冷めぬ熱、覚めぬ夢。

今月のHQCM。27−4

ハーレクイン 2008年 07月号 [雑誌]
B0018OA6HO

さてラスト。イイカンジに読み進んできたけれど最後の作品はどうかなあと思ったら。

ウエディングに憧れて (ハーレクイン・イマージュ)
Ally Blake 古川 倫子
4596217114


コミカライズ担当:稜敦水(カラー有り/描き下ろし)

今まで仕事一筋に生きてきたヒロインは、ある日突然道端で男性にぶつかられ、何と結婚を決意する。仕事で会うにしろ街角でぶつかるにしろロクな男は居ない、だから大親友の夫にマイホーム・パパタイプの男性を紹介してもらい、結婚しよう、そう思ったのだ。
そして紹介され会うことになってみると、何とその「道端でぶつかった男」が居るではないか! 失礼極まりない態度で去ったことを忘れていなかったヒロインは反感しか抱けない。おまけに、彼は結婚には何らの夢も抱いておらず、彼女の理想とは正反対!
だが、たまたま彼の会社とは知らずにイヴェント・プランナアとしての仕事をし、あわや、というところを機転を働かせて乗り切った所を、気づかぬ内に彼に見られてしまう。仕事の出来る有能な女性は、キライではない。彼は妹が婚約するため、そのパーティを開く予定があり、彼女に任せたいと申し出る。が、近づくのは得策ではないと思ったヒロインは一度は断る。断られて逆に闘争心がかき立てられたか、そのパーティがうまくいけば自社のイヴェント全てを任せてもいいと言い出した。
仕事を口実に会う機会が増えてゆくにつれて、イヤな面ではなく、互いのいい面がより見え始め、ふたりは惹かれ合ってゆく。けれど、互いの望む関係が違い過ぎて、距離を置かずにはいられなくなり……。

稜さんは一作毎にこなれてきているというか、面白いなあ、絵が綺麗になったなあ、と思わせてくれる。このコミカライズも良かった! ヒーローの不器用さとヒロインの真っ直ぐさが時に衝突時にほどよく絡んで、オトナの恋、が楽しめた。

ヒロインはちょっとセツナイ生い立ちのせいで、幸せな温かい家庭を築きたいと願っていて、親友の家庭に憧れている。でもその割に僻みっぽさやいじけた所が無いのがいい。拗ねたりいじけるんじゃなくて、「私もこうなりたい、こんな家庭をつくりたいの!」と前向きな所がとてもいい。
ヒーローも過去がやはり幸せとは言い難い境遇で、苦労人ではあったんだけれど、彼女とは違って背を向けたり無視することでどうにか乗り越えてきた、というカンジ。ヒロインや妹のお陰でそれが間違っていたんだと気づいてやっとヒロインに心からのプロポオズをしたシーンは良かった。

今号は3作「おおう、これはこれはVv」とほくほくしながら読むことの出来た作品ばかりで楽しかった♪ 振り返ってみるとハートウォーミング系ばかりだったな、そう言えば。私好みだったという訳か。

来月のラインナップは浜口奈津子さん(おお、サイクル早いな! 綺麗な絵を持続してらっしゃるからスゴイ)、高山繭さん(好きーVv)、別府ちづ子さん(コミカルとシリアスのバランスが好み)、香住真由さん(お、おお……そ、そうなの……。←やや戸惑い)の4人。高山さんに期待しちゃうなー。
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