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ピクニックの楽しい時間
桑原 奈津子 ![]() それ程遠い場所でなくてもいいし、大人数である必要もない。気心の知れた数人で、持ち寄りの簡単な料理を手に手に、ぶらりと出かける。程良い日陰を見つけたら、何かを敷いて座り込む。あとはゆったりと食べ物を頬張りながらゆるゆると時間を過ごす。いちばんの御馳走はおしゃべり。 ――というのが、自分の中の理想のピクニック、だろうか。 元々大人数はあまり得意ではない方だし(大人数なのにそれぞれがそれぞれにちゃんと楽しみつつもひとつのことで盛り上がれる、というのは好きだが)、騒ぎたい方でもない。 一度だけ、ひとりで朝からいそいそとちょっとしたものを用意して、住んでいたアパアトから少しだけ遠い公園まで出かけて、のほほんと過ごしたことがある。思っていたよりもひとが多かったのを除けば、暢気に過ごせて、自分がつくったものがいつも以上に美味しいと感じられて、ササヤカではあるけれどシアワセな気分を味わえた。まあ、ハタから見ると「ひとりで何してんの?」という光景だったけれど。何しろ、ちとガーリィな出で立ちでアウトドア風味とは程遠い格好をしつつもひとりぽつねんと過ごしていたので。携帯用のポットに詰めた飲み物をちびりちびりと飲みつつ、2〜3冊積み重ねておいた本を寝そべって読んだり。。そんなの家で出来るじゃないかと。 コデカケ(おでかけよりも小規模なので・笑)程度でもちょっと手間をかけたりするだけで、いつもとは違うものになったりするのは、楽しいことだと思う。この本はそれを体験させてくれそうな気がして気になっている。欲しいなあ。 レシピが中心だそうだけれど、ピクニックに役立ちそうな小物だとかそういったアイテムにも言及しているらしいので、ますます興味が湧いてしまう。 ピクニック。「ちょっと特別なカンジ」なのが、いい。 |
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紙のもの
![]() 子供の頃、「りぼん」や「なかよし」といった、所謂付録付の幼年雑誌を購入していた時、読者からのお便りで寄せられる質問で何度か見かけるものがあった。曰く、 「付録に、○○や、××みたいなものも付けて欲しいです」。 それに対する答えもまた、似たり寄ったりであった。 「△△という法律があって、雑誌の付録にはプラスティックを使ったものなどは付けられないことになってるんです。ごめんね!」 しかし、時は移り変わり、気づけばプラスティックや樹脂素材のモノなんてごくフツウに見かけるようになってしまった。何しろカラー・ペンのセットだ、ペン・ケエスだ、ミラーだコオムだとまあゴーカ。布製もごく一般的になってしまった。 私が現役で買っていた頃は、それこそ紙製のもの、せいぜいが塩ビ素材のものくらいで、布製だプラスティックだ樹脂製だとなれば、もう全プレ(今は「全サ」という言い方の方が定着してるのかな? まあ確かに、自分で料金全て負担しておいて「プレゼント」は妙なのだが)。 しかし、そういった制約のある中、雑誌社はこぞってその「制約」の中で様々なものを生み出して、私たち読者を喜ばせてくれた。小学生時代は、結構女子は雑誌の付録をフツウに使用していた。ファイルだとかバインダアだとか、「ちょっとお姉さん気分」を味わわせてくれるアイテムを、使ってみたいオトシゴロだったのだ。それは今でも変わらないと思う。だから、……ブレスレットだとかシュシュなんかも付いちゃう訳だろうし。 自分の部屋を彩るインテリア系もなかなかに充実していて、厚紙で出来たそれらを組み立てると、マルチ・ボックスになったり、蓋付の宝箱になったり、キャンディやおやつを入れるのに適した器になったり、スゴイ時は机の上をシステマティックにしてくれるものがどどんと付いたものだった。 意外なまでに丈夫で、一時は雑誌の付録の「インテリア」で部屋中が溢れかえっていたこともある(今思うとハズカシイのだけれど)。マガジン・ラックまであったよなあ。それも紙製。 そのためなのか、雑誌のおまけや付録というものが、プラスティックだとか、「より実用性の高いモノ」「市販品のようなつくりのもの」になってしまい過ぎることが、少しだけ寂しく感じられてしまう。 紙でここまで!? ってのが、いいと思う、んだけど、なあ。自分で組み立てて部屋を彩る、てのがさあ。ペンのセットなんて、ステイショナリィ売場で買えるじゃん。まあ付録だと数百円で雑誌に他の付録まで手に入って、お買い得というか安上がりだけど。 そんな私なので、この本にはどうしても惹かれてしまうのである。未だに、切り抜いて組み立てる○○、とか大好きだぞ。
