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エア・ギア 17 (17)
大暮 維人 ![]() 何だか微妙にジャンルが変わってきてないか? 熱血ヤンキー風味すぽーつアクションまんが(え?)だったのが、ぷちえすえふになってきてるよ。ついていくので精一杯なんだがどうしてくれる(誰にキレてるんだ)。 ネタバレ思いっ切りなので未読の方等はスルーで。 16巻では林檎とイッキが「王」同士として対決し、林檎が「走り」に己の全てを込めてイッキに「本当の自由」の意味を、何故走るのかを、何故対立し合うことになるのかを改めて表明し、イッキがそれを悟るまでをひたすら美麗にしてスピード感のあるアクションで押した。 うってかわって17巻ではこれまでの物語の謎の一部が明らかにされ、新たな展開への序曲が鳴り始める……んだが、もうエライことなっててどーしたもんだか。 「道具屋」こと「トゥール・トゥ」のメンバアのひとり・はこが、謎の男に強襲され、風の玉爾(レガリア)の核(コア)・バグラムと共に攫われる。 いよいよ何も知らぬままに出来ないと悟る巻上。 イッキと枢(くるる)がそれぞれ資質十分にしても「王」たる覚悟、「真実」を知って尚その重責を担ってゆけるだけの覚悟を持っているかを確認するために、現「契(つむぎ)の王」巻上によって「眠りの森」メンバアを引き合わせられる。 其処は物語でかつて大々的に登場しつつも重要性は明らかにされなかったある場所(あまりに懐かしすぎて忘れ去っていたひとは多かろう・笑)。 エア・トレックが生まれた本来の理由、林檎や蜜柑たち「姉妹」の秘密が明かされ、かつて旧「眠りの森」を壊滅に導いたとされるキリクとの対面し、イッキは「過去」と「真実」を突きつけられる。 「眠りの森」のメンツは全て(梨花を除いて)「重力子(グラビティ・チルドレン)」と呼ばれる、生まれながらにして特殊な能力を持つ「つくられた」人間であること。彼等は特殊な研究機関で生まれ育ったこと。そこから重力子たちが散り、キリクにより再び召集され集まったのは「たった8人」であったこと(「たった8人」というからにはかなりの数が居たのではと推察)などがキリクによって語られる。 空が「眠りの森」をつくった真意とそのためにとった行動とが少しずつ明らかにされてゆく。 じゅ、じゅうりょくし……。近未来くらいに設定されてあるとは思ってたけど、あの、じゅうりょくしって……(呆然)。確かにもう人外のぱうわーを発揮しまくってるひとたち出まくりなんだけど。 おまけに、林檎たちが自らも重力子であると何時知ったのか、何故「眠りの森」に所属するのかは未だ不明。「長女」である「梨花」とは一切血の繋がりもなく、それぞれお互いに何をどう思って行動しているのかも不明。 ……これ、明らかにされるんだよな?(涙目) 旧「眠りの森」が壊滅したのはひとえにキリクの一方的な策略であったかのように語られてきたものの、この巻でそうではなかったことが明らかになる。 展開としてはひじょーに燃えるし面白いんだけど、……こんな風に風呂敷広げられるとは思ってなかったので魂が抜けまくりだ(げは〜)。 そして今、本誌(「マガジン」)ではあんなことやそんなことになっていてもうねもうね(号泣)。 とりあえず、何とな〜くだけど、イッキは最終的にアリモノの玉爾なんかには縋ったり縛られたりせずに、「自分だけの」エア・トレックをこそ選ぶんじゃないかなーと。それが最終的に周囲から「玉爾」扱いされるようになる、とか。期待の方が大だが。 くるる。うっとーしいよくるる(笑)。はこの「平凡な大多数じゃなく特別なナニカになりたい」気持も解るけど、やはりうっとーしいよ。「道具屋」は何だか鬱陶しいのが多いな↓ 勝手にしゃしゃり出てくるというか。何なんだお前ら。 梨花はこれからどう出るのか、とか、イッキが「ジェネシス」と「眠りの森」双方のスタンスと主張を知った上でどう動くのか、とか、ええ、楽しみにしてるですよ。 今回のそれはちょっと。 1:両さんそのまんま登場(「WJ」で「こち亀」30周年を記念して、全ての作品に両さんが何らかの形で登場する、という企画をやっていたのだが、講談社の雑誌にもかかわらず集英社でも連載を持っているせいなのか、越境して「エア・ギア」にも両さんちらりと登場。どのWJ作家もコミックス掲載時には修正し、登場していないのだが、「エア・ギア」にはフツーに存在していた・笑)。 2:謎の男の両腕が右手(手を組み合わせた時にうっかりしたのか両手共に右手として描写されてしまっていた。さもなくばコイツ骨折して尚元気っつーことか?)。 ……ぐれっちは時々(……そうか?)ポカをやらかすのだが、今回も散見されますた。おーい……。 次も期待してる。けど、加筆修正と休載のせいかコミックスがさくさく出てくれない。しくしくしく……。 |
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