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ジャム食本 (AC MOOK)
福田 里香
4776203308

ぷち購入強化月間、ちうことで、「さ、延ばし延ばしにしていたけど、買うわよお!」と張り切ってあまぞん見たら。

……あれ? えーと。あれ?

いやいやいやいや。おかしいからソレ。だってオカシイでしょ。出たの2006年、まだたったの2年前だよ。

もう、絶版なの!?

一気に血の気が引いた↓

「bk1」も覗いてみる。げ。「1~3週間」とか言って、これって取り寄せ対象商品てことで、……前このパタアンで「版元にも無かったです、ごめん」と断られたことがあったんですがーっ!!

うううう、しかし、オークションやマケプレ価格ではあまりに高くつき過ぎる!

と言う訳で、ダメ元で「bk1」にオーダーしてみます……(涙)。いや、「bk1」にオーダーするのがイヤ、とか、そういうのではなくて、無かったらどうしようかと↓

来るか来ないか待ってみます。ちくしょー、自分のバカーっ!!!!
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スイーツ オノマトペ
福田 里香
4480877703

現在福田里香本購入ぷち強化月間実施中につきようやく購入。……出た時すぐ購入していれば問題なかったのに、ついほかの「その時買っておかないとヤバイもの」を優先させたせいで買うのがこんなにも遅くなってしまった。ぼやぼやしてると絶版になっちゃうからコワイ。最近は特に侮れぬ!!

という訳でげっとです。

福田里香さんによる、スウィーツのレシピ本。今回再び長崎訓子さんとタッグを組み(※)、絵本仕立ての可愛らしい本なってます。

※以前、おふたりで絵本を出されています。
つきほし
長崎 訓子
4776200996

こちらはレシピ本ではなく、おはなしの本。



全体的にゆる~いカンジ。きっちりしたレシピ本、というよりも、絵本感覚で楽しめる「レシピもある」本、というぐらいに受け取って読むというか眺めるのがいちばん楽しいかもしれない。

タイトル通り、オノマトペ(擬音)を連想させるお菓子が紹介されている。もちもち、ほくほく、ぱりぱり、そんな美味しそうな音が食べると聞こえてくるようなあれこれ。

福田さんが個人的に好みだと思っていらっしゃるであろうカタチのレシピ本をつくられたのだな、とちょっと微笑ましい気分になる。

ひとによっては見づらい、あるいはレシピ本として期待し過ぎると戸惑うかもしれない。なので、「本」としての「レシピ集」が好きなひと、絵本やアート・ブックとしても楽しめるという方にオススメ。

私は、これはこれでアリだし、好きだけど。

退屈だけど何かしたい、したいんだけど何かダルい、そんなだらだらしてる時に、ちょっと開いてみるのもいいかも。もしかしたら何かつくりたくなるかもしれないから。「しゅわしゅわ」でもいいし「カリカリ」でもいいだろう。で、「もぐもぐ」する、と。そのあと「ごろん」になる危険性は大(ははは)。

絵本と料理が好きなひとへのプレゼントにも、いいかもしれない。ふふふ。
○○の瞬間
たかはし みき
447967070X

Web上で連載中から読んでいたものがとうとう一冊にまとまって、しかも描き下ろしもアリ、ということでゴーカな一冊となりますたVv

誰もが「あーあーあるあるそういうトキ!」という色んな「瞬間」についてを、たかはしさんの経験を元にイラストと手書き文章で綴られたエッセイ本。
イラストが丁寧に描き込まれているので、それを隅々まで見るだけでも楽しいのだけれど、やはり内容もじっくり読むとより楽しい。

「ハートをぶちぬかれる瞬間」では飼い犬の可愛い仕草や態度にどれほどヤラレるものかがわかる。飼ってなくともヤアレそうだ。

「血の気がサーッと引く瞬間」では就活時代、面接に思い切り遅刻したエピソオドを(ちなみにその会社こそ後に彼女が入社する某キャラグッズの会社なのであった)。

「小躍りしたくなる瞬間」では思いがけず欲しかったものなどを入手出来たヨロコビを。

「『あ~いいねぇ』と声を出しちゃう瞬間」は二度寝のユル~い心地よさ。

「気まず~い瞬間」は、他人が叱られているのを見てしまった時。ああ確かにホントに。いたたまれない気分になるし、場の雰囲気が凍る。

「むしょうに○○が食べたくなる瞬間」、彼女の場合は健康を心懸けている時のジャンク・フードだそうな(笑)。わかるなー。私は時々無性にあんこかあんこモノが食いたくなって困る。

「大人気分を味わう瞬間」のマンガ全巻一気買いは最早お約束であろう。……私の場合は、そこに「食玩BOX買い」なんかも含まれる。アイタタタタタタ↓

「ちいさなヨロコビを感じる瞬間」はゾロ目の数字が出た時。……あった。あったよ、つい最近もコンビニに買い物した時888円だとかになってひとり「えへへー」となってたよ!

「ものすごく後悔する瞬間」は目当てのものが売り切れていた時だよねそうだよねまったくだよね! ……ホントに、取り返しつかないんだもの。それでいて後になってからフツウに売られていてチカラが抜けるのもお約束さ!(泣笑)

「ふとさみしくなる瞬間」……親が小さく見えた時。うむ。これは、社会人になって、自分もそれなりにアラナミに揉まれたりしてから、必ず訪れる瞬間だと思う。ホントに。何とも言えずさみしい気持になる。ホントに。

「子供の頃を思い出す瞬間」は児童文具が売られているのを見た時も、だそうで。なるほど。私は何でもない時ふ、といきなり思い出すからなあ。きっかけが自分でわからん↓

「睡魔におそわれる瞬間」は電車・バスに揺られている時、丸かぶりだっ。私はあの振動がもっとも眠りを引き起こされる気がしてならん。覿面眠くなること多し。

「聞こえないフリをする瞬間」……うん、都合悪いこと言われた時するよね……。

――とまあ、13の「瞬間」について4~5エピソオド描かれている。上記はほんの一部を抜き出したもの。より「あるあるあるある~~」気分を楽しみたい方は是非御一読を。

おまけのイラストエッセイは「こめつぶ絵日記」、「本ができるまで」、「こんな仕事場・こんな仕事道具」の3篇! これもなかなかの読み応えで楽しい楽しいVv

たかはしみきさんファンならずとも楽しめる要素は満点。相変わらず丁寧に丁寧に描き込まれていて、思わずにんまりしてしまう瞬間、をアナタに提供してくれるハズ、です。
バーベキューセット
B00151E98W

何日も前から掲示板に「○日重要会議有り。全員出席のこと」と書かれた紙が貼られていた。この会社に来てから「重要会議」なるものは初めてだった。その会議の議題のようなものは一切書かれていなかった。とにかく「重要会議」とだけ。なんだそりゃ。

上司は夜のシフトのひとにまでわざわざ来られるか確認していた。皆都合をつけて参加することになり、その日がやってきたのだが。

私の中の勝手な「重要会議」のイメエジ。
1:それなりの部屋で行われる。机やテエブル等はコの字型で、オエライさんのテエブル等でロのカタチになる。
2:レジュメ等、それなりの資料は配付される。
3:1~2時間はかかりそう。
……などなどあった訳だが。

とんでもねえ。ただの寄り合いですた。

というか、そもそもあり得ないことだらけでびっっっっっっくりした。

まず場所。会社一階のロビィに集合と言われる。「はぁ?」と思いつつ行くとひとがわらわら。実は仕事中なのを抜けて来てる早朝隊も居るので、作業中断させられて何とも気の毒だった。私たちは私たちで、コレのためだけに用事のあるひとも休んだり、私なんかは早起きするハメになってでろでろ。

社長登場。目を疑う。

お前は何処のチンピラか。

白のスウェットの上下、素足にサンダル履き。手にはペットボトルのお茶。ぼさぼさの頭。徐に近くのテエブルにあったデカい灰皿を抱えてソファにどっかと座る。そこに部下(でも勿論私たちには上司)が来て挨拶する。

「じゃあ、集まったことですし、始めますか。山菜採りも控えてるんで、早めに終わらせましょう」

ハァ?????

そう言えば簡単なスケジュウル表が後に張られて、山菜採りがどーとか書いてありはしたが。そのために会議はとっとと進行させる、と?

会議は、30分もかからずに終わった。内容は、

1:これまでのことちょこっとと、これからのことちょこっと。
2:新人事発表。

以上。

何処が重要だ。

くっだらない世間話やら噂話も交えた与太話にも辟易したけれど、新人事発表にも呆れ返った。どういう功績があって今の地位を与えられたかが一切語られない。何のために必要な役職なのかも不明。そもそもこれまでどんな仕事してきたのかもよくわからん↓ そもそも何らの器も感じないひと2人だったために、皆が後にこそこそ「何で?」と尋ね合う始末。

この「会議」という名のしょーもない苦痛な時間の中、バカ社長はテメエだけペットの茶ぁ飲んでテメエだけすっぱすぱ煙草フカして、ふんぞり返って座ってやがっただけだった。

お前、アタマおかしいだろ。従姉妹の私が断言する。

実は私は叔母の会社に勤めさせて貰っているのだが、代替わりして、つい最近息子が社長に就任した。こいつはつまり私の従兄弟。私より年長なのに私よりバカなのかお前。

まず服装がオカシイ。いくら全員部下というか目下だとしても、せめて脱いでもいいからジャケットくらい羽織ってくる、ネクタイくらい締めてくる、そういう格好で来るもんなんじゃないのか? なんたって「重要会議」なんだから。それをジャージ姿って。ふだん家で着るもんだろ。オフの時着てるもんだろ。「社長」として会議に出席する時の格好じゃねえよ!!
おまけに、自分だけペットボトルの茶を持参してがぶがぶ飲んで煙草フカして。ナニサマなんだ。みんな忙しかったり、単純にオフの日で、ひとによっては休みを利用してやりたかったことがあったりしなくちゃいけないことがこなせたりしたかもしれないんだぞ。

それをお前のだらしなさを披露するためだけにダメにしやがって。

この後、山菜採りとやらで、数割が出かけていった。以前から働いているひとたちは何をどんな風にするべきか(服装等)知っていて、しかも参加すると給料に反映されることを知っていたのだが、私たち新参にはひとことも教えなかったので、準備も何もあったものではない。
私たちはたった1時間かそこら下らないことに付き合わされた分のカネだけが支給されるのだそうだ。

なんだそれ。何か汚くね? 知ってるヤツらだけトクしてんじゃん。何ソレ。そりゃあそれなりの労働ではあるけれど。でも、必要なら全員にきっちり告知してくれてもいいではないか。

……そして、しょーがないので、私と同僚のマダムMは時間潰しに出かけた。もう車の中は愚痴だらけであった。
この会議・山菜採りの後にはバーベキュー大会がある、というのだ。出ないでおきたかったのだが、「モト取らないと何かソン?」みたいにヤケになっていたので出ることにした。おまけに、それがあるということは通常の賄いのごはんが食べられないのである(寮に居る私は)。

