生活を一から創ろう。

ひっこしました
杉浦 さやか
4396613016

待ちかねていた新刊がやっと出た! と思ったら、おお、新しい住まいを得るまでのミニ・クロニクルではないですか!

これまでと異なる趣を持ちながらもやはり杉浦さやかちゃんならではなアレコレが目白押し。読み応えたっぷり、絵も文章も情報も充実しまくりでお買い得の一冊。

それまで暮らしていたアパアトを出て引っ越すことを決意した彼女は、まずは物件を探す所から始め、引越業者選定、段取りまでを具に記してゆく(何しろ、引っ越すことを決めてからは引越に関わる全てを記録するためのノオトを作成していたくらいである。流石の記録魔!!)。
それがまた苦楽に満ちた充実の時、なのだ。ふわふわとした現実逃れなどせず、相場を調べては予算や希望を明らかにして引越業者を吟味してゆく。てきぱきとしていて気持いい。

不動産屋にとって、もっとも困る「客」は具体的な希望を持たぬヒトであるらしい。それ言ったら彼女は最高の「客」なのだ。希望が明確で、具体性があるのだ。

引越に至るまで、引越当日のルポも楽しい。これから引っ越そうかな、なんて考えている女子(男子も入れてやってもいいよ。←偉そうだな)には最適の本である。
それでいて、読んで楽しいものに仕上がっているからスバラシイのだ。

手抜きのない彼女らしい筆致の絵と共に綴られる、「楽しい苦労」の数々。写真も豊富で、彼女の「新居」にお邪魔させてもらったような気分になれるのもサイコーだVv 引っ越した後の部屋のレイアウトがオトナカワイくてうっとり。
その後も庭造り、DIYでの大きな本棚づくり(羨ましい!)の様子なんかも記されてゆく。

選びに選んだ部屋に、考えに考えたレイアウトや厳選した家具たち。お気に入りで満たされた暮らしの空間。おおこれぞ女子のアコガレ!

でもね。ひとり暮らしにはトラブルだってあるのさ……という訳で、新居に移ってから彼女に降りかかった「厄災」についても語られている。……女性なら共感するというか、「あたしにそんなこと起きたらどーするよ!?」と思わずパニくりたくなる素敵(……)大事件が起きちゃったりしている。

げに楽しきは日々の生活。

家づくり、生活をつくり上げ謳歌することに興味のある方にはオススメです。ああ、ここまで徹底して自分の「好き」をぶち込んで自分の手でつくれたら、シアワセだと思うわー。

2008/04/02 00:28 | ほん:えっせい系。Comment(2)Trackback(0)  Top

コメント

欲しい

先日久しぶりに一人で本屋に行く機会があり、癒される本や大好きだった漫画の続編なんて見つけて、五冊くらい自分だけのための本を購入できました。それはデパートの本屋さんで独身のときに入会していた友の会の券で買えたから贅沢できたんですが。その時、この本も買いたかったなぁ。またのチャンスを待ちますね。

No:141 2008/04/16 01:22 | ぱんだ #-URL[ 編集 ]

お久しぶりです。

5冊、って……何て慎ましい冊数なのだ。
(そして私はどんだけ贅沢してるのだ↓)
たまには「贅沢」も必要だよね。
子育ての合間を縫って、自分だけの時間が
うまくつくれるように祈ってます。
一緒に過ごす時間だってそりゃ幸せで楽しいだろうけど
ひとりの時間も必要だよね。

いずれこの本も読む機会があるといいなあ。
わくわくします、ホントに。楽しい本だった。

No:142 2008/04/17 14:23 | 水玻。 #uanqG25QURL[ 編集 ]

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