禁断〜どのハナシも同じ〜
「あの夏の日の楽園」「その腕の中の天国」「この胸にある焔」とサブタイトルがこそあどことば続きだったので、てっきり今回は「どの」と来ると期待してたんだけどなー(棒読み)。
禁断~薔薇の彼方 (フラワーコミックス)
刑部 真芯 
何だかんだ言うても一応新刊でちゃんと買ってはいる。
改善の余地なんてものはとうの昔に失っていたのだが。
成長つーもんがない。キャラクタアにも作者にも。
このシリィズは基本「ループ」だと作者。でも、あまりにも「変化」が無さ過ぎる。虐待と一方的かつ身勝手な愛情を取り違えた馬鹿男と、その男の玩具だと「自覚」したまま何時でも股開く便利な器(略して便器……下品ですまん)のよなヒロイン。
いくらループでも、ヒロインとの関係性が進化・変化しないのは異常。面白味が無い。正直つまらなかった。何ら見るべきところがない。よくこんなのでネエム通るなあ、と吃驚する。担当も無能と見た。いくら同じパタアンが描きたいのだとしても、コレを許容したらいかんやろ。
同じパタアンが描きたいのだとしても、古くからの読者も新規読者も楽しめる何らかの変化・進展を見せる工夫、というものが必要なのではないのか。
その辺どう思ってるんだろう。このままだとまさに自己満足でしかないと思うのだが。
既に「Cheese!」本誌では見ない作家となってしまった。行き着いた先は携帯サイト。あーあ。雑誌に掲載されるだけが全てではないけれど、干された感は否めない。
3本掲載されているのだが、その全てが携帯サイトにて公開された読み切り。相変わらず描いた本人にとってのみえろえろしい。
素材は悪くないのに艶っぽさが無いから、読んでる側にしてみればまったく色っぽくもなければ背徳感もない。第一、既に何度も身体を重ねているカップルで、どちらもいつも着衣のままでセックス、って何だかなあ。中二病的指向/嗜好っぽい。シチュエイションにばかりこだわった濡れ場って、……なんだかなあ。まあこのペド野郎が出てくるまんがでリアル路線はコワイと言えばコワイか。でも、美しさも色気も無い、喘ぐだけのベッド・シーンに何を感じろと。男がひたすら楽しんでるだけで、女は常にヨコロばせてあげるためのだっちわいふ状態。キモチワルー。M属性あってもつまらないと思う。コレは。
そして相変わらず出し惜しみの一切無い「運命」というコトバ。軽いなー。つまらないなー。
いつまで経っても反省もなければ改善されることもない野郎の態度や思考にもウンザリ。いくらなんでもオカシイだろ、無限ループが基本でも!
次回の作品は、以前描いた作品の続編、らしい。どうせまた身勝手野郎の強引さがどうの、というヤツなんだが。
そんなんだから雑誌掲載すらしてもらえんのじゃないのか(哀)。
えろ無くたって面白いものは面白い。えろあったって惹き付けられないものは惹き付けられない。内面描写やそれと分かるナニカが無さ過ぎて、自分なりのお約束のみで成立していることに不満を感じない作者に疑問を感じる。
お約束はラクだからね。新しいことへの挑戦も無いし、それ故に新たな失敗は無いけれど、それを意味のあるものにして次へのステップも生まれない。
……ああそうか。だからどんどんつまらなくなってくんだ、このひとの作品。何らの「挑戦」も「新しいこと」も無いんだもんな。
ペド野郎とすとっくほるむ女の馴れ合い、という、それまでの禁忌を破って作品を掲載したことで満足しちゃったのか? だとしたら、もう何年も前に「挑戦」があって、それを成し遂げて終わっちゃって久しいことになる。
使い捨て作家に、なりたかったのならいいんだけど。あーあ。
2007/11/29 23:15 | ほん:まんが。 | Comment(0) | Trackback(0) Top