店をぶらついて見て回り、食事をし、仕方なく会社に戻る。予定していた時間より早めに着くようにした筈なのに、既に始まっていたのには驚いた。おまけに、大きなテエブルに女性陣が陣取り、私たちの席など無かった(アリスのティ・パーティで "No Room ! " 言われてる状態)。会場の隅っこに仕方なく座ったものの、椅子も無いので冷える。この日は強風で寒い日でもあった。
その後椅子の在処を見つけたけれど、誰か教えてくれてもよさそーなもんだと思うが。みんな冷てえ……。つーか出なきゃ良かった。
マダムとふたり「虚しいねー情けないねー」を連呼しつつ、もそもそと焼いた肉を食う。

バカ社長は更に私たちを呆れさせた。自分の知り合いの家族を招待してる、などと言い出したのだ。

え? 取引先の方、とかならまだしも、コレ従業員の慰労会みたいなもんであって、……え? え? 知り合い? ナニソレ。で、その家族連れにはお子さんもいらしたのだが、さすがバカ社長、子供向けの飲み物ひとつ用意しておらず、途中買いに行くでも行かせるでもないのには甚だ吃驚した。招いておいてそれはないだろう。おまけに、食べている間、従業員の誰にも声をかけず、どっかりと座り込んでひたすら食って飲んでいた。
普通、こういう時って、「ちゃんと食べてるか?」とか気遣いのフリして従業員を軽く労うような声かけたりするもんじゃないの? 従業員1,000人規模とかの大会社じゃないんだもの。せいぜいが4~50人いいとこだよ。しかも、欠席者だっているんだし。

あり得ない。何もかもがあり得ない。食うもん少ないし(肉はあっさり消えた。マダムは「あたしだったら買い足すわよ! だいたい最初に用意した肉の量少なすぎ! 食え食えったって食うものないんじゃ意味ないもの! 普通、途中で無くなったら手配するもんでしょうが!」と御立腹。さすが社員の福利厚生充実しまくりの会社7つもの役員職やってたひとは言うことがチガウ。

そうこうしている内に、食うものも飲むものもなくなり、お開きとなった。社長らしい挨拶もなく、態度も見られず、ひたすらただ食って飲んでるだけのおっさん……。お前なあ……↓

こんな会社、じきに潰れるんじゃなかろーか。潰れてもおかしくないわ……。

ハーレクイン 2008年 07月号 [雑誌]
B0018OA6HO

さてラスト。イイカンジに読み進んできたけれど最後の作品はどうかなあと思ったら。

ウエディングに憧れて (ハーレクイン・イマージュ)
Ally Blake 古川 倫子
4596217114


コミカライズ担当:稜敦水(カラー有り/描き下ろし)

今まで仕事一筋に生きてきたヒロインは、ある日突然道端で男性にぶつかられ、何と結婚を決意する。仕事で会うにしろ街角でぶつかるにしろロクな男は居ない、だから大親友の夫にマイホーム・パパタイプの男性を紹介してもらい、結婚しよう、そう思ったのだ。
そして紹介され会うことになってみると、何とその「道端でぶつかった男」が居るではないか! 失礼極まりない態度で去ったことを忘れていなかったヒロインは反感しか抱けない。おまけに、彼は結婚には何らの夢も抱いておらず、彼女の理想とは正反対!
だが、たまたま彼の会社とは知らずにイヴェント・プランナアとしての仕事をし、あわや、というところを機転を働かせて乗り切った所を、気づかぬ内に彼に見られてしまう。仕事の出来る有能な女性は、キライではない。彼は妹が婚約するため、そのパーティを開く予定があり、彼女に任せたいと申し出る。が、近づくのは得策ではないと思ったヒロインは一度は断る。断られて逆に闘争心がかき立てられたか、そのパーティがうまくいけば自社のイヴェント全てを任せてもいいと言い出した。
仕事を口実に会う機会が増えてゆくにつれて、イヤな面ではなく、互いのいい面がより見え始め、ふたりは惹かれ合ってゆく。けれど、互いの望む関係が違い過ぎて、距離を置かずにはいられなくなり……。

稜さんは一作毎にこなれてきているというか、面白いなあ、絵が綺麗になったなあ、と思わせてくれる。このコミカライズも良かった! ヒーローの不器用さとヒロインの真っ直ぐさが時に衝突時にほどよく絡んで、オトナの恋、が楽しめた。

ヒロインはちょっとセツナイ生い立ちのせいで、幸せな温かい家庭を築きたいと願っていて、親友の家庭に憧れている。でもその割に僻みっぽさやいじけた所が無いのがいい。拗ねたりいじけるんじゃなくて、「私もこうなりたい、こんな家庭をつくりたいの!」と前向きな所がとてもいい。
ヒーローも過去がやはり幸せとは言い難い境遇で、苦労人ではあったんだけれど、彼女とは違って背を向けたり無視することでどうにか乗り越えてきた、というカンジ。ヒロインや妹のお陰でそれが間違っていたんだと気づいてやっとヒロインに心からのプロポオズをしたシーンは良かった。

今号は3作「おおう、これはこれはVv」とほくほくしながら読むことの出来た作品ばかりで楽しかった♪ 振り返ってみるとハートウォーミング系ばかりだったな、そう言えば。私好みだったという訳か。

来月のラインナップは浜口奈津子さん(おお、サイクル早いな! 綺麗な絵を持続してらっしゃるからスゴイ)、高山繭さん(好きーVv)、別府ちづ子さん(コミカルとシリアスのバランスが好み)、香住真由さん(お、おお……そ、そうなの……。←やや戸惑い)の4人。高山さんに期待しちゃうなー。
ハーレクイン 2008年 07月号 [雑誌]
B0018OA6HO


登場頻度が上がったなー。人気がおありになるのかしら。確かに初登場時に比べれば描き慣れてこられた印象は強い。

ニューヨークへ愛をこめて (ハーレクイン・イマージュ (I1241))
スーザン・フォックス
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愛に気づかずに (エメラルドコミックス ハーレクインシリーズ)
(原作の書影が無いため、くればやしさんの既刊コミックス表紙を参考までに)

コミカライズ担当:くればやし月子(カラー有り/描き下ろし)

実の母親を始め、祖母・妹と家族全員から疎まれて育ったヒロイン。大都会N.Y.からはるばるテキサスまでやってきたのは祖母の命令。妹がテキサスのカウボーイと結婚すると言い出したのを阻止させるためだった。空港まで出迎えがあったまではいいけれど、来たのは無愛想かつ不躾な物言いの堂々としたカウボーイ。彼こそが妹が婚約したという男性の兄なのだという。彼は最初から彼女に対して敵対心めいたものを剥き出しにして応対するものの、親切で気遣いの出来る所も同時に見せるため、彼女は戸惑ってしまう。
我が儘いっぱいの妹、上から命令するだけの祖母という「家族」とは対照的に、皆で助け合い愛情と心遣いに溢れるカウボーイ一家。
そこにようやく妹が戻ってきたかと思うと、腹立ち紛れに突然こう言い放った。
「姉さんは父さんが愛人に産ませた子供なのよ!」
突然のことにショックを受けるものの、妹の非礼を謝罪しようとする彼女に、カウボーイはただ優しく抱き締める。
互いに惹かれ合っているのを感じながらも何処か頑なにヒロインを寄せ付けまいとするヒーローと、健気なヒロイン。一度は離れ離れになるものの、さあ、どうなる!?

……まあ、どうなるもこうなるもラストは(略)。

とにかく理不尽なババアと妹に傷つけられまくりのヒロインが気の毒でならん↓ それなのに、「役に立てたら少しは私も振り向いてもらえるかも」なんて考えちゃったりして不憫。おしん系ヒロインの系譜ですな。

ヒーローはちょっとばかり女性に対してトラウマ持ちのために彼女に辛くあたるのだけれど、徐々に彼女のひととなりに触れるに連れて誤解も消えて惹かれてゆく……んだけど、そのトラウマのために今ひとつ積極的になれない。

もどかしいふたりの最後のくっつき方が良かった。ベタで。

えー、盛大にネタバレしますので以下注意。

遠く離れた大都会まで、堂々とカウボーイの正装で現れる(それもヒロインの婚約発表の場に!)のだよ。いややっぱこーじゃないと♪ そしてそのままその場でプロポオズ! いやー、いい! これぞハーレだよ♪ こんくらいぶちかましてくれるのがHQだよーVv

割と静かな、というか穏やかな雰囲気で物語が進むのだけれど、今回はそれが良かった気がする。もう少しぶちかましてもいいのにな、と思う部分も多分にありはしたけれど。

いやあ、これも楽しめた。満足♪
ハーレクイン 2008年 07月号 [雑誌]
B0018OA6HO


2作目は大好きなまんが家さんではっぴーVv

泣き虫プリンセス―ダディ・スクール〈1〉 (ハーレクイン・スーパーロマンス)
Judith Arnold 石川 園枝
483359367X

砂漠のナイチンゲール (エメラルドコミックス ハーレクインシリーズ)
(原作の書影がないため、参考までに橋本さんの既存コミックスより)

コミカライズ担当:橋本多佳子(カラー有り/描き下ろし)

こちらも3部作「ダディ・スクール」第1作目。今後も彼女によって3作ともコミカライズされるのは決定しているらしいので楽しみ楽しみVv

ヒロインは看護師で、これから赤ん坊を育ててゆくためには父親も知識が必要とスクールの講師を担当している。そこにやってきたのは慌てふためきパニくってはいるものの、ハンサムで魅力的な男性。でも、普通ならば生まれる前に受講するものなのに彼は既に赤ん坊を抱いている。何でも相手の女性に玄関のポーチに置き去りにされてしまったのだとか。
あまりの真剣さに気圧され、受講を許可する。そして、名前に聞き覚えがあることに気づく。何と彼はお気に入りの新聞コラムニストだったのだ。
30過ぎてやらかしたヘマに関してはどうしようもなく呆れはするものの、魅力的なのは事実。真面目に育児に取り組もうとし、事実している彼に惹かれてゆく。
彼もまた美しく聡明かつピンチに陥った彼に的確なアドヴァイスを与えてくれた彼女に惹かれてしまう。
様々なトラブルに見舞われ、また互いの立場やヒロインの過去が障壁となり、一時は離れようとするものの、やはり別れることは出来ない。
そこに、赤ん坊の実の母親、そしてその夫だと名乗るふたりが現れた。ヒロインは言う。
「やっぱり、本当の御両親がいちばんよ」と。
けれど、……。

「子供が絡むロマンスはちょっと」という方も多かろうけれど、私は面白ければ無問題。これもまた例外なく面白かった! 「スーパー・ロマンス」という既に無いけれど、長篇のシリィズをこうも上手くコンパクトにまとめ、面白く読ませる手腕は流石。