そこにズバリ「紙のもの」である。……欲しいがな。 様々なモノ、ジャンルのものがズラリ、でも全てとにかく「紙のもの」。いいよいいよー♪ 紙製大好きーVv アナログといわば言え。紙故に驚かされたり(サブタのポップ・アップ・ブックとかね!)加工しやすかったり、逆に難しいけれど紙でなくては出せない味わいだったりするものがあれこれ掲載されてる訳ね! 見たいわー。 児童向けの付録も、紙製のがいい。大好きで沢山遊んだら、壊れるものなんだよー、とわかるし、壊れるものなら大切にしようと思うでしょう。カナシイことではあるけれど、いっぱいいっぱい遊んで、ダメになってしまっても、処分するのは比較的簡単だし(心情的には辛いものだけれど、……何しろ破けるし燃やせるし燃やしても有害ガスは出ないからね……)。ずっと保存しておきたくても難しかったりする。それは、否定出来ない。でも、それ故に募る愛おしさもまた確かにある。 「紙のもの」。大好きです。email より手紙にインクで綴られた手紙の方が愛しい。メエルの刹那さも悪くはないけれどね。 |
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ジャム食本 (AC MOOK)
福田 里香 ![]() アマゾンでは既にマーケット・プレイスでしか入手不可能となり、どうしたものかと思いつつも一か八かでbk1にオーダー。「取り寄せ」対象商品になっていたので半ば諦めつつの注文だったのだが。 無事に入手出来ますた(涙)。 以前福田さんの本を逃して以来もう悔しい思いはしたくない、と思っていたのだけれど、思いの外アッサリ絶版状態になってしまうためまたしても逃しそうになったのだけれど、bk1のおかげで手に入れられた。ありがとうbk1! まず、「ジャム食本」と銘打ち、ジャムに関するレシピのみかと思いきやさにあらず。ジャムをはじまりに、スウプやシロップ、果てはマリネやバタにまで至る、果実+αを楽しむための本。 前半はなんと苺だけで結構な頁を割き、それを「基本」として丁寧に紹介。福田さんの中ではいちごジャムが全ての基本のよう。国や地方によって違うけれど、日本ならいちごかな、と。赤は食欲をそそるし、確かにいちごは人気のある果物。それに、パンやヴァニラのアイスに赤いジャム、という「絵」は実に様になる。 そんな訳で、福田さんによるジャムづくりのレッスンはまずいちごを美味しく仕上げるところから。そして、基本が出来たらあっという間に応用編に突入。いちごのジャムのヴァリエイションは勿論、あたたかいスウプやマリネでの楽しみ方を御紹介。ベリィのあたたかいスウプ、美味しそう。 そして、苺を楽しみ尽くしたら(?)、お馴染みの柑橘系や杏、梅といった材料が登場。しかも、考えたことのない組み合わせでの楽しみ方まで提案してくれていて、てづくりが大好きなひとにとってはどれも試してみたくなること必至であった。ホワイト・チョコレイトとバナナのジャム、白桃とラヴェンダア、乙女心をくすぐりつつもきっと美味であろうあれこれが並ぶ。 また、ジャムを使った料理や楽しみ方、お裾分けにもってこいのラッピング方法まで紹介してくれるのが流石といったカンジ。 これまた相変わらずの美しいヴィジュアルと共に、実用性と遊び心たっぷりのレシピ。眺めるだけでも何だか豊かな気分になれるのが素敵。 |
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BRUTUS (ブルータス) 2008年 7/1号 [雑誌]
