拠火園雑録

あの空に、この手が届くなら。

 
2006年05月25日

個室が恋しい(涙)。

母が入院しているおかげで毎日足を運んでいるのだが。つくづくしみじみいやというほど思わされるのは。

共有の場である、という意識が欠落している人間が多い

ということ。個室ならまだしも、6人部屋なんかに入って、どうしてそこまで遠慮がないの? と言いたくなることだらけで、行くたびにうんざりして帰ってくる。ということは、そこで寝起きしている母にとってはもっともっと苦痛なのに違いない。

1:看護師・医師・理学療法士らの指示を聞かない・守らない。
足や腰、膝を痛めたひとの場合、状況によってはあまり歩いてはいけない、という判断が下され、採尿用のチューブをつけさせられる。これはもちろん嬉しいものではない(一般的な感覚としては、自力でトイレに行きたいと思うのでは、という私の判断に因るけれど)。だが、患部を労るためやむを得ない。
母の隣に新たに入ったばあさんは、「歩くな」と言われているのに、尿を溜めるバッグを持ってふらふらと出かける。それはまあいい。本人の具合が悪くなるだけで、自業自得。何が困る、って。
そのばあさん、あまりに言うことをきかないので管は外しておむつに切り替え、夜間はポオタブルのトイレを自分のスペエス内に設置してもらった。夜中に何度も起きては用を足す、これはしょうがないのだが、何しろ遠慮がない。あれこれ作業している音があまりに大きくて、同室の誰もが不眠がちに。
それだけならばまだいい(ホントはよくないけど)。何と、何を思ったかそのポオタブルのトイレの始末を自分でするために、持ち上げられるでもないそれを「ごがががががががががががががががががががが」とデカい音を立て、早朝に引きずってトイレの隣にある処理室に行こうとして、病棟のすべての入院者を起こしやがったのであった。慌てて駆けつけた看護師が「ちゃんと私たちに言ってくれればやりますから!」と言ったものの、あまり意に介していない模様……。おいおい、ココはアンタの家なのかい! 五月蠅いわー!!
あとオソロシイエピソオドとして「一度使用した紙おむつを乾燥させて再度使用しようとした」というものが(!)。不衛生でしょーが!! 昔ながらのね、木綿の、洗って何度も、というのなら判るわよ、ばーちゃん。でもねえ。紙おむつてのはそういうモノではないワケよ。
つーかそんなものある部屋に一緒に居る人間の気持ちを考えろよ……(涙)。

ついでに言うと、このばあさん、同室の入院者が家族・親族の見舞を受けてあれこれ話し、和やかに一種の「団欒」を楽しんでいる所に勝手に割り込んでゆく。いや、そのひとたちだけでゆっくり会話させてやれって。それでなくともヒトリゴトだらけで喧しいんだから(寝ている時以外は常に話し続けているらしい。……ウザイ……)。



2:声がデカイ。見舞客まで五月蠅い。
これも何度も言ったけれど、驚くくらい遠慮つーものがない。声を潜めて話す、というひとをあまり見たことがない。……私が住んでるトコロが田舎だから?? 何というか、おおらか通り越して無遠慮・不作法。アンタらだけが居る所じゃないだろうがー!! そして何人もの親族で来ちゃうひとたち。……よくマナア本なんかで「あまり大人数で押し掛けると周囲の方に迷惑なので控えましょう」とあるけれど、そんな考え持ち合わせてるヒトをまず見ない。
どういう訳か、入院者本人が五月蠅いと、家族・友人・親族までもが五月蠅いことがほとんど。ナーゼー????

3:病院の簡単な規則も無視。
まず驚くのはごみの分別。……どんだけ横着なんだよ……。簡単だと思うんだが。コンビニ弁当の容器なら燃えないごみだと思うんだけど、それすらも「燃えるごみ」の方に入れてあって、見るたびに苛々する。それくらいやれって。出来ることなんだから。
給食の膳にはその時ついてきたもの以外は載せて返してはいけないことになっているのに、平然と見舞客や家人の持ってきたもののごみや割り箸を載せて配膳室に投げ出してある(カーゴが置いてあって、そこに何処でもいいから戻しておくことになっているんだけど、シンク脇の空間にどん、と置いてあったりする)。ジュウスの紙パックだのティシューだの、自分で始末すべきものなのに。何で? 自分でやるんじゃなければ面倒は押しつけて終わり??
あーヤダヤダ。注意書きくらい読め!!(また、そういう決まり事を無視する輩は、無論看護師たちが膳を取りに来た時などには頼まず、自分で持っていったり家人に頼んで後からこっそり置きくさるのであった)
そんなにムズカシイかね、やるな、と言われたことをやらずにいるってのは。小学生以下のモラルしか持ってないのがゴロゴロしてる。

とまあ基本「他人がどう思おうがお構いなし。自分がどう過ごしたいか、それが全てよ!」と言わんばかりのヒトが多過ぎて、日頃あまりそういう感想を漏らさぬ母が「五月蠅い。このヒト嫌い」とぼそりと呟いたりするくらいだ。

でもとりあえず、ようやくどうにかこの生活から抜け出せそうになった。少なくとも、TVを観たい時間に観られるし、音の面でも気兼ねは要らない。馬鹿なババアどもに迷惑をかけられることもなくなる。ああ、退院が待ち遠しい!

そして余談。個人的に気に入らなかった入院者。
食事は、終えたであろう頃に看護師たちが食器を下げに来てくれるのだが、ひとによってはそれに間に合わなかったり、見舞に行った誰かが下げることもある。私が母のお膳を下げるために配膳室へ行こうとしたら
「あ、この蓋持ってって」。

Say the MAGIC WORD !!

ぷりーず、をつけ忘れてるだろ、ばばあ!! 「すみませんが」とか枕があってしかるべきじゃないのか? 私は他人だぞ。何でも看護師が膳を下げる時に忘れていったらしいのだが。それは判るよ。判ったよ。でも、何で私が持ってくのが当たり前みたいなクチ利きやがるかなあ? いいトシのオトナが当たり前のこと出来ないのが厭だ。子供だってちゃんと出来るコは出来るだろうが。それとも何か、儒教的思想背景があって年下の私はイコオル格下、何でも黙って言うことを聞け、ということか、ああ!?(それより何より、「他人」にそのタメ口はアリなのだろうか)
輪をかけて大人げない私は無言で一瞥をくれてその蓋を持っていったのであった。戻ってきても礼のひとつもない。どんだけエライんだ、アンタ。
このばばあは別な日にも「あ、窓開けてくれる?」とすっかり私を召し使い扱いであった。……退院までの日数、延ばしてえの?(目が笑ってませんよ、紫堂さん)

「病人だから」、とか、そういう理由で「通常出来る筈のことをしない」とか、そういうのを許容出来るヨユウは私の中にはナイ。許容外。「障害のあるコだから何しても許してやってね」みたいな論理が嫌いなのと同系列。そういう意識こそが差別じゃないのかと。健康だろうと不健康だろうと、同じです! 子供だろうと大人だろうと。やられて不快なものは不快である。

びば退院! って、よもや予定期日迫ってるのに当日いきなり「やはりもう少し様子見ないと駄目ですね」なんてことにならないよね……?(涙目)












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