ヒーローがマヌケはマヌケなんだけど、ちゃんとセクシィでオトコマエに描かれているのも流石だし、ヒロインもキュートで仕事に関しても誠実で真面目。いい、いい♪ 好み好みVv
随所でゲロをまき散らす赤ん坊もナイス・アクセント(大笑。皆に天使だと言われてヒーローは思わず「一日のほとんどは悪魔憑き。泣き叫び白いモノを吐き散らす」とこぼしてしまう。確かにな・笑)。また可愛い顔してゲロゲロ吐くの(笑)。それが可愛くてしょーがねえ(はははははは)。

気持いいまでにストレエトなハッピィ・エンドで、読んでいて幸せな気分になれる。

インテリで美人だけれど男性に対して良くも悪くも思い込みと偏見を持つ、仲良し3人組の女性たちがそれぞれ繰り広げるロマンス。コメディ要素もあるのにちゃんとロマンティックで楽しめた。
やっぱり好きだなーVv 2作目、3作目も今からとても楽しみで期待しまくり。
ハーレクイン 2008年 07月号 [雑誌]
B0018OA6HO

今号表紙は真崎さん。……何というか、頑張られた方なのかな、と。元々多色使いで華やかなカラーは描けないタイプの方とお見受けしているのだが、絵の描き込みが細やかな訳でもなく、色使いにおいて華やかに出来る訳でもないらしいため、いつもならもっともっと簡素というか同色系で良く言えばそつなく、悪く言えば華やかさのない端的かつのっぺりしたカラー原稿に仕上がることが多いのだが、お花てんこ盛りにしたりでどうにか、という(しかしその花も一輪一輪繊細に描写されないので、正直自分が小中学生の頃描いた絵を思い出してしまう↓ いや、それぞれの表現のクセや特徴、絵的にその方がいいと判断したためだったりするのだとは思うけれど)。

そんな訳で巻頭も彼女のコミカライズから。

天使と恋と億万長者―宿命の指輪 (シルエット・スペシャル・エディション)
Patricia Thayer 斉藤 潤子
4596002649


コミカライズ担当:真崎春望(巻頭カラー/描き下ろし)

両親共に学者でアタマが固く、それ故に下らぬ恋で妊娠までした自分を謝絶し続けられているヒロインと、父親とかつて仲違いしたものの事故で他界され、許し合えなかったことを後悔し辛い思いをしていたヒーロー。彼の父親の葬儀の夜、天使の如く見えた彼女に、自分の感情を吐露し、救われた思いをしたものの、その後故郷を離れたためにふたりはそれから会っていなかった。
2年後、男は成功を隠したまま故郷に帰る。そして、天使と再会し――

「宿命の指輪」3部作第1作目。ヒーローの祖母の代で授かってしまった「呪い」のために幸せへの道は険しいと信じているコペリ一族の物語、である模様。イタリア系アメリカ人で、家族の絆が強いものの、ちょっとしたことから父親と喧嘩してしまった次男が今作のヒーロー。

うーん。優しい、やわらかな穏やかさに満ちた素敵な物語ではあったけれど、残念ながらものすごい感銘、みたいなものは受けなかった、かな。
でも、いつも情熱的ななんちゃら、みたいなアオリつけられる原作をコミカライズすることが多い真崎さん作品の中では、私個人としては好きというか楽しめる話で、キライではない。

ヒロインが天使にたとえられる、というか、ヒーローにはそう見えるのだけれど、そのイメエジが真崎さんらしくてちょっとだけ笑ってしまった。ベタに羽根・翼、も芸が無いのかもしれないけれど、翼のように広がるナニカ、で表すんだろうな、と思ったら本当にそうだったので。

面長過ぎに見える(それでいて目は顔の幅いっぱい)男性キャラがなー。女性キャラは割と可愛らしいな、と思うんだけど。あとはファッションがいつもいつも気になってしまう。ざざっと、ディテイルナシで描いちゃうからなあ。もう少し綺麗に丁寧に描き込まれていれば、アッサリしたファッションでもシックな装い、に見えるのに。もともとざっくり描かれる方だから仕方ないけれど。

あと、いつもは「センセイ、もう少しその浸りまくりの状態から帰ってきて下さい」と言いたくなるくらい「――」や「……」の多用をなさっているのだけれど、今回は控えめで、それも良かったかな。あれはあまりに多用し過ぎると、執筆している御当人ばかりが酔いしれてるみたいに見えることがあるので。

今後の2作も期待してみようかな。情熱云々系よりファミリィ系のが読みやすかったし。
Figma 一騎当千Great Guardians 関羽雲長
Figma 一騎当千Great Guardians 関羽雲長
何というか、「如何にも」です。見えそうな乳に見せる気満々の尻。リアルな女の子でヘーキなコなんて、……昨今はフツウにわんさかいるか↓(ネット上のいけない動画を数本観たのだが、……貞操観念だとか病気の心配だとか以前に、もう羞恥心なんてもんもプライドもワタシの世代とは違う所にあるんだな、としみじみ思わせられた)

そーゆーわけで、狙い過ぎなポロリ・チラリ・マッパ等は好みではないのですが。「闘う女の子」というモティフは好きだし、「Figma」なので買っちゃうことに決定(ちなみに、「ハルヒ」シリィズはひとつも購入していない。「ハルヒ」のがよほど「健全」だけど、今のところあまり作品に興味が無いのでなあ)。

予約は速攻入れた。……でも、これまでの他の「Figma」ほど牽引力が感じられないような。初日~2、3日後までは売上上位に居たけれど、その後割合アッサリ消えた。このキャラが登場する作品のフィギュアってどれも結構売れ行き良さそうなんだけど。

コレは制服が破れちゃってるver.にちぇんじ出来ちゃうのだそーだ。……なんだかな。どうせなら別なコスに着替えられるとかのが良かったよー。あとは、丈の長い衣服のキャラを希望。制約をどうクリアしていい商品をつくれるか、という「挑戦」を期待する。

まあとりあえずは届いてからのお楽しみってヤツでしょうか。
Pen (ペン) 2008年 6/1号 [雑誌]
B0018D9CXO

「Pen」で絵本の特集も組んでくれるとは思わなかった。迷わず購入。……デザインのひとつと思えば、自然なテエマ、なのかもしれない。

ミヒャエル・ゾーヴァが取り上げられたのは嬉しい!(あー、「アメリ」の電気スタンドや壁の絵と言えばわかる? それとも「ちいさなちいさな王様」のが分かりやすいのかな?)満足することなく納得ゆくまで重ね塗りしていらしたなんて知らなかった。妥協がない、ということだろうか。プロだ! そして職人でもある、か?

ちいさなちいさな王様
Axel Hacke Michael Sova 那須田 淳
4062083736


いつの間にか知名度が上がりまくった荒井良二氏も登場。「つづきの国のワークブック」、これはオトナでも欲しいぞ!

つづきの国のワークブック―自分だけの地図をつくろう! (WORK×CREATEシリーズ)
荒井 良二

つづきの国のワークブック―自分だけの地図をつくろう! (WORK×CREATEシリーズ)
ジャバラワークブック―てとてをつないでどこまでも (WORK×CREATEシリーズ) おえかきブック―子どもが描く思い出えほん (WORK×CREATEシリーズ) ぼくのおとぎ話からの手紙―Letters from Fairytale


そのほかにも絵本から有名になったキャラクタアや。有名なボローニャ国際児童図書展に集う俊英たちを取り上げたり、と楽しさ満点。

子供にだけ見せておくのはもったいない、大人だって楽しめるあれこれがぎゅうぎゅうに詰まっている。絵本関係のミュウジアムや著名人の選ぶ「ワタシの好きな一冊」などベタでも興味深い記事も満載。

相変わらずのストイックかつスタイリッシュな編集に美しい絵、可愛い色、と見所倍増で楽しい仕上がりになっていた。満足Vv
京都 (ことりっぷ)

京都 (ことりっぷ)
奈良・飛鳥 (ことりっぷ) 大阪 (ことりっぷ (24)) 神戸 (ことりっぷ) 伊勢・志摩 (ことりっぷ) 名古屋 (ことりっぷ)

友人と遊び回っていた時に書店で見つけたもの。明らかに女性を意識してつくったと思われる、旅行ガイド本。何と全部で48冊もある↓ でももう装訂が上品かつ可愛らしい和風で統一されていて、友人とふたりもう半ばソレだけで盛り上がった↓

どうやらガイドとしてはやや「弱い」模様。どちらかというと、眺めて楽しい、空想旅行向け、という風情が無いでもない(いや、勿論活用出来ない訳ではないのだけれど)。全域細かくアレコレ、と言うよりも、ピンポイントで、スウィーツの美味しいお店の紹介や可愛らしい雑貨を扱うお店、楽しめるスポットの紹介をしてくれていて、ある程度の全域マップのようなものであれこれ示してあるよりヴィジュアルで楽しませてくれる工夫がされている。

写真は綺麗。漠然と「この地方ってどんなカンジ?」と事前になんとな~くカルいキモチでリサアチするのに良さそうなのではないかと。

全巻欲しくなってしまうけれど、……48冊……↓ そ、それはちょっとツライ(いや、かなりツライ)。でもついつい揃えて何となく手に取って適当に開いたペエジから楽しむ、というのをついついやってみたくなる本。

最近このテのガイド本が増えているみたいで、同じコオナアに数種類似た系統の本が並んでいた。どれもこれも気になってしゃーない。んもー。
俺たちフィギュアスケーター スペシャル・エディション
ウィル・フェレル, ジョン・ヘダー, ウィル・アーネット, エイミー・ポーラー, ウィル・スペック;ジョシュ・ゴードン
B0012ZN6YE

2008年中期もっとも観たかった映画はコレだった(笑)。もうポスタア見た瞬間「観る!」と決めたのはあの「箪笥」(まい・ふぇばりっと!※)以来であった。

※もうこのブログに何度登場したかわからんくらい語られまくっている韓国映画。
箪笥-たんす-
キム・ジウン
B000FHIVY0

このスチールは映画のポスタアと共通で、この禍々しい美しさにヤラレて観にゆき、シアタアに二度も足を運び、DVDを購入し、小説版も買ったという入れ込みっぷりである。


対照的なふたりのフィギュア・スケーター。かたや繊細かつ優美さがウリの正統派。かたやちと体型が後年のエルヴィス的まっちょらいくなセクシィ&ワイルドさで人気を博す輝ける異端児。
あまりにそのスタンスや表現の仕方の違い故に、また同時に実力もあるがために互いを敵視していたふたりは、ある大会で本当に喧嘩をおっぱじめてしまい、スケート協会から除名されてしまう。