![]() まんがネタでの特集だったこともあって購入。まんがネタ、というか、「井上雄彦」の特集、なんだけど。 「SLAM DUNK」は所々読んでいて、全巻通読したことがまだない。……まだ無いんだけど、流川と桜木が初めて試合中に掌同士を叩き合って互いへの感情や思いをぶつけ合ったあのシーンは憶えているし、負けて泣く桜木の姿も、何よりもバスケが好きなゴリの真剣さも、憶えている。 その後講談社の雑誌で「バガボンド」の連載を始めた時は少なからず驚いたし、でも評判の高さには何らの疑問も持たなかった。 動く人間の身体の逞しさと美しさ、動きそのものの美しさや確かさ、そういうものがあるから、絵的には様になるだろうし、ストーリィもきっと面白いだろうとも思っていた。 「井上雄彦 最後のマンガ展」に連動しての緊急企画だったようだが、まずまずのまとまり具合で、井上氏本人へのインタビュウ等もあり頁数の割に読み応えはあった。取捨選択が大変だっただろうな、と思う。 語り出したら、止まらないもんでしょ。好きな映画とか監督とかまんがとか。だから、何を語って(取材し、記事を書いて編集し掲載するか)、何を語らないか(限られた頁でどれだけの何を伝えることに絞り込むのか)、編集子はやり甲斐のある苦痛を味わったんじゃなかろうか。 読む側も「物足りない!」と思うひとも居れば、「お、こういう切り口もあるのか」という発見のあったひともいたのでは。 私はまず「あー、読みてえな」だった。やはりまず作品ありきなのに、何だっていきなり「特集記事」読んでんだか↓ 今読んでも面白い「SLAM DUNK」、まだ終局を迎えていない「バカボンド」、いずれにしてもこれから先も廃れることなく愛されてゆくのだろう。 でも、「SLAM DUNK」はあれで終わって十分、だなあ(ほんの少し語られたその後は含める)。集英社は人気作品だから終わらせたくない、jこれはあくまでも「第1部」が終わっただけです、と言っておきたいんだろうけど、何でもいつか終わりが来るんだからさあ。 ゴリだってずっとずっと続けてたかったとしたって、高校生活は3年しか無いからこそ真剣にバスケやってた訳じゃん。万感の思いに涙したんじゃん。花道だって流川だって同じだし。いや、その後実業団チーム入るのかもしんないし、プロになるのかもしんないし、渡米すんのかもしんないけどさ。辞めるのかもしれない訳だし。 あれは、期間限定で燃えるだけ燃えるからいいんじゃん。高校生で居られる時間は限られてるからいいんじゃん。あのチームであのメンバアだからいいんじゃん。 そう思うから。あれで終わって、それでいい、と思うんだ。 あー、スラダン読みてえなあ! スラムダンク 完全版 全24巻セット 井上 雄彦 ![]() |
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曇天
![]() フラットで張りがあって、太めで伸びる声。英語に頼ることなく、端的で無駄のない歌詞。ストイックでシンプルな楽曲に、絶妙なアレンヂ。冒頭から惹き付けて、そのまま最後まで引きずられている内に、そのほんの数分は過ぎてしまう。 やっとリリィス! やっとフルで! 聴けました(涙)。 ああ、何て格好いいのか! 鼻穿るヒーローとかゲロ吐くヒロインが出る作品だけどオトコマエな「銀魂」に曲を使わせてくれること二度目にして今回はOPですよ。もうテンション上がりまくるぜ! OPのの映像がまたこれに合わせてシリアスかつ格好いい仕上がりなのがたまらん(「白夜叉」時代の銀時やヅラたちの激闘ぶりが一部垣間見られて、えらいことシビレるのだが、ビミョーに何故この時期? つか、「BA○DAI」とか玩具とか出すための策略じゃね? 的作為を感じないでもないが格好いいので許す。←偉そう)。 だらだら長い曲ではなく、ぱん! と始まってぱん! と終わってしまうんだが、その間は息をするのを忘れそうな程のめりこんでしまう。 いい曲だわ……。 「修羅」も良かったし大好きだけれど、この「曇天」もいい。前回が華と血の赤なら今回のは鈍色の空と刃の銀か。 いいっす。もうへう゛ぃろて。 |
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エア・ギア 21 限定版 (21) (プレミアムKC)
大暮 維人 ![]() さてまたまた限定版。加筆修正も多分アリ(私が確認出来たのは1号分くらい。その時だけ雑誌購入したから↓)で、ちょっとした豪華版、でもある。 カヴァのイラストからも判るように(?)アキト/アギトがメイン。ここしばらく元来のフィジカル面の不十分さ――弱さを克服すべく、ひとり研鑽を積むアギトに襲いかかる者が……という訳で、ほぼ一冊まるっとアギト個人バトル篇状態。 故に、「エア・ギア」という物語の進展を期待していたひとにはやや腰砕けな内容なのかもしれない。……私は相変わらず「うん、ちょっと中だるみ部分になっちゃうけど、面白いかな」と読んでいたけれど。 いやでもまさか、アキト/アギトに更に……という展開は考えてなかったッス。