イマサラだけどスキ。
Beautiful World / Kiss & Cry
宇多田ヒカル Utada Hikaru Bart Howard 
本当に本当に今更なのだが、どちらの曲も好き、だ。聴く程に好きになる。どっちもいいなあ。うがー!
最初、「Beautiful World」は「EVA」という作品の曲としてはどーかな、などと思っていた。曲そのものは好きだし、いいなあ、とも思う。でも、……「EVA」?? そういうキモチが最初は消えなかったのだが。
何度も聴いてる内に「アリ、かな」と思うようになっていた。「オリジナルの」EVAに、ではないけれど、「今の」「新しい」EVAになら、アリだなー、と。
10年という時を経て、新たに甦った「EVA」には、あの曲でいいんだな、と。
最初は、「いやいやいや、『EVA』なら高橋洋子さんで聴きたいっしょ」と思っていたのだ。期待もしていた。今でも「残酷な…」他、一連の曲は名曲だと思うし、大好きでもある。
70年代をバリバリのヲタクとして過ごし、80年代にはそれらを内に持ったクリエイターとなった彼等が、90年代に創り上げて世に送り出した作品には、ぴったりだった。
「残酷な天使のテーゼ」、「曲はいいけど、アレンヂは古いよね」とはよく言われていた、ように思う。「ちょっとノリが80年代っぽいちうか」みたいに。でも、逆にそれで良かった、のだと思う。
70〜80年代のあれこれを良くも悪くも引きずった部分を持ちつつも斬新だったあの作品には、あのちょっと古いくらいのアレンヂが良かった、のだ。
しかーし。気づけばまさに新世紀。
同じでありながら異なる存在となった「ヱヴァンゲリヲン」にとっては、70年代を体感し過ごしておらず、80年代に生まれた数々のメディアを当たり前のように享受出来、主人公たちと同年代の頃にあの作品の衝撃を味わった世代であるところの宇多田ヒカルが思い入れも愛もぶち込んでつくったであろうあの曲が、「今の」「ヱヴァンゲリヲン」には相応しいんだろうな、と。
宇多田ヒカルの曲単体でもちゃんと存在していて、同時に「EVA」世界にもリンクする「何か」を内包させた「Beautiful World」(タイトルも「EVA」的皮肉とある種の暗喩が効いていてよろし)だからこそ、良かったんだろう、と今は思う。
C/Wというか両A面か、「Kiss & Cry」は特に何のリクツも理由もなく、好き。きょーはにっしんかっぷぬーど〜♪
今ではすっかりカラオケで楽しく歌う定番曲になったのであった。……結局宇多田ヒカルが好きなんだな、私は。

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