ところがそのふたりの乱闘ぶりを観て、「彼等ならあの幻の技を出来るかしれない!」とひとりの男が奮起、ふたりにけしかけるのである。

「ペアで出場してはいけない、男子のペアは認めない、とは規則の中にないぞ」。

反目し合っていたふたりではあったが、スケートに対する情熱と愛は消えていなかった。危険かつ難易度の高い技(失敗したら死ぬ・笑)をモノにし、再び頂点を目指すため、必死で練習を積み重ねる。そして、何とか大会に出られるレヴェルに達した時、彼等に栄光の座を奪われまいと、画策する男女が居たのだった……。

ってさあ。何かこう書くとマジメっぽいというか、ちょっとシリアスっぽい雰囲気漂うんだけどさあ。

本編、全編ほぼおバカだからね(笑)。

でも、そうは言っても、泣けるひとは泣けちゃうと思うんだ。けれど、基本正しいバカ映画(笑)。男子のペアでフィギュアて! 股間持ち上げてリフトて!!(大笑)

マジメに、というか、真剣に、おバカ映画に取り組む、その姿勢がもうたまらんのだ。スポ根でロマンスありでちとお下劣でコメディで泣かせるんだぜ? てんこ盛りだよ。でもちゃーんとコワイくらいに綺麗にまとまってて、笑える笑える。もうこのジャケットが全て物語ってるっしょ? 面白いぜ、サイコーだぜ、そうイッちゃって……いや言っちゃってるもの。

もうあまりに素敵過ぎて、DVD真剣に買おうかどうしようか迷ってるもの(笑)。損はないし(このスペシャル・エディション、特典映像がアホみたいに長くたっぷり入ってるやら凝ってるやらでもう!)。

意外な方が登場していらして吃驚よ。

マイケル・スコフィールドを追いかけ回してた、庭に死体埋めて隠してたひと

が終始クソ真面目な顔で妙な人物を端正に演じておられた(わははは)。

笑える映画を探してる方にオススメ。正統派バカ映画を御堪能あれ。
「名探偵コナン・戦慄の楽譜」サウンドトラック
大野克夫 Band 山岡真弓 赤木香菜子
B0014GUA2C

毎年恒例「劇場版名探偵コナン」も早12作目。アニメ放映開始してから最低でも12~13年は経過した、ということか。……放映当時12歳だった子供が成人どころか社会人になってる訳ね……(遠い目)。

今回の作品のキィは「音」。まんがという絵と文字とで綴られるメディアでは表現しきれない題材をつかって、劇場版に相応しくダイナミックな演出と共に……

って、てゆーかアレですか「の○め」ありきですか?

クラシックを劇中にも多用、声優さんではなく実際のソプラノ歌手による歌が堪能出来る、ある意味豪華な仕上がりにはなっていた。
でも、何かこう、まんが(アニメ)とクラシカル・ミュージック、ありじゃね? 的意図を感じないこともないのが何となく微妙。邪推ですかそうですか。

冒頭、爆発事故発生から始まる。そこは音楽アカデミーの一室での出来事。その後事件を調べると同時に、その事故での犠牲者・生存者と繋がりのある人物たちと関わることになるコナンを始めとする一同。一体誰が何の目的で犯行を重ねているのか? コナンはとある過去の悲しい出来事の存在を知り、徐々に犯人に迫ってゆく。

尺が(TVよりも)長いので、それなりに物語は込み入っている(まあTVや原作にしても、数週に渡っての物語は長いし込み入ってもいるのだけれど)。子供ファンのことも慮ってのことか、必ず少年探偵団も関わってきたりする辺り、お約束過ぎるのだが、この作品ではまずまずうまいことイイカンジに物語に登場する必然性を与えてあったかと。

でも劇場版だと派手な演出を入れたいと思うのか、またしても(?)爆破騒ぎが起こる訳で、一体この街は何度ぶっ壊されかけているのかと(笑)。どう見ても目立っちゃう黒い格好のアヤシイひとたちが闊歩したり、白い装束に身を包んで白いグライダーで夜の空を舞う怪盗が存在しちゃったり、小学生に身を窶す高校生探偵が居る時点でそんなことウダウダ言ってはイケナイのだろう(イマサラだしな)。

「絶対音感」を持ち出した時点で、ある意味犯人特定やそこに至る経過は推測出来るため、ミステリ的に楽しむよりも、終盤になるにつれてサスペンスとして楽しむ方に比重が傾くかな、と思う。あれですよ、断崖絶壁に船越さんが(略)。

でも吃驚したのは、映画観ながら

「志村ー、後ろ後ろ!」

的気分に陥ったことであろうか。だって犯人をとっつかまえるのに誰が何が邪魔だって、……(以下自粛)。オイシイところを持っていったのはあのくーる・びゅーちいな彼女よ。

それと、「よりによっていちばん馬鹿な時期の中二!?」(@「銀魂」)時代の新一と蘭のおもひでなどが出てきて、らぶらぶこめこめな部分も結構序盤からさあう゛ぃすさあう゛ぃすぅであった。ヤバい状況になるとコナン=新一はまず真っ先に「蘭!(……と愉快な仲間たちが! ←あ。)」と焦っちゃうしな。はははははははは。いいよいいよー。

そして今回最大最高気になって気になってしょーがなかったのは

男性キャラの肌の色

であった。平次か? 平次なのか!? てゆーか犯人!?(そこまでは黒くないやい)

いつもに比べてやたらと皆色黒なのだ。何で?(そして、そんな時に限って、パムフレットに色彩設定者さんに対するインタビュウが掲載されていたりするからなお驚く。でもって、使用した作中の音楽・クラシック曲に関する解説等、CDにも記載されていないことがちゃんと書かれていたり言及されていたりして、充実した読み物になっている。もう子供ファンではなく、大きいオトモダチを意識したものになってるなー)
あと微妙に気になる蘭の服装。ガーリィさが今回ほとんど感じられなくて何だかがっかり……。今回別にアクション絡みそんなに無いんだから、パンツ・スタイルばかりじゃなくてもいい筈なのにぃ。

高山みなみ嬢……というか、コナンくんの「美声」と麗しき歌(笑)を堪能出来る作品でもあった。……いつの間に絶対音感アリ的設定が? ヴァイオリン弾ける、とかは、まあシャーロキアンだから、で済むけどさ。

勿論、よい子のみんなはEDが終わっても席を立たずに告知を観たよね?

13作目が来るぞー。

何て不吉な数字♪ つーかまだやんのかコルァ!(観るけども!)
REAL SIMPLE JAPAN (リアルシンプルジャパン) 2008年 05月号 [雑誌]
B0012OR6I2

最近やたらとおまけ付雑誌が増えた……違うな、雑誌におまけが付くことが増えてきた。目移りして困る(笑)。しかし、冷静になってみると

ビーサン→履く機会ナシ
ポーチ→デザイン次第だけれど、100均で買えそう
バッグ→サイズとやはりデザイン次第だが100均で(以下略)
クリアファイル→100均で十分

という感じで、うっかり「ふだん読んでない雑誌だけに読んでも身にならなくて参ったゼ」な事態に陥らずに済んでいる。
ところが、以前定期購読していたのと、実用性の高い付録が付くことが多いのを知っていたために、これは久々に買ってしまった。エコ・バッグが付いてくるのだ。

よくあるのはたてに長いデザインだけれど、これはちょっとだけ珍しく横長なデザイン。生地も思った以上に丈夫でしっかりしていて、マチも結構ある。使い勝手はなかなかよい。畳んで収納する際に押さえになる何か、広がらないようにするものが無いのが瑕瑾。

雑誌そのものも、暮らしのマナーがメイン特集で、参考になった。文章が簡潔で、ひとつの事柄に関してあまりだらだらと書き連ねない所が魅力かもしれない。

暮らし・生活に関することメインでありつつも生活臭はあまりなくて、スタイリッシュなのも相変わらず(……なので、商品紹介もそれ程リーズナブルではない……)。

なかなか読めていなかった手元にあるバックナンバアを読み返したくなった。
ホイップる スタンダードセット W-01

ホイップる スタンダードセット W-01
ホイップる ホイップるクリーム(白) W-06 ホイップる カップケーキセット W-02 ホイップる アイス&ソフトクリームセット W-05 ホイップる タルトケーキセット W-03 ホイップる ドーナツセット W-04
食品サンプルが食玩として比較的安価かつ簡単に手に入るようになって早数年。職人さんのてづくりによる実物大のそれは当然高価。

そして、時代はとうとう「自分でつくる」にまでシフトしてきたよーです。すげえ!

これは可愛いお菓子やスウィーツを自作出来て(食べられる訳ではない)、アクセサリィとして、あるいはオブジェとして楽しめる、というもの。

「こなぷん」は一度つくってしまうと保存出来ない所が刹那の魅力というか、本当の食べ物(食べると無くなってしまう)のようで、そこがもったいないといえばもったいなく、それだけにリアルと言えばリアルなシロモノで、随分昔に販売されたものが近年復刻された玩具。
これは、綺麗につくって手元に残しておける、アクセとしても楽しめる、というところがミソ、なのだろう。写真で見る限りの完成図はなかなかの出来で、可愛らしい。

この基本セットで、練習分及び15個分もの分量が入っているそうで、その割にはお買い得価格。子供がつくるより、オトナの方が夢中になってしまうかもしれない。というか、子供にはまだもったいない(笑)。ごっこ遊び、空想で、あるいは色んなものの代用でまずはそういう気分や楽しさを味わってから、こちらの段階に来て欲しいなあと思ってしまう。

クリィム等「材料」が無くなっても買い足してまたつくれる所は「こなぷん」同様。一度は消えたことのある「こなぷん」のように、一時のハヤリのように終わらないことを祈る。出来ればずーっとあってほしい、嬉しいアイテムだ。

似たような企画に
パティシエ気分 よくばりケーキバイキング
B0010PMMLO

がある。こちらも保存が利くのでつくった後も飾ったり色々楽しめるのだとか。

食べられはしないけれど、つくる楽しみを体験出来るナイスなキットではなかろうか。欲しいなー。でも私不器用だからなー↓

とにかく見た目が可愛くつくる楽しみが味わえる所がよろし♪ 玩具売場でも結構な面積使って販売されているのを見かけた。リアルなサンプルがおうちでつくれちゃう時代が来たのかー。玩具業界、スゴイっす。
TOMAオリジナル おでかけバッグインバッグ ベージュ
B0012UF1DS

私の出かける際の荷物の多さについては以前ココでも語ったことがあるのだが、本当に、何だってこんなにいちいち持ち歩いているのだろう、と自分でも不思議でならない。

そして、多いが故に、バッグの中が雑多というか混沌としている。……ので、最初は小振りのトート・バッグ(コンパクト洗剤の箱をちょっと横に伸ばしたくらいか)に持ち歩くものを詰めて、それをより大きなバッグに入れていた。しかし、仕切りがある訳でなし、やはりごちゃついてくるというか、モノが取り出しにくい。

そこで、ふだん利用している某通販会社で販売しているバッグ・イン・バッグというか、バッグ・インナーとでもいうのか、ソレをひとつ所望してみた。蛇腹状になっており、入れるものによって多少は幅というか容量が増やせる。
実物を手に取り、「うわー、おっきい! これは失敗したか!?」と思ったのだが。

容量が足りないようです。

いや、全部収めたいものは収まるのだが、もう許容量いっぱいいっぱい、キャパ越えてます、というのがありありと分かる状態にふくれており、原型を些か留めない程になってしまった↓

なーぜー!?