科学技術や論理が今より格段に上の世界らしいから、まあ、あるのかもしんないけど、けど、……いやいやいやいやいや、それは、ちょっと……。 新キャラ・ウェル(正しくは「ウェルキン・ゲトリクス」だとよー)は通称「オルカ」。「リヴァイアサン」対「オルカ」、水棲生物同士の一騎討ちですよ(いや、それはなんかチガウ……)。カエサルとかいう噛ませ犬も登場しはしたが(笑。ホントに、見事なまでの噛ませでせつないくらいだった)。 何処か似ているようでいて異なるふたりのそれぞれの闘いっぷりは、相変わらずの流麗な絵で描かれていて、ある意味うっとりもの。ぐれっち、ホントに絵は群を抜いて巧いよなあ。 また、加えてこれまでちょこちょこと匂わせてあった、中山とちょっとイイカンジVvになってるのが個人的には嬉しいVv 色恋沙汰とまではまだまだ行きそうにないふたりなんだけど、せめて「バディ」としてでもいいから、距離が縮まってくれんもんだろうか。アキト/アギトはすぐ壁作っちゃうから。最近は「ビグザム並」(笑)と言われた心の装甲もやや解除されつつあるけども。 人工呼吸して中山を蘇生させねばならなくなった時、アギトの取った行動がいいです(笑)。青春だよね(笑)。 今回の限定版に付属したのはピンズ3種。「白狼会」、「トライデント」、「ベヒーモス」。「白狼会」はちと意外だったけれど、どーやらぐれっちのお気にのひとつらしい。ま、いっか。「トライデント」は素直に嬉しいかなー。 物語も進んで欲しいし、最近姿を潜めている梨花の行方やら心情・思考やら、気になることだらけで、今後の展開にさらに期待するばかり。 |
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新世紀エヴァンゲリオン 綾波レイ ゴスロリノワール Ver. (1/7スケールPVC塗装済み完成品)
![]() またしても「文法的に違う気がしてならない」ゴスロリ・ファッションに身を包んだレイのフィギュア。これなら前見たヤツのがまだマシだな。これはもう、そもそもふぁっそんそのもの、衣服のデザインそのものがイケてない分余計に「アチャー」な出来になっちゃってる。 ロング・スカアトなら少しタイトでもいいけれど、これくらいの丈ならもっとパニエに凝ってもいいと思う。おぱんつ覗けるのがいいならゴスロリにはせんでもよかろう。パニエで幾層ものフリルにボリュウム、がいいなあ。 袖口も、どうせなら襟元同様のレエスが欲しい。白のカフスならジャージっぽくこんなフィットしたカンジより大きめのが好みだなー。で、レエスアリとかで(全体的なバランスによってあり・なし変わってくるけど)。 あ、そうか、そもそもこれが何かこう、シャリ感のない、ジャージっぽい素材の服着てるみたいだからちょっとダサめに見えるんだ。衣服の表現として甘いよなー。 何よりがっかりなのは帽子……。 せめてヘッド・ドレスか、帽子モティフのヘッド・ドレスにしてー!! 顎辺りで結ぶリボンもナシのこれでは工藤ちゃん@探偵物語ではないか。メンズライクな(ゴスロリ的に言うと「王子的な」、ってカンジか?)コオディネイトならまだしも、ガーリィ路線でこれはちょっとないわー。王冠モティフでもいいんだよ。もっと服がゴオジャスなら。 靴も、もう少しゴツめ、厚底でヒール高めのが良くないかね? ツートンなのはいいんだけど。デザインがイマイチ過ぎる。「無駄な高級感」が欲しい所なのに。いちきゅっぱで買える合成皮革な靴のようよ。むう。 全体的に、コスプレイヤー初心者が必死でつくった衣装、みたいになっちゃってて、何ともガッカリな作品。折角つくってくれるなら、もっと凝って欲しい。「ゴスロリ」と銘打つなら、何処ぞのメゾンひとつでも立ち上げられちゃいそうなくらいあれこれ見てきて自分なりに「これが俺的ゴスロリふぁっそんじゃあ!!」観を持ってからつくってくれたら良かったのに。 いや、多分、そういう「オレ的ゴスロリふぁっそん観」あってコレなんだろうけど。ちょっとやっつけっぽい。あれは凝ったらキリがないとはいえ、あまりにも。 ゴシック&ロリータバイブル vol.27 ![]() こういう、三原さんくらい色々なもの吸収した後に生まれる、お約束を踏まえたオリジナリティ出来てから挑戦して欲しいなーどうせなら。どうせ「いいものつくりたい」と思ってくれるなら。 色んな意味でがっかりだぜ。 |
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