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キスは0時を過ぎてから 1 (1)
刑部 真芯 ![]() ……本気で、少し休養取った方がいいような気がする。もっとも、休養取った所でやれ「萌え」がどうのとひとり楽しいだけで終わってるのだろうかと思わせるコメントを見かけることの多い彼女に、何らかの「新しさ」「挑戦」というものを期待すること自体が間違ってるのかもしれない。編集サイドも新機軸を打ち立てることを促すようなことをしないのだろうか。もう同じ話をもちかえられても「それで行きましょう」で終わってしまってるのだろうか。オトモダチカンカクで仕事するなら辞めちまえ。 同じ、だった。またかよ、だった。自分にあまり自信のない小柄で外見ロリちっく少女と俺様傲慢野郎の組み合わせ。野郎は無駄に金持ちのぼん、ヒロイン至って平凡(しまった地味にライミングを! 読み返してから気づいた。ダセエ…↓)。同じような設定の細部をちょっと変えました、くらいのオハナシ。もう連載第1回最初のペエジで「運命」のコトバ。ああまたしても「運命」大安売り。安い。安過ぎる。安易だ。いつもいつもいつも何かっちゃ「運命」。 抽斗、どんだけ少ないんだ。 姉の結婚式当日に両親を失うありす。その結婚式で見かけた男がふいに現れ「お前の結婚相手だ」と名乗る。いきなり連れていかれいきなり一緒に暮らすことになり、戸惑うありす。 ……「禁断」でも野郎が少女(いや、幼女、だな)を突然連れ去り一緒に暮らす。ああまただよこれだよ同じだよ。「禁断」の前世篇というか前世代篇とでも言うべき「囚――愛玩少女」(その設定はミゴトなまでの後付け。まあ「禁断」執筆時からじわじわそういうカンジでやっていきたぁ〜い♪ と思ってはいだのだろうが、唐突過ぎて「……」だった)も基本は同じ。それは皆何もかも運命の為せるワザ〜♪ で押し切るのが真芯タンまんがである。でももうおなかいっぱいだってば。強引で自分勝手でカネだけなら持ってんどー! な野郎に身もココロも奪われちゃうのはぁんVv みたいなのはもういいから!! 期待するだけ無駄なのかねえ。何というか、やれば出来るコなんだ、という気持ちを捨て切れない作家さんではあるのだが。でももう「ああ、はいはい、同じハナシしか描けないし描こうとしないヒトね」と割り切るしかないのかもな、と思うしかないのかもしれない。 野郎は自分の想いを秘めたままでヒロインに明かそうとせず、ヒロインをこれでもかと泣かせてから告白タイムに突入、さらにはえろもーど発動。これもお約束。好きだったダレカさんの面影を追っていたけれど今はお前だけだよ、というハナシも、すでに「囚」でやっちまってるっつの。 野郎に付き従う男、ちょっかいを出したがる男、というのももはやお約束らしく、このハナシにも登場する。で、どいつもこいつもヒロインに何かしらの感情を抱いてしまうらしき所も全部すべてまるっとスリっとゴリっと……これメディアも作品も違うよ――まあとにかくどこまでも似たよーなもの、類似品、でぢゃう゛ー、でしかない、のであった。 これで満足出来る読者、てのは一体どういう層なんだ。アレか、スポ根まんがしか描かない作家さん、とか、ファンタシィ以外は描かない作家さん、みたいに、「身勝手で金持ちの野郎と外見幼女的ヒロインが主従関係に近い状態で恋愛ごっこに励むオハナシを描く作家さん」として捉えて、何らの疑問も不満も期待も抱いてない、のか? それはそれで作家としては不幸なことだと思うが、何しろ、作者の側に危機感が感じられず(実はあるのかもしれず、それを吐露しないだけかもしれないけれど。せめてそうであって欲しいものだ)、自分の「萌え」について嬉々として語るに終始しているのを見ると、何だかやるせない気持ちになってくる。 「描きたいもの、いっぱいあるんです」。そりゃ嘘だったのかい。ラクな道に逃げてんのか、それとも「この程度」でしかなかったのか。……全部か? 男性キャラの馬面化現象もまだ治まっておらず、ヒロインのぶちゃいくさも改善されず(というよりも類型化通り越して形骸化していると言っていい程、作者にとってデフォルトな設定のままの絵でばかり描かれてしまう。何だあの下ぶくれろりヅラオンナは)。ロングとアップでの絵のギャップのヒドさも健在だし。あと、いい加減着衣のままでのセックスての、やめろ。それもパタアン化してて、何らの新鮮味もないから。というより、サカってるだけ、その方が何かヤラしいでしょ? と言わんばかりでつまらん!!(より過激にしろ、とか、そういう意味ではなくて、形骸化し過ぎている今の状況がどうにもつまらない、という意味で。それと、えろに頼らないと面白いハナシってのは描けないもんなんだろうか? ひっそりまいるどえろ小説書いてる私が言うのも何だけど) 身銭切って買ってまで文句つけるんだから私も大概馬鹿なんだが(はははははははは。←渇き切ってる笑い)。 このまま進んで、飽きられて終わっちゃう、のかね。もっと心情を丁寧に描き込んで、物語のあちらこちらにメリハリつけて、自分の萌えがどうのこうのではなく面白い作品にするには自分の持てるポテンシャルで何が出来るか、とか考えて欲しいんだけどなあ。描く気は満々らしい…けど、最近は何となくそれもちょっとアヤシイ。かなりパワア・ダウンしてる気もするし(だいたい、これでもか、と描きたい話があるひとが同じような設定で同じようなハナシばっかり描くだろうか。「定型の美」はーれくいんはまた別よ♪ ←と言いつつもあまりに同じハナシばかり書く作家にはやはり腹を立てるが)。 ええ、2巻だってちゃんと買いますよ。新刊で。数日後には「○○○オフ」にあるでしょ、と判っていても買いますよ、ええ。 |
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