いちばんの「敗因」は、「ほぼ日手帳」だろうと思っている。私のはかなり膨張していて、重い。でもなあ。ほかののものって、結構ちまちまっとしたものばっかりなんだよなあ。これひとつあったからって、どうだっての? と思うのだが。でもでもむっちむちなのだ。
結構マチがあるし、それ故に期待して買ったのに。

ポケットはふんだんにあるし、仕切りも多い。だから、色んなモノを入れられる。以前から入れたいものは変わってる訳でもない。

もう少しマチがあればいいのかもしれない。入れられるだけ入れて蛇腹の部分全部拡げたら20センチくらいあれば(涙)。

その後小さいバッグ用も買ってみた。わざわざ入れたいものを採寸までして。しかしこれはあっさり撃沈される。

そもそもいちばん入れたい手帳があまりの厚さにハジかれました↓↓↓

泣く泣く返品。というか、皆さんの手帳はそんなに控えめな厚さで大きさなのですか(泣)。小さいバッグは持てないよアンタと言いたいのかああぁぁぁぁあ!(逆ギレか?)

という訳で、大きめバッグはどうにか混沌から混雑くらいに昇格したけれど、小さめバッグは相も変わらずカオスっている。ちくしょー!

世の整頓上手な皆さんのバッグの中がどんな風になっているか切に知りたい。ううう。
今では「パラサウロロフス」なんて名前がフツウに口から出るようになったわ……フフフ……。
Pen (ペン) 2008年 5/15号 [雑誌]
B0017TWZ9C

子供の頃、触れない本があった。

学研あたりから出されていた「~のひみつ」という本のシリィズの何冊かが家にあったの
NYのおみやげ
市川 暁子
4883572951

ふらり立ち寄った新古書店で見つけてしまった。価格はおよそ半額。……新刊で買うつもりだったけど、……ええい、買ってしまえ!

正直、昔ながらの古本屋さん、を知ってると、「ちぇ、これは高すぎるよ」と思わないでもない、んだけども。半額でも。そんなこと言ってると京極夏彦様に「本を古本屋で買うっていうのはつまりその本に元々の金額分の価値を認めていないのだね」などと言われてしまいそう(いつもチラリと脳裏を過ぎる。マジで)だけれど。正価よりは安いし、何というか、いい機会を得たし、うん、買っちゃえ!(何故私は会ったこともない作家さんの「目」を気にするのか↓)

という訳でやっと入手。前から欲しかった。嬉しい。

もうとにかくにゅーよーくにゅーよーくにゅーよーく!!!! 雑貨、食べ物、お菓子、ファッションにジュエリィ、何でもかんでもN.Y.ならでは、なあれこれをヴィジュアル要素たっぷりで御紹介。

行きたくなるよ!

チャイナ・タウン等のならではモノもいいし、スーパーで買えるアレコレもたまらん(私は元々スーパー巡りとかドラッグ・ストア、ファーマシィを見て回るのが好きだ)し、ミュージアム・ショップもよい。露店系もいいよー。ヴィデオとかのユーズドをででーんと並べて売ってるのから、アクセ系を販売してるひとたちとか。

持って帰れない、その場で食べてこそのあれこれも結構な種類紹介されてます。眺めていて飽きない! 店の佇まいや陳列の様子もいいなあ。

持って帰れるもの、あげたくなるものから、自分のためのもの、自分の想い出のためのものまで幅広く色々と。

個人的にN.Y.は無条件に愛しているので、もう何だって愛しいし嬉しい。コレはアレです、「にゅーよーくにいきたいかーっ!」という素敵な「煽り」ですよ。来ないと無いんだぜ、来たってあるかわかんないんだぜ(笑)、というね。

行きたいに決まってるじゃん! 屋台のホットドッグかぶりつきたいし、よーく冷えたネスティのピーチとか飲みたいよ! デリで量り売りの惣菜買ってその場の席でがっつり食いたいさ!

ああちくしょう!!

……とですね、旅に行きたい、ナカタでなくとも旅をしたい気持になっちゃう本です。ちくしょう!
相棒-劇場版-絶体絶命42.195km東京ビッグシティマラソ (扶桑社ムック)
4594605303

「相棒」ファンで水谷豊ファンの友人と一緒に。前評判もいいし、楽しみにしていたのだが、大変結構な出来で御座いました。面白かった。尺が長い割にダラダラしたカンジがない。それなのにボリュウムは感じる(でももたれない。無駄なトコナシ。でも必要なとこ少しあったよ、そこんとこはちょっと差し挟んでおこーよ、なとこはあった)。基本「フーダニット」モノでしたが、そう見せかけての「ホワイダニット」モノなのかもしれない。

ちゃんと観ていれば、もう物語の序盤で「犯人」はわかってしまう(しかも、伏線の段階で)。

いつものごとく片隅に追いやられつつもいつもの通りなふたりとはかけ離れた、何処かの戦地から物語は始まる。これが後々どう関わってゆくのか、もう冒頭からドキドキさせてくれる訳だ。
そして、ふたりの居る東京で事件が起こる。犯行現場には謎の暗号。何かを示すものであることには違いないものの、それが何であるかは分からない――右京以外には。右京はそれがあることを示す記号であることを見破り、そこから犯人に少しずつ迫ってゆく。しかし、右京の慧眼と頭脳、薫の頑張りも及ばぬまま、犯人は暗躍する。

折しも東京ではビッグシティマラソンなる大々的なイヴェントが開催されようとしていた。犯人はその参加者と沿道で声援を送る観客たちを人質に、ゲームを開始する。つまるところ、東京都民の何割かが、あるいは究極的に言えば日本人全てが人質に取られたことになるのだ。爆弾がセットされ、その場所は右京と犯人との頭脳戦――チェス・ゲームで、一手も二手も先を読めなくては多くの人々の犠牲を余儀なくされてしまうのだ。
右京は頭脳で、薫は体力と根性で、謎に迫ってゆく。

晴天の下、何も知らぬ人々――そこには右京のかつての妻や、薫のパートナーすらも居る――が笑顔で集い競技を開始する。同時に、関係者以外の誰にも知られることもなく、命懸けのチェスが始まる。

観る前には、不安もあったのだけれど。きっちりしっかり楽しんできた。面白かった。いい意味で、TVの2時間モノサスペンスであり、ちゃんとした映画、スクリーンで楽しめる作品でもあった。
ちなみに、私の不安とゆーのは通常のTVシリィズをほとんど観ていないことに起因する。だってTV版で伏線張っておきまーす♪ とか言ってくれちゃってんだものー! いくら「観てないひとでも楽しめるようになってますから」と言われましてもね。

んが。面白かったです。たまたま木村・ばじゅちゅぶ・佳乃さんや松下由樹さんが出ていた回なんかはちらりと観ていて、「あ、出てたよそーいえば」とかくらいはどうーにかこーにか。しかし、どうどのよーに伏線張ってあったかはわからないのであった。でもそのままでも楽しめたからいいってことにする(涙。でも、泣いてたら友人がDVD貸してくれたので観るー!)。

実はとてもとても重くて悲痛な題材を扱っていて、そういう意味では考えさせられるし、やりきれなさやせつなさが押し寄せてくる。
サスペンスもの、刑事ものであると同時に、ちゃんとした「ドラマ」として楽しめるのがやはり「相棒」の醍醐味、というヤツでしょうか。
犯人を追いつめるまでのスリリングな展開(とにかく薫役の寺脇氏が走る走る! 頑張れ薫ちゃん! あー、ついでに捜一の皆さんも・笑)、犯人を捕らえてからの右京と犯人との対話(この段階に来てまでまだ「先」があったという素晴らしさ)、罪は憎み犯罪を許すことはしなくても犯人が何故凶行に及んだかは理解し、それでも「あなたのやり方は間違っている」と断言する「刑事」として、あるいは「ひと」としての右京の姿勢の揺らぎの無さと、綿密に計画を立て犯行に及んだその人物のやり場のない感情の持つ重み、何もかもが胸に痛い。

なので、犯人が序盤でわかってしまっても、楽しめる。わかってからもなお先が気になってしまう、のだ。

演出がですね、絶妙でした(いやそういうことに詳しいとか、「相棒」めちゃくちゃちゃんと観てる訳でもないんだが)。上手かった。
アクション性と頭脳戦とバランスの良さ、右京と薫の対照的な人物それぞれの魅力を伝える描写・行動・台詞。「いつもの」「相棒」のテンションを持ちつつも、「いつも」とはまたひと味違う迫力をカンジさせてくれて、夢中になって観ていた。

あーまた泣いたなー↓ 最近映画だとかであまりにアッサリ泣くので「ホント、トシ食ったな」と思うぞえ。くそ!

パムフレットは封筒入り・封印アリというもので、映画観賞後開けて見て「なるほど、これは確かに観る前に見ちゃいかんな」と納得したシロモノでした。

あと、友人が「相棒」グッズを通販で購入するというので、図々しくも載っかって一緒に購入させてもらっちゃった↓(送料が安く済むのです……)この近辺の映画館だとあまりに扱うグッズ点数が少なくて、しかもツボなアイテムが結構あったのでもうホイホイと。
その節はありがとうございます(私信)。

噂の「水谷走り」(ファンの一部でそのように呼ばれているらしき、水谷氏独特の走りっぷり)も堪能しました。何かこう、両手両脚でべでべでべ、と何だか水の中でも歩いていらっしゃるのであろうかというフシギな動きをなさりつつ走るんですよ(笑)。なのに、下品というか、みっともなくは見えないの。ノーブルなまんまなの。フシギー!(笑)「杉下右京」という知的かつ慧眼を持つ冷静で激情を潜ませた上品な男が必死で走っている姿、になるの。不思議ー!! これは地方で記者やってるヒトとも兄貴が警察のエライひとでいつもふらふらしてるフリー・ライターなヒトともちゃんと違うの。
薫ちゃんは薫ちゃんらしく、……つーか寺脇さんらしく、なのだろうか、カラダ張って格好良く走ってらっしゃいましたよ。ものっそい走らされたんだろうなあ……。

あ、あと、アレな、コ○ンファンと今回の映画観たひとだけには鉄板なジョークは

捜一の伊丹は絶対ハワイで親父にボートの操舵法習ってるよな!

