、多分。つーか確実に)。

榎木津は変人ではあるが、考え方は至極真っ当であったり、差別や偏見を以てひとを見ない男であることが何時にも増して明瞭に描かれている。そこがまず読んでいて快いのであろう。

最初の物語において、強姦という辛いという一言で片づけられぬ深い傷についても、簡単には癒せぬことを面と向かって指摘するのは「事実」として目を背けられぬことであるからであって、被害者の気持を慮れない訳ではない。それどころか愚劣で卑怯な行為であることを十二分に理解している。安易に救済めいた真似事などしないのが偽善のカケラもないことを示している。
「犯人」たちへの「報復」は一見滑稽で(いや、かなり滑稽なんだが)重く見ていないかのようであるが、社会的に抹殺・黙殺されることの屈辱をこれでもかと突きつけてはいる。
そして、そんなことをしても被害者の傷が容易に癒える訳でも、消えてなくなる訳でもないことを、誰もが知っている。相手にも被害者の味わった苦痛を与えることで必ずしも改心する訳ではないことも。
それでも、何かせずにはいられなかった気持は、少しばかり収まるかもしれない。「かもしれない」のために、京極堂まで巻き込んであれこれとやってのけるのが榎木津という男なのかもしれない。

まあ、面白いからやってる、んだろうけど。だってそんなのしたって被害者の何が贖われる訳でもないんだから。ただ、心につきまとう暗い影を少し払拭することは出来る。被害者を救えなかった、助けられなかった「私」の、ではあるけれど。

残る2篇も一見馬鹿げているようでいて実は…という物語。過去の事件ともリンクしていて、ファンには楽しめる。

珍しく何処か飄々とした京極堂が見られる(結構悪ノリしまくり)のと、無類の赤子好きである赤ん坊を発見した時の榎木津のはしゃぎっぷりが印象的であった。

そうそう「私」はこの作中まともな名前では呼ばれない。本当は何という名であるのだろうかと思ったら、最後まで読んで欲しい。何、明かされたとて何が変わる訳でもないのだがね。少なくともオロシガネくんだとかそんなドアホウな名前などでは決してないことだけははっきりする。
銀魂 第18巻 (18)
銀魂 第18巻 (18)

あまりに素敵なのでどーん!!

今回のカヴァはとなりのヘドロさんだったのか……。ヘドロさんの魅力はドアップでしか伝わらないと言わんばかりだな、空知んたま。

前の巻からの続き「OWee」争奪戦の結末、銀時の愛刀(?)「洞爺湖」の仙人との邂逅(プッ)、宇宙……というか実家周辺を守る正義の味方スペースウーマンの婚期の行方、亀と呼ばれたヒットマンの悲しき(はっはっは)顛末、マダオこと長谷川にかけられた痴漢冤罪裁判、女性キャラ総出演で繰り広げるダイエットを巡る醜い死闘、と盛り沢山の18巻目。

「OWee」はファミコンであんまり遊んだことが無くても何となく知ってるアレとかソレのお陰でかなり笑った。何だあのテンションの無駄な高さ。土方が延々「ちん○す」呼ばわりが辛ぇ(笑)。読み終わった後はただのしかばねになりそうだ。

「洞爺湖」の仙人とのアレは「BLEACH」のパロディ(らしい)だったのか。だってぶりーち読んだことないんだもの↓ ただ、とりあえず真っ黒=尸魂界(ソウル・ソサエティ)、ということは「銀魂」で学んだ(笑)。そしてこれが記念すべき連載3周年記念の回。ある意味とっても素敵に粋な手抜きをしています。いや、真ベタも結構大変だけどな。

長谷川の痴漢冤罪裁判はちょっとホロリと。アレだな、トシ食うと何でも泣けるのか? もうその内「トム&ジェリー」見ても泣き出すんじゃね? 銀時が弁護士として辣腕(てゆーかキン肉マン好きっぷり……)を発揮。メガネ男子でスーツ男子になってました。空知んたま、狙ってるのか、女子読者を!!(ちゃんとイケてたし↓ いや、そ、そんなんしなくても、ちゃ、ちゃんと銀時は好きなんだからねっ! ←頑張ってみた)

巻末の女性キャラダイエットネタにはかなり無理が。その辺りはアレか、ギャグだからね、ということか。代謝がよくて大食漢の神楽が肥えるなんてあり得ねええ!! 何故皆揃って肥える(笑)。

スペース・ウーマンさんの婚期ネタは、どうなんでしょう。個人的には笑っちゃいけなかったんでしょうか……。ウケまくってたけど。我が身を省みろよと。マダオ(まるで駄目な女)なのは誰なのかと。

次巻がものっそい楽しみちうか何ちうか。ああああ、土方がまたしてもまたしても~~↓ 
在青手帖
空間実験室2006 乙女会議 福田里香/束松陽子
4990348508

ある種の意味で思い入れのあるところ――青森。
その青森に生まれ、暮らしている女性たちと、青森に惹かれたひとたちとが一緒になってつくり上げた小さな本。

大好きな福田里香さんと、「みつばちトート」で知られる束松さんとが(青森で!)開いたワアクショップで参加。

青森に住んでいること、暮らしていることを誇りに思えない出身者は、決して少なくないことを私は知っている。「悪くはないけど、何処、といいところを問われても答えがするんとは出てこないな」と言う多くの友人が何人も居る。

この本では主に、「手仕事」を生業とする人々や、彼等から生まれたあれこれについて語られる。
そこから感じられるのは郷土に対する愛情や愛着、深い関心と喜びだ。

「捨てたもんじゃないよね」。

何処かで諦めていた友人たちも多分そう思えるだろう。何処かで卑下していたひとたちも、きっと何かしら感じてくれるだろう。

小さいけれど、あたたかさに満ちている。
いい本だと思う。
  
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