冷めぬ熱、覚めぬ夢。

う゛えぇりぃ〜〜すろ〜〜〜〜りぃ。

こばと。 (2) (角川コミックス・エース (KCA45-12))
CLAMP
4047150584

予想通り、物語そのものの進展はさほど見られないまま2冊目である。

こばとが「傷ついた心」を集め、それが貯まることで「行きたい場所」に辿り着くべく奮闘する、というオハナシである、今のところ。

よく言えばふんわりと穏やかにゆるやかに少しずつ、彼女の努力や尽力が実ることと彼女自身の成長が描かれた物語であり、はっきり言えばそれにかこつけてかったるい流れになっている物語でもある。

今回でようやく「ビン」に「傷ついた心」が貯まり始め、さあもっとどんどん頑張るゾー、というカンジ。こばとを取り巻く人々の過去や裏事情等が仄見え始めてもいる。

が、物語は特に進んでない。見事なまでに。

可愛らしいけれどもね。少しずつ段階を踏んでゆきたい物語なのだろうとも思うけれどもね。このテンポこそが「こばと。」なのだろうとも思うがね。

でも、まあ、ぶっちゃけトロいですな。それでいて、あのあざとい「謎」の振りまきっぷりだから、「あーハイハイ、後でまた脚本担当の方にとっての『きょうてんどうち』な事実が明らかにされたりしちゃうのね、と、ちょっとゲンナリしてしまう。手法に変化が無いからなあ。

既存作品に登場したキャラクタアが名前を変えてまたまた出現。もっとも、「アパートの管理人さん」が登場した時点で分かり切ってもいることではあるのだが。ふたごで出てきやがった。そうだろうともそうだろうとも。

こばとが常識が無い(このセカイにおけるあらま欲しき常識には疎い)なりに奮闘し、頑張ることで周囲は励まされ元気づけられる、ということこそが、本当は「傷ついた心」とやらを癒すチカラなんでしょーな。わかりますわかります。彼女の無垢な心が周囲の頑なさやこじれてしまった何かを解してゆく、と。そうでしょうそうでしょう。

でも、もうそろそろ天然ちゃんはいいなー、と。「勿論、一見そう見えて実はそうではなくってよ」がお得意なので、まあそうなるのかもしれないけれど。「純真無垢」も食傷気味です。乱発し過ぎで。

少しずつ加速してってくれるんだろうか。それともだらだらだらだらやってくんだろうか。加速を希望。ほどよい速さで。
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