ってヤツな(大笑)。私は爆笑しそうになり、友人にコレを告げたら友人の中でひっかかっていた胸のつかえが取れたらしい(笑)。

犯人が判ってしまい、展開も何もかも知っている今も、「あー、また観たいなー」「もう一回観たい!」と思わせてくれたいい作品でした。

以下はかなり内容に触れるネタバレ著しい雑感多少。なので、「これから観るのよ」「DVDになるまでは観ないわ!」という方はお読みにならぬ方がよろしいかと存じます(出来るだけボカすよう努力もしますが)。

あと、今手元にパンフが無いので、粗筋が微妙に違っているかもしれない↓(寮に置いてきちまった)

marie (マリエ) 2008年 06月号 [雑誌]
B0018BLNEC


残るは1本+α。

償いの結婚式―リン・グレアム傑作集〈2〉 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ)
Lynne Graham 三好 陽子
4596751552


コミカライズ担当:JET(再録)

通いの家政婦としてその日暮らしを送るヒロイン。雨の降る中仕事先へ行く途中車と接触。運転席から出てきたのはつい3年前まで「隣人」同士だった伯爵の称号を持つ男だった。
仕事を失い、アパートすら追い出されそうになった所を男に救われる。彼女には小さな子供が居た――一家から閉め出された挙げ句夫以外の男との間に設け、その子を残して逝った母親の。彼女はその子供と自分の生活を守り存続させてゆくことに必死だったのだ。
彼女の「惨状」を見かねた男は仕事を提供すると言う。言われた先に言ってみれば、そこは彼の屋敷だった。
実は彼には彼女とその家族とを恨む理由があり、彼女はまた彼に惹かれつつも自分などに目を向ける筈もないと避けていた。そんなふたりが一緒に暮らし始めることになる……

あーあーあー、そうだったそうだった、今じゃラテン系種馬野郎ばかりをヒーローにするリンにもイギリス人ヒーローてのが居たんだった。かなり初期の頃にはまだ自国産の男もヒーローにしていたことがあったのだな。おまけに、少なくともこのコミカライズ作品ではアホみたいに種馬っぷりを御披露する訳でもない(ヒロインがある嘘を吐き、それを告白した時は彼女に少々手酷い扱いをするけれど)。

極貧生活を送るヒロインがひとり子供を抱えてどうにかこうにか暮らしているところにリッチな男が助け船、まさにはーれくいん。無垢で少々頑固なヒロイン、というのはこの頃から鉄板だったのか。
JETさん作画なので、男性が無骨さを残しつつも野性的なセクシィさを持つカンジがあって、素敵Vv(もっともどーやら最低でも6人はヒロインに子供を産ませる気満々らしいが・笑)ただ、女性キャラがかなり幼く見えてしまって、……うーん?

定番ハーレクイン、というカンジで楽しめた……かな。ただ、やや物語の起伏が変化に富んでいるように感じられる時があって、戸惑った。いや、ちゃんと追いかけられはするんだけど。昔読んだ古いHQは物語が突然何の前触れもなく妙な展開を遂げて戸惑ったことがあったけれど、それは何と訳の段階でカットされる場合もあるからだ、と後年知ったので、そういうのも関係してるの……かな。それとも単純にリンの原作が(略)。

ほかオリジナル2本、原作付2本(内、一本は佐々木みすずさんコミカライズのバーバラ・カートランド作品。これが途中まででぶつりと終わってしまう。残りはコミックスで読んでね、だそうだ……)で、望月玲子さんによる「高慢と偏見」の2話目も掲載されていた。あーキーラ・ナイトレイの「プライドと偏見」また見たくなったなー。
オリジナルは連載の不思議な占い師が登場する例のヤツで、……今回のは面白かった。占い師が説教ではなく気づくべき大切なことを示唆するに留まったのが良かったのかもしれない。もう一本はどうやら2話構成の2話目であった模様。ヒロイン始め、主要登場人物の全て、名前が色(スカーレット、セルリアン、ヴァイオレット等々。名字までだよ)なひとたちがそれぞれにくっつくオハナシ。これもまずまず。

でも、……やはりHQのコミカライズが読みたいのよ、私は。狩野さん作品が読めたから、何やかんやで満足してはいるのだけれど。
marie (マリエ) 2008年 06月号 [雑誌]
B0018BLNEC

どうして毎号のように掲載されるのかがちょっとギモンなまんが家さんが病気のために本来の頁数が掲載されなかった、模様。そのためにこの作品が? いや、何しろ通常125pで仕上げることになってるのが定番で、デビュウ後初のコミカライズ作品やお試し掲載的な時は93pというちょっとハンパな頁数のコミカライズ作品が掲載される。

……今回のコレも、93pで仕上げられた作品だった、ので。まあレビュウいってみよー。

初めて知った恋だから (ハーレクイン・ロマンス)
Jessica Steele 高木 晶子
4596003386


コミカライズ担当:川上千香子(カラー有り/描き下ろし)

兄の借金返済のために、母の形見の指輪を手放すことを決意したヒロインは、強盗に襲われてその指輪を奪われてしまう。親切な男性に助けられ家に招かれるものの、奥から自分を浮浪者呼ばわりする不愉快な声が聞こえてくる。出会った声の主は魅力的だったが、自分を侮辱したことには変わりない。
男は彼女から事情を聞き、金を貸すことを提案するものの、それを「浮浪者保護団体に寄付したものと思えばいいだけのこと、返済の必要ナシ」と言い切りさらに侮辱する。
ヒロインは合法的な如何なる手段も使って完済すると宣言し、家族を救いたい一心で借りることを決意。また会う約束をしてその家を後にする。傲慢な男ではあったけれど、自分を車で送り玄関まで送ろうかと申し出る優しさも見せる。
約束のその日、彼の元を尋ねると彼の母親がおり、突然彼女は「恋人」に仕立て上げられてしまう。彼は言った。
「僕の恋人のフリをしてくれ。貸した金はその契約料だと思ってくれればいい」。
ヒロインは躊躇うものの、その条件を呑むことにする。
唯一の理解者である伯父の愛情に支えられ、飲んだくれの父、仲が険悪な兄夫婦とその子供たちの生活をひとりで背負い込む彼女にとって時折見せられる男の優しさや、嫉妬めいた感情は戸惑いの種となった……

絵的には瀧川イブさんにちょっと似た雰囲気の方で、思わず「アシスタントなさったことでもあるのかなー」と思ってしまった(男性がちゃんと骨太というか逞しさを持つ身体で描かれる)。
93pだけれど、詰め込めるだけの設定や展開をうまく盛り込んで仕上げてあって、初登場のまんが家さんだけれど安定感アリ。

物語そのものとしては、苦労人ヒロインモノだった。家族がとにかくダメ人間↓ 唯一伯父が理解があって愛情深いのだけが救い。「家族だから」という理由だけでダメダメな連中のために必死になる健気なヒロイン。おまけにその借金やら何やらのせいで恋の行く手を阻まれる(彼女が精神的に、恋に対して前向きになれない、という意味だけど)というおしん系。

ヒーローも最初こそちとシツレイ野郎ではあったけれど誠実で優しいタイプで、決してただただひたすらにごーいんなだけでなかったのも良かったかな。強引過ぎるともう犯罪の域に達するバカが多いからのう(笑)。

比較的しっとりというかふんわりというか、野郎がすぐ押し倒そうとしたりえろえろ三昧とかに走ることのないタイプのストーリィで良かった。ヒロインも年齢相応に見える(若すぎると、設定が「若い」「幼く見られがち」とかでない限りちょっとがっかりする)のも良かったかな。

作画の安定された方だけれど、……ある意味地味でもあるなあ。ただソツのない方でもある。うーん、悪くはないけれど、ウリは何だろうか、と思ってしまった。
marie (マリエ) 2008年 06月号 [雑誌]
B0018BLNEC

今号は狩野真央さんが執筆されるというので購入。もう目的というか理由はそれだけと言っても過言ではない。

謎のプレイボーイ―華麗なる貴公子たち〈1〉 (ハーレクイン・イマージュ)
Lucy Gordon 南 あさこ
4596216703


コミカライズ担当:狩野真央(巻頭カラー/描き下ろし)

3部作「華麗なる貴公子たち」の第1作目の模様。また別な2人の作家さんたちとの競作であるらしい。出来れば3部作やミニ・シリィズは同じ方でコミカライズして頂きたいのだが。
称号だけなら「レディ」の肩書(?)すら持つ身の伯爵家令嬢なのにド貧乏なヒロインは私立探偵でどうにか生計を立てている。新たな依頼は成金男の娘の「結婚相手」と彼女とを別れさせること。自身が「囮」役となり、その男を誘惑して破談にさせろと言うのだ。成金男は気に入らないものの、その娘が騙されて傷つく羽目になるのだとしたら気の毒でならない。何しろ相手の男は出会って三日で結婚を申し込み、挙げ句「自分は伯爵だ」と告げたという――ヴェネツィアで船頭(ゴントリエ)として暮らしている男だというのに。
ヒロインはイタリアに旅立ち、どうにか首尾良く彼に出会う。だが、一瞬で思わず魅了される程に魅力的な男性だなどと思ってはいなかったのだ。
彼もまた旅の女性に思わず惹かれる。「完璧な女性」を探し求めていた彼の目の前に現れた異国の女性はとても美しかった。
それぞれの思惑を秘めたまま、ふたりは惹かれ合うままにその距離を縮めてゆく。

ルーシー・ゴードンお得意の、というかお約束の、イタリアを舞台にした華やかな物語の幕開けは、貴族の令嬢だけれど貧乏生活を送るヒロインと、じきに伯爵家を継がなくてはならず、そのための結婚を迫られているヒーローのおはなし。
互いの素性や思惑を隠したまま惹かれ合ってゆくふたりの「その先」がなかなかにハラハラドキドキもので良い♪ というか、読ませるのが相変わらずお上手で、必ずハッピィ・エンドになると分かっていてもわくわくしながら読めた。

目的を隠していた彼女にとうとうプロポーズしたために、「彼はやっぱりこうして女性を騙しているのだ」と思ってしまったヒロインと、彼女の目的を初めて知ったヒーローが彼女を拒絶しすれ違ってしまうところはせつない。そして、彼が、彼女が自分を騙していたということにばかり囚われてなかなか自分にも非があったことを認められずにいたものの、自分を跡取りに指名した伯父に諭されて悟ってからの行動やその後の展開もいい。

舞台がヴェネツィア、情景・背景描写も繊細かつ丁寧で、「おお、行ったことなんて無いけどまさに水の都ヴェネツィアだわー!」と思わせてくれてうっとりもの。背景をあまり重んじずに描いてしまい、「コレって、だから、ドコ?」な作品も多い中、その描写の細やかさにも見入ってしまった。

有名なマスクもひとつひとつに日本の能面のようにキャラクタア性があって、それが物語と関わって更にいいアクセントに。今回はこの小物づかいも(原作に元からあっただろうけれど)上手かった分面白かった。

やっぱり、買って良かったーVv と満足出来る仕上がりで御座いました。ふー。
香りのいちごパフェ
香りのいちごパフェ
何となく不穏なタイトルをつけるのが好きなのだが(笑)、やはりまったくそんな不穏さなど微塵もない内容でお送りします。

最近、仕事上がりに同僚と唯一近所にあるコンビニに行ってハイ・カロリィなパフェを食ったり、ハンバーグで有名な某店(びっくりしちゃうとこね)に行ってだらだら過ごす、というのが通例になりつつある。通例って。コワイよコレ。太るじゃん!

