あと何年同じ手法で?
ツバサ―Reservoir chronicle (20) (Shonen magazine comics)
CLAMP 
何と未だにファイの過去篇である。勘弁してくれ。いくら一週分の掲載ペエジに限りがあって、いくらキャラクタアの深みとかいうもんを表したいからと言って、コレはちょっと。
というよりもですね。
「いつもニコニコ穏やか紳士なあのヒトが実は」的キャラ造型のヒト、だとか、「ヘラヘラしているヤツに限って実はとても」的な展開だとかですね、もう一体何年何回やってらっしゃるのかと。「一見腹黒だけど本当は」も好きだよな。「一見清楚でしっとりして見えるけれど実は」とか。
匂わせる、とか、感じ取らせる、ということに関しては成長が見られないなあ、思ってしまった。「いかにも」が出来ちゃってる。
よく言えば「スタイル」が確立されている、のだけれど、あまりにも彼女たち(というよりはこの場合は脚本担当の大川氏)の描き方や構成の仕方が昔から何ら変わっていなくて、「いかにも」過ぎて食傷気味。
それでなくとも「自作品のパロディまんが」、「商業誌で同人作品」などと揶揄されているというのに。
手法や見せ方がずっと同じというのもスゴイ。「分かり易さ」云々と言うけれど、どんなもんなんだろう。「年齢の低い読者にもわかって貰えるように」ってさ、年齢低い=読めないじゃないしさ、必ずしも。
とても苛酷な過去でしょう? とても重い十字架を背負ってるでしょう? それを隠すかの如きこれまでの態度、イタイタシイでしょう? そう言わんばかりのファイの過去にゲンナリ。対照的キャラとしての黒鋼と対比させてね的演出にもゲンナリ。
それを自ら救おうとしたサクラ、駄目ヒロインじゃないでしょ、素敵でしょ、も鼻につく(いや、それなりにちゃんと楽しめるというか、「うんうん」と頷ける所もあるにはあるけれど)。
首吹っ飛ばして内臓ぶちまけるような描写が少女まんがにあることが画期的とでも思っているのかね、と「X」読んだ時は思ったものだが、何というか、その辺りのアザトさが未だに続いているのだな、と感じさせられること多し。
20冊費やして、語れるのはこんなものなのか。そしてこれからもまだダラダラ続くのか。ううむ。
一応、サクラの真意だとか、そういったものが語られたり、某連動作品に登場するデロデロゴム人間頭身女・侑子の優しさだとかも描写されて、あーはいはい素敵で御座いますねな部分もアリよ。
バトル・シーンにしても展開にしても、何だか間延びしたダルさを伴ったままもう20冊目。見所ってのは何処なんだ、このまんが。
不思議な程燃えるもんがないわ。「少年まんが」は燃えさせてくれてナンボなのに、私には(じゃあ読むなよ・笑)。
この調子じゃあと5冊くらいで終わってくんね? と言っても無理なんだろうな。

ほん:まんが。 コメント(0) トラックバック(0)