よるのはくぶつかんにいこう。 |
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2007-03-28 Wed 23:15
アメリカ自然史博物館 ~地球のたからもの~
![]() 映画「ナイトミュージアム」、ようやく観てきた。 シネコンは子供だらけ。ナニゴトかと思ったけど、そうか、春休み+「ドラえもん」か! いつもの如く(でも運良く)一番乗りして最後列の中央部に席を取る。思ったより大きいシアタアで吃驚した。一応観客見込める、と思ってた、とゆーことなんだろうか。字幕版・吹替版両方あるので迷わず字幕版をチョイス(小さい子供を連れてきた女性を見かけた時は一瞬凍った。……騒がないはしゃがないよいお子で助かった)。 多分、子供も大人もわくわく出来る映画、だと思う。博物館の類が好きで、あれこれ想像を巡らせるのが好きなひとであれば。多分。 少しばかり浮世離れしているせいで職にあぶれ、離婚した妻と子供との距離が開きつつある中年男ラリー(今でもキュートなベン・スティラー♪)。ようやく見つけたのは自然史博物館の夜警。テキトーに見回っていれば朝が来るだろうと思っていた彼の目の前で、ティラノサウルスの骨格標本が動き出し、ルーズベルト大統領の蝋人形がしゃべり出し馬を乗り回す。どこもかしこも暴れ放題。一度は辞めようと思うものの息子を思い出して気を取り直し再度武装してトライ。それでもなかなか手強い夜の博物館の住人たち。首になりかけた所を息子に見られてしまい、ラリーは息子を夜の館内に案内し、あの驚愕の騒動を見せようとする。 もうCMで堂々とネタバレしまくりで、ええ、動きます。何でもかんでも。剥製だろうと蝋人形だろうとダイオラマのミニチュアだろうと!! そしてしゃべる(T−REXはしゃべらないケドも)。ついでに、大半が彼に攻撃してくる(笑)。勝手に戦争めいたことをおっぱじめ、そのとばっちりも降りかかってくる。逃げろラリー! この後彼はちょっとした大事件(ははは)に巻き込まれてしまい、博物館と自分自身の誇りを取り戻すために博物館の面々と協力し合って解決に乗り出す。 ベン・スティラーの出演作品を初めて観たのは「メリーに首ったけ」。あのどーしよーもなくお馬鹿でお下劣でキュートな映画では、マヌケなんだけど健気でウブな男性を演じていた(「そーせーじあんどびーんず!」を未だに思い出す↓ 何故突然鳥が現れるのぉ〜〜♪)。今回もやはりちょっとおマヌケで、要領が悪いけれど息子思い、という役どころがハマっていた。コミカルさとせつなさが感じられる。コメディアンには哀愁がちょっと漂うくらいでないと。とは言うものの湿っぽいのではなく、そういう空気を纏いつつもコミカルであることが出来る、というヤツ。 ロビン・ウィリアムズを始め、周囲を固める俳優陣も何だかミョーにゴーカなのもいい(それぞれ味があるキャラだらけ)。 シーンそれぞれは派手めだったり凝っていたりするんだけど、物語そのものはややゆったりめ、に感じる。ダレはしなかったけど結構前フリが長くて多かったかな、と。 息子との交流、絆の深まる様を観つつ、大団円のコミカルで派手で単純に楽しいシーンを楽しむ。映像の中の、趣向を凝らされた意匠の数々を楽しむ。 暴れ回る動物や蝋人形たちと奮闘する姿を見てクスリと笑い、アメリカの歴史を彩ったネイティヴ・アメリカンの女性と彼に恋する男のロマンスの行方を気にしてみたり(ある意味時を越えた恋だった)。 それだけ、の映画。 それだけ。故に、楽しいと思えるかはひとそれぞれかもしれない。「なーんだ、ソレだけ?」というひとも居れば「うん、いいじゃん」と思えるひとも居るだろう。私は後者。 ものすごい感動が残る、とか、十指に入る名作、とかでは、多分、ない。退屈で灰色に見える日常にこんな「魔法」があったらいいのにね、と口に出しては言えない大人と子供にはたまらなく魅力的な世界が広がってる「だけ」の映画なので。 私はうっかり泣けたけど。 つくった側も出演した人々も、多分とても楽しみながら制作に携わっていたと思う。そういう空気感が伝わってくる。 見る側は、特にアメリカの人々ならば、ある種の郷愁を抱いたり懐かしさを感じながらあの幻の一時に身を委ねるんだろう。 本音を言うと、子供より大人が楽しいんじゃないかな、と思ってる。過ぎ去った時間が詰まってるあの空間が現在と未来のために存在していることをよく知ってる方が。勿論、子供にとってだってわくわくすることだらけなんだけども。往年のポップスの名曲も聴けたりしちゃうから、余計にトシ食ってる人間のが楽しめるかも、と思っちゃってるんだけど(はっはっは)。 何かが物足りないようでいて、後を引くカンジが何とも言えず、また観たい気持ちにさせられる。だって、フツーの人間じゃ「あの夜」を味わえないんだものねー。
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