まあ、実際太ったり、どうにか体重が減ったり、の繰り返しになるのですが。

職場からちょっと遠いびっくりなハンバーグのお店に連れていってくれるのはマダムMさん。……やはり資本の違いが彼女にそうさせるのか、私に支払いをさせてくれたことがない。彼女が全てまとめて支払ってしまい、私からの代金分は受け取ってくれないのだ。ううむ。仕方がないので、彼女が珈琲が好きだと言うので、缶コーヒーを差し上げて何となくお礼をしている、のであった(そして、渡すと「もう水玻はー。バカだねえ。そんなんだったら○゛ンキ行って飲んだ方が得じゃないのー」と笑う。でも、受け取って、飲んでくれる。

交わされる会話は決まって職場の愚痴や、日々のことだ。何という程のことはない。大層なことなど何もない。そして、……何という程のこともない会話というものの積み重ねが「親しくなる」ということなのだな、と実感する。

親しくなる、と言ったって、「オトモダチ」になる、というのともまた違うのだけれど。

下らないことを言って笑ったり、愚痴を通して会社とは、経営とは何なのか、なんてことを真剣に語ってみたり、ぱくぱくと忙しなくあれこれ口に運んでは咀嚼し飲み込みながら。

夜9時過ぎちゃってるのにハンバーグ、て。パフェて。サラダだソフトドリンクだ、て。いかんいかんいかんいかんいかん!

……でもここ数日立て続け。おごられまくり。お返しわずか。いかんいかんいかんいかんいかん! だけど、……楽しいのも事実。そして疲れるのもまた事実(笑)。

このイケナイ連鎖を止めなくては、と思いつつ
「水玻ー。今日もティしに行くぅ?」
というマダムMの笑顔をお誘いには抗えず、「行くともさー」と返事をしてしまう自分のふがいなさに小さくタメイキをつくのでありました。

いや、ホントに、ダメだよねえ。自分で食った分は自分で払わないとー!
イングリッシュガーデン ラズベリーローズ バッグでポーチ
B00197JN6A

一体いくつ持ってるのか、もう当の本人もわからないくらい持っているのにまた新しいものを探しては買ってしまう。ホントに、もうナンボ持っとるんじゃ、バッグ……。

それなのに、また欲しい、というかこういうのは無いものか、と探し始めている。これがまた、無い。自分にとって理想的なものには未だに巡り会えていない。ありそうでない、んだよなあ。何でだろう。

条件は以下の通り。

1:長財布が入れやすい
2:携帯も入る
3:出来れば手帳(よりによって「ほぼ日手帳」=嵩張る)も入る
4:オプションとしてエコバッグくらいは入れられる余裕も欲しい
5:上記を全部入れられるのに小振り
  (横のサイズはせいぜい25~28センチ程度まで。縦は20くらいまでか)
6:使わない時は畳めて、より大きいバッグ等に入れられて収納可能
7:畳んでも皺になりにくい・型が残りにくい
8:モノを入れてもバッグのカタチが崩れない・崩れて見えない
  (中に何が入ってるかあからさまに判るのはちょっと……)

……で、まあ、当然ポケット・ティッシュひとつハンカチの一枚くらいも余裕で入って欲しい訳ですよ。これがないんだなー。

あるかい。(←自分の内なる冷静な声)

畳めないにしても、より大きいバッグにそのままするんと入れられるくらいのコンパクトさがありつつ容量が欲しいの。でも、どんなお店で見てみても、なかなかそんなのは無い。私が希望するよりマチがあり過ぎたり(要はデカイ)、大仰過ぎてしまうのだ。カジュアルでもちょっとキバった服の時でもあわせやすい色がよくて、手に下げて持つタイプ。ショルダーはやや苦手なので。でも、ショルダーにも出来る、という調節出来るものでも許容。

……こういうの、無いもんですかね。先日、安かったしまあまあ希望に近いと無理矢理考えられなくもないバッグ(それはホントに気に入って買ったんですか)を購入しはしたものの、如何せんジッパー部分というか入れ口の部分が長財布を入れづらいのが玉に瑕で。むう。

OLさんなんかが食事のために外出する時にちょっと持って歩くのにいいかな、なくらいのサイズ、とでも言えばいいんだろうか。あるようでない! 何故!? 財布のみ持って出歩くのは何となく個人的にイヤだし(たまにしょーがなくやるけどホントは嫌い)、出かけたついでに銀行行ったりするひとは通帳だって入れたいかもしれない。文庫とお財布と携帯と、とか限られたものだけ入れていく時に重宝しそうなヤツが。欲しいのよー! あ、サイズ的にはよくある温泉バッグっぽいくらいのがちょうどいいか?
温泉ポーチ 水玉 専用バッグ付
B000FQRS54

でもデザインこういう質実剛健過ぎじゃないのがよいの。こうスクウェア過ぎてもちょっとなー、なのだ。

どんだけワガママなのか。ははは。

私の場合、友人と外出の時にいつもソレが欲しくなる。沢山あれこれどーでもいいもの買い込んじゃって荷物そこそこたんまり、バッグに入れたはいいけど嵩張るから、違うお店に寄る時は車に置いて歩きたい。そういう時に使えるバッグ。そして長財布対応!(ここ重要。以前は二つ折りだったんだけど、今は長財布で、これに慣れたら慣れたで重宝してるので多分当分このタイプの財布を使いそう。二つ折り、本来大好きなんだけど。大昔「MUJI」で買ったナイロン製のバカデカイヤツはホントに大好きだったー!)
もっと理想を言えば、真ん中に仕切りがあっても良くってよ! バッグはすぐ中がごちゃつくから。

何処かにないものでしょうか。つーか起業して自分でつくればいいんでしょうか。って無理。

ちなみに、タイトルは懐かしの「フェアチャイルド」の「探してるのにぃ」より。紅茶のお酒を~♪と歌えるアナタは私ときっと同世代。
Anthology FAIRCHILD best
FAIRCHILD
B000066IQ2

ケロロ軍曹 Chibicケロロマイルーム
B000FI9JPY

仕事に出る。仕事をする。仕事から帰る。寮に戻る。うだうだする。寝る。起きる。うだうだする。――始めに戻る。

最近はそんな毎日。部屋に戻ると手帳に何か書き込んでるか、TVがBGMになってる中ぼんやりしてるかで、……とにかく外に出ない。何処にも行かない。

行くとこ、無いからね。

まさに陸の孤島。歩いて7~8分の所にようやくコンビニ一軒ある程度。しかも仕入れ方がなってないのでいつも棚はガラガラ(特にドリンクの冷蔵庫)。本屋さんはあるけれど、よほどの気合い入れないと行く気になれない。……ダルくて。何するのもメンドーだ……。
仕事終わって一息入れてからでないとお風呂に行く元気も無いし。だらだらしてると気づけば朝4時。念のため導入剤飲んで寝て起きたら11時くらいか。何か食べるか飲むかして、また寝る。その内仕事の時間が来て、夜までがーっと働き続ける。

何という実りの無い生活。

軽いひきこもり状態だな。本やCD、DVDはネットでオーダーしちゃうし、食べるものはそれ程必要無い(賄い付なので)。ひとり暮らししてた頃、ガッコウからの帰り道にスーパー寄って買い物したり、土日に書店や雑貨屋巡りしてた私が、半ひきこもりとは。むう。

でも、どうやっても行くとこ無い。

海辺だからすぐそこに海が、海岸が広がってるけれど、深夜ともなればマナー知らずのバカだらけになることもしばしばで行きたくもない。ごく稀~~に夜コンビニに行ってソフトドリンクを買い込む。

仕事してんだけど、何だかリッパなひきこもりというかニートのような生活っぷりでなんだかなー。何処か行きたいんだけどなー。雑貨屋とかスーパーでいいのに。周りは観光施設だらけだ。……そういう場所だからしゃーないけど。
せめてネットが出来たらのう。ぶろぐ更新とか、好きなことが出来るんだけど。てゆーか結局やりたいことなんてそんなもんで、最終的にはどーにもこーにもひきこもり状態なのだが。

せめてもの救いは、あまりお金が出ていかないことです。はー。
源氏物語の京都案内 (文春文庫 編 5-9)
文藝春秋
4167217821

日本文学専攻であった。しかし、恥ずかしいことに、私は「源氏物語」を通読したことがただの一度もない「日本文学科専攻者(しかも卒業済)」なのである。

「いやまあ原文ではキツイよね」

そういうフォロウもあるかもしれない。しかし。

訳文ですらちゃんと読んだことがありま「源氏」千年紀。

……とまあ莫迦を晒せるくらいの状況なのだ。与謝野先生、谷崎先生、円地先生他皆々様方申し訳ない。私は訳文ですら読了してない馬鹿野郎なのだ(でも、かなり昔、円地さんの訳本はたまたま状態のいいのが古書店にあって、セットで贖ったことがあり持ってはいる。あと、ガイドブック的なものも数冊所有。……でもまともに読んでない↓)。

それで日本文学科卒、ですってよ奥様。まあハズカシイ。

英語は苦手だけれど「源氏」が好きな友人と、日文のくせに英文科の講義まで出席(ちゃんと登録してもらって、成績も残る)していた私とで、お互いよく言い合ったものだ。

「ねえ、何で読めるの? どうして読んで解るの??」

私はとにかく古典にヨワかった。古文漢文どちらもダメダメ。なのに卒論は近世文学だというから片腹痛い↓ そんな私は「いづれの御時にか……」をスラスラとは読めぬ。ならば訳文をと思っても、人間関係が解らない。
私が理解している「源氏」とは、
マザコンの挙げ句ロリコン野郎が立場と美貌をいいことに幼女を誘拐して育て上げ、その合間にもあちらこちらの女に手を出しては「そろそろ頃合いだな」とばかりに無理矢理元幼女を水揚げよろしくモノにし、泣いて彼を拒絶する彼女に「そんなにいつまでも泣いてるのはエンギ悪いよー」とヌカすエロテロリストなドアホウが政治的問題や立場もあって苦況に立たされつつも何だかんだでハーレム生活を送って好き勝手しやがっておくたばり遊ばされるあーんどその後そいつのガキやらその友人やらが女巡って恋のさや当てしてやがる
というものである。

