ミュージアムまでお買い物。
ミュージアムショップ トリッパー!
森井 ユカ
4899980728

気づいたらもう買える状態になっていて吃驚。慌てて購入。海外雑貨について認められた本は最初の1冊から持っているので逃せない〜!

今回も充実の一冊。フィンランド・スウェーデン・イギリス・フランスの4ヶ国のミュージアムを巡る旅の記録にして雑貨おん・ぱれーど。

たったの4ヶ国と言う無かれ。
この4つの国だけでもこれでもかとミドコロがあることを考えれば、自ずと美術館・博物館の類もまた多彩なることコレ明白。
チョイスされたミュージアムはそれぞれに個性や面白さがあり、当然それがショップにも反映されているため、入り浸りたい衝動にかられること間違いなしで、それを同じように感じてくれているであろう森井氏がこれでもか! と可愛い雑貨・使える雑貨・面白い雑貨を紹介してくれている、のであった。

それぞれの国のそれぞれのミュージアム・ショップで出会えるアイテムの豊富さにはただただうっとり。何だってああも海外のミュージアム・ショップはこれでもかと面白いものをつくってくれるものなのか。アーティストにも広く門戸を開いているらしきことが伺えて、いい意味で敷居が低そうに思えるのもスバラシイ(実際は、彼等なりの基準があって、それに適った優秀だったり個性的だったりするアーティストたちの作品が取り上げられているのだろうけれど)。妙なものもたんまりあって、ユウモアもふんだん。

小難しいものではなく楽しむもの、差し出されたままを好きなように受け取って楽しめばいいもの、としての「アート」が感じられる。

フィンランドのパンツ一丁のおっちゃんたちが寒さに耐える姿を映したポスト・カアドなんて、同様のものがあったとして、日本のミュージアム・ショップで売ってくれるだろうか(笑)。ごっついいい味出してる。コレで旅先から出すはがきは決まったようなもので、受け取った相手を戦慄かせたい一心で文章を認めるだろう。何処かほんわかしたあの国の空気がそれでも伝わってくるないす・あいてむだった。

スウェーデンは伝統とモダンがバランスよく混在していて、驚く程シックな雰囲気かつ懐かしさを湛えたものもあれば、ポップな色遣いと機能性やデザイン性が当たり前のように同居しているものもあって、見ていて飽きない。

森井氏にとって「原点」であるイギリス(最初の「雑貨」本はロンドンをフィイチュアしている。何、とこだわるポイントはまさに「ロンドン」。今でも入手可能だったっけ?)もまた伝統や歴史に根ざしたものと、今生まれる新しいものの両方のイイトコ取りが出来るのがポイント。デザイン性が高くて、おカタいテエマのものにも何処か遊び心を忘れていないようなものが沢山。ほとんどのミュージアムは入館料無料。その分、こういったグッズ販売で収益を得ているのかもしれない(○ィズニー・ランドだって、入場料そのものではなく、収益というのは中で飲食してもらいモノを買ってもらうことで上げている)。でも多分、そんなこととは関係ナシに良いものを世に出そうとしてくれるんだろうな、と思ってしまう。

フランスで得た雑貨は全体的にシックなものが多かった。「ルーヴル」は大本命過ぎて有名だからか控えめなチョイスではあったけれど、彼女らしいセレクトでにんまりさせてもらえる。

どの国も、子供向けにつくられたあれこれがあるけれど、どれも手を抜いておらず、それどころか大人にとっても上質かつ楽しいものに仕上がっているのがいい。誰が対象であっても、ヘンに媚びたものはない。それが好もしい。

これら雑貨に加えて、「旅行」をする上での楽しみや、楽しむためのポイント、雑貨以外のあれこれについてもコラムが多数あるので、眺めるだけでも楽しいけれど、読み所も満載となっている。
旅慣れたひとがどのようなものを携行し、どのようにホテルを選び、滞在する間にどう楽しんでいるかもよく判るので、旅行記としてもガイド・ブックとしても楽しめる。いつもコンパクトなサイズなのは、きっと手持ちのバッグに忍ばせられるようにとの配慮なのだと思っている。

そして、早くも次回の予定が発表されている! その名も

「ドラッグストア トリッパー!」

今から楽しみでしょうがない。

……自分でハントしに行けたらいちばんいいんだけど。それが適わないひとは彼女の本を耽読することをオススメ。余計行きたくなるけれど。
【2007/02/25 18:44 】 | ほん:えとせとら。 | コメント(0) | トラックバック(0)
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