ゆっくり味わうように。
わたしの紅茶生活―おいしい楽しい12ヶ月のティータイムズ
山田 詩子
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大好きな「12ヶ月」モノで、大好きな山田詩子さんが本を上梓された。嬉しい♪ 紅茶とその周辺のあれこれにまつわるエッセイが読めるのだろうと期待していたら、まさにその通りの内容で、1月から順番に、季節の楽しさ、美味しい紅茶、紅茶にぴったりのお菓子やティ・フード(レシピ付)の紹介、ティ・シングスのこと、日常のあれこれ……えとせとら。

これまでに出された本にもやや似た傾向のものがあったから、ややネタかぶりするかも、なんて失礼にも思っていたのだけれど、そんなこともなく、より御自身にとって身近な話題(お子さん手作りの新聞なんかも載せられていて、とても微笑ましい)だったりで、直接的に「紅茶」のあれこれではなく、タイトルに偽り無く「紅茶のある暮らし」について、かなり個人的なことも含めて書いてある。個人的な事柄も多いものの、「そんなこと言われても他人のワタシにはわかんないよ」なものではなくて、ちゃんと「ああ、なるほど」と思わせてくれたり、「そうか、そういうのが好みなんだ」と山田さんの人柄や暮らしぶりが伝わってきて、何だかより身近に感じられるのが嬉しい。

「カレルチャペック紅茶店」が、近年歳追う毎に功利主義的というか、何だか儲けに走ってるように見えるなあ、と思って勝手に残念に思っていたりしたけれど、山田さん自身がより日常を楽しめるものを、と考えて考案されたグッズとしてあれやこれやが生まれたのかな、と思えるようにもなったり(でも、紅茶専門店でバス・グッズが買えるのって、やっぱりちょっと違和感が・笑)。
そうは言っても、自分が知った頃(1998年くらいだったか…)から数年間にかけて、がいちばん好きだった。紅茶の種類もガーデン・ティ、ブレンド、フレイヴァ、ハーブとあれこれ色々あって、それぞれに特色があって楽しかった。缶が茶葉の種類によって色分けされてるのも好きだった。蓋が二重になっていて、シンプルだけど使い勝手の良さがあるのと機能性の高さも兼ね備えている所が大好きだった。ティ・シングスはシンプルで使い勝手が良くて上品な仕上がり。
最近、妙に可愛らし過ぎるような、と思っていたけれど、ふたりのお子さんを持つ「お母さん」としての側面も出るようになったのかな、と思ってみたり。同じように子供を持つ「カレル」ファンには嬉しいことなのかもしれない。好きな山田さんのイラストが入ったグッズが自分の生活の中にさらに溶け込んで馴染んでゆく、というのは。

それでも、ひとりでじっくり紅茶を味わう朝や夜があって、気の置けないひとたちとの楽しい時間があって、子供たちや家族と過ごすティ・タイムがあって、とただ「お茶を飲む」「だけ」の行為がとても豊かなものであることが改めて実感出来て、ほんわかした気分になれる。

夜寝る前に、じっくりゆっくりゆったり、読みたい分だけ読んで寝る。ひと月分の時もあれば、ほんの数編の時も。一篇一篇はそれほど長くないからだれることもない。もっとも、ずっと読んでも飽きもしないのだけれど。

これから紅茶がますます美味しくなる季節。飲みながらのんびりした時間を過ごしたいなあ、と思う。
【2006/09/21 23:17 】 | ほん:えっせい系。 | コメント(0) | トラックバック(0)
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