「まったくの間違いでもないからタチ悪い」「いや、言いたいことわかるんですけどそれはちょっと何かが」との評を頂戴している。これでも日文科卒ってんだから(略)。

閑話休題。
とにかく、訳文ですら人間関係がマトモに掴めずいつも放り出してしまっていたのだ。アタマに残ってるのはもうガクセイ時代に聞かされた「当時の発音で読む源氏物語冒頭」の何とも言えぬ独特なアクセントとイントネイションに彩られた平安絵巻のみである(それが今回のタイトル)。

でも。そんな私でも初めて最初から最後まで読めましたーVv というのがこの本なのであった。前振りなげー。

「源氏物語」の舞台となった地を紹介しつつ、一帖につき4p。あらすじが書かれ、人物相関図も掲載されていて、物語の流れや大凡の内容が掴める。読み所の解説やその巻に相応しい、あるいはイメエジを喚起させる上品な菓子の紹介、五十四帖全ての茶碗の写真なども掲載されていて読みやすい。
とにかくわかりやすい。頭中将の野郎が出世したりで呼び名が変わっちゃって「ダレがドレだ!?」と怒り狂う私にもその巻における呼び名の後に(頭中将)なんて書いてくれちゃってる人物相関図があるお陰で、「あ、そっかそっか」と追いつけなくなりそうな辺りに助け船を出してくれるのだ。

「源氏物語」って、面白かったのね。

あらすじだから読みやすい。でも、ちゃんとポイントは押さえてあるので流れがわかる。おまけのコラムも楽しいし、所々挿し挟まれる写真も美しい。三日くらいかけて夢中になって読んでた(でも、それでもやっぱり「あ? このヒト、ダレだっけ? ダレの娘? んあ?」となるのだが)。

あ、ちなみにとてもとても有名な「あさきゆめみし」は何とただの一度も読んだことがないです。私、「はいからさんが通る」大好きだったのに。存在も知ってたのに。……なんかこう、負けた気になっちゃってたんだろうな。「読めないからまんがで読んだのね」と思われるかもしれないというしょーもない理由で。

「京都」という土地を媒介に、今と昔(それも、かなり現実を取り入れた虚構の)の交錯をも綴ってあり、単なるあらすじ本にならず、一種の観光ガイド的側面も持った、でも文学作品のガイドでもある、読み応えを感じる本だった。いや、ホントに面白かった。読み返しちゃう。

これ読んだら以前買おうと思ってどうしようか迷ってたのがあったの思い出した。
まろ、ん?―大掴源氏物語
小泉 吉宏
4344001494

これ、確かたった8コマで一帖のあらすじを紹介してるらしい。すげー。まさに「大掴み」にざっくりと「源氏ってどんなハナシなのよ?」と躓きまくって門前払いどころか自ら門を閉ざしてしまったひとにはこれ以上ないくらいわかりやすいあらすじ本であろう。欲しいぞ。

切り口としてはそれほど目新しい訳でもないのかもしれないけれど、今回購入したこの「京都案内」は文学としての楽しさと、違う視点から見てみる「源氏」の面白さをコンパクトにまとめてくれていてお買い得な一冊だった。

そういえば、学生時代取った講義では六条御息所と末摘花でペーパー書いて提出したんだったなー。懐かしい。御息所は嫉妬を露わにすることがはしたなくもみっともないとされていた中で、苦しんで抱えておくだけでは済まされなくなった所が好きだったし(コワイし、鬱陶しいところもあるひとだと思う反面、捨てられて「いいの、しょうがないの」とよよと泣き崩れてゆく「だけ」ではない所が何だか好き)、末摘花は実はこっそりパロディ小説書いたくらい、何だか思い入れがあった(彼女の存在は、笑い者にされるよりも、彼女に対して勝手なイメエジを抱いて意気揚々会いに来た源氏のバカさをこそ笑うためにあると思ってる。で、実は彼女はとてもプライドが高くて、愚かなフリをすることでその自尊心を保っていた、という設定で書いたのであった)。

何だか最近「京都」づいてるなあ。ホントに、「そうだ」って勢いだけで行ってきたいわ。麩饅頭食べたいなー。抹香臭くなるくらい寺社巡りしたい。ふう。

これ、結構売れたようで、私が「よし買うぞ」と思った時はネットの書店では軒並み手に入りづらい状態だった(一般書店にはあったけれど)。そのためか、私の所有する本はもう第2刷です。

京の庭NAVI 枯山水庭園編 (らくたび文庫 No. 2)
4903822028

京都は修学旅行で行ったきりだ。寺社巡り、などという一種優雅なことは出来なかった。行けたのは「銀閣寺」くらい。いや、ほかにも行くだけなら行ったけれど、坊主が「お前、今すぐ迷わず吉本行け!」と言いたくなるような印象を抱かせてくれたお陰で寺の来歴などすっとんでしまったり、「営業部長」が登場する寺(この本にも載っているとてもとても有名なお寺さんよVv)だったりで、何というか、「寺そのもの」の魅力に触れたなあ、という気分になれた寺は「銀閣寺」くらい、なのだ。
もっとも、あそこも遠巻きに眺めるのがせいぜいで、何も寺の隅々をこれでもかと見まくったと言い切れるものでもない。
ただ、両脇に高く長く伸びる竹林(?)が聳え、白い玉砂利の上をゆるゆると歩くのがとても心地よかったことを今でも憶えている。

そして、庭園で有名な寺にだって勿論行ったのだが、所詮は「修学旅行」数時間好きなだけ居るという訳も無く、通り一遍のことをお話しして頂き、失礼してオシマイ、が定石である。

枯山水を数ヶ所見たには見た。「吾唯足知」もまだ憶えてるし、虎のナントカで有名なのだって見た。でもなあ。もっとちゃんと、こう、耽溺というか、堪能したかった、んだよ。様式とか、解らないなりに知りたかった(そういうカタチになる「理由」というものが必ずあるだろうし、それを知りたかったし、それが今もちゃんと護られ愛されていることを噛み締めたいではないの)。

そういう私のような、リクツが理解出来るでもないが何だかあれこれ知るのは好きだ、な者にうってつけな本でござる。コンパクトだから寺社に持参するのもアリでしょう。

庭園の見方、鑑賞のポイントを図付で解説してくれている。何て親切。お寺の歴史や見所も簡単に説明してくれていてオトクでもある。
……でも、やはりコンパクトにまとめようとしているためか、やや手書きのその図は小さめ。見づらい方も居るかもしれない。
でも、小さいなりに写真はとにかく見事に美しくて、これは実際みたらさぞや、と期待させてくれるものがある(ホントにいい写真だ! そのまま大きく引き延ばして飾りたいくらいのが何枚もある。そりゃあそもそも「絵になる」んだろうけど、何かこう、愛と技術とセンスを感じる写真だなーとシロウトながらに思った)。

若いひとの入門編にはよいのではないかなあ(御年配の方にはやや見づらいでしょう、多分)。私のようにうっすらぱーにもぐーよ。

最初からみっちり読み込む、というより、ふらりと出かけるように、ふと開いたペエジの寺や庭の趣に浸る、のがなかなかいい気分です。
恋する京都 (らくたび文庫 No. 1)
490382201X

創刊時から欲しい欲しいと思っていたのだけれど、他の本を買うのでいっぱいいっぱいだった(それは今もだが↓)。やっと買い始めた。

買い始めた。

これが問題だな。ええ、コンプリィト予定ですよ。出てるもんは片っ端からですよ。あーあ。

1冊¥500也(基本的には。時々エクストラなのが出て、ちょっとだけ価格がお高くなる)。すべて京都・京都・京都! どの本も京都について、あるいは京都の何某かについてピックアップし、ヴィジュアル要素ふんだんに紹介してくれる本。

最初「恋する京都」、というサブタイトルに「……へ?」というしょーもない反応しか出来なかったのだけれど、読んでみたら、いちばん最初の本だからなのか、色々な側面から「京都」を俯瞰するといった趣の内容だった。とはいってもメインは食べ物や雑貨。まさに女子が恋してしまいそうなあれこれを御紹介、といったカンジ。

写真が綺麗で、添えられた短い文章も読みやすくて、本当に可愛らしい。

「京都」から私たち非京都人が抱く「ベタさ」と、京都に住まうひとたちならではの視点がほどよくミクスされている。ふだんそこで暮らしてるひとたちにとっての「嬉しい」だったり「美味しい」だったり「可愛い」だったりするものが、「観光客的所謂ヨソモノ」な私たちにとってもそう感じられるものなのか、はたまた観光客を受け容れ慣れている京都人たちによってええカンジにノせられているのかは謎なのだが(笑)。

でも、めくってるだけで「いいわー、行きたいなー」という気持にはなっちゃう。

色んなものを通してみる四季の、「今の」京都と、歴史を抱えた京都とが楽しい。正直、ペエジ数に対しての価格はややお高い印象。しかし、いい紙を使ってるし、ほぼフルカラーなので致し方ないのかも。1冊¥500にぶーぶー言うなとお思いだろうが、……全部買おうとしてるからね私。大変なのよ↓

今回はコレと続く2冊目を購入。明日は2冊目についてちらりと。
福田里香の水玉お菓子 (セレクトBOOKS)
主婦の友社
4072604453

福田里香の水玉お菓子。

以前ある雑誌に連載していたものに書き下ろし記事を足して発行したもの。表紙は何だか清楚で静かな佇まい。可愛くもなればシックにもなる「水玉」という柄、モティフを、彼女がどう(まさに)「料理」するかが楽しみで表紙を開く。

紹介されるのは全29品。水玉柄で楽しむもの、水玉柄を思わせる仕上がりのもの、様々。しかし、「水玉」だけで30近いスウィーツとはさすが。そもそも福田さんは「水玉」が大好きなのだとか。

今回も愛らしさ全開、ポップな水玉、綺麗な水玉、シックな水玉、色んな表情をお菓子で。私は相変わらず実際につくってみるのがどうというよりも、一冊の本として楽しんだし楽しかった。
たくさんの丸いものを集めて水玉、何かに何かを丸く飾って水玉、ヴィジュアルが可愛らしい。きっと食べても美味しいのだろう。目で楽しんで食べて美味しい。

つくれる環境に無いんだけど↓

レシピに加えてちょっとしたコラム等も読めて、質実剛健なレシピ本ではなく、読んで楽しい仕上がりになっているのもお約束。
また、彼女のお気に入りの、購入出来る水玉なお菓子の紹介もアリ。いつもながらの福田さんの本だったけれど、「水玉」という括りというかこだわりに何とも言えない味を感じてしまう。

まだまだパラ見の状態なので、いずれまたじっくり「パラ見」をすることにします。
  
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